JPH0889972A - 酸性水の造水器 - Google Patents

酸性水の造水器

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JPH0889972A
JPH0889972A JP25486694A JP25486694A JPH0889972A JP H0889972 A JPH0889972 A JP H0889972A JP 25486694 A JP25486694 A JP 25486694A JP 25486694 A JP25486694 A JP 25486694A JP H0889972 A JPH0889972 A JP H0889972A
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JP
Japan
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water
pressure
shower
acidic
generator
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Pending
Application number
JP25486694A
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English (en)
Inventor
Shigeo Tochikubo
滋夫 栃窪
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TYK Corp
Original Assignee
TYK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸性原液を加圧する水道元圧が造水器に長く
籠もらず、吐水停止後、酸性原液が吐水側に滲み出るこ
とを防止、且つ、直後に原液のキャップを開けることに
より、原液が飛散するのを防止することを目的とする。 【構成】 造水器本体1上部にエアチャンバー7を設
置、加圧水パイプ13をエアチャンバー7の上部に開
口、加圧水を導入する。 【効果】 吐水停止直後にも、補充、点検のためのキャ
ップを開けても液が飛散せず、また酸性原液がシャワー
などの流路に滲み出ることがなく安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常、家庭用、業務用
として、美容、医療を目的とした洗浄用の酸性水の造水
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、健康増進を目的としたアルカリイ
オン水を作る電解装置に副次的に生成される酸性水は、
美顔、美容用、殺菌用として効用があるとして推奨さ
れ、プライベイトユースに供されているが、生成量が僅
かで、家庭用としても、せいぜい美顔用として使える量
でしかなかった。しかしながら、医療現場では、医療に
従事する医者、看護婦はもとより、入院、通院患者が殆
どの薬品にも高耐性を有する病原菌による院内感染症の
恐怖は切実であって、対処の方法が検討されているが、
十分でなかったり、高価過ぎてしまう欠点があった。ま
た、美容、理容に従事するものの手荒れは改善策がな
く、職業病とされている。さらに、家庭での美容上の問
題では、女性であれば誰しも、20才を過ぎれば、老人
性色素斑、血管種など悩みを持つことになるが、その進
行を食い止めるために多大の金銭を投下している。そこ
で、医療の殺菌用として、大掛かりな電解装置による酸
性水生成を利用する提案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生成す
る量は、やはり少量であり、貯液タンクを設けても、大
規模な院内全部を賄う程の容量の確保は到底不可能であ
り、医者が僅かに殺菌用として利用出来る程度である。
従って、病院での風呂、シャワー用は勿論、アトピー性
皮膚炎、細菌性皮膚炎などをシャワーによる全身消毒用
として在宅で使用することは全く考慮外であった。もち
ろん、美容院での美願、美容に供することは不可能であ
った。そこで、本願出願人は、造水器に酒石酸、リンゴ
酸、クエン酸などの溶解量の多い酸性薬剤の水溶液を充
填し、吐水からバイパスなどにより、冷温水を導いて酸
性水を作り、多孔質のフィルターから溶解量の多い分、
極めて微量の、所定量を制御透過させ、シャワーなどへ
の流水に混合して、所期の酸性度とすることが出来る酸
性水の造水器を提供した。しかしながら、水道管から直
結となるバイパスからの水圧は、多孔質のフィルターの
気孔径、気孔率が極めて小さいため、吐水が終了した後
も、造水器内の圧力が抜けず、酸性原液が滲み出る問
題、一般ユーザーの使用直後の点検の危険性などが懸念
されることとなった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、クエ
ン酸などの容解量の多い酸性薬剤の飽和水を充填した造
水器への加圧をシャワーなどの吐水流路途中から分岐さ
せ、停止時には、大気開放となるシャワーヘッドなどと
連通、圧力を抜くことが出来、酸性原液が吐水停止後
も、吐水通路に滲み出ることを防止し、且つ、即、圧力
を抜くことが出来るため、使用直後の点検の安全性を確
保することが出来る酸性水の造水器を提供するものであ
る。
【0005】また、本発明の他の目的とするところは、
造水器の液面上部に突出したエアチャンバーを設け、エ
アチャンバー上部に加圧水パイプの開口部を設けること
により、使用停止時においても、常に酸性原液がシャワ
ーなどの流路に逆流することを防止出来る酸性水の造水
器を提供するものである。
【0006】
【作用】即ち、造水器本体をステン、アルミ、樹脂など
により、耐圧構造とし、本体内を貫通、密閉構造にして
構成する所期の気孔率、気孔径を有するセラミックス、
黒鉛、樹脂、金属などのフィルターを設置、液面上部に
突出して設置したエアチャンバー上部からの導入加圧水
により酸性原液を一定量に制御してフィルターを透過さ
せ、内部に流れる水道冷温水に混合、弱、強酸性にして
皮膚、髪の収れん、殺菌作用を及ぼしめるものである
が、使用直後にも、酸性原液が滲み出ることを防止出
来、また、圧力が直後に抜けるため、点検に際し安全で
あることを特徴として構成したことを要旨としている。
【0007】本発明による、酸性水の造水器の仕組みを
実施例に従って説明する。造水器本体1は、ステンレス
を製罐したものであり、底部2を全周溶接し、底部2に
は、エルボ3を溶接している。上部の蓋4は4mmの厚
肉のステンレスをプレス抜きしたものであり、キャップ
5をネジ止めする流出口6とエアチャンバー7を溶接固
定している。流出部口金8とエルボ3は、O−リング9
によって水密され、流出部口金10とキャップ5とは、
平パッキン11により水密されている。黒鉛フィルター
12は流入部口金8、流出部口金10の内周を接着材に
より水密固定している。造水器本体1内部には、実施例
では、クエン酸の飽和液を充填しているが、黒鉛フィル
ター12を透過させる圧力を得るため、エアチャンバー
7に上部に開口した加圧水パイプ13から水道水を導い
ている。飽和溶液が枯渇した時には、エアチャンバー7
のキャップ14を外し、原液を補充する。その際、図示
していない、ロートなどを用いると便利である。
【0008】実際の使用状況を説明する。実施例の黒鉛
のフィルター12は、気孔径0.5μm.気孔率12%
の素材を直径35mm,厚さ7mm、長さ250mmに
円筒状に加工製作したものである。造水器本体内部に
は、実施例では、日本薬局方、食品添加物として認可さ
れている、クエン酸を、造水器の容量の水3500cc
に対し、20℃での溶解量約1.8kgを入れ、飽和水
溶液を作り、図3の造水器本体1に設置したエアチャン
バー7のキャップ14を外し、造水器本体1の上面一杯
に満たし、エア溜まりのあることを確認してキャップ1
4を再び戻した。その時のpHは、2.05であった。
水道の元圧1.5kg/cm3を加圧水パイプ13に導
き、造水器本体1の内部を1.5kg/cm2に加圧
し、シャワー側は、減圧弁により、1.0kg/cm2
に減圧し、0.5kg/cm2の差圧として実施する
と、黒鉛フィルター12の気孔径、気孔率が圧力損失と
して極めて大きく影響するため、黒鉛フィルター12の
濾過面積274平方センチメートルでは、20℃の時
に、pH2.05の飽和溶液が0.41cc/分で透過
し、pH5.5の温水流量、10リットル/分に混合す
ると、所期のpH3.5となった。吐水経過とともに、
水道水が造水器本体1内部に導入され、原液を希釈しつ
つ黒鉛フィルター12を透過して行くが、エアチャンバ
ー7内部の空気層は、水道元圧で加圧圧縮され、極く一
部が溶け込むものの、全体量の変化はないに等しい。造
水器本体1内に空気層が存在し、少なくとも、水平位置
以上にある空気の抜け穴が開口している場合には、層厚
の減少も考えられるが、実施例の場合には、考慮しなく
ともよい。但し、念のため、エアチャンバーの高さはな
るべく高く、直径は、造水器本体1の直径、加圧力に鑑
み、適宜変える必要がある。実施例により、圧力を変化
させながら幾度となく、弁の開閉をくり返したが、酸性
原液が逆流して来ることはなかった。なお図中、15は
内支持体,16は外支持体,17は自在エルボ、そして
18は可変式減圧弁である。
【0009】
【発明の効果】上述のように、本発明による時には、造
水器本体に透過量を制御する円筒状の黒鉛あるいは金
属、樹脂のフィルターを装填、または造水器本体上部に
水道元圧により造水器本体内を加圧する加圧パイプの開
口部を上部に設けたエアチャンバーを突出させることに
より、造水器本体に充填されるクエン酸などの酸性原液
が、吐水停止時においても、吐水に逆流することのない
実益を有する。
【0010】また、本発明による時には、吐水停止時に
おいて、造水器本体内部の圧力が直ちに大気圧に降下す
る実益を有する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構造を説明する応用製品の断面図であ
る。
【図2】本発明の構造を説明する一部欠載部を有する斜
視断面図である。
【図3】実際の美容洗髪に於ける使用時の取り合い図で
ある。
【符号の説明】
1 造水器本体 2 底部 3 エルボ 4 蓋 5 キャップ 6 流出口 7 エアチャンバー 8 流入部口金 9 O−リング 10 流出部口金 11 平パッキン 12 黒鉛フィルター 13 加圧水パイプ 14 キャップ 15 内支持体 16 外支持体 17 自在エルボ 18 可変式減圧弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/00 K 1/50 532 C 540 D B 550 C 560 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧、耐薬品性の金属または樹脂により
    造水器本体を構成し、洗浄吐水などの流温水に混合する
    と酸性水になる人体に害が少ない粉、粒の薬剤を充填
    し、導入水により水溶液とし、または水溶液自身を充填
    し、水溶液を造水器本体に設置された冷温水の流入、流
    出口を有する円筒状の多孔質のフィルターから、シャワ
    ー流水と連通した温水、冷水圧または、空圧により加圧
    滲み出させ、シャワー吐水時には、フィルター内部また
    は外部を通過する洗浄用の流温水に混合し、弱、強酸性
    とし、皮膚、毛髪の収れん作用、殺菌作用を付加するこ
    とが出来、シャワー停止時には、シャワーヘッドの散水
    板を通して、即大気圧に戻し、造水器本体には、シャワ
    ー使用時以外、内圧がこもらず圧力タンク構造となら
    ず、未使用時の酸性原液の漏出を防止し、常に、安全容
    易に造水器内部を点検出来る酸性水の造水器具。
  2. 【請求項2】 液面から突出したチャンバー内に空気を
    保持することにより、吐水を止めて圧を減じても、チャ
    ンバー上部に開口設置した導入水のパイプに連通してい
    る洗浄吐水の流路に酸性原液が逆流することを防止出来
    る酸性水の造水器。
  3. 【請求項3】 チャンバーの直径が5mm〜50mm,
    内部空間の高さが10mm〜300mmの範囲にある請
    求項1および2の酸性水の造水器。
  4. 【請求項4】 液面から突出したチャンバーの上部を透
    明のガラス、樹脂とすることにより、空気の存在を容易
    に知ることが出来る酸性水の造水器。
  5. 【請求項5】 洗浄吐水側への通路部分で、且つ、造水
    器本体への導入水部の先に定量弁、減圧弁、開閉弁を取
    り付け、洗浄吐水側の圧力を減じ、造水器内部圧が洗浄
    吐水圧力よりも高く設定し、確実に酸性原液をフィルタ
    ーから滲み出させることが出来、酸性度を調整自在とす
    ることが出来る酸性水の造水器。
JP25486694A 1994-09-21 1994-09-21 酸性水の造水器 Pending JPH0889972A (ja)

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