JPH0886566A - 電気機器の乾燥装置及び乾燥方法 - Google Patents

電気機器の乾燥装置及び乾燥方法

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JPH0886566A
JPH0886566A JP22432894A JP22432894A JPH0886566A JP H0886566 A JPH0886566 A JP H0886566A JP 22432894 A JP22432894 A JP 22432894A JP 22432894 A JP22432894 A JP 22432894A JP H0886566 A JPH0886566 A JP H0886566A
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JP
Japan
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drying
dry air
electric device
closed tank
weighing
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Application number
JP22432894A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Watanabe
司 渡辺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気機器に使用された絶縁物の脱水量を正確
に把握し、乾燥時間の短縮及び省エネルギーを図る効率
的な乾燥を行うことが可能な乾燥装置及び乾燥方法を提
供すること。 【構成】 密閉タンクに配設され、水分を含有しうる絶
縁物が使用された電気機器の重量を秤量する秤量装置
と、この密閉タンク内の気体を排出する真空排気装置
と、密閉タンク内に送入される乾燥空気を発生する乾燥
空気発生装置とを備える。さらに秤量装置の秤量値より
絶縁物よりの脱水量を検知して真空排気装置の動作及び
乾燥空気発生装置よりの乾燥空気の密閉タンク内への送
入を制御する制御装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾燥装置に係り、特に水
分を含有しうる絶縁物を有する電気機器の乾燥装置及び
乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乾燥装置は図4に示すように、密
閉タンク1の内部に加熱管2を取付け、炉内に収納され
た鉄心3、コイル4等の静止電気機器内中身を加熱す
る。鉄心3、コイル4が充分加熱された後、乾燥炉外設
置した真空排気装置5で炉内の水分を含んだ空気を排気
しながら乾燥工程を進める。
【0003】乾燥時の絶縁物の乾燥状態の評価方法は、
シェーリングブリッジ10による tanδの変化確認、ある
いは排気によって炉外の真空排気装置5内に溜った凝結
水をメスシリンダー11等で定期的に測定する方法がとら
れ、それぞれが安定域に到達するまで乾燥を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近時、地球環境保護の
見地から省エネの要求が増々クローズアップされる傾向
が強いが、従来の乾燥状態の評価方法及び乾燥方法には
以下のような問題点があった。
【0005】シェーリングブリッジによる tanδ測定
は、温度の影響を受けるため真の値の確認が難しい。こ
のため変化が落ちつくまで長時間の安定確認期間が必要
となり、不用意に乾燥時間が長くなる。
【0006】真空排気装置内に溜った凝結水の測定は、
排煙系統からの水分放散があるため、絶縁物からの放出
水分の全てを把握することができず、こちらも上記と同
様に、凝結水排出量の変化を長期間に亘って監視する必
要がある。乾燥開始初期には大量の凝結水が真空装置内
に溜り、これによって排気能力の著しい低下や装置加熱
による故障が懸念される。
【0007】また、加熱真空乾燥は、加熱後連続で真空
引きを継続しながら乾燥を行う。この間、熱の伝達が輻
射加熱となることと、炉内の圧力低下に伴ない水の単位
重量(g)当りの気化体積(l/g)が増大するため排
出速度(量)が著しく小さくなる欠点がある。これらの
ことから乾燥においては膨大なエネルギーを不必要に費
やすことになり、効率的な乾燥とは言えなかった。
【0008】本発明は、これらの欠点を鑑みなされたも
ので、乾燥中の絶縁物の脱水量を正確に把握し、乾燥時
間の短縮及び省スネルギーを図る効率的な乾燥を行うこ
とが可能な乾燥装置及び乾燥方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、密閉タンク内
に配設され、水分を含有しうる絶縁物が使用された電気
機器の重量を秤量する秤量装置に前記電気機器を載置
し、前記絶縁物の水分を除去する電気機器の乾燥装置に
おいて、前記密閉タンク内の気体を排出する真空排気装
置と、この密閉タンク内に送入される乾燥空気を発生す
る乾燥空気発生装置と、前記秤量装置の秤量値より前記
絶縁物よりの脱水量を検知して前記真空排気装置の動作
及び前記乾燥空気発生装置よりの前記乾燥空気の前記密
閉タンク内への送入を制御する制御装置とを備えて成る
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】密閉タンク内に配置された秤で、絶縁物の水分
減少に伴ない重量変化が確実に把握できる。乾燥空気を
封入することで内部圧力が上昇し熱伝達が輻射から対流
になり熱効率が上昇する。真空排気装置の動作と乾燥空
気の送入を制御装置により制御することにより省エネを
はかった乾燥を効率的に行うことができる。
【0011】
【実施例】本発明の第1の実施例の例解図を図1に示
す。密閉タンク1の下部に秤1aが配置される。秤1a
と制御記録装置7とはケーブル1bで接続する。制御記
録装置7と真空排気装置5及び乾燥空気発生装置9は制
御系統8で電気的に接続されている。
【0012】秤1aは絶縁物からの脱水に伴なう重量の
変化を洩れなく測定する。この測定値を制御記録装置7
に入力し脱水量の減少を随時監視する。ある値以下とな
ったら制御記録装置7から制御系統8で信号を送り真空
排気装置5を自動停止する。同時に乾燥空気発生装置9
を動作され密閉タンク内に乾燥空気を送り込む大気圧ま
で上昇後、再び真空排気装置5を作動し内部気体を排気
する。この動作を繰返しながら乾燥を進める。この結
果、中身の重量を直接的に測定するので脱水量が正確に
把握できる。脱水量が減少してきた段階で真空排気装置
を停止し乾燥空気を封入することで、水の単位重量
(g)当たりの容積(l/g)が減少することからこの
動作を繰返すことで、短時間に多くの水分が排水でき経
済的で高効率の排燥を行うことができる。
【0013】図2は本発明の第2の実施例の例解図であ
る。中身重量測定用の秤1aは密閉タンク1の上部に取
付け、これに中身を吊り下げた構成とする。
【0014】本発明によれば乾燥炉の蓋に直接中身が吊
り下げられる方式となり、乾燥への中身の搬入、搬出時
のクレーン等の吊上げ設備の使用回数が減少し効率的な
作業が可能となる他、第1の実施例と同等に経済的で高
効率の乾燥を行うことができる。
【0015】図3は本発明の第3の実施例を示す例解図
である。真空排気装置5のチャンバー5cにおいて潤滑
油5dのオイルレベル高さHに相当する高さを有したS
字管5bから構成される。
【0016】密閉タンク内から排気された空気に含まれ
ている水分は、排出過程にチャンバー内で凝結し油と共
存する。水の比重は潤滑油よりも大きいので、分離し下
部側に溜る。これに伴いオイルレベルHが上昇しS字管
の高さHを本来のオイルレベルに合わせておくと下部側
に溜った水が随時排水される。これにより、潤滑油への
水の大量混入が防止できるので潤滑油の温度上昇が防げ
る。これにより効率低下及び装置の故障をも防止するこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の乾燥装置を用いれば、電気機器
を構成する絶縁物からの脱水に伴なう重量変化を確実に
把握することができるとともに、高効率の乾燥ができる
ので乾燥時間の短縮とともに、省エネルギーをはかるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の例解図。
【図2】本発明の第2の実施例の例解図。
【図3】本発明の第3の実施例の例解図。
【図4】従来の構成の例解図。
【符号の説明】
1…密閉タンク 1a…秤 1b…ケーブル 2…加熱管 3…鉄心 4…コイル 5…真空排気装置 5a…モーター 5b…S字管 5c…オイルチャンバー 5d…潤滑油 5e…凝結水 6…配管 7…制御記録装置 8…制御系統 9…乾燥空気発生装置 10…シェーリングブリッジ 11…メスシリンダー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉タンク内に配設され、水分を含有し
    うる絶縁物が使用された電気機器の重量を秤量装置を用
    いて秤量しながら、前記絶縁物の水分の除去を行う電気
    機器の乾燥装置において、前記密閉タンク内の気体を排
    出する真空排気装置と、この密閉タンク内に送入される
    乾燥空気を発生する乾燥空気発生装置と、前記秤量装置
    の秤量値より前記絶縁物よりの脱水量を検知して前記真
    空排気装置の動作及び前記乾燥空気発生装置よりの前記
    乾燥空気の前記密閉タンク内への送入を制御する制御装
    置とを備えて成ることを特徴とする電気機器の乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】 前記真空排気装置は内部に溜った凝縮水
    を自動的に排出可能である請求項1記載の電気機器の乾
    燥装置。
  3. 【請求項3】 前記秤量装置は前記電気機器を前記密閉
    タンクの上部より吊り下げた載置板に載置して秤量する
    請求項1乃至2記載の電気機器の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 密閉タンク内に配設され、水分を含有し
    うる絶縁物が使用された電気機器の重量を秤量しなが
    ら、前記絶縁物の水分の除去を行う電気機器の乾燥方法
    において、前記密閉タンク内の気体を前記電気機器の秤
    量値の減少変化が所定値以下となるまで真空排気する排
    気動作とこの排気動作の後乾燥空気を前記密閉タンク内
    へ所定圧力値となるまで送入する送入動作とを任意回繰
    り返すことを特徴とする電気機器の乾燥方法。
JP22432894A 1994-09-20 1994-09-20 電気機器の乾燥装置及び乾燥方法 Pending JPH0886566A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010032262A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Toyota Motor Corp 液体付着量測定装置および液体付着量測定方法
CN103398554A (zh) * 2013-08-13 2013-11-20 山东铂源药业有限公司 一种奥沙利铂湿品烘干装置
CN103398552A (zh) * 2013-07-15 2013-11-20 厦门洪远自动化科技有限公司 一种脱水干燥处理的方法

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