JPH088979B2 - 膜分離装置の膜洗浄方法 - Google Patents

膜分離装置の膜洗浄方法

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JPH088979B2
JPH088979B2 JP10799190A JP10799190A JPH088979B2 JP H088979 B2 JPH088979 B2 JP H088979B2 JP 10799190 A JP10799190 A JP 10799190A JP 10799190 A JP10799190 A JP 10799190A JP H088979 B2 JPH088979 B2 JP H088979B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は汚水処理施設において用いられる膜分離装置
の膜洗浄方法に関する。
従来の技術 従来、下水などの汚染処理施設として例えば、曝気槽
に膜分離装置を浸漬配置したものがある。これは曝気槽
内の汚泥を膜分離装置の濾過膜を介して吸引ポンプで吸
引することにより汚泥を固液分離し、濾過膜を透過した
透過液を処理水として取り出すものであった。また、膜
分離装置の下方から空気を曝気し、空気のエアリフト作
用により生じる上昇撹拌流によって濾過膜の膜面に付着
したケーキ層を剥離させて濾過膜の洗浄を行っていた。
さらに、膜面に吸引ポンプの吸引力を作用させた状態に
おいては濾過膜の膜面に付着したケーキ層を曝気によっ
て十分に除去することができないので、間欠的に吸引ポ
ンプの駆動を停止した状態において膜面の洗浄を行って
ケーキ層の蓄積が過度にならないようにしていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記した従来の構成において、吸引ポンプの
停止時間が長いほど洗浄効果は大きいが、吸引ポンプの
稼働時間が短くなるために透過液量が却って減少する問
題があった。また、吸引ポンプを停止させただけでは濾
過膜に作用する負圧はすぐに解消されず、気密性の高い
ポンプにおいは5〜10分かかって負圧が解消されるの
で、吸引ポンプの停止時間を有効に利用できない問題が
あった。さらに、洗浄効果は、負圧が解消されて濾過膜
が濾板から離れ、濾過膜自身が上昇撹拌流によって振動
する状態において高くなり、負圧によって濾過膜が濾板
に張り付いた状態においては、ケーキ層の成長を抑制す
る効果はあっても付着したケーキ層を剥離させる効果は
期待できないものであった。
本発明は上記課題を解決するもので、吸引ポンプの停
止後に短時間で負圧を解消するとともに、濾過膜を濾板
から離間させた状態で膜面の洗浄を行うことができる膜
分離装置の膜洗浄方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、処理槽に浸漬配
置され、吸引ポンプによって加えられる負圧をうけて槽
内の被処理水を固液分離する膜分離装置において、膜分
離装置の濾過膜の膜面を撹拌流によって洗浄しながら吸
引ポンプを間欠的に停止し、吸引ポンプの停止時に、吸
引ポンプと膜分離装置を連通する吸引管の途中を大気圧
下に開放するとともに、吸引管内に滞留する適当量の透
過液を膜分離装置内に逆流させ、逆流した透過液によっ
て濾過膜と濾板の間を離間させる構成としたものであ
る。
作用 上記した構成により、吸引ポンプが作動する状態にお
いて、膜分離装置の膜面は撹拌流によって洗浄され、膜
面に対するケーキ層の付着が抑制される。そして、吸引
ポンプの停止時に吸引管の途中を大気圧下に開放するこ
とにより、膜分離装置の濾過膜に作用する負圧を速やか
に解消して吸引ポンプの停止後直ちに撹拌流による膜面
の洗浄効果を高めることができる。さらに、透過液を逆
流させて濾過膜と濾板を離間させることにより、濾過自
身が撹拌流の作用をうけて振動し、膜面に付着したケー
キ層の剥離が促進され、短時間に効率良く濾過膜の洗浄
を行える。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
1図において、処理槽をなす曝気槽1には下水汚泥など
の被処理液2を供給するための汚泥供給管3が開口して
おり、曝気槽1の内部には膜分離装置4が浸漬配置され
ている。また、膜分離装置4の下方には散気管5が配置
されており、散気管5はブロアー6に連通している。そ
して、膜分離装置4は吸引管7を介して吸引ポンプ8に
連通しており、吸引ポンプ8は透過液供給管9を介して
透過液10の貯留槽11に連通している。また、貯留槽11は
大気開放された状態にあり、上部に透過液排出管12が開
口するとともに、底部が開閉弁13を介して吸引管7の途
中に連通している。
そして、第2図に示すように、膜分離装置4には複数
の膜モジュール14が配置されており、各膜モジュール14
は濾板15と、濾板15の表面を覆って設けた濾過膜16とで
形成されている。また、濾板15に設けた透過液流路17は
吸引管7に連通している。
以下、上記構成における作用について説明する。開閉
弁13を閉塞した状態において吸引ポンプ8を運転して膜
分離装置4に負圧を加え、汚泥供給管3から曝気槽1に
流入した被処理液2を膜分離装置4を介して吸引し、濾
過膜16で固液を分離する。そして、濾過膜16を透過した
透過液10を透過液流路17、吸引管7および透過液供給管
9を通して貯留槽11に供給する。また、ブロアー6によ
り供給される空気を散気管5から曝気し、曝気された空
気のエアリフト作用によって生じる上昇撹拌流によって
濾過膜16の膜面を洗浄する。
尚、膜面の洗浄は、水中撹拌機などにより膜面に対し
て平行な流速をもつ撹拌流を生じさせて行っても良い。
そして、吸引ポンプ8の運転を間欠的に停止し、吸引
ポンプ8の停止とともに開閉弁13を開放する。この開閉
弁13の開放によって吸引管7は貯留槽11に連通して大気
圧下に開放され、吸引管7および膜分離装置4の内部に
おける負圧が速やかに解消される。このため、負圧の解
消に時間を費やすことなく、吸引ポンプ8の停止後直ち
に上昇撹拌流による膜面の洗浄効果を高めることができ
る。また、貯留槽11の透過液10が吸引管7を通して膜分
離装置4に逆流し、第3図に示すように、逆流した透過
液10が濾過膜16と濾板15の間に流入して濾過膜16と濾板
15が離間される。このため、濾過膜16が自ら上昇撹拌流
の作用をうけて振動し、膜面に付着したケーキ層の剥離
が促進され、短時間に効率良く濾過膜16の洗浄が行われ
る。
発明の効果 以上述べたように本発明によれば、吸引ポンプの停止
時に吸引管の途中を大気圧下に開放することにより、膜
分離装置の濾過膜に作用する負圧を速やかに解消して吸
引ポンプの停止後直ちに上昇撹拌流による膜面の洗浄効
果を高めることができ、透過液を逆流させて濾過膜と濾
板を離間させることにより、濾過膜自身を上昇撹拌流の
作用をうけて振動させ、膜面に付着したケーキ層の剥離
を促進して短時間に効率良く濾過膜の洗浄を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図は
同実施例における膜モジュール14の断面図、第3図は同
実施例における透過液逆流時の膜モジュール14の作用状
態図である。 1……曝気槽、4……膜分離装置、7……吸引管、8…
…吸引ポンプ、10……透過液、13……開閉弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理槽に浸漬配置され、吸引ポンプによっ
    て加えられる負圧をうけて槽内の被処理水を固液分離す
    る膜分離装置において、膜分離装置の濾過膜の膜面を撹
    拌流によって洗浄しながら吸引ポンプを間欠的に停止
    し、吸引ポンプの停止時に、吸引ポンプと膜分離装置を
    連通する吸引管の途中を大気圧下に開放するとともに、
    吸引管内に滞留する適当量の透過液を膜分離装置内に逆
    流させ、逆流した透過液によって濾過膜と濾板の間を離
    間させることを特徴とする膜分離装置の膜洗浄方法。
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JP4901223B2 (ja) * 2006-01-24 2012-03-21 株式会社ハーマン ガス調理器

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