JPH0886552A

JPH0886552A - 差圧通風シート付き枠

Info

Publication number: JPH0886552A
Application number: JP25988294A
Authority: JP
Inventors: Ryudan Boku; 龍男朴
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-09-16
Filing date: 1994-09-16
Publication date: 1996-04-02

Abstract

(57)【要約】【目的】冷蔵庫等で、農産物商品等を収穫後の、予冷、
冷却において、送風機の圧力差を利用してむらなく冷却
速度を上げ、商品の量的規模の大小にかかわらず、加工
処理でき、終了後、取り外しのできる装置の提供する。【構成】商品に適した温度に設定され、運転された冷蔵
庫内で、搬入された商品に対して、枠１にシート２取り
付け中央部に送風機３を設置し、枠１に送風機３の吹き
出し口４を開口する、送風機の電源線コンセント５を枠
１の外部につけられた装置を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、冷蔵庫等で農産物等
を予冷、冷却において、送風機の圧力差を利用して、む
らなく冷却速度を上げ、商品の量的規模の大小にかかわ
らず、簡単に差圧冷却加工できる装置に関するものであ
る。また、商品の冷凍、加熱、解凍、減湿、加湿にも、
同様に利用できる。

【０００２】

【従来の技術】従来、冷蔵庫等で農産物等を予冷、冷却
において、送風機の圧力差を利用した、差圧通風冷却方
式があるが、固定された装置のため、冷却する商品の量
的規模を一定化する必要があり、装置器機の制約上、一
定の方向に並べなければならず、庫内での商品配置の自
由が損なわれていた。少量の商品を能力越えた差圧冷却
すると、風量増大により冷凍障害や風のすれを生じ、送
風量を減らす調整しても差圧力の低下のため差圧冷却が
困難になることが多い。規格構造である海洋冷蔵コンテ
ナーや冷蔵車両等、小型冷蔵庫を使用して商品を差圧冷
却する場合、差圧冷却と加工後の冷蔵を、同一庫内です
るには、差圧装置の体積もあり困難である。差圧冷却す
る商品と、冷蔵する商品と混在すると、処理が困難であ
る。農産物等の収穫後、より早く冷却処理し、品温を個
々の適正温度にすることにより、商品の保存性が良くな
るが、現実には、収穫時期は変動し、一時に大量に収穫
するのは困難であり、生産現場から冷却処理現場まで、
運搬時間がかかるため、商品の保存性が悪くなる問題が
ある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
を解決するため、次のような装置を必要とする。農産物
等の冷却処理時間の短縮のため、個々の農産物生産規模
に合った小型冷蔵庫で、小規模商品量を、差圧通風冷却
できる装置が必要である。同時に、差圧冷却する商品
と、処理後の冷蔵する商品を、同一冷蔵庫で混在させる
ため、冷蔵庫内での商品配置の自由が確保できるよう
に、軽量で脱着可能な、差圧通風装置が必要である。

【０００４】

【問題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するためのものである。農産物等を小単位で通気孔
のある箱に詰め、パレットに載せるか、または冷蔵庫の
床に積み上げる。後、それら２つの集合した箱の間に、
送風機を設け、送風機の吸い込み口と、吹き出し口の、
空気圧力差を生じさせ、同時に各箱の通風量を均等にす
るため、２つの集合した箱の側部、上部、パレットの隙
間をシートまたは板等で塞ぐ。これらの装置を一体化さ
せ、器機の設定を簡単にし、商品を差圧冷却処理後、冷
蔵する場合、器機の取りはずしを簡単にする。

【０００５】

【作用】本発明は、以下の作用がある。上記の装置で、
送風機を運転すると、各箱にある通風孔より冷気が圧力
差によって入り、同列の箱を通り、送風機に吸い込まれ
る。このように冷気が循環することによって、積み上げ
られた商品がむらなく冷却処理できる。冷却処理加工単
位が小さいため、商品の配置、商品の冷蔵が自由に行え
る。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。商
品に適した温度に設定され、運転された冷蔵庫内に、商
品を搬入する

【図１】枠１にシート２取り付け中央部に送風機３を設
置し、枠１に送風機３の吹き出し口４を開口する、送風
機の電源線コンセント５を枠１の外部につける。商品は
パレットに載せられることがあるので、枠１の下部に、
盲板６を設ける。

【図２】枠７にシート２取り付け中央部に送風機３を設
置し、枠７に送風機３の吹き出し口４を開口する、送風
機の電源線ソケット５を、枠７の外部につける。商品が
冷蔵庫の床に置かれる時には、側部シート８を取りつけ
る。以上の構成よりなる差圧通風シート付き枠である。（イ）

【図３】冷蔵庫の内で、パレット１２に載せられた商品
１０で

【図１】の差圧通風シート付き枠をはさみ、両側の商品
１０の上面をシート２で覆い冷蔵庫内に設置された差し
込みコンセント１１に、ソケット５を接続し、送風機３
を運転する。（ロ）

【図４】冷蔵庫の内で、床に積み上げた商品１３間に、

【図２】の差圧シート付き枠を載せ、商品１３の上面を
シート２で覆い、商品１３の側部を側部シート８で覆
う、冷蔵庫内に設置された差し込みコンセント１１に、
ソケット５を接続し、送風機３を運転する。商品の品温
が下がり、差圧冷却処が終了後、

【図３】ではパレット１２を動かし

【図１】の装置を外し、

【図４】では

【図２】の装置を外す。また、一時的冷却ならば、コン
セント１１より、ソケット５外すだけでも良く、自動的
にするならば、送風機３を温度調節器で止めても良い。

【０００７】

【発明の効果】本発明は以上のような構成で、次の効果
がある。送風機３を運転すると、送風機吸い込み口９
へ、各箱にある通気孔１４を通じて、冷気が風圧力差に
よって吸い込まれる。送風機３より出た商品冷却後の空
気は送風機出口４より出ていき、冷凍機で冷却され、再
循環することによって、積み上げられた商品がむらなく
冷却処理できる。農産物等の冷却処理時間の短縮のた
め、個々の農産物生産規模に合った規格構造である冷蔵
車両等、小型冷蔵庫を使用して商品を差圧冷却する場
合、差圧冷却と加工後の冷蔵を、同一庫内処理でするこ
とができる。冷却処理加工単位が小さいため、商品の配
置が自由に行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】差圧通風シート付き枠斜視図

【実施例】（イ）

【図２】差圧通風シート付き枠斜視図

【実施例】（ロ）

【図３】

【実施例】（イ）斜視図

【図４】

【実施例】（ロ）斜視図

【符号の説明】

１枠２シート３送風
機４吹き出し口５ソケット６盲板７枠８側部シート９吸い
込み口１０商品１１コンセント１２パ
レット１３商品１４通気孔

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品を少量単位で、パレットに載せ、冷
蔵庫内で送風機の圧力差で、冷却処理する脱着可能装置【図１】【実施態様】（イ）【図３】
【請求項２】商品を少量単位で、床に積み上げ、冷蔵庫
内で送風機の圧力差で冷却処理する脱着可能装置【図２】【実施態様】（イ）【図４】