JPH0886274A - 可変容量形液圧ポンプ - Google Patents

可変容量形液圧ポンプ

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JPH0886274A
JPH0886274A JP7059125A JP5912595A JPH0886274A JP H0886274 A JPH0886274 A JP H0886274A JP 7059125 A JP7059125 A JP 7059125A JP 5912595 A JP5912595 A JP 5912595A JP H0886274 A JPH0886274 A JP H0886274A
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discharge
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urging
valve body
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Katsuhisa Yamaguchi
勝久 山口
Hidenobu Yamaguchi
秀信 山口
Masahiro Furuya
昌弘 古谷
Tadashi Mori
規 森
Takeshi Kojima
武司 小島
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Toyota Motor Corp
Toyooki Kogyo Co Ltd
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Toyota Motor Corp
Toyooki Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中間圧と最大圧との調整が容易な可変容量形液
圧ポンプを得る。 【構成】第1作用室に吐出圧が導入されると第1吐出量
に切り換えられ、第2作用室に吐出圧が導入されると第
2吐出量に切り換えられる可変容量形液圧ポンプにおい
て、調整部材88により付勢力が調整されるばね90の
付勢力と吐出圧とが対向作用して摺動する弁体84を備
え、吐出圧の上昇により弁体84をばね90の付勢力に
抗して摺動して吐出圧が中間圧に達すると吐出通路と第
1作用室とを連通し、吐出圧が更に上昇して最大圧に達
すると吐出通路と第2作用室とを連通する位置に切り換
わる制御弁108を設けた。よって、調整部材88によ
りばね90の付勢力を調整することにより、中間圧と最
大圧とを一定の差圧で調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大流量で低圧力の吐出
状態と、小流量で高圧力の吐出状態とに切り換えること
ができる可変容量形液圧ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、大流量で低圧力の吐出状態
と、小流量で高圧力の吐出状態とに切り換えることがで
きる可変容量形液圧ポンプとして、特公昭60−531
94号公報に記載されているものが知られている。この
可変容量形液圧ポンプは、一端に吐出圧を導入し、この
吐出圧により移動する第1、第2スプールを設け、第1
スプールの他端側には、第1スプールの移動に対抗し低
圧制御時の圧力を設定する第1ばねを、また第2スプー
ルの他端側には、第2スプールの移動に対抗し高圧制御
時の圧力を設定する第2ばねをそれぞれ圧力調整部材を
介して設けている。
【0003】そして、第1及び第2スプールの移動によ
りポンプの吐出孔に連通する第1及び第2制御通路をそ
れぞれ設け、第1制御通路をパイロットプランジャの背
面室に、第2制御通路を操作プランジャの背面室にそれ
ぞれ連通し、吐出圧が所定の中間圧になると、第1ばね
の付勢力に抗して第1スプールが移動して、第1制御通
路を介してパイロットプランジャの背面室に吐出圧を導
入し、斜板の傾きを減少させて吐出量を所定の中間吐出
量に減少させる。また、吐出圧が所定の最大圧になる
と、第2ばねの付勢力に抗して第2スプールを移動し
て、第2制御通路を介して操作プランジャの背面室に吐
出圧を導入し、斜板の傾きを更に減少させて、最小吐出
量にするものが知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来のもので
は、例えば、油圧シリンダによりドリルヘッドが搭載さ
れたテーブルを移動するような場合、大流量で低圧力の
吐出状態でテーブルを高速で移動させ、ドリルによる切
削中には小流量で高圧力の吐出状態として、高推力を得
るようにしている。そして、これらの圧力調整は圧力計
を見たり移動速度等を見ながら、第1ばねの圧力調整部
材を回転させて圧力を調整すると共に、第2ばねの圧力
調整部材を回転させて最大圧を調整していた。
【0005】しかし、例えば、油圧シリンダによる往復
動を何度か繰り返している間に、第1ばねの圧力調整部
材を左右に回転させて中間圧の高低を変更して適切な圧
力となるように調整し、第2ばねの圧力調整部材につい
ても同様にして最大圧を調整する。一方の調整を行って
いるときに、他方の圧力が適切でないと油圧シリンダの
動作が止まってしまうので、両圧力調整部材を交互に調
整しながら、中間圧と最大圧との調整を行わなければな
らず、調整が煩わしいという問題があった。
【0006】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、圧力の調整が容易な可変容量形液圧ポンプ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、変位の調整により吐出量を変える吐出
制御部材を吐出増加方向に付勢する主付勢部材を有する
と共に、第1作用室への吐出圧の導入により摺動して前
記吐出制御部材を前記主付勢部材の付勢力に抗して第1
吐出位置に変位させる第1操作部材と、第2作用室への
吐出圧の導入により摺動して前記吐出制御部材を前記主
付勢部材の付勢力に抗して前記第1吐出位置より吐出量
の小さい第2吐出位置に変位させる第2操作部材とを有
する可変容量形液圧ポンプにおいて、調整部材により付
勢力が調整される付勢部材の付勢力と吐出圧とが対向作
用して摺動する弁体を備え、前記吐出圧の上昇により前
記弁体を前記付勢部材の付勢力に抗して摺動して前記吐
出圧が中間圧に達すると吐出通路と前記第1作用室とを
連通し、前記吐出圧が更に上昇して最大圧に達すると吐
出通路と前記第2作用室とを連通する位置に切り換わる
制御弁を設けたことを特徴とする可変容量形液圧ポンプ
の構成がそれである。
【0008】また、前記調整部材と前記付勢部材とが配
置された中間圧調整部材を前記弁体の摺動方向に移動可
能に設け、前記中間圧調整部材に前記弁体の一端を摺動
可能に、かつ、該一端により前記吐出通路と前記第2作
用室とを連通・遮断可能に挿入した構成としてもよい。
【0009】あるいは、変位の調整により吐出量を変え
る吐出制御部材を吐出増加方向に付勢する主付勢部材を
有すると共に、第1作用室への吐出圧の導入により摺動
して前記吐出制御部材を前記主付勢部材の付勢力に抗し
て第1吐出位置に変位させる第1操作部材と、第2作用
室への吐出圧の導入により摺動して前記吐出制御部材を
前記主付勢部材の付勢力に抗して前記第1吐出位置より
吐出量の小さい第2吐出位置に変位させる第2操作部材
とを有する可変容量形液圧ポンプにおいて、調整部材に
より付勢力が調整される低圧用付勢部材の付勢力と吐出
圧とが対向作用して摺動する低圧用弁体と、前記調整部
材により付勢力が調整される低圧用付勢部材及び高圧用
付勢部材の付勢力と吐出圧とが対向作用して摺動する高
圧用弁体とを備え、前記吐出圧の上昇により前記低圧用
弁体を前記低圧用付勢部材の付勢力に抗して摺動して前
記吐出圧が中間圧に達すると吐出通路と前記第1作用室
とを連通し、前記吐出圧が更に上昇して最大圧に達する
と前記高圧用弁体を前記低圧用付勢部材及び前記高圧用
付勢部材の付勢力に抗して摺動して吐出通路と前記第2
作用室とを連通する位置に切り換わる制御弁を設けたこ
とを特徴とする可変容量形液圧ポンプの構成がそれであ
る。
【0010】
【作用】前記構成を有する可変容量形液圧ポンプは、吐
出圧が中間圧に達すると、制御弁が弁体を付勢部材の付
勢力に抗して摺動させて吐出通路と第1作用室とを連通
し、第1操作部材が第1作用室への吐出圧の導入により
摺動して吐出制御部材を主付勢部材の付勢力に抗して第
1吐出位置に変位させ、吐出量を第1吐出量にする。吐
出圧が最大圧に達すると、制御弁が弁体を付勢部材の付
勢力に抗して摺動させて吐出通路と第2作用室とを連通
し、第2操作部材が第2作用室への吐出圧の導入により
摺動して吐出制御部材を主付勢部材の付勢力に抗して第
2吐出位置に変位させ、吐出量を第2吐出量にする。よ
って、調整部材により付勢部材の付勢力を調整して、差
圧が一定の状態で中間圧と最大圧とを調整できる。
【0011】また、中間圧調整部材を備えたものでは、
中間圧調整部材を移動させて、吐出通路と第1作用室と
が連通する弁体の位置を変更して中間圧の調整のみをも
行うことができる。あるいは、調整部材により付勢力が
調整される低圧用付勢部材及び高圧用付勢部材を備えた
ものでは、吐出圧が中間圧に達すると、制御弁が低圧用
弁体を低圧用付勢部材の付勢力に抗して摺動して吐出通
路と第1作用室とを連通し、第1操作部材が第1作用室
への吐出圧の導入により摺動して吐出制御部材を主付勢
部材の付勢力に抗して第1吐出位置に変位させ、吐出量
を第1吐出量にする。吐出圧が最大圧に達すると、制御
弁が高圧用弁体を低圧用付勢部材及び高圧用付勢部材の
付勢力に抗して摺動して吐出通路と第2作用室とを連通
し、第2操作部材が第2作用室への吐出圧の導入により
摺動して吐出制御部材を主付勢部材の付勢力に抗して第
2吐出位置に変位させ、吐出量を第2吐出量にする。よ
って、調整部材により低圧用付勢部材及び高圧用付勢部
材の付勢力を調整することにより、圧力比が一定の状態
で中間圧と最大圧とを調整できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1に示すように、1はポンプ本体であり、
ポンプ本体1に形成された大径孔2を蓋部材4により閉
塞して、ポンプ室6が形成されている。ポンプ本体1と
蓋部材4とには、ポンプ室6を貫通した回転軸10がベ
アリング7,8を介して回転可能に支持されており、回
転軸10は図示しない駆動源に接続されている。
【0013】ポンプ室6内には、回転軸10に一体回転
可能に嵌着されたシリンダブロック12が配置されてお
り、シリンダブロック12には複数のシリンダ孔14が
軸方向に穿設されている。シリンダ孔14に連接して各
々貫通孔16が穿設されており、各シリンダ孔14に
は、各々ピストン18が摺動可能に挿入されてシリンダ
孔14とピストン18とによりシリンダ室20が形成さ
れている。
【0014】シリンダブロック12と蓋部材4との間に
は、弁板22が設けられており、蓋部材4に形成された
吸入通路24及び吐出通路26と前記貫通孔16とが、
シリンダブロック12の回転に伴って、弁板22に形成
された吸入孔28、吐出孔30を介して連通するように
構成されている。
【0015】一方、各ピストン18の一端に球面接触し
たシュー32が設けられており、シュー32は、リティ
ナ34により支持されて吐出制御部材としての斜板36
に取り付けられた減摩部材38上を摺動するように構成
されている。この斜板36は、ポンプ本体1に揺動可能
に支持されて、変位させることができるように構成され
ている。
【0016】斜板36は、その一端が、ホルダ40を介
して主付勢部材としての主ばね42により斜板36の傾
斜角度が大きくなる方向に付勢されている。また、主ば
ね42に対抗して設けらた第2操作部材44には、軸方
向に有底孔45が形成され、蓋部材4に回転軸10と平
行に立設されたスリーブ46が有底孔45に摺動可能に
挿入されている。
【0017】第2操作部材44の有底孔45とスリーブ
46の先端とにより第2作用室48が形成されており、
第2作用室48には、スリーブ46に穿設された貫通孔
50が連通されている。また、貫通孔50には、貫通孔
50との間に隙間が形成される調整ロッド52が移動可
能に挿入されている。
【0018】蓋部材4には、調整ロッド52と同軸上
に、Oリング54により漏れ止めされて調整ブロック5
6が螺着されており、調整ブロック56に形成された挿
入孔58に一対のOリング60,62により漏れ止めさ
れた第1吐出量調整部材64が螺入されて、第1吐出量
調整部材64を回転させることにより進退させることが
できるように構成されている。また、第1吐出量調整部
材64には、ロックナット66が螺着されて緩み止めが
図られている。
【0019】第1吐出量調整部材64には、軸方向に有
底孔68が穿設されており、この有底孔68には第1操
作部材70が摺動可能に挿入されると共に、第1操作部
材70は、有底孔68に連接された貫通孔71を通っ
て、その先端は、調整ブロック56に形成された貫通孔
69に挿入され、同じく貫通孔69に挿入された調整ロ
ッド52の後端に当接されている。
【0020】また、第1吐出量調整部材64には、最大
吐出量調整部材72が螺入されており、先端が有底孔6
8内に挿入され、第1操作部材70、有底孔68、最大
吐出量調整部材72により第1作用室74が形成されて
いる。第1操作部材70は、有底孔68の底部に当接し
て、先端を突き出す方向の摺動が規制されると共に、最
大吐出量調整部材72の先端に当接して、その先端を引
っ込める方向の摺動が規制されるように構成されてい
る。尚、貫通孔69は、ドレン通路73を介してポンプ
室6に連通されている。
【0021】一方、蓋部材4には、吐出通路26からの
分岐通路75が形成されており、分岐通路75は、図2
に示すように、蓋部材4に形成された摺動孔76に連通
されている。摺動孔76の一端には、プラグ78が螺入
されて閉塞されると共に、他端に連接して収納孔80、
ねじ孔82が形成されている。
【0022】摺動孔76には、弁体84が摺動可能に挿
入されており、分岐通路75から導入される吐出圧が弁
体84に作用して収納孔80側に弁体84を摺動させる
作用力が作用するように構成されている。また、収納孔
80には、ばね受け86が収納されると共に、Oリング
87により漏れ止めされてねじ孔82に螺入された調整
部材88とばね受け86との間に付勢部材としてのばね
90が収納されて、弁体84の先端に当接したばね受け
86を介して弁体84を吐出圧による作用力と対向する
方向に付勢するよう構成されている。
【0023】また、弁体84には、分岐通路75側から
収納孔80側に向かって、第1環状溝92、中間環状溝
94、第2環状溝96が順に形成されており、これに対
応して、低圧側に連通したドレン通路98、スリーブ4
6の貫通孔50に連通した第2接続通路100、低圧側
に連通したドレン通路102、第1作用室74に連通し
た第1接続通路104が、摺動孔76に連通・形成され
ている。そして、弁体84には、後端側から軸方向に、
中間環状溝94に連通した接続通路106が形成されて
いる。
【0024】弁体84が、図2に示すように、ばね90
の付勢力により図右方に押されているときには、第1接
続通路104とドレン通路98とが第1環状溝92を介
して連通し、また、第2接続通路100とドレン通路1
02とが第2環状溝96を介して連通するように構成さ
れている。
【0025】そして、分岐通路75を介して導入される
吐出圧が上昇し、ばね90の付勢力に抗して弁体84を
摺動させると、第1接続通路104と分岐通路75とを
連通させる。一方、このとき、第2接続通路100は、
まだドレン通路102に連通した状態になるように形成
されている。
【0026】そして、吐出圧が更に上昇すると、ばね9
0の付勢力に抗して弁体84が更に摺動され、第2接続
通路100と分岐通路75とが、中間環状溝94、接続
通路106を介して連通されるように構成されている。
尚、本実施例では、弁体84、ばね受け86、調整部材
88、ばね90により制御弁108が構成されている。
【0027】次に、前述した本実施例の可変容量形液圧
ポンプの作動について説明する。まず、吐出通路26か
らの吐出圧がほぼ0のときには、斜板36は、主ばね4
2に付勢されて第2操作部材44、調整ロッド52を介
して第1操作部材70が最大吐出量調整部材72に当接
するまで傾けられる。この第1図に示す状態から、回転
軸10が回転されると、シリンダブロック12と共に各
ピストン18が回転する。
【0028】これにより、各シュー32は減摩部材38
上を摺動し、斜板36の傾斜に応じて各ピストン18が
摺動孔14内を摺動してシリンダ室20の容積が変化し
て、吸入通路24から吸入した作動油を加圧して吐出通
路26から吐出する。このとき、ピストン18のストロ
ークが最大となり吐出量は、図5に示すように、最大吐
出量Qmax となる。この最大吐出量Qmax は、最大吐出
量調整部材72を回転させて進退させることにより、第
2操作部材44、調整ロッド52、第1操作部材70を
介して斜板36の傾斜角度を変更して調整することがで
きる。
【0029】吐出通路26から吐出された作動油は、図
示しない油圧シリンダ等のアクチュエータに供給され、
アクチュエータが駆動されて、図示しないテーブル等を
摺動させる。テーブル等の摺動に伴って、負荷が増加す
ると、吐出圧も増加する。そして、この増加した吐出圧
は、分岐通路75を介して摺動孔76に導入され、弁体
84にばね90の付勢力に抗する方向の作用力が作用す
る。
【0030】吐出圧が中間圧P1 に達すると、中間圧P
1 による作用力が、ばね90の付勢力を上回り、弁体8
4を図2の左方に移動し、分岐通路75と第1接続通路
104とを摺動孔76を介して連通する。このとき、第
2接続通路100は、まだドレン通路102に連通した
状態にある。
【0031】よって、吐出圧が分岐通路75、摺動孔7
6、第1接続通路104を介して第1作用室74に導入
される。導入された吐出圧は、第1操作部材70に作用
し、第1操作部材70が主ばね42の付勢力に抗して、
調整ロッド52、第2操作部材44を介して斜板36の
傾斜角度が小さくなるように揺動させる。
【0032】第1操作部材70は、第1吐出量調整部材
64の有底孔68の底部に当接し、この第1吐出位置で
斜板36の揺動が規制される。それに応じて、ピストン
18のストロークが減少し、図5に示すように、吐出圧
が中間圧P1 を超えると、吐出量が最大吐出量Qmax か
ら第1吐出量Q1 に切り換えられる。
【0033】この第1吐出量Q1 は、第1吐出量調整部
材64を回転させて進退させ、第1操作部材70の突き
出し側の摺動量を変更し、斜板36の変位の調整により
第1吐出位置を変えて調整できる。尚、本実施例では、
第1吐出量調整部材64を回転して進退させると、最大
吐出量調整部材72も共に移動し、最大吐出量と第1吐
出量との差を一定に保った状態で調整することができ
る。
【0034】そして、更に、吐出圧が上昇して、吐出圧
が最大圧Pmax に達すると、弁体84はこの吐出圧の作
用を受けて、ばね90の付勢力に抗して摺動され、分岐
通路75は接続通路106、中間環状溝94を介して第
2接続通路100に連通される。
【0035】よって、第2接続通路100から貫通孔5
0を介して第2作用室48に吐出圧が導入され、第2操
作部材44が吐出圧の作用を受けて、主ばね42の付勢
力に抗して斜板36をほぼ回転軸10と直交する第2吐
出位置に揺動させる。これにより、ピストン18のスト
ロークがほぼ0になり、図5に示すように、吐出量がほ
ぼ0の第2吐出量となる。
【0036】中間圧P1 及び最大圧Pmax は、ばね90
の付勢力に応じており、調整部材88を回転させて進退
させ、ばね90の付勢力を変えて、中間圧P1 と最大圧
Pmax とを変更することができる。調整部材88を回転
させると、ばね90の付勢力は、直線的に変化し、ま
た、分岐通路75と第1接続通路104とが連通した状
態から、分岐通路75と第2接続通路100とが連通し
た状態にまで弁体84が摺動するまでの距離は一定であ
る。即ち、ばね90を弾性変形させるたわみ量が一定で
ある。
【0037】よって、調整部材88によりばね90を弾
性変形させると、中間圧P1 が増加し、最大圧Pmax も
それに応じて増加して、最大圧Pmax と中間圧P1 との
差圧△P(=Pmax −P1 )が、常に一定の状態で変化
する。調整部材88を調整することにより、中間圧P1
と最大圧Pmax との差圧△Pが一定で変化し、中間圧P
1 を調整するだけで最大圧Pmax も中間圧P1 に対して
一定の差圧△Pに調整される。また、制御弁108は弁
体84とばね90が1個でよく、部品点数を削減できて
構成の簡素化が図れる。
【0038】次に、前述した実施例と制御弁108の構
成が異なる第2実施例について、図3によって説明す
る。尚、前述した実施例と同じ部材については、同一番
号を付して、詳細な説明を省略する。以下同様である。
第2実施例の制御弁200では、摺動孔76に連接して
挿入孔201、ねじ孔202が蓋部材4に形成されてお
り、挿入孔201には中間圧調整部材204の挿入軸部
206がOリング208〜210により漏れ止めされて
摺動可能に挿入されている。また、ねじ孔202には、
中間圧調整部材204の雄ねじ部212が螺入されると
共に、雄ねじ部212にはロックナット213が螺着さ
れている。
【0039】中間圧調整部材204には、摺動孔76と
同軸上に摺動孔214が形成されており、この摺動孔2
14に連接して前記収納孔80、ねじ孔82が形成され
ている。そして、摺動孔214には弁体84の一端が、
また摺動孔76には弁体84の他端がそれぞれ摺動可能
に挿入されると共に、収納孔80にはばね受け86、付
勢部材としてのばね90が収納されて、ねじ孔82に
は、調整部材88が螺入されている。
【0040】挿入孔201に、ドレン通路98、第2接
続通路100、ドレン通路102が連通・形成されてお
り、挿入軸部206の外周には、第2接続通路100に
対応して第1連通環状溝216が、ドレン通路102に
対応して第2連通環状溝218がそれぞれ形成されてい
る。そして、第1連通環状溝216と摺動孔214とを
連通する第1連通通路220が形成されると共に、第2
連通環状溝218と摺動孔214とを連通する第2連通
通路222が形成されている。
【0041】弁体84が、図3に示すように、ばね90
の付勢力により図右方に押されているときには、第1接
続通路104とドレン通路98とが第1環状溝92、挿
入孔201、摺動孔76を介して連通されている。ま
た、第2接続通路100とドレン通路102とが第1連
通環状溝216、第1連通通路220、第2環状溝9
6、第2連通通路222、第2連通環状溝218を介し
て連通されている。
【0042】そして、分岐通路75を介して導入される
吐出圧が上昇し、ばね90の付勢力に抗して弁体84を
摺動させると、第1接続通路104と分岐通路75とを
連通させるように構成されており、図3に示すように、
第1接続通路104と分岐通路75とが連通するまで
に、弁体84は移動量a移動する。
【0043】次に、前述した第2実施例の可変容量形液
圧ポンプの作動について説明する。回転軸10が回転さ
れると、吐出圧は分岐通路75を介して摺動孔76に導
入され、弁体84にばね90の付勢力に抗する方向の作
用力が作用する。吐出圧が中間圧P1 に達すると、中間
圧P1 による作用力が、ばね90の付勢力を上回り、弁
体84を図3の左方に移動し、弁体84が移動量a移動
すると、分岐通路75と第1接続通路104とを摺動孔
76を介して連通する。よって、吐出圧が第1作用室7
4に導入され、第1操作部材70に作用して、主ばね4
2の付勢力に抗して斜板36の傾斜角度が小さくなるよ
うに揺動させて、吐出量を最大吐出量Qmax から第1吐
出量Q1 に切り換える。
【0044】弁体84の移動量aは、中間圧調整部材2
04を回転させて図3の右方に移動すると増加し、ばね
90の付勢力に抗して分岐通路75と第1接続通路10
4とを連通する中間圧P1 が高くなる。また、図3の左
方に移動すると、移動量aが減少して、中間圧P1 が低
くなる。
【0045】そして、更に、吐出圧が上昇して、吐出圧
が最大圧Pmax に達すると、弁体84は、ばね90の付
勢力に抗して摺動され、分岐通路75は接続通路10
6、中間環状溝94、第1連通通路220、第1連通環
状溝216を介して第2接続通路100に連通される。
よって、第2接続通路100から第2作用室48に吐出
圧が導入され、第2操作部材44が主ばね42の付勢力
に抗して斜板36を揺動させ、吐出量がほぼ0の第2吐
出量となる。
【0046】この第2実施例の場合でも、調整部材88
によりばね90を弾性変形させると、中間圧P1 が増加
し、最大圧Pmax もそれに応じて増加して、最大圧Pma
x と中間圧P1 との差圧△P(=Pmax −P1 )が、常
に一定の状態で変化する。しかも、中間圧調整部材20
4を回転させて移動すると、弁体84の移動量aが変化
し、図5に破線で示すように、中間圧P1 を調整するこ
ともできる。
【0047】中間圧調整部材204を移動した際に、分
岐通路75と第2接続通路100とが連通する移動量b
は変化しない。即ち、弁体84の一端が摺動孔214内
を摺動し、摺動により連通・遮断される第1連通通路2
20が中間圧調整部材204に形成されているので、中
間圧調整部材204を移動しても移動量bは変化しな
い。よって、中間圧調整部材204を移動しても最大圧
Pmax は変化しないので、圧力調整の自由度が向上す
る。
【0048】次に、前述した実施例と異なる第3実施例
について、図4によって説明する。第3実施例では、前
述した第1実施例と制御弁108の構成が異なり、図4
に示すように、吐出通路26からの分岐通路75が、蓋
部材4に形成された高圧用摺動孔110に連通されてい
る。高圧用摺動孔110の一端には、プラグ112が螺
入されて閉塞されると共に、他端に連接して大径の収納
孔114、ねじ孔116が形成されている。
【0049】高圧用摺動孔110には、高圧用弁体11
8が摺動可能に挿入されており、分岐通路75から導入
される吐出圧が高圧用弁体118に作用して収納孔11
4側に高圧用弁体118を摺動させる作用力が作用する
ように構成されている。また、高圧用摺動孔110に
は、貫通孔50を介して第2作用室48に接続された第
2接続通路100と、低圧側に連通したドレン通路11
9とが連通されている。
【0050】また、収納孔114には、高圧用弁体11
8の先端に当接した大径用ばね受け120が摺動可能に
挿入されており、ねじ孔116には調整部材122が螺
入されている。調整部材122はOリング124,12
6,128により漏れ止めされて収納孔114内に挿入
されている。そして、大径用ばね受け120と調整部材
122との間には高圧用ばね130が介装されると共
に、調整部材122側に設けられた小径用ばね受け13
2と大径用ばね受け120との間に低圧用ばね134が
介装されている。
【0051】一方、調整部材122には、高圧用摺動孔
110と同軸上に収納孔114に開口した低圧用摺動孔
136が穿設されており、低圧用摺動孔136には低圧
用弁体138が摺動可能に挿入されると共に、低圧用弁
体138の先端は第2ばね受け132に当接されてい
る。
【0052】また、調整部材122には、低圧用摺動孔
136と吐出通路26から分岐された分岐通路139と
を連通する接続通路142、及び低圧用摺動孔136と
第1作用室74に連通した第1接続通路104とを連通
する接続通路144が形成されている。更に、分岐通路
139から導入される吐出圧が低圧用弁体138に作用
して収納孔114側に低圧用弁体138を摺動させる作
用力が作用するように構成されている。
【0053】高圧用弁体118には、環状溝140が形
成されており、図4に示すように、高圧用ばね130及
び低圧用ばね134の付勢力により高圧用弁体118が
引き込み側にあるときには、第2接続通路100とドレ
ン通路119とが環状溝140を介して連通され、分岐
通路75から導入される吐出圧が高圧用弁体118に作
用し、その作用力が高圧用ばね130及び低圧用ばね1
34の付勢力を上回ると、高圧用弁体118を摺動させ
て、分岐通路75と第2接続通路100とが連通される
ように構成されている。
【0054】また、高圧用弁体118には、大径用ばね
受け120側の先端に開口すると共に、環状溝140に
開口した接続通路143が形成されており、大径用ばね
受け120には、この接続通路143に連通した貫通孔
145が穿設されている。そして、小径用ばね受け13
2には、この貫通孔145と同軸上に、貫通孔146が
穿設されている。
【0055】低圧用弁体138には、環状溝147が形
成されており、貫通孔146に連通した接続通路148
が環状溝147に連通・形成されている。低圧用弁体1
38が低圧用ばね134の付勢力により図4の状態にあ
るときには、第1接続通路104が、環状溝147、接
続通路148、貫通孔146,145、接続通路14
3、環状溝140を介してドレン通路119に連通する
ように形成されている。
【0056】また、分岐通路139、接続通路142を
介して導入される吐出圧が低圧用弁体138に作用し、
その作用力が低圧用ばね134の付勢力を上回ると、低
圧用弁体138を摺動させて、分岐通路139と第1接
続通路104とを接続通路142,144を介して連通
するように構成されている。尚、本第3実施例では、高
圧用弁体118、大径用ばね受け120、調整部材12
2、高圧用ばね130、小径用ばね受け132、低圧用
ばね134、低圧用弁体138により制御弁150が構
成されている。
【0057】次に前述した第3実施例の作動について説
明する。回転軸10が回転駆動されると、吐出通路26
から作動油を加圧して吐出する。前述したと同様に、吐
出圧が低い状態では、主ばね42の付勢力により、斜板
36は、第2操作部材44、調整ロッド52を介して、
第1操作部材70が最大吐出量調整部材72に当接する
まで傾斜され、その傾斜角度に応じた最大吐出量Qmax
が得られる。
【0058】そして、吐出通路26の吐出圧は、分岐通
路75を介して高圧用弁体118に作用すると共に、分
岐通路139、接続通路142を介して低圧用弁体13
8に作用する。高圧用弁体118には、この作用力に対
抗して、高圧用ばね130と低圧用ばね134との付勢
力が作用しており、低圧用弁体138には、この作用力
に対抗して低圧用ばね134の付勢力が作用する。
【0059】よって、吐出圧が上昇して中間圧P1 に達
すると、低圧用弁体138が低圧用ばね134の付勢力
に抗して摺動されて、分岐通路139と第1接続通路1
04とが、接続通路142,144を介して連通され、
第1作用室74に吐出圧が導入される。
【0060】これにより、第1操作部材70が第1吐出
量調整部材64の有底孔68の底部に当接するまで摺動
されて、斜板36が第1吐出位置に変位され、ピストン
18のストロークが減少して、吐出量が第1吐出量Q1
に減少される。更に、吐出圧が上昇すると、分岐通路7
5を介して導入される吐出圧が高圧用弁体118に作用
して、高圧用ばね130と低圧用ばね134との付勢力
に抗して高圧用弁体118を摺動させる。吐出圧が最大
圧Pmax に達すると、高圧用弁体118が摺動されて、
分岐通路75と第2接続通路100とが連通され、第2
作用室48に吐出圧が導入される。これにより、第2操
作部材44が主ばね42の付勢力に抗して突き出され
て、斜板36を第2吐出位置に変位させ、図5に示すよ
うに、吐出量をほぼ0の第2吐出量とする。
【0061】前述したように、中間圧P1 は低圧用ばね
134の付勢力に対応しており、最大圧Pmax は高圧用
ばね130と低圧用ばね134との付勢力に対応してい
る。また、調整部材122を回転させることにより、調
整部材122が進退し、高圧用ばね130及び低圧用ば
ね134の付勢力が共に変化する。
【0062】これにより、高圧用ばね130と低圧用ば
ね134との付勢力は、共に直線的に変化し、中間圧P
1 は、低圧用ばね134の付勢力の増減に応じて変化
し、最大圧Pmax は、高圧用ばね130と低圧用ばね1
34との両付勢力の増減に応じて変化する。
【0063】また、高圧用弁体118が分岐通路75と
第2接続通路100とを連通するまでに摺動する距離
と、低圧用弁体138が分岐通路139と第1接続通路
104とを連通するまでに摺動する距離とは、共に一定
である。従って、両付勢力を変更することにより、最大
圧Pmax と中間圧P1 との比(Pmax /P1 )が一定で
変化する。これにより、調整部材122を調整すること
により、最大圧Pmax は最大圧Pmax と中間圧P1 との
比(Pmax /P1 )が一定で変化し、中間圧P1を調整
するだけで最大圧Pmax も中間圧P1 に対して一定の比
(Pmax /P1 )で変化し、調整が容易となる。
【0064】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、吐出制御部材はベーンポンプのリン
グであっても同様に実施可能であり、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の可変容量形
液圧ポンプは、一つの調整部材を調整するだけで、請求
項1記載の発明では、中間圧と最大圧との差圧が一定の
状態で中間圧と最大圧とを調整することができ、請求項
2記載の発明では、中間圧調整部材により中間圧のみを
調整できると共に、調整部材により中間圧と最大圧との
差圧が一定の状態で中間圧と最大圧とを調整することが
でき、また、請求項3記載の発明では、最大圧と中間圧
との比が一定の状態で中間圧と最大圧とを調整すること
ができ、中間圧と最大圧との調整が容易となるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての可変容量形液圧ポン
プの断面図である。
【図2】第1実施例における制御弁の図1のAA拡大断
面図である。
【図3】第2実施例における制御弁の図1のAA拡大断
面図である。
【図4】第3実施例における制御弁の図1のAA拡大断
面図である。
【図5】本実施例の吐出量と吐出圧との関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1…ポンプ本体 10…回転軸 24
…吸入通路 26…吐出通路 36…斜板 44
…第2操作部材 48…第2作用室 64…第1吐出量調整部材 70…第1操作部材 72…最大吐出量調整部材 74…第1作用室 75…分岐通路 7
6,214…摺動孔 84…弁体 88,122…調整部材 108,150,200…制御弁 11
8…高圧用弁体 138…低圧用弁体 206…中間圧調整部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古谷 昌弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 森 規 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小島 武司 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変位の調整により吐出量を変える吐出制
    御部材を吐出増加方向に付勢する主付勢部材を有すると
    共に、 第1作用室への吐出圧の導入により摺動して前記吐出制
    御部材を前記主付勢部材の付勢力に抗して第1吐出位置
    に変位させる第1操作部材と、 第2作用室への吐出圧の導入により摺動して前記吐出制
    御部材を前記主付勢部材の付勢力に抗して前記第1吐出
    位置より吐出量の小さい第2吐出位置に変位させる第2
    操作部材とを有する可変容量形液圧ポンプにおいて、 調整部材により付勢力が調整される付勢部材の付勢力と
    吐出圧とが対向作用して摺動する弁体を備え、前記吐出
    圧の上昇により前記弁体を前記付勢部材の付勢力に抗し
    て摺動して前記吐出圧が中間圧に達すると吐出通路と前
    記第1作用室とを連通し、前記吐出圧が更に上昇して最
    大圧に達すると吐出通路と前記第2作用室とを連通する
    位置に切り換わる制御弁を設けたことを特徴とする可変
    容量形液圧ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記調整部材と前記付勢部材とが配置さ
    れた中間圧調整部材を前記弁体の摺動方向に移動可能に
    設け、前記中間圧調整部材に前記弁体の一端を摺動可能
    に、かつ、該一端により前記吐出通路と前記第2作用室
    とを連通・遮断可能に挿入したことを特徴とする請求項
    1記載の可変容量形液圧ポンプ。
  3. 【請求項3】 変位の調整により吐出量を変える吐出制
    御部材を吐出増加方向に付勢する主付勢部材を有すると
    共に、 第1作用室への吐出圧の導入により摺動して前記吐出制
    御部材を前記主付勢部材の付勢力に抗して第1吐出位置
    に変位させる第1操作部材と、 第2作用室への吐出圧の導入により摺動して前記吐出制
    御部材を前記主付勢部材の付勢力に抗して前記第1吐出
    位置より吐出量の小さい第2吐出位置に変位させる第2
    操作部材とを有する可変容量形液圧ポンプにおいて、 調整部材により付勢力が調整される低圧用付勢部材の付
    勢力と吐出圧とが対向作用して摺動する低圧用弁体と、 前記調整部材により付勢力が調整される低圧用付勢部材
    及び高圧用付勢部材の付勢力と吐出圧とが対向作用して
    摺動する高圧用弁体とを備え、 前記吐出圧の上昇により前記低圧用弁体を前記低圧用付
    勢部材の付勢力に抗して摺動して前記吐出圧が中間圧に
    達すると吐出通路と前記第1作用室とを連通し、前記吐
    出圧が更に上昇して最大圧に達すると前記高圧用弁体を
    前記低圧用付勢部材及び前記高圧用付勢部材の付勢力に
    抗して摺動して吐出通路と前記第2作用室とを連通する
    位置に切り換わる制御弁を設けたことを特徴とする可変
    容量形液圧ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019196389A1 (zh) * 2018-04-09 2019-10-17 上海海压特智能科技有限公司 容量可调型流体泵

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JP2013113187A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Kyb Co Ltd 斜板式ピストンポンプ
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