JPH0886975A - 頭部装着型映像表示装置 - Google Patents

頭部装着型映像表示装置

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Publication number
JPH0886975A
JPH0886975A JP6224802A JP22480294A JPH0886975A JP H0886975 A JPH0886975 A JP H0886975A JP 6224802 A JP6224802 A JP 6224802A JP 22480294 A JP22480294 A JP 22480294A JP H0886975 A JPH0886975 A JP H0886975A
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JP
Japan
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image display
optical system
frame member
observation optical
prism
Prior art date
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Application number
JP6224802A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Maeda
義浩 前田
Hiromasa Kobayashi
裕昌 小林
Yuji Ogasawara
裕司 小笠原
Motohiro Atsumi
元宏 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH0886975A publication Critical patent/JPH0886975A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で良好に観察光学系を保持し得る枠部材
を備え、且つ、最適な輻輳角の設定及び眼巾調整が可能
な頭部装着型映像表示装置を提供すること。 【構成】 本発明の装置の本体10には、外界像を観察
するための透明窓11a,11bが設けられ、又、外界
像及び装置表示像の観察は、装置内部に備えられた映像
表示部材及び観察光学系により可能になっている。更
に、装置全体の重量を、頭頂部フレーム2と、左右の耳
に引掛けて係止する係止部材3(右耳側のものは図示せ
ず)と、装置本体10の下部とにより支持している。
又、装置本体10の前方には、前記観察光学系の眼巾調
整を行うための眼巾調整用ノブ100が設けられてい
る。加えて、映像観察と同時に、ヘッドホン4(右耳の
位置にも図示されていないヘッドホンがある)によって
音声も聴くことができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、観察者の頭部に着脱自
在に装着保持させて使用し、観察者の眼球内の網膜上に
直接観察画像を拡大投影するようにした頭部装着型映像
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、頭部に装着して映像を観察する
装置は、眼鏡を掛けるように装着するか或いは頭部を包
むように装着保持し、装着した状態で観察者の両眼の前
方に位置する光学系を介して、映像表示部材に表示され
た像を観察できるようになっている。又、映像に限ら
ず、外界像も観察できるようになっているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の装置においては、例えば、特願平5−2038
95号公報に開示されている装置では、装置に備えられ
た像観察光学系を構成するプリズムの形状(光路)は具
体化されているが、このプリズムの位置を規制する方法
やプリズムの射出成形時に必要とされる形状が示されて
はおらず、このようなプリズムを備えた光学系では、良
好な像を観察できるか疑問であった。
【0004】又、特開平6−21257号公報に記載の
装置では、観察光学系の視度調整を行うのに、LCDを
上下させる方法を用いているが、かかるLCDを保持す
るために独自の枠部材が必要となる。又、この装置で
は、照明部を前記枠部材の上側に載置して更にこの上に
全ての基板を配置している。一般に、照明部の駆動回路
は、ノイズによる障害発生の防止や高圧電流に対する安
全性の確保のため、照明部近傍に配置することが好まし
い。しかし、この装置では、照明部駆動のために必要不
可欠な回路以外のものまでも照明部近傍に配置されてい
る。これでは、観察光学系を保持するための枠部材の大
型化を招き、装置自体の重量も大きくなってしまう。
【0005】更に、この公報では、観察者が観察光学系
を覗く際に、視線をやや下方に傾けている様子が記載さ
れている。しかし、これは、かかる光学系が枠部材によ
って外装又は柄部に対して傾けて取りつけられているこ
とではなく、観察者が装置装着時に視線を下方に傾けて
観察できるように調整しなくてはならないことを示して
いる。又、この装置は、顔の凹凸や眼鏡の形状に合わせ
た外装とはなっていないため、アイリリーフが確保しに
くいものである。又、この装置には、輻輳角の調整機構
も備えられてはいない。一方、特開平4−23582号
公報では、装置本体を前側に跳ね上げることができる同
種のものが開示されている。確かにこの方法を駆使して
視線方向の調整は可能のように思われる。しかしなが
ら、このような方法で、視線方向の調整を行うには余り
にも装置本体の機構が複雑化し、装置自体の重量も大き
くなってしまうという問題が生じる。
【0006】又、一般に、人によって眼巾が多少異なっ
ているものである。従って、このような頭部装着型の映
像装置においても、その観察光学系の配置された間隔の
調整が可能なものであるほうが、使用し易いことは疑い
がない。この目的を達成するために、特開平5−196
898号及び特願平6−121257号の各公報では、
眼巾を調整する方法が示されている。しかしながら、こ
れらの方法は、観察光学系の眼巾用の軸或いは眼巾調整
機構を備えた光学系自体を強固な部材で保持しなくては
ならない構造であるため、自ずから重量が増し装置自体
もかなり重いものとなる。
【0007】そこで、本発明は上記のような従来技術の
有する問題点に鑑み、その第一の目的とすることは、小
型で良好な形状を有するプリズムにより構成された観察
光学系を備えた頭部装着型映像表示装置を提供すること
である。又、その第二の目的は、小型で良好に観察光学
系を保持し、分解組立の容易な枠部材を備えた頭部装着
型映像表示装置を提供することである。更に、第三の目
的は、眼巾及び輻輳角の調整が容易で、装置外装部材の
変形にも影響されずに良好に映像観察が可能で、アイリ
リーフを確保し易く、長時間の映像観察にも疲労感を抱
かない頭部装着型映像表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による頭部装着型映像表示装置は、以下に示
すような手段を備えている。
【0009】請求項1に記載の発明は、頭部装着型映像
表示装置の一対の観察光学系を、夫々、映像表示部材か
らの光束が入射する入射面を有する第一プリズムと、映
像観察者の視線方向に光束を射出する面を有する第二プ
リズムと、前記映像表示素子と第一及び第二プリズムと
を保持する枠部材とにより構成し、更に、前記第一プリ
ズムの入射面に対向する面であって且つ入射面に対して
傾斜した面で前記第一及び第二プリズムを接合すると共
に前記枠部材との位置規制部を前記第一プリズムにのみ
設けて位置規制するようにしたものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、頭部装着型映像
表示装置の一対の観察光学系を、夫々、映像表示部材か
らの光束が入射する第一の面と第一の斜面とを有する第
一プリズムと、映像観察者の視線方向に光束が射出する
第二の面と第二の斜面とを有する第二プリズムと、前記
二つのプリズムのうち少なくとも一つは第一の面以外に
設けられた凸部とプリズムを保持する枠部材と枠部材に
プリズムを固定するためのバネ部材とにより構成し、前
記二つのプリズムの斜面を相互に接合すると共に凸部を
押圧してその二つのプリズムを前記枠部材に固定するよ
うにしたものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、夫々、凹面鏡を
有する第一の面と、この第一の面に対して傾斜している
第二の面と、第三の平面又は曲面との三つの面を備えた
プリズムにより構成された頭部装着型映像表示装置の一
対の観察光学系において、射出形成時の型割面を前記第
二の面と略平行にすると共に前記第一,第三の面の頂点
近傍に前記第三の面に対して凸形状に成形時の突き出し
面を形成したものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、映像表示部材
と、この映像表示部材を照明するための照明部材と、こ
の照明部材を保持し遮光するための第一の枠部材と、前
記映像表示部材に表示される映像を拡大して観察するた
めの観察光学系と、前記映像表示部材,照明部材,第一
の枠部材及び観察光学系を保持するための第二の枠部材
とにより構成し、第二の枠部材は前記映像表示部材の光
軸方向の第一の当て付け面と前記観察光学系の光学方向
の第二の当て付け面とを夫々対向するように配置すると
共に、第一の当て付け面と第二の当て付け面とは前記光
軸に垂直な面内において略直交するように配置された枠
構造を備えた頭部装着型映像表示装置にかかるものであ
る。
【0013】請求項5に記載の発明は、配線部材が一体
的に固定された映像表示部材と、この映像表示部材を照
明するための照明部材と、照明部材を保持し遮光するた
めの第一の枠部材と、前記映像表示部材に表示される映
像を拡大して観察するための観察光学系と、前記映像表
示部材,照明部材,第一の枠部材及び観察光学系を保持
し前記映像表示部材が配置されている方向に開口を有す
る第二の枠部材と、前記映像表示部材を前記第二の枠部
材に当て付けるためのバネ部材とにより構成し、このバ
ネ部材が前記第一の枠部材を前記第二の枠部材の所定の
位置まで挿入した際に前記映像表示部材を所定の力量で
押圧するようにした枠構造を備えた頭部装着型映像表示
装置にかかるものである。
【0014】請求項6に記載の発明は、映像表示部材
と、この映像表示部材を照明するための照明部材と、前
記映像表示部材に表示される映像を拡大して観察するた
めの観察光学系と、前記映像表示部材,照明部材及び観
察光学系を保持する枠部材とから構成し、更に、前記照
明部材を駆動するための回路を前記二つの枠部材間に配
置した頭部装着型映像表示装置にかかるものである。
【0015】請求項7に記載の発明は、シースルー可能
な頭部装着型映像表示装置を、一対の、映像表示部材
と、この映像表示部材に表示された映像を拡大して観察
するための観察光学部材と、外装部材と、シースルーを
行うために外装部材に固定された透明部材と、前記光学
部材と透明部材との間に設けられた遮光部材とにより構
成したものである。
【0016】請求項8に記載の発明は、装着時に観察者
の眼球の前方に位置する観察光学系と、これら観察光学
系を保持する枠部材と、枠部材を眼巾方向に移動するた
めの第一の軸と、第一の軸の周囲に前記枠部材の回動を
規制する第二の軸と、前記枠部材と一体的に形成され前
記第一及び第二の軸に夫々軸通し摺動する第一及び第二
の穴部とにより構成し、前記第一及び第二の軸を保持す
る保持部材を左右の前記枠部材の間に設け且つ前記外装
部材に固定するようにした機構を備えた頭部装着型映像
表示装置にかかるものである。
【0017】請求項9に記載の発明は、装着時に観察者
の眼球の前方に位置する観察光学系と、この観察光学系
を保持する枠部材と、枠部材を眼巾方向に移動するため
の第一の軸と、第一の軸の周囲に前記枠部材の回動を規
制する第二の軸と、第一及び第二の軸に夫々軸通し摺動
する第一及び第二の穴部とを備え、更に、その二つの穴
部のうち少なくとも一方は前記枠部材に対して回転可能
或いは着脱可能に構成された機構を備えた頭部装着型映
像表示装置にかかるものである。
【0018】請求項10に記載の発明は、入射光軸と射
出光軸とが略直角に交差する観察光学系と、この観察光
学系を保持する枠部材と、枠部材を眼巾方向に移動する
ための第一の軸と、第一の軸の周囲に前記枠部材の回動
を規制する第二の軸と、第一及び第二の軸に夫々軸通し
摺動する第一及び第二の穴部とを備え、更に、その二つ
の穴部のうち少なくとも一方は前記枠部材に対して前記
光学系の入射光軸を中心として回動可能であると共に前
記穴部の回動による眼巾の変化を補正し得る機構を備え
た頭部装着型映像表示装置にかかるものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、観察光学系を構成す
るプリズム及び映像表示部材を支持する枠部材に対し
て、プリズムの位置決めを第一プリズムのみで行うと、
表示部材に対する光学的精度が向上すると共に、第一プ
リズムと第二プリズムとの接合が簡単に行える。従っ
て、観察光学系の組立が容易になり、頭部装着型映像表
示装置の製造工程でのコストを低減することができる。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、観察光学
系を構成するプリズムのレンズ面以外の面を抑えて枠部
材に固定することができるため、プリズムのレンズ面及
び内部が歪むというような問題を生じることがない。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、観察光学
系を構成するプリズムの第三面に対して凸形状となるよ
うに突き出し面を設けることで、凹面鏡部の有効範囲を
確保できると共に、凹面鏡部の歪みを防止することがで
きる。又、前記第三面に対して凸形状の突き出し面が設
けられたことにより、ゴーストの発生を抑制することが
できる。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、映像表示
部材とこの映像表示部材に表示される像を拡大して観察
するための観察光学系とを第二の枠部材の上下反対方向
から組立られるため、前記映像表示部材と観察光学系と
の何れか一方のみを交換することが可能である。又、映
像表示部材の光軸方向の当て付け面とこの映像表示部材
に表示される像を拡大して観察するための観察光学系の
光軸方向の当て付け面とを直交させているため、映像表
示部材とこの映像表示部材に表示される像を拡大して観
察するための光学系との間隔を狭くすることができ、小
型化を図ることが可能であり、使用する部品数も少なく
することができる。更に、前記観察光学系の設計時の自
由度が増し、ディストレーションが少なくなり、画面周
辺に到るまで歪みのない鮮明な画像を提供することがで
きる。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、照明部材
の保持された第一の枠部材を所定の位置より多少ずらす
だけで、配線部材と一体化された映像表示部材を第二の
枠部材の開口からの着脱が可能になり、前記枠部材を全
て分解しなくとも映像表示部材の清掃が可能になる。
又、映像表示部材と光学系との間隔を容易に変更するこ
とができ、視度変更が容易となる。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、回路部材
を左右の枠部材の間に配置したことにより、この回路部
材の高さ方向の容積を減少させることができ、装置本体
の小型化を図ることができる。又、照明部材の近傍に前
記回路部材を配置したため、ノイズによる障害が発生す
ることもなく、高圧電流に対する安全性を確保すること
ができる。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、装置外装
の透明部材と光学系との間に遮光部材を設けたため、外
界から装置内部が露呈してしまうようなこともなく、
又、斜め方向から入射する光線がシースルー時に引き起
こすゴースト・フレアの発生も抑制することができる。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、枠部材を
軸通している軸は片持ち梁となり、装置外装のねじれの
影響を受けにくく、又、観察光学系の保持部材を簡単な
構成で実現できるため軽い頭部装着型映像表示装置を提
供できる。
【0027】請求項9に記載の発明によれば、眼巾調整
及び輻輳角の調整が容易にできる頭部装着型映像表示装
置を提供することができる。
【0028】請求項10に記載の発明によれば、輻輳角
を設定した後でも眼巾の調整が可能な頭部装着型映像表
示装置を提供することができる。
【0029】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき、本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明にかかる頭部装着型映像
表示装置を装着した状態を示す図である。この図のよう
に、本発明の装置では、外界像を観察できるようにする
ための透明窓11a,11bが、装置本体10の前面に
設けられている。又、外界像及び装置表示像の観察は、
後述する装置内部に備えられた映像表示部材及び観察光
学系により可能になっている。又、装置全体の重量を、
内部に図示しない電装系を収容した頭頂部フレーム2
と、左右の耳に引掛けて係止する係止部材3(右耳側の
ものは図示せず)と、装置本体10の下部とにより支持
している。このように、重量支持を頭頂部フレーム2で
頭頂部において行うことにより、装置の前後の重量をバ
ランスよく保持することができ、装着時の装置の位置決
めに寄与している。又、装置本体10の前方には、前記
観察光学系の眼巾調整を行うための眼巾調整用ノブ10
0が設けられている。加えて、映像観察と同時に、ヘッ
ドホン4(右耳の位置にも図示されていないヘッドホン
がある)によって音声も聴くことができるようになって
いる。
【0030】次に、図2は、観察者が本発明の装置を使
用している状態を示す観察者の左側から見た断面図を示
している(観察者の右側も同様に構成されている)。図
のように、この装置を装着した際、装置本体10の内部
に光学系支持部材12に保持された観察光学系13が観
察者の眼球の前方に配置される。光学系支持部材12に
は映像表示部材17が収容されている。又、この装置
は、シースルー機構を有するものであるため、観察用透
明窓14a,観察光学系13及び液晶シャッタ5を通じ
て、更に、装置本体10の前方に配置された透明窓11
aを介して、外界像を観察できるようになっている。
又、装置本体10の前方の透明窓11aと液晶シャッタ
5との間には、フレア防止枠15が設けられており、外
光による有害光を装置本体10内部へ入射させないよう
になっている。尚、このフレア防止枠15には遮光線又
は凸凹面が設けられており、すり鉢状になっている。
又、フレア防止枠15は装置本体10と別体に構成され
てもよい。
【0031】このように、フレア防止枠15を設けたこ
とにより、有害光によるフレア発生の防止と共に、外界
に装置本体10の内部が露呈することも防止することが
できる。特に、眼幅調整機構を装置本体10に設けた場
合、観察光学系13の左右方向からの光漏れ防止に効果
を発揮する。
【0032】又、本発明の装置には眼巾調整機構(詳細
は後述する)が設けられており、装置本体10の開口1
0aから眼巾調整用ノブ100が突出している。開口1
0aは摺動用部材101に対して光学系支持部材12を
作動させる嵌合部材102と共に固定されている。又、
摺動用部材101は装置本体10内面に固定されてい
る。又、光学系支持部材12を眼巾調整のために観察者
の眼球に対して水平方向に摺動させるために、光学系支
持部材12に設けられた穴部12aに軸16aを貫通さ
せている。又、光学系支持部材12には更に穴部12b
が設けられており、この穴部12bに軸16bを軸通さ
せて、光学系支持部材12の軸16aを中心とした回転
を規制している。そして、嵌合部材102を光学系支持
部材12に設けられた凸部12cに嵌合させて、眼巾調
整用ノブ100をスライドさせると光学系支持部材12
が眼巾調整用ノブ100と同方向に移動するようになっ
ている。
【0033】更に、装置本体10の観察者の顔に対向し
た観察用窓14aを備えた面14は、その上側面14’
に対して凹形状に形成されている。又、面14の下側面
14”は大きくテーパー状に形成されている。このよう
に、装置本体10の面14を凹形状としたことにより、
観察者が眼鏡を使用した状態でこの装置を装着しても、
眼鏡が装置本体10の面14に接触することがなく、良
好なアイリリーフを確保することができる。又、人の頬
骨や鼻の形状には個人差があることから、面14”をテ
ーパ形状としたことで、観察者の頬や鼻を圧迫すること
なく、十分なスペースが得られるため、前記と同様良好
なアイリリーフを確保することができると共に、装着時
の違和感をなくすことができる。
【0034】一般に、光学系の表示を観察する際の視度
を−1diopに設定すると、1m光の表示を観察すること
になるが、このとき、人の眼球は真正面よりやや下方向
を見るようにした方がより自然である。従って、本発明
の頭部装着型映像表示装置においては、装置本体10内
の観察光学系13を眼球の中心に1〜7°の範囲の角度
で上方に傾けている。このとき、観察光学系13のみで
なく、透明窓11a,観察窓14a及び面14’も同様
の傾きを有するように構成されている。従って、透明窓
11a及び観察用透明窓14aが共に観察光学系13に
対して略平行に構成されることになり、装置表示像又は
外界像を良好に観察することができる。更に、面14’
が観察者の額に接触することもなくなり、装置の装着感
を向上させることができ、良好なアイリリーフも確保で
きる。
【0035】次に、図3に基づき、本発明の装置本体内
の観察光学系の構成と観察者の状態を説明する。屈折力
を有するプリズムによって構成された観察光学系13の
上側には映像を表示するためのLCD等により構成され
た映像表示部材17が配置されている。観察光学系13
の前方にはシャッタ部材5が配置されている。シャッタ
部材5は、液晶によるものでも機械式シャッタでもよ
く、このシャッタ部材5を操作することにより、映像表
示部材17に表示された映像のみを観察することも、
又、この映像と同時に外界像を観察することもできる。
又、観察者は、観察光学系13により前記映像及び外界
像を拡大して観察している。
【0036】図3に示した観察光学系13の構成を図4
に基づき詳細に説明する。同図(a)は観察光学系13
の上面図,(b)は装置側面方向から見た側面図,
(c)は観察者の眼球方向から見た図である。この観察
光学系13は、図3(b)に示すように、プリズム13
aとプリズム13bとがハーフミラー面13a−Cとハ
ーフミラー面13b−Cとで接合されて構成されてい
る。そして、同図(a)に示す入射面13a−Aに映像
表示部材に表示された映像の光束が入射し、ハーフミラ
ー面13a−C,13b−Cを透過した光束を反射し得
るようにプリズム13bの底面には、凹面鏡13b−A
が形成されている。更に、凹面鏡13b−Aで反射され
た光束は再度ハーフミラー面13b−Cで反射されて、
プリズム13bの射出面13−Bから射出されるように
なっている。又、プリズム13bの両側面には後述の理
由により突起部13b−3が夫々設けられている。一
方、外界像を観察する場合には、外界からの入射光束
は、プリズム13aの入射面13a−Bから入射し、ハ
ーフミラー面13a−C,13b−Cを透過して、射出
面13b−Bから射出されるようになっている。
【0037】又、プリズム13aの上面の四隅には、図
4(a)に示すように、光学系支持部材12と接続し、
光学系支持部材12内に収納された映像表示部材との位
置関係を良好に規制するための位置規制部(凹形状)1
3a−1,13a−2が夫々設けられている。又、これ
ら位置規制部は接合されて一体となったプリズム13a
とプリズム13bとが、夫々ハーフミラー面13a−
C,13b−Cにおける位置ずれを防止する効果を有し
ている。この観察光学系13は、図5(a),(b)に
示すように、前記位置規制部が挟まれるようにして光学
系支持部材12に組み付けられるようになっている。こ
のように構成することで、面2a−Dを光学系支持部材
12に当て付けて、観察光学系13の上下方向の制度を
良好に保持することができ、又、プリズム13a,13
bの接合にバラツキが生じても、光学系支持部材12へ
の組み付けが容易にできる。尚、図5(a)は装置側面
方向から見た観察光学系13の側面図、同図(b)は観
察者の眼球方向から見た観察光学系13の側面図を夫々
示している。
【0038】更に、プリズム13bには、図4(b)に
示すように、その凹面鏡13b−Aと射出面13b−B
とが交わる部分に、凸形状に突き出した突き出し面13
b−Dが設けられている。これは、凹面鏡13b−Aの
有効範囲を大きく確保できると共に、凹面鏡13b−A
の歪みを抑制することができる。更に、この突き出し面
13b−Dにより、ゴーストの発生も抑制することがで
きる。
【0039】図6は、図4に示したプリズム13aにか
かる射出成型プラスチックプリズムの型割り構造を示す
図である。図中、200は型の固定側、201は可動
側、202はプリズム13aを突き出すための突き出し
ピンを夫々示している。このように形成されるプリズム
13aの突き出し面は、面13a−Cと略平行となり、
図4(a)に示した位置規制部13a−1となる。この
ような方法によると、プリズム成型が容易となり、プリ
ズムの製造工程におけるコストの低減を図ることができ
る。又、プリズムに生じる凹凸が少なくなり、プリズム
内で発生するゴーストを抑制することができる。
【0040】図7(a)は、図4に示したプリズム13
bにかかる射出成型プラスチックプリズムの型割り構造
をを示す図であり、同図(b)は、成形されたプリズム
13bを同図(a)に示した矢印方向から見た側面図で
ある。同図(a)において、203は型の固定側、20
4は可動側、205はプリズム13bを突き出すための
突き出しピンを夫々示している。この突き出しピン20
5によって、図4(b)に示したような突き出し面13
b−Dが形成される。突き出し面13b−Dは、同図の
射出面13b−Aに対して凸形状となり、凹面鏡13b
−Aには影響を与えないように形成されている。尚、こ
のような突き出し面13b−Dによる効果は前述の通り
である。
【0041】又、図7(b)に示すように、プリズム1
3bには、その両側面に後述する理由のために、突起部
13b−3が夫々が設けられ、更にその先端には、成形
時のゲート13b−4が夫々形成されている。このよう
に、ゲート13b−4を形成したため、プリズム13b
の成形時にゲート13b−4近傍の樹脂の流れの影響を
受けずにプリズム13bが成形され、又、ゲートカット
を行う際の歪みの発生も抑制できる。又、ここでは、前
記突起部及びゲートをプリズム13bに設けているが、
この突起部及びゲートはプリズム13aに設けてもよ
く、或いは、プリズム13a,13b双方に設けてもよ
い。
【0042】次に、図8により、光学系支持部材の構成
及び光学系の保持方法を説明する。同図(a)は観察者
の眼球方向から見た断面図,(b)は装置側面方向から
見た断面図である。同図(a)において、バネ部材21
の一端は観察光学系13の両側面に夫々設けられた突起
部13a−3の溝部に保持され、他端は光学系支持部材
12に係止されている。従って、プリズム13a,13
bのレンズ面、例えば凹面鏡13b─Aを押圧しなくと
も良好に光学系支持部材12により観察光学系13を保
持することがき、プリズム13a,13bに歪みを生じ
させることもない。尚、図9(a),(b)に示すよう
に、バネ部材21を光学系支持部材12と一体化したプ
ラスチックバネ部材21’として構成すれば、製造工程
での更なるコスト低減を図ることができる。
【0043】更に、観察光学系13の上面13a−Dが
光学系支持部材12の段部12fに当て付けられる。面
13a−Dの上側には絞り22が配置され、この絞り2
2の開口22aは、面13a−D上に設けられた面13
a─A面よりも小さく形成されている。尚、絞り12の
上側には、この絞り12を使用しない際の視度調整のた
めのカンザを配置してもよい。更に、図8(b)に示す
ように、絞り22は、映像表示部材17によって、光学
系支持部材12の段部12fと対向した面で且つ直交し
ている段部12gに対して当て付けられている。尚、光
学支持部材12と観察光学系13との位置決め方法は前
述した通りである。
【0044】このように、光学系支持部材12に段部1
2f,12gを設けたことにより、映像表示部材17と
観察光学系13の面13a−Aとの間隔を狭めることが
できる。この結果、装置の小型化を図ることができ、
又、プリズム光学系13の設計時の自由度が増し、ディ
ストレーションを抑えることができる。従って、画像の
画面周辺部の歪みを排除することができ、良好な画像の
観察ができる。
【0045】又、図8(a)及び(b)に示すように、
照明部材23が画像表示部材17の上部に配置されてい
る。この照明部材23は、平面蛍光管23aと図示しな
い駆動回路とから構成され、平面蛍光管23aには、排
気管23cが設けられている。更に、平面蛍光管23a
の下側には、ルーバー24が配置され、このルーバー2
4は照明部材23と共に、枠部材25によって保持され
ている。枠部材25は、映像表示部材17を照明するた
めの開口25aを有し、開口25aの中心は、表示部材
17の表示部17aの中心と略一致している。又、映像
表示部材17にはフレキシブル基板17bが固着されて
いる。そして、映像表示部材17のフレキシブル基板1
7b側及び照明部材23の排気管23c側が、夫々、観
察者側或いは観察光学系13の射出面13b−B側と反
対の方向に位置するように配置されている。
【0046】通常、液晶表示素子等の画像表示部材17
のフレキシブル基板17b側は、その反対側よりも大き
くなっており、又、照明部材23の排気管23cも突出
した形状となっているが、これらは同方向になるように
配置されているため、光学系支持部材12をコンパクト
に構成できる。又、それらを観察者とは反対側に配置し
たことにより、アイリリーフを確保し易くなる。
【0047】又、枠部材25には、凸部25bとバネ部
25cとが形成されており、凸部25bは光学系支持部
材12の開口12aと、バネ部25cは光学支持部材1
2の開口12bと、夫々嵌合されている。更に、映像表
示部材17及び絞り22を光学系支持部材12の段部1
2fへ当て付けるためのバネ部材26が、枠部材25と
映像表示部材17との間に配置されている。そして、こ
のバネ部材26は所定の力量で映像表示部材17を下方
向に押し付けている。尚、バネ部材26は、金属製のバ
ネに限られず、スポンジ等の発砲体の如き弾性を有する
ものであれば足りる。更に、このバネ部材26を配置し
たことにより、照明部材23を光学系支持部材12に挿
入し、所定の位置に達すると照明部材23を支持してい
る枠部材25の凸部25b及びバネ部25cが夫々光学
系支持部材12の開口12a及び12bに嵌合し、バネ
部25cを押して開口12bから外さない限り、枠部材
25は外れないようになっている。
【0048】更に、光学系支持部材12に設けられた開
口12eには、フレキシブル基板17bが通され、照明
部材23とは別の位置に配置された基板27に接続され
ている。この開口12eは、映像表示部材17が抜き差
しできる程度の大きさを有し、枠部材25のバネ部25
aを押して規制を取り除くと、映像表示部材17が開口
12eから着脱自在になる。このとき、枠部材25は完
全に分解しなくても、少しだけ浮かせるだけで映像表示
部材17の除去が可能である。
【0049】このように、映像表示部材17の着脱を容
易にしたことにより、映像表示部材17の映像表示部1
7aにゴミ等が付着した場合、光学系支持部材12を完
全に分解しなくとも、映像表示部17aの清掃が可能に
なる。更に、絞り12の上側に視度調整のためのカンザ
を配置した際には、容易にカンザの厚さを変更すること
ができる。又、光学系支持部材12が後述する眼巾調整
用の軸に取り付けられている場合においても、前記の作
業性の容易さは変わらない。
【0050】以下、図10及び11に基づき、左右の観
察光学系を観察者の眼巾に合わせるための眼巾調整機構
について説明する。図10は、眼巾調整機構を備えた観
察光学系を観察者側から見た側面図(左側の光学系支持
部材とそれに収容されたプリズム光学系は断面図)を示
している。又、図11は、眼巾調整機構を備えた観察光
学系の構成を示す斜視図である。
【0051】まず、図10に示すように、平面蛍光管2
3aを駆動するための駆動回路23bを夫々光学系支持
部材12の左右の側面側に配置している。他の回路は、
図1に示した頭頂部フレーム2内に収納し、重量を分散
させ、装置本体10の軽量化が図られている。平面蛍光
管23aと駆動回路23bとを接続する配線部材23d
は、リード線等により形成されている。この結果、装置
本体10の上下方向のスペースをコンパクトに構成でき
る。更に、一つの駆動回路23bで左右の二つの平面蛍
光管23aを駆動し、又、配線部材23dをフレキシブ
ル基板等で構成し、眼巾調整が行われてもかかる基板が
その動きを吸収できるようにすれば、より一掃の軽量化
を実現することができる。
【0052】以下、図11も参照して説明する。装置本
体10の外装内面の上側に固着されているガイド部材3
1の底面には、固定部材32が接合され、更に、これら
の間には、前述の目的のため備えられた軸16a,16
bが挿通されている。この軸16a,16bは夫々一本
の軸からなっている。ガイド部材31の上面には、装置
本体10の外装内面と接合する際の位置決めボス31
a,31bが設けられ、又、位置決めボス31a,31
bの間には、固定部材32と連通するビス止め用の穴3
1cが設けられている。更に、軸16aは左右の光学系
支持部材13の上面の外側(観察者と反対側)の両端に
設けられた夫々の穴部12hを連通して、軸16aに対
して光学系支持部材12が傾かないように構成されてい
る。又、軸16bは、左右の光学系支持部材12の上面
の内側に設けられた穴部12i(長穴)を連通して、光
学系支持部材12の回動を規制している。軸16aの両
端にはかかる軸の径よりもやや大きい穴を有する軸受け
33が備えられ、装置本体10の外装内面の上側に固着
されている。この軸受け33は左右共通で使用でき、且
つ、軸16aの左右方向の位置ずれを防止できるよう
に、左右端にあそびのための若干の空間が設けられてい
る。そして、光学系支持部材12の穴部12bの上側に
設けられた眼巾調整用ノブ100をスライドさせること
により、眼巾調整を行うことができるようになっている
(図2参照)。
【0053】上記のように、この眼巾調整機構は、装置
本体10の外装内面における一箇所を中心として軸を受
けているため、万一、装置本体10にねじれを生じるよ
うなことが起きた場合にも、ガイド部材31への影響が
少なく、軸16a,16bを歪めてしまうようなことも
ない。従って、装置本体10及びガイド部材31を強固
に形成する必要はなく、軽量化を図ることができる。
又、常時左右の観察光学系13を適性位置に安定させて
配置することができるため、観察者に良好な映像を提供
できる。
【0054】又、軸16bは、光学系支持部材12の回
転を規制しているものであり、軸16aのように穴部1
2hを二箇所ずつ挿通させる必要もなく、穴部12iを
一箇所ずつ挿通させればよいため、軸を短くして軽量化
が図れると共に、光学系支持部材12の上側でのスペー
スを有効に活用することができる。尚、穴部12iは左
右の光学系支持部材12には夫々一箇所ずつのみ示され
ているが、光学系支持部材12の生産性を向上させるこ
とを考慮すれば、その穴部を二箇所ずつ設けてもよい。
更に、軸16aの両端側に補助的な軸受け33が夫々設
けられているため、所定以上の装置本体10の変形が生
じ軸16aが傾いても、この軸の径の大きさよりやや大
きい穴を有する軸受け33がストッパーの役割を果た
し、軸16aの傾きが規制されるようになっている。従
って、光学系支持部材12及び観察光学系13が装置本
体10の外装内面に干渉して、装置本体10を破損して
しまうようなことはなく、観察者にとって安全な装置を
提供することができる。
【0055】次に、図12に基づき、本発明の装置にお
ける輻輳角の設定を説明する。図12(a)は図11に
示した観察光学系13を収容している光学系支持部材1
2を上側から見た図を示し、同図(b)は同図(a)に
示した観察光学系13を収容している光学系支持部材1
2を装置側面方向から見た側面図を示している(説明の
都合上一つの光学系支持部材等を示している)。図のよ
うに、二つの穴部12h,12iの代わりに光学系支持
部材12とは別体に構成した軸受け34a,34bを設
ける。この軸受け34a,34bには所定の輻輳角を得
られるように傾けた穴が軸16aを軸通し得るように設
けられている。従って、本発明の装置では、眼巾調整と
共に、良好な輻輳角の設定を行うことができ、良好な状
態での映像観察が可能になる。
【0056】更に、図13に基づき、輻輳角を設定しこ
の輻輳角に合わせた眼巾変更を行う方法を説明する。同
図(a)は図11に示したものと同様な光学系支持部材
12’の上面を示している。この図のように、光学系支
持部材12’の上面に観察光学系13の光軸中心Oを中
心として弧え描くように三日月型の穴部12’a,1
2’bが設けられている。そして、この穴12’a,1
2’bに夫々後述する軸37a,37bが挿入され、光
学系支持部材12’の縁に設けられたギヤ12’cに後
述するギヤ36aを噛合させて、このギヤ36aを図の
矢印方向に回転させることにより、中心Oを回転の中心
として光学系支持部材12’が回転し得るように(図1
2(c)参照)構成されている(尚、光学系支持部材1
2’の下側(図の紙面下側)には観察光学系13が配置
されている)。このようにして、観察光学系13の輻輳
角の設定が行われる。
【0057】更に、この光学系支持部材12’の上側に
は、図12(b)に示すように、図11に示した光学系
支持部材12に設けられた二つの穴部12hと穴部12
iとを一体化して形成した軸受け37を配置し、この軸
受け37の縁に設けられたラック37cに後述するギヤ
36bを噛合させて、ギヤ36aを回転させると、軸受
け37が図の水平方向に移動し得るように構成されてい
る。このようにして、観察光学系の眼巾調整が行われ
る。又、前述の軸37a,37bは軸受け37に夫々直
交するように設けられており、前述のように穴部12’
a,12’bに挿入されて、軸受け37は光学系支持部
材12’と一体化されている。
【0058】次に、上記の光学系支持部材12’と軸受
け37とが本発明の装置本体10内に組み込まれた状態
を図13(d)に基づき説明する。同図は、本発明の装
置本体10の断面を示した図であり、観察者の眼球はこ
の図の上側に位置している。前述のように一体化された
軸受け37と観察光学系13とを収容した光学系支持部
材12’とは、軸38に備えられたギヤ36b,36a
と夫々噛合されている。又、軸38は軸受け37に設け
られた穴部37dに軸通され、更に、この軸38の端部
に設けられたフランジ38aを介して装置本体10に設
けられた開口10aと嵌合している。又、フランジ38
aの装置本体10の外側には、軸38を回転させるため
のダイヤル38bが設けられている(尚、フランジ38
aとダイヤル38bとの間は軸38がこの図の左右方向
に所定の距離移動できる程度の距離が設けられてい
る)。更に、フランジ38aと軸受け37の穴部37d
との間にはバネ部材39が備えられており、軸38を図
の左方向へ付勢し得るようになっている。尚、通常は、
図12(e)に示すように、軸38は左側に付勢された
状態で、ギヤ36a,36bとギヤ12’c,ラック3
7cとは噛合していない。
【0059】従って、ダイヤル38bを押し込み回転さ
せると、前述のように、光学系支持部材12’は回転
し、且つ、軸受け37は移動して、輻輳角の設定及び眼
巾調整を同時に行うことができる。前記各ギヤの減速比
は、輻輳角と眼巾調整との関係で合わせてあることは云
うまでもない。
【0060】以上説明したように、本発明による頭部装
着型映像表示装置は、特許請求の範囲に記載した特徴の
他にも以下に示すような特徴も備えている。
【0061】(1)上記映像表示部材からの光束が入射
する入射面を有する第一プリズム及び映像観察者の視線
方向に光束を射出する面を有する第二プリズムは射出成
形により形成され、上記位置規制部の少なくとも一つは
前記プリズム成形時の突き出し面を用いていることを特
徴とする請求項1に記載の頭部装着型映像表示装置。
【0062】(2)請求項3に記載された凸部の先端を
プリズム成形時のゲートとするようにしたことを特徴と
する請求項2に記載の頭部装着型映像表示装置。
【0063】(3)上記照明部材は平面蛍光管であり、
この平面蛍光管を保持し遮光するための枠部材に照明光
用の開口を備え、上記映像表示部材に接続された配線部
材と前記平面蛍光管に設けられた排出管とが、光軸に直
交する平面上で同方向に配置されていることを特徴とす
る請求項4に記載の頭部装着型映像表示装置。
【0064】(4)上記光学系支持部材の左右に配置さ
れた二つの回路部材を何れか一つの回路部材で共通化
し、上記照明部材とその回路部材とをフレキシブルな基
板に実装するようにしたことを特徴とする請求項6に記
載の頭部装着型映像表示装置。
【0065】(5)上記フレア防止枠は、上記外装部材
と一体的に構成されると共に、外装とは異なる表面処理
をしたことを特徴とする請求項7に記載の頭部装着型映
像表示装置。
【0066】(6)上記枠部材を保持する第一の軸及び
第二の軸は夫々一本の軸からなり、前記第二の軸は第一
の軸よりも短いことを特徴とする請求項8に記載の頭部
装着型映像表示装置。
【0067】(7)上記第一の軸の両端をこの軸の径よ
りもやや大きく形成された穴を有する軸受けの穴に嵌合
させ、前記第一の軸のスライド方向を規制するようにし
たことを特徴とする請求項8に記載の頭部装着型映像表
示装置。
【0068】(8)上記映像表示部材と、上記観察光学
系と、これら映像表示部材及び観察光学系材を保持する
枠部材と、これらを覆う外装部材とを有し、前記映像表
示部材,観察光学系及び枠部材により構成したユニット
を前方の下方向に傾けた状態で映像を観察し得るように
構成したことを特徴とする頭部装着型映像表示装置。
【0069】(9)上記外装部材の観察者側面の少なく
とも観察用窓部と顔側上面は上記ユニットと同じ傾きを
有していることを特徴とする上記(8)に記載の頭部装
着型映像表示装置。
【0070】(10)上記観察用窓部及びその周辺部を
前記外装部材の顔側上面に対して凹形状に形成したこと
を特徴とする上記(9)に記載の頭部装着型映像表示装
置。
【0071】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、小型で
良好なプリズムにより構成された観察光学系を備えた良
好な頭部装着型映像表示装置を提供できる。又、前記光
学系の良好な性能を保持したままで前記光学系を保持す
る枠部材を容易に分解組立を行うことができるため、メ
ンテナンスも行い易い。更に、眼巾調整及び輻輳角の設
定も容易に行うことができるため、個々の観察者にとっ
ての最適な状態での映像観察を可能とした優れた頭部装
着型映像表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる頭部装着型映像表示装置を装着
した状態を示す図である。
【図2】観察者が図1に示した装置を使用している状態
を示す観察者の左側から見た断面図である。
【図3】本発明の装置本体内の観察光学系の構成と観察
者の状態とを説明するための図である。
【図4】図3に示した観察光学系の構成を示す図であ
り、(a)はこの観察光学系の上面図,(b)は装置側
面側から見た側面図,(c)は観察者の眼球方向から見
た側面図である。
【図5】図4に示した観察光学系を光学系支持部材で保
持している状態を示す図であり、(a)は装置側面方向
から見た側面図,(b)は観察者の眼球方向から見た側
面図である。
【図6】図4に示したプリズム13aにかかる射出成形
型プラスチックプリズムの型割り構造を示す図である。
【図7】(a)は図4に示したプリズム13bにかかる
射出成形プラスチックプリズムの型割り構造を示す図で
あり、(b)は成形されたプリズム13bを同図(a)
に示した矢印方向から見た図である。
【図8】光学系支持部材の構造及び観察光学系の保持方
法を説明するための図であり、(a)は観察者の眼球方
向から見た図,(b)は装置側面方向から見た図であ
る。
【図9】(a)及び(b)は夫々図8に示した光学系支
持部材の別の一例を示す図である。
【図10】眼巾調整機構について説明するための図であ
る。
【図11】眼巾調整機構について説明するための図であ
る。
【図12】輻輳角設定方法について説明するための図で
あり、(a)は図11に示した観察光学系13を収容し
ている光学系支持部材12を上側から見た図,(b)は
同図(a)を装置側面方向から見た図である。
【図13】輻輳角を設定しこの輻輳角に合わせた眼巾変
更を行う方法を説明するための図であり、(a)は図1
1に示したものと同様な光学系支持部材12’の上面
図,(b)は同図(a)に示した光学系支持部材12’
の上側に配置される軸受け36の上面図,(c)は同図
(a)に示した光学系支持部材12’の回動を説明する
ための図,(d)は観察光学系13を収容している前記
光学系支持部材12’と前記軸受け36が装置本体10
に組み込まれた状態を示す図,(e)は同図(e)に示
した状態の初期状態を示す図である。
【符号の説明】
2 頭頂部フレーム 3 係止部材 4 ヘッドホン 5 シャッタ部材 10 装置本体 10a 開口 11a,11b 透明窓 12,12’ 光学系支持部材 12a,12b、12e 開口 12c 凸部 12f,12g 段部 12’a,12’b,12h,12i,36d 穴部 13 観察光学系 13a,13b プリズム 14,14’,14” 面 14a 観察用透明窓 15 フレア防止枠 16a,16b,37a,37b,38 軸 17 映像表示部材 17a 映像表示部 17b フレキシブル基板 21,21’ バネ部材 22 絞り 22a 開口 23 照明部材 23a 平面蛍光管 23b 駆動回路 23c 排気管 24 ルーバー 25 枠部材 25a 開口 25b 凸部 25c バネ部 26,39 バネ部材 27 基板 31 固定部材 31a,31b 位置決めボス 31c 穴 32 固定部材 33,34a,34b,37 軸受け 12’c,36a,36b ギヤ 38a フランジ 38b ダイヤル 100 眼巾調整用ノブ 101 摺動部材 102 嵌合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渥美 元宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像表示部材からの光束が入射する入射
    面を有する第一プリズムと、映像観察者の視線方向に光
    束を射出する面を有する第二プリズムと、該映像表示素
    子と該第一及び第二プリズムとを保持する枠部材とを有
    し、前記第一プリズムの入射面に対向する面であって且
    つ入射面に対して傾斜した面で前記第一及び第二プリズ
    ムを接合すると共に前記枠部材との位置規制部を前記第
    一プリズムにのみ設けて位置規制するようにして構成し
    た一対の観察光学系を備えた、頭部装着型映像表示装
    置。
  2. 【請求項2】 映像表示部材からの光束が入射する第一
    の面と第一の斜面とを有する第一プリズムと、映像観察
    者の視線方向に光束が射出する第二の面と第二の斜面と
    を有する第二プリズムと、前記二つのプリズムのうち少
    なくとも一つは第一若しくは第二の面以外に設けられた
    凸部と前記プリズムを保持する枠部材と該枠部材に前記
    プリズムを固定するためのバネ部材とを有し、前記二つ
    のプリズムの斜面を相互に接合すると共に前記凸部を押
    圧して該二つのプリズムを前記枠部材に固定するように
    して構成した一対の観察光学系を備えた、頭部装着型映
    像表示装置。
  3. 【請求項3】 凹面鏡を有する第一の面と、該第一の面
    に対して傾斜した第二の面と、第三の平面又は曲面との
    三つの面を備えたプリズムにより構成され、且つ、射出
    成形時の型割面を前記第二の面と略平行にすると共に前
    記第一,第三の面の頂点近傍に前記第三の面に対して凸
    形状に成形時の突き出し面を形成した一対の観察光学系
    を備えた、頭部装着型映像表示装置。
  4. 【請求項4】 映像表示部材と、該映像表示部材を照明
    するための照明部材と、該照明部材を保持し遮光するた
    めの第一の枠部材と、前記映像表示部材に表示される映
    像を拡大して観察するための観察光学系と、前記映像表
    示部材,照明部材,第一の枠部材及び観察光学系を保持
    するための第二の枠部材とを備え、該第二の枠部材は前
    記映像表示部材の光軸方向の第一の当て付け面と前記光
    学系の光学方向の第二の当て付け面とが夫々対向するよ
    うに配置すると共に、該第一の当て付け面と該第二の当
    て付け面とは前記光軸に垂直な面内において略直交する
    ように配置されている一対の枠構造をを備えた、頭部装
    着型映像表示装置。
  5. 【請求項5】 配線部材が一体的に固着された映像表示
    部材と、該映像表示部材を照明するための照明部材と、
    該照明部材を保持し遮光するための第一の枠部材と、前
    記映像表示部材に表示される映像を拡大して観察するた
    めの観察光学系と、前記映像表示部材,照明部材,第一
    の枠部材及び観察光学系を保持し前記映像表示部材が配
    置されている方向に開口を有する第二の枠部材と、前記
    映像表示部材を前記第二の枠部材に当て付けるためのバ
    ネ部材とを有し、該バネ部材は前記第一の枠部材を前記
    第二の枠部材の所定の位置まで挿入した際に前記映像表
    示部材を所定の力量で押圧するようにして構成した一対
    の枠構造を備えた、頭部装着型映像表示装置。
  6. 【請求項6】 一対の、映像表示部材と、該映像表示部
    材を照明するための照明部材と、前記映像表示部材に表
    示される映像を拡大して観察するための観察光学系と、
    前記映像表示部材,照明部材及び観察光学系を保持する
    枠部材とを備え、前記照明部材を駆動するための回路を
    前記二つの枠部材間に配置するようにしたことを特徴と
    する頭部装着型映像表示装置。
  7. 【請求項7】 シースルー可能な頭部装着型映像表示装
    置において、一対の、映像表示部材と、該映像表示部材
    に表示された映像を拡大して観察するための観察光学系
    と、外装部材と、シースルーを行うために該外装部材に
    固定された透明部材と、前記観察光学系と透明部材との
    間に設けられた遮光部材とを備えていることを特徴とす
    る頭部装着型映像表示装置。
  8. 【請求項8】 装着時に観察者の眼球の前方に位置する
    観察光学系と、該観察光学系を保持する枠部材と、該枠
    部材を眼巾方向に移動するための第一の軸と、該第一の
    軸の周囲に前記枠部材の回動を規制する第二の軸と、前
    記枠部材と一体的に形成され前記第一及び第二の軸を軸
    通し摺動する第一及び第二の穴部とを備え、前記第一及
    び第二の軸を保持する保持部材を左右の前記枠部材の間
    に設け且つ前記外装部材に固定するようにした機構を備
    えた、頭部装着型映像表示装置。
  9. 【請求項9】装着時に観察者の両眼の前方に位置する観
    察光学系と、該観察光学系を保持する枠部材と、該枠部
    材を眼巾方向に移動するための第一の軸と、該第一の軸
    の周囲に前記枠部材の回動を規制する第二の軸と、該第
    一及び第二の軸を夫々軸通し摺動する第一及び第二の穴
    部とを備え、更に、該二つの穴部のうち少なくとも一方
    は前記枠部材に対して回転可能或いは着脱可能に構成さ
    れた機構を備えた、頭部装着型映像表示装置。
  10. 【請求項10】 入射光軸と射出光軸とが略直角に交差
    する観察光学系と、該観察光学系を保持する枠部材と、
    該枠部材を眼巾方向に移動するための第一の軸と、該第
    一の軸の周囲に前記枠部材の回動を規制する第二の軸
    と、該第一及び第二の軸を夫々軸通し摺動する第一及び
    第二の穴部とを備え、該二つの穴部のうち少なくとも一
    方は前記枠部材に対して前記観察光学系の入射光軸を中
    心として回動可能であると共に前記穴部の回動による眼
    巾の変化を補正し得る機構を備えた、頭部装着型映像表
    示装置。
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