JPH0887935A - パッファ形ガス遮断器 - Google Patents

パッファ形ガス遮断器

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Publication number
JPH0887935A
JPH0887935A JP22231694A JP22231694A JPH0887935A JP H0887935 A JPH0887935 A JP H0887935A JP 22231694 A JP22231694 A JP 22231694A JP 22231694 A JP22231694 A JP 22231694A JP H0887935 A JPH0887935 A JP H0887935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
movable
puffer
circuit breaker
arcing contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP22231694A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitake Takahashi
敏猛 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁ガスを均一に加熱する。 【構成】 パッファ室から放出される絶縁ガスの流路で
ある放出路12の内部へ突出するようにして可動アーキ
ングコンタクト7の先端の4ケ所に突起部20を形成
し、遮断中に固定アーキングコンタクト4との間に生じ
るアークの起点が(イ)→(ロ)→(イ)と往復移動す
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパッファ形ガス遮断器に
関し、可動アーキングコンタクトに改良を加えたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電力用遮断器として、パッファ形をガス
遮断器が用いられる。
【0003】従来のパッファ形ガス遮断器の構造を図2
に示す。図のように、パッファ形ガス遮断器は固定ユニ
ット1と可動ユニット2とで構成される。固定ユニット
1は、中空の固定主コンタクト3と、その内部中央に設
けた固定アーキングコンタクト4とで構成される。
【0004】一方、可動ユニット2は、中空部5と連通
孔6とを有するとともに先端部が可動アーキングコンタ
クト7となり図中の左右方向へ駆動される駆動ロッド8
と、駆動ロッド8の外側に一体に成形されるパッファシ
リンダ10と、可動アーキングコンタクト7を覆うよう
にしてパッファシリンダ10に固定されるとともに先端
部に挿通孔11を有しかつ駆動ロッド8との間に放出路
12を形成する絶縁ノズル13と、絶縁ノズル13の外
側に固着した可動主コンタクト14と、排気孔15を有
する固定ロッド16を介して図示しない固定部に取り付
けられるとともに駆動ロッド8とパッファシリンダ10
との間に摺動自在に設けられてパッファ室9を形成する
吸排手段としてのリング状のピストン17とで構成され
る。なお、18はシール材である。各ユニットは、絶縁
ガス中に設けられている。
【0005】斯るパッファ形ガス遮断器においては、駆
動ロッド8を図中の左方へ駆動してパッファ形ガス遮断
器を投入する際に、挿通孔11からパッファ室9に絶縁
ガスが吸入され、駆動ロッド8を図中の右方へ駆動して
遮断する際にパッファ室9内の絶縁ガスが矢印に示すよ
うに放出路12から放出される。絶縁ガスは、固定アー
キングコンタクト4と可動アーキングコンタクト7との
間に発生するアーク19に吹き付けられて消弧し、その
後に挿通孔11又は連通孔6と排気孔15とを通って排
出される。
【0006】ここで、固定アーキングコンタクト及び可
動アーキングコンタクトは耐久性を重視してその外形を
滑らかな形状にしている。このため、これら双方のアー
キングコンタクトの間に最初から安定したプラズマが形
成され、電極表面に電離した高温の絶縁ガスの大きい塊
ができる。絶縁ガスによる冷却効果は電流遮断の役には
立たないが、この冷却効果を高めることにより高温の絶
縁ガスを形成する過程に大きな変化が生じることを期待
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、放出路内に
高温の絶縁ガスの塊が生じて放出路内の絶縁ガスを強く
加熱し、この絶縁ガスが下流側の絶縁ガスを加熱し、プ
ラズマ化領域の拡大により急激に大電流が流れて放出路
よりも下流の絶縁ガスが爆発的に増大してアークを吹き
消すことから、放出路内での温度上昇が大きく、遮断性
能の向上が十分に図れない。
【0008】一方、放出路の内部をより低温にし、放出
路よりも下流をより高温にすれば遮断性能が向上すると
考えられる。
【0009】そこで本発明は、斯る課題を解決したパッ
ファ形ガス遮断器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本発明の構成は、絶縁ガス中に固定アーキングコンタ
クトを固定する一方、駆動ロッドを固定アーキングコン
タクトの軸心に沿って駆動可能に設け、固定アーキング
コンタクトを嵌脱自在な駆動ロッドの先端部を可動アー
キングコンタクトとし、駆動ロッドにおける先端部近傍
の外側に駆動ロッドを囲繞するパッファ室を設け、可動
アーキングコンタクトを覆うようにして絶縁ノズルを設
けることにより、パッファ室から可動アーキングコンタ
クトの先端まで伸びる放出路を可動アーキングコンタク
トと絶縁ノズルとの間に形成し、パッファ室内に絶縁ガ
スを吸入したり排出したりする吸排手段を設けたパッフ
ァ形ガス遮断器において、可動アーキングコンタクトの
先端部に、放出路の中へ入り込む突起部を円周に沿って
略等間隔に複数形成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】固定アーキングコンタクトと可動アーキングコ
ンタクトの間に生じるアークにおける可動アーキングコ
ンタクト側の起点は、可動アーキングコンタクトの先端
と突起部の先端とを往復することになるため、可動アー
キングコンタクトの外周面近傍の高温ガス領域は従来よ
りも少なくなって低温になる。このため、アーク経路に
沿った加熱は平均化される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。なお、本実施例は従来のパッファ形ガ
ス遮断器の一部を改良したものなので、従来と同一部分
には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを
説明する。
【0013】本発明によるパッファ形ガス遮断器の構成
を、図1に示す。図のように、可動アーキングコンタク
ト7の先端に、突起部20が形成される。突起部20は
アークの発生点を変えるために設けるものであることか
ら、円周方向に沿って複数ケ所に設けるのが望ましく、
本実施例では等間隔に4ケ所に設けられる。突起部20
は強大な電磁力に耐えられるように単純で強固な形状と
される。また、絶縁ガスの流れを阻害しないように、突
起部20を形成しても流路断面積は十分にとられ、表面
が滑らかに仕上げられている。
【0014】次に、斯るパッファ形ガス遮断器の作用を
説明する。遮断時に可動アーキングコンタクト7及び絶
縁ノズル13が図1(a)中の右方へ移動すると、可動
アーキングコンタクト7が固定アーキングコンタクト4
から離れる際の可動アーキングコンタクト7におけるア
ークの起点は図中の点(イ)である。双方のアーキング
コンタクトが離れるにつれて可動アーキングコンタクト
7のアークの起点は突起20の先端の点(ロ)へ移動す
る。これは、点(ロ)からの方が固定アーキングコンタ
クト4に対して最短距離になるからである。
【0015】絶縁ノズル13における内径寸法の最小の
部分が固定アーキングコンタクト4の先端を通過する
と、最短距離であるはずのアーク経路が絶縁ノズル13
によって妨害されることから、アークの起点は点(ロ)
から再び点(イ)へと戻る。このように、遮断過程の前
期に可動アーキングコンタクト7におけるアークの起点
を絶縁ガス中で往復移動させることから、アークの発生
熱がより早く絶縁ガスへ伝わる。
【0016】このようにアークの起点が往復移動するこ
とから、可動アーキングコンタクト7の外周面近傍の高
温ガス領域は従来より少なくなって低温になる。アーク
による加熱は上流側で始まることから、全体としてアー
ク経路に沿った加熱は平均化され、絶縁ガスの爆発的増
大はより早くかつより確実になる。従って、遮断性能は
従来よりも向上する。
【0017】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よるパッファ形ガス遮断器によれば可動アーキングコン
タクトに突起部を形成したので、アークの起点を往復移
動させることによって絶縁ガスをより早く加熱し、遮断
を速めることができる。
【0018】また、アークの起点が突起の先端になるた
め、従来よりも絶縁ノズルに接近してアークが発生する
ことになる。従って、絶縁ノズルを高分子材料で形成す
れば絶縁ノズルの表面が蒸発して絶縁ガスに類似する蒸
気を生じて絶縁ガスの圧力を上昇させることから遮断性
能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパッファ形ガス遮断器の要部に係
り、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A矢視図。
【図2】従来のパッファ形ガス遮断器の構成図。
【符号の説明】
4…固定アーキングコンタクト 5…中空部 7…可動アーキングコンタクト 8…駆動ロッド 9…パッファ室 10…パッファシリンダ 12…放出路 13…絶縁ノズル 16…固定ロッド 17…ピストン 20…突起部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガス中に固定アーキングコンタクト
    を固定する一方、駆動ロッドを固定アーキングコンタク
    トの軸心に沿って駆動可能に設け、固定アーキングコン
    タクトを嵌脱自在な駆動ロッドの先端部を可動アーキン
    グコンタクトとし、駆動ロッドにおける先端部近傍の外
    側に駆動ロッドを囲繞するパッファ室を設け、可動アー
    キングコンタクトを覆うようにして絶縁ノズルを設ける
    ことにより、パッファ室から可動アーキングコンタクト
    の先端まで伸びる放出路を可動アーキングコンタクトと
    絶縁ノズルとの間に形成し、パッファ室内に絶縁ガスを
    吸入したり排出したりする吸排手段を設けたパッファ形
    ガス遮断器において、 可動アーキングコンタクトの先端部に、放出路の中へ入
    り込む突起部を円周に沿って略等間隔に複数形成したこ
    とを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
JP22231694A 1994-09-19 1994-09-19 パッファ形ガス遮断器 Pending JPH0887935A (ja)

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JP22231694A JPH0887935A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 パッファ形ガス遮断器

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JP22231694A JPH0887935A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 パッファ形ガス遮断器

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JPH0887935A true JPH0887935A (ja) 1996-04-02

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JP22231694A Pending JPH0887935A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 パッファ形ガス遮断器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110783138A (zh) * 2019-10-14 2020-02-11 刘庆州 一种真空接触器的灭弧室接触片应急处理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110783138A (zh) * 2019-10-14 2020-02-11 刘庆州 一种真空接触器的灭弧室接触片应急处理装置
CN110783138B (zh) * 2019-10-14 2021-12-21 广西电网有限责任公司南宁供电局 一种真空接触器的灭弧室接触片应急处理装置

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