JPH088587A - 空芯コイルの実装方法およびそれに用いるチャック機構 - Google Patents

空芯コイルの実装方法およびそれに用いるチャック機構

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JPH088587A
JPH088587A JP6157860A JP15786094A JPH088587A JP H088587 A JPH088587 A JP H088587A JP 6157860 A JP6157860 A JP 6157860A JP 15786094 A JP15786094 A JP 15786094A JP H088587 A JPH088587 A JP H088587A
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JP
Japan
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chuck
air
core coil
pusher
coil
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Pending
Application number
JP6157860A
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English (en)
Inventor
Seiji Shibata
静司 芝田
Yoshiteru Oota
嘉照 太田
Kazuya Sasaki
一也 佐々木
Muneharu Egawa
宗治 江川
Masato Murata
正人 村田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装しようとする空芯コイルとその隣の他の
部品との間の必要スペースを小さくして基板への部品実
装密度を高めることができ、かつ基板上に付与された接
着剤がチャック爪に付着するのを防止することができる
空芯コイルの実装方法およびそれに用いるチャック機構
を提供する。 【構成】 この実装方法では、平行に開閉される一対の
チャック26の先端部に板状で弾性を有する一対のチャ
ック爪28がそれぞれ取り付けられており、かつこのチ
ャック爪28の間に当該チャック爪28に把持された空
芯コイル2を押し下げるプッシャ32が設けられたチャ
ック機構24を用いる。そして、チャック爪28で空芯
コイル2の本体部2aを把持して当該空芯コイル2のリ
ード部2bの少なくとも先端部を基板8の穴10に挿入
した状態で、空芯コイル2をプッシャ32で押し下げる
と共に、チャック爪28による空芯コイル2の把持を解
除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空芯コイルを、例え
ばチューナ用のプリント基板等の基板に、チャック機構
を用いて実装(搭載)する実装方法およびそれに用いる
チャック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、チューナ用等の基板に空芯コ
イルを自動実装するために、様々なチャック機構が開発
されているが、空芯コイルのリード部を基板に挿入する
場合は、例えば図4に示すような、矢印Aのように平行
に開閉される一対または二対の相対するチャック爪6を
有するチャック機構4を用い、このチャック爪6で空芯
コイル2のリード部2bを把持して、そのリード部2b
を図5に示すように基板8の穴10に挿入する、という
のが一般的であった。2aは空芯コイル2の本体部であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の方法では、基板8に空芯コイル2のリード部2
bを挿入後、チャック爪6を図5中に2点鎖線で示すよ
うに開いてそれを上方へ引き上げるためには、当該空芯
コイル2とその隣の他の部品12との間のスペースが、
最低でも、空芯コイル2の半径にチャック爪6の厚さを
加えた分が必要であった。そのため、基板8への部品実
装密度が上げられないという問題があった。なお、図5
および後述する図1においては、他の部品12の例とし
て空芯コイルを図示しているが、それに限られるもので
はない。
【0004】また、基板8上で空芯コイル2を安定させ
たり仮固定したりする等の目的で、通常は、基板8上で
あって空芯コイル2の下に位置する部分に接着剤(隣の
空芯コイル下の接着剤14参照)が付与(例えば塗布)
されており、これがチャック爪6に付着して、チャック
爪6の正常な機能を阻害する等のトラブルが発生しやす
いという問題があった。
【0005】そこでこの発明は、実装しようとする空芯
コイルとその隣の他の部品との間の必要スペースを小さ
くして基板への部品実装密度を高めることができ、かつ
基板上に付与された接着剤がチャック爪に付着するのを
防止することができる空芯コイルの実装方法およびそれ
に用いるチャック機構を提供することを主たる目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の空芯コイルの実装方法は、平行に開閉さ
れる一対のチャックの先端部に板状で弾性を有する一対
のチャック爪がそれぞれ取り付けられており、かつこの
一対のチャック爪の間に当該チャック爪に把持された空
芯コイルを押し下げるプッシャが設けられたチャック機
構を用い、そのチャック爪で空芯コイルの本体部を把持
して当該空芯コイルのリード部の少なくとも先端部を基
板の穴に挿入した状態で、空芯コイルをプッシャで押し
下げると共に、チャック爪による空芯コイルの把持を解
除することを特徴とする。
【0007】また、この発明のチャック機構は、平行に
開閉可能な一対のチャックと、このチャックを平行に開
閉させるチャック駆動源と、前記チャックの先端部にそ
れぞれ取り付けられていて板状で弾性を有し空芯コイル
の本体部を把持する一対のチャック爪と、この一対のチ
ャック爪の間に位置するように設けられていて当該チャ
ック爪に把持された空芯コイルを押し下げるプッシャ
と、このプッシャを昇降させるプッシャ駆動源とを備え
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記実装方法によれば、チャック機構のチャッ
ク爪で空芯コイルの本体部を把持して当該空芯コイルの
リード部の少なくとも先端部を基板の穴に挿入した状態
で、空芯コイルをプッシャで押し下げると共に、チャッ
ク爪による空芯コイルの把持を解除することによって、
空芯コイルを基板に実装することができる。
【0009】上記チャック機構によれば、チャック駆動
源によってチャックを開閉することによって、チャック
に取り付けられた一対のチャック爪によって空芯コイル
の本体部を把持したりその把持を解除したりすることが
できる。また、プッシャ駆動源によってプッシャを下降
させると共に、チャック爪による空芯コイルの把持を解
除することによって、空芯コイルを基板に実装すること
ができる。
【0010】
【実施例】図2は、この発明に係るチャック機構の一例
を示す正面図である。図3は、図2のチャック機構の右
側面図である。
【0011】このチャック機構24は、矢印Bに示すよ
うに平行に開閉可能な一対のチャック26と、このチャ
ック26を平行に開閉させるチャック駆動源30と、チ
ャック26の先端部にそれぞれ取り付けられていて板状
で弾性を有し前述したような空芯コイル2の本体部2a
を把持する一対のチャック爪28と、この一対のチャッ
ク爪28の間に位置するように設けられていてチャック
爪28に把持された空芯コイル2を押し下げるプッシャ
32と、このプッシャ32を矢印Cに示すように昇降さ
せるプッシャ駆動源34とを備えている。
【0012】チャック駆動源30およびプッシャ駆動源
34は、例えばエアシリンダであるが、油圧シリンダ、
ソレノイド、その他のアクチュエータ等でも良い。
【0013】両チャック駆動源30およびプッシャ駆動
源34は、この例ではブラケット36に取り付けられて
おり、このブラケット36の上部は、例えば、このチャ
ック機構24をXYZ方向に直線運動およびθ方向に回
転運動させることができる4自由度を有するロボット機
構に接続される。
【0014】各チャック爪28は、例えば0.3mm厚
程度のステンレス板から成るが、その他、薄いゴム板等
で形成しても良い。
【0015】プッシャ32は、この例ではL形をしてい
て、その根元はプッシャ駆動源34の軸に取り付けれら
ている。
【0016】このプッシャ32の幅は、この例では図3
に示すようにチャック爪28の幅より広いが、これに限
定されるものではなく、チャック爪28の幅より狭くて
も良く、要は、チャック爪28で把持している空芯コイ
ル2の本体部2aに当接して空芯コイル2を押し下げる
ことができれば良い。
【0017】このようなチャック機構24を用いて、空
芯コイル2を基板に実装する方法の一例を図1を参照し
て説明する。
【0018】まず、チャック機構24のチャック爪28
で空芯コイル2の本体部2aを把持し、そのチャック機
構24を基板8の目的とする穴10の上に位置せしめた
後、この例ではチャック機構24を一定の高さHまで下
げ、それによって空芯コイル2のリード部2bの少なく
とも先端部を基板8の穴10に挿入する。
【0019】このとき、チャック機構24をこの例では
一定の高さHまでしか下げないので、空芯コイル2の直
径が小さいときはそのリード部2bの先端部は少ししか
穴10内に入らず、直径が大きいときは多く入ることに
なる。
【0020】上記状態で、空芯コイル2をプッシャ32
で矢印Cに示すように押し下げると共に、チャック爪2
8による空芯コイル2の把持を解除する。これによっ
て、空芯コイル2を基板8に実装(搭載)することがで
きる。
【0021】上記の場合、プッシャ32で空芯コイル2
を押し下げながら、チャック26を矢印Bに示すように
開いてチャック爪28をそれが空芯コイル2からわずか
に離れるように開いても良い。あるいは、プッシャ32
で空芯コイル2を押し下げるので、チャック爪28を空
芯コイル2に接触させたままでその把持圧力をほぼ零に
近づけても良い。このとき、チャック26は殆ど開かず
に済む。
【0022】あるいは、チャック爪28を空芯コイル2
に接触させたままでその把持圧力をほぼ零に近づけた状
態で、空芯コイル2をプッシャ32で押し下げても良
い。このようにする場合でも、空芯コイル2は通常は小
さくて軽いから、プッシャ32による押し下げ前にそれ
が落下することはない。
【0023】上記のようにして空芯コイル2を基板8に
実装した後は、チャック爪28による空芯コイル2の把
持は完全に解除されているので、チャック機構24をそ
のまま上へ引き上げれば良い。
【0024】上記のような実装方法によれば、チャック
爪28は空芯コイル2のリード部2bではなく本体部2
aを把持するので、しかも空芯コイル2をプッシャ32
で押し下げることを併用するので、空芯コイル2の実装
時および実装後にチャック爪28を大きく開く必要はな
く、従って当該空芯コイル2とその隣の他の部品12と
の間の必要スペースを非常に小さくすることができる。
例えば、空芯コイル2とその隣の他の部品12との間の
スペースを、チャック爪28の厚さ近くまで小さくする
ことも可能である。その結果、基板8への部品実装密度
を高めることができる。
【0025】その場合、上記のようにチャック爪28に
よる空芯コイル2の把持を解除するときに、チャック爪
28を空芯コイル2に接触させたままでその把持圧力を
ほぼ零に近づけるようにすると、チャック爪28を殆ど
開かなくて済むので、空芯コイル2とその隣の他の部品
12との間の必要スペースをより小さくして、部品実装
密度をより高めることができる。
【0026】しかも、上記実装方法では、チャック爪2
8は空芯コイル2のリード部2bではなく本体部2aを
把持するので、基板8上であって空芯コイル2の下に位
置する部分に接着剤が付与されていても、それがチャッ
ク爪28に付着するのを防止することができる。従っ
て、接着剤がチャック爪28に付着してトラブルが発生
するという問題は生じない。
【0027】また、上記実装方法およびチャック機構2
4では、チャック爪28は空芯コイル2のリード部2b
ではなく本体部2aを把持するので、しかもチャック爪
28は板状で弾性を有していて融通性があるので、コイ
ル外径、リード部間のピッチ、ターン数、線材直径等の
異なる多種類の空芯コイル2を、チャック爪28等を換
えることなく同一のチャック機構24によって基板8に
実装することができる。
【0028】また、上記チャック機構24は、そのチャ
ック爪28の形状や全体の機構が単純であるので、低コ
スト化を図ることができる。これは、上記チャック機構
24のチャック爪28は、空芯コイル2のリード部2b
ではなく本体部2aを把持するので、従来のチャック機
構4のチャック爪6のような鉤状ではなく単なる板状で
良く、また機構的に見ても、チャック26を開閉する機
構にプッシャ32を昇降させる機構を付加した程度で済
むからである。
【0029】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を奏する。
【0030】請求項1の実装方法によれば、チャック爪
は空芯コイルのリード部ではなく本体部を把持するの
で、しかも空芯コイルをプッシャで押し下げることを併
用するので、空芯コイルの実装時および実装後にチャッ
ク爪を大きく開く必要はなく、従って当該空芯コイルと
その隣の他の部品との間の必要スペースを非常に小さく
することができ、それによって基板への部品実装密度を
高めることができる。
【0031】しかも、チャック爪は空芯コイルのリード
部ではなく本体部を把持するので、基板に付与された接
着剤がチャック爪に付着するのを防止することができ
る。
【0032】また、チャック爪は空芯コイルのリード部
ではなく本体部を把持するので、しかもチャック爪は板
状で弾性を有していて融通性があるので、コイル外径等
の異なる多種類の空芯コイルを同一のチャック機構によ
って基板に実装することができる。
【0033】請求項2の実装方法によれば、チャック爪
による空芯コイルの把持を確実に解除することができ
る。
【0034】請求項3の実装方法によれば、チャック爪
を殆ど開かずに済むので、空芯コイルとその隣の他の部
品との間の必要スペースをより小さくして、部品実装密
度をより高めることができる。
【0035】請求項4のチャック機構によれば、チャッ
ク爪は空芯コイルのリード部ではなく本体部を把持する
ので、しかもチャック爪は板状で弾性を有していて融通
性があるので、コイル外径等の異なる多種類の空芯コイ
ルを同一のチャック機構によって基板に実装することが
できる。
【0036】また、このチャック機構は、そのチャック
爪の形状や全体の機構が単純であるので、低コスト化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る空芯コイルの実装方法の一例を
示す拡大図である。
【図2】この発明に係るチャック機構の一例を示す正面
図である。
【図3】図2のチャック機構の右側面図である。
【図4】従来のチャック機構の一例を部分的に示す正面
図である。
【図5】従来の空芯コイルの実装方法を示す図である。
【符号の説明】
2 空芯コイル 2a 本体部 2b リード部 8 基板 10 穴 12 他の部品 24 チャック機構 26 チャック 28 チャック爪 30 チャック駆動源 32 プッシャ 34 プッシャ駆動源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江川 宗治 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 村田 正人 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に開閉される一対のチャックの先端
    部に板状で弾性を有する一対のチャック爪がそれぞれ取
    り付けられており、かつこの一対のチャック爪の間に当
    該チャック爪に把持された空芯コイルを押し下げるプッ
    シャが設けられたチャック機構を用い、そのチャック爪
    で空芯コイルの本体部を把持して当該空芯コイルのリー
    ド部の少なくとも先端部を基板の穴に挿入した状態で、
    空芯コイルをプッシャで押し下げると共に、チャック爪
    による空芯コイルの把持を解除することを特徴とする空
    芯コイルの実装方法。
  2. 【請求項2】 前記チャック爪による空芯コイルの把持
    を解除するときに、当該チャック爪を空芯コイルからわ
    ずかに離れるように開く請求項1記載の空芯コイルの実
    装方法。
  3. 【請求項3】 前記チャック爪による空芯コイルの把持
    を解除するときに、当該チャック爪を空芯コイルに接触
    させたままでその把持圧力をほぼ零に近づける請求項1
    記載の空芯コイルの実装方法。
  4. 【請求項4】 平行に開閉可能な一対のチャックと、こ
    のチャックを平行に開閉させるチャック駆動源と、前記
    チャックの先端部にそれぞれ取り付けられていて板状で
    弾性を有し空芯コイルの本体部を把持する一対のチャッ
    ク爪と、この一対のチャック爪の間に位置するように設
    けられていて当該チャック爪に把持された空芯コイルを
    押し下げるプッシャと、このプッシャを昇降させるプッ
    シャ駆動源とを備えることを特徴とするチャック機構。
JP6157860A 1994-06-15 1994-06-15 空芯コイルの実装方法およびそれに用いるチャック機構 Pending JPH088587A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6574205B1 (en) 1998-05-01 2003-06-03 Nec Corporation CDMA cellular system and method of detecting spreading code in CDMA cellular system
WO2013140571A1 (ja) 2012-03-22 2013-09-26 富士機械製造株式会社 チャック装置
WO2015052753A1 (ja) * 2013-10-07 2015-04-16 富士機械製造株式会社 チャック装置及び部品装着機

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