JP2894685B1 - 回転移動玩具 - Google Patents

回転移動玩具

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JP2894685B1
JP2894685B1 JP15229398A JP15229398A JP2894685B1 JP 2894685 B1 JP2894685 B1 JP 2894685B1 JP 15229398 A JP15229398 A JP 15229398A JP 15229398 A JP15229398 A JP 15229398A JP 2894685 B1 JP2894685 B1 JP 2894685B1
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光吉 大蔵
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有限会社ハル・コーポレーション
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Abstract

【要約】 【課題】 磁石によった動きのものとは容認し難いよう
な自然で且つスムーズな回転動作、更には自転走行動作
を得ることができるようにする。 【解決手段】 下面を球面形とした中空球状もしくは中
空半球状の玩具体1を設け、該玩具体1の内底部にN極
もしくはS極の何れか一方極が上方に向くように従動側
磁石2を固着配置する。一方、従動側磁石2の上向きの
一方極と同極側を上向きにして互いに反発作用状態とす
るかもしくは従動側磁石2の上向きの一方極と異極側を
上向きにして互いに吸引作用状態とするかして離隔配置
し、従動側磁石2に対し水平回転方向にトルクτを発生
させるための従動側磁石2の操作用の原動側磁石5を形
成する。玩具体1は、低摩擦係数を有する硬質合成樹脂
材料により形成し、動物、人形、キャラクター等の種々
の意匠的形態部4を着脱交換可能となるように搭載す
る。また、原動側磁石5は、動物、人形、キャラクター
等の透磁性を有する操作体6で包被する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、子供や大人に至る
まで幅広く楽しむことができる玩具に係り、主として磁
石同士の吸引反発作用により回転運動、更には回転しな
がらの走行運動を行なわせるようにした回転移動玩具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転移動玩具としては、
例えば特開平8−229245号公報に開示されている
ように、一方極が下方へ向くように内底部に磁石を固定
し、且つ装飾用形象体をケース天壁部に起立固定させて
成る中空半球状の従動側体を下敷上面に放置状態に載置
させ、該従動側体の磁石に対して吸引状態となるように
従動側体の真下に下敷を介して原動側体の磁石を当接さ
せて従動側体自体を佇立状態とし、該佇立状態を維持し
ながら原動側体を手指で動かすことで従動側体に対し佇
立回転運動を行なわせるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、従動側体の磁石を原動側体の
磁石により下敷を介しての吸引状態を保持しながら従動
側体を強制的に引き摺るようにして佇立回転させるの
で、回転動作自体がガタガタと不自然でぎこちないもの
となり、見るからに磁石による動きであるものと分かっ
てしまうため、看者に対し余り興味を抱かせるものでは
なかった。しかも、従動側体の移動が吸引力、摩擦力、
慣性力等の微妙な変化により小円螺旋形の運動を生じさ
せるために操作上、構成上の工夫がかなり要求されるも
のとなる等の問題点を有していた。
【0004】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、従来の明らかに磁石
の操作によって回転移動させるものと理解できるような
玩具に比べて、磁石による動きであるものとは容認し難
いような自然で且つスムーズな回転動作が得られ、看者
に対し十分に興味を抱かせるような面白味のあるものと
した回転移動玩具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、載置される下面側を曲面状に
形成した透磁性を有する玩具体1の内底部に、N極もし
くはS極の何れか一方極が上方に向くように従動側磁石
2を固設させ、該従動側磁石2の上向きの一方極と同極
側もしくは異極側を上向きにして玩具体1外周囲に離隔
配置させた原動側磁石5を傾倒させることにより従動側
磁石2に対しトルクτを発生させて玩具体1を自転させ
るようにしたものである。また、下面を球面形として成
る透磁性の玩具体1と、該玩具体1の内底部にN極もし
くはS極の何れか一方極が上方に向くように固着配置さ
せた従動側磁石2と、該従動側磁石2の上向きの一方極
と同極側を上向きにして互いに反発作用状態となるよう
に離隔配置させた従動側磁石2操作用の原動側磁石5と
を有し、該原動側磁石5を反発作用線L上の廻りに左右
何れかの方向へ任意の傾倒角度θをもって従動側磁石2
方向へ接近させることにより、従動側磁石2に対し左右
何れかの水平回転方向にトルクτを発生させて玩具体1
を自転させながら走行移動させるようにしたものであ
る。あるいは、下面を球面形として成る透磁性の玩具体
1と、該玩具体1の内底部にN極もしくはS極の何れか
一方極が上方に向くように固着配置させた従動側磁石2
と、該従動側磁石2の上向きの一方極と異極側を上向き
にして互いに吸引作用状態となるように離隔配置させた
従動側磁石2操作用の原動側磁石5とを有し、該原動側
磁石5を吸引作用線L上の廻りに左右何れかの方向へ任
意の傾倒角度θをもって一定の距離を維持させながら従
動側磁石2から後退させることにより、従動側磁石2に
対し左右何れかの水平回転方向にトルクτを発生させて
玩具体1を自転させながら走行移動させるようにしたも
のである。しかも、玩具体1には、動物、人形、キャラ
クター等の種々の意匠的形態部4を好ましくは着脱交換
可能となるようにして搭載されているものとしたり、一
方、原動側磁石5は、動物、人形、キャラクター等の意
匠的外形を有し且つ透磁性を有する操作体6により包被
され、前記玩具体1の意匠的形態部4に対応した外包形
態を成すものとしたり、玩具体1は、低摩擦係数を有す
る硬質合成樹脂材料により形成したりして構成すること
ができる。
【0006】以上のように構成された本発明に係る回転
移動玩具において、玩具体1の外周囲で原動側磁石5を
傾倒させることにより、原動側磁石5と従動側磁石2と
の磁石上面同士の同極性相互の斥力作用もしくは異極性
相互の引力作用に対し、原動側磁石5側の裏面と従動側
磁石2の上面との異極性相互の引力作用もしくは同極性
相互の斥力作用が従動側磁石2の上面一端側に生じさせ
るため、原動側磁石5と従動側磁石2との間の磁界反発
力もしくは磁界吸引力に対する均整状態が磁界吸引力も
しくは磁界反発力によって乱されて従動側磁石2に対し
水平回転方向にトルクτを発生させる。また、反発作用
状態下で原動側磁石5を傾倒させながら従動側磁石2方
向へ接近させることにより、玩具体1は下面側の曲面に
沿って僅かに転がるような状態で傾かせながら従動側磁
石2に対し左右何れかの水平回転方向にトルクτを発生
させ、玩具体1を自転させながら原動側磁石5から逃げ
るようにして走行移動させる。このとき、従動側磁石2
の水平回転方向は、原動側磁石5が反発作用線L上の廻
りに傾倒した際の裏面である異極性が現れる側とは反対
側の方向へ発生させる。さらに、吸引作用状態下で原動
側磁石5を傾倒させながら従動側磁石2から退避させる
ことにより、玩具体1は下面側の曲面に沿って僅かに転
がるような状態で傾かせながら従動側磁石2に対し左右
何れかの水平回転方向にトルクτを発生させ、玩具体1
を自転させながら原動側磁石5を追い掛けるようにして
走行移動させる。このとき、従動側磁石2の水平回転方
向は、原動側磁石5が吸引作用線L上の廻りに傾倒した
際の裏面である同極性が現れる側とは反対側の方向へ発
生させる。そして、玩具体1に着脱交換可能となるよう
に搭載された動物、人形、キャラクター等の種々の意匠
的形態部4は、玩具体1の種々の変身を可能にさせる。
さらに、原動側磁石5を動物、人形、キャラクター等の
意匠的外形を有し且つ透磁性を有する操作体6により包
被させたので、玩具体1の運動は磁石によるものとは一
見して容認し難いごく自然な動きによるものとさせる。
尚、低摩擦係数を有する硬質合成樹脂材料により形成し
た玩具体1は、自然で且つスムーズな遊戯的回転運動を
可能にさせる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図1、図2において示される符
号1は、磁石同士の吸引反発作用により自転運動または
回転移動を行なわせる玩具を構成する例えばケース状の
玩具体である。該玩具体1は、図1、図2に示すよう
に、透磁性を有する動摩擦係数のできるだけ小さな硬質
合成樹脂材料により、下面が例えば球面状等の曲面に形
成された中空略半球状の回転台部1Aと、該回転台部1
A上に好ましくは着脱可能となるように被蓋される例え
ば透明な中空略半球状の蓋部1Bとにより全体が略中空
球状に形成されている。また、回転台部1Aの内底部に
はN極もしくはS極の何れか一方極である例えばN極側
が上方に向くように例えばディスク状の従動側磁石2を
固設させ、さらに、図2に示すように、回転台部1Aの
上側の略中段には上面中央に突起3Aを有する平面仕切
部3を設け、該平面仕切部3の突起3Aを動物、人形、
キャラクター等の種々の意匠的形態部4の底面に形成し
た嵌合用穴部4Aに嵌合させることにより回転台部1A
に対し意匠的形態部4を例えば着脱交換可能となるよう
にして搭載させてある。尚、図示例による説明を省略す
るが、前記玩具体1自体は中実状であって底部に従動側
磁石2を埋設する等すると共に、底面を曲面状としても
良い。
【0008】また、図3乃至図5に示すように、従動側
磁石2の上向きの一方極と同極側である例えばN極を上
向きにして従動側磁石2と互いに反発作用状態となるよ
うに玩具体1の外周囲に非接触状態に近接配置させるた
めの従動側磁石2の操作用の原動側磁石5を内包した操
作体6が前記玩具体1とは別に形成されている。すなわ
ち、原動側磁石5は、前記玩具体1の意匠的形態部4に
対応した外包形態を成す例えば正六角形をしたブロック
状の透磁性を有する操作体6により隠蔽包被されてい
る。尚、原動側磁石5は例えば直接手指で持って従動側
磁石2を操作させても良く、あるいはステッキ状にした
操作体6(図示せず)先端に取り付ける等して操作する
ものとしても良い。
【0009】そして上述したように、従動側磁石2の上
向きの一方極と同極側を上向きにして玩具体1外周囲に
離隔配置させた原動側磁石5を任意の角度θをもって傾
倒させて従動側磁石2に近付けることで、玩具体1は、
回転台部1A下面側の曲面に沿って僅かに転がるような
状態で傾かせながら従動側磁石2に対しトルクτを発生
させて玩具体1を自転させるものとしてある。すなわ
ち、図5に示すように、磁界H1 の従動側磁石2に対し
磁界H2 の原動側磁石5を反発作用線L上の廻りに左右
何れかの方向へ任意の傾倒角度θをもって傾斜設定させ
た状態で従動側磁石2方向へ接近させることにより、従
動側磁石2に対し左右何れかの水平回転方向にH1 ×H
2 ×sin2θ(0≦θ≦π/2)に比例したトルクτ
を発生させ、回転台部1A下面側の曲面を介して玩具体
1を自転させながら原動側磁石5から逃避するようにし
て移動させるものとしてある。このように、従動側磁石
2と原動側磁石5との向きを同一方向にすることで、従
動側磁石2と互いに反発作用状態となるように原動側磁
石5を玩具体1の外周囲に非接触状態に近接配置させた
ものとしている。
【0010】さらにその他の構成として、図6に示すよ
うに、玩具体1の内底部に固設させてある従動側磁石2
の上向きのN極もしくはS極の一方極とは異極側の方を
上向きにして玩具体1外周囲において吸引作用状態とな
るように原動側磁石5を離隔配置させ、しかも両磁石
2、5が容易に吸着一体にさせない程度の一定距離を維
持しながら任意の傾倒角度θをもって原動側磁石5を後
退操作することも可能である。このとき、磁界H1 の従
動側磁石2に対し磁界H2 の原動側磁石5を吸引作用線
L上の廻りに左右何れかの方向へ任意の傾倒角度θをも
って傾斜設定させた状態で吸着一体しない程度に従動側
磁石2から一定の距離を維持しながら後退させることに
より、従動側磁石2に対し左右何れかの水平回転方向に
1 ×H2×sin2θ(π/2≦θ≦π)に略比例し
たトルクτを発生させ、回転台部1A下面側の曲面を介
して玩具体1を自転させながら原動側磁石5側に引き寄
せるようにして移動させるものとしてある。
【0011】尚、従動側磁石2を有する玩具体1と、原
動側磁石5を有する操作体6とは夫々別個に単品として
使用され、金属製部材による例えば冷蔵庫の壁面、本棚
の隙間、机の横、ベッドの支柱パイプ等の磁力で安全に
着く場所に据え付けることで、キッチンアクセサリー類
または好みのキャラクター等を自分のマークにしたコミ
ュニケーションマスコット類等としても使用できること
は勿論である。
【0012】次に、本実施の形態に係る玩具の使用・動
作原理の一例を説明するに、図1、図2に示すように、
先ず、従動側磁石2を有する玩具体1を非磁性物面であ
る例えば専用のマップシート等の上に載置させておき、
原動側磁石5を有する操作体6を手指等でもって任意の
角度で傾倒させた状態で従動側磁石2方向へ接近させる
ことにより、従動側磁石2に対し左右何れかの水平回転
方向にトルクτを発生させ、玩具体1を回転台部1A下
面側の曲面を介して自転させながら逃げるよう、あるい
は引き寄せるようにして走行移動させる。
【0013】このとき、図3乃至図5に示すように、従
動側磁石2の水平回転方向は、原動側磁石5が反発作用
線L上の廻りに揺動して裏面である異極性面が現れる側
とは反対側の方向へ発生させるのである。すなわち、図
3に示すように、磁界H1 の従動側磁石2に対し磁界H
2 の原動側磁石5を反発作用線Lの廻りに側面から見て
例えば反時計方向へ任意の傾倒角度θをもって傾倒させ
ながら従動側磁石2方向へ接近させることにより、従動
側磁石2に対し上面から見て時計方向の水平回転方向に
1 ×H2 ×sin2θ(0≦θ≦π/2)に比例した
トルクτを発生させるのである。
【0014】また、図6に示すように、玩具体1の内底
部に固設した従動側磁石2のN極もしくはS極の上方へ
向いた一方極とは異極側の方を上向きにして玩具体1外
周囲において吸引作用状態となるように原動側磁石5を
離隔配置させた場合には、両磁石2、5が容易に吸着一
体にさせない程度の一定距離を維持しながら任意の傾倒
角度θをもって原動側磁石5を後退操作すれば、意匠的
形態部4を有する玩具体1を回転台部1A下面側の曲面
を介してスムーズに自転させながら意匠的外形のある操
作体6に向かって追い掛けてくるようにして走行移動さ
せることができるのである。
【0015】また、図2に示すように、玩具体1の動
物、人形、キャラクター等の種々の意匠的形態部4を適
宜変更する場合には、平面仕切部3の突起3Aより意匠
的形態部4の嵌合用穴部4Aを抜脱させることにより意
匠的形態部4が容易に取り外せられて交換できるのであ
る。
【0016】さらに、同一の非磁性物面である例えば専
用のマップシート上に複数の玩具体1を近接して載置さ
せておき、夫々の玩具体1を操作する各操作体6でもっ
て独自に操りながら相互に闘わせるようにした所謂バト
ルゲームを行なわせることもできる。
【0017】そして、従動側磁石2を有する玩具体1
と、原動側磁石5を有する操作体6とを夫々別個に単品
として使用しても良く、磁性材である金属製部材例えば
冷蔵庫の壁面、本棚の隙間、机の横、ベッドの支柱パイ
プ等の磁力で安全に着く場所に据え付けてキッチンアク
セサリー類または好みのキャラクター等を自分のマーク
にしたコミュニケーションマスコット類等としても楽し
めるのである。しかも、縦、横、斜め、逆さ等にして種
々な場所に付けられるので、コロコロと邪魔にならず整
理も簡単であり、工夫次第でもってギャラリー作り等を
飾り付けの感覚で容易に行なえ、さらに、単品のコレク
ションとしても楽しめるのである。
【0018】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、従来の磁石
で操作して回転移動させることが明確であるような玩具
に比べて、磁石による動きであるものとは容認し難いよ
うな自然で且つスムーズな回転動作を得ることができ、
看者に対し十分に興味を抱かせるような一層の面白味の
あるものとすることができる。
【0019】すなわち本発明によれば、載置される下面
側を曲面状に形成した透磁性を有する玩具体1の内底部
に、N極もしくはS極の何れか一方極が上方に向くよう
に従動側磁石2を固設させ、該従動側磁石2の上向きの
一方極と同極側もしくは異極側を上向きにして玩具体1
外周囲に離隔配置させた原動側磁石5を傾倒させること
により従動側磁石2に対しトルクτを発生させて玩具体
1を自転させるものとしたので、自然で且つスムーズな
回転動作を得ることができるのである。
【0020】しかも、載置される下面側を曲面状に形成
した透磁性を有する玩具体1の内底部に固設してある従
動側磁石2の上向きに配してあるN極もしくはS極の何
れか一方極に対して同極側を上向きにして玩具体1外周
囲に反発作用状態に離隔配置させた原動側磁石5を、玩
具体1に配した従動側磁石2方向へ任意の傾倒角度θを
もって接近させることにより、玩具体1は下面側の曲面
に沿って僅かに転がるような状態で傾かせられながら従
動側磁石2に対し左右何れかの水平回転方向にトルクτ
を発生させることができ、玩具体1を下面側の曲面を介
して自然で且つスムーズに自転させながら原動側磁石5
から逃げるようにして走行移動させることができる。
【0021】あるいは、載置される下面側を曲面状に形
成した透磁性を有する玩具体1の内底部に固設してある
従動側磁石2の上向きに配してあるN極もしくはS極の
何れか一方極に対して異極側を上向きにして玩具体1外
周囲に吸引作用状態に離隔配置させた原動側磁石5を、
玩具体1に配した従動側磁石2から吸着一体しない程度
の距離を維持しながら任意の傾倒角度θをもって後退さ
せることにより、玩具体1は下面側の曲面に沿って僅か
に転がるようにして傾かせられながら従動側磁石2に対
し左右何れかの水平回転方向にトルクτを発生させるこ
とができ、玩具体1を下面側の曲面を介して自然で且つ
スムーズに自転させながら原動側磁石5側に引き寄せ、
これを追い掛けるようにして走行移動させることができ
る。
【0022】さらに、玩具体1の下面側の曲面によっ
て、玩具体1自体が傾いた際に、その傾きを直立姿勢に
復帰させるよう回転して矯正乃至是正しながら傾き方向
に移動走行するので、従動側磁石2と原動側磁石5との
磁力による反発あるいは吸引によって原動側磁石5から
逃げるよう、あるいは引き寄せて追い掛けてくるように
走行移動させることができる。
【0023】そして、動物、人形、キャラクター等の種
々の意匠的形態部4を玩具体1内部に着脱交換可能とな
るように搭載させたので、玩具体1側を好みに応じて種
々に変身させることができ、面白味を十分に発揮させる
ことができる。
【0024】さらに、原動側磁石5を動物、人形、キャ
ラクター等の意匠的外形を有し且つ透磁性を有する操作
体6により包被させたので、玩具体1の運動は磁石の操
作とは一見して容認し難いごく自然な動きによるものと
することができる。
【0025】尚、玩具体1を低摩擦係数を有する硬質合
成樹脂材料により形成したので、下面側の曲面を介して
の玩具体1の回転移動が自然で且つスムーズな遊戯的回
転運動となるのを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における使用状態を示す
斜視図である。
【図2】同じく使用状態の断面図である。
【図3】同じく反発作用線に沿って見たときの原動側磁
石、従動側磁石相互の配置の概略を示す側面図である。
【図4】同じく反発状態下にある従動側磁石の回転作動
原理を説明するもので、(a)は水平状態で配置させた
原動側磁石、従動側磁石相互の概略を示す斜視図、
(b)は原動側磁石を反発作用線上の廻りに正転方向へ
回転させた状態の原動側磁石、従動側磁石相互の概略を
示す斜視図、(c)は原動側磁石を反発作用線上の廻り
に逆転方向へ回転させた状態の原動側磁石、従動側磁石
相互の概略を示す斜視図である。
【図5】同じく反発状態下にある従動側磁石の回転作動
原理を説明するもので、(a)は水平状態で配置させた
原動側磁石、従動側磁石相互の概略を示す平面図、
(b)は原動側磁石を反発作用線上の廻りに正転方向へ
回転させた状態の原動側磁石、従動側磁石相互の概略を
示す平面図、(c)は原動側磁石を反発作用線上の廻り
に逆転方向へ回転させた状態の原動側磁石、従動側磁石
相互の概略を示す平面図である。
【図6】同じく引力状態下にある従動側磁石の回転作動
原理を説明するもので、(a)は水平状態で配置させた
原動側磁石、従動側磁石相互の概略を示す平面図、
(b)は原動側磁石を吸引作用線上の廻りに正転方向へ
回転させた状態の原動側磁石、従動側磁石相互の概略を
示す平面図、(c)は原動側磁石を吸引作用線上の廻り
に逆転方向へ回転させた状態の原動側磁石、従動側磁石
相互の概略を示す平面図である。
【符号の説明】
L…反発(吸引)作用線 τ…トルク 1…玩具体 1A…回転台部 1B…蓋部 2…従動側磁石 3…平面仕切部 3A…突起 4…意匠的形態部 4A…嵌合用穴
部 5…原動側磁石 6…操作体

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置される下面側を曲面状に形成した透
    磁性を有する玩具体の内底部に、N極もしくはS極の何
    れか一方極が上方に向くように従動側磁石を固設させ、
    該従動側磁石の上向きの一方極と同極側もしくは異極側
    を上向きにして玩具体外周囲に離隔配置させた原動側磁
    石を傾倒させることにより従動側磁石に対しトルクを発
    生させて玩具体を自転させるようにしたことを特徴とす
    る回転移動玩具。
  2. 【請求項2】 下面を球面形として成る透磁性の玩具体
    と、該玩具体の内底部にN極もしくはS極の何れか一方
    極が上方に向くように固着配置させた従動側磁石と、該
    従動側磁石の上向きの一方極と同極側を上向きにして互
    いに反発作用状態となるように離隔配置させた従動側磁
    石操作用の原動側磁石とを有し、該原動側磁石を反発作
    用線上の廻りに左右何れかの方向へ任意の傾倒角度をも
    って従動側磁石方向へ接近させることにより、従動側磁
    石に対し左右何れかの水平回転方向にトルクを発生させ
    て玩具体を自転させながら走行移動させるようにしたこ
    とを特徴とする回転移動玩具。
  3. 【請求項3】 下面を球面形として成る透磁性の玩具体
    と、該玩具体の内底部にN極もしくはS極の何れか一方
    極が上方に向くように固着配置させた従動側磁石と、該
    従動側磁石の上向きの一方極と異極側を上向きにして互
    いに吸引作用状態となるように離隔配置させた従動側磁
    石操作用の原動側磁石とを有し、該原動側磁石を吸引作
    用線上の廻りに左右何れかの方向へ任意の傾倒角度をも
    って一定の距離を維持させながら従動側磁石から後退さ
    せることにより、従動側磁石に対し左右何れかの水平回
    転方向にトルクを発生させて玩具体を自転させながら走
    行移動させるようにしたことを特徴とする回転移動玩
    具。
  4. 【請求項4】 玩具体には、動物、人形、キャラクター
    等の種々の意匠的形態部を着脱交換可能となるようにし
    て搭載されているものとした請求項1乃至3のいずれか
    記載の回転移動玩具。
  5. 【請求項5】 原動側磁石は、動物、人形、キャラクタ
    ー等の意匠的外形を有し且つ透磁性を有する操作体によ
    り包被され、前記玩具体の意匠的形態部に対応した外包
    形態を成すものとした請求項1乃至4のいずれか記載の
    回転移動玩具。
  6. 【請求項6】 玩具体は、低摩擦係数を有する硬質合成
    樹脂材料により形成されている請求項1乃至5のいずれ
    か記載の回転移動玩具。
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