JPH0886523A - 熱駆動型ヒートポンプ装置の停止方法及び停止装置 - Google Patents
熱駆動型ヒートポンプ装置の停止方法及び停止装置Info
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- JPH0886523A JPH0886523A JP22031494A JP22031494A JPH0886523A JP H0886523 A JPH0886523 A JP H0886523A JP 22031494 A JP22031494 A JP 22031494A JP 22031494 A JP22031494 A JP 22031494A JP H0886523 A JPH0886523 A JP H0886523A
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- temperature space
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- heat pump
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
- F02G1/044—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines having at least two working members, e.g. pistons, delivering power output
- F02G1/0445—Engine plants with combined cycles, e.g. Vuilleumier
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2250/00—Special cycles or special engines
- F02G2250/18—Vuilleumier cycles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 短時間で自立運転を停止させる熱駆動型ヒー
トポンプ装置の停止方法を得る。 【構成】シリンダ9,20とこの中を往復動するディス
プレーサー10,21及び熱交換器17,28,26を
それぞれ備えた第1と第2のガス作動装置1,2を有
し、スタータモータ5による起動後は自立回転により自
立運転するヒートポンプ装置本体と、このヒートポンプ
装置本体から冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の
流路系33,34,41,42とを備えた熱駆動型ヒー
トポンプ装置において、その停止に際し、一時的にスタ
ータモータ5をオン動作させてクランク機構部3,4の
自立回転数より高い回転数でクランク機構部3,4を追
い回すようにする。
トポンプ装置の停止方法を得る。 【構成】シリンダ9,20とこの中を往復動するディス
プレーサー10,21及び熱交換器17,28,26を
それぞれ備えた第1と第2のガス作動装置1,2を有
し、スタータモータ5による起動後は自立回転により自
立運転するヒートポンプ装置本体と、このヒートポンプ
装置本体から冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の
流路系33,34,41,42とを備えた熱駆動型ヒー
トポンプ装置において、その停止に際し、一時的にスタ
ータモータ5をオン動作させてクランク機構部3,4の
自立回転数より高い回転数でクランク機構部3,4を追
い回すようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はヴィルミエサイクルを
用いた熱駆動型ヒートポンプ装置の停止方法及び停止装
置に関するものである。
用いた熱駆動型ヒートポンプ装置の停止方法及び停止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の装置は熱駆動型ヒートポン
プ装置又はヴィルミエヒートポンプ装置(VMHP)と
称され、従来においても例えば特開昭61ー44254
号公報や特開平4ー240359号公報に示されている
ようなものがある。いずれも基本的には図6により示す
ように、第1と第2のガス作動装置200,201を備
えている。第1のガス作動装置200は、往復動される
ディスプレーサー202により作動ガスで満たされた内
部が高温室203と中温室204とに区画された高温シ
リンダ205と、この高温シリンダ205の高温室20
3と中温室204とを、高温室203側から中温室20
4側に順に連設した高温側熱交換器206と蓄熱器20
7と中温側熱交換器208とによる作動ガス流路により
連通されている。高温側熱交換器206には加熱手段2
09が併設されている。
プ装置又はヴィルミエヒートポンプ装置(VMHP)と
称され、従来においても例えば特開昭61ー44254
号公報や特開平4ー240359号公報に示されている
ようなものがある。いずれも基本的には図6により示す
ように、第1と第2のガス作動装置200,201を備
えている。第1のガス作動装置200は、往復動される
ディスプレーサー202により作動ガスで満たされた内
部が高温室203と中温室204とに区画された高温シ
リンダ205と、この高温シリンダ205の高温室20
3と中温室204とを、高温室203側から中温室20
4側に順に連設した高温側熱交換器206と蓄熱器20
7と中温側熱交換器208とによる作動ガス流路により
連通されている。高温側熱交換器206には加熱手段2
09が併設されている。
【0003】また、第2のガス作動装置201は、往復
動されるディスプレーサー210により作動ガスで満た
された内部が低温室211と中温室212とに区画され
た低温シリンダ213と、この低温シリンダ213の低
温室211と中温室212とを、低温室211側から中
温室212側に順に連設した低温側熱交換器214と蓄
冷器215と中温側熱交換器216とによる作動ガス流
路により連通させている。
動されるディスプレーサー210により作動ガスで満た
された内部が低温室211と中温室212とに区画され
た低温シリンダ213と、この低温シリンダ213の低
温室211と中温室212とを、低温室211側から中
温室212側に順に連設した低温側熱交換器214と蓄
冷器215と中温側熱交換器216とによる作動ガス流
路により連通させている。
【0004】第1と第2のガス作動装置200,201
の中温室204,212は、各ガス流路の末端に設けら
れた連通部により相互に連通している。高温シリンダ2
05と低温シリンダ213とは概ね直角を成して基部に
おいて結合され、その結合部分にはクランク機構部21
7が組み込まれ、これにより高温側と低温側の各ディス
プレーサー202,210がある位相差をもって往復動
するように構成されている。クランク機構部217のク
ランク軸にはクランク機構部217を初期動作させるた
めの起動用のスタータモータ218の出力軸が連結され
ている。
の中温室204,212は、各ガス流路の末端に設けら
れた連通部により相互に連通している。高温シリンダ2
05と低温シリンダ213とは概ね直角を成して基部に
おいて結合され、その結合部分にはクランク機構部21
7が組み込まれ、これにより高温側と低温側の各ディス
プレーサー202,210がある位相差をもって往復動
するように構成されている。クランク機構部217のク
ランク軸にはクランク機構部217を初期動作させるた
めの起動用のスタータモータ218の出力軸が連結され
ている。
【0005】スタータモータ218は起動用で起動後は
クランク機構部217は自立回転する。即ち、ディスプ
レーサー202が上昇中間にある状態での中温室204
の高温側の連結ロッドを押圧する圧力をPL、クランク
機構部217内の圧力をPB、ディスプレーサー210
が下降中間にある状態での中温室212のディスプレー
サー210を押圧する圧力をPHとすると、PH>PB
>PLであれば、PBに関係なく圧力振幅差と、連結ロ
ッドの断面積の積に比例する力が軸出力として発生し、
これによりクランク機構部217が自立回転することに
なる。
クランク機構部217は自立回転する。即ち、ディスプ
レーサー202が上昇中間にある状態での中温室204
の高温側の連結ロッドを押圧する圧力をPL、クランク
機構部217内の圧力をPB、ディスプレーサー210
が下降中間にある状態での中温室212のディスプレー
サー210を押圧する圧力をPHとすると、PH>PB
>PLであれば、PBに関係なく圧力振幅差と、連結ロ
ッドの断面積の積に比例する力が軸出力として発生し、
これによりクランク機構部217が自立回転することに
なる。
【0006】上記した従来の熱駆動型ヒートポンプ装置
は、外燃機関に属するスターリングエンジンと同様にブ
ルマイアサイクルを利用した基本構造を持ち、高温側熱
交換器206で強制的に作動ガスを加熱する外部加熱方
式により、低温側熱交換器214から低温の熱輸送媒体
を、中温側熱交換器208,216から中温の熱輸送媒
体をそれぞれ取り出して、低温の熱輸送媒体を冷房に、
中温の熱輸送媒体を暖房に利用するようにしたものであ
る。
は、外燃機関に属するスターリングエンジンと同様にブ
ルマイアサイクルを利用した基本構造を持ち、高温側熱
交換器206で強制的に作動ガスを加熱する外部加熱方
式により、低温側熱交換器214から低温の熱輸送媒体
を、中温側熱交換器208,216から中温の熱輸送媒
体をそれぞれ取り出して、低温の熱輸送媒体を冷房に、
中温の熱輸送媒体を暖房に利用するようにしたものであ
る。
【0007】こうした熱駆動型ヒートポンプ装置は一般
に冷暖房能力の調整がし難いものであるが、この点を克
服する工夫が特開平4ー240359号公報に示されて
いるものではなされている。即ち、図6に示すようにヒ
ートポンプ装置本体の高温シリンダ205側の中温側熱
交換器208と低温シリンダ213側の低温側熱交換器
214とを、室内側熱交換器219と室外側熱交換器2
20とに交互に切換え接続するように、複数の切換弁2
21,222が設けられた熱輸送媒体の流路系が構成さ
れている。室外側熱交換器220にはその送風機223
を制御する送風制御装置224が設けられている。
に冷暖房能力の調整がし難いものであるが、この点を克
服する工夫が特開平4ー240359号公報に示されて
いるものではなされている。即ち、図6に示すようにヒ
ートポンプ装置本体の高温シリンダ205側の中温側熱
交換器208と低温シリンダ213側の低温側熱交換器
214とを、室内側熱交換器219と室外側熱交換器2
20とに交互に切換え接続するように、複数の切換弁2
21,222が設けられた熱輸送媒体の流路系が構成さ
れている。室外側熱交換器220にはその送風機223
を制御する送風制御装置224が設けられている。
【0008】上記構成によれば、冷房運転時には切換弁
221,222で低温側熱交換器214と室内側熱交換
器219とを結ぶ閉サイクルと、中温側熱交換器208
と室外側熱交換器220とを結ぶ閉サイクルとが形成さ
れ、室内側熱交換器219で低温の熱輸送媒体の熱を室
内へ放出して冷房するとともに、室外側熱交換器220
で中温の熱輸送媒体の熱を室外へ排出させることができ
る。また暖房運転時には、切換弁221,222を切り
換えて、室内側熱交換器219で中温の熱輸送媒体の熱
を室内へ放出して暖房するとともに、室外側熱交換器2
20で低温の熱輸送媒体の熱を室外へ排出させることが
できる。冷暖房能力の制御は、送風制御装置224によ
り室外側熱交換器220の送風機223のモータへの供
給電圧のレベルや周波数を調整することにより行なわれ
る。即ち、送風機223による送風量を調節することに
より、熱輸送媒体を加熱又は冷却する風量が変化し、冷
暖房能力がこれにより調節できることになる。
221,222で低温側熱交換器214と室内側熱交換
器219とを結ぶ閉サイクルと、中温側熱交換器208
と室外側熱交換器220とを結ぶ閉サイクルとが形成さ
れ、室内側熱交換器219で低温の熱輸送媒体の熱を室
内へ放出して冷房するとともに、室外側熱交換器220
で中温の熱輸送媒体の熱を室外へ排出させることができ
る。また暖房運転時には、切換弁221,222を切り
換えて、室内側熱交換器219で中温の熱輸送媒体の熱
を室内へ放出して暖房するとともに、室外側熱交換器2
20で低温の熱輸送媒体の熱を室外へ排出させることが
できる。冷暖房能力の制御は、送風制御装置224によ
り室外側熱交換器220の送風機223のモータへの供
給電圧のレベルや周波数を調整することにより行なわれ
る。即ち、送風機223による送風量を調節することに
より、熱輸送媒体を加熱又は冷却する風量が変化し、冷
暖房能力がこれにより調節できることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の熱駆動
型ヒートポンプ装置は起動後は自立運転するが、ディス
プレーサー202,210及びクランク機構部217の
往復質量による慣性力があり、それらの停止には比較的
時間がかかる。従って、加熱手段209を停止させ、熱
輸送媒体の流路系の機能を停止しても、暫くの間はヒー
トポンプ装置本体は動作しているため、高温室203の
高温の作動ガスが中温側熱交換器208に流れ込み、熱
輸送媒体の温度を上昇させ、最終的には熱輸送媒体を沸
騰させてしまう。また、低温室211の低温の作動ガス
も低温側熱交換器214に流れ込み、熱輸送媒体を冷却
して最終的には熱輸送媒体を凍結させてしまう。即ち、
従来の熱駆動型ヒートポンプ装置には停電時や停止時
に、熱輸送媒体が沸騰したり凍結したりする恐れがあ
り、停止に関する技術的問題点が残されたままである。
型ヒートポンプ装置は起動後は自立運転するが、ディス
プレーサー202,210及びクランク機構部217の
往復質量による慣性力があり、それらの停止には比較的
時間がかかる。従って、加熱手段209を停止させ、熱
輸送媒体の流路系の機能を停止しても、暫くの間はヒー
トポンプ装置本体は動作しているため、高温室203の
高温の作動ガスが中温側熱交換器208に流れ込み、熱
輸送媒体の温度を上昇させ、最終的には熱輸送媒体を沸
騰させてしまう。また、低温室211の低温の作動ガス
も低温側熱交換器214に流れ込み、熱輸送媒体を冷却
して最終的には熱輸送媒体を凍結させてしまう。即ち、
従来の熱駆動型ヒートポンプ装置には停電時や停止時
に、熱輸送媒体が沸騰したり凍結したりする恐れがあ
り、停止に関する技術的問題点が残されたままである。
【0010】本発明は上記した従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その課題とするところは短時間
で自立運転を停止させる停止方法を得ることであり、ま
た、短時間で停止させ、熱輸送媒体の沸騰や凍結を回避
するための停止装置を得ることである。
ためになされたもので、その課題とするところは短時間
で自立運転を停止させる停止方法を得ることであり、ま
た、短時間で停止させ、熱輸送媒体の沸騰や凍結を回避
するための停止装置を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、シリンダとこの中を往復動するデ
ィスプレーサー及び熱交換器をそれぞれ備えた第1と第
2のガス作動装置を有し、スタータモータによる起動後
は自立回転により自立運転するヒートポンプ装置本体
と、このヒートポンプ装置本体から冷暖房出力を取り出
すための熱輸送媒体の流路系とを備えた熱駆動型ヒート
ポンプ装置において、その停止に際し、一時的にスター
タモータをオン動作させてクランク機構部の自立回転数
より高い回転数でクランク機構部を追い回す手段を採用
する。
に請求項1の発明は、シリンダとこの中を往復動するデ
ィスプレーサー及び熱交換器をそれぞれ備えた第1と第
2のガス作動装置を有し、スタータモータによる起動後
は自立回転により自立運転するヒートポンプ装置本体
と、このヒートポンプ装置本体から冷暖房出力を取り出
すための熱輸送媒体の流路系とを備えた熱駆動型ヒート
ポンプ装置において、その停止に際し、一時的にスター
タモータをオン動作させてクランク機構部の自立回転数
より高い回転数でクランク機構部を追い回す手段を採用
する。
【0012】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、シリンダとこの中を往復動するディスプレーサー及
び熱交換器をそれぞれ備えた第1と第2のガス作動装置
を有し、スタータモータによる起動後は自立回転により
自立運転するヒートポンプ装置本体と、このヒートポン
プ装置本体から冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体
の流路系とを備えた熱駆動型ヒートポンプ装置におい
て、第1のガス作動装置の作動ガスを加熱するヒータ管
の温度を検知する温度検知手段と、熱駆動型ヒートポン
プ装置の停止に際し、温度検知手段の検知温度が停止設
定温度より高い時には、ヒータ管の温度が停止設定温度
より低下するまでの間に限り、スタータモータをオン動
作させて自立回転数より高い回転数でヒートポンプ装置
本体を追い回すとともに、流路系の一部を構成している
室外に設置される室外側熱交換器の送風機をオン動作さ
せ、かつ冷暖房用の流路系に熱輸送媒体を圧送するポン
プもオン動作させる制御装置とにより構成する手段を採
用する。
は、シリンダとこの中を往復動するディスプレーサー及
び熱交換器をそれぞれ備えた第1と第2のガス作動装置
を有し、スタータモータによる起動後は自立回転により
自立運転するヒートポンプ装置本体と、このヒートポン
プ装置本体から冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体
の流路系とを備えた熱駆動型ヒートポンプ装置におい
て、第1のガス作動装置の作動ガスを加熱するヒータ管
の温度を検知する温度検知手段と、熱駆動型ヒートポン
プ装置の停止に際し、温度検知手段の検知温度が停止設
定温度より高い時には、ヒータ管の温度が停止設定温度
より低下するまでの間に限り、スタータモータをオン動
作させて自立回転数より高い回転数でヒートポンプ装置
本体を追い回すとともに、流路系の一部を構成している
室外に設置される室外側熱交換器の送風機をオン動作さ
せ、かつ冷暖房用の流路系に熱輸送媒体を圧送するポン
プもオン動作させる制御装置とにより構成する手段を採
用する。
【0013】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、シリンダとこの中を往復動するディスプレーサー及
び熱交換器をそれぞれ備えた第1と第2のガス作動装置
を有し、スタータモータによる起動後は自立回転により
自立運転するヒートポンプ装置本体と、このヒートポン
プ装置本体から冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体
の流路系とを備えた熱駆動型ヒートポンプ装置におい
て、第1のガス作動装置の作動ガスを加熱する燃焼装置
の燃焼停止からの燃焼停止経過時間を計測し、この燃焼
停止経過時間が停止設定時間内にある間に限り、スター
タモータをオン動作させてヒートポンプ装置本体の自立
回転数より高い回転数でヒートポンプ装置本体を追い回
すとともに、流路系の一部を構成している室外に設置さ
れる室外側熱交換器の送風機をオン動作させ、かつ冷暖
房用の流路系に熱輸送媒体を圧送するポンプもオン動作
させる制御装置により構成する手段を採用する。
は、シリンダとこの中を往復動するディスプレーサー及
び熱交換器をそれぞれ備えた第1と第2のガス作動装置
を有し、スタータモータによる起動後は自立回転により
自立運転するヒートポンプ装置本体と、このヒートポン
プ装置本体から冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体
の流路系とを備えた熱駆動型ヒートポンプ装置におい
て、第1のガス作動装置の作動ガスを加熱する燃焼装置
の燃焼停止からの燃焼停止経過時間を計測し、この燃焼
停止経過時間が停止設定時間内にある間に限り、スター
タモータをオン動作させてヒートポンプ装置本体の自立
回転数より高い回転数でヒートポンプ装置本体を追い回
すとともに、流路系の一部を構成している室外に設置さ
れる室外側熱交換器の送風機をオン動作させ、かつ冷暖
房用の流路系に熱輸送媒体を圧送するポンプもオン動作
させる制御装置により構成する手段を採用する。
【0014】
【作用】請求項1にかかる前記手段においては、熱駆動
型ヒートポンプ装置の停止に際して、一時的にスタータ
モータをオン動作し、自立回転数より高い回転数でヒー
トポンプ装置本体を追い回して、ヒートポンプ装置本体
の自立運転のバランスを崩して停止に追いやることがで
きる。
型ヒートポンプ装置の停止に際して、一時的にスタータ
モータをオン動作し、自立回転数より高い回転数でヒー
トポンプ装置本体を追い回して、ヒートポンプ装置本体
の自立運転のバランスを崩して停止に追いやることがで
きる。
【0015】請求項2にかかる前記手段においては、熱
駆動型ヒートポンプ装置の停止に際し、ヒータ管の温度
を検知する温度検知手段の検知温度が停止設定温度より
高い時には、ヒータ管の温度が停止設定温度より低下す
るまでの間に限り、スタータモータがオン動作され、自
立回転数より高い回転数でヒートポンプ装置本体が追い
回され、かつ流路系の一部を構成している室外に設置さ
れる室外側熱交換器の送風と、冷暖房用の流路系への熱
輸送媒体の循環とが強制される。
駆動型ヒートポンプ装置の停止に際し、ヒータ管の温度
を検知する温度検知手段の検知温度が停止設定温度より
高い時には、ヒータ管の温度が停止設定温度より低下す
るまでの間に限り、スタータモータがオン動作され、自
立回転数より高い回転数でヒートポンプ装置本体が追い
回され、かつ流路系の一部を構成している室外に設置さ
れる室外側熱交換器の送風と、冷暖房用の流路系への熱
輸送媒体の循環とが強制される。
【0016】請求項3にかかる前記手段においては、熱
駆動型ヒートポンプ装置の停止に際し、作動ガスを加熱
する燃焼装置の燃焼停止からの燃焼停止経過時間を計測
し、この燃焼停止経過時間が停止設定時間内にある間に
限り、スタータモータがオン動作されてヒートポンプ装
置本体の自立回転数より高い回転数でヒートポンプ装置
本体が追い回され、かつ流路系の一部を構成している室
外に設置される室外側熱交換器の送風と、冷暖房用の流
路系への熱輸送媒体の循環とが強制される。
駆動型ヒートポンプ装置の停止に際し、作動ガスを加熱
する燃焼装置の燃焼停止からの燃焼停止経過時間を計測
し、この燃焼停止経過時間が停止設定時間内にある間に
限り、スタータモータがオン動作されてヒートポンプ装
置本体の自立回転数より高い回転数でヒートポンプ装置
本体が追い回され、かつ流路系の一部を構成している室
外に設置される室外側熱交換器の送風と、冷暖房用の流
路系への熱輸送媒体の循環とが強制される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 実施例1.図1はこの発明の一実施例としての熱駆動型
ヒートポンプ装置のヒートポンプ本体の構成を示した断
面図である。始めにこの図1に基づいてその構成につい
て説明する。図1に示すこの熱駆動型ヒートポンプ装置
のヒートポンプ装置本体は、第1と第2のガス作動装置
1,2と、これらを動作させるクランク機構部3,4及
びスタータモータ5とを主体として構成され、フレーム
6にコイルスプリングを備えた懸架装置7により弾性的
に懸架されたベース8上に取付けられている。第1のガ
ス作動装置1と第2のガス作動装置2とは、ベース8上
に近接状態に並立された各クランク機構部3,4の上部
にそれぞれ設けられ、各クランク機構部3,4間の中央
部に各クランク機構部3,4の初期動作のための単一の
スタータモータ5が配置されている。
明する。 実施例1.図1はこの発明の一実施例としての熱駆動型
ヒートポンプ装置のヒートポンプ本体の構成を示した断
面図である。始めにこの図1に基づいてその構成につい
て説明する。図1に示すこの熱駆動型ヒートポンプ装置
のヒートポンプ装置本体は、第1と第2のガス作動装置
1,2と、これらを動作させるクランク機構部3,4及
びスタータモータ5とを主体として構成され、フレーム
6にコイルスプリングを備えた懸架装置7により弾性的
に懸架されたベース8上に取付けられている。第1のガ
ス作動装置1と第2のガス作動装置2とは、ベース8上
に近接状態に並立された各クランク機構部3,4の上部
にそれぞれ設けられ、各クランク機構部3,4間の中央
部に各クランク機構部3,4の初期動作のための単一の
スタータモータ5が配置されている。
【0018】第1のガス作動装置1は高温側シリンダ9
と、この高温側シリンダ9内を往復動する高温側ディス
プレーサー10を備えている。高温側シリンダ9にはヘ
リウムガス等の作動ガスが充填され、高温側ディスプレ
ーサー10はこの高温側シリンダ9内をシリンダヘッド
側の高温空間11と、クランク機構部3側の高温側中温
空間12とに区画している。高温側シリンダ9の下端は
クランク機構部3の外殻を構成しているクランクケース
13の上端に連結され、クランクケース13内のクラン
ク室上部に嵌装されたロッドシール部14により高温側
シリンダ9の高温側中温空間12とクランク室との気密
が保持される。
と、この高温側シリンダ9内を往復動する高温側ディス
プレーサー10を備えている。高温側シリンダ9にはヘ
リウムガス等の作動ガスが充填され、高温側ディスプレ
ーサー10はこの高温側シリンダ9内をシリンダヘッド
側の高温空間11と、クランク機構部3側の高温側中温
空間12とに区画している。高温側シリンダ9の下端は
クランク機構部3の外殻を構成しているクランクケース
13の上端に連結され、クランクケース13内のクラン
ク室上部に嵌装されたロッドシール部14により高温側
シリンダ9の高温側中温空間12とクランク室との気密
が保持される。
【0019】高温側シリンダ9の高温空間11と高温側
中温空間12とは、高温空間11側から高温側中温空間
12側に順に連設したヒータ管15と蓄熱再生器16と
高温側中温部熱交換器17とによるガス流路により連通
されている。ヒータ管15は、高温側シリンダ9のシリ
ンダヘッドに複数本角状に並列配管され、高温側シリン
ダ9の上部側にキャップ状に被冠装着された燃焼装置1
8の燃焼室19にそれぞれ配設されている。これらのヒ
ータ管15の一端は高温空間11にそれぞれ臨み、他端
は蓄熱再生器16に連絡している。
中温空間12とは、高温空間11側から高温側中温空間
12側に順に連設したヒータ管15と蓄熱再生器16と
高温側中温部熱交換器17とによるガス流路により連通
されている。ヒータ管15は、高温側シリンダ9のシリ
ンダヘッドに複数本角状に並列配管され、高温側シリン
ダ9の上部側にキャップ状に被冠装着された燃焼装置1
8の燃焼室19にそれぞれ配設されている。これらのヒ
ータ管15の一端は高温空間11にそれぞれ臨み、他端
は蓄熱再生器16に連絡している。
【0020】蓄熱再生器16と高温側中温部熱交換器1
7とは高温側シリンダ9の内壁面に形成された凹部に蓄
熱再生器16を上側に、高温側中温部熱交換器17を下
側にしてそれぞれ高温側シリンダ9に同軸状に組付けら
れ、それらの内周側は、高温側シリンダ9における高温
側ディスプレーサー10との摺動面を形成するライナに
より被覆されている。
7とは高温側シリンダ9の内壁面に形成された凹部に蓄
熱再生器16を上側に、高温側中温部熱交換器17を下
側にしてそれぞれ高温側シリンダ9に同軸状に組付けら
れ、それらの内周側は、高温側シリンダ9における高温
側ディスプレーサー10との摺動面を形成するライナに
より被覆されている。
【0021】第2のガス作動装置2も低温側シリンダ2
0と、この低温側シリンダ20内を往復動する低温側デ
ィスプレーサー21を備えている。低温側シリンダ20
にもヘリウムガス等の作動ガスが充填され、低温側ディ
スプレーサー21はこの低温側シリンダ20内をシリン
ダヘッド側の低温空間22と、クランク機構部4側の低
温側中温空間23とに区画している。低温側シリンダ2
0の下端はクランク機構部4の外殻を構成するクランク
ケース24の上端に連結され、クランクケース24内の
クランク室上部に嵌装されたロッドシール部25により
低温側シリンダ20の低温側中温空間23とクランク室
との気密が保持される。
0と、この低温側シリンダ20内を往復動する低温側デ
ィスプレーサー21を備えている。低温側シリンダ20
にもヘリウムガス等の作動ガスが充填され、低温側ディ
スプレーサー21はこの低温側シリンダ20内をシリン
ダヘッド側の低温空間22と、クランク機構部4側の低
温側中温空間23とに区画している。低温側シリンダ2
0の下端はクランク機構部4の外殻を構成するクランク
ケース24の上端に連結され、クランクケース24内の
クランク室上部に嵌装されたロッドシール部25により
低温側シリンダ20の低温側中温空間23とクランク室
との気密が保持される。
【0022】低温側シリンダ20の低温空間22と低温
側中温空間23とは、低温空間22側から低温側中温空
間23側に順に連設した低温側熱交換器26と再生器2
7と低温側中温部熱交換器28とによるガス流路により
連通されている。低温側熱交換器26と再生器27と低
温側中温部熱交換器28とは低温側シリンダ20の内壁
面に形成された凹部に低温側熱交換器26を上側に、再
生器27を中間に、低温側中温部熱交換器28を下側に
して、それぞれ低温側シリンダ20に同軸状に組付けら
れ、それらの内周側は、低温側シリンダ20における低
温側ディスプレーサー21との摺動面を形成するライナ
により被覆されている。
側中温空間23とは、低温空間22側から低温側中温空
間23側に順に連設した低温側熱交換器26と再生器2
7と低温側中温部熱交換器28とによるガス流路により
連通されている。低温側熱交換器26と再生器27と低
温側中温部熱交換器28とは低温側シリンダ20の内壁
面に形成された凹部に低温側熱交換器26を上側に、再
生器27を中間に、低温側中温部熱交換器28を下側に
して、それぞれ低温側シリンダ20に同軸状に組付けら
れ、それらの内周側は、低温側シリンダ20における低
温側ディスプレーサー21との摺動面を形成するライナ
により被覆されている。
【0023】第1のガス作動装置1の高温側中温空間1
2と、第2のガス作動装置2の低温側中温空間23と
は、それぞれの底部を形成しているロッドシール部1
4,25に形成した連通孔を経て各クランクケース1
3,24に設けられた接続口に通じ、この接続口同士を
繋いだ外部連通管29により相互に連通している。
2と、第2のガス作動装置2の低温側中温空間23と
は、それぞれの底部を形成しているロッドシール部1
4,25に形成した連通孔を経て各クランクケース1
3,24に設けられた接続口に通じ、この接続口同士を
繋いだ外部連通管29により相互に連通している。
【0024】第1のガス作動装置1と第2のガス作動装
置2の高温側ディスプレーサー10と低温側ディスプレ
ーサー21とは、それぞれそれらの下部に設けられたク
ランク機構部3,4により所定の位相差(この実施例で
は90°である)をもって高温側シリンダ9内と低温側
シリンダ20内をそれぞれ往復動する。各クランク機構
部3,4は図1に示すようにほぼ相同の構成で、それら
の間に組付けられた両軸型のスタータモータ5の回転軸
の各端にクランクシャフトが連結されている。
置2の高温側ディスプレーサー10と低温側ディスプレ
ーサー21とは、それぞれそれらの下部に設けられたク
ランク機構部3,4により所定の位相差(この実施例で
は90°である)をもって高温側シリンダ9内と低温側
シリンダ20内をそれぞれ往復動する。各クランク機構
部3,4は図1に示すようにほぼ相同の構成で、それら
の間に組付けられた両軸型のスタータモータ5の回転軸
の各端にクランクシャフトが連結されている。
【0025】各クランクシャフトにはクランクケース1
3,24内においてクランクシャフトの回転運動を往復
直線運動に変換するコンロッド30の大径端が枢着され
ている。各コンロッド30の小径端は、クランクケース
13,24の上部側に形成された筒部に摺動可能に組込
まれたクロスヘッドにピンにより連結され、クランクシ
ャフトの一回転により、クロスヘッドが筒部内を上下に
一往復動する。各クロスヘッドの上部と高温側ディスプ
レーサー10及び低温側ディスプレーサー21の下端と
はロッドシール部14,25を貫いて設けた連結ロッド
31,32によりそれぞれ連結され、高温側ディスプレ
ーサー10と低温側ディスプレーサー21はそれらに連
結されたクロスヘッドと同期してそれぞれ高温側シリン
ダ9内と低温側シリンダ20内の上死点と下死点の間を
往復直線動する。各ロッドシール部14,25を貫く連
結ロッド31,32は、ロッドシール部14,25の摺
動面を気密状態で上下動する。
3,24内においてクランクシャフトの回転運動を往復
直線運動に変換するコンロッド30の大径端が枢着され
ている。各コンロッド30の小径端は、クランクケース
13,24の上部側に形成された筒部に摺動可能に組込
まれたクロスヘッドにピンにより連結され、クランクシ
ャフトの一回転により、クロスヘッドが筒部内を上下に
一往復動する。各クロスヘッドの上部と高温側ディスプ
レーサー10及び低温側ディスプレーサー21の下端と
はロッドシール部14,25を貫いて設けた連結ロッド
31,32によりそれぞれ連結され、高温側ディスプレ
ーサー10と低温側ディスプレーサー21はそれらに連
結されたクロスヘッドと同期してそれぞれ高温側シリン
ダ9内と低温側シリンダ20内の上死点と下死点の間を
往復直線動する。各ロッドシール部14,25を貫く連
結ロッド31,32は、ロッドシール部14,25の摺
動面を気密状態で上下動する。
【0026】続いて上記した基本構成の熱駆動型ヒート
ポンプ装置の動作について説明する。燃焼装置18の運
転により燃焼装置18が燃焼を開始すると、燃焼室19
にある各ヒータ管15は通常400℃〜800℃に加熱
され、高温側中温部熱交換器17と低温側中温部熱交換
器28とはそれぞれ35℃〜80℃になり、スタータモ
ータ5の駆動により起動する。スタータモータ5の駆動
とともに各クランク機構部3,4により、高温側ディス
プレーサー10は高温側シリンダ9内を、低温側ディス
プレーサー21は低温側シリンダ20内をそれぞれ90
°の位相差をもって往復動を始める。
ポンプ装置の動作について説明する。燃焼装置18の運
転により燃焼装置18が燃焼を開始すると、燃焼室19
にある各ヒータ管15は通常400℃〜800℃に加熱
され、高温側中温部熱交換器17と低温側中温部熱交換
器28とはそれぞれ35℃〜80℃になり、スタータモ
ータ5の駆動により起動する。スタータモータ5の駆動
とともに各クランク機構部3,4により、高温側ディス
プレーサー10は高温側シリンダ9内を、低温側ディス
プレーサー21は低温側シリンダ20内をそれぞれ90
°の位相差をもって往復動を始める。
【0027】作動ガスは、第1のガス作動装置1では高
温側ディスプレーサー10の動きにより高温空間11か
らヒータ管15、蓄熱再生器16、高温側中温部熱交換
器17を経て高温側中温空間12に至る順の移動と、こ
の逆順での移動を交互に繰り返し、第2のガス作動装置
2では低温側ディスプレーサー21の動きにより低温空
間22から低温側熱交換器26、再生器27、低温側中
温部熱交換器28を経て低温側中温空間23に至る順の
移動と、この逆順での移動を交互に繰り返す。この間、
作動ガスの作動空間の体積は一定であり、作動ガスの温
度と圧力とが変化する。作動ガスの圧力の変化は、第1
のガス作動装置1と第2のガス作動装置2とは外部連通
管29で連通しているため瞬時に伝わり、圧力は全作動
空間において一様になる。
温側ディスプレーサー10の動きにより高温空間11か
らヒータ管15、蓄熱再生器16、高温側中温部熱交換
器17を経て高温側中温空間12に至る順の移動と、こ
の逆順での移動を交互に繰り返し、第2のガス作動装置
2では低温側ディスプレーサー21の動きにより低温空
間22から低温側熱交換器26、再生器27、低温側中
温部熱交換器28を経て低温側中温空間23に至る順の
移動と、この逆順での移動を交互に繰り返す。この間、
作動ガスの作動空間の体積は一定であり、作動ガスの温
度と圧力とが変化する。作動ガスの圧力の変化は、第1
のガス作動装置1と第2のガス作動装置2とは外部連通
管29で連通しているため瞬時に伝わり、圧力は全作動
空間において一様になる。
【0028】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサー10が上死点にある時、蓄熱再生器16は高温の
作動ガスの通過により加熱され蓄熱されている。高温空
間11は容積がない状態であり、高温側中温空間12に
移動した作動ガスは低温側シリンダ20の作用を受けて
圧力が上がり発熱し、高温側中温部熱交換器17により
放熱される。この状態は熱的プロセスとしては等温圧縮
である。この時、第2のガス作動装置2の低温側ディス
プレーサー21は、シリンダヘッド側への移動途中にあ
り、作動ガスは低温空間22から低温側中温空間23へ
移動している。再生器27は低温空間22からの低温ガ
スに熱を奪われその蓄熱量が減少していく。再生器27
からの受熱により加熱されて低温側中温空間23へ移動
する作動ガスにより、低温側シリンダ20内の作動ガス
の平均温度が上昇し、圧力が上昇する。この状態は熱的
プロセスとしては等容加熱(体積一定の状態変化)であ
る。
ーサー10が上死点にある時、蓄熱再生器16は高温の
作動ガスの通過により加熱され蓄熱されている。高温空
間11は容積がない状態であり、高温側中温空間12に
移動した作動ガスは低温側シリンダ20の作用を受けて
圧力が上がり発熱し、高温側中温部熱交換器17により
放熱される。この状態は熱的プロセスとしては等温圧縮
である。この時、第2のガス作動装置2の低温側ディス
プレーサー21は、シリンダヘッド側への移動途中にあ
り、作動ガスは低温空間22から低温側中温空間23へ
移動している。再生器27は低温空間22からの低温ガ
スに熱を奪われその蓄熱量が減少していく。再生器27
からの受熱により加熱されて低温側中温空間23へ移動
する作動ガスにより、低温側シリンダ20内の作動ガス
の平均温度が上昇し、圧力が上昇する。この状態は熱的
プロセスとしては等容加熱(体積一定の状態変化)であ
る。
【0029】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサー10が上死点から下降途中になると、作動ガスは
高温側中温空間12から高温空間11へ移動する。蓄熱
再生器16は高温側中温空間12からの作動ガスに熱を
奪われその蓄熱量が減少していく。蓄熱再生器16から
の受熱により加熱されて高温空間11へ移動する作動ガ
スにより、高温側シリンダ9内の作動ガスの平均温度が
上昇し、圧力が上昇する。この状態は熱的プロセスとし
ては等容加熱である。この時、第2のガス作動装置2の
低温側ディスプレーサー21は上死点になり、再生器2
7は低温の作動ガスの通過により冷却され蓄冷されてい
る。低温空間22は容積がない状態であり、低温側中温
空間23に移動した作動ガスは高温側シリンダ9の作用
を受けて圧力が上がり発熱し、低温側中温部熱交換器2
8により放熱される。この状態は熱的プロセスとしては
等温圧縮である。
ーサー10が上死点から下降途中になると、作動ガスは
高温側中温空間12から高温空間11へ移動する。蓄熱
再生器16は高温側中温空間12からの作動ガスに熱を
奪われその蓄熱量が減少していく。蓄熱再生器16から
の受熱により加熱されて高温空間11へ移動する作動ガ
スにより、高温側シリンダ9内の作動ガスの平均温度が
上昇し、圧力が上昇する。この状態は熱的プロセスとし
ては等容加熱である。この時、第2のガス作動装置2の
低温側ディスプレーサー21は上死点になり、再生器2
7は低温の作動ガスの通過により冷却され蓄冷されてい
る。低温空間22は容積がない状態であり、低温側中温
空間23に移動した作動ガスは高温側シリンダ9の作用
を受けて圧力が上がり発熱し、低温側中温部熱交換器2
8により放熱される。この状態は熱的プロセスとしては
等温圧縮である。
【0030】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサー10が下死点になると、作動ガスは高温側中温空
間12から高温空間11へ移動する。蓄熱再生器16は
高温側中温空間12からの作動ガスに熱を奪われその蓄
熱量はほぼ無くなっている。高温空間11の容積は最大
の状態にあり、蓄熱再生器16からの受熱により加熱さ
れ高温空間11に移動した作動ガスは低温側シリンダ2
0の作用を受けて圧力が下がり膨張して放熱するが、ヒ
ータ管15を通じて燃焼装置18から吸熱するので、熱
的プロセスとしては等温膨張となる。この時、第2のガ
ス作動装置2の低温側ディスプレーサー21は上死点か
ら下降途中になっていて、作動ガスは低温側中温空間2
3から低温空間22へ再生器27により冷却されて移動
していく。再生器27により冷却されて低温空間22へ
移動する作動ガスにより、低温側シリンダ20内の作動
ガスの平均温度が上昇し、圧力が上昇する。この状態は
熱的プロセスとしては等容冷却である。
ーサー10が下死点になると、作動ガスは高温側中温空
間12から高温空間11へ移動する。蓄熱再生器16は
高温側中温空間12からの作動ガスに熱を奪われその蓄
熱量はほぼ無くなっている。高温空間11の容積は最大
の状態にあり、蓄熱再生器16からの受熱により加熱さ
れ高温空間11に移動した作動ガスは低温側シリンダ2
0の作用を受けて圧力が下がり膨張して放熱するが、ヒ
ータ管15を通じて燃焼装置18から吸熱するので、熱
的プロセスとしては等温膨張となる。この時、第2のガ
ス作動装置2の低温側ディスプレーサー21は上死点か
ら下降途中になっていて、作動ガスは低温側中温空間2
3から低温空間22へ再生器27により冷却されて移動
していく。再生器27により冷却されて低温空間22へ
移動する作動ガスにより、低温側シリンダ20内の作動
ガスの平均温度が上昇し、圧力が上昇する。この状態は
熱的プロセスとしては等容冷却である。
【0031】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサー10が下死点からシリンダヘッド側への移動途中
になると、作動ガスは高温空間11から高温側中温空間
12へ移動している。蓄熱再生器16は高温空間11か
らの高温の作動ガスによりその蓄熱量を増加させてい
く。蓄熱再生器16により冷却されて高温側中温空間1
2へ移動する作動ガスにより、高温側シリンダ9内の作
動ガスの平均温度が下降し、圧力が減少する。この状態
は熱的プロセスとしては等容冷却である。この時、第2
のガス作動装置2の低温側ディスプレーサー21は下降
していき下死点になる。低温側ディスプレーサー21が
下死点になると、作動ガスは低温側中温空間23から低
温空間22へ再生器27に冷却されて移動している。低
温空間22の容積は最大の状態にあり、再生器27によ
り冷却され低温空間22に移動した作動ガスは高温側シ
リンダ9の作用を受けて圧力が下がり膨張して放熱する
が、低温側熱交換器26により吸熱されるので熱的プロ
セスとしては等温膨張となる。
ーサー10が下死点からシリンダヘッド側への移動途中
になると、作動ガスは高温空間11から高温側中温空間
12へ移動している。蓄熱再生器16は高温空間11か
らの高温の作動ガスによりその蓄熱量を増加させてい
く。蓄熱再生器16により冷却されて高温側中温空間1
2へ移動する作動ガスにより、高温側シリンダ9内の作
動ガスの平均温度が下降し、圧力が減少する。この状態
は熱的プロセスとしては等容冷却である。この時、第2
のガス作動装置2の低温側ディスプレーサー21は下降
していき下死点になる。低温側ディスプレーサー21が
下死点になると、作動ガスは低温側中温空間23から低
温空間22へ再生器27に冷却されて移動している。低
温空間22の容積は最大の状態にあり、再生器27によ
り冷却され低温空間22に移動した作動ガスは高温側シ
リンダ9の作用を受けて圧力が下がり膨張して放熱する
が、低温側熱交換器26により吸熱されるので熱的プロ
セスとしては等温膨張となる。
【0032】上記したサイクルが繰り返されて、高温側
中温部熱交換器17と低温側中温部熱交換器28とから
暖房出力が、低温側熱交換器26から冷房出力がそれぞ
れ得られる。上記サイクルは、初期運転をスタータモー
タ5により起こせば、その後はスタータモータ5の動力
を必要とすることなく自立的な運転が可能である。即
ち、高温側ディスプレーサー10が上昇中間にある状態
での高温側中温空間12の高温側の連結ロッド31を押
圧する圧力をPL、クランクケース13内の圧力をP
B、低温側ディスプレーサー21が下降中間にある状態
での低温側中温空間23の低温側ディスプレーサー21
を押圧する圧力をPHとすると、PH>PB>PLであ
れば、PBに関係なく圧力振幅差と、連結ロッド31の
断面積の積に比例する力がクランクシャフトに軸出力と
して生じ、これによりクランク機構部3,4が自立回転
することになる。
中温部熱交換器17と低温側中温部熱交換器28とから
暖房出力が、低温側熱交換器26から冷房出力がそれぞ
れ得られる。上記サイクルは、初期運転をスタータモー
タ5により起こせば、その後はスタータモータ5の動力
を必要とすることなく自立的な運転が可能である。即
ち、高温側ディスプレーサー10が上昇中間にある状態
での高温側中温空間12の高温側の連結ロッド31を押
圧する圧力をPL、クランクケース13内の圧力をP
B、低温側ディスプレーサー21が下降中間にある状態
での低温側中温空間23の低温側ディスプレーサー21
を押圧する圧力をPHとすると、PH>PB>PLであ
れば、PBに関係なく圧力振幅差と、連結ロッド31の
断面積の積に比例する力がクランクシャフトに軸出力と
して生じ、これによりクランク機構部3,4が自立回転
することになる。
【0033】冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の
流路系は、図2により示すように構成されている。即
ち、流路系には暖房用として第1と第2の流路系33,
34がある。そのうちの第1の流路系33は、高温側中
温部熱交換器17、第1の四方切換弁35、室内に設置
される室内側熱交換器36、第2の四方切換弁37、低
温側中温部熱交換器28を経て高温側中温部熱交換器1
7に戻る一連の回路として構成され、低温側中温部熱交
換器28の前段に水(不凍液)等の熱輸送媒体を循環さ
せるポンプ38が設けられている。第2の流路系34
は、低温側熱交換器26、第1の四方切換弁35、室外
に設置される室外側熱交換器39、第2の四方切換弁3
7を経て低温側熱交換器26に戻る一連の回路として構
成され、低温側熱交換器26の後段に水(不凍液)等の
熱輸送媒体を循環させるポンプ40が設けられている。
流路系は、図2により示すように構成されている。即
ち、流路系には暖房用として第1と第2の流路系33,
34がある。そのうちの第1の流路系33は、高温側中
温部熱交換器17、第1の四方切換弁35、室内に設置
される室内側熱交換器36、第2の四方切換弁37、低
温側中温部熱交換器28を経て高温側中温部熱交換器1
7に戻る一連の回路として構成され、低温側中温部熱交
換器28の前段に水(不凍液)等の熱輸送媒体を循環さ
せるポンプ38が設けられている。第2の流路系34
は、低温側熱交換器26、第1の四方切換弁35、室外
に設置される室外側熱交換器39、第2の四方切換弁3
7を経て低温側熱交換器26に戻る一連の回路として構
成され、低温側熱交換器26の後段に水(不凍液)等の
熱輸送媒体を循環させるポンプ40が設けられている。
【0034】冷房用としては第3と第4の流路系41,
42がある。そのうちの第3の流路系41は、高温側中
温部熱交換器17、第1の四方切換弁35、室外側熱交
換器39、第2の四方切換弁37、低温側中温部熱交換
器28を経て高温側中温部熱交換器17に戻る一連の回
路として構成されている。第4の流路系42は、低温側
熱交換器26、第1の四方切換弁35、室内側熱交換器
36、第2の四方切換弁37を経て低温側熱交換器26
に戻る一連の回路として構成されている。第3の流路系
41は第1の流路系33のポンプ38により、また第4
の流路系42は第2の流路系34のポンプ40によりそ
れぞれ熱輸送媒体が循環する構成である。
42がある。そのうちの第3の流路系41は、高温側中
温部熱交換器17、第1の四方切換弁35、室外側熱交
換器39、第2の四方切換弁37、低温側中温部熱交換
器28を経て高温側中温部熱交換器17に戻る一連の回
路として構成されている。第4の流路系42は、低温側
熱交換器26、第1の四方切換弁35、室内側熱交換器
36、第2の四方切換弁37を経て低温側熱交換器26
に戻る一連の回路として構成されている。第3の流路系
41は第1の流路系33のポンプ38により、また第4
の流路系42は第2の流路系34のポンプ40によりそ
れぞれ熱輸送媒体が循環する構成である。
【0035】この実施例のものは、第1の四方切換弁3
5と第2の四方切換弁37とを切り換え、第1の流路系
33と第2の流路系34に図2に実線の矢印で示す熱輸
送媒体の流れを形成することにより、高温側中温部熱交
換器17と低温側中温部熱交換器28からの熱による暖
房が室内側熱交換器36により行なわれる。この時、第
2の流路系34は室外側熱交換器39により外気の熱を
汲み上げるヒートポンプ動作を行なっている。従って、
外気温度より低い温度の熱輸送媒体を室外側熱交換器3
9に循環させている。
5と第2の四方切換弁37とを切り換え、第1の流路系
33と第2の流路系34に図2に実線の矢印で示す熱輸
送媒体の流れを形成することにより、高温側中温部熱交
換器17と低温側中温部熱交換器28からの熱による暖
房が室内側熱交換器36により行なわれる。この時、第
2の流路系34は室外側熱交換器39により外気の熱を
汲み上げるヒートポンプ動作を行なっている。従って、
外気温度より低い温度の熱輸送媒体を室外側熱交換器3
9に循環させている。
【0036】冷房は、第3の流路系41と第4の流路系
42に図2に破線の矢印で示す熱輸送媒体の流れを形成
することにより行なわれる。冷暖房能力は、燃焼装置1
8の燃焼量の制御等により調整される。なお、図2にお
ける符号43は室内側熱交換器36の送風機であり、4
4は室外側熱交換器39の送風機である。
42に図2に破線の矢印で示す熱輸送媒体の流れを形成
することにより行なわれる。冷暖房能力は、燃焼装置1
8の燃焼量の制御等により調整される。なお、図2にお
ける符号43は室内側熱交換器36の送風機であり、4
4は室外側熱交換器39の送風機である。
【0037】この実施例の熱駆動型ヒートポンプ装置
は、その停止方法と停止装置に特徴を持つものである。
ヒートポンプ装置本体はスタータモータ5による起動後
は前述したように自立運転するが、高温側ディスプレー
サー10,低温側ディスプレーサー21及びクランク機
構部3,4の往復質量による慣性力があり、それらの停
止には比較的時間がかかる。従って、燃焼装置18の燃
焼を停止させ、流路系33,34,41,42の熱輸送
媒体の循環を停止させても、暫くの間はヒートポンプ装
置本体は動作していることになり、高温空間11の高温
の作動ガスが高温側中温部熱交換器17に流れ込み、熱
輸送媒体の温度を上昇させ、最終的には熱輸送媒体を沸
騰させてしまう。また、低温空間22の低温の作動ガス
も低温側熱交換器26に流れ込み、熱輸送媒体を冷却し
て最終的には熱輸送媒体を凍結させてしまう。即ち、熱
駆動型ヒートポンプ装置の停止では自立運転をいかに速
やかに停止させるかということと、停止時に熱輸送媒体
の過加熱及び過冷却をいかに防ぐかということが重要な
事柄となる。
は、その停止方法と停止装置に特徴を持つものである。
ヒートポンプ装置本体はスタータモータ5による起動後
は前述したように自立運転するが、高温側ディスプレー
サー10,低温側ディスプレーサー21及びクランク機
構部3,4の往復質量による慣性力があり、それらの停
止には比較的時間がかかる。従って、燃焼装置18の燃
焼を停止させ、流路系33,34,41,42の熱輸送
媒体の循環を停止させても、暫くの間はヒートポンプ装
置本体は動作していることになり、高温空間11の高温
の作動ガスが高温側中温部熱交換器17に流れ込み、熱
輸送媒体の温度を上昇させ、最終的には熱輸送媒体を沸
騰させてしまう。また、低温空間22の低温の作動ガス
も低温側熱交換器26に流れ込み、熱輸送媒体を冷却し
て最終的には熱輸送媒体を凍結させてしまう。即ち、熱
駆動型ヒートポンプ装置の停止では自立運転をいかに速
やかに停止させるかということと、停止時に熱輸送媒体
の過加熱及び過冷却をいかに防ぐかということが重要な
事柄となる。
【0038】この実施例では停電時や停止時には、次の
ような停止方法で熱駆動型ヒートポンプ装置の速やかな
停止が実施される。即ち、その停止に際し、第1のガス
作動装置1の作動ガスを加熱するヒータ管15の温度を
検知し、検知した温度が停止設定温度より高い時には、
一時的にスタータモータ5をON動作させて自立回転数
より高い回転数でヒートポンプ装置本体を追い回す。こ
れとともに流路系33,34,41,42の一部を構成
している室外に設置される室外側熱交換器39の送風機
44と、冷暖房用の流路系33,34,41,42に熱
輸送媒体を圧送するポンプ38,40をともにON動作
させるのである。
ような停止方法で熱駆動型ヒートポンプ装置の速やかな
停止が実施される。即ち、その停止に際し、第1のガス
作動装置1の作動ガスを加熱するヒータ管15の温度を
検知し、検知した温度が停止設定温度より高い時には、
一時的にスタータモータ5をON動作させて自立回転数
より高い回転数でヒートポンプ装置本体を追い回す。こ
れとともに流路系33,34,41,42の一部を構成
している室外に設置される室外側熱交換器39の送風機
44と、冷暖房用の流路系33,34,41,42に熱
輸送媒体を圧送するポンプ38,40をともにON動作
させるのである。
【0039】この停止方法によれば、停止に際し第1の
ガス作動装置1の作動ガスを加熱するヒータ管15の温
度が停止設定温度より高い時には、一時的なスタータモ
ータ5のON動作により、自立回転数より高い回転数で
ヒートポンプ装置本体が追い回されて、ヒートポンプ装
置本体の自立運転のバランスが崩されて速やかな停止に
追いやることができ、また流路系33,34,41,4
2の室外側熱交換器39の送風と、冷暖房用の流路系3
3,34,41,42の熱輸送媒体の循環が強制される
ので、室内側熱交換器36及び室外側熱交換器39によ
る放熱及び吸熱が促進され熱輸送媒体の沸騰や凍結が回
避される。
ガス作動装置1の作動ガスを加熱するヒータ管15の温
度が停止設定温度より高い時には、一時的なスタータモ
ータ5のON動作により、自立回転数より高い回転数で
ヒートポンプ装置本体が追い回されて、ヒートポンプ装
置本体の自立運転のバランスが崩されて速やかな停止に
追いやることができ、また流路系33,34,41,4
2の室外側熱交換器39の送風と、冷暖房用の流路系3
3,34,41,42の熱輸送媒体の循環が強制される
ので、室内側熱交換器36及び室外側熱交換器39によ
る放熱及び吸熱が促進され熱輸送媒体の沸騰や凍結が回
避される。
【0040】上記停止方法は、図2に示すような停止装
置により実現することができる。即ち、ヒータ管15に
はこのヒータ管15の温度を検知する温度検知手段45
が設けられている。この温度検知手段45の検知出力は
制御装置46に入力される。制御装置46は、比較手段
47と運転制御手段48とからなり、比較手段47にお
いて検知温度と停止設定温度との比較が行なわれ、その
結果に基づいて運転制御手段48が制御出力をスタータ
モータ5及び送風機44並びにポンプ38,40に出力
する。
置により実現することができる。即ち、ヒータ管15に
はこのヒータ管15の温度を検知する温度検知手段45
が設けられている。この温度検知手段45の検知出力は
制御装置46に入力される。制御装置46は、比較手段
47と運転制御手段48とからなり、比較手段47にお
いて検知温度と停止設定温度との比較が行なわれ、その
結果に基づいて運転制御手段48が制御出力をスタータ
モータ5及び送風機44並びにポンプ38,40に出力
する。
【0041】図3は制御装置46の制御に関するアルゴ
リズムを示す。このアルゴリズムは停止モードのスター
トによりスタートする。停止モードのスタートにより、
燃焼装置18は停止され、これとともにステップ1で温
度検知手段45からの検知出力が比較手段47に取り込
まれ、ヒータ管15の温度が停止設定温度より低いかど
うかが判定される。低ければステップ2へ進み、高けれ
ばステップ3へ進む。ステップ2では室外側熱交換器3
9の送風機44とポンプ38,40並びにスタータモー
タ5を全てオフにする動作が行なわれ、停止の制御シー
ケンスが終了する。ステップ3では室外側熱交換器39
の送風機44とポンプ38,40並びにスタータモータ
5を全てオンにする動作が行なわれ、ステップ1に戻っ
て上記動作が繰り返される。ステップ3におけるスター
タモータ5のオン動作では、スタータモータ5はヒート
ポンプ装置本体の自立回転数より高い回転数で動作され
る。停止設定温度は、クランクシャフトから自立的な軸
出力がなくなる温度として予め設定されるものである。
このように、この停止装置によれば短時間でヒートポン
プ装置本体を停止させることができ、しかも熱輸送媒体
の沸騰や凍結を回避することができる。
リズムを示す。このアルゴリズムは停止モードのスター
トによりスタートする。停止モードのスタートにより、
燃焼装置18は停止され、これとともにステップ1で温
度検知手段45からの検知出力が比較手段47に取り込
まれ、ヒータ管15の温度が停止設定温度より低いかど
うかが判定される。低ければステップ2へ進み、高けれ
ばステップ3へ進む。ステップ2では室外側熱交換器3
9の送風機44とポンプ38,40並びにスタータモー
タ5を全てオフにする動作が行なわれ、停止の制御シー
ケンスが終了する。ステップ3では室外側熱交換器39
の送風機44とポンプ38,40並びにスタータモータ
5を全てオンにする動作が行なわれ、ステップ1に戻っ
て上記動作が繰り返される。ステップ3におけるスター
タモータ5のオン動作では、スタータモータ5はヒート
ポンプ装置本体の自立回転数より高い回転数で動作され
る。停止設定温度は、クランクシャフトから自立的な軸
出力がなくなる温度として予め設定されるものである。
このように、この停止装置によれば短時間でヒートポン
プ装置本体を停止させることができ、しかも熱輸送媒体
の沸騰や凍結を回避することができる。
【0042】実施例2.この実施例2は熱駆動型ヒート
ポンプ装置の停止装置に関するもので、熱駆動型ヒート
ポンプ装置の基本的な構成及び機能は上述した実施例1
のものと同じである。従って、実施例1のものと同じ部
分は実施例1のものと同じ符号を用い、その説明は省略
する。
ポンプ装置の停止装置に関するもので、熱駆動型ヒート
ポンプ装置の基本的な構成及び機能は上述した実施例1
のものと同じである。従って、実施例1のものと同じ部
分は実施例1のものと同じ符号を用い、その説明は省略
する。
【0043】この実施例2の停止装置は、図4に示すよ
うに第1のガス作動装置1の燃焼装置18の燃焼停止か
らの燃焼停止経過時間を停止時毎に計測する停止タイマ
49と、この停止タイマ49の出力である燃焼停止経過
時間と停止設定時間とを比較する時間比較手段50とを
備えた制御装置51により構成されている。制御装置5
1は停止経過時間が停止設定時間に満たない時には、室
外側熱交換器39の送風機44とポンプ38,40並び
にスタータモータ5を全てオンにする制御出力を出力す
る。
うに第1のガス作動装置1の燃焼装置18の燃焼停止か
らの燃焼停止経過時間を停止時毎に計測する停止タイマ
49と、この停止タイマ49の出力である燃焼停止経過
時間と停止設定時間とを比較する時間比較手段50とを
備えた制御装置51により構成されている。制御装置5
1は停止経過時間が停止設定時間に満たない時には、室
外側熱交換器39の送風機44とポンプ38,40並び
にスタータモータ5を全てオンにする制御出力を出力す
る。
【0044】図5は制御装置51の制御に関するアルゴ
リズムを示す。このアルゴリズムは停止モードのスター
トによりスタートする。停止モードのスタートにより、
燃焼装置18は停止され、停止タイマ49が燃焼停止経
過時間を時間比較手段50に出力する。まずステップ1
において燃焼停止経過時間が停止設定時間以上経過した
かどうかが判定される。停止設定時間は、クランクシャ
フトに自立的な軸出力が消える温度になるまでの燃焼装
置18の燃焼停止からの経過時間として予め設定される
ものである。ステップ1で燃焼停止経過時間が停止設定
時間以上であれば、ステップ3で室外側熱交換器39の
送風機44とポンプ38,40並びにスタータモータ5
を全てオフにする動作が行なわれ、停止の制御シーケン
スが終了する。ステップ1で燃焼停止経過時間が停止設
定時間に満たなければ、ステップ2に進む。ステップ2
では室外側熱交換器39の送風機44とポンプ38,4
0並びにスタータモータ5を全てオンにする動作が行な
われ、ステップ1に戻って上記動作が繰り返される。ス
テップ2におけるスタータモータ5のオン動作では、ス
タータモータ5はヒートポンプ装置本体の自立回転数よ
り高い回転数で動作される。このように、この停止装置
によれば実施例1の停止装置と同様に短時間でヒートポ
ンプ装置本体を停止させることができ、しかも熱輸送媒
体の沸騰や凍結を回避することができる。
リズムを示す。このアルゴリズムは停止モードのスター
トによりスタートする。停止モードのスタートにより、
燃焼装置18は停止され、停止タイマ49が燃焼停止経
過時間を時間比較手段50に出力する。まずステップ1
において燃焼停止経過時間が停止設定時間以上経過した
かどうかが判定される。停止設定時間は、クランクシャ
フトに自立的な軸出力が消える温度になるまでの燃焼装
置18の燃焼停止からの経過時間として予め設定される
ものである。ステップ1で燃焼停止経過時間が停止設定
時間以上であれば、ステップ3で室外側熱交換器39の
送風機44とポンプ38,40並びにスタータモータ5
を全てオフにする動作が行なわれ、停止の制御シーケン
スが終了する。ステップ1で燃焼停止経過時間が停止設
定時間に満たなければ、ステップ2に進む。ステップ2
では室外側熱交換器39の送風機44とポンプ38,4
0並びにスタータモータ5を全てオンにする動作が行な
われ、ステップ1に戻って上記動作が繰り返される。ス
テップ2におけるスタータモータ5のオン動作では、ス
タータモータ5はヒートポンプ装置本体の自立回転数よ
り高い回転数で動作される。このように、この停止装置
によれば実施例1の停止装置と同様に短時間でヒートポ
ンプ装置本体を停止させることができ、しかも熱輸送媒
体の沸騰や凍結を回避することができる。
【0045】
【発明の効果】以上、実施例による説明からも明らかな
ように請求項1の発明によれば、熱駆動型ヒートポンプ
装置の停止に際して、スタータモータを一時的にオン動
作し、自立回転数より高い回転数でヒートポンプ装置本
体を追い回すので、ヒートポンプ装置本体の自立運転の
バランスが崩れ速やかに停止に追いやることができる。
ように請求項1の発明によれば、熱駆動型ヒートポンプ
装置の停止に際して、スタータモータを一時的にオン動
作し、自立回転数より高い回転数でヒートポンプ装置本
体を追い回すので、ヒートポンプ装置本体の自立運転の
バランスが崩れ速やかに停止に追いやることができる。
【0046】請求項2の発明によれば、熱駆動型ヒート
ポンプ装置の停止に際し、ヒータ管の温度を検知する温
度検知手段の検知温度が停止設定温度より高い時には、
ヒータ管の温度が停止設定温度より低下するまでの間に
限り、スタータモータがオン動作され、自立回転数より
高い回転数でヒートポンプ装置本体が追い回され、かつ
流路系の一部を構成している室外に設置される室外側熱
交換器の送風と、冷暖房用の流路系への熱輸送媒体の循
環とが強制されるので、速やかに停止させることができ
るうえ、冷暖房用の流路における熱輸送媒体の沸騰や凍
結を回避することができる。
ポンプ装置の停止に際し、ヒータ管の温度を検知する温
度検知手段の検知温度が停止設定温度より高い時には、
ヒータ管の温度が停止設定温度より低下するまでの間に
限り、スタータモータがオン動作され、自立回転数より
高い回転数でヒートポンプ装置本体が追い回され、かつ
流路系の一部を構成している室外に設置される室外側熱
交換器の送風と、冷暖房用の流路系への熱輸送媒体の循
環とが強制されるので、速やかに停止させることができ
るうえ、冷暖房用の流路における熱輸送媒体の沸騰や凍
結を回避することができる。
【0047】請求項3の発明によれば、熱駆動型ヒート
ポンプ装置の停止に際し、作動ガスを加熱する燃焼装置
の燃焼停止からの燃焼停止経過時間を計測し、この燃焼
停止経過時間が停止設定時間内にある間に限り、スター
タモータがオン動作されてヒートポンプ装置本体の自立
回転数より高い回転数でヒートポンプ装置本体が追い回
され、かつ流路系の一部を構成している室外に設置され
る室外側熱交換器の送風と、冷暖房用の流路系への熱輸
送媒体の循環とが強制されるので、速やかに停止させる
ことができるうえ、冷暖房用の流路における熱輸送媒体
の沸騰や凍結を回避することができる。
ポンプ装置の停止に際し、作動ガスを加熱する燃焼装置
の燃焼停止からの燃焼停止経過時間を計測し、この燃焼
停止経過時間が停止設定時間内にある間に限り、スター
タモータがオン動作されてヒートポンプ装置本体の自立
回転数より高い回転数でヒートポンプ装置本体が追い回
され、かつ流路系の一部を構成している室外に設置され
る室外側熱交換器の送風と、冷暖房用の流路系への熱輸
送媒体の循環とが強制されるので、速やかに停止させる
ことができるうえ、冷暖房用の流路における熱輸送媒体
の沸騰や凍結を回避することができる。
【図1】この発明の実施例を示す熱駆動型ヒートポンプ
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図2】この発明の実施例1の熱駆動型ヒートポンプ装
置の流路系及び制御系の構成を示す構成図である。
置の流路系及び制御系の構成を示す構成図である。
【図3】実施例1の制御装置の制御に関するアルゴリズ
ムを示すフローチャートである。
ムを示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施例2の熱駆動型ヒートポンプ装
置の流路系及び制御系の構成を示す構成図である。
置の流路系及び制御系の構成を示す構成図である。
【図5】実施例2の制御装置の制御に関するアルゴリズ
ムを示すフローチャートである。
ムを示すフローチャートである。
【図6】従来の熱駆動型ヒートポンプ装置における流路
系の構成を示す構成図である。
系の構成を示す構成図である。
1 第1のガス作動装置 2 第2のガス作動装置 3 クランク機構部 4 クランク機構部 5 スタータモータ 9 高温側シリンダ 10 高温側ディスプレーサー 11 高温空間 12 高温側中温空間 13 クランクケース 15 ヒータ管 16 蓄熱再生器 17 高温側中温部熱交換器 18 燃焼装置 20 低温側シリンダ 21 低温側ディスプレーサー 22 低温空間 23 低温側中温空間 24 クランクケース 26 低温側熱交換器 27 再生器 28 低温側中温部熱交換器 29 外部連通管 33 第1の流路系 34 第2の流路系 35 第1の四方切換弁 36 室内側熱交換器 37 第2の四方切換弁 38 ポンプ 39 室外側熱交換器 40 ポンプ 41 第3の流路系 42 第4の流路系 44 送風機 45 温度検知手段 46 制御装置 47 比較手段 48 運転制御手段 49 停止タイマ 50 時間比較手段 51 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筈見 公一 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 往復動するディスプレーサーにより作動
ガスで満たされた内部が高温空間と中温空間とに区画さ
れたシリンダの上記高温空間と中温空間とを、上記高温
空間側から中温空間側に順に連設した燃焼装置により加
熱されるヒータ管と蓄熱再生器と熱交換器とによるガス
流路により連通させた第1のガス作動装置と、往復動す
るディスプレーサーにより作動ガスで満たされた内部が
低温空間と中温空間とに区画されたシリンダの上記低温
空間と中温空間とを、上記低温空間側から中温空間側に
順に連設した低温側熱交換器と再生器と熱交換器とによ
るガス流路により連通させた第2のガス作動装置と、上
記第1と第2のガス作動装置の各ガス流路を、それらの
中温空間側において相互に連通させる連通部と、上記各
ディスプレーサーをある位相差をもって往復動させるク
ランク機構部と、このクランク機構部を初期動作させる
起動用のスタータモータとを備え、クランク機構部の自
立回転により自立運転するヒートポンプ装置本体と、こ
のヒートポンプ装置本体から冷暖房出力を取り出すため
の熱輸送媒体の流路系とを備えた熱駆動型ヒートポンプ
装置であって、この熱駆動型ヒートポンプ装置の停止に
際し、一時的に上記スタータモータをオン動作させてク
ランク機構部の自立回転数より高い回転数で上記クラン
ク機構部を追い回すことを特徴とする熱駆動型ヒートポ
ンプ装置の停止方法。 - 【請求項2】 往復動するディスプレーサーにより作動
ガスで満たされた内部が高温空間と中温空間とに区画さ
れたシリンダの上記高温空間と中温空間とを、上記高温
空間側から中温空間側に順に連設したヒータ管と蓄熱再
生器と熱交換器とによるガス流路により連通させた第1
のガス作動装置と、往復動するディスプレーサーにより
作動ガスで満たされた内部が低温空間と中温空間とに区
画されたシリンダの上記低温空間と中温空間とを、上記
低温空間側から中温空間側に順に連設した低温側熱交換
器と再生器と熱交換器とによるガス流路により連通させ
た第2のガス作動装置と、上記第1と第2のガス作動装
置の各ガス流路を、それらの中温空間側において相互に
連通させる連通部と、上記各ディスプレーサーをある位
相差をもって往復動させるクランク機構部と、このクラ
ンク機構部を初期動作させる起動用のスタータモータと
を備え、上記クランク機構部の自立回転により自立運転
するヒートポンプ装置本体と、このヒートポンプ装置本
体から冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の流路系
とを備えた熱駆動型ヒートポンプ装置において、上記熱
駆動型ヒートポンプ装置の停止に際し、温度検知手段の
検知温度が停止設定温度より高い時には、ヒータ管の温
度が停止設定温度より低下するまでの間に限り、上記ス
タータモータをオン動作させてクランク機構部の自立回
転数より高い回転数で上記クランク機構部を追い回すと
ともに、上記流路系の一部を構成している室外に設置さ
れる室外側熱交換器の送風機をオン動作させ、かつ冷暖
房用の上記流路系に熱輸送媒体を圧送するポンプもオン
動作させる制御装置を備えたことを特徴とする熱駆動型
ヒートポンプ装置の停止装置。 - 【請求項3】 往復動するディスプレーサーにより作動
ガスで満たされた内部が高温空間と中温空間とに区画さ
れたシリンダの上記高温空間と中温空間とを、上記高温
空間側から中温空間側に順に連設したヒータ管と蓄熱再
生器と熱交換器とによるガス流路により連通させた第1
のガス作動装置と、往復動するディスプレーサーにより
作動ガスで満たされた内部が低温空間と中温空間とに区
画されたシリンダの上記低温空間と中温空間とを、上記
低温空間側から中温空間側に順に連設した低温側熱交換
器と再生器と熱交換器とによるガス流路により連通させ
た第2のガス作動装置と、上記第1と第2のガス作動装
置の各ガス流路を、それらの中温空間側において相互に
連通させる連通部と、上記各ディスプレーサーをある位
相差をもって往復動させるクランク機構部と、このクラ
ンク機構部を初期動作させる起動用のスタータモータ
と、上記ヒータ管を加熱する燃焼装置とを備え、上記ク
ランク機構部の自立回転により自立運転するヒートポン
プ装置本体と、このヒートポンプ装置本体から冷暖房出
力を取り出すための熱輸送媒体の流路系とを備えた熱駆
動型ヒートポンプ装置において、上記ヒートポンプ装置
本体の停止に際し、上記燃焼装置の燃焼停止からの燃焼
停止経過時間を計測し、この燃焼停止経過時間が停止設
定時間内にある間に限り、上記スタータモータをオン動
作させてクランク機構部の自立回転数より高い回転数で
上記クランク機構部を追い回すとともに、上記流路系の
一部を構成している室外に設置される室外側熱交換器の
送風機をオン動作させ、かつ冷暖房用の上記流路系に熱
輸送媒体を圧送するポンプもオン動作させる制御装置に
より構成したことを特徴とする熱駆動型ヒートポンプ装
置における停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22031494A JPH0886523A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 熱駆動型ヒートポンプ装置の停止方法及び停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22031494A JPH0886523A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 熱駆動型ヒートポンプ装置の停止方法及び停止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886523A true JPH0886523A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=16749205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22031494A Pending JPH0886523A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 熱駆動型ヒートポンプ装置の停止方法及び停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0886523A (ja) |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP22031494A patent/JPH0886523A/ja active Pending
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