JPH0887370A - タッチパネル式入力装置 - Google Patents

タッチパネル式入力装置

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JPH0887370A
JPH0887370A JP6223599A JP22359994A JPH0887370A JP H0887370 A JPH0887370 A JP H0887370A JP 6223599 A JP6223599 A JP 6223599A JP 22359994 A JP22359994 A JP 22359994A JP H0887370 A JPH0887370 A JP H0887370A
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sensor
sensors
abnormal
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light
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JP6223599A
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Yukio Shinohara
幸男 篠原
Tetsuo Matsumura
哲夫 松村
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Hitachi Ltd
Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Asahi Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ異常が発生した際にも入力処理を続行
することができ、運用上の障害及び利用者へのサービス
低下を防止することができるタッチパネル式入力装置を
提供すること。 【構成】 表示部上に表示した複数の入力項目枠内に複
数のセンサ交点を配置したタッチパネル式入力装置であ
って、この複数のセンサの内の異常センサ数を検出し、
検出した異常センサ数が入力項目枠内の縦及び横方向の
センサ交点数未満の場合に他の正常なセンサ交点を用い
て接触位置座標の入力を行なうもの。 【効果】 入力項目枠内には複数のセンサ交点があり、
他の正常なセンサ交点を用いれば入力可能なことを利用
して入力を継続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示画面上の接触位置
座標を複数のセンサにより検出して入力するタッチパネ
ル式入力装置に係り、特に前記センサに所定値以下の異
常があった場合でも入力を継続することができるタッチ
パネル式入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にタッチパネル式入力装置は、例え
ば金融機関等で使用される現金自動取引装置(ATM)
の表示部に用いられ、銀行取引の種類(入金/出金/残
高照会/通帳記入)等を表示部と一体化され、利用者が
接触した任意の取引種類を接触位置座標として複数の発
光及び受光素子から成る光センサにより検出して入力す
る様に構成されている。
【0003】従来技術によるタッチパネル式入力装置
は、前記光センサの発光素子及び受光素子の異常を発見
した場合、例えば診断時に発光素子に対応する受光素子
からの信号を検知できなかったとき、センサ異常を上位
装置に報告して上位装置側で異常箇所を表示し、タッチ
パネル式入力装置としては障害として休止とする制御を
行なっていた。
【0004】尚、前記従来技術技術によるタッチパネル
式入力装置の障害時の診断を行なう技術が記載された文
献としては、例えば特開平4−169924号公報が挙
げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術による
タッチパネル式入力装置は、光センサの診断を行なうこ
とができるものの、障害検出時には装置そのものを停止
してしまい、例えば異常センサ数が少なく、実際の利用
者の入力にさほど支障がない場合であっても装置全体を
停止してしまうため、例えば金融機関業務においては業
務そのものを停止してしまい、運用上の障害を招くと言
う不具合があった。特に金融機関においては取引そのも
のを停止してしまい利用者に対してのサービス低下を招
いていた。
【0006】本発明の目的は前記従来技術の不具合を除
去することであり、センサ異常が発生した際にも入力処
理を続行することができ、運用上の障害及び利用者への
サービス低下を防止することができるタッチパネル式入
力装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、表示画面上に表示した複数の入力項目枠内
に複数のセンサ交点を配置し、該入力項目枠への接触位
置を複数センサの交点位置によるXY座標として検出す
ることにより該接触位置座標を入力するタッチパネル式
入力装置において、前記複数のセンサの内の異常センサ
数を検出し、該異常センサ数が入力項目枠内の縦及び横
方向のセンサ交点数未満の場合、他の正常なセンサ交点
を用いて接触位置座標を入力することを特徴とする。
【0008】
【作用】前記特徴によるタッチパネル式入力装置は、検
出した異常センサ数が前記入力項目中に配置されたセン
サの縦及び横方向のセンサ交点数未満の場合、他の正常
なセンサ交点を用いて入力を継続することによって、セ
ンサ異常が発生した際にも入力処理を続行することがで
き、運用上の障害及び利用者へのサービス低下を防止す
ることができるタッチパネル式入力装置を提供すること
ができる。即ち本発明は、前記検出した異常センサの交
点位置が全て特定の入力項目内に集中する可能性が低い
こと及び少なくとも入力可能なセンサ交点が入力項目枠
内に1つあれば入力は可能なことを利用し、異常センサ
数が入力項目中のセンサの縦及び横方向のセンサ交点数
未満の場合に、他の正常なセンサ交点を用いて入力を継
続することを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本実施例によるタッチパネル式入
力装置のセンサ異常を検出する手順を示すフローチャー
ト、図2は第1の異常レベルを判定するための手順を示
すフローチャート、図3は第2の異常レベルを判定する
ための手順を示すフローチャート、図4は第3の異常レ
ベルを判定するための手順を示すフローチャート、図5
は本実施例によるタッチパネル式入力装置の光センサの
配置図、図6は本実施例によるタッチパネル式入力装置
の主要回路構成を示す図である。
【0010】まず本実施例によるタッチパネル式入力装
置は、図5に示す如く表示部50上にX方向に配置され
た複数の発光素子SX1〜SXm及び該発光素子SX1〜SXm
対応に配置された複数の受光素子Rx1〜Rxmと、Y方向
に配置された複数の発光素子Sy1〜Syn及び該発光素子
y1〜Syn対応の複数の受光素子Ry1〜Rynとを備え、
前記発光素子SX1〜SXmから受光素子Rx1〜Rxmに向け
て発光される光を利用者の接触により遮断したことを感
知してX座標を検出し、発光素子Sy1〜Synから受光素
子Ry1〜Rynに発光する光を利用者の接触により遮断し
たことを感知してY座標を検出することによって、利用
者が接触したXY座標を検出し、接触された取引項目を
入力する様に構成されている。
【0011】また本タッチパネル式入力装置の主要回路
構成は、図6に示す如く前記発光素子SX1〜SXm及び発
光素子Sy1〜Synを駆動して発光を行なう発光素子駆動
部11と、該発光素子駆動部11の発光を制御する発光
制御部14と、前記受光素子Rx1〜Rxm及びRy1〜Ryn
を駆動する受光素子駆動部12と、該受光素子駆動部1
2を制御する受光制御部15と、現金自動取引装置の本
体等の上位装置10間でデータの送受信を行なう回線制
御部13と、前記受光制御部15で検出した受光素子位
置から利用者の接触したXY座標を検出する座標データ
検出部18と、後述する本実施例による異常センサの異
常レベルを判定するための複数の基準データを格納する
基準値ファイル17と、これらを制御する主制御部16
とを備える。またセンサ間隔は通常5mm程度であり、こ
れに接触する人の指幅は約10mm〜20mm、標準は15
mm程度である。
【0012】さて、この様に構成されたタッチパネル式
入力装置は、主制御部16が発光制御部14を用いて指
定された発光素子SX1〜SXmを発光素子駆動部11によ
り一定時間のオン/オフ動作を繰返して発光させ、この
発光を受光素子Rx1〜Rxmにより受光して受光制御部1
5がこの受光状態を主制御部16に送信する。これによ
ってタッチパネル式入力装置の表示部に表示された特定
の取引項目枠内に利用者が指で接触した場合、X方向の
光及びY方向の光が指により遮られ、X方向の発光信号
に対する受光信号が遮光され、且つY方向の発光信号に
対する受光信号が遮光されているXY座標を主制御部1
6が検知する。例えば、図5に示すタッチパネル式入力
装置上の点3を指で押した場合、発光素子Sx2からの光
がX方向光軸1上のセンサ交点3で遮られたことを受光
素子Rx2で検知し、且つ発光素子Sy2から光がY方向光
軸2上の点3で遮られたことを受光素子Ry2で検知する
ことによって、X方向受光素子のX座標とY方向の受光
素子のY座標とを合わせて、座標データ検出部18によ
って押下座標を判定することができる。この検出された
XY座標は回線制御部13を介して上位装置10に送ら
れ、上位装置10は表示部に表示した取引項目の内、利
用者が選択した項目を前記XY座標を元に判断して処理
を継続するものであり、これら動作は一般的なタッチパ
ネル式入力装置の動作である。
【0013】さて、本実施例によるタッチパネル式入力
装置は、電源投入時の初期動作において光センサの自己
診断処理を行い、診断結果が正常及び許容範囲のときに
前述した通常動作に入るものである。該自己診断処理は
光センサの異常検出処理及び異常レベル判定処理の順で
行うものであって、次に本実施例による異常検出及びレ
ベル判定方法を図1乃至図4のフローチャートを参照し
て説明する。
【0014】図1は、本実施例による光センサの異常検
出処理を説明するための図であり、この異常検査は、ま
ず発光素子SX1〜SXm及びSX1〜SXmによる発光並びに
受光素子Rx1〜Rxm及びRy1〜Rynによる受光が正しく
行なわれるか診断するため、各発光素子の発光及び該発
光素子対応の受光素子による受光を検出して行なわれ
る。この検査は発光制御部14及び発光素子駆動部11
並びに受光素子駆動部12及び受光制御部15の動作の
検査も含むものであって、例えば発光素子SX1〜SXm
びSX1〜SXmによる発光が受光素子Rx1〜Rxm及びRy1
〜Rynにより正しく受光できるか個々の素子対応に順次
実行される。
【0015】具体的に説明すると、この処理は図1に示
す如く、まず主制御部16が発光素子駆動部11により
指定した発光素子に発光信号を出力し(ステップ10
1)、この発光を対応する受光素子による受光(光が遮
断されていない状態)か否かを検出(ステップ102)
する。この検出結果が遮断光状態なら異常センサとして
登録し(ステップ103)、該ステップ102によって
正常な受光を検出(非遮断光状態)したなら、次に主制
御部16が発光素子を無出力指定して発光を中断(ステ
ップ104)し、この非発光の状態(受光しない状態)
を検出したか否かを判定する(ステップ105)。該ス
テップ105において発光素子が発光していないにもか
かわらず光を検知等の異常状態を検出したとき、主制御
部16は当該異常センサを登録(ステップ106)し、
正常な場合には発光素子のマージンチェック指定(ステ
ップ107)を行なってから、前記検査同様の受光素子
による受光素子非遮断状態か否かの検出(ステップ10
8),該ステップ108により光を検出できない際の異
常センサの登録(ステップ109)を行なう。尚、前記
マージンチェック指定は、例えば発光素子を駆動する電
圧レベルを規定値より上下に振った状態でも発光及び受
光素子が受光可能か否かを判定するためのものである。
本実施例による光センサの異常検出処理は、前記ステッ
プ101乃至109による光センサの発光/非発光/マ
ージンチェックによる診断を全光センサを順次指定して
繰返し行ない、全センサの検査が終了した時点で異常光
センサが発見された場合、次のセンサ異常レベル判定処
理に移行する(ステップ110)。
【0016】本実施例による異常判定処理は、異常セン
サの個数及び配置等によって異常のレベルを複数段階に
判定するものであり、まず本実施例による異常レベルに
ついて説明する。
【0017】(1)第1異常レベル:異常センサ数が所定
値(基準値1)以内の場合で、異常センサがあるものの
実際の入力には支障が少なく、入力を継続する異常レベ
ル。 (2)第2異常レベル:前記第1異常レベル、且つ隣接し
て連続する異常センサ数が所定値(基準値2)未満で入
力を継続する異常レベル。 (3)第3異常レベル:前記第1異常レベル、且つ隣接し
て連続する正常センサ数が所定値(基準値3)未満で入
力を継続する異常レベル。 (4)第4異常レベル:前記第2又は第3異常レベルの隣
接した異常又は正常センサ数が所定値以上であり、入力
処理を停止させる異常レベル。
【0018】前記第1異常レベルは、例えば異常センサ
数が微小で、通常は画面表示された1つの選択項目中に
多数の光センサの交点が存在すると共に、人の指が接触
する範囲が複数光センサの交点を含むことを利用し、実
際の入力には支障が少ないレベルの異常を意味する。
【0019】該第1レベル異常を具体的に説明すると、
図7(a)に示す如く表示部50上のある入力項目枠
(タッチパネルの表示される取引項目の1つに相当,例
えば、通帳記入等が表示された横40mm,縦20mmの取
引項目枠)51が光センサの交点53を少なくとも24
ケ(横8×縦3=24)含み、人の指による接触範囲5
2a又は52b(幅約15mm)が横方向で2〜3ケの交
点53に接触する条件の場合、横8ケのセンサでは8未
満,縦3ケのセンサでは3未満のセンサ異常範囲なら、
もし前記検出した異常センサが1つの取引項目枠内に集
中した場合であっても少なくとも残る1光センサ交点に
よって入力が継続できることを利用し、例えば第1レベ
ル異常では横方向の異常センサ数が8ケ未満,縦方向の
異常センサ数が3ケ未満の場合を基準値1として設定
し、該基準値1未満の異常センサ数なら当該異常を上位
装置に報告し且つ入力を続行し、基準値1以上のセンサ
異常を検出した場合には異常処理として入力を中断して
上位にエラー報告を行なう。
【0020】これを図2のフローを参照して説明する
と、前述の図1による異常検出処理に続いて第1異常レ
ベルの前記基準値1を基準値ファイル17から主制御部
16がセット(ステップ200)する共に異常センサ数
をセットし(ステップ201)、該異常センサ数が基準
値1未満かの判定(ステップ202)を行ない、基準値
1未満の場合は入力動作を継続し、且つ上位に本異常レ
ベルの報告を行なう動作Aモードに移行する。またステ
ップ202により異常センサ数が基準値1以上の場合
は、装置異常として入力を停止させ、これを上位に報告
し(ステップ203)、これによってメンテナンスを促
すことができる。尚、前記異常レベル1の説明におい
て、図7(a)に示した1つの入力項目枠51内に全部
のセンサ異常が集中した例を説明したが、実際の異常発
生においては特定の項目内に発光素子の切れ等の異常セ
ンサが集中する可能性は極めて低いため、基準値1を横
及び縦センサ数未満の値に設定した場合であっても正常
なセンサ数が2つ以上になることが多く、利用者による
複数回接触を必要とする可能性は低いものである。また
前記基準値1は、項目内のセンサ数未満に限定されるも
のではなく、より少なくすることによって利用者の接触
回数を減らして利用者の手数を低減することも可能であ
り、タッチパネル式入力装置の入力操作の継続の必要性
と利用者への負担増との関係を勘案して任意の例えば項
目内センサ数の半数未満に設定することもできる。例え
ば、基準値1の横異常センサ数を5ケ未満,縦異常セン
サ数を2ケ未満と設定することもできる。
【0021】本実施例においては前記異常センサ数が基
準値1未満の場合であっても利用者への複数回接触を低
減するため次に説明する第2及び第3異常レベルを検出
し、これらレベルを満たした場合のみに入力処理を続行
することもでき、これを以下説明する。図3は前記図2
の動作Aモードに続いて更なる異常レベルを検出する手
順を説明するための図であり、本判定は異常センサ数が
連続して隣接する数を基準として判定を行なうものであ
る。即ち、本判定は、例えば図7中の横方向のセンサ8
ケ中に4ケのセンサ異常があった場合であっても、1ケ
毎の異常なら人の指が横方向に少なくとも2ケ以上同時
にセンサ交点に接触するため前記異常センサの存在が無
視できることを利用するもので、連続する異常センサ数
が人の指接触範囲52a及び52b(幅15mm)の範囲
に入る個数、例えば3ケ以上の場合を基準値2として異
常レベルを判定するものである。
【0022】具体的には、図7(b)の如く横方向のセ
ンサ交点53a〜53h中に白丸で示す正常センサ交点
53a/c/fがあり、これらの間に黒丸で示す異常セ
ンサ交点53b/d/e/g/hが存在する場合、図3
のフローに示す如く前記基準値2を基準値ファイル17
から主制御部16がセット(ステップ210)する共に
異常センサの隣接する連続数、図7(b)の場合は2ケ
をセットし(ステップ211)、該連続する異常センサ
数が基準値2以上かの判定(ステップ212)を行な
い、基準値2未満の場合(2ケ以内の場合)は入力動作
を継続し、且つ上位に本異常レベルの報告を行なう動作
Bモードに移行する。またステップ212により連続す
る異常センサ数が図7(c)の如く3ケ連続した基準値
2以上の場合は、装置異常として入力を停止させ、これ
を上位に報告し(ステップ213)、これによってメン
テナンスを促すことができる。本実施例による異常レベ
ル判定は、前述の基準値1に基ずく異常センサ数の検査
に加え、連続する異常センサ数が所定値(基準値2)未
満の場合には人の接触する指範囲(接触センサ個数)に
複数センサ交点が含まれ、正常センサに接触する確率が
高いことを利用して、利用者による複数回接触を必要と
する可能性をより低減することができる。
【0023】前記実施例においては連続異常センサ数を
基準値2として利用者の複数回接触の可能性を低減する
例を説明したが、逆に正常センサ数が所定の基準値3以
上隣接して連続することを検査することによっても利用
者の複数回接触の可能性を低減することもでき、これを
図7(d)及び図4を参照して説明する。図7(d)は
異常センサ交点53b及び53f間に正常センサ交点5
3c〜53e及が存在する例を示す図であるり、図4は
本実施例による正常センサ交点の連続数により異常判定
を行なうフローを示す図である。まず本実施例による判
定は、前記実施例同様に図4のフローに示す如く前記基
準値3、例えば正常連続センサ数3を基準値ファイル1
7から主制御部16がセット(ステップ220)する共
に異常センサの隣接する連続数、図7(d)の場合は3
ケをセットし(ステップ221)、該連続する異常セン
サ数が基準値3以上かの判定(ステップ222)を行な
い、基準値3異常の場合は入力動作を継続し、且つ上位
に本異常レベルの報告を行なう前記動作Bモードに移行
する。またステップ222により連続する正常センサ数
が基準値3未満(3ケ未満)の場合は、装置異常として
入力を停止させ、これを上位に報告し(ステップ22
3)、これによってメンテナンスを促すことができる。
【0024】本実施例による異常レベル判定は、前述の
基準値1に基ずく異常センサ数の検査に加え、連続する
正常センサ数が所定値(基準値3)未満の場合には人の
接触する指範囲(接触センサ個数)に複数センサ交点が
含まれ、異常センサに接触する確率が低いことを利用し
て、利用者による複数回接触を必要とする可能性をより
低減することができる。
【0025】また本実施例においては、前記第2又は第
3の異常レベルを満足した場合であっても、両異常レベ
ルを検出した際には装置を停止して上位装置に第4の異
常レベルとしてエラー報告を行なうことが好適である。
【0026】以上述べた如く本発明は、タッチパネル式
入力装置が押下座標が異なっていても押下された取引項
目(指接触範囲)内の複数のセンサ交点に人の指が接
し、上位装置は同じ座標を押下されたと認識することを
利用し、異常センサが存在した場合であってもタッチパ
ネル式入力装置の入力を継続することができる。
【0027】尚、前記実施例においては、図3及び図4
を用いて説明した異常又は正常センサの隣接する連続数
を判定の基準として用い、ステップ212又は222に
より異常と判定された場合は装置を停止するモードに移
行する例を説明したが、本発明はこれに限られることな
く、前記第2又は第3異常レベルも満足しない場合、例
えば異常センサ交点位置を検出し、該交点位置を避ける
用に、具体的には前記第1異常レベル若しくは少なくと
も第2又は第3異常レベルを満足する位置に前記入力項
目枠自体を主制御部が移動表示して入力を継続する様に
構成しても良い。
【0028】また、前記実施例においては光学的なタッ
チパネル式入力装置を例にとって説明したが本発明は、
光学的なものに限られるものではなく、複数のセンサを
格子状に配置した、例えば物理的に透明伝導ワイヤを格
子状に配置したタッチパネル式入力装置他にも適用する
こともできる。更に、前記基準値1乃至3は、取引項目
中のセンサ交点の密度が人の指の接触範囲に比べて高密
度な場合、さらに異常マージンを広げることもでき、こ
れら基準値は上位装置から回線制御部を介して指示され
ても良い。また前記実施例においては本異常診断を装置
起動時に行なう例を説明したが、本発明はこれに限られ
るものではなく、例えば所定時間経過毎/入力エラーが
所定数以上発生した毎/保守員による指示毎とうの契機
により異常診断を行なう様にしても良い。
【0029】尚、本発明によるタッチパネル式入力装置
は、次の実施態様としても表現することができる。 [実施態様1]X軸およびY軸方向に配列した複数個の
発光センサと、複数個の受光センサと、上位装置との送
受信を制御する回線制御部と、発光センサを制御する発
光センサ制御部と、受光センサを制御する受光センサ制
御部と、これらを制御する主制御部と、受光センサから
得られる信号から上位装置へ報告する押下点を示す座標
デ−タを決定する座標デ−タ検出部から成る入力装置に
おいて、診断時のセンサチェックにおいて全センサ中の
異常となったセンサの個数が規定値以下の場合、異常セ
ンサを無視し、他の正常なセンサで押下座標を検知する
ことを特徴としたタッチパネル式入力装置。 [実施態様2]前記態様1と同一の構成において、配列
されたセンサで複数個の異常センサが位置的に連続して
発生したとき、異常センサの連続する個数が規定値以下
の場合、異常センサを無視し、他の正常なセンサで押下
座標を検知すること特徴とするタッチパネル式入力装
置。 [実施態様3]前記態様1と同一の構成において、異常
センサが位置的に不連続に発生したとき、異常センサと
異常センサの間の連続する正常なセンサの個数が規定値
以上の時、異常センサを無視し、他の正常なセンサで押
下座標を検知することを特徴とするタッチパネル入力装
置。 [実施態様4]前記態様1と同一の構成において、上位
装置から回線制御部を通じて、異常センサを無視するた
めの異常センサの個数を示す基準値、異常センサが位置
的に連続する個数を示す基準値、異常センサと異常セン
サの間の連続する正常センサの個数の基準値を受信し、
その基準値を用いて異常センサを無視することを特徴と
するタッチパネル入力装置。
【0030】
【発明の効果】以上述べた如く本発明は、表示画面上に
表示した複数の入力項目枠内に複数のセンサ交点を配置
し、該入力項目枠への接触位置を複数センサの交点位置
によるXY座標として検出することにより該接触位置座
標を入力するタッチパネル式入力装置において、前記複
数のセンサの内の異常センサ数を検出し、該異常センサ
数が入力項目枠内の縦及び横方向のセンサ交点数未満の
場合、他の正常なセンサ交点を用いて接触位置座標を入
力することによって、センサ異常が発生した際にも入力
処理を続行することができ、運用上の障害及び利用者へ
のサービス低下を防止することができるタッチパネル式
入力装置を提供することができる。即ち本発明は、前記
検出した異常センサの交点位置が全て特定の入力項目内
に集中する可能性が低いこと及び少なくとも入力可能な
センサ交点が入力項目枠内に1つあれば入力は可能なこ
とを利用し、異常センサ数が入力項目中のセンサの縦及
び横方向のセンサ交点数未満の場合に、他の正常なセン
サ交点を用いて入力を継続することにより入力を継続し
て運用上の障害及び利用者へのサービス低下を防止する
ことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるタッチパネル式入力装
置のセンサ異常を検出するためのフローチャート図。
【図2】本実施例による第1の異常レベルを判定するた
めのフローチャート図。
【図3】本実施例による第2の異常レベルを判定するた
めのフローチャート図。
【図4】本実施例による第3の異常レベルを判定するた
めのフローチャート図。
【図5】本実施例によるタッチパネル式入力装置の光セ
ンサの配置図。
【図6】本実施例によるタッチパネル式入力装置の主要
回路構成を示す図。
【符号の説明】
1…X方向光軸、2…Y方向光軸、3…押下点(センサ
交点)、10…上位装置、11…発光センサ、12…受
光センサ、13…回線制御部、14…発行制御部、15
…受光制御部、16…主制御部、17…基準値ファイ
ル、18…座標データ検出部、A…発光信号、B…受光
信号、Sx1…第1X方向発光センサ、Sx2…第2x方向
発光センサ、Sxm…第mX方向発光センサ、Sy1…第1
Y方向発光センサ、Sy2…第2Y方向発光センサ、 S
ny…第nY方向発光センサ、 Rx1…第1x方向受光セ
ンサ、Rx2…第2x方向受光センサ、Rxm…第mx方向受
光センサ、Ry1…第1Y方向受光センサ、Ry2…第2Y
方向受光センサ、Ryn…第nY方向受光センサ。
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるタッチパネル式入力装
置のセンサ異常を検出するためのフローチャート図。
【図2】本実施例による第1の異常レベルを判定するた
めのフローチャート図。
【図3】本実施例による第2の異常レベルを判定するた
めのフローチャート図。
【図4】本実施例による第3の異常レベルを判定するた
めのフローチャート図。
【図5】本実施例によるタッチパネル式入力装置の接触
位置。
【図6】本実施例によるタッチパネル式入力装置の主要
回路構成を示す図。
【図7】本実施例によるタッチパネル式入力装置の異常
レベルの原理を説明するための図。
【符号の説明】 1…X方向光軸、2…Y方向光軸、3…押下点(センサ
交点)、10…上位装置、11…発光素子駆動部、12
受光素子駆動部、13…回線制御部、14…発制御
部、15…受光制御部、16…主制御部、17…基準値
ファイル、18…座標データ検出部、Sx1 …第1X方向
発光センサ、Sx2…第2方向発光センサ、Sxm…第m
X方向発光センサ、Sy1…第1Y方向発光センサ、Sy2
…第2Y方向発光センサ、 Sny…第nY方向発光セン
サ、Rx1…第1方向受光センサ、Rx2…第2方向受
光センサ、Rxm…第m方向受光センサ、Ry1…第1Y
方向受光センサ、Ry2…第2Y方向受光センサ、Ryn
第nY方向受光センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上に表示した複数の入力項目枠
    内に複数のセンサ交点を配置し、該入力項目枠への接触
    位置を複数センサの交点位置によるXY座標として検出
    することによって該接触位置座標を入力するタッチパネ
    ル式入力装置において、前記複数のセンサの内の異常セ
    ンサ数を検出し、該異常センサ数が入力項目枠内の縦及
    び横方向のセンサ交点数未満の場合、他の正常なセンサ
    交点を用いて接触位置座標を入力することを特徴とする
    タッチパネル式入力装置。
JP6223599A 1994-09-19 1994-09-19 タッチパネル式入力装置 Pending JPH0887370A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6823995B2 (en) * 1999-11-29 2004-11-30 Fujitsu Limited Paper processing device
JP2008065372A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Sharp Corp 操作パネル
JP2008159083A (ja) * 2008-03-24 2008-07-10 Fujitsu Ltd 座標入出力装置の試験方法
JP2008198222A (ja) * 2008-03-24 2008-08-28 Fujitsu Ltd 座標入出力装置の試験方法
JP2012242159A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> システムの高い可用性のためにセンサデータを補間する方法、コンピュータプログラム、システム。

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