JPH088774A - 自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御回路

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JPH088774A
JPH088774A JP14166194A JP14166194A JPH088774A JP H088774 A JPH088774 A JP H088774A JP 14166194 A JP14166194 A JP 14166194A JP 14166194 A JP14166194 A JP 14166194A JP H088774 A JPH088774 A JP H088774A
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JP
Japan
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amplifier
signal
variable gain
terminal
gain control
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JP14166194A
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English (en)
Inventor
Takashi Aoki
貴 青木
Takashi Hasegawa
敬 長谷川
Hiroshi Ito
洋 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星放送受信機において、温度変化に対して
相互変調歪みを生じにくく、かつNFの良好な自動利得
制御回路を実現する。 【構成】 第一中間周波信号を入力する入力端子1と、
第一中間周波増幅器2と、第一の可変利得増幅器3と、
周波数変換器4と、第二の可変利得増幅器5と、バンド
パスフィルタ6と、増幅器7と、FM復調器60と、検
波器8と、第一の直流増幅器9と、第二の直流増幅器2
0を備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星放送受信機の自動
利得制御回路(AGC)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衛星放送では、アンテナにより受信され
た信号は1GHz帯の第一中間周波信号に周波数変換さ
れて、屋内の衛星放送受信機に導かれる。図5は衛星放
送受信機に使用される自動利得制御回路の構成ブロック
図の一例である。自動利得制御回路の役割は、入力され
た第一中間周波信号のレベルが変動しても、FM復調器
に入力される信号レベルを一定にすることである。図5
(a)おいて、1は第一中間周波信号を入力する入力端
子で、2は第一中間周波増幅器で、4は周波数変換器、
5は可変利得増幅器、6はバンドパスフィルタ、7は増
幅器、60はFM復調器、8は検波器、9は直流増幅器
である。
【0003】以上のように構成された衛星放送受信機の
自動利得制御回路について、以下その動作について説明
する。入力端子1にはアンテナで受信された衛星からの
12GHz帯の電波をダウンコンバータにより1GHz
帯に周波数変換し、同軸ケーブルで屋内に導かれた第一
中間周波信号が印加される。その第一中間周波信号は第
一中間周波増幅回路2で増幅される。周波数変換器4
は、多数の第一中間周波信号から選局して1つのチャン
ネルを受信する機能を果すもので、402.78MHz
を中心周波数とする第二中間周波信号を作り出す。この
とき第一中間周波増幅回路2は、後段のNFが入力端子
に影響しないための低NFの広帯域増幅器である。可変
利得増幅器5は入力された第二中間周波信号を増幅す
る。その際、制御信号端子28に印加された制御電圧に
よって、その利得が変化する。バンドパスフィルタ6は
チャンネルフィルタでFM変調されたテレビ信号の1波
のみを通過させるバンドパスフィルタで、SAWフィル
タなどが一般的に用いられる。その帯域幅は27MHz
程度が適当である。
【0004】増幅器7は後段のFM復調器60に適当な
信号レベルを入力するためのものである。FM復調器6
0は選局されたFM信号を復調し、検波出力信号を得
る。検波器8は入力された第二中間周波信号を検波し、
その入力レベルをDC電圧に変換する役割を果す。直流
増幅器9はそのDC電圧を入力して、基準電圧と比較し
て得られる誤差信号を増幅して可変利得増幅器5に供給
する。可変利得増幅器5、バンドパスフィルタ6、増幅
器7、検波器8、直流増幅器9は負帰還回路を構成して
おり、第二中間周波信号のレベルが高くなると、可変利
得増幅器5の利得が下がる。このようにしてFM復調器
60に入力されるレベルは一定となる。なお図5(a)
に示すように増幅器7、FM復調器60、検波器8、直
流増幅器9などは近年、1チップのICによって構成さ
れるようになってきた。
【0005】さて、可変利得増幅器5は図5(b)に示
すように、トランジスタ回路で構成される場合が多い。
図5(b)において、30は入力端子、31は出力端
子、57は電源端子、51、54、58はコンデンサ、
52、53、56は抵抗、55はトランジスタ、28は
制御信号端子であり、高周波トランジスタによるフォワ
ードAGC増幅器を構成している。図5(c)は、この
ように構成された可変利得増幅器5の利得制御特性を示
していて、制御電圧が高くなると、トランジスタの利得
が下がるフォワードAGC方式である。図5(c)にお
いて破線は高温、実線は常温、一点鎖線は低温の場合を
示している。この方式を用いれば、入力レベルが高いと
きにトランジスタに流れる電流が多いので、歪み特性に
優れているが、周囲温度による制御信号特性の変化が大
きくなってしまう。この温度特性を改善するために温度
係数を有する素子によって温度特性補償がなされてき
た。図に示すように、制御信号によって約30dBの利
得制御範囲を有している。また利得制御範囲を拡大する
ために、可変利得増幅器を2段縦続接続することも行わ
れてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】衛星放送受信機の入力
信号のレベル範囲は「衛星放送受信機の定格と望ましい
性能」(電波技術協会編)によれば、−61dBmから
−28dBmまでの33dBであり、それよりも大きな
利得制御範囲が必要である。また上記のような構成では
将来放送衛星からの信号が多波になってくると周波数変
換器において、相互変調歪みが生じるという課題があっ
た。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、自動利得制御回
路を工夫して、周囲の温度変化に対して安定に動作す
る、相互変調歪みの生じにくくかつNFの良好な衛星放
送受信機を実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の自動利得制御回路は、衛星からの電波を受信
して周波数変換してなる衛星放送信号を含む中間周波信
号を入力する第一の可変利得増幅器と、第一の可変利得
増幅器の出力信号を周波数変換して得られる信号を入力
する第二の可変利得増幅器と、第二の可変利得増幅器の
出力信号を増幅した後に検波して入力信号レベルに対応
したDC電圧を出力する検波器と、検波器の出力信号を
入力して、基準電圧と比較して得られる誤差信号を増幅
する第一の直流増幅器と、第一の直流増幅器の出力信号
を入力して第一の可変増幅器の利得制御端子と第二の可
変利得増幅器に制御信号を出力する第二の直流増幅器と
を備え、第一の可変利得増幅器が利得制御端子に二つの
PINダイオードのアノードを接続しそれぞれのダイオ
ードのカソードがコンデンサを介し入力端子と出力端子
に接続して構成され、第二の可変利得増幅器が高周波ト
ランジスタによるフォワードAGC増幅器により構成さ
れ、第二の直流増幅器がベース端子を入力とするPNP
トランジスタのコレクタ端子を抵抗を介して第一の可変
利得増幅器に接続し、エミッタ端子をダイオードを介し
て第二の可変利得増幅器の制御信号端子に接続するとと
もに抵抗を介して電源端子に接続することにより構成さ
れ、中間周波信号の入力レベルが低レベルになって第二
の可変利得増幅器の利得が最大のときにトランジスタが
飽和するようにし、さらに本発明の自動利得制御回路
は、中間周波信号の入力レベルが強レベルになって第二
の可変利得増幅器の利得が最小になると同時にトランジ
スタが遮断領域に入り、第一の可変利得増幅器の減衰量
を増加させる構成とするものである。
【0009】また、第一の利得制御回路に利得制御量の
制御信号に対する温度依存性が少ない、二つのPINダ
イオードのアノードを利得制御端子に接続しそれぞれの
ダイオードのカソードがコンデンサを介し入力端子と出
力端子に接続して構成し、第二の可変利得増幅器が高周
波トランジスタによるフォワードAGC増幅器により構
成され、周囲温度の変化に対し上記利得制御特性の動作
を安定化したことを特長とする。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、1GHz帯の
第一中間周波信号は第一の可変利得増幅器により信号レ
ベルが調整された後、周波数変換されて第二中間周波信
号になる。第二中間周波信号は第二の可変利得増幅器に
より信号レベルが調整された後、検波器により検波され
て入力信号レベルに対応したDC電圧が得られる。この
DC電圧は第一の直流増幅器に入力されて、基準電圧と
比較して誤差信号が得られる。この誤差信号は第一及び
第二の直流増幅器によって増幅されて、第一及び第二の
可変利得増幅器の利得制御端子に入力される。
【0011】第一の可変利得増幅器はPINダイオード
を用いて構成され、PINダイオードに電流が流れる
と、ダイオードの内部抵抗が小さくなるので、通過する
信号レベルが増加する。また第二の可変利得増幅器は高
周波トランジスタによるフォワードAGC増幅器である
ので、利得制御端子の電圧が高くなると利得が低下す
る。第二の直流増幅器はPNPトランジスタよりなり、
エミッタ端子がダイオードと抵抗を介して電源端子に接
続されコレクタ端子が抵抗を介し第一の可変利得増幅器
に接続されている。このためベース電位が下がって、エ
ミッタ電位が減少しエミッタ抵抗によって決定されるエ
ミッタ電流が増加し、それと同時に増大するコレクタ電
流による第一の可変利得増幅器を構成する抵抗とPIN
ダイオードによる電圧降下が増大し、トランジスタが飽
和すると、エミッタ電位とコレクタ電位はエミッタ抵
抗、コレクタ抵抗、第一の利得制御回路の抵抗及びダイ
オードの電圧降下で決定される。そこで中間周波信号の
入力レベルが低レベルになって、第二の可変利得増幅器
の利得が最大になるときに第二の直流増幅器を構成する
トランジスタが飽和するようにそれぞれの抵抗値を選定
すれば、第一中間周波信号が最小入力レベルからレベル
が増大する際に、第一及び第二の可変利得増幅器の利得
が連動して下がるようになる。
【0012】こうしてPINダイオードにより構成され
る第一の可変利得増幅器の利得が、第一中間周波信号の
最大入力レベルにおいては、必ず後段の周波数変換器な
どが歪まないように必要な減衰量まで調整されることを
保証できる。
【0013】また上記の構成で強入力レベルにおいて、
利得制御特性の温度依存性の大きい第二の可変利得増幅
器の利得が最小になってから、利得制御特性の温度依存
性の小さい第一の可変利得増幅器の利得が減少し始める
ように、第二の利得制御増幅器の動作点を調整すること
により、第二の利得制御増幅器の利得制御量温度特性に
温度補償回路を設けることなく、相互変調歪みの生じに
くい周囲の温度変化に対しても安定な衛星放送受信機の
自動利得制御回路を実現することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例における自動利得制御回
路ついて図面を参照しながら説明する。図1(a)は、
本発明の第一および第二の実施例における自動利得制御
回路のブロック構成図を示す。図1(a)において、1
は第一中間周波信号を入力する入力端子で、2は第一中
間周波増幅器で、3は第一の可変利得増幅器、4は周波
数変換器、5は第二の可変利得増幅器、6はバンドパス
フィルタ、7は増幅器、60はFM復調器、8は検波
器、9は第一の直流増幅器、20は第二の直流増幅器で
ある。
【0015】以上のように構成された自動利得制御回路
について、以下その動作について説明する。入力端子1
には衛星からの第一中間周波信号が印加される。その第
一中間周波信号は第一中間周波増幅回路2で増幅され
る。その出力は第一の可変利得増幅器3において、制御
信号端子29に印加された制御電圧によって、信号レベ
ルが調整される。これによって入力レベルが高くなって
も、後段において相互歪みが生じないようにする。周波
数変換器4は多数の第一中間周波信号から選局して1つ
のチャンネルを受信する機能を果すもので、402.7
8MHzを中心周波数とする第二中間周波信号を作り出
す。このとき第一中間周波増幅回路2は、後段のNFが
入力端子に影響しないための低NFの広帯域増幅器であ
る。可変利得増幅器5は入力された第二中間周波信号を
増幅する。その際、制御信号端子28に印加された制御
電圧によって、その利得が変化する。バンドパスフィル
タ6はチャンネルフィルタでFM変調されたテレビ信号
の1波のみを通過させるバンドパスフィルタで、SAW
フィルタなどが一般的に用いられる。その帯域幅は27
MHz程度が適当である。
【0016】増幅器7は後段のFM復調器60に適当な
信号レベルを入力するためのものである。FM復調器6
0は選局されたFM信号を復調し、検波出力信号を得
る。検波器8は入力された第二中間周波信号を検波し、
その入力レベルをDC電圧に変換する役割を果す。第一
及び第二のの直流増幅器9、20よりなる直流増幅器は
そのDC電圧を入力して、基準電圧と比較して得られる
誤差信号を増幅して可変利得増幅器3及び5に供給す
る。可変利得増幅器3及び5、バンドパスフィルタ6、
増幅器7、検波器8、第一の直流増幅器9、第二の直流
増幅器20は負帰還回路を構成しており、第二中間周波
信号のレベルが高くなると、可変利得増幅器3及び5の
利得が下がる。このようにしてFM復調器60に入力さ
れるレベルは一定となる。
【0017】さて、可変利得増幅器3、5及び第二の直
流増幅器20は図1(b)に示すように、トランジスタ
回路で構成される。図1(b)において、3は第一の可
変利得増幅器であり、30は入力端子、35は出力端
子、32は抵抗、31、34はコンデンサ、33はイン
ダクタンス、36,37はPINダイオード、29は制
御信号端子である。5は第二の可変利得増幅器であり、
50は入力端子、59は出力端子、57は電源端子、5
1、54、58はコンデンサ、52、53、56は抵
抗、55はトランジスタ、28は制御信号端子である。
20は第二の直流増幅器であり、22、23は抵抗、2
4はダイオード、21はPNPトランジスタである。
第二の直流増幅器20は入力端子27に入力されたAG
Cの誤差電圧を第一及び第二の可変利得増幅器3、5に
入力する役割を果す。トランジスタ21はPNPトラン
ジスタであり、1の入力端子への入力レベルが減少する
とAの電圧が減少するように構成されているとき、低レ
ベルになるに従って27のベース電圧が低くなり同時に
抵抗23で決定されるエミッタ電流が増加し、トランジ
スタ21のエミッタ電圧が減少する。同時にコレクタ電
流も増加し、抵抗22、32およびダイオード36、3
7で決定されるコレクタ電位も増加する。トランジスタ
21のコレクタ、エミッタ間電圧が飽和電圧になるとエ
ミッタ電位とコレクタ電位が固定される。逆に、入力端
子1への入力レベルが増加すると、トランジスタ21の
ベース電圧が上昇しエミッタ電流、コレクタ電流が減少
する。トランジスタ21のベース、エミッタ間電圧とダ
イオード24の順方向電圧の和よりも、電源電圧Vcc
と27のベース電圧の差が大きくなるとトランジスタ2
1は遮断しコレクタ電流も流れなくなる。
【0018】第一の可変利得増幅器3において、コンデ
ンサ31、34は高周波的に短絡である。またインダク
タンス33は高周波的に開放である。PINダイオード
36、37は電流が流れているときは、その内部抵抗値
は相当小さいので、入力端子30に入力された第一中間
周波信号はそのまま出力端子35に伝えられる。PIN
ダイオード36は電流が流れていないと、その内部抵抗
値が増加するので、第一の可変利得増幅器3の利得が下
がる。
【0019】第二の可変利得増幅器5は高周波トランジ
スタ55によるフォワードAGC増幅器であり、この増
幅器が最大利得になるときにトランジスタ21が飽和す
るように定数を選ぶ。
【0020】図2は、このように構成された第一及び第
二の可変利得増幅器3、5の利得制御特性を示してい
る。図に示すように、制御電圧が2V以下では利得は変
化しない。第一の可変利得増幅器3には約20dBの利
得可変範囲があり、第一及び第二の可変利得増幅器3、
5の利得可変範囲を合わせると、約50dBになり、十
分な量である。図1(a)の構成の衛星放送受信機で3
と5の可変利得増幅器が最大利得となったときの入力端
子1での入力レベルから、5の可変利得増幅器の利得が
最小になるまで、本実施例では受信機のNFに影響の大
きい3の可変利得増幅器は最大利得となっているので、
良好なNFを確保することが出来る。5の高周波トラン
ジスタによる可変利得増幅器は、図5(c)のように利
得制御特性が温度に大きく依存するが、利得制御範囲は
温度によらずトランジスタ一段でほぼ30dB確保で
き、受信可能な最小入力レベルを−65dBmとする
と、5の可変利得増幅器の利得が最小になる−35dB
m入力付近で、3の可変利得増幅器の利得が下がり始
め、図3のように衛星放送受信機の最大入力レベルであ
る−28dBm以前に動作し、後段において相互変調歪
みが生じにくい自動利得制御回路を実現できる。
【0021】第二の実施例では図1(a)の第一の可変
利得増幅器3はPINダイオ−ドにより構成されている
ので、その利得制御特性にはほとんど温度依存性はな
い。しかしながら、第二の可変利得増幅器5は高周波ト
ランジスタ55によるフォワードAGC増幅器であり、
その利得制御特性には図5(c)のような大きな温度依
存性がある。3の可変利得増幅器は前述のように21の
トランジスタのベース電圧が上昇し、トランジスタが遮
断領域付近になった時に動作し、このときのベース電圧
は、Vccからベース、エミッタ間電圧とダイオード2
4の順方向電圧の和を引いた電圧ぐらいになり、本実施
例では3.6V程度である。動作温度範囲において、5
の可変利得増幅器が3の可変利得増幅器より低い制御電
圧で利得最小とさせるため、20の直流増幅器のトラン
ジスタ21のエミッタにダイオードを挿入して28の電
圧を上昇させると共に、抵抗23、52、53の値を調
整しトランジスタ55に流れる電流を大きくすること
で、図4のように制御電圧の低いところで利得変化を大
きくとれるような可変利得増幅器を構成し、周囲温度変
化に対しても相互変調歪みとNFが良好な自動利得制御
回路を実現することが出来る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、低入力レ
ベルではNFが十分低く良好で入力C/Nの劣化が殆ど
無く、かつ高入力レベルでは相互変調歪みの生じにくい
衛星放送受信機の自動利得制御回路を周囲の温度変化に
対しても安定に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明の第1の実施例における自動利
得制御回路のブロック構成図 (b) 本発明の第1の実施例における自動利得制御回
路の回路図
【図2】本発明の第1の実施例における自動利得制御回
路の利得制御特性図
【図3】本発明の第1の実施例における入力信号レベル
に対する利得制御特性図
【図4】本発明の第2の実施例における自動利得制御回
路の利得制御特性図
【図5】(a) 従来の自動利得制御回路のブロック構
成図 (b) 従来の自動利得制御回路の回路図 (c) 従来の自動利得制御回路の利得制御特性図
【符号の説明】
1,50 第一中間周波信号の入力端子 2 第一中間周波増幅器 3 第一の可変利得増幅器 4 周波数変換器 5 第二の可変利得増幅器 6 バンドパスフィルタ 7 増幅器 8 検波器 9 第一の直流増幅器 20 第二の直流増幅器 21 トランジスタ 22,23 抵抗 24 ダイオード 28 制御信号端子 29 制御信号端子 30 入力端子 31,34 コンデンサ 32 抵抗 33 インダクタンス 35 出力端子 36,37 PINダイオード 51,54,58 コンデンサ 52,53,56 抵抗 55 トランジスタ 57 電源端子 59 出力端子 60 FM復調器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星放送信号を含む中間周波信号を入力
    する第一の可変利得増幅器と、第一の可変利得増幅器の
    出力信号を周波数変換して得られる信号を入力する第二
    の可変利得増幅器と、第二の可変利得増幅器の出力信号
    を増幅した後に検波して入力信号レベルに対応したDC
    電圧を出力する検波器と、検波器の出力信号を入力し
    て、基準電圧と比較して得られる誤差信号を増幅する第
    一の直流増幅器と、第一の直流増幅器の出力信号を入力
    して第一の可変増幅器の利得制御端子と第二の可変利得
    増幅器に制御信号を出力する第二の直流増幅器とを備
    え、第一の可変利得増幅器がリバースAGC増幅器によ
    り構成され、第二の可変利得増幅器がフォワードAGC
    増幅器により構成され、第二の直流増幅器がベース端子
    を入力とするPNPトランジスタのコレクタ端子を抵抗
    を介して第一の可変利得増幅器に接続し、エミッタ端子
    をダイオードを介して第二の可変利得増幅器の制御信号
    端子に接続するとともに抵抗を介して電源端子に接続し
    たことを特長とする自動利得制御回路。
  2. 【請求項2】二つのPINダイオードのアノードを前記
    第一の利得制御回路の利得制御端子に接続しそれぞれの
    ダイオードのカソードがコンデンサを介し入力端子と出
    力端子に接続し、前記第二の可変利得増幅器が高周波ト
    ランジスタによるフォワードAGC増幅器からなること
    を特長とする請求項1記載の自動利得制御回路。
JP14166194A 1994-06-23 1994-06-23 自動利得制御回路 Pending JPH088774A (ja)

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