JPH0889407A - コーヒ沸し器 - Google Patents

コーヒ沸し器

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Publication number
JPH0889407A
JPH0889407A JP6227565A JP22756594A JPH0889407A JP H0889407 A JPH0889407 A JP H0889407A JP 6227565 A JP6227565 A JP 6227565A JP 22756594 A JP22756594 A JP 22756594A JP H0889407 A JPH0889407 A JP H0889407A
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JP
Japan
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basket
coffee
water
hot water
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6227565A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiyoshi Nishiguchi
行義 西口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0889407A publication Critical patent/JPH0889407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押上式貯湯型のコーヒ沸し器において、誤操
作で使用したときに生じる熱湯によって生じる火傷を防
止して、安全性を高くする。 【構成】 上ボディ11の前部の下方に着脱自在とした
バスケット9の把手部9aに防水用壁部9bを立設した
構成により、バスケット9内にコーヒ液が滞留した状態
で、バスケット9を引き出しても防水用壁部9bによっ
て、熱湯が把手部9aに及ぶのを防止でき、安全性を確
保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒ等の抽出液(以
下、コーヒ液という)を作成するコーヒ沸し器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コーヒ沸し器、特に押上式貯湯型
のコーヒ沸し器においては、単に所定量のコーヒ液を早
く作成できるだけでなく、操作時の安全性も強く要求さ
れるようになり、高温のコーヒ液による火傷を防止し
て、安全性を高めた工夫がなされている(例えば、実公
平4−46705号公報参照)。
【0003】以下に従来のコーヒ沸し器について説明す
る。図7に示すように、加熱容器(以下、容器という)
1の下方周部にはバンド状の発熱体2を配設し、その底
面外部には温度調節器3を配設している。容器1の上方
には、容器蓋4を容器1と密閉状態に設けている。容器
蓋4の上方に配設した貯水タンク(以下、タンクとい
う)5の底面に開口5aを設けるとともに、開口5aに
一端を連通し、他端を容器1内の下方に開口をした給水
パイプ6を容器蓋4の開口4aに貫通させて配設してい
る。
【0004】また、容器蓋4の開口4bには、タンク5
の上方で開口する空気筒7が貫通して配設されている。
さらに、容器蓋4の開口4cには、吐出パイプ8が装着
されている。吐出パイプ8は、略U字形状をなし、その
一端を容器1内の上方に位置させた吸水口8aと、その
他端の下方にコーヒ粉等を収納するバスケット9及びバ
スケット9の下方にコーヒ液等を溜めるデカンタ10が
位置する構成とした吐出口8bを有して、タンク5を保
持する上ボディ11に装着されている。
【0005】バスケット9は、略円錐台形状の容器で、
上部周囲には縁部が設けられていて、この上端縁部で上
ボディ11の前部に着脱自在に装着される構成としてい
る。
【0006】また、バスケット9の操作側には上端縁部
に連続して把手部9aが外方に形設されている。
【0007】タンク5の上方には水を入れる給水口12
aを設けた蓋12を配している。デカンタ10は下ボデ
ィ13に設けた保温プレート14に載置されている。
【0008】デカンタ10のデカンタ蓋10aは、その
中央部にコーヒ液の通過用の適個の小孔を形設するとと
もに、上方に凸とした滑らかな曲面を設けている。
【0009】バスケット9の底部中央に形設した開口1
5には弁装置16を付設している。この弁装置16は公
知のものであるが、弁がばねを介在し、弁軸の上方にO
リングを、下方に略円錐状の当接片を設けてデカンタ蓋
10aに当接させ、開口15からのコーヒ液の漏出を防
止している。デカンタ10の着脱時に弁が上下に摺動す
ることによって、バスケット9の開口15を開閉し、コ
ーヒ液の滴下可否の役割を果たす構成としている。な
お、図中の17は、コーヒ粉等の被抽出粉(以下、コー
ヒ粉という)である。
【0010】以上のように構成されたコーヒ沸し器につ
いて、以下その動作を説明する。まず、給水口12aよ
り水を入れると、タンク5の開口5aから給水パイプ6
を介して容器1内に水が入る。容器1内の水位が上昇し
て吐出パイプ8の上方迄給水されると、容器1内の水は
吐出パイプ8を通じて吐出口8bから排水される。排水
されて容器1内の水位が下がり、吸水口8aと同水位に
なると容器1内へは空気筒7により、空気が同時に入っ
てきているので、吐出パイプ8内へも吸水口8aより空
気が入り、吐出パイプ8内においてサイフォンの原理が
働かなくなり、排水が停止する。この状態で発熱体2に
通電して加熱すると、容器1内の水は加熱され、水温が
上昇する。水温の上昇が温度調節器3の設定温度に達す
ると、温度調節器3が動作して発熱体2への通電を停止
する。
【0011】この後、バスケット9にコーヒ粉17を入
れてセットし、給水口12aより再び所定の水を供給す
ると、容器1内の加熱された湯が押し上げられ、吐出パ
イプ8を介して吐出口8bから投入水量に対応して湯が
排出され、バスケット9内のコーヒ粉17上に注がれ、
デカンタ10へコーヒ液が滴下する。デカンタ10を取
り出すと、弁装置16が瞬時に作動して、バスケット9
からコーヒ液が滴下するのを防止する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、コーヒ液を抽出しようとするとき、バス
ケット9の手入れの不十分および・または、コーヒ粉1
7をバスケット9内に入れるときの不注意により、弁装
置16に異物やコーヒ粉17を詰まらせたときに、開口
15は閉鎖状態もしくは開口15の開口面積が極小状態
になり、この状態でコーヒ液を抽出すると、容器1より
湯がバスケット9内に順次滴下するとともに滞留し、最
終的にバスケット9の上端縁部より溢出するので、この
段階で誤って手を出したり、把手部9aをもってバスケ
ット9を引き出したときに、溢出した熱湯で火傷を負う
ことが生じて不安全であるという問題点を有していた。
【0013】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、バスケットの上端縁部より溢出する熱湯によって
生じる火傷を防止し、安全性を高くしたコーヒ沸し器を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のコーヒ沸し器は、発熱体で加熱した容器の湯
を供給する吐出パイプの下部に配置され、収容したコー
ヒ粉に吐出パイプからの湯を受けて、コーヒ液を抽出す
る構成としたバスケットに、その把手部を遮蔽するよう
に立設した防水用壁部を設けたものである。
【0015】
【作用】この構成において、バスケットの手入れの不十
分やコーヒ粉をバスケット内に入れるときの不注意によ
り、弁装置に異物やコーヒ粉を詰まらせた状態でコーヒ
液を抽出して、バスケットを引き出したときに、バスケ
ット内に滞留した熱湯が上端縁部から溢出しても、防水
用壁部によって、熱湯は遮蔽されて、把手部に達しない
こととなる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0017】本発明の一実施例において、前述の従来例
について説明した構成部分と同じ部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0018】図1および図2に示すように、本実施例の
特徴とするところは、前述従来の構成にバスケット9の
上端縁部と把手部9aの境界部に立設した防水用壁部9
bを付加したことにある。
【0019】この構成により、コーヒ液の抽出中、およ
び、バスケット9が何らかの不注意で熱湯が満滞留した
状態で、バスケット9を引き出したときに、熱湯が手前
に移動しても防水用壁部9bが熱湯を遮蔽するので、把
手部9aに熱湯が及ばないようにできる。
【0020】以上のように本実施例によれば、把手部9
aを遮蔽するように、バスケット9の上端縁部と把手部
9aの境界部に立設した防水用壁部9bを設けることに
より、コーヒ液を抽出しようとするとき、バスケット9
の手入れの不十分やコーヒ粉17をバスケット9内に入
れるときの不注意により、弁装置16に異物やコーヒ粉
17を詰まらせた状態でコーヒ液を抽出すると、容器1
より熱湯がバスケット9内に順次滴下するとともに滞留
し、バスケット9の上端縁部から溢出することが生じる
が、この段階で誤って手を出したり、バスケット9を引
き出したときに、熱湯が手前側にあふれて火傷を負う危
険を防水用壁部9bによって防ぐことができ、安全性を
向上できる。
【0021】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0022】図3に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、前述従来の構成にバスケット9の後部の上端
縁部に切欠き口部9cを付加したことにある。
【0023】この構成により、コーヒ液がバスケット9
に一定量以上滞留したときに、この切欠き口部9cから
コーヒ液がバスケット9外に導出されて、バスケット9
外面に沿って下方に落下し、デカンタ10内に収容され
るので、バスケット9に熱湯が満滞留しなくなり、誤操
作時に、前述実施例1と同様に危険が防止でき、安全性
を向上できる。
【0024】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0025】図4に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、前述実施例2の構成に切欠き口部9cからバ
スケット9の外側面に下方にむけて添設した流通用溝壁
9dを付加したことにある。
【0026】この構成により、前述実施例2の効果に加
えて、一定量以上滞留したコーヒ液をスムーズにデカン
タ10内に導入収容することができる。
【0027】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0028】図5に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、前述実施例2の構成に前述実施例1の防水用
壁部9bを付加したことにある。
【0029】この構成により、前述実施例1および2の
効果を共に得ることができ、安全性をより高めることが
できる。
【0030】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0031】図6に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、前述実施例3の構成に前述実施例1の防水用
壁部9bを付加したことにある。
【0032】この構成により、前述実施例1および3の
効果を共に得ることができ、安全性をより高めることが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、発熱体で加熱した容器の湯を供給する吐出パイプの
下部に配置され、収容したコーヒ粉に吐出パイプからの
湯を受けて、コーヒ液を抽出する構成としたバスケット
に、その把手部を遮蔽するように立設した防水用壁部を
設けた構成により、バスケットの上端縁部より溢出する
熱湯によって生じる火傷を防止し、安全性を高くした優
れたコーヒ沸し器を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例1のコーヒ沸し器の断
面略図 (b)は同コーヒ沸し器のバスケットの斜視図
【図2】同コーヒ沸し器の斜視図
【図3】本発明の実施例2のコーヒ沸し器のバスケット
の斜視図
【図4】本発明の実施例3のコーヒ沸し器のバスケット
の斜視図
【図5】本発明の実施例4のコーヒ沸し器のバスケット
の斜視図
【図6】本発明の実施例5のコーヒ沸し器のバスケット
の斜視図
【図7】(a)は従来のコーヒ沸し器の断面略図 (b)は同コーヒ沸し器のバスケットの斜視図
【符号の説明】
1 容器(加熱容器) 5 タンク(貯水タンク) 6 給水パイプ 8 吐出パイプ 9 バスケット 9a 把手部 9b 防水用壁部 9c 切欠き口部 9d 流通用溝壁 10 デカンタ 11 上ボディ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水口を有する貯水タンクを保持する上
    ボディと、前記貯水タンクの下方に配置された発熱体を
    有する加熱容器と、前記貯水タンクと連通して前記加熱
    容器の下方に開口を有する給水パイプと、前記発熱体で
    加熱された前記加熱容器の湯を前記上ボディから供給す
    る吐出パイプと、前記吐出パイプの下部に配置しコーヒ
    粉を収容して前記吐出パイプからの湯を受けてコーヒ液
    を抽出する把手部を有するバスケットと、前記バスケッ
    トから滴下するコーヒ液を受けるデカンタを備えたコー
    ヒ沸し器であって、前記バスケットは、前記把手部を遮
    蔽するように立設した防水用壁部を有する構成であるコ
    ーヒ沸し器。
  2. 【請求項2】 バスケットは、その上端縁部に形設した
    切欠き口部を有する構成である請求項1記載のコーヒ沸
    し器。
  3. 【請求項3】 バスケットは、把手部に相対する位置の
    上端縁部に形設した切欠き口部と、前記切欠き口部に連
    通して前記バスケットの外側面に下方に向けて添設した
    流通用溝壁を有する構成である請求項1記載のコーヒ沸
    し器。
  4. 【請求項4】 バスケットは、把手部を遮蔽するように
    立設した防水用壁部を有する構成である請求項2記載の
    コーヒ沸し器。
  5. 【請求項5】 バスケットは、把手部を遮蔽するように
    立設した防水用壁部を有する構成である請求項3記載の
    コーヒ沸し器。
JP6227565A 1994-09-22 1994-09-22 コーヒ沸し器 Pending JPH0889407A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008149242A3 (en) * 2007-05-17 2009-02-19 Electrical & Electronics Ltd Beverage brewing apparatus with pump dispensing system

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