JPH088890B2 - 履物台 - Google Patents

履物台

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JPH088890B2
JPH088890B2 JP3357638A JP35763891A JPH088890B2 JP H088890 B2 JPH088890 B2 JP H088890B2 JP 3357638 A JP3357638 A JP 3357638A JP 35763891 A JP35763891 A JP 35763891A JP H088890 B2 JPH088890 B2 JP H088890B2
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rotary
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森夫 山元
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は履物台に関する。すなわ
ち、スリッパ,靴,その他の履物を脱いで置く、履物台
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】履物は、人が脱いだ方向と履く方向とが
逆である。例えば、居間側から出て来てホールでスリッ
パを脱ぎ玄関ドアから外に出た際、ホールに脱ぎ捨てら
れたスリッパの方向と、事後、玄関ドア側から帰宅し又
は来客がありホールでスリッパを履く際の常時の一定方
向とは、向きが逆である。そこで従来は、手足等を使っ
てスリッパの向きを、常時の一定方向に変えていた。つ
まり従来は一般に、スリッパ等の履物を履く際、脱ぎ捨
てられていた履きにくい方向とは逆方向に、手足等を使
って向きを変え、半回転させて元の常時の一定方向に履
き易くしてから、その履物を履いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち前述のごとく従来は、スリッパ等の履物を履く際、手
足等を使ってその向きを逆に変え、履き易い常時の一定
方向に直す動作を要していたので、係る動作が煩わしく
面倒であった。つまり、このように履物の向きをいちい
ち逆に変え元に戻す動作は、手間がかかり煩わしく面倒
であるとの指摘があった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべく、発明者の鋭意研究努力の結
果なされたものであって、所定の基台,回転台,回転
軸,軸受,スプリング等を備えてなると共に、履物と基
台にそれぞれ反対の極性の磁石を対向位置させたことに
より、第1に、脱ぎ捨てられた履物が直ちにかつ自動的
に、元の履き易い常時の一定方向に向きを変えられ、い
つも履き易い常時の一定方向に向いているようになり、
第2に、しかもこれは簡単な構成により容易に実現され
る、履物台を提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
履物台は、スリッパ,靴,その他の履物Aを脱いで置く
履物台に関する。そして基台1と、該基台1上を回転可
能な回転台2と、該回転台2下に設けられた回転軸3
と、該基台1に設けられ該回転軸3を保持する軸受4
と、該回転軸3等の回転台2側と該基台1側間に介裝さ
れたスプリング5と、左右の履物Aにそれぞれ部分的に
配された磁石6,7と、該履物Aに配された左右の磁石
6,7と対向位置すべく、該基台1に間隔を存しつつ部
分的に配された左右の磁石8,9と、を備えてなる。
【0006】該基台1は、床D下に固定的に配された絶
縁体よりなる。該回転台2は、該基台1上に配されると
共に該床Dと略同一高さレベルにあり、該床Dに設けら
れた僅かに径大な開口10内に配され、履物Aを載せる
に足る大きさの円板状の絶縁体よりなる。又、該回転軸
3は、該回転台2の中心に上端が一体的に取り付け固定
されると共に、該基台1の上面に設けられた貫通孔11
を介し該基台1内に挿通され、もって該回転軸3を中心
に該回転台2が該基台1の上面上を回転可能となってい
る。更に、該軸受4は、該基台1内に配され基台1内に
挿通された該回転軸3が挿入,ガイドされるようになっ
ている。
【0007】そして、上記回転台2上に人が上記履物A
を脱いで置くようになっており、上記スプリング5は、
人が上記回転台2上に乗っていない場合に、上記回転台
2を上記基台1上に若干浮かせて支持する弾発力に設定
されると共に、人が回転台2上に乗った場合に、圧縮さ
れ回転台2が基台1上面に当接して支えられるようにな
る程度の弾発力に設定され、かつ、上記履物Aに配され
た磁石6,7と上記基台1に配された磁石8,9との間
の吸引力よりは強い弾発力に設定されている。又、上記
履物Aに配された磁石6,7は、左右で極性が反対に設
定され、かつ上記基台1に配された磁石8,9は、左右
で極性が反対に設定されると共に、上記履物Aに配され
た左右の磁石6,7の極性と常時において上下で極性が
反対に設定されている。
【0008】そこで常時において、上記履物Aおよび回
転台2は、対向位置する上記履物Aの磁石6,7と上記
基台1の磁石8,9の極性が左右共上下で反対となって
いるので、このような磁石6,8間や磁石7,9間の吸
引力により不動となっている。これに対し常時とは逆
に、上記履物Aの磁石6,7と上記基台1の磁石8,9
の極性が左右共上下で同極に、上記履物Aが回転台2上
に脱ぎ捨てられた場合において、上記履物Aおよび回転
台2は、このような磁石6,9間や磁石7,8間の反発
力にて途中まで回転可能となっており、後は上述した磁
石6,8間や磁石7,9間の吸引力にて更に回転し、結
局、半回転して上述した常時の状態で不動に停止可能と
なっている。
【0009】ところで、上記履物Aおよび回転台2の重
量は、このような磁石6,9間や磁石7,8間の反発力
や磁石6,8間や磁石7,9間の吸引力にて、回転可能
な程度に軽く設定されている。かつ、上記履物Aの重量
は、このような磁石6,9間や磁石7,8間の反発力に
て、上記回転台2から浮き上がらない程度、つまりその
まま上記回転台2上に置かれた状態を維持可能な程度に
は重く設定されている。又、上記履物Aおよび回転台2
の表面素材は、その摩擦係数が、このような磁石6,9
間や磁石7,8間の反発力や磁石6,8間や磁石7,9
間の吸引力にて、相互間がずれない程度、つまりそのま
ま上記履物Aが回転台2上に置かれた状態を維持可能な
程度のものにて形成されている。
【0010】
【作用】本発明に係る履物台は、このような手段よりな
るので、次のごとく作用する。常時において履物Aは、
履き易い一定方向に向けられ、回転台2上に置かれてい
る。そして回転台2は、スプリング5にて基台1上に若
干浮いた状態でセットされており、又、対向位置する履
物Aの磁石6,7と基台1の磁石8,9の極性が、左右
共上下で反対となっているので、上下間で磁石6,8間
や磁石7,9間の吸引力が作用し、左右の履物Aは不動
となっている。
【0011】次に履物Aが、この常時の一定方向とは逆
方向で回転台2上に脱ぎ捨てられた場合は、対向位置す
る履物Aの磁石6,7と基台1の磁石8,9の極性が左
右共上下で同極となるので、磁石6,9間や磁石7,8
間で反発力が作用する。そして回転台2は、スプリング
5にて基台1上に若干浮いた状態となっているので、こ
のような磁石6,9間や磁石7,8間の反発力により、
履物Aを載せたまま回転軸3そして軸受4を中心に回転
し始める。この反発力は、直接的には上下・縦方向に作
用するが、回転台2や履物Aの重量等にて規制されるこ
とにより、結果的に左右・横・斜め方向に作用して行く
ようになる。
【0012】そして回転台2は、このような反発力に加
え慣性力も加わり途中まで回転すると、履物Aの磁石
6,7と基台1の磁石8,9の極性が反対なものの吸引
力が、それまでの反発力に切り換わって上下間で作用す
るようになる。この磁石6,8間や磁石7,9間の吸引
力は、当初は左右・横・斜め方向から作用し始め、結
局、回転台2は履物Aを載せたまま半回転し、このよう
に極性が反対の履物Aの磁石6,7と基台1の磁石8,
9とが、左右共上下で対向位置すると、相互間の吸引力
にて停止し、左右の履物Aは再び不動に、履き易い常時
の一定方向に向けられる。
【0013】このようにこの履物台では、第1に、回転
台2上に脱ぎ捨てられた履物Aは、半回転されて向きを
変えられ、直ちにかつ自動的に何ら人の操作を要するこ
となく、常時の履き易い一定方向に向けられる。第2
に、しかもこれは、電源や駆動部品等を要することなく
磁石6,7,8,9を利用すると共に、履物Aの形状が
円形等に制限されることもなく、又、磁石6,7,8,
9も全面的ではなく部分的に配されるので、履物Aの重
量が特に大きく増加することもない等、簡単な構成によ
り容易に実現される。
【0014】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1は、本発明に係る履物台の
実施例を示し、常時の状態の正面説明図であり、図2は
同平面説明図であり、(1)図は回転台,基台等を示し
(2)図は履物を示し、図3は同平面説明図であり、
(1)図は人が乗っていない常時の状態を示し(2)図
は履物を脱いで置く瞬間を示す。
【0015】まず構成等について説明する。この履物台
は、基台1と、基台1上を回転可能な回転台2と、回転
台2下に垂設され固定された回転軸3と、基台1に垂設
され回転軸3を保持する軸受4と、回転軸3等の回転台
2側と基台1間に介裝されたスプリング5と、履物Aに
左右各々配された磁石6,7と、この履物Aに配された
磁石6,7と対向位置すべく基台1に配された磁石8,
9と、を備えてなる。
【0016】これらについて詳細すると、図1等に示す
ように、まず基台1は、例えば玄関ドア側Bと居間側C
間のホールの床D下に配され、中空のケース状をなし、
木,プラスチック製等の絶縁体よりなる。回転台2は、
人が履物Aを脱いでその上に置くものであり、このよう
な基台1の上面上に配されるとともに、上述のホールの
床Dと略同一高さレベルにあり、ホールの床Dに僅かに
径大な開口10を設け、回転台2は、この開口10内に
配され、スリッパ等の履物Aを載せるのに足る大きさの
円板状をなし、木,プラスチックス製等の絶縁体よりな
る。回転軸3は、回転台2の中心に上端が一体的に取り
付け固定されるとともに、基台1の上面に設けられた貫
通孔11を介し基台1内に挿通され、もって、回転台2
が係る回転軸3を中心に基台1の上面上を回転可能とな
っている。又、軸受4は基台1内に配され、基台1内に
挿通された回転軸3が挿入されこれをガイドするもので
あり、図示例の軸受4は基台1の底面から立設されてい
るが、基台1の上面の貫通孔11下に連設するようにし
てもよい。
【0017】スプリング5は、人が回転台2上に乗って
いない場合、図示例では回転軸3を介し回転台2を基台
1上に若干浮かせるべく機能する。すなわち、図示例の
スプリング5は、軸受4内において回転軸3の下端と基
台1の下面間に介裝され、回転台2を基台1上に位置す
べく支持している。そしてこのスプリング5の弾発力
は、人が回転台2上に瞬間的に乗った場合は、回転軸3
が下がって圧縮され、もって回転台2が基台1上面に当
接して支えられる程度には弱く設定され、他方、人が回
転台2上に乗っていない場合は、その弾発力により回転
軸3を上昇させて、回転台2を基台1上に若干浮かせる
程度には強く設定されている。なお、このスプリング5
の弾発力は、次に述べる磁石6,8間や磁石7,9間の
吸引力よりは強く設定されている。
【0018】次に、図2の(1)図,(2)図に示すよ
うに、左右の履物Aに配された磁石6,7は、左右で極
性が反対に設定され、かつ基台1に配された磁石8,9
も、図示のように相互間で所定間隔を存しつつ左右に配
されると共に、左右で極性が反対に設定されると共に、
履物Aに配された左右の磁石6,7の極性と図1や図3
の(1)図に示したように常時において上下で極性が反
対に設定されている。すなわち、履物A側の磁石6,7
は、図示例では履物Aであるスリッパのほぼ中央部付近
の内部に部分的に取り付けられており、略正方形の板状
をなし、左右で極性が反対に例えば左右でN,Sと設定
されている。基台1側の磁石8,9は、図示例では基台
1の上面下の中央部付近に部分的に取り付けられてお
り、磁石6,7と見合った形状で例えば略正方形の板状
をなし、履物Aが回転台2上にて履き易い一定方向に置
かれた常時の場合や(図1や図3の(1)図参照)、こ
れと逆方向に脱がれた場合(図3の(2)図参照)に、
これと真下にて対向位置すべく左右に配されている。
又、この基台1側の磁石8,9は、左右の極性が逆であ
ると共に、履物Aが回転台2上にて履き易い一定方向に
置かれた常時の場合の磁石6,7の極性と上下で逆に、
その極性が設定されている。例えば、履物A側の磁石
6,7が左右でN,Sと設定されているとすれば、この
基台1側の磁石8,9は、逆に左右でS,Nと設定され
ている。なお、図3の(2)図中Hは人の足を示す。
【0019】さてそこでこの履物台にあっては、常時に
おいては(図1、および図3の(1)図の履物Aと図2
の(1)図の基台1とを組み合わせた状態を参照)、履
物Aおよび回転台2は、対向位置する履物Aの磁石6,
7と基台1の磁石8,9の極性が左右共上下で反対とな
っているので、このような磁石6,8間や磁石7,9間
の吸引力により不動となっている。これに対し常時とは
逆に、履物Aの磁石6,7と基台1の磁石8,9の極性
が左右共上下で同極に、履物Aが回転台2上に脱ぎ捨て
られた場合において(図3の(2)図の履物Aと、図2
の(1)図の基台1とを組み合わせた状態を参照)、履
物Aおよび回転台2は、このような磁石6,9間や磁石
7,8間の反発力にて途中まで回転可能となっており、
後は上述した磁石6,8間や磁石7,9間の吸引力にて
更に回転し、結局、半回転して上述した常時の状態で不
動に停止可能となっている(図1、および図3の(1)
図の履物Aと図2の(1)図の基台1とを組み合わせた
状態を参照)。
【0020】ところで、上述から当然のことではある
が、これらを可能ならしむべく、履物A,回転台2の重
量等は、次のように設定されている。すなわち、まず履
物Aおよび回転台2の重量は、このような磁石6,9間
や磁石7,8間の反発力や、磁石6,8間や磁石7,9
間の吸引力にて回転可能な程度に、軽く設定されてい
る。かつ、履物Aの重量は、このような磁石6,9間や
磁石7,8間の反発力にて回転台2から浮き上がらない
程度、つまり、そのまま回転台2上に置かれた状態を維
持可能な程度には、重く設定されている。又、履物Aお
よび回転台2の表面素材は、その摩擦係数が、このよう
な磁石6,9間や磁石7,8間の反発力や磁石6,8間
や磁石7,9間の吸引力にて相互間がずれない程度、つ
まりそのまま上記履物Aが回転台2上に置かれた状態を
維持可能な程度のものにて形成されている。
【0021】本発明に係る履物台は、以上説明したよう
に構成されている。そこで以下のように動作する。ま
ず、常時において履物Aは、履き易い一定方向に向けら
れ(図1、および図3の(1)図の履物Aと図2の
(1)図の基台1とを組み合わせた状態を参照)、回転
台2上に置かれている。そして回転台2は、スプリング
5にて基台1上に若干浮いた状態でセットされており、
又、対向位置する履物Aの磁石6,7と基台1の磁石
8,9の極性が、左右共上下で反対となっている(図示
例では、磁石6のNと磁石8のS、および磁石7のSと
磁石9のNとで、左右共上下で反対となっている)の
で、吸引し合って上下間で吸引力が作用し、左右の履物
Aは、回転台2そして基台1上の定位置で、不動に常時
の一定方向に向けられている。
【0022】次に履物Aが、上述した常時の一定方向と
は逆方向で、回転台2上に脱ぎ捨てられた場合(図3の
(2)図の履物Aと図2の(1)図の基台1とを組み合
わせた状態を参照)は、人が足Hを抜くと次のようにな
る。
【0023】すなわち、人が居間側Cから出て来て、ホ
ールの床Dで回転台2上に乗り、そこにスリッパ等の履
物Aを脱ぎ捨てて、玄関ドア側Bから外に用足しに出て
行った場合は、対向位置する履物Aの磁石6,7と基台
1の磁石8,9の極性が、左右共上下で同極となる(図
示例では、磁石6のNと磁石9のN、および磁石7のS
と磁石8のSとで、左右共上下で反対となる)ので、反
発し合い上下間で反発力が作用する。さて回転台2は、
スプリング5にて基台1上に若干浮いた状態となってい
るので、係る磁石6,9間や磁石7,8間の反発力によ
り、履物Aを載せたまま回転軸3そして軸受4を中心
に、回転し始める。この反発力は、直接的には上下・縦
方向に作用するが、回転台2や履物Aの重量等にて規制
されることにより、結果的に左右・横・斜め方向に作用
して行くようになる。
【0024】そして回転台2は、このような反発力に加
え慣性力も加わり、途中まで回転すると今度は、履物A
の磁石6,7と基台1の磁石8,9の極性が反対なもの
の吸引力が、それまでの反発力に切り換わって上下で作
用するようになる。この磁石6,8間や磁石7,9間の
吸引力は、当初は左右・横・斜め方向から作用し始め、
このようにして結局、回転台2は履物Aを載せたまま半
回転する。そして、このように極性が反対の履物Aの磁
石6,7と基台1の磁石8,9とが、左右共上下で対向
位置すると、相互間の吸引力にて停止し、左右の履物A
は、回転台2そして基台1上の定位置で、再び不動に履
き易い常時の一定方向に向けられる(図1、および図3
の(1)図の履物Aと図2の(1)図の基台1とを組み
合わせた状態を参照)。
【0025】このように、この履物台によると、第1
に、回転台2上に脱ぎ捨てられた履物Aは、半回転さ
れ、元の脱ぎ捨てられた方向とは逆方向に向きを変えら
れる。つまり履物Aは、直ちにかつ自動的に何ら人の操
作を要することなく、履き易い常時の一定方向に向けら
れるようになる。そこで事後、玄関ドア側Bから帰宅し
又は来客があり、ホールの床Dにてスリッパ等の履物A
を履く際、その向きを履き易い様に直す必要はなくな
る。第2に、このような履物台は、モータ,プーリー,
電池,電源等々の駆動部品等を要すこともなく、磁石
6,7,8,9を利用すると共に、履物Aの形状が円形
等に制限されることなく、又、磁石6,7も全面的では
なく部分的に配されるので、履物Aの重量が特に大きく
増加することもない。そして全体的にも、所定の基台
1,回転台2,回転軸3,軸受4,スプリング5,磁石
6,7,8,9等よりなり、極めて簡単な構成により容
易に実現される。
【0026】なお第1に、この履物台は図示例では、ス
リッパ等の履物Aを対象とし、居間側Cと玄関ドア側B
間のホールの床Dに設けられていたが、本発明は勿論こ
れに限定されるものではなく、例えば、靴,ゲタ,ゾー
リ,その他の履物Aを対象としてもよく、又、トイレ,
玄関の土間,旅館・ホテルの適宜場所,病院の出入口,
その他の床等に設けるようにしてもよい。なお第2に、
図示例において磁石6,7は、履物Aの中央部付近に各
々部分的に配されていたが、これによらず例えば履物A
のつま先,かかと等に、単独で又は図示例に付加して部
分的に配するようにしてもよく、この場合に磁石8,9
は、対応位置つまり基台1の前端部,後端部等に、単独
で又は図示例に付加して、部分的に配される。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る履物台は、以上説明したご
とく、所定の基台,回転台,回転軸,軸受,スプリング
等を備えてなると共に、履物と基台にそれぞれ反対の極
性の磁石を対向位置させたことにより、次の効果を発揮
する。
【0028】すなわち第1に、脱ぎ捨てられた履物が、
直ちにかつ自動的に何ら人の操作を要することなく、元
の常時の履き易い方向に向きを変えられ、いつも履き易
い一定方向に向いているので、従来例のようにいちいち
履物の向きを直す動作を要しなくなり、手間が省け履物
を履くことが著しく容易化され楽に行えるようになる。
第2に、しかもこれは、所定の基台,回転台,回転軸,
軸受,スプリング,磁石のみにより、簡単な構成により
実現され、又、履物の形状が制限されたり履物の重量が
特に増加することもなく、容易に実現でき、コスト面更
には耐久性にも優れている。このように、この種従来例
に存した問題点が一掃される等、本発明の発揮する効果
は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る履物台の実施例を示す、常時の状
態の正面説明図である。
【図2】同平面説明図であり、(1)図は回転台,基台
等を示し、(2)図は履物を示す。
【図3】同平面説明図であり、(1)図は人が乗ってい
ない常時の状態を示し、(2)図は人が履物を脱いで置
く瞬間を示す。
【符号の説明】
1 基台 2 回転台 3 回転軸 4 軸受 5 スプリング 6 磁石(履物側のもの) 7 磁石(履物側のもの) 8 磁石(基台側のもの) 9 磁石(基台側のもの) 10 開口 11 貫通孔 A 履物 B 玄関ドア側 C 居間側 D ホールの床 H 足

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリッパ,靴,その他の履物Aを脱いで
    置く履物台であって、基台1と、該基台1上を回転可能
    な回転台2と、該回転台2下に設けけられた回転軸3
    と、該基台1に設けられ該回転軸3を保持する軸受4
    と、該回転軸3等の回転台2側と該基台1側間に介裝さ
    れたスプリング5と、左右の履物Aにそれぞれ部分的に
    配された磁石6,7と、該履物Aに配された左右の磁石
    6,7と対向位置すべく、該基台1に間隔を存しつつ部
    分的に配された左右の磁石8,9と、を備えてなり、 該基台1は、床D下に固定的に配された絶縁体よりな
    り、該回転台2は、該基台1上に配されると共に該床D
    と略同一高さレベルにあり、該床Dに設けられた僅かに
    径大な開口10内に配され、履物Aを載せるに足る大き
    さの円板状の絶縁体よりなり、又、該回転軸3は、該回
    転台2の中心に上端が一体的に取り付け固定されると共
    に、該基台1の上面に設けられた貫通孔11を介し該基
    台1内に挿通され、もって該回転軸3を中心に該回転台
    2が該基台1の上面上を回転可能となっており、更に、
    該軸受4は、該基台1内に配され基台1内に挿通された
    該回転軸3が挿入,ガイドされるようになっており、 上記回転台2上に人が上記履物Aを脱いで置くようにな
    っており、上記スプリング5は、人が上記回転台2上に
    乗っていない場合に、上記回転台2を上記基台1上に若
    干浮かせて支持する弾発力に設定されると共に、人が回
    転台2上に乗った場合に、圧縮され回転台2が基台1上
    面に当接して支えられるようになる程度の弾発力に設定
    され、かつ、上記履物Aに配された磁石6,7と上記基
    台1に配された磁石8,9との間の吸引力よりは強い弾
    発力に設定されており、 又、上記履物Aに配された磁石6,7は、左右で極性が
    反対に設定され、かつ上記基台1に配された磁石8,9
    は、左右で極性が反対に設定されると共に、上記履物A
    に配された左右の磁石6,7の極性と常時において上下
    で極性が反対に設定されており、 常時において、上記履物Aおよび回転台2は、対向位置
    する上記履物Aの磁石 6,7と上記基台1の磁石8,9
    の極性が左右共上下で反対となっているので、このよう
    な磁石6,8間や磁石7,9間の吸引力により不動とな
    っているのに対し、常時とは逆に、上記履物Aの磁石
    6,7と上記基台1の磁石8,9の極性が左右共上下で
    同極に、上記履物Aが回転台2上に脱ぎ捨てられた場合
    において、上記履物Aおよび回転台2は、このような磁
    石6,9間や磁石7,8間の反発力にて途中まで回転可
    能となっており、後は上述した磁石6,8間や磁石7,
    9間の吸引力にて更に回転し、結局、半回転して上述し
    た常時の状態で不動に停止可能となっており、 上記履物Aおよび回転台2の重量は、このような磁石
    6,9間や磁石7,8間の反発力や磁石6,8間や磁石
    7,9間の吸引力にて、回転可能な程度に軽く設定さ
    れ、かつ、上記履物Aの重量は、このような磁石6,9
    間や磁石7,8間の反発力にて、上記回転台2から浮き
    上がらない程度、つまりそのまま上記回転台2上に置か
    れた状態を維持可能な程度には重く設定されており、
    又、上記履物Aおよび回転台2の表面素材は、その摩擦
    係数が、このような磁石6,9間や磁石7,8間の反発
    力や磁石6,8間や磁石7,9間の吸引力にて、相互間
    がずれない程度、つまりそのまま上記履物Aが回転台2
    上に置かれた状態を維持可能な程度のものにて形成され
    ていること、 を特徴とする履物台。
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