JPH088612Y2 - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JPH088612Y2
JPH088612Y2 JP1988160254U JP16025488U JPH088612Y2 JP H088612 Y2 JPH088612 Y2 JP H088612Y2 JP 1988160254 U JP1988160254 U JP 1988160254U JP 16025488 U JP16025488 U JP 16025488U JP H088612 Y2 JPH088612 Y2 JP H088612Y2
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JP
Japan
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rod
peripheral surface
diameter side
linear engagement
outer peripheral
Prior art date
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JP1988160254U
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English (en)
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JPH0281167U (ja
Inventor
信裕 村上
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Mamiya OP Co Ltd
Original Assignee
Mamiya OP Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はラインガイドを備えた振出式又は並継式の釣
竿に関し、詳しくは釣竿を構成する竿杆相互の合せ部
(嵌合接続部)の改良に関する。
(従来の技術) ラインガイドを備えた振出式,並継式の釣竿は、使用
に際して各竿杆のラインガイドを一直線上に合わせる必
要があり、そのラインガイドを一直線上に位置させる手
段として竿杆に目印を設けたものが知られており、その
一例として実公昭51−5425号公報がある。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来の技術は竿杆に糸巻き等によって目印を
設け、その目印同志が一直線となるように目で確認して
接続するため、昼間は問題ないが、夜釣りを行なうよう
な場合、薄明りの場所では目印が見にくく、目印を一直
線に合わせることは困難であるといった問題点を有す
る。
本考案は、上記した従来の技術に鑑みてなしたもの
で、その目的とする処は、視覚によることなく、継ぎ操
作時における手に感じる感触でガイドを一直線に合わせ
ることが出来る釣竿を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案における釣竿は、
複数本の竿杆から成り、各竿杆外側にラインガイドを備
えた振出式又は並継式の釣竿において、竿杆の小径側内
周面の合せ部に、接続される竿杆の回動を阻害しない範
囲の断面が直線になるように軸心に沿って加工した直線
係合面を1ヶ所又は数ヶ所、一体に形成すると共に、竿
杆の大径側外周面の合せ部に、接続される竿杆の回動を
阻害しない範囲の断面が直線になるように軸心に沿って
加工した直線係合面を1ヶ所又は数ヶ所形成した環体を
嵌合固着し、更に竿杆の周方向における位置が小径側内
周面又は大径側外周面の直線係合面と一定の関係を保持
して各竿杆外周面にラインガイドを取付けたことを特徴
とする。
大径側外周面の合せ部に嵌合固着する環体は、竿杆の
硬度と同じか又はそれより硬い素材で成形し、その大径
な合せ部の一部を平面的にカットして係合面を形成す
る。又、小径側内周面の合せ部における直線係合面はマ
ンドレルの外周面を平坦にカットした成形面によって一
体に形成される。
更に、竿杆の外側に定着されるラインガイドは小径側
内周面又は大径側外周面の直線係合面の位置と一定の関
係、例えば、直線係合面の線上、或いは直線係合面と反
対側の線上、或いはまた直線係合面に対し周方向に所定
角度宛、変位した位置に定着するものとする。
(作用) 上記手段によれば、竿杆における大径側外周面と小径
側内周面の合せ部に、軸芯に沿う直線係合面が形成され
ていることにより、竿杆相互は直線係合面同志が対向し
て係合し、継ぎ状態が確立される。そして、内・外の直
線係合面同志が対向する段階で角部が乗り越えるため、
「コツン」といった感触が手に伝わり、係合面同志の合
着を手によって知ることが出来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を振出式釣竿の場合について説
明する。
釣竿Aは元竿1a,複数本の中間竿1b、及び穂先竿1cか
ら成り、元竿1aにはリールシート2が定着され、元竿1a
の内部に中間竿1b,穂先竿1cが順次嵌合されて振出式と
されている。元竿1aの小径側内周面、中間竿1bの大径側
外周面と小径側内周面及び穂先竿1cの大径側外周面には
夫々所定長さの合せ部3,4が形成され、それら合せ部3,4
に軸芯に沿う直線係合面5,6が形成されている。
竿杆の小径側内周面の合せ部3に形成される直線係合
面5は、竿杆を形成するマンドレルの外周面一部を直線
的にカットして平坦面とし、そうしたマンドレルに成形
基材である炭素繊維の一方向引揃えプリプレグシートを
巻回して、竿杆の成形時に同時形成する。
竿杆の大径側外周面の合せ部4に形成される直線係合
面6は、竿本体の外径よりも大径として肉厚く形成した
環体7の合せ部4の周面一部を軸芯に沿い直線的にカッ
トして形成し、竿杆に嵌合圧着又は接着剤を使用して一
体的に固着する。
又、上記した小径側内周面と大径側外周面に形成する
直線係合面は、接続される竿杆相互の回動が阻害されな
い範囲の幅狭い平坦面とする。
上記の如く形成した元竿1a,中間竿1b及び穂先竿1cに
固着するラインガイド8は、各竿における直線係合面5,
6を通る直線上に位置して起立固着する。
以上の構成により、釣竿Aを使用状態に伸長する時、
元竿1aに対し中間竿1bを引き出し、且つ周方向に回動し
ながら行なうと、直線係合面5,6が合着する段階で「コ
ツン」という感触が手に伝わり、直線係合面5,6の合着
を手で感知することが出来る。そして、直線係合面5,6
が合着すれば、竿杆に固定されたラインガイド8は一直
線に並び、使用可能状態となる。
以上は振出式釣竿について説明したが、並継式釣竿の
場合も同様で、周方向に回動しながら差し込んだ時に、
直線係合面同志が合着する寸前に係合面の角部が乗り越
えて「コツン」といった感触が手に伝わり、直線性を感
知できるものである。
(考案の効果) 本考案の釣竿は以上の如く、竿杆の合せ部に、直線係
合面を設け、且つその直線係合面と一定の関係を保っ
て、ラインガイドを竿杆に固着したものであるから、竿
杆を回動しながら引き出し、又は差し込む段階で、直線
係合面が合着する噛み合い音が手に伝わってくる。それ
によって、視覚に頼ることなく、手に伝わる感触で接続
状態を感知できるため、薄暗い夜釣りの場所においても
確実に接続でき、ラインガイドの直線性を確保できる。
又、小径側内周面の直線係合面は竿杆の成形時に、合
せ部に一体に形成し、大径側内周面の直線係合面は別成
形の環体の嵌合固着により形成するため、製作も容易で
あり、竿杆の生産に支障をきたすこともない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全体の斜視図、
第2図は竿杆相互の接続部を示す一部切欠拡大図、第3
図は第2図の(3)−(3)線に沿える断面図、第4図
は第2図の一部切欠平面図である。 図中、A:釣竿、1a:元竿 1b:中間竿、1c:穂先竿 3,4:合せ部、5,6:直線係合面 7:環体、8:ラインガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の竿杆から成り、各竿杆外側にライ
    ンガイドを備えた振出式又は並継式の釣竿において、竿
    杆の小径側内周面の合せ部に、接続される竿杆の回動を
    阻害しない範囲の断面が直線になるように軸心に沿って
    加工した直線係合面を1ヶ所又は数ヶ所、一体に形成す
    ると共に、竿杆の大径側外周面の合せ部に、接続される
    竿杆の回動を阻害しない範囲の断面が直線になるように
    軸心に沿って加工した直線係合面を1ヶ所又は数ヶ所形
    成した環体を嵌合固着し、更に竿杆の周方向における位
    置が小径側内周面又は大径側外周面の直線係合面と一定
    の関係を保持して各竿杆外周面にラインガイドを取付け
    たことを特徴とする釣竿。
JP1988160254U 1988-12-08 1988-12-08 釣 竿 Expired - Lifetime JPH088612Y2 (ja)

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JP1988160254U JPH088612Y2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08 釣 竿

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JP1988160254U JPH088612Y2 (ja) 1988-12-08 1988-12-08 釣 竿

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Publication Number Publication Date
JPH0281167U JPH0281167U (ja) 1990-06-22
JPH088612Y2 true JPH088612Y2 (ja) 1996-03-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4198895A (en) * 1978-03-24 1980-04-22 Huck Manufacturing Company Fatigue performance collars and lockbolt construction
JPS57129362U (ja) * 1981-02-09 1982-08-12
JPS6230568U (ja) * 1985-08-09 1987-02-24

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JPH0281167U (ja) 1990-06-22

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