JPH08880Y2 - 裁断済みさとうきびの脱葉装置 - Google Patents
裁断済みさとうきびの脱葉装置Info
- Publication number
- JPH08880Y2 JPH08880Y2 JP1992058022U JP5802292U JPH08880Y2 JP H08880 Y2 JPH08880 Y2 JP H08880Y2 JP 1992058022 U JP1992058022 U JP 1992058022U JP 5802292 U JP5802292 U JP 5802292U JP H08880 Y2 JPH08880 Y2 JP H08880Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cane
- roll
- cut
- flight conveyor
- sugar cane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、裁断済みさとうきびの
脱葉装置に関するものである。
脱葉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、脱葉装置として、比重差を利用し
た風力選別式大型脱葉装置や、ロール式脱葉機がある。
た風力選別式大型脱葉装置や、ロール式脱葉機がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した風
力選別式大型脱葉装置は、初期設備費が嵩み過大な動力
を必要とするために、処理能力が小さく、電源確保の難
しい製糖工場には不向きである。
力選別式大型脱葉装置は、初期設備費が嵩み過大な動力
を必要とするために、処理能力が小さく、電源確保の難
しい製糖工場には不向きである。
【0004】また、ロール式脱葉機は、さとうきび内に
砂、泥、土、石等のトラッシュが混入していたり、さと
うきびの供給量が多いと脱葉効率が極度に落ちるという
問題がある。
砂、泥、土、石等のトラッシュが混入していたり、さと
うきびの供給量が多いと脱葉効率が極度に落ちるという
問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案では、前
高後低の傾斜状に配置したケーンフィーダーの中途部の
直上方にレベラーを一定の間隔を開けて配置し、ケーン
フィーダーの終端部の直下方にフライトコンベアの始端
部を配置し、同フライトコンベアの始端側半部を略水平
に配置すると共に、終端側半部を前高後低の傾斜状に配
置し、フライトコンベアの始端側半部の直上方には裁断
済みさとうきびの搬送高さを検出するセンサーを設け、
フライトコンベアの終端の近傍にデ・トラッシャーの始
端部を配置すると共に、同デ・トラッシャーを前低後高
の傾斜状に配置し、デ・トラッシャーの終端部にロール
式脱葉ドラムの始端部を接続すると共に、同ロール式脱
葉ドラムをデ・トラッシャーと略同一傾斜角度となる前
低後高の傾斜状に配置したことを特徴とする裁断済みさ
とうきびの脱葉装置を提供せんとするものである。
高後低の傾斜状に配置したケーンフィーダーの中途部の
直上方にレベラーを一定の間隔を開けて配置し、ケーン
フィーダーの終端部の直下方にフライトコンベアの始端
部を配置し、同フライトコンベアの始端側半部を略水平
に配置すると共に、終端側半部を前高後低の傾斜状に配
置し、フライトコンベアの始端側半部の直上方には裁断
済みさとうきびの搬送高さを検出するセンサーを設け、
フライトコンベアの終端の近傍にデ・トラッシャーの始
端部を配置すると共に、同デ・トラッシャーを前低後高
の傾斜状に配置し、デ・トラッシャーの終端部にロール
式脱葉ドラムの始端部を接続すると共に、同ロール式脱
葉ドラムをデ・トラッシャーと略同一傾斜角度となる前
低後高の傾斜状に配置したことを特徴とする裁断済みさ
とうきびの脱葉装置を提供せんとするものである。
【0006】
【作用】裁断済みさとうきびを脱葉する際には、前高後
低の傾斜状に載置したケーンフィーダーの始端部側に裁
断済みさとうきびを大量に供給すると、同ケーンフィー
ダーにより裁断済みさとうきびが搬送され、搬送途中で
同ケーンフィーダーの直上方に一定の間隔を開けて配置
したレベラーが上層部のさとうきびを掻き落して一定量
のさとうきびの流れにして、ケーンフィーダーの終端部
よりその直下方に配置したフライトコンベアの始端部に
連続的に落下させる。
低の傾斜状に載置したケーンフィーダーの始端部側に裁
断済みさとうきびを大量に供給すると、同ケーンフィー
ダーにより裁断済みさとうきびが搬送され、搬送途中で
同ケーンフィーダーの直上方に一定の間隔を開けて配置
したレベラーが上層部のさとうきびを掻き落して一定量
のさとうきびの流れにして、ケーンフィーダーの終端部
よりその直下方に配置したフライトコンベアの始端部に
連続的に落下させる。
【0007】フライトコンベアの始端部に連続的に落下
された裁断済みさとうきびの搬送高さは、フライトコン
ベアの始端側半部の直上方に配置したセンサーにより検
出され、搬送高さが所定高さより高い場合にはケーンフ
ィーダーの搬送速度を減少させるように制御する一方、
搬送高さが所定高さより低い場合にはケーンフィーダー
の搬送速度を増大させるように制御し、さらに、フライ
トコンベアの終端側半部を前高後低の傾斜状にして、裁
断済みさとうきびの搬送量を一定に確保する。
された裁断済みさとうきびの搬送高さは、フライトコン
ベアの始端側半部の直上方に配置したセンサーにより検
出され、搬送高さが所定高さより高い場合にはケーンフ
ィーダーの搬送速度を減少させるように制御する一方、
搬送高さが所定高さより低い場合にはケーンフィーダー
の搬送速度を増大させるように制御し、さらに、フライ
トコンベアの終端側半部を前高後低の傾斜状にして、裁
断済みさとうきびの搬送量を一定に確保する。
【0008】そして、一定量の裁断済みさとうきびをデ
・トラッシャーに供給してトラッシュを効率良く除去
し、続いて裁断済みさとうきびのみをロール式脱葉ドラ
ムに供給して脱葉した後、ベルトコンベア上に落下させ
て、製糖工場のラインへ搬入する。
・トラッシャーに供給してトラッシュを効率良く除去
し、続いて裁断済みさとうきびのみをロール式脱葉ドラ
ムに供給して脱葉した後、ベルトコンベア上に落下させ
て、製糖工場のラインへ搬入する。
【0009】この際、デ・トラッシャーの終端部とロー
ル式脱葉機の始端部とを直列に接続して、両者共に略同
一傾斜角度となるように前低後高の傾斜状としているた
めに、トラッシュを除去した後の裁断済みさとうきびを
速やかにロール式脱葉ドラムに供給し、同ロール式脱葉
ドラムにより脱葉した裁断済みさとうきびを速やかに製
糖工場のラインへ搬入するためのベルトコンベア上に落
下させるというように、トラッシュの除去作業と脱葉作
業とを、別途供給・搬送手段を設けることなく連続して
円滑かつ確実に行なうことができる。
ル式脱葉機の始端部とを直列に接続して、両者共に略同
一傾斜角度となるように前低後高の傾斜状としているた
めに、トラッシュを除去した後の裁断済みさとうきびを
速やかにロール式脱葉ドラムに供給し、同ロール式脱葉
ドラムにより脱葉した裁断済みさとうきびを速やかに製
糖工場のラインへ搬入するためのベルトコンベア上に落
下させるというように、トラッシュの除去作業と脱葉作
業とを、別途供給・搬送手段を設けることなく連続して
円滑かつ確実に行なうことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0011】図1に示すAは、本考案に係る裁断済みさ
とうきびの脱葉装置である。
とうきびの脱葉装置である。
【0012】かかる脱葉装置Aは、ケーンフィーダー1
とレベラー2とフライトコンベア3とセンサー4とデ・
トラッシャー5とロール式脱葉ドラム6とベルトコンベ
ア7とから構成している。
とレベラー2とフライトコンベア3とセンサー4とデ・
トラッシャー5とロール式脱葉ドラム6とベルトコンベ
ア7とから構成している。
【0013】ケーンフィーダー1は、前高後低の傾斜状
に配置し、同ケーンフィーダー1の中途部の直上方にレ
ベラー2を間隔調整自在に配置して、同間隔調整とケー
ンフィーダー1の搬送速度調整により裁断済みさとうき
びを一定厚の層状に調整して搬送可能としている。
に配置し、同ケーンフィーダー1の中途部の直上方にレ
ベラー2を間隔調整自在に配置して、同間隔調整とケー
ンフィーダー1の搬送速度調整により裁断済みさとうき
びを一定厚の層状に調整して搬送可能としている。
【0014】また、ケーンフィーダー1の始端部1aへの
裁断済みさとうきびの供給は、ショベルローダー等によ
り行なう。
裁断済みさとうきびの供給は、ショベルローダー等によ
り行なう。
【0015】ケーンフィーダー1の終端部1bの直下方に
は、フライトコンベア3の始端部3aを配置し、同フライ
トコンベア3の始端側半部3bを略水平に配置すると共
に、終端側半部3cを前高後低の傾斜状に配置している。
は、フライトコンベア3の始端部3aを配置し、同フライ
トコンベア3の始端側半部3bを略水平に配置すると共
に、終端側半部3cを前高後低の傾斜状に配置している。
【0016】フライトコンベア3の始端側半部3bの直上
方には裁断済みさとうきびの搬送高さを検出するセンサ
ー4を設けている。
方には裁断済みさとうきびの搬送高さを検出するセンサ
ー4を設けている。
【0017】フライトコンベア3の終端3dの近傍にデ・
トラッシャー5の始端部5aを配置すると共に、同デ・ト
ラッシャー5を前低後高の傾斜状に配置し、同デ・トラ
ッシャー5の終端部5bにロール式脱葉ドラム6の始端部
6aを接続すると共に、同ロール式脱葉ドラム6をデ・ト
ラッシャー5と略同一傾斜角度となる前低後高の傾斜状
に配置し、ロール式脱葉ドラム6の終端部6bの直下方に
ベルトコンベア7の始端部7aを配置している。
トラッシャー5の始端部5aを配置すると共に、同デ・ト
ラッシャー5を前低後高の傾斜状に配置し、同デ・トラ
ッシャー5の終端部5bにロール式脱葉ドラム6の始端部
6aを接続すると共に、同ロール式脱葉ドラム6をデ・ト
ラッシャー5と略同一傾斜角度となる前低後高の傾斜状
に配置し、ロール式脱葉ドラム6の終端部6bの直下方に
ベルトコンベア7の始端部7aを配置している。
【0018】なお、脱葉後の裁断済みさとうきびは、ベ
ルトコンベア7上へ落下され、機械式選別では除去でき
ない枯死茎や梢頭部を人力にて除去し、後続の製糖工場
のラインへ送るようにしている。
ルトコンベア7上へ落下され、機械式選別では除去でき
ない枯死茎や梢頭部を人力にて除去し、後続の製糖工場
のラインへ送るようにしている。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、次のような効果が得ら
れる。
れる。
【0020】すなわち、本考案では、デ・トラッシャと
ロール式脱葉ドラムとを略同一傾斜角度にて直列に接続
して、同デ・トラッシャーに一定量の裁断済みさとうき
びを連続して供給することができるために、脱葉処理能
力の小さいロール式脱葉ドラムであっても、効率良く大
量の裁断済みさとうきびの脱葉を行なうことができる。
ロール式脱葉ドラムとを略同一傾斜角度にて直列に接続
して、同デ・トラッシャーに一定量の裁断済みさとうき
びを連続して供給することができるために、脱葉処理能
力の小さいロール式脱葉ドラムであっても、効率良く大
量の裁断済みさとうきびの脱葉を行なうことができる。
【図1】本考案に係る脱葉装置の説明図。
1 ケーンフィーダー 2 レベラー 3 フライトコンベア 4 センサー 5 デ・トラッシャー 6 ロール式脱葉ドラム 7 ベルトコンベア
Claims (1)
- 【請求項1】 前高後低の傾斜状に配置したケーンフィ
ーダー(1) の中途部の直上方にレベラー(2) を一定の間
隔を開けて配置し、 ケーンフィーダー(1) の終端部(1b)の直下方にフライト
コンベア(3) の始端部(3a)を配置し、同フライトコンベ
ア(3) の始端側半部(3b)を略水平に配置すると共に、終
端側半部(3c)を前高後低の傾斜状に配置し、 フライトコンベア(3) の始端側半部(3b)の直上方には裁
断済みさとうきびの搬送高さを検出するセンサー(4) を
設け、 フライトコンベア(3) の終端(3d)の近傍にデ・トラッシ
ャー(5) の始端部(5a)を配置すると共に、同デ・トラッ
シャー(5) を前低後高の傾斜状に配置し、 デ・トラッシャー(5) の終端部(5b)にロール式脱葉ドラ
ム(6) の始端部(6a)を接続すると共に、同ロール式脱葉
ドラム(6) をデ・トラッシャー(5) と略同一傾斜角度と
なる前低後高の傾斜状に配置したことを特徴とする裁断
済みさとうきびの脱葉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058022U JPH08880Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 裁断済みさとうきびの脱葉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058022U JPH08880Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 裁断済みさとうきびの脱葉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567300U JPH0567300U (ja) | 1993-09-07 |
JPH08880Y2 true JPH08880Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=13072336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992058022U Expired - Lifetime JPH08880Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 裁断済みさとうきびの脱葉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08880Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4930133U (ja) * | 1972-06-12 | 1974-03-15 | ||
JPS5275560A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-24 | Nougiyou Kikaika Kenkiyuushiyo | Sugar cane harvester |
JPS5275559A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-24 | Nougiyou Kikaika Kenkiyuushiyo | Trash separator in cane harvester |
JPS5621275Y2 (ja) * | 1977-11-01 | 1981-05-20 | ||
JPS6081725U (ja) * | 1983-11-12 | 1985-06-06 | 板倉 喜平治 | 甘しょの回転ドラム型脱葉機 |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP1992058022U patent/JPH08880Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0567300U (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |