JP2017080526A - 炭酸ガスマイクロバブル発生器 - Google Patents

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重治 小星
Shigeharu Koboshi
博 吉本
Hiroshi Yoshimoto
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Abstract

【目的】本発明の課題は、炭酸ガスによる血行促進等の健康増進効果を高め、適度な濃度の重炭酸シャワーを長時間享受できる効果を発揮することであり、炭酸入浴錠剤の溶解速度を最適化し、錠剤を長持ちさせ、錠剤の交換頻度を減少させることで、ランニングコストも抑えることができると共に、一般に流通しているシャワー機器に取り付けることができ、錠剤を簡単かつ容易に短時間で交換・装填することができる構成の炭酸ガスマイクロバブル発生器を提供することである。
【構成】湯水の送水経路に設けられ、炭酸ガスマイクロバブル混合水を吐出する炭酸ガスマイクロバブル発生器であり、シャワー機器とホースとの間に配設され、開閉機構を有し、炭酸入浴錠剤を収容するための炭酸入浴錠剤収容部が設けられ、更に、少なくとも湯水の導入口側又は吐出口側のいずれか一方又は両方に、炭酸入浴錠剤に直接当たる水量を調整するための通水制限板が設けられた構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シャワー機器等に取り付けて使用され、血行促進などの炭酸泉入浴効果を著しく向上させると共に、マイクロバブル効果を併せ持つ炭酸ガスマイクロバブル混合水を簡易に得られる炭酸ガスマイクロバブル発生器に関する。
重炭酸塩(炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウム)と、有機酸とを含む混合物を打錠等によって成型し、発泡性組成物(固形物)とすることは、洗浄剤、入浴剤、風呂水清浄剤、プール用殺菌剤等の製品に適用されている。これらの製品(固形物)は、水に投入すると、その成分が反応して炭酸ガスを発生しつつ速やかに溶解する利点を有すると同時に、消費者に快適な使用感を与えるので商品価値を高める効果があり、特に浴剤(入浴剤ということもある。)においては、発生する炭酸ガスの血行促進効果が積極的に利用されている。
一方、マイクロバブルと称される、例えば直径0.05mm以下の微細気泡は、濁水や排水の浄化処理、生活用水の殺菌等に広く利用されており、例えば、水浄化処理施設などの濁水処理槽中でマイクロバブルを発生した場合には濁水中に浮遊している汚濁物に気泡を付着させて浮上分離させることができ、湖沼や養殖池等の閉鎖水域でマイクロバブルを発生させた場合には水中への酸素の溶解を促すことができる等の効果を有するものである。
従来、このマイクロバブルを利用したマイクロバブルシャワーとして、旋回流を利用した水道水圧使用型のものが知られている(特許文献1参照)。
また、炭酸ガス発生成分を湯水に溶解させる技術と、マイクロバブルを発生させて液体中の浄化殺菌を行う技術とを組み合わせたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1の技術は、各種入浴剤の如き炭酸ガス発生体を気体発生体として気液混合装置内に配設し、更に該気液混合装置の吐出口側をシャワーヘッドに接続する構成により、入浴成分とマイクロバブルとを混合した湯水をシャワーヘッドから吐出させ、このことによって、洗浄効果と血行促進等の健康増進効果をも期待できる技術である。
一方、炭酸ガス入浴錠剤をシャワーヘッド内の吐出口付近に収容した技術も知られている(特許文献3〜5参照)。
特開2008−229516号公報 特開2011−194390号公報 特許第4177660号 実用新案登録第3183630号 実用新案登録第3066561号
しかし、上記背景技術に挙げた公知技術に係るシャワー機器では、炭酸ガスによる洗浄効果と血行促進等の健康増進効果が十分に発揮されないという問題があった。
また、上記背景技術に挙げた公知技術では、入浴錠剤が強い水流に曝され、急速に、短時間で溶解してしまい、重炭酸イオンの身体への接触時間が短くなり、身体を温める十分な効果が得られ難い不都合があるだけではなく、前半に高い濃度の重炭酸シャワーを浴びてしまい、後半は錠剤が溶けてなくなり、水だけの淡水シャワーとなってしまうため、シャワーを浴びる1回のバスタイム内で、新たな錠剤に交換しなければならず、洗剤やシャンプー剤等で手が滑る中で、シャワーヘッドの開放部を開けての交換作業は煩雑で行い難いという問題点があることを見出した。
以上のことから、本発明の第1の課題は、錠剤を溶解することによって発生する炭酸ガスによる血行促進等の健康増進効果を高め、適度な濃度の重炭酸シャワーを長時間享受できる効果を発揮することができる構成の炭酸ガスマイクロバブル発生器を提供すること、であり、第2の課題は、炭酸入浴錠剤の溶解速度を最適化し、該錠剤を長持ちさせ、該錠剤の交換頻度を減少させることで、ランニングコストも抑えることができると共に、一般に流通しているシャワー機器に取り付けることができ、該錠剤を簡単かつ容易に短時間で交換・装填することができる構成の炭酸ガスマイクロバブル発生器を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、下記構成を有する。
1.湯水の送水経路に設けられ、炭酸ガスマイクロバブル混合水を吐出する炭酸ガスマイクロバブル発生器であって、
シャワー機器とホースとの間に配設され、
開閉機構を有し、炭酸入浴錠剤を収容するための炭酸入浴錠剤収容部が設けられた構成であることを特徴とする炭酸ガスマイクロバブル発生器。
2.開閉機構が、シャワー機器からなる固定基準体を基準として、360度以内の回動によって開閉可能な構成であり、これにより、炭酸入浴錠剤の交換が可能な構成であることを特徴とする前記1に記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
3.少なくとも湯水の導入口側又は吐出口側のいずれか一方又は両方に、炭酸入浴錠剤に直接当たる水量を調整するための通水制限板が設けられた構成であることを特徴とする前記1又は2に記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
4.炭酸入浴錠剤収容部の少なくとも一部が、透明性を有する材料で形成され、収容された炭酸入浴錠剤を外部から目視可能な構成であることを特徴とする1〜3のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
5.通水制限板の少なくとも一部が、取り外し可能な構成であることを特徴とする3又は4に記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
6.炭酸入浴錠剤の厚みが、その直径よりも薄肉であって、
炭酸入浴錠剤収容部への炭酸入浴錠剤の収容方向が、炭酸入浴錠剤の直径方向が炭酸ガスマイクロバブル発生器内の通水方向と同方向となる構成であることを特徴とする1〜5のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
7.通水制限板が、開孔板又は網状体によって形成された構成であることを特徴とする3〜6のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
8.炭酸入浴錠剤収容部が、一対の壁状体又は棒状体からなる錠剤支持部を有する構成で
あることを特徴とする1〜7のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
9.湯水の導入口側及び吐出口側の両方に、通水制限板が設けられ、
吐出口側に設けられた通水制限板に、通水方向に沿って相対向して形成された一対の壁状体からなる錠剤支持部が設けられ、この一対の壁状体内に炭酸入浴錠剤が配置される構成であり、
導入口側に設けられた通水制限板は、前記一対の壁状体の内側を通過する湯水を通す通水孔が設けられると共に、前記一対の壁状体の外側を通過する湯水を通す外側通水孔が設けられた開孔板によって形成された構成であることを特徴とする3〜8のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
10.収容される炭酸入浴錠剤が、重炭酸塩、有機酸及びポリエチレングリコールの存在下で圧縮成形されて得られた錠剤硬度が15kgf以上又は15HV以上であり、かつ、錠剤を湯水に溶かした直後のPHが5.5から8.5の範囲となり、錠剤の直径が15mm以上であることを特徴とする前記1〜9のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
本発明の好ましい実施態様は、次の通りである。
(1)炭酸入浴錠剤が、重炭酸塩(炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウム)に対し1/10から1/3の有機酸及び1/100から1/5のポリエチレングリコールの存在下に圧縮成型した錠剤において、錠剤を溶解した直後の水溶液のPHが5.5から8.5であり、錠剤の硬度が15kgf以上又は15HV以上の錠剤であることを特徴とする前記1〜9のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
(2)炭酸入浴錠剤が、重炭酸塩の1/100から1/10の範囲で下記無水物を含有する錠剤であることを特徴とする前記1〜9のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
無水物:無水炭酸ナトリウム、無水炭酸カリウム
(3)炭酸入浴錠剤が、n−(ノルマル)オクタンスルフォン酸ナトリウムやテトラデセンスルフォン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ミリストイルメチルアラニンナトリウムから選ばれる1種を含有する錠剤であることを特徴とする前記1〜9のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
(4)炭酸入浴錠剤が、着色成分及び/又は芳香成分を含有する構成であることを特徴とする前記1〜9のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
前記1に示す発明によれば、炭酸ガスマイクロバブル発生器を、シャワー機器とホースとの間に配設することによって、炭酸ガスマイクロバブル発生器に収容された炭酸入浴錠剤が湯水によって溶解され、これにより発生した炭酸ガスは、接続されたシャワー機器内で湯水に曝される時間が得られるので、適度な中和時間を得ることができ、重炭酸イオンへ変化するための時間も得ることができ、重炭酸イオンによる血行促進等の健康増進効果を得ることができる。
また、シャワー機器を通過する時間を要することによって、重炭酸イオンによって湯水のカルキが除去された後、シャワー吐出されるまでの時間を得ることができるため、経皮毒を減少させることにより、健康増進効果をより一層得ることができる。
以上のことから、前記1に示す発明によれば、本発明の第1の課題である「錠剤を溶解することによって発生する炭酸ガスによる血行促進等の健康増進効果を高め、適度な濃度の重炭酸シャワーを長時間享受できる効果を発揮する」という課題を解決することができ
る。
前記2に示す発明によれば、炭酸入浴錠剤収容部への錠剤の交換について、開閉機構の開閉操作が、シャワー機器からなる固定基準体を基準として360度以内の回転というワンタッチ操作で可能であり、該錠剤を簡単かつ容易に短時間で交換・装填することができる。これにより、シャワーの開始時は、湯の温度が低温であるため、適温に温まるまでの間は真水(錠剤を取り外した状態でのシャワー吐出)を吐出し、錠剤の無駄使いを防ぐことができる。また、例えば、最初のシャワーで一次汚れの洗浄を真水(錠剤を取り外した状態でのシャワー吐出)で行い、一次汚れが取れ、全身エステのようなシャワーを楽しみたいと意図した時点で、炭酸ガスマイクロバブル混合水によるシャワーを浴びるため、ワンタッチ操作で錠剤を収容・装填することができる。
前記3に示す発明によれば、炭酸ガスマイクロバブル発生器の導入口側又は吐出口側のいずれか一方又は両方に、通水制限板が設けられたことで、炭酸入浴錠剤に直接当たる水量を調整することができるため、最適な錠剤濃度の混合水を吐出することができる。これにより、マイクロバブル効果により発生した炭酸ガスが、接続されたシャワー機器内で中和され、より最適なスピードで重炭酸イオンに変化しながら使用者の身体全体に接触し、皮膚から血管に吸収される効率を高めることができる。もし、錠剤に直接当たる水量が多過ぎる場合には、発生した炭酸ガスが中和され、重炭酸イオンに変化することができず、炭酸ガスのままシャワー吐出され濃度が上がってしまい、十分な温浴効果が得られないばかりか、錠剤の無駄になってしまうので、この点を解消することができる。即ち、本発明では、吐出量を維持しつつ、湯水と錠剤の接触水量のみを調整し、該錠剤の溶解速度を緩慢にさせることで、該錠剤の溶解時間を延ばし、交換頻度を減少させることができ、ランニングコストも抑えることができるという顕著な効果を発揮することができる。
また、炭酸ガスマイクロバブル発生器に開閉機構を備える構成であるため、収容される炭酸入浴錠剤を、簡単かつ容易に短時間で交換・装填することができる。
更にまた、シャワー機器とホースとの間に配設される構成であるため、一般に流通しているシャワー機器に取り付けることができ、既存のシャワー設備に改造等を加えることなく使用することができる。
前記4に示す発明によれば、炭酸入浴錠剤収容部が、透明性を有する材料で形成されることにより、収容された炭酸入浴錠剤を外部から目視することが可能であるため、該錠剤の溶解状況や、該収容部を通過する水量を視認することができる。
前記5に示す発明によれば、錠剤の溶解を制限していた通水制限板を取り外して使用することができ、短時間で錠剤が溶解し終えるように使用することもできる。
このように使用することで、炭酸濃度を十分に高め、高濃度のシャワーを浴びることができ、炭酸による肌のツルツル、スベスベ感を十分に味わうことができる。錠剤は短時間で溶解してしまうが、新たな錠剤を装填することで長時間のシャワー使用が可能であり、贅沢な使用が可能となる。
また、、十分なシャワー時間を取れない時間的な制約がある入浴の場合など、通水制限板を取り外して使用することによって、炭酸入浴錠剤を短時間で溶解させ、一度のシャワーで使い切ってしまうことができる。このように使用することで、錠剤が炭酸ガスマイクロバブル発生器の中に残り、この錠剤が固まることによって、炭酸ガスマイクロバブル発生器の故障の原因になるといった不具合を防ぐこともできる。
前記6に示す発明によれば、厚みが直径より薄肉の炭酸入浴錠剤が、炭酸入浴錠剤の直径方向が通水方向と同方向に、該錠剤が炭酸入浴錠剤収容部に収容されることで、湯水が
該錠剤に当たる面積を減少し、吐出される水量を減少させずに該錠剤の溶解時間を緩慢にさせることができる。即ち、該錠剤に湯水が直接当たる面積が最小化できるので、通水量を維持したまま、該錠剤の湯水への接触を大幅に減少させて、溶解時間を大きく制限することができ、吐出される水量を落とさずに、該錠剤を長持ちさせることができる。従来から知られているシャワーヘッド内に錠剤が収容される構成では、湯水が、錠剤の平面に直接当たるように収容されているので、吐出される水量を増やすと、錠剤の溶解時間も速まってしまい、快適な吐出の水量と、錠剤の溶解時間を長くすることを両立させることができなかった。
尚、炭酸ガスマイクロバブル混合水のシャワーによる健康効果を得るために必要な時間は、6分から8分であり、平均的なシャワー時間もこの時間内である。1回の錠剤装填で5分から8分の範囲で錠剤が溶解するように設計しても、心地よい水量を得るためには、錠剤の周面に水流が当たり、接触面積を小さく止めることができる本発明を使用したシャワー機器が好ましいことがわかる。
この場合、炭酸マイクロバブル混合水を吐出した場合であっても、血行促進等の健康増進効果を得ることができ、該錠剤を長持ちさせ、該錠剤の交換頻度を減少させることで、健康効果を高めながらランニングコストを抑えることもできる。
前記7に示す発明によれば、通水制限板を開孔板又は網状体によって形成することで、錠剤に直接当たる水量を簡単な構造で制限し、最適な溶解時間を調整することができる。また、必要に応じて、通過可能な水量が異なる通水制限板(例えば、開口の大きさや数を変えて、開孔率を大・小変化させたものであって、通過可能な水量が異なるもの。)に変更すれば、錠剤の溶解速度を調整することができる。開孔板又は網状体は、簡単な構造であるため、通過可能な水量の調整が容易にできる他、メンテナンス性がよく、製造コストを抑えることもできる。
前記8に示す発明によれば、炭酸入浴錠剤収容部が、一対の壁状体又は棒状体によって形成された錠剤支持部を備えることによって、炭酸入浴錠剤を所定の方向に確実に固定することができ、水流を乱すこともなく、簡単な構造で前記5における効果を確実に得ることができる。
前記9に示す発明によれば、炭酸ガスマイクロバブル発生器の導入口側及び吐出口側の両方に、通水制限板が設けられたことにより、この両通水制限板に炭酸入浴錠剤が挟まれて収容される態様となり、該錠剤を炭酸入浴錠剤収容部に止まらせることができる。
また、吐出口側に設けられた通水制限板に、通水方向に沿って相対向して形成された一対の壁状体からなる錠剤支持部が設けられたことにより、炭酸入浴錠剤を所定の方向に支持しつつ、吐出口側に流出することを防ぐこともできる。更に、炭酸入浴錠剤が、この一対の壁状体に挟持される構成により、該錠剤の側面が壁状体に接することで湯水による水流に曝されず、該錠剤の湯水との接触面積を狭くすることができ、錠剤の溶解をより緩慢にすることができる。
また、導入口側に設けられた通水制限板に、一対の壁状体の内側を通過する湯水を通す通水孔が設けられ、前記一対の壁状体の外側を通過する湯水を通す外側通水孔(開孔が大きいか又は多数個の通水孔が好ましい。)が設けられたことにより、前記通水孔を通過した湯水が、一対の壁状体の内側に収容される錠剤に接し、他方、前記外側通水孔を通過した湯水は、一対の壁状体の外側を通過して錠剤には触れないので、錠剤に接する水量を制限しつつ、炭酸ガスマイクロバブル発生器全体を通過可能な水量を維持することができる。
前記10に示す発明によれば、炭酸ガスマイクロバブル混合水を吐出した場合も、持続
時間を長くでき、効率よく炭酸成分を経皮させ、血行促進等の健康増進効果を期待することができるという効果を発揮する。
特に、従来知られている炭酸水素ナトリウムと有機酸からなる入浴剤であっても、本発明の如く、直径が15mm以上で、湯水に溶解した場合のPHが5.5から8.5である炭酸入浴錠剤とし、これを用いたことにより、炭酸ガスマイクロバブル混合水と身体との接触によって、重炭酸イオンが効率よく血管に吸収され、血行促進等の健康増進効果の向上を手軽に図ることができる。
なお、本発明の炭酸入浴錠剤を用いた場合の炭酸ガスマイクロバブル混合水によれば、水道水のカルキ臭を著しく抑制乃至は消滅させることが可能である。
前記10に示す本発明の作用効果、即ち、使用する炭酸入浴錠剤を限定したことによる作用効果について、以下に詳述する。
従来、重炭酸塩と有機酸とを組合わせて錠剤化すると、湯水に溶かした場合、溶解しながら激しく中和反応が起き、大きな径の炭酸ガスの泡が発生し、かつ泡が合併し大きくなり、炭酸ガスは、速やかに空気中に逃げて出てしまい、湯水に溶解する炭酸ガス濃度が著しく低いという欠点があった。
炭酸ガスは本来、湯水に溶け難い性質のものであり、温度が上がるとさらに溶解度が低下し、湯水中の炭酸ガス濃度は、限りなく低くなりシャワーでは水の厚みがないため炭酸ガスは直ちに空気中に逃げてしまうきらいがあり、シャワーで高い濃度の炭酸水を作ることはできなかった。
そのためシャワー湯水中の炭酸ガス濃度は極めて低く、経皮吸収で血管に溶ける炭酸は少なく、体が温まる等の入浴効果が全く得られないという問題が起こってしまっていたことを発明者らは突き止めた。
自然の炭酸泉は炭酸ガス濃度が1000ppm以上であることが条件ともいわれているが、これは地下の高圧下で、炭酸ガスが高濃度に溶解したものであり、弱酸性であることが多いとされる。しかし、本発明者らの研究では、自然炭酸泉の弱酸性はPH値が弱酸性を示しているだけで、酸性成分によるものではなく、わずかな酸性物質が溶解しているだけで、力価はなく、わずかな中性物質やアルカリ物質に触れるだけで容易に中和されてしまうようなごく弱い弱酸性である場合が多いことを突き止めた。
一般には、自然炭酸泉が弱酸性ということに加え、炭酸ガス濃度は1000ppm以上を炭酸泉と呼ぶという通説に惑わされ炭酸ガス濃度さえ高ければよいと考え、入浴剤を酸性で激しく中和反応を起こさせ、肌に泡が付くようにしたのが一般的であったが、浴剤が酸性では炭酸ガスは限りなくガスとして液外に揮散してしまう性質があり、泡の径も大きく、水の厚みがないシャワーでは瞬時に空気中にガスは出てしまい、湯中の炭酸ガスはほとんどなく体の温まり効果も得られないことが分かった。
本発明者らは、それ故にシャワー湯水中への炭酸ガスの発生は湯水中に炭酸ガスが容易に溶解しやすいミクロサイズで持続的に発生させ、溶解後のPHを中性として、炭酸成分を空気中に逃がさず、十分な炭酸成分の濃度を継続的にシャワー湯中に溶存せしめ、かつこの炭酸ガスを溶解したシャワー水が肌を伝わる間の瞬時にかつ容易に皮膚から血管中に吸収させられるような重炭酸イオンへの変換を起こさせる反応をさせなければならないし、炭酸ガスが皮膚から血管に吸収されるには、浴剤が限りなく体液のPH値に近い中性でなければならないことも突き止めた。
即ち、本発明者らが自然炭酸泉の効果を詳しく検討した結果、自然炭酸泉では泉水が弱
酸性であっても、酸性成分によるものではなく、わずかなマイナスイオンの解離による、力価のない弱酸性(有機酸過剰ではない酸性。)であり、皮膚や毛髪など体液に触れただけで炭酸ガスが中和され重炭酸イオンとして中性の血液中に吸収されるのであって、炭酸ガスが直接経皮吸収されるということはなく、従来の炭酸ガスが直接経皮吸収され、あたかも血液中で炭酸ガスが溶けているように説明されているのは間違いであることを突き止めただけではなく、この誤った説明のため、市販の入浴剤はPH値だけ自然炭酸泉の値を真似して有機酸を過剰に入れ炭酸ガスを発泡させやすい弱酸性にしても、発泡だけしても泡の径は大きく、酸性のため泡はすぐに空気中に逃げてしまい、肌に触れても体液で中和することができず、結果として重炭酸イオンにはなれないため、経皮吸収されて血管中に溶解することができなかったことを突き止めた。
一般に、炭酸泉の効果の説明で、炭酸ガスが直接皮膚から経皮吸収されると記述されているが、これは全くの誤りであり、「炭酸ガスが直接経皮吸収され血管中に溶解するのであれば、なぜ空気中の炭酸ガスは経皮吸収されないのか」という矛盾にぶつかり、炭酸ガスを充満させた部屋での実験でも空気中では経皮吸収されないことが立証されている。
血液や皮膚表面の体液のほとんどは中性で、PH7.2から7.4程度である。体液が中性だとすれば、炭酸成分は化学的には重炭酸イオンとしてしか存在せず血管に経皮吸収される成分は重炭酸イオンであり、血液中の溶解状態も重炭酸イオンでしかないはずである。
本発明の好ましい実施態様によれば、一定硬度以上の錠剤中で反応させ、十分細かいミクロサイズの炭酸ガスの発泡を得て、再び溶解後のPHが中性の錠剤外の液の体液と同じ中性の状態で重炭酸イオンに戻されることで、この炭酸ガスを経由した重炭酸イオンのみがごく短いシャワーという皮膚接触時間に経皮吸収される。即ち、一定サイズで一定値以上の高硬度の錠剤の内部での発泡反応がマイクロバブルの炭酸ガスを発生させる意味で重要であり、溶解後のシャワー水のPHが発生した炭酸ガスを重炭酸イオンに変え、容易に経皮吸収によって血管中に溶解し、血行を高め、体を温めるなどの自然炭酸泉に近い効果を発揮するものと推定している。
PHの規定は、錠剤の溶解が0.05%から0.5%程度の濃度でのPHとして測定するのがシャワー水の実態に合わせ妥当である。
このPH測定は溶解直後のPHであることが好ましく、PHが中性であっても湯水中の重炭酸イオンは炭酸ガスを揮散させ、徐々に上昇し、たとえば溶解直後の水のPHが7.0であっても24時間後には7.5程度となり、エアを入れて発泡させれば、炭酸ガスが揮発し、PHは8.5を超えてしまうこともある。それゆえに本発明におけるPHの規定は、炭酸入浴錠剤の湯水中への溶解直後とする。
本発明の好ましい実施態様の効果について、更に詳述する。
前記(1)及び(2)に示す好ましい本発明によれば、効率よく長時間一定径以下のミクロサイズの炭酸ガス泡をゆっくり発生させ続けられるようになり、湯水に溶解する炭酸ガスを重炭酸イオンとして高濃度に溶解させることができる。
特に、従来から知られている炭酸水素ナトリウムと有機酸からなる市販の炭酸入浴錠剤であっても、本発明の如く、直径が15mm以上で、湯水に溶解した場合のPHが5.5から8.5とすれば、炭酸ガスマイクロバブル混合水で発生した炭酸ガスの気泡を極めて細かいマイクロサイズとすることができ、炭酸マイクロガスが身体と接触するまでに十分中和されて重炭酸イオンに変化し、PHが7.45である中性の血管にそのまま効率よく吸収され、血行促進等の健康増進効果を手軽に得ることができる。
尚、より好ましいマイクロサイズの炭酸ガスを発生されるためには、錠剤の硬度を15kgf又は15HV以上とすることが好ましく、これにより、血行促進効果がより高まり、体温上昇効果も得られることがわかった。尚また、本発明により得られた炭酸ガスマイクロバブル混合水によれば、水道水のカルキ臭を著しく抑制乃至は消滅させることが可能である。
前記(3)に示す好ましい本発明によれば、シャワー湯水を白濁させることなく、透明のシャワー湯水を維持できる。
前記(4)に示す好ましい本発明によれば、吐出される湯水が着色されるか、及び/又は芳香を放っているかによって、炭酸入浴錠剤が溶解していることがわかり、湯水が無着色になるか、無香になることによって、炭酸入浴錠剤が全て溶解して無くなったことを五感によって把握することができる。従って、新規の炭酸入浴錠剤の効用時間が容易にわかるだけでなく、湯水の着色及び/又は芳香によって、炭酸ガス成分が湯水に混合している状態であることを五感によって認識することができる。
本発明に係る炭酸ガスマイクロバブル発生器の一実施例を示す分解斜視図 炭酸入浴錠剤収容部における錠剤支持部の第1構成例を示す概略構成図 炭酸入浴錠剤収容部における錠剤支持部の第2構成例を示す概略構成図 炭酸入浴錠剤収容部における錠剤支持部の第3構成例を示す概略構成図 実施例における導入口側通水制限板を示す概略平面図 実施例における吐出口側通水制限板及び錠剤支持部を示す概略平面図及び概略側面図 実施例における錠剤収容部と接続部との係合手段を説明する図
以下、本発明に係る炭酸ガスマイクロバブル発生器について、添付する図面に基づき説明する。
本発明は、炭酸泉入浴効果とマイクロバブル効果を併せ持つ炭酸ガスマイクロバブル混合水を簡易に得ることができる炭酸ガスマイクロバブル発生器についての技術であり、この炭酸ガスマイクロバブル発生器をシャワー機器に取り付け、炭酸ガス成分とマイクロバブルとを混合した湯水をシャワー吐出させることによって、洗浄効果と血行促進等の健康増進効果をも期待できる技術である。
本発明において、「湯水」とは、いわゆる水、若しくは加温乃至は加熱してある湯又はこの両者の混合物をいう。また、「マイクロバブル」とは、いわゆる微細気泡と称されるものをいう。なお、本発明において、「量」は特に断りのない限り「質量」を表し、「%」は特に断りのない限り「質量%」を表し、「部」は特に断りのない限り「質量部」を表す。
本発明に係る炭酸ガスマイクロバブル発生器(以下、単に「マイクロバブル発生器」ともいう。)1の一実施例を示す分解斜視図を、図1に示す。
マイクロバブル発生器1は、炭酸入浴錠剤Tが収容され、シャワー機器2とホース3との間に配設される。マイクロバブル発生器1には、ホース3から湯水が供給され、シャワー機器2から炭酸ガスマイクロバブル混合水を吐出することができる。
マイクロバブル発生器1は、シャワー機器2とホース3との間に配設され、ホース3からシャワー機器2に及ぶ通水路、即ち、湯水の送水経路に設けられる。これにより、該通
水路内を通る湯水によって、マイクロバブル発生器1に収容される炭酸入浴錠剤Tを溶解し、この溶解によって発生した炭酸ガスが、湯水中においてマイクロバブル(微細気泡)となって、該湯水と混合して炭酸ガスマイクロバブル混合水となる。
一般的なシャワー機器は、蛇口との間をホースでつないで使用されるが、このホースとは螺合や嵌合等の手段で結合されており、取り外しが可能である。従って、この一般的な構成のシャワー機器であれば、ホースを取り外し、マイクロバブル発生器1を取り付けることが可能である。
尚、シャワー機器2が浴室の壁面等に直接取り付けられている場合があるが、この場合は、シャワー機器2と壁面との間にマイクロバブル発生器1を取り付ければよい。
マイクロバブル発生器1に収容される炭酸入浴錠剤Tは、直径15mm以上であって、厚みが直径より薄肉の錠剤であることが好ましい。この炭酸入浴錠剤Tについては、後に詳述する。
次に、マイクロバブル発生器1への炭酸入浴錠剤Tの収容構成について説明する。
マイクロバブル発生器1には、炭酸入浴錠剤収容部(以下、単に「錠剤収容部」ともいう。)11が設けられる。この錠剤収容部11には、炭酸入浴錠剤Tが収容され、炭酸入浴錠剤Tの直径方向が、通水方向Wと同方向ないし略平行になるように収容される。この炭酸入浴錠剤Tが収容される方向を、「縦収容方向」という。前述のとおり、炭酸入浴錠剤Tは厚みが直径より薄肉の形状であることが好ましく、この炭酸入浴錠剤Tが、前記縦収容方向に収容されることで、強い水流に直接曝される表面積を小さく止めることができ、これにより溶解速度が減じられる。このように、溶解速度が減じられ最適化されることによって、炭酸入浴錠剤Tは長時間に亘ってマイクロバブルの発生を継続する。
尚、錠剤収容部11は、実施例の記載や図面では1つの炭酸入浴錠剤Tを収容する構成であるが、2以上の炭酸入浴錠剤Tを収容可能な構成を採用してもよい。この場合、2以上の炭酸入浴錠剤Tは、直列に収容されてもよいし、並列に収容されてもよい。
尚また、2以上の炭酸入浴錠剤Tを収容可能な構成とする場合には、錠剤収容部11に複数の錠剤Tを直接収容してもよいし、錠剤収容部11に収容可能なホルダを別途設け、このホルダに複数の錠剤Tを収容し、ホルダを錠剤収容部11に収容する構成としてもよい。
錠剤収容部11には、炭酸入浴錠剤Tを縦収容方向に固定するため、錠剤支持部12が設けられる。図2〜図4は、錠剤支持部12の構成例を示す概略構成図であり、図中左列には側面から観察した場合における概略構成図を、右列には左図についての概略断面図をそれぞれ表す。
錠剤支持部12は、例えば、図2に示されるように、通水方向Wに沿って形成された一対の棒状体によって設けることができる。この一対の棒状体によって、炭酸入浴錠剤Tを挟持することで、炭酸入浴錠剤Tを縦収容方向に支持及び固定することができる。
また、例えば、図3に示されるように、通水方向Wに沿って形成された一対の壁状体によって設けることができる。同じく、この一対の壁状体の間に、炭酸入浴錠剤Tを配置することで、炭酸入浴錠剤Tを縦収容方向に支持及び固定することができる。
更にまた、錠剤支持部12は、例えば、図4に示されるように、後述する通水制限板13の一部に、炭酸入浴錠剤の一部が嵌入される凹部13Cを形成することで設けることもできる。この場合、通水制限板13は炭酸入浴錠剤Tを挟む状態で導入口17側及び吐出口18側の両方に設けられ、両方の又は一方の通水制限板13に設けられた凹部13Cに
炭酸入浴錠剤Tを嵌入させ、かつ通水制限板13で炭酸入浴錠剤Tを挟持することで、炭酸入浴錠剤Tを縦収容方向に支持及び固定することができる。凹部13Cは、導入口側通水制限板13A又は吐出口側通水制限板13Bのいずれか一方に設けてもよいし、両方に設けてもよい。
通水制限板13に設けられた凹部13Cは、図2又は図3に示される棒状体又は壁状体と共に錠剤支持部12を構成してもよいし、単独で錠剤支持部12を構成してもよい。
マイクロバブル発生器1には、炭酸入浴錠剤Tの収容位置の上流側又は下流側、即ち湯水の導入口17側又は吐出口18側のいずれか一方又は両方に、炭酸入浴錠剤Tに接触する水量を減じるための通水制限板13が設けられる。ここで、湯水の導入口側17に設けられた通水制限板を導入口側通水制限板13Aといい、湯水の吐出口18側に設けられた通水制限板を吐出口側通水制限板13Bという。また、本発明において、単に通水制限板13と記載した場合は、特に断りが無い限り、導入口側通水制限板13A又は吐出口側通水制限板13Bの両方又はいずれか一方を指し示すこととする。
通水制限板13は、湯水が通過可能な隔壁構成であり、例えば、複数の通水孔が設けられた開孔板やメッシュ体の如き網状体によって形成することができる。
通水制限板13が、湯水の導入口17側又は吐出口18側のいずれか一方に設けられる場合は、導入口17側のみに導入口側通水制限板13Aが設けられることが好ましい。この場合、通水路を流れる湯水は、導入口17側から流れるので、導入口17側からの水圧が強く、この水圧を導入口側通水制限板13Aによって制限することで、炭酸入浴錠剤Tの溶解速度を緩慢にさせ、該錠剤Tを長持ちさせる効果を得ることができる。
通水制限板13は、炭酸入浴錠剤Tの移動を制限する役割も果たし、湯水の導入口17側及び吐出口18側の両方に通水制限板13が設けられた構成によれば、これらの導入口側通水制限板13A及び吐出口側通水制限板13Bに炭酸入浴錠剤Tが挟まれて収容される態様となり、該錠剤Tが水流によって流出することを防ぎ、炭酸入浴錠剤収容部11に止まらせることができる。
図1に示されるように、通水制限板13が、湯水の導入口17側及び吐出口18側の両側に設けられる場合には、炭酸入浴錠剤Tを囲い込む構成を採用することができる。また、前記したように、通水制限板13に凹部13Cを設けることで、炭酸入浴錠剤Tを縦収容方向に支持・固定することができる。
通水制限板13は、通過可能な水量が異なるものを複数用意し、炭酸入浴錠剤Tの溶解速度を調整するため、これらを選択して取り替えることができる。即ち、炭酸入浴錠剤Tの溶解速度を早くしたい場合には、通過可能な水量が多い通水制限板13を使用し、反対に、炭酸入浴錠剤Tの溶解速度を遅くしたい場合には、通過可能な水量が少ない通水孔を有する通水制限板13を使用することができる。
通水制限板13を、複数の通水孔13Dが設けられた開孔板によって形成する場合には、通水孔13Dの大きさと数量を変えることによって、通過可能な水量を変更することができる。また、通水制限板13を、メッシュ体の如き網状体によって形成する場合には、網の粗密を変えることによって、通過可能な水量を変更することができる。
また、炭酸入浴錠剤Tの溶解速度を変える手段として、上記のように、通過可能な水量が異なる通水制限板13に交換する手段の他、通過可能な水量を変化させることができる通水制限板13を使用する手段を採用することもできる。例えば、通水孔13Dの大きさと数量が異なる2枚の開孔板を重ね合わせて一の通水制限板13を形成し、この2枚の開
孔板の一方又は両方を回転させて、湯水が通過可能な通水孔13Dの大きさや数量を調整することで開孔率を変更し、通水制限板13を通過可能な水量を変化させる手段を挙げることができる。
通水制限板13は、炭酸ガスマイクロバブル発生器1から取り外して使用することが可能である。例えば、シャワーを短時間で浴びなければならない場合、通水制限板13を取り外してシャワー吐出することで、炭酸入浴錠剤Tの溶解速度を速め、短時間で溶解するようにしてもよい。この場合、シャワー吐出される炭酸ガスマイクロバブル混合水の炭酸濃度が高く、短時間で十分な血行促進等の効果を得ることができる。
マイクロバブル発生器1、特に錠剤収容部11を透明合成樹脂材等の透明性を有する材料で形成することにより、該錠剤支持部11に収容される炭酸入浴錠剤Tが、マイクロバブル発生器1の外部から目視可能な構成とすることもできる。かかる構成によれば、マイクロバブル発生器1に収容された炭酸入浴錠剤Tの有無や溶解の程度を、外部から容易に把握することができる。
図1に示される実施例では、錠剤収容部11の導入口17側端部に、接続部14が設けられた構成である。この接続部14を取り外すことで、導入口側通水制限板13Aを取り外し、炭酸入浴錠剤Tを出し入れすることができる構成である。図1に示される実施例では、この接続部14が設けられることによって、マイクロバブル発生器1が開閉機構を有することになる。
接続部14の他端には、ホース接続部15が設けられ、これを介してマイクロバブル発生器1とホース3と接続することができる。尚、ホース3の端部には、接続具31を設けて、ホース接続部15と接続し易くしてもよい。尚また、ホース接続部15と、ホース3の端部又はこれに取り付けられた接続具31とが、サイズ(径)が合わない場合には、アジャスター(図示しない)を介在させてもよい。
接続部14の形態に限定はないが、錠剤収容部11と接続部14のと接続は、強い水圧が加えられたとしても離脱することがないように、螺合又は嵌合によるものが好ましく、他にロック機構等を設けることもできる。
また、ホース接続部15の形態にも限定はないが、シャワー機器2に接続されるホース3の接続部分は、所定の規格に基づいた螺子等で形成されていることが多く、これに対応する螺子等の形態であることが好ましい。
マイクロバブル発生器1に接続されるシャワー機器2は、シャワー機器として公知公用のものを特別の制限なく採用することができる。例えば、シャワーヘッド部とシャワー胴部とが、一体的に形成された一体型構成であってもよいし、別体で形成されたものを一体となるように接続或いは結合したものでもよいし、シャワーヘッド部がシャワー胴部に対して向きや角度を変えられるように直接又は間接的に接続されたものであってもよい。また、シャワー機器2は、シャワー胴部を有さない構成であってもよく、シャワーヘッド部のみで構成された態様であってもよい。
尚、シャワー機器2は、例えば美容院等で用いられているシャワー機器のように、シャワー吐出とストレート吐出その他の吐出手段を切り替えできるものや、シャワー吐出以外の吐出手段のものであってもよい。
また、マイクロバブル発生器1に接続されるホース3は、シャワー機器に接続されるホースとして公知公用のものを特別の制限なく採用することができる。
マイクロバブル発生器1には、シャワー機器2と接続するためのシャワー接続部16を
設けることができる。
図1に示す実施例においては、シャワー接続部16は、マイクロバブル発生器1の吐出口18側の端部に設けられる。シャワー接続部16の形状に限定はないが、一般的なシャワー機器にはホースと接続するために螺子が切ってあり、これに対応する形状とすることが好ましい。また、接続されるシャワー機器2とサイズ(径)が合わない場合には、サイズの相違を調整するためのアジャスター(図示しない)を介在させてもよい。
シャワー接続部16の形態にも限定はないが、シャワー機器2のホース3との接続部分は、所定の規格に基づいた螺子等で形成されていることが多く、これに対応する螺子等の形態であることが好ましい。
マイクロバブル発生器1を構成する各部材の結合箇所には、必要に応じてパッキング等の止水部材が設けられ、通水路から外部に湯水が漏れ出すことを防止することができる。特に、シャワー機器2と錠剤収容部11(又はシャワー接続部16)との結合箇所、錠剤収容部11と接続部14との結合箇所、又はホース接続部15とホース3(又は接続具31)との結合箇所など、脱着が可能な結合箇所については、止水部材が設けられることが好ましい。
本発明に用いる炭酸入浴錠剤は、重炭酸塩と有機酸からなりポリエチレングリコールの存在下に圧縮成形され、直径が15mm以上で、厚みが直径より薄肉であり、硬度が15kgf又は15HV以上、水に溶解した場合のPHが5.5から8.5であることが好ましい。この条件の炭酸入浴錠剤を用いることにより、炭酸ガス成分の発生がミクロサイズでかつシャワーの使用時間程度の長時間溶解が持続し、かつ発生した炭酸成分は体への接触で十分に経皮吸収されやすいイオン状態にすることができ、入浴ではないシャワーであっても十分血行促進等の健康増進効果の向上が得ることができる。
本発明のこの効果は、重炭酸塩に対する、ポリエチレングリコール(PEG)の量及び有機酸の量を規定し、それぞれを一定比率内の条件で混合し、圧縮成型をして錠剤を作る際、錠剤の直径を15mm以上とし、厚みが直径より薄肉であり、硬度を15kgf又は15HV以上の高い硬度に作成し、溶解後のPHを5.5から8.5にすることで、効果が最大に発揮される。
なお、本発明において使用される無水物は、好ましくは無水炭酸ナトリウム、無水炭酸カリウムから選ばれる。重炭酸塩量の1/10〜1/100量だけ使用すること、特に1/10〜1/50量だけ使用することにより、本発明の効果を好ましく発揮できた。特に効果を最大に発揮する無水物としては無水炭酸ナトリウムが挙げられる。
更に、打錠のための滑沢剤を添加することができ、重炭酸塩造粒物Aにクエン酸と無水物を加え、さらにポリエチレングリコールを加えて混合し、さらに離型剤を使用することができるが、この離型剤としては、一般的にショ糖やステアリン酸マグネシウムなどほとんどの場合が不溶解性物質が使われていた。これら溶解しない離型剤は温泉の濁り感を出すためにも積極的に使われていたが、マイクロバブル発生をシャワーヘッドで行わせる場合はシャワーの細孔が目詰まりし好ましくない現象を引き起こす。本発明では特に好ましい化合物としてn−(ノルマル)オクタンスルフォン酸ナトリウムやラウリルスルフォン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ミリストイルメチルアラニンナトリウムなどから選ばれる1種を含むことで、本発明に係る錠剤を完全溶解させ透明なシャワー水を得ることができ、シャワーヘッドの目詰まりもなく、日常の清掃が簡単にでき、錠剤の製造においても長期に安定的に連続打錠が可能で、かつ高速に圧縮成型でき好ましい。また、本発明に係る錠剤が湯水に溶解された際、ミクロサイズの発泡を行わせ、溶解後のこの湯水の洗浄効果など維持する上でも最も好ましい離型剤として用いられる。
錠剤を作製する圧縮成形には、公知の圧縮成形機を特別の制限なく使用でき、例えば、油圧プレス機、単発式打錠機、ロータリー式打錠機、ブリケッティングマシンなどを用いることができる。この打錠機などに用いる杵の大きさは、杵が円形である場合は直径が15mm以上であることが好ましく、杵が三角形や四角形の場合、円形杵に換算して一辺の長さが15mm以上となるものが好ましい。そして杵の厚みについても同様である。円形の打錠品を得る場合、錠剤の直径は15mm以上とされ、厚みが直径より薄肉とされることが好ましく、三角形や四角形等の錠剤とされる場合、円形錠剤に換算して、一辺の長さが15mm以上であって、厚みが直径より薄肉、とされる。
上記のように、錠剤は必ずしも平面を持つ円形でなくてもよく、一辺の長さが15mm以上の固形物で、好ましくは硬度が15kgf又は15HV以上であれば、楕円形でもタブレットでも球体でも、錠剤の範疇であれば形は何ら制限されない。
堅い固体中でミクロサイズの発泡をゆっくり起こし、液中への炭酸ガスの溶解がより効率的に行われれば、どのような形状でもよく、特に好ましい硬度は25kgf以上であり、硬度は高いほど錠剤中での炭酸ガスの発生により浴中への炭酸ガスが溶解しやすくなり、泡の径などが細かくなっていることが推定され、好ましい結果を生じる。
本発明における硬度は、岡田精工社製デジタル錠剤硬度計ニュー・スピード・チェッカーTS75Nを用いて測定した値[kgf]を基準とする。原則として、これを4回測定し、その平均値を採用する。
また、本発明における硬度は、硬さ試験機の1つである、マイクロビッカース硬さ試験機ミツトヨHM−221を用いて測定した値[HV]を基準としてもよい。原則として、これを4回測定し、その平均値を採用する。
本発明の炭酸入浴錠剤として、着色成分及び/又は芳香成分を含有する構成とすることもできる。かかる構成によれば、シャワー吐出される湯水に炭酸ガス成分が混合している状態を利用者が容易に把握実感することが可能となる。即ち、着色成分を含有させた構成によれば、シャワー吐出される湯水が溶解した着色成分によって着色されることにより炭酸入浴錠剤が溶解していることがわかり、芳香成分を含有させた構成によれば、シャワー吐出される湯水が溶解した芳香成分によって芳香を放つことにより炭酸入浴錠剤が溶解していることがわかり、湯水が透明になるか、無香になることによって、炭酸入浴錠剤が全て溶解して無くなったことを把握することができる。従って、新規の炭酸入浴錠剤の収容時期が容易にわかるだけでなく、湯水の着色及び/又は芳香によって、炭酸ガス成分が湯水に混合している状態であることを五感によって認識することができる。
炭酸入浴錠剤に含有することのできる着色成分としては、入浴剤に用いられる公知公用の天然又は合成の着色剤・着色料を特別の制限なく用いることができる。
また、炭酸入浴錠剤に含有することのできる芳香成分としては、入浴剤や洗顔料・石鹸等に用いられる公知公用の天然又は合成の芳香剤・香料を特別の制限なく用いることができる。
特に、炭酸入浴錠剤に着色成分を含有する構成とした態様では、前述したタブレット収容部を透明性を有する材料で形成した構成や、シャワーヘッド部及び/又はシャワー胴部の少なくとも一部とその内部の通水路を構成する部材の少なくとも一部を透明性を有する材料で形成した構成と併用することにより、炭酸入浴錠剤の有無や溶解の程度を更に容易に把握することができる。
<実施例>
図1に、本発明に係るマイクロバブル発生器1の具体的な実施例の分解斜視図を示す。
この実施例に係るマイクロバブル発生器1は、炭酸入浴錠剤収容部11、錠剤支持部12、通水制限板13A・13B、接続部14から構成され、シャワー機器2とホース3との間に配設された例である。
錠剤収容部11は、吐出口18側の端部が、シャワー機器2の端部と結合される。結合手段に限定はないが、螺合や嵌合といった公知公用の結合手段を採用することができ、シャワー接続部16は、結合手段に対応した形状に成形される。
錠剤収容部11は、透明性を有する材料によって形成されており、収容される炭酸入浴錠剤T等が外部から目視可能な構成である。
錠剤収容部11の側周面の一部には、第1係合部11Aが設けられ、後述する接続部14に設けられた第1被係合部と嵌合し、これを360度以内の回転を加えて捻ることで係合される。
通水制限板13は、錠剤収容部11の導入口17側には導入口側通水制限板13Aが配置され、吐出口18側には吐出口側通水制限板13Bが配置される。
図1に示されるように、導入口側通水制限板13Aは、接続部14に内包されるように設けられ、マイクロバブル発生器1を構成する各部が組み立てられた状態において、錠剤収容部11の導入口17側の端部に配設される。
図5に、導入口側通水制限板13Aをシャワー機器2側から観察した概略平面図を示す。導入口側通水制限板13Aは、平面視円形であって、その中央部に複数個からなる通水孔13Dが設けられ、外形の周縁には、切り欠きによって外側通水孔13Eが設けられる。通水孔13D及び外側通水孔13Eについては、後に詳述する。
吐出口側通水制限板13Bは、錠剤収容部11の吐出口18側の端部に配設される。
図6の左側に、吐出口側通水制限板13Bを導入口17側から観察した概略平面図を示す。また、図6の右側に、吐出口側通水制限板13Bをシャワー胴部12の側面方向から観察した概略側面図を示す。
吐出口側通水制限板13Bは、上下辺が曲線の平面視矩形であって、複数個からなる通水孔13Dが設けられる。また、図6に示されるように、吐出口側通水制限板13Bには、錠剤支持部12と、係合部23Fが設けられる。
錠剤支持部12は、対をなす2枚の壁状体であって、この一対の壁状体が通水方向Wに沿って相対向して形成される。炭酸入浴錠剤Tが、錠剤収容部11に収容される場合には、この一対の壁状体に炭酸入浴錠剤Tが挟持される態様となる。
第2係合部13Fは、錠剤収容部11に設けられた第2被係合部(図示しない)に係合され、吐出口側通水制限板13Bが、錠剤収容部11の吐出口18側の端部に位置するよう固定するための部位である。
第2係合部13Fは、円筒状の小突起であり、この小突起に対応する径に形成された凹状又は開孔状の第2被係合部(図示しない)と係合される。尚、本発明において、第2係合部13Fと第2被係合部の形態は上記構成に限定されず、係合手段として公知公用の技術を特別の制限なく採用することができる。
ここで、導入口側通水制限板13Aに設けられた通水孔13D及び外側通水孔13Eについての説明に戻る。
通水孔13Dは、前記した錠剤支持部12を形成する一対の壁状体の内側を通過する湯水を通すための開孔である。詳述すれば、吐出口18側から通水方向Wと平行する方向に
向かって観察した場合において、通水孔13Dは、錠剤支持部12を形成する一対の壁状体の内側の位置に設けられる。
外側通水孔13Eは、前記した錠剤支持部12を形成する一対の壁状体の外側を通過する湯水を通すための開孔である。これを詳述すれば、吐出口18側から通水方向と平行する方向に向かって観察した場合において、外側通水孔13Eは、錠剤支持部12を形成する一対の壁状体の外側の位置に設けられる。
上記のような構成を採ることによって、通水孔13Dを通過した比較的少量の湯水が、一対の壁状体の内側に収容される錠剤Tに接し、他方、外側通水孔13Eを通過した比較的多量の湯水は、一対の壁状体の外側を通過して錠剤Tには触れないので、錠剤Tに接する水量を制限しつつ、マイクロバブル発生器1全体を通過可能な水量を維持することができる。
接続部14は、フランジ状の形状に形成され、錠剤収容部11とホース3とを接続するために設けられ、ホース3とは、ホース接続部15や接続具31を介して、螺合によって接続される。
接続部14の内周には、L字状の溝によって第1被係合部24Aが形成され、錠剤収容部11に設けられた第1係合部11Aとの間で係合され、接続部14と錠剤収容部11とが接続される。
第1係合部11Aと第1被係合部24Aとの接続手段について、図7に基づいて説明する。第1係合部11Aと第1被係合部24Aは、第1係合部11Aが、第1被係合部24Aにシャワー胴部12の長手方向から進入し、突き当たった後、周回方向に僅か(360度以内)に捻られることによって接続される。このように、僅かな捻り動作を加えることで、容易に接続することができ、また反対の動作をすれば、容易に接続を解除することができる。
尚、接続部14の外周には、滑り止めとして複数の突条片が設けられる。
1 炭酸ガスマイクロバブル発生器
11 炭酸入浴錠剤収容部
11A 第1係合部
12 錠剤支持部
13 通水制限板
13A 導入口側通水制限板
13B 吐出口側通水制限板
13C 凹部
13D 通水孔
13E 外側通水孔
13F 第2係合部
14 接続部
14A 第1被係合部
15 ホース接続部
16 シャワー接続部
17 導入口
18 吐出口
2 シャワー機器
3 ホース
31 接続具
T 炭酸入浴錠剤
W 通水方向

Claims (10)

  1. 湯水の送水経路に設けられ、炭酸ガスマイクロバブル混合水を吐出する炭酸ガスマイクロバブル発生器であって、
    シャワー機器とホースとの間に配設され、
    開閉機構を有し、炭酸入浴錠剤を収容するための炭酸入浴錠剤収容部が設けられた構成であることを特徴とする炭酸ガスマイクロバブル発生器。
  2. 開閉機構が、シャワー機器からなる固定基準体を基準として、360度以内の回動によって開閉可能な構成であり、これにより、炭酸入浴錠剤の交換が可能な構成であることを特徴とする請求項1に記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
  3. 少なくとも湯水の導入口側又は吐出口側のいずれか一方又は両方に、炭酸入浴錠剤に直接当たる水量を調整するための通水制限板が設けられた構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
  4. 炭酸入浴錠剤収容部の少なくとも一部が、透明性を有する材料で形成され、収容された炭酸入浴錠剤を外部から目視可能な構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
  5. 通水制限板の少なくとも一部が、取り外し可能な構成であることを特徴とする請求項3又は4に記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
  6. 炭酸入浴錠剤の厚みが、その直径よりも薄肉であって、
    炭酸入浴錠剤収容部への炭酸入浴錠剤の収容方向が、炭酸入浴錠剤の直径方向が炭酸ガスマイクロバブル発生器内の通水方向と同方向となる構成であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
  7. 通水制限板が、開孔板又は網状体によって形成された構成であることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
  8. 炭酸入浴錠剤収容部が、一対の壁状体又は棒状体からなる錠剤支持部を有する構成であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
  9. 湯水の導入口側及び吐出口側の両方に、通水制限板が設けられ、
    吐出口側に設けられた通水制限板に、通水方向に沿って相対向して形成された一対の壁状体からなる錠剤支持部が設けられ、この一対の壁状体内に炭酸入浴錠剤が配置される構成であり、
    導入口側に設けられた通水制限板は、前記一対の壁状体の内側を通過する湯水を通す通水孔が設けられると共に、前記一対の壁状体の外側を通過する湯水を通す外側通水孔が設けられた開孔板によって形成された構成であることを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
  10. 収容される炭酸入浴錠剤が、重炭酸塩、有機酸及びポリエチレングリコールの存在下で圧縮成形されて得られた錠剤硬度が15kgf以上又は15HV以上であり、かつ、錠剤を湯水に溶かした直後のPHが5.5から8.5の範囲となり、錠剤の直径が15mm以上であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の炭酸ガスマイクロバブル発生器。
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