JPH0886521A - 熱駆動型ヒートポンプ装置 - Google Patents

熱駆動型ヒートポンプ装置

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JPH0886521A
JPH0886521A JP22031294A JP22031294A JPH0886521A JP H0886521 A JPH0886521 A JP H0886521A JP 22031294 A JP22031294 A JP 22031294A JP 22031294 A JP22031294 A JP 22031294A JP H0886521 A JPH0886521 A JP H0886521A
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JP
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heat exchanger
flow path
heat
gas
low temperature
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JP22031294A
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Inventor
Seiji Yoshida
整司 吉田
Yoshitaka Yajima
義孝 矢島
Kouichi Hazumi
公一 筈見
Masahiro Toba
正裕 鳥羽
Eiji Nozawa
栄治 野沢
Takuya Suganami
拓也 菅波
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • F02G1/044Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines having at least two working members, e.g. pistons, delivering power output
    • F02G1/0445Engine plants with combined cycles, e.g. Vuilleumier
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2250/00Special cycles or special engines
    • F02G2250/18Vuilleumier cycles

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱駆動型ヒートポンプ装置における熱輸送媒
体の凍結を不凍液の作用に頼らずに回避する。 【構成】 シリンダ9,20とこの中を往復動するディ
スプレーサー10,21及び熱交換器17,26,28
をそれぞれ備えた第1と第2のガス作動装置1,2を有
するヒートポンプ装置本体と、このヒートポンプ装置本
体から冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の流路系
とを備えた熱駆動型ヒートポンプ装置における暖房用の
流路系33,34についてヒートポンプ動作を行なう流
路系34に、外気温度が低い時には外気からの採熱をし
ないような経路で熱輸送媒体を流し、暖房用の熱を放熱
させるための流路系33を循環している高温の熱輸送媒
体を低温側の熱交換器26に流入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はヴィルミエサイクルを
用いた熱駆動型ヒートポンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の装置は熱駆動型ヒートポン
プ装置又はヴィルミエヒートポンプ装置(VMHP)と
称され、従来においても例えば特開昭61ー44254
号公報や特開平4ー240359号公報に示されている
ようなものがある。いずれも基本的には図5により示す
ように、第1と第2のガス作動装置200,201を備
えている。第1のガス作動装置200は、往復動される
ディスプレーサー202により作動ガスで満たされた内
部が高温室203と中温室204とに区画された高温シ
リンダ205と、この高温シリンダ205の高温室20
3と中温室204とを、高温室203側から中温室20
4側に順に連設した高温側熱交換器206と蓄熱器20
7と中温側熱交換器208とによる作動ガス流路により
連通されている。高温側熱交換器206には加熱手段2
09が併設されている。
【0003】また、第2のガス作動装置201は、往復
動されるディスプレーサー210により作動ガスで満た
された内部が低温室211と中温室212とに区画され
た低温シリンダ213と、この低温シリンダ213の低
温室211と中温室212とを、低温室211側から中
温室212側に順に連設した低温側熱交換器214と蓄
冷器215と中温側熱交換器216とによる作動ガス流
路により連通させている。
【0004】第1と第2のガス作動装置200,201
の中温室204,212は、各ガス流路の末端に設けら
れた連通部により相互に連通している。高温シリンダ2
05と低温シリンダ213とは概ね直角を成して基部に
おいて結合され、その結合部分にはクランク機構部21
7が組み込まれ、これにより高温側と低温側の各ディス
プレーサー202,210がある位相差をもって往復動
するように構成されている。
【0005】上記した従来の熱駆動型ヒートポンプ装置
は、いずれも外燃機関に属するスターリングエンジンと
同様にブルマイアサイクルを利用した基本構造を持ち、
高温側熱交換器206で強制的に作動ガスを加熱する外
部加熱方式により、低温側熱交換器214から低温の熱
輸送媒体を、中温側熱交換器208,216から中温の
熱輸送媒体をそれぞれ取り出して、低温の熱輸送媒体を
冷房に、中温の熱輸送媒体を暖房に利用するようにした
ものである。
【0006】こうした熱駆動型ヒートポンプ装置は一般
に冷暖房能力の調整がし難いものであるが、この点を克
服する工夫が特開平4ー240359号公報に示されて
いるものではなされている。即ち、図5に示すようにヒ
ートポンプ装置本体の高温シリンダ205側の中温側熱
交換器208と低温シリンダ213側の低温側熱交換器
214とを、室内側熱交換器218と室外側熱交換器2
19とに交互に切換え接続するように、複数の切換弁2
20,221が設けられた熱輸送媒体の流路系が構成さ
れている。室外側熱交換器219にはその送風機222
を制御する送風制御装置223が設けられている。
【0007】上記構成によれば、冷房運転時には切換弁
220,221で低温側熱交換器214と室内側熱交換
器218とを結ぶ閉サイクルと、中温側熱交換器208
と室外側熱交換器219とを結ぶ閉サイクルとが形成さ
れ、室内側熱交換器218で低温の熱輸送媒体の熱を室
内へ放出して冷房するとともに、室外側熱交換器219
で中温の熱輸送媒体の熱を室外へ排出させることができ
る。また暖房運転時には、切換弁220,221を切り
換えて、室内側熱交換器218で中温の熱輸送媒体の熱
を室内へ放出して暖房するとともに、室外側熱交換器2
19で低温の熱輸送媒体の熱を室外へ排出させることが
できる。冷暖房能力の制御は、送風制御装置223によ
り室外側熱交換器219の送風機222のモータへの供
給電圧のレベルや周波数を調整することにより行なわれ
る。即ち、送風機222による送風量を調節することに
より、熱輸送媒体を加熱又は冷却する風量が変化し、冷
暖房能力がこれにより調節できることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に熱駆動型ヒート
ポンプ装置では、暖房運転時には室外側熱交換器219
により外気から熱を汲み上げるヒートポンプ動作を行な
うため、外気温度より低い温度の熱輸送媒体を室外側熱
交換器219に循環させるが、上述したような従来の熱
駆動型ヒートポンプ装置にあっては、外気温度が低い場
合には室外側熱交換器219を循環する流路系の熱輸送
媒体が凍結し、流路系自体や当該流路系の低温側熱交換
器214などが破損する恐れがあり、熱輸送媒体として
の水に不凍液を混入して凍結を防いでいる。しかしなが
ら、寒冷地では不凍液の濃度をかなり高くしないと凍結
を回避することはできない。
【0009】一方、不凍液の濃度を高くすると熱輸送媒
体としての熱輸送機能が低下する傾向があるうえ、熱輸
送媒体の粘性も上がるため流路系のポンプの能力を大き
くしなくてはならないなど多くの厄介な問題が生じる。
【0010】本発明は上記した従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その課題とするところは不凍液
の作用に頼らずに熱輸送媒体の凍結を回避することであ
り、熱駆動型ヒートポンプ装置の低温環境下での暖房運
転機能を安定なものにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1から請求項3までのいずれの発明も、シリン
ダとこの中を往復動するディスプレーサー及び熱交換器
をそれぞれ備えた第1と第2のガス作動装置を有するヒ
ートポンプ装置本体と、このヒートポンプ装置本体から
冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の流路系とを備
えた熱駆動型ヒートポンプ装置における流路系の構成に
より熱輸送媒体の凍結を防ぐようにしたものである。即
ち、暖房用の流路系についてヒートポンプ動作を行なう
流路系に、外気温度が低い時には外気からの採熱をしな
いような経路で熱輸送媒体を流すとともに、暖房用の熱
を放熱させるための流路系を循環している高温の熱輸送
媒体を低温側熱交換器に流入させる手段を採用する。
【0012】
【作用】請求項1から請求項3までにかかる前記手段に
おいては、通常の暖房運転では暖房用の熱を放熱させる
ための流路系には、ヒートポンプ装置本体から高温の熱
輸送媒体が循環し、ヒートポンプ動作を行なう流路系に
は、ヒートポンプ装置本体から低温の熱輸送媒体が循環
し、外気から熱を汲み上げることができ、外気温度が低
い時には、ヒートポンプ動作を行なう流路系に対して、
外気からの採熱をしないような経路で熱輸送媒体を流し
てヒートポンプ動作を停止させるとともに、暖房用の熱
を放熱させるための流路系を循環している高温の熱輸送
媒体を利用して凍結温度以上の温度の熱輸送媒体を低温
側熱交換器に循環させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 実施例1.図1はこの発明の一実施例としての熱駆動型
ヒートポンプ装置のヒートポンプ本体の構成を示した断
面図である。始めにこの図1に基づいてその構成につい
て説明する。図1に示すこの熱駆動型ヒートポンプ装置
のヒートポンプ本体は、第1と第2のガス作動装置1,
2と、これらを動作させるクランク機構部3,4及びス
タータモータ5とを主体として構成され、フレーム6に
コイルスプリングを備えた懸架装置7により弾性的に懸
架されたベース8上に取付けられている。第1のガス作
動装置1と第2のガス作動装置2とは、ベース8上に近
接状態に並立された各クランク機構部3,4の上部にそ
れぞれ設けられ、各クランク機構部3,4間の中央部に
各クランク機構部3,4の初期動作のための単一のスタ
ータモータ5が配置されている。
【0014】第1のガス作動装置1は高温側シリンダ9
と、この高温側シリンダ9内を往復動する高温側ディス
プレーサー10を備えている。高温側シリンダ9にはヘ
リウムガス等の作動ガスが充填され、高温側ディスプレ
ーサー10はこの高温側シリンダ9内をシリンダヘッド
側の高温空間11と、クランク機構部3側の高温側中温
空間12とに区画している。高温側シリンダ9の下端は
クランク機構部3の外殻を構成しているクランクケース
13の上端に連結され、クランクケース13内のクラン
ク室上部に嵌装されたロッドシール部14により高温側
シリンダ9の高温側中温空間12とクランク室との気密
が保持される。
【0015】高温側シリンダ9の高温空間11と高温側
中温空間12とは、高温空間11側から高温側中温空間
12側に順に連設したヒータ管15と蓄熱再生器16と
高温側中温部熱交換器17とによるガス流路により連通
されている。ヒータ管15は、高温側シリンダ9のシリ
ンダヘッドに複数本角状に並列配管され、高温側シリン
ダ9の上部側にキャップ状に被冠装着された燃焼装置1
8の燃焼室19にそれぞれ配設されている。これらのヒ
ータ管15の一端は高温空間11にそれぞれ臨み、他端
は蓄熱再生器16に連絡している。
【0016】蓄熱再生器16と高温側中温部熱交換器1
7とは高温側シリンダ9の内壁面に形成された凹部に蓄
熱再生器16を上側に、高温側中温部熱交換器17を下
側にしてそれぞれ高温側シリンダ9に同軸状に組付けら
れ、それらの内周側は、高温側シリンダ9における高温
側ディスプレーサー10との摺動面を形成するライナに
より被覆されている。
【0017】第2のガス作動装置2も低温側シリンダ2
0と、この低温側シリンダ20内を往復動する低温側デ
ィスプレーサー21を備えている。低温側シリンダ20
にもヘリウムガス等の作動ガスが充填され、低温側ディ
スプレーサー21はこの低温側シリンダ20内をシリン
ダヘッド側の低温空間22と、クランク機構部4側の低
温側中温空間23とに区画している。低温側シリンダ2
0の下端はクランク機構部4の外殻を構成するクランク
ケース24の上端に連結され、クランクケース24内の
クランク室上部に嵌装されたロッドシール部25により
低温側シリンダ20の低温側中温空間23とクランク室
との気密が保持される。
【0018】低温側シリンダ20の低温空間22と低温
側中温空間23とは、低温空間22側から低温側中温空
間23側に順に連設した低温側熱交換器26と再生器2
7と低温側中温部熱交換器28とによるガス流路により
連通されている。低温側熱交換器26と再生器27と低
温側中温部熱交換器28とは低温側シリンダ20の内壁
面に形成された凹部に低温側熱交換器26を上側に、再
生器27を中間に、低温側中温部熱交換器28を下側に
して、それぞれ低温側シリンダ20に同軸状に組付けら
れ、それらの内周側は、低温側シリンダ20における低
温側ディスプレーサー21との摺動面を形成するライナ
により被覆されている。
【0019】第1のガス作動装置1の高温側中温空間1
2と、第2のガス作動装置2の低温側中温空間23と
は、それぞれの底部を形成しているロッドシール部1
4,25に形成した連通孔を経て各クランクケース1
3,24に設けられた接続口に通じ、この接続口同士を
繋いだ外部連通管29により相互に連通している。
【0020】第1のガス作動装置1と第2のガス作動装
置2の高温側ディスプレーサー10と低温側ディスプレ
ーサー21とは、それぞれそれらの下部に設けられたク
ランク機構部3,4により所定の位相差(この実施例で
は90°である)をもって高温側シリンダ9内と低温側
シリンダ20内をそれぞれ往復動する。各クランク機構
部3,4は図1に示すようにほぼ相同の構成で、それら
の間に組付けられた両軸型のスタータモータ5の回転軸
の各端にクランクシャフトが連結されている。
【0021】各クランクシャフトにはクランクケース1
3,24内においてクランクシャフトの回転運動を往復
直線運動に変換するコンロッド30の大径端が枢着され
ている。各コンロッド30の小径端は、クランクケース
13,24の上部側に形成された筒部に摺動可能に組込
まれたクロスヘッドにピンにより連結され、クランクシ
ャフトの一回転により、クロスヘッドが筒部内を上下に
一往復動する。各クロスヘッドの上部と高温側ディスプ
レーサー10及び低温側ディスプレーサー21の下端と
はロッドシール部14,25を貫いて設けた連結ロッド
31,32によりそれぞれ連結され、高温側ディスプレ
ーサー10と低温側ディスプレーサー21はそれらに連
結されたクロスヘッドと同期してそれぞれ高温側シリン
ダ9内と低温側シリンダ20内の上死点と下死点の間を
往復直線動する。各ロッドシール部14,25を貫く連
結ロッド31,32は、ロッドシール部14,25の摺
動面を気密状態で上下動する。
【0022】続いて上記した基本構成の熱駆動型ヒート
ポンプ装置の動作について説明する。燃焼装置18の運
転により燃焼装置18が燃焼を開始すると、燃焼室19
にある各ヒータ管15は通常400℃〜800℃に加熱
され、高温側中温部熱交換器17と低温側中温部熱交換
器28とはそれぞれ35℃〜80℃になり、スタータモ
ータ5の駆動により起動する。スタータモータ5の駆動
とともに各クランク機構部3,4により、高温側ディス
プレーサー10は高温側シリンダ9内を、低温側ディス
プレーサー21は低温側シリンダ20内をそれぞれ90
°の位相差をもって往復動を始める。
【0023】作動ガスは、第1のガス作動装置1では高
温側ディスプレーサー10の動きにより高温空間11か
らヒータ管15、蓄熱再生器16、高温側中温部熱交換
器17を経て高温側中温空間12に至る順の移動と、こ
の逆順での移動を交互に繰り返し、第2のガス作動装置
2では低温側ディスプレーサー21の動きにより低温空
間22から低温側熱交換器26、再生器27、低温側中
温部熱交換器28を経て低温側中温空間23に至る順の
移動と、この逆順での移動を交互に繰り返す。この間、
作動ガスの作動空間の体積は一定であり、作動ガスの温
度と圧力とが変化する。作動ガスの圧力の変化は、第1
のガス作動装置1と第2のガス作動装置2とは外部連通
管29で連通しているため瞬時に伝わり、圧力は全作動
空間において一様になる。
【0024】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサー10が上死点にある時、蓄熱再生器16は高温の
作動ガスの通過により加熱され蓄熱されている。高温空
間11は容積がない状態であり、高温側中温空間12に
移動した作動ガスは低温側シリンダ20の作用を受けて
圧力が上がり発熱し、高温側中温部熱交換器17により
放熱される。この状態は熱的プロセスとしては等温圧縮
である。この時、第2のガス作動装置2の低温側ディス
プレーサー21は、シリンダヘッド側への移動途中にあ
り、作動ガスは低温空間22から低温側中温空間23へ
移動している。再生器27は低温空間22からの低温ガ
スに熱を奪われその蓄熱量が減少していく。再生器27
からの受熱により加熱されて低温側中温空間23へ移動
する作動ガスにより、低温側シリンダ20内の作動ガス
の平均温度が上昇し、圧力が上昇する。この状態は熱的
プロセスとしては等容加熱(体積一定の状態変化)であ
る。
【0025】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサー10が上死点から下降途中になると、作動ガスは
高温側中温空間12から高温空間11へ移動する。蓄熱
再生器16は高温側中温空間12からの作動ガスに熱を
奪われその蓄熱量が減少していく。蓄熱再生器16から
の受熱により加熱されて高温空間11へ移動する作動ガ
スにより、高温側シリンダ9内の作動ガスの平均温度が
上昇し、圧力が上昇する。この状態は熱的プロセスとし
ては等容加熱である。この時、第2のガス作動装置2の
低温側ディスプレーサー21は上死点になり、再生器2
7は低温の作動ガスの通過により冷却され蓄冷されてい
る。低温空間22は容積がない状態であり、低温側中温
空間23に移動した作動ガスは高温側シリンダ9の作用
を受けて圧力が上がり発熱し、低温側中温部熱交換器2
8により放熱される。この状態は熱的プロセスとしては
等温圧縮である。
【0026】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサー10が下死点になると、作動ガスは高温側中温空
間12から高温空間11へ移動する。蓄熱再生器16は
高温側中温空間12からの作動ガスに熱を奪われその蓄
熱量はほぼ無くなっている。高温空間11の容積は最大
の状態にあり、蓄熱再生器16からの受熱により加熱さ
れ高温空間11に移動した作動ガスは低温側シリンダ2
0の作用を受けて圧力が下がり膨張して放熱するが、ヒ
ータ管15を通じて燃焼装置18から吸熱するので、熱
的プロセスとしては等温膨張となる。この時、第2のガ
ス作動装置2の低温側ディスプレーサー21は上死点か
ら下降途中になっていて、作動ガスは低温側中温空間2
3から低温空間22へ再生器27により冷却されて移動
していく。再生器27により冷却されて低温空間22へ
移動する作動ガスにより、低温側シリンダ20内の作動
ガスの平均温度が上昇し、圧力が上昇する。この状態は
熱的プロセスとしては等容冷却である。
【0027】第1のガス作動装置1の高温側ディスプレ
ーサー10が下死点からシリンダヘッド側への移動途中
になると、作動ガスは高温空間11から高温側中温空間
12へ移動している。蓄熱再生器16は高温空間11か
らの高温の作動ガスによりその蓄熱量を増加させてい
く。蓄熱再生器16により冷却されて高温側中温空間1
2へ移動する作動ガスにより、高温側シリンダ9内の作
動ガスの平均温度が下降し、圧力が減少する。この状態
は熱的プロセスとしては等容冷却である。この時、第2
のガス作動装置2の低温側ディスプレーサー21は下降
していき下死点になる。低温側ディスプレーサー21が
下死点になると、作動ガスは低温側中温空間23から低
温空間22へ再生器27に冷却されて移動している。低
温空間22の容積は最大の状態にあり、再生器27によ
り冷却され低温空間22に移動した作動ガスは高温側シ
リンダ9の作用を受けて圧力が下がり膨張して放熱する
が、低温側熱交換器26により吸熱されるので熱的プロ
セスとしては等温膨張となる。
【0028】上記したサイクルが繰り返されて、高温側
中温部熱交換器17と低温側中温部熱交換器28とから
暖房出力が、低温側熱交換器26から冷房出力がそれぞ
れ得られる。上記サイクルは、初期運転をスタータモー
タ5により起こせば、その後はスタータモータ5の動力
を必要とすることなく自立的な運転が可能である。
【0029】この実施例の熱駆動型ヒートポンプ装置の
特徴は、冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の流路
系の構成にある。その回路構成を示した図2により以下
においてその説明をする。暖房用には第1と第2の流路
系33,34があり、そのうちの第1の流路系33は、
高温側中温部熱交換器17、ポンプ35、第1の三方切
換弁36、室内に設置される室内側熱交換器37、第2
の三方切換弁38、低温側中温部熱交換器28を経て高
温側中温部熱交換器17に戻る一連の回路として構成さ
れ、ポンプ35により熱輸送媒体(不凍液を混入した
水)が循環される。第2の流路系34は、低温側熱交換
器26、ポンプ39、第3の三方切換弁40、室外に設
置される室外側熱交換器41、第4の三方切換弁42を
経て低温側熱交換器26に戻る一連の回路として構成さ
れ、ポンプ39により熱輸送媒体(不凍液を混入した
水)が循環される。通常の暖房運転では第1の流路系3
3と第2の流路系34は相互に独立していてそれらの熱
輸送媒体が混ざり合うことはない。
【0030】冷房用には、第3と第4の流路系43,4
4があり、そのうちの第3の流路系43は、高温側中温
部熱交換器17、第1の三方切換弁36、室外側熱交換
器41、第2の三方切換弁38、低温側中温部熱交換器
28を経て高温側中温部熱交換器17に戻る一連の回路
として構成され、第1の流路系33のポンプ35により
熱輸送媒体(不凍液を混入した水)が循環される。第4
の流路系44は、低温側熱交換器26、第3の三方切換
弁40、室内側熱交換器37、第4の三方切換弁42を
経て低温側熱交換器26に戻る一連の回路として構成さ
れ、第2の流路系34のポンプ39により熱輸送媒体
(不凍液を混入した水)が循環される。冷房運転におい
て第3の流路系43と第4の流路系44は相互に独立し
ていてそれらの熱輸送媒体が混ざり合うことはない。
【0031】第3の流路系43は第1の流路系33から
第1の三方切換弁36を経て、第2の流路系34の室外
側熱交換器41の上流部に連絡し、室外側熱交換器41
の下流部で分岐して第2の三方切換弁38に連絡してい
る。また、第4の流路系44は第3の三方切換弁40を
経て第1の流路系33の室内側熱交換器37の上流側に
おいて合流部45として連絡し、室内側熱交換器37の
下流側において第1の流路系33と分流部46として分
岐している。
【0032】この実施例のものは、第1、第2、第3、
第4の各三方切換弁36,38,40,42を切り換
え、第1の流路系33と第2の流路系34に図2に実線
の矢印で示す熱輸送媒体の流れを形成することにより、
高温側中温部熱交換器17と低温側中温部熱交換器28
からの熱による暖房が室内側熱交換器37により行なわ
れる。この時、第2の流路系34は室外側熱交換器41
により外気の熱を汲み上げるヒートポンプ動作を行なっ
ている。従って、外気温度より低い温度の熱輸送媒体を
室外側熱交換器41に循環させている。
【0033】冷房は、第1、第2、第3、第4の各三方
切換弁36,38,40,42を切り換え、第3の流路
系43と第4の流路系44に図2に破線の矢印で示す熱
輸送媒体の流れを形成することにより行なわれる。冷暖
房能力は、燃焼装置18の燃焼量の制御等により調整さ
れる。
【0034】暖房運転時において、外気温度がかなり低
い場合には室外側熱交換器41を循環する第2の流路系
34の熱輸送媒体は、外気温度以下になって吸熱するた
め、第2のガス作動装置2の低温側熱交換器26を循環
する熱輸送媒体が凍結温度以下になり凍結し、運転不能
や装置の破損を招く恐れがある。このような場合には、
第2の流路系34の第3の三方切換弁40と第4の三方
切換弁42が、制御装置(図示しない)によりともに冷
房側へ切換えられる。これにより、第1の流路系33と
第4の流路系44を熱輸送媒体が循環することになる。
即ち、室外側熱交換器41を経ずに合流部45に低温側
熱交換器26からの熱輸送媒体が第1の流路系33に流
れ込み、第1の流路系33を循環している高温の熱輸送
媒体に混入する。この後は分流部46で分流して一方は
第1の流路系33に、もう一方は第4の流路系44に流
れていく。従って、ヒートポンプ動作は停止し、第1の
ガス作動装置1の燃焼装置18による熱効率により暖房
運転が行なわれることになる。そして、高温の熱輸送媒
体と混合した凍結温度以上の温度の熱輸送媒体が低温側
熱交換器26に流れるため、低温側熱交換器26の凍結
が不凍液の作用に頼ることなく回避される。つまり、三
方切換弁40,42の切換え操作だけで熱駆動型ヒート
ポンプ装置の低温環境下での暖房運転機能を安定させる
ことができる。
【0035】実施例2.この実施例2は上述した実施例
1の流路系に二つの連絡流路を設け、実施例1のものと
同様の凍結防止効果を得ようとするものであり、連絡流
路にかかる構成以外の構成及び機能は実施例1で示した
ものと同じである。従って、実施例1のものと同じ部分
は実施例1のものと同じ符号を用い、その説明は省略す
る。
【0036】この実施例2の熱駆動型ヒートポンプ装置
は、図3に示すように実施例1により示した第1の流路
系33の室内側熱交換器37に対して往き側となるポン
プ35と第1の三方切換弁36との中間部分と、第2の
流路系34の室外側熱交換器41に対して戻り側となる
低温側熱交換器26の前段部分とを二方弁47による開
閉手段を含む第1の連絡流路48で連絡させ、さらに第
1の流路系33の室内側熱交換器37に対して戻り側と
なる第2の三方切換弁38と低温側中温部熱交換器28
との中間部分と、第2の流路系34の室外側熱交換器4
1に対して往き側となるポンプ39の直前部分とを二方
弁49による開閉手段を含む第2の連絡流路50で連絡
させたものである。第2の流路系34の第1の連絡流路
48との連絡部分の上流部には二方弁51による開閉手
段が設けられ、第2の流路系34の第2の連絡流路50
との連絡部分の下流部にも二方弁52による開閉手段が
設けられている。これ以外の構成は実施例1のものと同
じであり、その説明は省略する。
【0037】この実施例2では、暖房運転時において外
気温度が低い時には第1と第2の連絡流路48,50の
各二方弁47,49が開弁され、第2の流路系34に設
けられた各二方弁51,52が閉弁され、第2の流路系
34のポンプ39も停止される。これにより、低温側熱
交器26には第1の連絡流路48から第1の流路系33
の熱輸送媒体が流れ込み、第2の連絡流路50により第
1の流路系33へ戻されることになる。従って、実施例
1のものと同様に第2の流路系34によるヒートポンプ
動作は停止するが、凍結温度以上の温度の熱輸送媒体が
低温側熱交換器26に流れるため、低温側熱交換器26
の凍結は不凍液の作用に頼ることなく回避される。つま
り、二方弁47,49,51,52の切換え操作だけで
熱駆動型ヒートポンプ装置の低温環境下での暖房運転機
能を安定させることができる。
【0038】実施例3.この実施例3は上述した実施例
1の流路系に一つの連絡流路を設け、実施例1のものと
同様の凍結防止効果を得ようとするものであり、その連
絡流路にかかる構成以外の構成及び機能は実施例1で示
したものと同じである。従って、実施例1のものと同じ
部分は実施例1のものと同じ符号を用い、その説明は省
略する。
【0039】この実施例3の熱駆動型ヒートポンプ装置
は、図4に示すように実施例1により示した第1の流路
系33の室内側熱交換器37に対して戻り側となる第2
の三方切換弁38と低温側中温部熱交換素器28との中
間部分と、第2の流路系34の室外側熱交換器41に対
して往き側となる低温側熱交換器26とポンプ39との
中間部分とを二方弁53による開閉手段を含む連絡流路
54で連絡させたものである。第1の流路系33の連絡
流路54との連絡部分の上流部には二方弁55による開
閉手段が設けられ、第2の流路系34の連絡流路54と
の連絡部分の下流部にも二方弁56による開閉手段が設
けられている。これ以外の構成は実施例1のものと同じ
でありその説明は省略する。
【0040】この実施例3では、暖房運転時において外
気温度が低い時には連絡流路54の二方弁53が開弁さ
れ、第1と第2の流路系33,34に設けられた各二方
弁55,56が閉弁され、第4の三方切換弁42が冷房
側へ切換えられ、当該流路系44のポンプ39も停止さ
れる。これにより、低温側熱交器26には、第1の流路
系33からの熱輸送媒体が分流部46を経て第4の三方
切換弁42から流れ込みむことになる。この熱輸送媒体
は低温側熱交換器26を出て連絡流路54を経て第1の
流路系33へ戻り、高温側中温部熱交換器17へ至る。
従って、実施例1のものと同様に第2の流路系34によ
るヒートポンプ動作は停止するが、凍結温度以上の温度
の熱輸送媒体が低温側熱交換器26に流れるため、低温
側熱交換器26の凍結は不凍液の作用に頼ることなく回
避される。つまり、二方弁53,55,56の切換えと
三方切換弁42の切換え操作だけで熱駆動型ヒートポン
プ装置の低温環境下での暖房運転機能を安定させること
ができ、実施例2のものより簡素な構成で同等の機能が
得られる。
【0041】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに請求項1から請求項3までの発明によれば、通常の
暖房運転では暖房用の熱を放熱させるための流路系に
は、ヒートポンプ装置本体から高温の熱輸送媒体が循環
し、ヒートポンプ動作を行なう流路系には、ヒートポン
プ装置本体から低温の熱輸送媒体が循環し、外気から熱
を汲み上げることができ、外気温度が低い時には、ヒー
トポンプ動作を行なう流路系に対して、外気からの採熱
をしないような経路で熱輸送媒体を流してヒートポンプ
動作を停止するとともに、暖房用の熱を放熱させるため
の流路系を循環している高温の熱輸送媒体を利用して凍
結温度以上の温度の熱輸送媒体を循環させることがで
き、不凍液の作用に頼ることなく低温側熱交換器の凍結
を回避することができる。従って、熱駆動型ヒートポン
プ装置の低温環境下での暖房運転機能を安定したものと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す熱駆動型ヒートポンプ
装置の断面図である。
【図2】この発明の実施例1の熱駆動型ヒートポンプ装
置の流路系の回路構成を示す構成図である。
【図3】この発明の実施例2の熱駆動型ヒートポンプ装
置の流路系の回路構成を示す構成図である。
【図4】この発明の実施例3の熱駆動型ヒートポンプ装
置の流路系の回路構成を示す構成図である。
【図5】従来の熱駆動型ヒートポンプ装置における流路
系の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 第1のガス作動装置 2 第2のガス作動装置 3 クランク機構部 4 クランク機構部 5 スタータモータ 9 高温側シリンダ 10 高温側ディスプレーサー 11 高温空間 12 高温側中温空間 13 クランクケース 15 ヒータ管 16 蓄熱再生器 17 高温側中温部熱交換器 20 低温側シリンダ 21 低温側ディスプレーサー 22 低温空間 23 低温側中温空間 24 クランクケース 26 低温側熱交換器 27 再生器 28 低温側中温部熱交換器 29 外部連通管 33 第1の流路系 34 第2の流路系 35 ポンプ 36 第1の三方切換弁 37 室内側熱交換器 38 第2の三方切換弁 39 ポンプ 40 第3の三方切換弁 41 室外側熱交換器 42 第4の三方切換弁 43 第3の流路系 44 第4の流路系 45 合流部 46 分流部 47 二方弁 48 第1の連絡流路 49 二方弁 50 第2の連絡流路 51 二方弁 52 二方弁 53 二方弁 54 連絡流路 55 二方弁 56 二方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥羽 正裕 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 野沢 栄治 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 菅波 拓也 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復動するディスプレーサーにより作動
    ガスで満たされた内部が高温空間と中温空間とに区画さ
    れたシリンダの上記高温空間と中温空間とを、上記高温
    空間側から中温空間側に順に連設したヒータ管と蓄熱再
    生器と熱交換器とによるガス流路により連通させた第1
    のガス作動装置と、往復動するディスプレーサーにより
    作動ガスで満たされた内部が低温空間と中温空間とに区
    画されたシリンダの上記低温空間と中温空間とを、上記
    低温空間側から中温空間側に順に連設した低温側熱交換
    器と再生器と熱交換器とによるガス流路により連通させ
    た第2のガス作動装置と、上記第1と第2のガス作動装
    置の各ガス流路を、それらの中温空間側において相互に
    連通させる連通部と、上記各ディスプレーサーをある位
    相差をもって往復動させるクランク機構部とを備えたヒ
    ートポンプ装置本体と、このヒートポンプ装置本体から
    冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の流路系とを備
    え、上記流路系は、上記第1のガス作動装置の上記熱交
    換器、室内に設置される室内側熱交換器、上記第2のガ
    ス作動装置の上記熱交換器を巡り、上記第1のガス作動
    装置の上記熱交換器に戻るポンプを含む第1の流路系
    と、上記第2のガス作動装置の上記低温側熱交換器、室
    外に設置される室外側熱交換器を巡り、上記第2のガス
    作動装置の上記低温側熱交換器に戻るポンプを含む第2
    の流路系と、上記第1のガス作動装置の上記熱交換器、
    上記室外側熱交換器を巡り、上記第2のガス作動装置の
    上記熱交換器を巡り、上記第1のガス作動装置の上記熱
    交換器に戻る、上記第1の流路系に対して切換弁により
    切換えられる第3の流路系と、上記第2のガス作動装置
    の上記低温側熱交換器、上記室内側熱交換器を巡り、上
    記第2のガス作動装置の上記低温側熱交換器に戻る、上
    記第2の流路系に対して切換弁により切換えられる第4
    の流路系とからなり、上記第1の流路系と上記第4の流
    路系とを上記室内側熱交換器の上流側に合流部を持ち、
    下流側に分流部を持つように接続し、外気温度が低い時
    には上記第2の流路系の切換弁の切換えにより、上記第
    2の流路系の熱輸送媒体が、上記低温側熱交換器から上
    記第1の流路系に上記合流部において合流し、上記分流
    部で分流して上記室外側熱交換器を経ずに上記低温側熱
    交換器に戻る経路で流れるように構成したことを特徴と
    する熱駆動型ヒートポンプ装置。
  2. 【請求項2】 往復動するディスプレーサーにより作動
    ガスで満たされた内部が高温空間と中温空間とに区画さ
    れたシリンダの上記高温空間と中温空間とを、上記高温
    空間側から中温空間側に順に連設したヒータ管と蓄熱再
    生器と熱交換器とによるガス流路により連通させた第1
    のガス作動装置と、往復動するディスプレーサーにより
    作動ガスで満たされた内部が低温空間と中温空間とに区
    画されたシリンダの上記低温空間と中温空間とを、上記
    低温空間側から中温空間側に順に連設した低温側熱交換
    器と再生器と熱交換器とによるガス流路により連通させ
    た第2のガス作動装置と、上記第1と第2のガス作動装
    置の各ガス流路を、それらの中温空間側において相互に
    連通させる連通部と、上記各ディスプレーサーをある位
    相差をもって往復動させるクランク機構部とを備えたヒ
    ートポンプ装置本体と、このヒートポンプ装置本体から
    冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の流路系とを備
    え、上記流路系は、上記第1のガス作動装置の上記熱交
    換器、室内に設置される室内側熱交換器、上記第2のガ
    ス作動装置の上記熱交換器を巡り、上記第1のガス作動
    装置の上記熱交換器に戻るポンプを含む第1の流路系
    と、上記第2のガス作動装置の上記低温側熱交換器、室
    外に設置される室外側熱交換器を巡り、上記第2のガス
    作動装置の上記低温側熱交換器に戻るポンプを含む第2
    の流路系と、上記第1のガス作動装置の上記熱交換器、
    上記室外側熱交換器を巡り、上記第2のガス作動装置の
    上記熱交換器を巡り、上記第1のガス作動装置の上記熱
    交換器に戻る、上記第1の流路系に対して切換弁により
    切換えられる第3の流路系と、上記第2のガス作動装置
    の上記低温側熱交換器、上記室内側熱交換器を巡り、上
    記第2のガス作動装置の上記低温側熱交換器に戻る、上
    記第2の流路系に対して切換弁により切換えられる第4
    の流路系とからなり、上記第1の流路系の上記室内側熱
    交換器に対して往き側となる部分と上記第2の流路系の
    室外側熱交換器に対して戻り側となる部分とを開閉手段
    を含む第1の連絡流路で連絡させ、上記第1の流路系の
    上記室内側熱交換器に対して戻り側となる部分と上記第
    2の流路系の室外側熱交換器に対して往き側となる部分
    とを開閉手段を含む第2の連絡流路で連絡させ、上記第
    2の流路系の上記第1の連絡流路との連絡部分の上流部
    には開閉手段を設け、上記第2の流路系の上記第2の連
    絡流路との連絡部分の下流部にも開閉手段を設け、外気
    温度が低い時には上記第1と第2の連絡流路により上記
    第1の流路系の熱輸送媒体の一部が、上記室外側熱交換
    器を経ずに上記低温側熱交換器に流れるように構成した
    ことを特徴とする熱駆動型ヒートポンプ装置。
  3. 【請求項3】 往復動するディスプレーサーにより作動
    ガスで満たされた内部が高温空間と中温空間とに区画さ
    れたシリンダの上記高温空間と中温空間とを、上記高温
    空間側から中温空間側に順に連設したヒータ管と蓄熱再
    生器と熱交換器とによるガス流路により連通させた第1
    のガス作動装置と、往復動するディスプレーサーにより
    作動ガスで満たされた内部が低温空間と中温空間とに区
    画されたシリンダの上記低温空間と中温空間とを、上記
    低温空間側から中温空間側に順に連設した低温側熱交換
    器と再生器と熱交換器とによるガス流路により連通させ
    た第2のガス作動装置と、上記第1と第2のガス作動装
    置の各ガス流路を、それらの中温空間側において相互に
    連通させる連通部と、上記各ディスプレーサーをある位
    相差をもって往復動させるクランク機構部とを備えたヒ
    ートポンプ装置本体と、このヒートポンプ装置本体から
    冷暖房出力を取り出すための熱輸送媒体の流路系とを備
    え、上記流路系は、上記第1のガス作動装置の上記熱交
    換器、室内に設置される室内側熱交換器、上記第2のガ
    ス作動装置の上記熱交換器を巡り、上記第1のガス作動
    装置の上記熱交換器に戻るポンプを含む第1の流路系
    と、上記第2のガス作動装置の上記低温側熱交換器、室
    外に設置される室外側熱交換器を巡り、上記第2のガス
    作動装置の上記低温側熱交換器に戻るポンプを含む第2
    の流路系と、上記第1のガス作動装置の上記熱交換器、
    上記室外側熱交換器を巡り、上記第2のガス作動装置の
    上記熱交換器を巡り、上記第1のガス作動装置の上記熱
    交換器に戻る、上記第1の流路系に対して切換弁により
    切換えられる第3の流路系と、上記第2のガス作動装置
    の上記低温側熱交換器、上記室内側熱交換器を巡り、上
    記第2のガス作動装置の上記低温側熱交換器に戻る、上
    記第2の流路系に対して切換弁により切換えられる第4
    の流路系とからなり、上記第1の流路系の上記室内側熱
    交換器に対して戻り側となる部分と上記第2の流路系の
    室外側熱交換器に対して往き側となる部分とを開閉手段
    を含む連絡流路で連絡させ、上記第1の流路系の上記連
    絡流路との連絡部分の上流部には開閉手段を設け、上記
    第2の流路系の上記連絡流路との連絡部分の下流部にも
    開閉手段を設け、外気温度が低い時には上記第1の流路
    系の熱輸送媒体を、上記室外側熱交換器を経ずに上記低
    温側熱交換器に流し、上記連絡流路により第1の流路系
    側へ戻すように構成したことを特徴とする熱駆動型ヒー
    トポンプ装置。
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