JPH0889607A - キャディバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールポケット等の補助収納部の開閉を円滑
に行うとともに、把持及び搬送を確実かつ迅速に行う。 【構成】 筒状に形成されたクラブ収納部１の側面に取
り付けられた補助収納部２と、補助収納部２の外周に面
した所定の位置に画成されるとともに、所定の開口部を
備えたボールポケットと、この開口部に配設されたファ
スナと、一端をクラブ収納部１の所定の位置に係止され
たショルダーベルト５と、補助収納部２の内部に収装さ
れてショルダーベルト５の一端を支持すると共に、この
ショルダーベルト５を伸縮自在かつ選択的に係止可能な
オートプリテンショナ４と、ショルダーベルト５を補助
収納部２から外部へ案内する貫通孔１１、１２とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブ及びゴル
フ用品を収納するキャディバッグの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のキャディバッグとしては図６に示
すようなものが知られており、これについて説明する
と、キャディバッグはほぼ円筒状に形成されたクラブ収
納部１の上端に開口したクラブ投入口１０から図示しな
いゴルフクラブが出し入れ可能となる。

【０００３】そして、クラブ収納部１の底部１Ａ側の外
周側面にはゴルフシューズや衣類等を収装可能な所定の
空間として補助収納部２が形成されて、さらに補助収納
部２の外周にはゴルフボールを収装可能なボールポケッ
ト３が画成され、これら補助収納部２及びボールポケッ
ト３はそれぞれクラブ投入口１０側で上向きに開口して
おり、これら開口部には開閉自在なファスナ２０、３０
がそれぞれ配設される。

【０００４】クラブ投入口１０と補助収納部２との間の
クラブ収納部１の側面には、キャディバッグを手で取り
扱い可能なハンドル５１が突設され、さらに、キャディ
バッグを肩で担ぐためのショルダーベルト５２が、一端
をハンドル５１の上方のクラブ収納部１の図中上部で係
止される一方、他端をハンドル５１と補助収納部２との
間の所定の位置でクラブ収納部１の外周に係止される。
なお、ショルダーベルト５２は図示しない金具などを介
してクラブ収納部１へ脱着自在に形成され、使用者の好
みに応じてショルダーベルト５２をクラブ収納部１へ選
択的に取り付けることができる。

【０００５】このようなキャディバッグでは、ハンドル
５１を手で把持することによってキャディバッグの向き
を変更したり、ショルダーベルト５２を介して肩で担ぐ
ことによってキャディバッグを搬送することができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のキャディバッグにおいては、底部１Ａを地上等に載
置してクラブ収納部１を直立させた状態で使用する場
合、図６に示すように、ショルダーベルト５２が下方へ
弛んだ弛み部５２Ａがボールポケット３のファスナ３０
にかかり、このファスナ３０の開閉時に弛み部５２Ａが
引っ掛かる場合があり、円滑な開閉操作を阻害するとい
う問題点があった。さらに、ボールポケット３の開閉を
円滑に行うために、ショルダーベルト５２を取り外すこ
とも可能ではあるが、キャディバッグを搬送する度にシ
ョルダーベルト５２の脱着が必要となり、この脱着に時
間を要するために操作性を低下させるという問題もあっ
た。

【０００７】そこで本発明は、ボールポケット等の補助
収納部の開閉を円滑に行うことが可能でありながら、把
持及び搬送を確実かつ迅速に行うことが可能なキャディ
バッグを提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】第１の発明は、筒状に形
成されたクラブ収納部と、前記クラブ収納部の側面に取
り付けられた補助収納部と、前記補助収納部の外周に面
した所定の位置に画成されるとともに、所定の開口部を
備えたボールポケットと、この開口部に配設されたファ
スナとを備えたキャディバッグにおいて、一端を前記ク
ラブ収納部の所定の位置に係止されたショルダーベルト
と、前記補助収納部の内部に収装されてショルダーベル
トの他端を支持すると共に、このショルダーベルトを伸
縮自在かつ任意の引き出し位置で係止可能なオートプリ
テンショナと、前記ショルダーベルトを補助収納部から
外部へ案内する手段とを備える。

【０００９】また、第２の発明は、前記第１の発明にお
いて、前記案内手段が、前記クラブ収納部に形成されて
内部と外部とを連通する第１の貫通孔と、同じくクラブ
収納部に形成されて内部と補助収納部の内部とを連通す
る第２の貫通孔とからなり、前記ショルダーベルトをこ
れら第１、第２の貫通孔を介して前記補助収納部から外
部へ挿通する。

【００１０】また、第３の発明は、前記第１または第２
の発明において、前記案内手段が、前記第１及び第２貫
通孔の間のクラブ収納部の内周にショルダーベルトと摺
接可能な板状部材を有する。

【００１１】また、第４の発明は、前記第１ないし第３
の発明のいずれかひとつにおいて、前記案内手段は、前
記第１及び第２貫通孔にショルダーベルトを挿通可能な
環状部材をそれぞれ配設する。

【００１２】また、第５の発明は、前記第１ないし第４
の発明のいずれかひとつにおいて、前記オートプリテン
ショナが、ショルダーベルトの一端を係止するとともに
外周でこのショルダーベルトを巻取可能なドラムと、ド
ラムを所定の巻取方向へ付勢する手段と、ドラムを所定
の位置で選択的に係止する手段とを備える。

【００１３】

【作用】第１の発明は、オートプリテンショナでショル
ダーベルトを最収縮位置に係止することにより、ショル
ダーベルトはボールポケットへ垂れ下がることがなくな
ってファスナの開閉操作を円滑に行うと共に、ショルダ
ーベルトを把持することで容易にキャディバッグを移動
することができる。また、オートプリテンショナでショ
ルダーベルトを任意の引き出し位置で係止すれば、ショ
ルダーベルトを介してキャディバッグを担ぐことがで
き、キャディバッグの搬送を確実に行うことができる。

【００１４】また、第２の発明は、ショルダーベルトは
第１、第２の貫通孔を介して補助収納部から外部へ挿通
され、ショルダーベルトに加わる張力はこれら貫通孔の
間のクラブ収納部とオートプリテンショナとに分散され
て、荷重が集中するのを抑制することができる。

【００１５】また、第３の発明は、第１及び第２貫通孔
の間のクラブ収納部の内周にショルダーベルトと摺接可
能な板状部材を設けたため、ショルダーベルトは直接ク
ラブ収納部と摺接することがなくなって、ショルダーベ
ルトの巻取、繰り出しを円滑に行うことができる。

【００１６】また、第４の発明は、第１及び第２の貫通
孔にショルダーベルトを挿通可能な環状部材をそれぞれ
配設したため、第１、第２貫通孔はショルダーベルトと
直接摺接することがなくって、巻取、繰り出しを円滑に
行うことができる。

【００１７】また、第５の発明は、係止手段を解除すれ
ば付勢手段によってショルダーベルトをドラムに巻き取
ることができ、容易かつ迅速にショルダーベルトを最収
縮位置へ巻きとることができる一方、係止手段を解除す
るとともに付勢手段に抗して引き出せばショルダーベル
トはドラムから繰り出され、任意の長さで係止手段を作
動させれば肩に担いだキャディバッグの荷重を支持する
ことができる。

【００１８】

【実施例】図１〜図３に本発明の実施例を示す。

【００１９】図１〜図３において、キャディバッグはほ
ぼ円筒状に形成されたクラブ収納部１を中心に構成さ
れ、クラブ収納部１の図中上部（以下同様）にはクラブ
投入口１０が開口して、このクラブ投入口１０から図示
しないゴルフクラブの出し入れが行うことができる。

【００２０】クラブ収納部１の図中下部には底部１Ａが
形成されると共に、クラブ収納部１の底部１Ａ側の外周
面にはゴルフシューズや衣類等を収装可能な空間として
補助収納部２がクラブ収納部１から突出するように形成
される。

【００２１】さらに、補助収納部２の外周側にはゴルフ
ボール等を収装可能なボールポケット３が画成され、こ
れら補助収納部２及びボールポケット３はそれぞれクラ
ブ投入口１０側で開口しており、これら開口部には開閉
自在なファスナ２０、３０がそれぞれ配設される。

【００２２】ショルダーベルト５は一端をクラブ投入口
１０の近傍のクラブ収納部１外周に係止される一方、他
端は補助収納部２の内部に配設されたオートプリテンシ
ョナ４で伸縮自在かつ選択的に係止可能に支持される。

【００２３】ここで、オートプリテンショナ４は図２、
図３にも示すように、ショルダーベルト５を挿通する開
口部４Ａを備え、コイルバネ等の付勢手段によって所定
の巻取方向へ付勢されるドラム４１が内部に軸支され、
このドラム４１にショルダーベルト５の端部が取り付け
られる。そして、オートプリテンショナ４から外部へ突
出したストッパボタン４２が図示しない係止手段に連結
される。

【００２４】この係止手段は、例えば、ドラム４１の外
周に形成した図示しない歯と、この歯を選択的に係止す
る爪とを備えるとともに、この爪を歯に向けて付勢する
手段とから構成され、ストッパボタン４２はこの爪に連
結される。

【００２５】ストッパボタン４２を解除方向に変位する
とドラム４１は付勢手段によって巻取方向へ回転し、ス
トッパボタン４２を解放すればドラム４１は所定の位置
で係止されるのである。

【００２６】そして、オートプリテンショナ４は開口部
４Ａを挟んで相互に直交する方向へ「ハ」の字状に突設
されたブラッケト４３、４４を介して補助収納部２の内
部に固設される。なお、ブラッケト４４がストッパボタ
ン４２を備える面と平行して形成される。

【００２７】図２に示すように、オートプリテンショナ
４はストッパボタン４２が突出する面及びブラッケト４
４を補助収納部２の内面上部２Ａに当接する一方、この
内面上部２Ａとほぼ直交する補助収納部２の内部に面し
たクラブ収納部１にブラッケト４３を当接し、ブラッケ
ト４３、４４はリベットなどの結合手段によってクラブ
収納部１及び内面上部２Ａへそれぞれ結合され、ショル
ダーベルト５を挿通するための開口部４Ａはクラブ収納
部１と内面上部２Ａとの接合部に面して配設される。な
お、ストッパボタン４２は補助収納部２の内面上部２Ａ
に形成された貫通孔２１より外部へ突出する。

【００２８】ここで、オートプリテンショナ４の開口部
４Ａと対峙するクラブ収納部１にはショルダーベルト５
を挿通可能な貫通孔１２が形成され、さらに補助収納部
２の上方、かつ、貫通孔１２から所定の上方にはショル
ダーベルト５を挿通可能な貫通孔１１が形成される。

【００２９】貫通孔１１はクラブ収納部１の内部と外部
とを連通し、貫通孔１２は補助収納部２とクラブ収納部
１を連通して、補助収納部２とクラブ収納部１が連通
し、貫通孔１１、１２の間のクラブ収納部１の内周には
ショルダーベルト５を案内すると共にクラブ収納部１を
補強するための板状部材１３が固設される。

【００３０】こうして、一端をオートプリテンショナ４
で支持されたショルダーベルト５は貫通孔１２から一旦
クラブ収納部１の内部へ入った後、貫通孔１１から外部
へ挿通されて上記のように他端をクラブ収納部１の上部
で係止される。

【００３１】以上のように構成され、次に作用について
説明する。

【００３２】図１はショルダーベルト５の最収縮状態を
示し、この状態でショルダーベルト５はオートプリテン
ショナ４によって最収縮位置で係止されており、ショル
ダーベルト５を手で把持することによって前記従来例の
ハンドル５１と同様にキャディバッグの向きの変更や移
動を行うことができ、前記従来例のようにショルダーベ
ルト５が弛んでボールポケット３のファスナ３０にかか
ることがないため、円滑にファスナ３０の開閉操作を行
うことが可能となって、操作性を向上させることができ
る。

【００３３】ここで、ショルダーベルト５を肩に担ぐた
めには、ストッパボタン４２を解除方向、例えば、図２
の左方向へ操作しながらショルダーベルト５を貫通孔１
１から引き出す。

【００３４】ストッパボタン４２の解除方向への操作に
よってオートプリテンショナ４はショルダーベルト５の
係止状態を解除し、付勢手段が所定の巻取方向へドラム
４１を回転駆動するが、この付勢手段に抗してショルダ
ーベルト５を引き出せばドラム４１が繰り出し方向に回
転し、ドラム４１から繰り出されたショルダーベルト５
は貫通孔１２、１１を介して外部へ伸長する。

【００３５】任意の量だけ貫通孔１１からショルダーベ
ルト５を引き出した後にストッパボタン４２を離せば、
オートプリテンショナ４は再び係止状態となって繰り出
したショルダーベルト５を保持する。

【００３６】こうして、図４に示すように伸長させたシ
ョルダーベルト５を介してキャディバッグを肩に担ぐこ
とができ、地上に直立させていたキャディバッグを簡易
な操作でありながら迅速に搬送することができるのであ
る。

【００３７】ここで、繰り出し、巻き取られるショルダ
ーベルト５は貫通孔１２、１１の間で板状部材１３と摺
接し、皮革等で構成されるクラブ収納部１と摺接するこ
とがないためクラブ収納部１の劣化を抑制するととも
に、板状部材１３を金属等の摩擦係数の低い素材で構成
することによりショルダーベルト５の伸縮を円滑に行う
ことができる。

【００３８】また、搬送、あるいは把持によってショル
ダーベルト５に加わった張力はオートプリテンショナ４
に直接加わることはなく、貫通孔１１、１２の間のクラ
ブ収納部１に設けた板状部材１３によって分散されるた
め、クラブ収納部１及び補助収納部２に荷重が集中する
のを抑制してキャディバッグの強度及び耐久性を確保す
ることができるのである。

【００３９】一方、肩に担いでいたショルダーベルト５
を再びハンドルとして利用するには、上記と同様にして
ストッパボタン４２を解除方向へ操作するだけでよく、
係止状態を解除されたオートプリテンショナ４は内部の
付勢手段によってドラム４１を駆動してショルダーベル
ト５を自動的に巻き取ることができ、簡易な操作であり
ながら一つのショルダーベルト５で、前記従来例に示し
たハンドル５１とショルダーベルト５２の両者を兼用す
ることが可能となる。

【００４０】図５は他の実施例を示し、上記板状部材１
３を廃止する一方、貫通孔１１、１２に環状のハトメ１
４を設けたもので、その他の構成は前記第１実施例と同
様である。

【００４１】貫通孔１１、１２から巻取、繰り出される
ショルダーベルト５はハトメ１４、１４と摺接し、直接
クラブ収納部１と摺接することがなくなって摩耗による
損傷を防止することができ、キャディバッグの耐久性を
確保することができるのである。

【００４２】

【発明の効果】以上のように第１の発明によれば、筒状
に形成されたクラブ収納部と、前記クラブ収納部の側面
に取り付けられた補助収納部と、前記補助収納部の外周
に面した所定の位置に画成されるとともに、所定の開口
部を備えたボールポケットと、この開口部に配設された
ファスナとを備えたキャディバッグにおいて、一端を前
記クラブ収納部の所定の位置に係止されたショルダーベ
ルトと、前記補助収納部の内部に収装されてショルダー
ベルトの他端を支持すると共に、このショルダーベルト
を伸縮自在かつ任意の引き出し位置で係止可能なオート
プリテンショナと、前記ショルダーベルトを補助収納部
から外部へ案内する手段とを備え、ショルダーベルトを
最収縮位置に係止すればショルダーベルトの弛みを防止
してボールポケットのファスナの開閉操作を円滑に行う
ことが可能となると共に、ショルダーベルトを把持する
ことで前記従来例のハンドルとして容易にキャディバッ
グを移動することができ、また、ショルダーベルトを最
伸長位置で係止すれば、ショルダーベルトを介してキャ
ディバッグを担ぐことができ、キャディバッグの搬送を
確実に行うことが可能となって、一つのショルダーベル
トでありながらハンドルと同様な操作も可能となってキ
ャディバッグの操作性を向上させることが可能となる。

【００４３】また、第２の発明は、前記案内手段は、前
記クラブ収納部に形成されて内部と外部とを連通する第
１の貫通孔と、同じくクラブ収納部に形成されて内部と
補助収納部の内部とを連通する第２の貫通孔とからな
り、前記ショルダーベルトをこれら第１、第２の貫通孔
を介して前記補助収納部から外部へ挿通し、ショルダー
ベルトに加わる張力を第１及び第２貫通孔の間のクラブ
収納部とオートプリテンショナとで分散支持することが
でき、クラブ収納部またはオートプリテンショナに荷重
が集中するのを抑制してキャディバッグの強度及び耐久
性を確保することができる。

【００４４】また、第３の発明は、前記案内手段に、前
記第１及び第２貫通孔の間のクラブ収納部の内周にショ
ルダーベルトと摺接可能な板状部材を有し、ショルダー
ベルトと第１及び第２貫通孔間のクラブ収納部との摺接
を防いでショルダーベルトの巻取、繰り出しを円滑に行
うとともに、クラブ収納部の摩耗を抑制して耐久性を確
保することができる。

【００４５】また、第４の発明は、前記案内手段は、前
記第１及び第２貫通孔にショルダーベルトを挿通可能な
環状部材をそれぞれ配設し、第１、第２貫通孔はショル
ダーベルトと直接摺接することがなくって、巻取、繰り
出しを円滑に行うことができ、第１及び第２貫通孔の摩
耗による損傷を防いで耐久性を向上させることが可能と
なる。

【００４６】また、第５の発明は、前記オートプリテン
ショナが、ショルダーベルトの一端を係止するとともに
外周でこのショルダーベルトを巻取可能なドラムと、ド
ラムを所定の巻取方向へ付勢する手段と、ドラムを所定
の位置で選択的に係止する手段とを備え、係止手段の操
作によって容易かつ迅速にショルダーベルトを最収縮位
置へ巻き取ることができる一方、任意の長さに引き出し
たショルダーベルトを容易かつ確実に係止することがで
き、手による把持あるいは肩に掛けての搬送を任意に切
り換えることが可能となり、ショルダーベルトの伸縮操
作を容易かつ迅速に行うことが可能となって操作性を向
上させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示すキャディバッグを示す斜
視図である。

【図２】同じくオートプリテンショナーの取り付け部を
示す断面図である。

【図３】同じくオートプリテンショナ単体の斜視図であ
る。

【図４】ショルダーベルトの繰り出し状態を示すキャデ
ィバッグの斜視図である。

【図５】他の実施例を示すオートプリテンショナーの取
り付け部を示す断面図である。

【図６】従来のキャディバッグを示す斜視図である。

【符号の説明】

１ クラブ収装部 ２ 補助収納部 ３ ボールポケット ４ オートプリテンショナ ５ ショルダーベルト １１、１２ 貫通孔 １３ 板状部材 １４ ハトメ ２０、３０ ファスナ ４１ ドラム ４２ ストッパボタン

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 筒状に形成されたクラブ収納部と、前記
   クラブ収納部の側面に取り付けられた補助収納部と、前
   記補助収納部の外周に面した所定の位置に画成されると
   ともに、所定の開口部を備えたボールポケットと、この
   開口部に配設されたファスナとを備えたキャディバッグ
   において、一端を前記クラブ収納部の所定の位置に係止
   されたショルダーベルトと、前記補助収納部の内部に収
   装されてショルダーベルトの他端を支持すると共に、こ
   のショルダーベルトを伸縮自在かつ任意の引き出し位置
   で係止可能なオートプリテンショナと、前記ショルダー
   ベルトを補助収納部から外部へ案内する手段とを備えた
   ことを特徴とするキャディバッグ。
2. 【請求項２】 前記案内手段が、前記クラブ収納部に形
   成されて内部と外部とを連通する第１の貫通孔と、同じ
   くクラブ収納部に形成されて内部と補助収納部の内部と
   を連通する第２の貫通孔とからなり、前記ショルダーベ
   ルトをこれら第１、第２の貫通孔を介して前記補助収納
   部から外部へ挿通したことを特徴とする請求項１に記載
   のキャディバッグ。
3. 【請求項３】 前記案内手段が、前記第１及び第２貫通
   孔の間のクラブ収納部の内周にショルダーベルトと摺接
   可能な板状部材を有することを特徴とする請求項１また
   は請求項２に記載のキャディバッグ。
4. 【請求項４】 前記案内手段は、前記第１及び第２貫通
   孔にショルダーベルトを挿通可能な環状部材をそれぞれ
   配設したことを特徴とする請求項１ないし請求項３のい
   ずれかひとつに記載のキャディバッグ。
5. 【請求項５】 前記オートプリテンショナが、ショルダ
   ーベルトの基端を係止するとともに外周でこのショルダ
   ーベルトを巻取可能なドラムと、ドラムを所定の巻取方
   向へ付勢する手段と、ドラムを所定の位置で選択的に係
   止する手段とを備えることを特徴とする請求項１ないし
   請求項４のいずれかひとつに記載のキャディバッグ。