JPH088717B2 - ヘツドホン - Google Patents

ヘツドホン

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JPH088717B2
JPH088717B2 JP61179381A JP17938186A JPH088717B2 JP H088717 B2 JPH088717 B2 JP H088717B2 JP 61179381 A JP61179381 A JP 61179381A JP 17938186 A JP17938186 A JP 17938186A JP H088717 B2 JPH088717 B2 JP H088717B2
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headphone
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diaphragm
band
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亮 山岸
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、振動板を含むスピーカハウジングを耳甲介
腔に完全に挿入せずに聴取できるようにされたヘッドホ
ンに関する。
〔発明の概要〕
本発明は略U字型のバンドの両端側でハウジングが支
持され、該ハウジング内の振動板が該U字型のバンドを
含む面に略平行に配されたヘッドホンにおいて、スピー
カユニツトの前面側と背面側の筐体を対称形状とするこ
とにより、左右逆に装着した際でも良好な装着感を得る
ことができるようにしたものである。
〔従来の技術〕
第12図は、スピーカユニツトを収納したハウジングを
耳介に挿入するようにしたヘツドホンを示している。同
図において、(1)は略円錐台形状をしたハウジングを
示し、このハウジング(1)内にはスピーカユニツト
(2)が収納されている。(3)はスピーカユニツト
(2)の振動板(2a)に対向する位置に設けたプロテク
タであり、このプロテクタ(3)にはスピーカユニツト
(2)からの音を通過させる多数の透孔が設けられてい
る。(4)はコード保持部、(5)はコードである。
第13図はこのようなヘツドホンが耳介に挿入された状
態を示している。一般に、人の耳介Aに共通な形状とし
て側面に外耳道のBの入口のある略円錐台状のくぼみ、
いわゆる耳甲介腔Cがある。また、この耳甲介腔Cの下
側にはいわゆる耳珠Dと対珠Eとが耳甲介腔C上に両側
から張り出している。また、耳珠Dと対珠Eとの間に略
U字形状の隙間いわゆる珠間切痕Fがある。ヘツドホン
のハウジング(1)は耳甲介腔C内に位置され、耳珠D
と対珠Eとに押えられ、コード保持部(4)が珠間切痕
Fに配される。
ところで、第12図に示すようなヘツドホンは、人の耳
介Aに共通な形状に着目して耳介Aに挿入し装着するも
のであるが、人の耳介Aは人により大きさに差があり、
耳介Aの大きさによつては、良好に装着できないという
不都合があつた。また、第12図に示すようなヘツドホン
は、装着時その振動板(2a)が外耳道Bに対して斜めに
位置する。そのため、振動板(2a)からの音は、外耳道
Bあるいは外耳道Bの入口周辺で反射されて鼓膜に伝わ
り、外耳道B、外耳道Bの入口周辺の形状は人により異
なるので、人によつて音質が異なつたものとなる不都合
があつた。
そこで、従来このような不都合を除去するヘツドホン
として、支持体によりスピーカユニツトの振動板が外耳
道Bの入口に対向するように装着できるようにされたも
のが提案されている(特開昭59−221199号公報)。第14
図はその例を示している。
同図において、(6)は馬蹄形のヘツドバンドであ
り、このヘツドバンド(6)の両端側にはヘツドバンド
(6)を内部に収納し保持するハンガ(7L)及び(7R)
が設けられ、このハンガ(7L)及び(7R)の夫々の端部
にハウジングホルダ(8L)及び(8R)を介してハウジン
グ(1)が夫々取り付けられる。この場合、ヘツドバン
ド(6)を人の頭部に掛け渡したときに、スピーカユニ
ツト(2)の振動板(2a)が顔面と同一面方向に向くよ
うに、ハンガ(7L)及び(7R)にハウジング(1)が取
り付けられる。
尚、第14図において、(13)はプラグである。
この第14図例のように構成されたヘツドホンによれ
ば、第15図に示すようにヘツドバンド(6)を頭部Hに
掛け渡し、スピーカユニツト(2)の振動板(2a)が左
右耳介Aに対向し、ハウジング(1)が夫々左右耳介A
に挿入装着される。
そのため、ハウジング(1)の略半分が耳甲介腔C内
に挿入されるので、耳介Aの耳甲介腔C、耳珠D、対珠
E等の大きさに左右されることなく、ほとんどの人が良
好に装着することができる。また、耳甲介腔Cにハウジ
ング(1)を完全に挿入することがないので鼓膜Gを圧
迫することもなく人により異なる外耳道Bあるいは外耳
道Bの入口周辺の形状に影響されず、良好な音質を得る
ことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第14図例に示すヘツドホンによれば、
ハウジング(1)とプロテクタ(3)との形状が異なる
ものである。即ち、スピーカユニツト(2)の前面側と
背面側の筐体の形状が異なるものである。したがつて、
例えば第14図例においては、ハンガ(7L)及び(7R)側
が夫々左側及び右側となるように装着されるときには良
好な装着感を得ることができるが、誤つて逆に装着され
るときには、もはや良好な装着感を得ることはできな
い。そのため、装着時にはヘツドホンの左右をその都度
確認する必要があり、煩わしいものである。
本発明は斯る点に鑑み、左右逆に装着した際でも良好
な装着感を得ることができるようにすることを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は略U字型のバンド(11)の両端側でハウジン
グ(13)が支持され、ハウジング(13)内のスピーカユ
ニット(15)の振動板(15a)がU字型のバンド(11)
を含む面に略平行に配されたヘッドホンを前提とするも
のである。そして、スピーカユニツト(15)の前面側と
背面側の筐体が対称形状とされるものである。
〔作用〕
スピーカユニツト(15)の前面側と背面側の筐体が対
称形状とされるので、ヘツドホンを左右逆に装着した際
でも良好な装着感が得られる。
〔実施例〕
以下、第1図を参照しながら本発明の一実施例につい
て説明しよう。
同図において、(11)はU字形のバンドであり、この
バンド(11)の両端部にはハウジングホルダ(12L)及
び(12R)を介してハウジング(13)が夫々取り付けら
れる。このハウジング(13)は円形状とされ、第3図に
示すように、その前面側(13f)及び背面側(13b)は凸
面形状とされると共に、互いに対称形とされる。また、
このハウジング(13)の前面側(13f)及び背面側(13
b)には夫々多数の透孔(14f),(14b)が設けられ
る。また、ハウジング(13)の内部には、例えば前面側
(13f)に振動板(15a)が位置するようにスピーカユニ
ツト(15)が配置される。また、(16f)及び(16b)は
ハウジング(13)の前面側(13f)及び背面側(13b)の
内面に被着され、夫々音響抵抗を構成するシート、例え
ばウレタンシートである。このシート(16f),(16b)
の材質、あるいは圧縮比、目の細かさ等を変えることに
より、音響抵抗値が調整される。
第1図に戻つて、バンド(11)を人の頭部に掛け渡した
とき、スピーカユニット(15)の振動板(15a)の面が
顔面と同一面方向に向くようにバンド(11)にハウジン
グホルダ(12L),(12R)を介して取り付けられる。
また、(17)はプラグであり、(18)はヘッドホンコ
ードである。バンド(11)の一端部にハウジングホルダ
(12R)を介して取り付けられるハウジング(13)内の
スピーカユニツト(15)にはプラグ(17)及びヘツドホ
ンコード(18)を介して音声信号が供給され、一方バン
ド(11)の他端部にハウジングホルダ(12L)を介して
取り付けられるハウジング(13)内のスピーカユニツト
(15)にはプラグ(17)及びヘツドホンコード(18)、
さらにはバンド(11)を介して音声信号が供給される。
第2図は第1図例のハウジング(13)の部分の平面図
であり、前面側(13f)、背面側(13b)はA−A′線を
中心に対称形である。
本例は、以上のように構成された人の頭部にバンド
(11)を掛け渡した時にU字型のバンド(11)を含む面
に平行となる様に第14図例と同様に、スピーカユニット
(15)の振動板(15a)の面が外耳Aに対向する様に成
される。
本例によれば、ハウジング(13)の前面側(13f)及び
背面側(13b)の形状が対称形とされるので、左右逆に
装着した際でも常に良好な装着感を得ることができる。
ところで、ハウジング(13)の前面側(13f)が耳介
Aの入口側となるように装着したとき(正規装着時)の
音響回路は、第4図のように表わすことができる。同図
において、Ccupは耳(カツプラー)によるキヤパシタン
ス、Mcup及びRcupは耳(カツプラー)からの漏れによる
インダクタンス及び抵抗、Rf及びRbは夫々シート(16
f)及び(16b)による抵抗、Cf及びCbは夫々フロントキ
ヤビテイ及びバツクキヤビテイによるキヤパシタンス、
Md,Cd,Rdは夫々振動系によるインダクタンス、キヤパシ
タンス、抵抗である。ここで、Cf<Cbである。
一方、ハウジング(13)の背面側(13b)が外耳道B
の入口側となるように装着したとき(逆装着時)の音響
回路は、第5図のように表わすことができる。
したがつて、本例によれば、例えばシート(16f),
(16b)による抵抗Rf及びRbを調整することにより、正
規装着時と逆装着時とで異なる音質を得るようにするこ
とができる。即ち、音声信号(ソース)に合わせて正規
装着及び逆装着を行うことにより、ソースに合致した音
質を選択することができる。
第7図実線a及び破線bは、Rf=Rbのときで夫々正規
装着時及び逆装着時の周波数特性を示したものであり、
両装着時とも略同じ特性が得られる。
また、第8図実線a及び破線bは、Rf<<Rbとしたと
きで夫々正規装着時及び逆装着時の周波数特性を示した
ものであり、逆装着時にはハイカツトの特性となる。
また、第9図実線a及び破線bは、Rf=Rb、さらに、
ハウジング(13)の背面側(13b)に第6図Aに示すよ
うにシール(19)を被着して一部の透孔(14b)を塞い
だときで、夫々正規装着時及び逆装着時の周波数特性を
示したものであり、逆装着時にはローカツトの特性とな
る。
また、第10図実線a及び破線bは、Rf<<Rb、さら
に、ハウジング(13)の背面側(13b)に第6図Bに示
すようにシール(19)を装着して一部の透孔(14b)を
塞いだときで、夫々正規装着時及び逆装着時の周波数特
性を示したものであり、逆装着時には中域上昇、ハイカ
ツトの特性となる。
また、第11図実線a及び破線bはRf<<Rb、さらにハ
ウジング(13)の背面側(13b)に第6図Cに示すよう
にシール(19)を被着して一部の透孔(14b)を塞いだ
ときで、夫々正規装着時及び逆装着時の周波数特性を示
したもので、ハイカツト、ローカツトの特定となる。
尚、第7図〜第11図に示す特性は一例であり、抵抗R
f,Rbの値、あるいは透孔(14b)の塞ぎぐあいによつ
て、その他種々の特性を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明によれば、スピーカユニツトの前面
側と背面側の筐体が対称形状とされるので、ヘツドホン
を左右逆に装着した際でも良好な装着感を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図〜第11
図はその説明のための図、第12図〜第15図は従来例の説
明のための図である。 (13)はハウジング、(15)はスピーカユニツトであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略U字型のバンドの両端側でハウジングが
    支持され、該ハウジング内のスピーカユニットの振動板
    が該U字型のバンドを含む面に略平行に配置され、該ハ
    ウジングが該スピーカユニットの前面側と背面側におい
    て対称形状とされたことを特徴とするヘッドホン。
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