JPH0889530A - 生理用ナプキン - Google Patents

生理用ナプキン

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JPH0889530A
JPH0889530A JP6226553A JP22655394A JPH0889530A JP H0889530 A JPH0889530 A JP H0889530A JP 6226553 A JP6226553 A JP 6226553A JP 22655394 A JP22655394 A JP 22655394A JP H0889530 A JPH0889530 A JP H0889530A
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sheet
shorts
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leak
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美恵子 那須
Kiyoshi Ishita
喜好 井下
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    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/56Supporting or fastening means
    • A61F13/5605Supporting or fastening means specially adapted for sanitary napkins or the like
    • A61F13/5616Supporting or fastening means specially adapted for sanitary napkins or the like using flaps, e.g. adhesive, for attachment to the undergarment

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショーツの内面と外面への止着固定部を設け
た生理用ナプキンに於て、ショーツへの簡易な止着固定
を行うとともに使用感の良い装着を可能にする。また、
資材を有効に利用して、廉価な製品を得る。 【構成】 ナプキン本体6の防漏シート側の外面にショ
ーツ内面への止着部を形成する。また、吸収層4の両側
の防漏シートおよび表面シート5の一部を外方に膨出し
て膨出部8を形成する。また、この膨出部8の表面シー
ト5側の両側に止着固定する一側折返片12と他側折返
片13とを、ベルクロスファスナーテープまたは選択接
着テープにより形成し、使用時に、防漏シート側に折り
返した一側折返片12と他側折返片13とを、ショーツ
の外面側で接続固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショーツに固定して使
用する生理用ナプキンに係るものであって、使用時のズ
レを防止しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生理用ナプキンをショーツの内面
に配置する場合に、ショーツの内面と外面への止着固定
部を設けたものが知られている。この従来方法は、ナプ
キン本体の防漏シート側の外面に、ホットメルトを塗布
してショーツ内面への止着部を形成する。また、ナプキ
ン本体の両側を一体的に突出してウイング部を形成し、
このウイング部の防漏シート側にホットメルトを塗布し
てショーツの外面への貼着部を形成する。そして、この
止着部をショーツの内面に止着するとともにウイング部
をショーツの外面に折り返し、貼着部をショーツの外面
に止着して、生理用ナプキンをショーツに固定し、使用
時のズレを防止しようとするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来方法は、ホットメルトのみを用いた方式によってシ
ョーツの内外面に止着固定するため、このホットメルト
を被覆するための離型紙が必要となり、この離型紙を剥
離したり、廃棄するために手間が掛かり、使用者に多く
の負担を掛けるものであった。
【0004】また、止着部をショーツの内面に固定した
後、ウイング部のホットメルトをショーツの外面に止着
固定する場合、ショーツの股下部からウイング部を両側
に突出し、このウイング部をショーツの外面側に折り返
して行う。しかしながら、この作業は、使用者の眼の届
きにくいショーツの外面側にて行うため、使用者は手探
りの状態で作業を行っている。そのため、粘着力の強い
ホットメルトが、使用者の手に接触して纏わり付いた
り、適正な止着位置からズレて他の位置に付着し、止着
作業に多くの手間が掛かるものであった。
【0005】また、上記の従来方法は、ナプキン本体の
両側に突出するウイング部を、防漏シートの外面側に折
り返している。しかしながら、この従来方法は、防漏シ
ートの外面側にウイング部を折り返しているため、ショ
ーツの内面にナプキン本体を止着しようとすると、折り
癖の付いて邪魔になるウイング部を一旦外方に広げてか
ら、止着部をショーツの内面に止着する必要があり、シ
ョーツへの止着に手間が掛かるものであった。また、異
なる従来方法に於ては、ナプキン本体の両側にウイング
部を一体的に突出し、このウイング部を、表面シートの
表面側に折り返したものが存在する。しかし、この方法
は、ナプキン製造時のライン上で、ウイング部を折り返
すため、折返し作業に手間が掛かり、ウイング部を表面
シート側に強く折り返さないと、ウイング部が表面シー
トから立ち上がり、ナプキンを正確に折り畳む事ができ
ないし、個装袋に入れにくいものであった。
【0006】また、ウイング部を防漏シートの外面側に
折り返す従来方法は、この折り返しによって硬くなった
折部が、ナプキン本体の両側に突出し、これが、使用者
の肌に擦れて、使用感を悪くするものとなっていた。
【0007】また、従来方法は、下記の理由によって、
資材の無駄が多く、コスト高となっていた。即ち、従来
方法は、ホットメルトのみを用いてショーツへの止着固
定を行うため、使用時に於て、無駄に廃棄する離型紙の
量が多く、不経済なものとなっていた。また、上記の従
来方法は、ナプキン本体の両側から幅広のウイング部
を、表面シート、防漏シート等によって一体的に形成す
るため、ウイング部の突出幅で表面シート、防漏シート
を準備しなければならず、ウイング部を形成しない方式
のナプキンに比し、製造時に使用する資材の幅を大きく
する必要があった。また、この従来方法は、ナプキン本
体の両側の一部からウイング部を突出するのみであるか
ら、カットして無駄に廃棄される資材の量が多く、製造
コストが割高になる欠点を有していた。
【0008】本発明は上述のごとき課題を解決しようと
するものであって、ショーツの内面と外面への止着固定
部を設けた生理用ナプキンに於て、ショーツへの固定に
手間を掛けず、簡易な止着固定を行うとともに使用感の
良い装着を可能にしようとするものである。また、資材
を有効に利用して、廉価な製品を得ようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、第1の発明は、透水性の表面シートと
非透水性の防漏シートとの間に、表面シートおよび防漏
シートよりも幅狭な体液吸収性の吸収層を介装してナプ
キン本体を形成し、このナプキン本体の防漏シート側の
外面にショーツ内面への止着部を形成するとともに吸収
層の両側の防漏シートおよび表面シートの一部を外方に
膨出して膨出部とし、この膨出部の表面シート側の両側
に、一側折返片と他側折返片とを止着固定し、この一側
折返片と他側折返片とをベルクロスファスナーテープで
形成し、使用時に、防漏シート側に折り返した一側折返
片と他側折返片とを、ベルクロスファスナー部により、
ショーツの外面側で接続固定可能に形成した事を特徴と
する。
【0010】また、第2の発明は、透水性の表面シート
と非透水性の防漏シートとの間に、表面シートおよび防
漏シートよりも幅狭な体液吸収性の吸収層を介装してナ
プキン本体を形成し、このナプキン本体の防漏シート側
の外面にショーツ内面への止着部を形成するとともに吸
収層の両側の防漏シートおよび表面シートの一部を外方
に膨出して膨出部とし、この膨出部の表面シート側の両
側に、一側折返片と他側折返片とを止着固定し、この一
側折返片と他側折返片とを選択接着テープにより形成
し、使用時に、防漏シート側に折り返した一側折返片と
他側折返片とを、選択接着部により、ショーツの外面側
で接続固定可能に形成した事を特徴とする。
【0011】また、膨出部は、表面シートの両側に5mm
〜25mmで膨出しても良い。
【0012】また、膨出部は、表面シートの長さ方向に
於て、50mm〜120mmの長さに形成しても良い。
【0013】また、他側折返片は、一側折返片の形成幅
よりも幅広に形成しても良い。
【0014】
【作用】本発明は上述の如く構成したものであるから、
生理用ナプキンを使用するには、まず、股下まで降ろし
たショーツの内面に、ナプキン本体の防漏シート側の止
着部を止着する。このナプキン本体は、膨張部の表面シ
ート側の両側に、一側折返片および他側折返片を止着固
定している。そのため、折り返し前の一側折返片および
他側折返片は、表面シートの上面に位置し、ショーツ内
面の止着部側への垂れ下がりを防止する。このため、止
着部を直ちにショーツの内面に止着でき、手間を掛け
ず、簡便な止着が可能となる。
【0015】次に、一側折返片および他側折返片を膨出
部から外方に折返した後、ショーツを引き上げて着用す
る。そして、ショーツの股部から両側に突出する一側折
返片および他側折返片をショーツの外面側に折り返す。
【0016】この折り返し方法は、一側折返片をショー
ツの外面側に折り返した後、この一側折返片の外面側に
重ねて他側折返片を折り返す。この折り返しによって、
一側折返片のベルクロスファスナー部と、他側折返片の
ベルクロスファスナー部とが係合し、一側折返片と他側
折返片とは、ショーツの外面側で接続固定できる。ま
た、一側折返片および他側折返片は、ベルクロスファス
ナーテープにより形成する代わりに、選択接着テープに
よって形成する事も可能である。
【0017】このように、生理用ナプキンは、ナプキン
本体をショーツ内面に固定し、さらに、一側折返片およ
び他側折返片を、防漏シートの外面側で接続固定するか
ら、使用者の激しい運動等にもズレを生じにくく、ショ
ーツの股部に一体的にフィットして固定でき、安定した
装着が可能になる。
【0018】また、一側折返片および他側折返片は、ホ
ットメルトや離型紙の不要なベルクロスファスナーテー
プまたは選択接着テープによって形成するから、離型紙
を廃棄する手間が掛からず、使用者の負担を大幅に軽減
する事ができる。また、使用時に剥離して廃棄される離
型紙の使用量を少なくする事によって、資材の有効な利
用を行い、廉価に形成する事ができる。
【0019】また、一側折返片および他側折返片を形成
する、ベルクロスファスナーテープおよび選択接着テー
プは、同一種類の部材または特定の部材にのみ止着を可
能とする。そのため、使用時に於て、従来方法の如く、
使用者の手にホットメルトが纏わり付いたり、止着位置
が外れた場所に付着してしまう事がなく、使用者に手間
を掛けず、簡便で確実な接続固定作業が可能になる。
【0020】また、一側折返片と他側折返片との一端を
表面シート側に固定し、この一側折返片と他側折返片と
を固定した膨出部は、固定部を防漏シート側に折り込ん
でループ状に折り返す。そのため、折返片との止着固定
によって硬くなった固定部は、側面に突出する事なく、
防漏シート側に折り返した膨出部によって被覆される。
このため、固定部は使用者の肌に接触する事がなく、肌
への違和感を防止して、装着感を良好とする。
【0021】また、生理用ナプキンは、従来方法のウイ
ング部とは異なり、一側折返片および他側折返片をナプ
キン本体とは別体の資材で形成している。そのため、表
面シート、防漏シート等に、ウイング部の突出幅を考慮
する必要がなく、ナプキン本体からウイング部を一体的
に形成する従来方式の生理用ナプキンに比し、幅の小さ
い資材の使用が可能となり、資材を有効に利用して、廉
価な製品を得る事が可能となる。
【0022】また、膨出部を、表面シートの両側に5mm
〜25mmで膨出すれば、体液が横方向に拡散を生じた場合
も、膨出部が体液の移動を阻止し、横漏れを防止でき
る。また、膨出部は、表面シートの両側に5mm未満で膨
出すると、横漏れ防止効果が小さいものとなる。また、
膨出部は、表面シートの両側に25mmを超えて膨出する
と、表面シートおよび防漏シートを大きな幅で準備しな
ければならず、カットして無駄に廃棄される資材の量が
多くなって、製造コストが割高となる。また、膨出部
を、表面シートの両側に、10mm〜20mmで膨出すれば、さ
らに望ましいものとなる。
【0023】また、膨出部を、表面シートの長さ方向に
於て、50mm〜120mmの長さに形成すれば、体液の長さ方
向の移動を充分に阻止する事ができ、横漏れ防止効果が
高い。また、膨出部は、50mm未満の長さで形成すると、
体液の移動を充分に阻止する事ができず、横漏れを生じ
易いものとなる。また、膨出部は、120mmを超えた長さ
で形成すると、装着時に弧状に湾曲変形するナプキン本
体の形状に膨出部が対応しきれず、シワ等が発生して、
装着時に違和感や横漏れを生じ易いものとなる。また、
膨出部を、表面シートの長さ方向に於て、70mm〜100mm
の長さに形成すれば、さらに望ましいものである。
【0024】また、他側折返片は、一側折返片の形成幅
よりも幅広に形成すれば、ショーツ外面側に折り返した
一側折返片のベルクロスファスナー部または選択接着部
の表面を、幅広の他側折返片によって確実に被覆する事
ができる。そのため、使用者が着用するストッキング
に、ベルクロスファスナー部または選択接着部が接触す
る事がなく、ストッキングの伝線、傷等を防止し、使用
感を良好とする。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に於て説明すれ
ば、(1)は防漏シートで、ポリエチレン等の非透水性の
素材により形成し、裏面に、図2に示す如く、ホットメ
ルト等によってショーツ内面への止着部(2)を形成す
る。また、この止着部(2)を、使用時まで離型シート
(3)で剥離可能に被覆する。
【0026】また、防漏シート(1)は、図2に示す如く
吸収層(4)を表面に載置する。この吸収層(4)は、コッ
トン、パルプ、吸収性高分子等から成り、防漏シート
(1)よりも幅狭に形成する。
【0027】また、防漏シート(1)および吸収層(4)の
表面に、メッシュシート、不織布等の透水性の表面シー
ト(5)を載置し、図2に示す如くナプキン本体(6)を形
成する。このナプキン本体(6)は、吸収層(4)の外周
に、図1、図2に示す如く表面シート(5)と防漏シート
(1)とから成る外周フラップ(7)を形成する。
【0028】また、ナプキン本体(6)は、吸収層(4)の
両側の防漏シート(1)および表面シート(5)の一部を外
方に膨出して、図1に示す如く膨出部(8)を設ける。こ
の膨出部(8)は、表面シート(5)の両側からの膨出間隔
(10)を5mm〜25mmで形成する。このように形成する
と、体液が横方向に拡散を生じた場合も、膨出部(8)が
体液の移動を阻止し、横漏れを防止できる。また、膨出
部(8)は、膨出間隔(10)を5mm未満で形成すると、横
漏れ防止効果が小さい。また、膨出部(8)は、膨出間隔
(10)を25mmを超えて形成すると、表面シート(5)およ
び防漏シート(1)を大きな幅で準備しなければならず、
カットして無駄に廃棄される資材の量が多くなる。
【0029】また、膨出部(8)は、図1に示す表面シー
ト(5)の長さ方向に於ける長さ間隔(11)を、50mm〜12
0mmで形成する。このように形成すると、体液の長さ方
向の移動を充分に阻止する事ができ、横漏れ防止効果が
高い。また、膨出部(8)は、長さ間隔(11)を50mm未満
で形成すると、体液の移動を充分に阻止する事ができ
ず、横漏れを生じ易い。また、膨出部(8)は、長さ間隔
(11)を120mmを超えて形成すると、装着時に弧状に湾
曲変形を行うナプキン本体(6)の形状に対応しきれず、
シワ等が発生し、装着時に違和感や横漏れを生じ易い。
【0030】また、この膨出部(8)は、図1、図2に示
す如く、表面シート(5)側の両側に一側折返片(12)と
他側折返片(13)とを止着固定する。また、本実施例に
於て、一側折返片(12)は、オス型のベルクロスファス
ナーテープによって形成し、表面シート(5)に対向する
内面側にオス型のベルクロスファスナー部(14)を位置
する。また、他側折返片(13)は、メス型のベルクロス
ファスナーテープによって形成し、外面側にメス型のベ
ルクロスファスナー部(15)を位置する。
【0031】また、他側折返片(13)は、図1に示す如
く、一側折返片(12)の形成幅よりも幅広に形成する。
このように形成すると、一側折返片(12)と他側折返片
(13)とを接続する場合、ショーツ(16)外面側に折り
返した一側折返片(12)のオス型のベルクロスファスナ
ー部(14)の表面を、幅広の他側折返片(13)によって
確実に被覆する事ができる。その結果、使用者が着用す
るストッキングに、オス型のベルクロスファスナー部
(14)が接触する事がなく、ストッキングの伝線、傷等
を防止できる。
【0032】また、一側折返片(12)および他側折返片
(13)は、ベルクロスファスナーテープに代え、自己密
着性の高いゴム系樹脂、オイル系樹脂等と、平滑性面を
形成し易いポリエチレンテレフタレート等との組み合わ
せから成る選択接着テープによって形成する事が可能で
ある。このように形成すると、ベルクロスファスナーテ
ープを使用する場合に比較し、嵩張らず薄型に形成でき
る。
【0033】上述の如く構成したものに於て、生理用ナ
プキン(17)を使用するには、まず、股下まで降ろした
ショーツ(16)の内面に、ナプキン本体(6)の止着部
(2)を止着する。このナプキン本体(6)は、膨張部(8)
の表面シート(5)側の両側に、一側折返片(12)および
他側折返片(13)を止着固定している。そのため、折り
返す前の一側折返片(12)および他側折返片(13)は、
図1、図3に示す如く、表面シート(5)の上面に位置
し、ショーツ(16)内面の止着部(2)側への垂れ下がり
を防止する。このため、止着部(2)を、直ちにショーツ
(16)の内面に止着でき、手間を掛けず、簡便な止着が
可能となる。
【0034】また、一側折返片(12)および他側折返片
(13)を膨出部(8)から外方に折返した後、ショーツ
(16)を引き上げて着用する。そして、ショーツ(16)
の股部から両側に突出する一側折返片(12)および他側
折返片(13)をショーツ(16)の外面側に折り返す。
【0035】この折り返し方法は、一側折返片(12)を
ショーツ(16)の外面側に折り返した後、この一側折返
片(12)の外面側に重ねて他側折返片(13)を折り返
す。この折り返しによって、一側折返片(12)のオス型
のベルクロスファスナー部(14)と、他側折返片(13)
のメス型のベルクロスファスナー部(15)とが係合し、
一側折返片(12)と他側折返片(13)とは、図3に示す
如く、ショーツ(16)の外面側で接続固定できる。
【0036】この装着状態は、ナプキン本体(6)をショ
ーツ(16)内面に固定し、さらに、一側折返片(12)と
他側折返片(13)とを、防漏シート(1)の外面側で接続
固定するから、使用者の激しい運動等にもズレを生じに
くく、ショーツ(16)の股部に一体的にフィットして固
定でき、安定した装着が可能になるものである。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、生理用ナプキンを使用する場合、一側折返片と他
側折返片とを、ホットメルトや離型紙の不要なベルクロ
スファスナーテープまたは選択接着テープによって形成
するから、従来方法の如く、離型紙を廃棄する手間が掛
からず、使用者の負担を大幅に軽減する事ができる。ま
た、使用時に剥離して廃棄される離型紙の使用量を少な
くする事によって、資材の有効な利用を行い、廉価に形
成できる。
【0038】また、一側折返片および他側折返片を形成
する、ベルクロスファスナーテープおよび選択接着テー
プは、同一種類の部材または特定の部材にのみ止着を可
能とする。そのため、使用時に於て、従来方法の如く、
使用者の手にホットメルトが纏わり付いたり、止着位置
が外れた場所に付着してしまう事がなく、使用者に手間
を掛けず、簡便で確実な接続固定作業が可能になる。
【0039】また、一側折返片と他側折返片との一端を
表面シート側に固定し、この一側折返片と他側折返片と
を固定した膨出部は、固定部を防漏シート側に折り込ん
でループ状に折り返す。そのため、折返片との止着固定
によって硬くなった固定部は、側面に突出する事なく、
防漏シート側に折り返した膨出部によって被覆される。
このため、固定部は使用者の肌に接触する事がなく、肌
への違和感を防止して、装着感を良好とする。
【0040】また、生理用ナプキンは、従来方法のウイ
ング部とは異なり、一側折返片と他側折返片とを、ナプ
キン本体とは別体の資材で形成している。そのため、表
面シート、防漏シート等に、ウイング部の突出幅を考慮
する必要がなく、ナプキン本体からウイング部を一体的
に形成する従来方式の生理用ナプキンに比し、幅の小さ
い資材の使用が可能となり、資材を有効に利用して、廉
価な製品を得る事が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の生理用ナプキンの平面図である。
【図2】図1のA−A線端面図である。
【図3】使用状態を示す拡大端面図である。
【符号の説明】
1 防漏シート 2 止着部 4 吸収層 5 表面シート 6 ナプキン本体 8 膨出部 12 一側折返片 13 他側折返片 14 ベルクロスファスナー部 15 ベルクロスファスナー部 16 ショーツ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透水性の表面シートと非透水性の防漏シ
    ートとの間に、表面シートおよび防漏シートよりも幅狭
    な体液吸収性の吸収層を介装してナプキン本体を形成
    し、このナプキン本体の防漏シート側の外面にショーツ
    内面への止着部を形成するとともに吸収層の両側の防漏
    シートおよび表面シートの一部を外方に膨出して膨出部
    とし、この膨出部の表面シート側の両側に、一側折返片
    と他側折返片とを止着固定し、この一側折返片と他側折
    返片とをベルクロスファスナーテープで形成し、使用時
    に、防漏シート側に折り返した一側折返片と他側折返片
    とを、ベルクロスファスナー部により、ショーツの外面
    側で接続固定可能に形成した事を特徴とする生理用ナプ
    キン。
  2. 【請求項2】 透水性の表面シートと非透水性の防漏シ
    ートとの間に、表面シートおよび防漏シートよりも幅狭
    な体液吸収性の吸収層を介装してナプキン本体を形成
    し、このナプキン本体の防漏シート側の外面にショーツ
    内面への止着部を形成するとともに吸収層の両側の防漏
    シートおよび表面シートの一部を外方に膨出して膨出部
    とし、この膨出部の表面シート側の両側に、一側折返片
    と他側折返片とを止着固定し、この一側折返片と他側折
    返片とを選択接着テープにより形成し、使用時に、防漏
    シート側に折り返した一側折返片と他側折返片とを、選
    択接着部により、ショーツの外面側で接続固定可能に形
    成した事を特徴とする生理用ナプキン。
  3. 【請求項3】 膨出部は、表面シートの両側に5mm〜25
    mmで膨出したものである事を特徴とする請求項1、2の
    生理用ナプキン。
  4. 【請求項4】 膨出部は、表面シートの長さ方向に於
    て、50mm〜120mmの長さに形成した事を特徴とする請求
    項1、2の生理用ナプキン。
  5. 【請求項5】 他側折返片は、一側折返片の形成幅より
    も幅広に形成した事を特徴とする請求項1、2の生理用
    ナプキン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010227386A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Daio Paper Corp 吸収パッド

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