JPH0887759A - 光ディスクのトラッキング制御装置 - Google Patents

光ディスクのトラッキング制御装置

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JPH0887759A
JPH0887759A JP22152894A JP22152894A JPH0887759A JP H0887759 A JPH0887759 A JP H0887759A JP 22152894 A JP22152894 A JP 22152894A JP 22152894 A JP22152894 A JP 22152894A JP H0887759 A JPH0887759 A JP H0887759A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク偏心の大きい光ディスク又は狭トラ
ックピッチの光ディスクにおいて、トラッキング引き込
み制御を確実にしかも迅速に行う。 【構成】 トラックエラー検出器11aは光ビームスポ
ットと光ディスクとの相対移動量を受けトラッキングエ
ラー差信号及びトラッキングエラー和信号を生成する。
概略トラックエラー検出装置21では、トラッキング差
信号及びトラッキング和信号を受け光ビームスポットと
所定のトラックとのずれを計数して概略トラックエラー
検出信号を生成する。スイッチ23ではトラックエラー
差信号の周波数の状態に応じてトラックエラー差信号及
び概略トラックエラー検出信号を選択的に第1の選択信
号として出力する。そして、第1の選択信号に応じてト
ラッキングアクチュエータ17が駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を光学的に記録及
び再生する光ディスク装置に用いられるトラッキング制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク装置において、トラ
ッキングサーボの引き込み動作を行う際には、フォーカ
ス制御によって引き込みを行った後、光ディスクと光ヘ
ッドとのビームスポット相対速度が低下するのを待っ
て、トラッキングサーボのループを閉じている。
【0003】ここで、図8を参照して、従来のトラッキ
ング装置におけるトラッキングサーボ引き込み動作につ
いて概説する。
【0004】図示のトラッキング装置はトラックエラー
検出器11を備えており、このトラックエラー検出器1
1は、後述する二つのセンサーA及びBの出力に基づい
て、これらセンサー出力の差分に相当するトラックエラ
ー差信号Td (t)を出力する。
【0005】図9を参照して、2つのセンサーA及びB
は、光ディスク面で反射したビームを光ディスクの接線
方向に2分割する。図9(a)に示すように、トラック
中心からディスク内側にずれた位置に光ビームスポット
がある際、トラック溝による回析によって、センサーB
にディスク反射光の多くが照射される。また、図9
(b)に示すように、トラック中心に光ビームスポット
がある際には、2つのセンサーの境界を中心として光ビ
ームが円形状に均等に照射される。この結果、2つのセ
ンサーの受光量は互いに等しくなる。一方、図9(c)
に示すようにトラック中心からディスク外周側にずれた
位置に光ビームスポットがある際には、図9(a)に示
す状態とは逆にセンサーAにディスク反射光の多くが照
射される。
【0006】再び、図8を参照して、上述した二つのセ
ンサー出力の関係から、周知のように光ヘッドと光ディ
スクの相対移動量を表す相対移動量u(t)が与えられ
る。そして、この相対移動量u(t)はセンサ加算器1
2に与えられる。さらに、加算器12には後述するトラ
ッキングアクチュエータの移動量を表す移動量y(t)
が与えられ、加算器12は、相対移動量u(t)と移動
量y(t)との差分をとる。この差分は光ビームスポッ
トと光ディスクとの相対移動量d(t)を表すことにな
る。
【0007】トラッキングサーボ引き込み前において
は、移動量y(t)=0であるから、u(t)=d
(t)となる。そして、相対移動量d(t)によって、
光ビームスポットとディスクとの相対移動量が変化する
と、トラック検出器11の出力、つまり、トラックエラ
ー差信号Td (t)が変化する。トラックエラー差信号
d(t)は位相補償器13及び相対速度検出器14に
与えられる。
【0008】位相補償器13は、トラッキングサーボに
おける一巡伝達特性が安定となる周波数特性を有する位
相補償フィルターであり、位相補償器13の出力、つま
り、位相補償信号は、スイッチ15を介してトラッキン
グアクチュエータ駆動増幅器16に与えられる。
【0009】スイッチ15は相対速度検出器14の出力
によって開閉される。例えば、図10に示すように、相
対速度検出器14は、トラックエラー差信号Td (t)
が予め定められた周波数より低くなると、ハイレベル
(Hレベル)信号を送出する。そして、このHレベル信
号によってスイッチ15が閉じられる。この結果、位相
補償信号がスイッチ15を介してトラッキングアクチュ
エータ駆動増幅器16に与えられることになる。
【0010】トラッキングアクチュエータ駆動増幅器1
6は、位相補償信号に応じた駆動信号を送出し、これに
よって、トラッキングアクチュエータ17が駆動され
る。例えば、トラッキングアクチュエータ17が移動量
y(t)移動すると、加算器12によって、d(t)=
u(t)−y(t)が求められて、つまり、負帰還制御
(フィードバック制御)によって、d(t)=0となる
ように光ビームスポットの制御が行われる。その結果、
光ビームスポットが常に光ディスクのトラック中心を照
射するようにトラッキング制御が行われることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のトラ
ッキング制御においては、前述のように、トラッキング
サーボ引き込みの際、トラッキング制御を行わない状態
におけるトラッキングエラー差信号Td (t)の周波数
が予め定められた周波数(制御周波数帯域)より低くな
る回転位相で、制御系のループを閉じている。このた
め、偏心が大であるディスクの場合、制御系ループを閉
じることのできる回転位相が小さくなって、トラッキン
グサーボの引き込みが失敗してしまうという問題点があ
る。
【0012】加えて、トラックピッチが狭くなると、ト
ラッキング制御を行わない状態におけるトラッキングエ
ラー差信号Td (t)の周波数は、高くなる。このた
め、高密度化の際、トラッキングサーボの引き込みがで
きなくなってしまうという問題点がある。
【0013】本発明の目的は、ディスク偏心が大きい光
ディスクにおいてもトラッキングサーボ引き込みを確実
にしかも迅速に行うことのできるトラッキング制御装置
を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、狭トラックピッチ
(つまり、高密度トラックピッチ)の光ディスクにおい
てもトラッキングサーボ引き込みを確実にしかも迅速に
行うことのできるトラッキング制御装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光ディ
スクの所定のトラック上に光ビームスポットをトラッキ
ング制御するに用いられるトラッキング制御装置であっ
て、前記光ビームスポットと光ディスクとの相対移動量
を受けトラッキングエラー差信号及びトラッキングエラ
ー和信号を生成するトラックエラー検出手段と、前記ト
ラッキング差信号及び前記トラッキング和信号を受け前
記光ビームスポットと前記所定のトラックとのずれを計
数して概略トラックエラー検出信号を生成する概略エラ
ー検出手段と、前記トラックエラー差信号及び前記概略
トラックエラー検出信号を選択的に第1の選択信号とし
て出力する第1の選択手段とを有し、該第1の選択信号
に応じてトラッキングアクチュエータを駆動するように
したことを特徴とする光ディスクのトラッキング制御装
置が得られる。
【0016】さらに、本発明によれば、上述の構成に加
えて、前記トラックエラー差信号及び前記概略トラック
エラー検出信号を予め定められた係数を乗じた後加算す
るして加算信号を生成する加算手段と、前記トラックエ
ラー差信号及び前記加算信号を選択的に第2の選択信号
として出力する第2の選択手段とを有する光ディスクの
トラッキング制御装置が得られ、この場合には、前記第
1の選択手段には前記トラックエラー差信号の代りに前
記第2の選択信号が与えられる。
【0017】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。
【0018】図1を参照して、図8に示すトラッキング
制御装置と同一の構成要素については同一の参照番号を
付す。図1に示すトラッキング制御装置においては、図
8に示したトラックエラー検出器11とはその構成が異
なるトラックエラー検出器11aを備えており、トラッ
クエラー検出器11aはトラックエラー差信号Td
(t)に加えて及びトラックエラー和信号Ts(t)を
出力する。このトラックエラー和信号Ts (t)は、上
述したセンサーA及びBの出力を加算したものに相当す
る。
【0019】ここで、図2を参照して、図5に示した関
係から容易に理解できるように、トラック溝上の光スポ
ット位置に対してトラックエラー差信号Td (t)及び
トラックエラー和信号Ts (t)はそれぞれ図2に示す
ように変化することになる。つまり、光スポット位置が
トラック中心にある時(図2において、(イ)で示す位
置)及びトラック溝((ハ)で示す位置)にある時、ト
ラックエラー差信号Td (t)は、零となる。そして、
光スポット位置がトラック中心から内周方向にずれた際
((ニ)で示す位置)、トラックエラー差信号T
d (t)は、負となり、光スポット位置がトラック中心
から外周方向にずれた際((ロ)で示す位置)、トラッ
クエラー差信号Td (t)は、正となる。一方、トラッ
クエラー和信号Ts (t)は、光スポット位置がトラッ
ク中心にある際最大となり、光スポット位置がトラック
溝中心にある際最小となるDCオフセットを有する正弦
波となる。
【0020】再び図1を参照して、図8で説明したよう
に、トラックエラー差信号Td(t)は位相補償器13
及び相対速度検出器14に与えられる。一方、トラック
エラー差信号Td(t)及びトラックエラー和信号Ts
(t)は概略トラックエラー検出回路21に与えられ
る。
【0021】図1及び図3を参照して、概略トラックエ
ラー検出回路21は、零クロス検出器21a、ランド検
出器21b、及びアップ/ダウン(up/down)カ
ウンター21cを備えており、トラックエラー差信号T
d(t)は零クロス検出器21a及びアップ/ダウンカ
ウンター21cに与えられる。また、トラックエラー和
信号Ts(t)はランド検出器21bに与えられる。
【0022】零クロス検出器21aではトラックエラー
差信号Td(t)の零クロス点を検出して零クロス点検
出信号を送出する。ランド検出器21bではトラックエ
ラー和信号Ts(t)に基づいてトラックのランド部分
(記録部分)を検出する。つまり、光ビームスポットが
トラックのランド部分にある際には、トラックエラー和
信号Ts(t)のAC成分は正であり、ランド検出器2
1bは、トラックエラー和信号Ts(t)のAC成分が
正であるとき、ランドであると判定して、ランド検出信
号(ハイレベル)を送出する。そして、これら零クロス
検出信号及びランド検出信号はアップ/ダウンカウンタ
ー21cに与えられる。
【0023】アップ/ダウンカウンター21cでは、ラ
ンド検出信号がハイレベル(正)である際零クロス点検
出信号を受けると(つまり、ランド検出信号が正である
際、トラック中心を横切ったことが検出されると)、ト
ラックエラー差信号Td(t)が正であるか否かを判定
する。トラックエラー差信号Td(t)が正であると、
アップ/ダウンカウンター21cでは、トラック外周方
向にビームスポットが1トラック分変化したと判定して
1カウントアップする。一方、トラックエラー差信号T
d(t)が負であると、アップ/ダウンカウンター21
cでは、トラック内周方向にビームスポットが1トラッ
ク分変化したと判定して1カウントダウンする。そし
て、アップ/ダウンカウンター21cはカウント信号を
送出する。
【0024】このカウント信号は増幅器21dで増幅さ
れ、概略トラックエラー信号da(t)として出力され
る。この概略トラックエラー信号da(t)は位相補償
器22でゲイン及び位相補償が行われて、概略位相補償
信号としてスイッチ23に与えられる。
【0025】図8で説明したように、位相補償器13で
はトラックエラー差信号Td(t)をゲイン及び位相補
償して位相補償信号を生成する。そして、この位相補償
信号はスイッチ23に与えられる。スイッチ23は相対
速度検出器14の出力によって切替制御される。
【0026】前述したように、相対速度検出器14は、
トラックエラー差信号Td (t)が予め定められた周波
数より低くなると、ハイレベル(Hレベル)信号を送出
する(従って、予め定められた周波数より高くなると、
ロウレベル(Lレベル)信号を送出することになる)。
ロウレベル信号を受けると、スイッチ23では概略位相
補償信号を選択し、ハイレベル信号を受けると、位相補
償信号を選択して、選択信号として出力する。
【0027】トラッキングアクチュエータ駆動増幅器1
6は、選択信号に応じた駆動信号を送出し、これによっ
て、トラッキングアクチュエータ17が駆動される。例
えば、トラッキングアクチュエータ17が移動量y
(t)移動すると、加算器12によって、d(t)=u
(t)−y(t)が求められて、つまり、負帰還制御
(フィードバック制御)によって、d(t)=0となる
ように光ビームスポットの制御が行われる。その結果、
光ビームスポットが常に光ディスクのトラック中心を照
射するようにトラッキング制御が行われることになる。
【0028】このように、トラック中心近傍でのみ光ビ
ームとトラックとの位置関係を検出するためのトラック
エラー差信号Td(t)に代えて、概略トラックエラー
信号da(t)を用いることによって、数十トラックに
亘る光ビームとディスクとの相対移動量を求めることが
できる。従って、概略位相補償信号が選択された際に
は、光ビームスポットとディスクとの相対移動量が±1
トラックとなるようにトラッキングアクチュエータが制
御され、この制御によって、トラックエラー差信号Td
(t)の周波数が予め定められた周波数より低くなる
と、位相補償信号が選択されて、これによって、トラッ
キングサーボ引き込みが完了する。
【0029】次に図4を参照して本発明によるトラッキ
ング制御装置の他の実施例について説明する。図4に示
すトラッキング制御装置において、図1に示すトラッキ
ング制御装置と同一の構成要素については、同一の参照
番号を付し説明を省略する。
【0030】図4に示すトラッキング制御装置では、さ
らに増幅器24及び25を備えており、位相補償器13
の出力(位相補償信号)は増幅器24に与えられて、こ
こで第1のゲイン(K1)で増幅され、第1の増幅信号
とされる。一方、位相補償器22の出力(概略位相補償
信号)は増幅器25に与えられ、ここで第2のゲインで
増幅されて、第2の増幅信号となる。
【0031】第1及び第2の増幅信号は加算器26で加
算され、加算信号としてスイッチ27に与えられる。ま
た、図示のように、スイッチ27には位相補償器13の
出力(位相補償信号)が与えられる。
【0032】図4において、トラックエラー差信号Td
(t)はロック検出器28に与えられており、このロッ
ク検出器28は、トラックエラー差信号Td(t)に基
づいて、トラッキングエラーのロックを検出する。具体
的には、トラックエラー差信号Td(t)が零レベルを
はさんで所定の範囲内のレベルに予め定められた時間納
まると、ロック検出器28はトラッキングエラーがロッ
ク状態であると判定してロック検出信号を送出する。
【0033】スイッチ27は通常状態(つまり、ロック
検出信号をうけていない状態)では、加算信号を選択す
る。そして、ロック検出信号を受けると、スイッチ27
は位相補償器13の出力(位相補償信号)を選択する。
そして、スイッチ27の出力(以下第1の選択信号と呼
ぶ)はスイッチ23に与えられる。このスイッチ23に
は位相補償器22の出力(概略位相補償信号)が与えら
れており、前述のように、スイッチ23は相対速度検出
器14の出力によって切替制御される。
【0034】スイッチ23の出力(以下ここでは第2の
選択信号と呼ぶ)はトラッキングアクチュエータ駆動増
幅器16に与えられ、トラッキングアクチュエータ駆動
増幅器16は、第2の選択信号に応じた駆動信号を送出
し、これによって、トラッキングアクチュエータ17が
駆動される。例えば、トラッキングアクチュエータ17
が移動量y(t)移動すると、加算器12によって、d
(t)=u(t)−y(t)が求められて、つまり、負
帰還制御(フィードバック制御)によって、d(t)=
0となるように光ビームスポットの制御が行われる。そ
の結果、光ビームスポットが常に光ディスクのトラック
中心を照射するようにトラッキング制御が行われること
になる。
【0035】ここで、図4とともに図5乃至図7を参照
して、トラッキング引き込み動作について説明する。
【0036】トラッキング引き込み動作に当たっては、
まず、プリトラッキングモードに設定される(スイッチ
23で位相補償器22の出力を選択している状態)。こ
の状態で、概略トラックエラー検出装置21によって、
光ビームスポットとディスクとの相対移動量が±1トラ
ックとなるようにトラッキングアクチュエータ17が制
御される。
【0037】トラッキングエラー差信号Td(t)の周
波数が所定の周波数より低くなると、前述のように、ス
イッチ23によってスイッチ27の出力が選択される
(この際前述の説明から明らかなように、スイッチ27
では加算器26の出力(加算信号)を選択している)。
これによって、プルインモードとなり、このプルインモ
ードでトラッキングアクチュエータ17を制御して、光
ビームスポットをトラック中心近傍にすばやく引き込
む。
【0038】その後、予め定められた時間、光ビームス
ポットがトラック中心近傍に制御されていることが確認
されると、前述のように、ロック検出信号によって、ス
イッチ27において位相補償器13の出力(位相補償信
号)が選択される(この際、スイッチ23はスイッチ2
7の出力を選択している)。これによって、トラッキン
グモードとなり、トラッキングサーボの引き込み動作が
完了する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では概略エ
ラー検出装置を用いて、つまり、プリトラッキングモー
ドでトラッキングアクチュエータを制御して、トラック
エラー差信号の周波数を低下させた後、トラックサーボ
の引き込みを行っているので、ディスク偏心が大きい光
ディスク又は狭いトラックピッチの光ディスクにおいて
もトラッキングサーボの引き込みを確実にしかも迅速に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトラッキング制御装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1に示すトラッキングエラー検出器の出力信
号を説明するための波形図である。
【図3】図1に示す概略トラックエラー検出装置の追従
検出の原理を示す図である。
【図4】本発明のよるトラッキング制御装置の他の実施
例を示すブロック図である。
【図5】図4に示すトラッキング制御装置を用いた際の
入力(相対移動量)と出力(応答量)との関係を示す図
である。
【図6】図4に示すトラッキング制御装置を用いた際の
相対移動量と概略トラックエラー信号との関係を示す図
である。
【図7】図4示すトラッキング制御装置を用いた際のト
ラッキングサーボの引き込み動作を説明するための図で
ある。
【図8】従来のトラッキング制御装置を説明するための
ブロック図である。
【図9】図8に示すトラッキングエラー検出器の原理を
説明するための図であり、(a)はビームスポットかデ
ィスク内側にずれた状態を示す図、(b)はビームスポ
ットがトラック中心にある状態を示す図、(c)はビー
ムスポットがトラック外側にずれた状態を示す図であ
る。
【図10】ディスク回転位相とトラックエラー差信号の
周波数との関係を示す図である。
【符号の説明】
11,11a トラックエラー検出器 12,26 加算器 13,22 位相補償器 14 相対速度検出器 15,23,27 スイッチ 16 トラッキングアクチュエータ駆動増幅器 17 トラッキングアクチュエータ 21 概略トラックエラー検出回路 24,25 増幅器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの所定のトラック上に光ビー
    ムスポットをトラッキング制御するに用いられるトラッ
    キング制御装置であって、前記光ビームスポットと光デ
    ィスクとの相対移動量を受けトラッキングエラー差信号
    及びトラッキングエラー和信号を生成するトラックエラ
    ー検出手段と、前記トラッキング差信号及び前記トラッ
    キング和信号を受け前記光ビームスポットと前記所定の
    トラックとのずれを計数して概略トラックエラー検出信
    号を生成する概略エラー検出手段と、前記トラックエラ
    ー差信号及び前記概略トラックエラー検出信号を選択的
    に第1の選択信号として出力する第1の選択手段とを有
    し、該第1の選択信号に応じてトラッキングアクチュエ
    ータを駆動するようにしたことを特徴とする光ディスク
    のトラッキング制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたトラッキング制御
    装置において、前記トラッキングエラー差信号は前記光
    ビームスポットがトラック中心にある際零を示し、前記
    光ビームスポットがトラック中心から前記光ディスクの
    内周方向にずれた際負を示し、前記光ビームスポットが
    トラック中心から前記光ディスクの外周方向にずれた際
    正を示す信号であり、トラックエラー和信号光スポット
    位置がトラック中心にある際最大となる信号であること
    を特徴とする光ディスクのトラッキング制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたトラッキング制御
    装置において、概略エラー検出手段は、前記トラックエ
    ラー差信号に基づいてトラック中心を横切ったことを検
    出して零クロス点検出信号を送出する零クロス検出器
    と、前記トラックエラー和信号に基づいてトラックのラ
    ンド部分を検出するランド検出器と、前記ランド検出信
    号を受けた際前記零クロス点検出信号を受けると前記ト
    ラックエラー差信号が正であるか否かを判定する判定す
    る判定部を有し前記トラックエラー差信号が正であると
    1カウントアップし、前記トラックエラー差信号が負で
    あると1カウントダウンして前記概略エラー検出信号を
    送出するアップ/ダウンカウンター手段とを備えること
    を特徴とする光ディスクのトラッキング制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つに記載さ
    れたトラッキング制御装置において、前記第1の選択手
    段は、前記トラックエラー差信号が予め定められた周波
    数より高くなったか否かを検出して相対速度検出信号を
    送出する相対速度検出器と、該相対速度検出信号に応じ
    て前記トラックエラー差信号及び前記概略トラックエラ
    ー検出信号のいずれか一方を選択して前記第1の選択信
    号を送出するスイッチ手段とを有することを特徴とする
    光ディスクのトラッキング制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されたトラッキング制御
    装置において、前記相対速度検出器は、前記トラックエ
    ラー差信号が前記予め定められた周波数より低くなると
    前記相対速度検出信号としてハイレベルを送出し、前記
    トラックエラー差信号が前記予め定められた周波数より
    高くなると前記相対速度検出信号としてロウレベルを送
    出し、前記スイッチ手段は、前記ロウレベルを受けると
    概略トラックエラー信号を選択し、前記ハイレベルを受
    けると前記トラックエラー差信号を選択するようにした
    ことを特徴とする光ディスクのトラッキング制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一つに記載さ
    れたトラッキング制御装置において、さらに、前記トラ
    ックエラー差信号及び前記概略トラックエラー検出信号
    を予め定められた係数を乗じた後加算して加算信号を生
    成する加算手段と、前記トラックエラー差信号及び前記
    加算信号を選択的に第2の選択信号として出力する第2
    の選択手段とを有し、前記第1の選択手段には前記トラ
    ックエラー差信号の代りに前記第2の選択信号が与えら
    れるようにしたことを特徴とする光ディスクのトラッキ
    ング制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたトラッキング制御
    装置において、前記第2の選択手段は、前記トラックエ
    ラー差信号のレベル変動が所定の時間予め定められた範
    囲となった際ロック状態であると判定してロック検出信
    号を送出するロック検出器と、該ロック検出信号を受け
    ない状態では前記加算信号を前記第2の選択信号として
    送出し該ロック検出信号を受けた際には前記トラックエ
    ラー差信号を選択して前記第2の選択信号として送出す
    る第2のスイッチ手段とを有することを特徴とする光デ
    ィスクのトラッキング制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一つに記載さ
    れたトラッキング制御装置において、さらに、前記トラ
    ッキングアクチュエータの駆動量を受けるとともに前記
    光ディスクと光ヘッドとの相対移動量を受け前記前記光
    ビームスポットと光ディスクとの相対移動量を求める減
    算手段が備えられていることを特徴とする光ディスクの
    トラッキング制御装置。
JP6221528A 1994-09-16 1994-09-16 光ディスクのトラッキング制御装置 Expired - Lifetime JP2776403B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03219431A (ja) * 1990-01-24 1991-09-26 Hitachi Ltd トラッキング制御装置

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