JPH0885435A - 液圧ブレーキ装置 - Google Patents

液圧ブレーキ装置

Info

Publication number
JPH0885435A
JPH0885435A JP22367994A JP22367994A JPH0885435A JP H0885435 A JPH0885435 A JP H0885435A JP 22367994 A JP22367994 A JP 22367994A JP 22367994 A JP22367994 A JP 22367994A JP H0885435 A JPH0885435 A JP H0885435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic pressure
valve
master cylinder
pressure
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22367994A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Shimizu
聡 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP22367994A priority Critical patent/JPH0885435A/ja
Publication of JPH0885435A publication Critical patent/JPH0885435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 追い込み制動時、あるいは急踏み込み時にお
いて、ブレーキペダルの踏込量の増加を防止する。 【構成】 マスタシリンダと、ブレーキ操作に応じた液
圧に制御する液圧制御弁の液圧のうち、高い液圧を選択
してホイールシリンダに伝達するチェンジバルブ30の
スプール84を液圧制御弁入口側からマスタシリンダ入
口側にスプリング99によって付勢することにより、マ
スタシリンダ側に対して初期荷重を設定して、液圧源側
のブレーキ液を優先的にホイールシリンダへ出力するこ
とによりブレーキペダルの踏込量の増加を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキ液圧を車両の
制動状態に応じて制御すると共に、ブレーキペダルの踏
込量の増加を防止することのできる液圧ブレーキ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液圧ブレーキ装置として、車輪の
ホイールシリンダに供給されるブレーキ液圧を車両の制
動状態に応じて自動的に制御し、スキッド状態の発生を
防止しながら車両を効率良く制動するアンチスキッド機
能を有する液圧ブレーキ装置がある。例えば、特開昭6
0−33160号公報あるいは特開平3−143761
号公報に記載された技術が知られている。
【0003】特開昭60−33160号公報による液圧
ブレーキ装置は、通常制動時にはマスタシリンダの液圧
をホイールシリンダに伝達し、アンチスキッド制御時に
はポンプを有する液圧源から供給されるブレーキ液の液
圧をマスタシリンダの液圧に等しい高さに制御してホイ
ールシリンダに伝達する液圧伝達装置を備えている。
【0004】又、特開平3−143761号公報による
液圧ブレーキ装置は、外部液圧源を有せず、ブレーキ操
作時に過剰にブレーキペダルが踏み込まれて車輪と路面
とのスリップ率が適正範囲より大きくなると、ホイール
シリンダ内のブレーキ液が、マスタシリンダに接続され
たリザーバに排出されて、ホイールシリンダの液圧が低
減させられることによりスリップ率が低下させられ、逆
に、スリップ率が低下し過ぎて適正範囲より小さくなる
と、マスタシリンダ内のブレーキ液が、ホイールシリン
ダに供給されてスリップ率が増加させられるような構成
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
60−33160号公報記載の液圧ブレーキ装置は、通
常制動時にはマスタシリンダからのブレーキ液をホイー
ルシリンダへ供給し、アンチスキッド制御時には液圧源
からのブレーキ液をホイールシリンダへ供給しており、
2つの液圧源の機能発揮時期がはっきりと区別されてい
た。そのため、アンチスキッド制御中においても、その
増圧時にホイールシリンダの液圧を十分な勾配で増大さ
せることのできる大吐出容量のポンプか、あるいは予め
液圧を貯えておくアキュムレータを必要とし、その分コ
ストが上昇し、余分なスペースを必要とするという問題
があった。
【0006】又、特開平3−143761号公報記載の
液圧ブレーキ装置では、特に、アンチスキッド制御が全
ブレーキ液圧配管系統で行われる場合には、アンチスキ
ッド制御が行われるとマスタシリンダ内のブレーキ液の
減少程度が大きくなって、ブレーキペダルの踏み込み量
が大きくなり過ぎ、ブレーキペダルの操作性が低下する
という問題があった。
【0007】これに対して、出願人は既に、特願平5−
35536号(未公知)において、アキュムレータを有
さず、且つあまり容量の大きくない液圧源と、液圧源の
液圧をブレーキペダルの操作に応じた高さに制御する液
圧制御弁と、液圧源側の液圧(即ち液圧源の液圧、ある
いは液圧制御弁の出力液圧)とマスタシリンダ側の出力
液圧とのうち高い方の液圧をホイールシリンダ側に伝達
するチェンジバルブとを有し、液圧源側の液圧とマスタ
シリンダ側の液圧とが良好に補完し合ってホイールシリ
ンダ側に伝達されるようにした液圧ブレーキ装置を提案
している。
【0008】この液圧ブレーキ装置は、液圧源が小容量
タイプでしかもアキュムレータを備えないため、アンチ
スキッド時に全ブレーキ液を油圧源側から供給する装置
に比べ、構成が簡単になると共に小型、軽量となり、し
かも液圧源側からのブレーキ液だけでは不足するような
ときにはマスタシリンダ側からブレーキ液が供給される
ため、液圧源のポンプが小容量であっても問題が生じる
ことはない。又当然に液圧源が備えられている分、アン
チスキッド制御時に全ブレーキ液をマスタシリンダ側か
ら供給する装置に比べ、ブレーキペダルの操作ストロー
クの増大も僅かで済むという効果を有している。
【0009】しかしながら、この提案に係る液圧ブレー
キ装置においても、なお、追い込み制動時、即ちゆっく
りとブレーキペダルを踏み込んだときにブレーキペダル
の踏込量が増加することがあるという問題があった。
【0010】又、急制動時、即ち急にブレーキペダルを
踏み込んだときにペダルストロークが変化し、マスター
シリンダ側の昇圧速度が速くなるほどブレーキペダルの
踏込量が増加するという問題があった。
【0011】本発明は、前記未公知改良装置の問題を解
決するべくなされたもので、ブレーキペダルの踏込量の
増加をより確実に防止し、ブレーキ操作性の一層の向上
を図った液圧ブレーキ装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブレーキ操作
に応じた液圧を加圧室に発生させるマスタシリンダと、
ブレーキ液を貯えるリザーバと、ブレーキ操作に連動す
るポンプ等からなる液圧源と、前記液圧源とホイールシ
リンダとを接続する主液通路と、前記主液通路に設けら
れ、前記液圧源の液圧を前記ブレーキ操作に応じた高さ
に制御する液圧制御弁と、前記主液通路に前記液圧制御
弁と直列に設けられると共に前記マスタシリンダの加圧
室に接続され、前記液圧源側の液圧と前記マスタシリン
ダ側の液圧とのうち高い液圧をホイールシリンダ側に伝
達するチェンジバルブと、電気信号に応じてホイールシ
リンダをチェンジバルブに連通させる状態とリザーバに
連通させる状態とに切換えが可能な電磁弁装置と、を備
え、且つ前記チェンジバルブにおいてマスタシリンダ側
の液圧と比較される液圧源側の液圧に所定の初期設定圧
を付加する初期設定圧付加手段を設けたことにより前記
目的を達成したものである。
【0013】本発明は、又、ブレーキ操作に応じた液圧
を加圧室に発生させるマスタシリンダと、ブレーキ液を
貯えるリザーバと、ブレーキ操作に連動するポンプ等か
らなる液圧源と、前記液圧源とホイールシリンダとを接
続する主液通路と、前記主液通路に設けられ、前記液圧
源の液圧を前記ブレーキ操作に応じた高さに制御する液
圧制御弁と、前記主液通路に前記液圧制御弁と直列に設
けられると共に前記マスタシリンダの加圧室に接続さ
れ、前記液圧源側の液圧と前記マスタシリンダ側の液圧
とのうち高い液圧をホイールシリンダ側に伝達するチェ
ンジバルブと、電気信号に応じてホイールシリンダをチ
ェンジバルブに連通させる状態とリザーバに連通させる
状態とに切換えが可能な電磁弁装置と、前記マスタシリ
ンダの加圧室と前記チェンジバルブとを接続する液通路
に設けられると共に、該液通路におけるブレーキ液の流
量を制御する流量制御手段と、を備えたことにより同様
に前記目的を達成したものである。
【0014】
【作用】本発明は、前記未公知改良発明に対し、残圧の
発生を防止し、更にブレーキペダルの踏込量の増加を防
止できるようにするものであるが、そもそもこの改良発
明においてブレーキペダルの踏込量が増加してしまうの
は、マスタシリンダ側のブレーキ液がホイールシリンダ
へ必要以上に出力されるために生じるものと考えられ
る。従って、マスタシリンダ側のブレーキ液がホイール
シリンダへ必要以上に出力されるのを防ぐことによって
ブレーキペダルの不要な踏込量の増加を防止することが
できる。
【0015】請求項1の発明においては、液圧制御弁と
チェンジバルブは、そのいずれが上流側とされるかにつ
いては限定されないが、便宜上液圧制御弁の方が上流側
とされる場合を例にとって説明すると、まずブレーキペ
ダルが操作されるとマスタシリンダの加圧室に発生した
液圧がチェンジバルブに伝達される。一方、液圧源から
は液圧制御弁にブレーキ液が供給され、そのブレーキ液
の液圧がブレーキペダルの操作に応じて制御された上で
前記チェンジバルブに伝達される。チェンジバルブにお
いては、基本的にマスタシリンダ側の液圧と液圧制御弁
側の液圧とのうちの高い方の液圧を有する側の液圧が選
択され、電磁弁装置を経てホイールシリンダに伝達され
るようになっている。
【0016】即ち、図2(a )に示すように、マスタシ
リンダ液圧を横軸に、液圧制御弁液圧を縦軸にとったと
き、ブレーキペダルの操作によりマスタシリンダ液圧が
上昇すると、始めは、図2(b )に拡大して示すよう
に、液圧制御弁の構造により液圧制御弁側の液圧の立上
がりが遅れ、マスタシリンダ側が加圧されても液圧制御
弁側の液圧は零のままの状態c があり、その後ブレーキ
ペダルの操作に応じて、マスタシリンダ液圧と共に液圧
制御弁液圧も上昇する。ブレーキペダルを戻すとマスタ
シリンダ液圧及び液圧制御弁液圧共に減少するが、圧力
上昇のときと同じ経路で減少するのではなく、多少の差
(ヒステリシス)が存在する。
【0017】図2(a )に示すように、マスタシリンダ
液圧の方が大きい、黒く影を付けた部分の領域Aに含ま
れているときには、マスタシリンダ側の液圧がホイール
シリンダへ出力される。換言するとマスタシリンダ内の
ブレーキ液がホイールルシリンダ側に流れ込むことにな
る。
【0018】このような問題は、図9にて後述するよう
に、液圧制御弁をマスタシリンダ液圧よりも低めに設定
したような場合に特に著しく顕われるようになる。
【0019】そこで、本発明においては、チェンジバル
ブにおけるマスタシリンダ液圧と液圧制御弁の出力液圧
との比較に当って、液圧制御弁側の液圧を実際より擬似
的に高くして、図3に示すように、マスタシリンダ液圧
がホイールシリンダに伝わる領域Aを初期設定圧分だけ
右へ移動させ液圧制御弁側のブレーキ液がホイールシリ
ンダへ出力され易くするようにする。
【0020】これによりマスタシリンダ側液圧<液圧制
御弁側液圧+初期設定圧の条件が成立している間は、マ
スタシリンダ側のブレーキ液がホイールシリンダへ出力
されるのを防ぐことができ、ブレーキペダルの踏込量の
増加を防止することができる。
【0021】なお、ここでは、液圧制御弁がチェンジバ
ルブの上流にある場合を例にとって説明したが、チェン
ジバルブが液圧制御弁の上流にある場合でも、本発明に
関する効果に関しては定性的に同様な結果を得ることが
できる。
【0022】ところで、本発明は、マスタシリンダ側の
液圧と液圧源側の液圧とが比較される「チェンジバル
ブ」においてその現に比較される液圧源側の液圧に初期
設定圧を載せるものである。
【0023】従って、チェンジバルブが液圧制御弁より
上流にある場合に、例えば液圧源のポンプのリリーフ圧
をマスタシリンダ側の最大発生圧力より大きめに設定す
るという技術思想とは等価ではない。この技術思想で
は、特にブレーキペダルの急操作時におけるブレーキペ
ダルの踏込量の増加を必ずしも効果的に防止することは
できない。
【0024】本発明では現に発生されているポンプ側の
液圧に初期設定圧を加えた上でチェンジバルブでの比較
がなされるものである。
【0025】同様に、液圧制御弁がチェンジバルブより
上流にある場合に、例えば液圧制御弁によって発生され
る液圧を、マスタシリンダ液圧に応じ、これより所定圧
(あるいは所定比率圧)だけ高い圧力になるように調圧
するという技術思想とも等価ではない。
【0026】即ち、この液圧制御弁の調圧値を高くする
という技術思想では(主にブレーキが通常の速度で踏込
まれている場合に)より液圧源側のブレーキ液がホイー
ルシリンダ側に流れ込むようにすることができるが、ブ
レーキを極めて早く操作したようなときのブレーキペダ
ルの踏込量の増加には必ずしも対応できず、又、場合に
よっては、極めてゆっくり操作したときのブレーキペダ
ルの踏込量の増加にも対応できないものである。なお、
これについては後に詳述する。
【0027】一方、請求項2の発明では、マスタシリン
ダとチェンジバルブを接続する液通路に、ブレーキ液の
流量を制御する流量制御手段を設けるようにしたため、
ブレーキペダルが急に踏み込まれたときに、マスタシリ
ンダ液圧がチェンジバルブへ出力され難くし、チェンジ
バルブ内のマスタシリンダ液圧の立上がりを遅らせるこ
とができる。その結果、マスタシリンダ側のブレーキ液
が必要以上にホイールシリンダに流れ込むのを防止で
き、ブレーキペダルの踏込量の増加を抑制できる。
【0028】なお、この場合でもペダルを急に離したと
きには、チェンジバルブからマスタシリンダへ速やかに
ブレーキ液を戻し、チェンジバルブ側の降圧を行うよう
にした方がよい。このようにすることにより、急踏み込
み時のブレーキペダルの踏込量の増加(ペダルストロー
クの変化)を防止することができる一方、ペダルを急に
離したときにもホイールシリンダに液圧が残ることがな
く、マスタシリンダの液圧の降下に合わせスムーズにホ
イールシリンダ圧を降下させることができる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0030】図1は、本発明に係るチェンジバルブ等を
含む液圧ブレーキ装置の全体構成を表わす回路図であ
る。
【0031】図1において、ブレーキペダル10がブー
スタ12を介してマスタシリンダ14に接続されてお
り、ブレーキペダル10が踏み込まれることにより、マ
スタシリンダ14内に形成された2つの加圧室16、1
8に、等しい高さの液圧が発生する。ブレーキペダル1
0の踏み込みは、ブレーキペダル10近傍に配設された
ブレーキスイッチ20によって検出され、その情報が制
御装置22に伝達される。
【0032】加圧室16は、制御装置22によって制御
される電磁方向切換弁24に液通路25により接続され
ている。更に電磁方向切換弁24は液通路26により電
磁方向切換弁54に接続されており、液通路26には公
知のP&Bバルブ27が設けられている。このP&Bバ
ルブは、P(プロポーショニング)バルブにより後輪に
かかる油圧が規定した値以上にならないようにすると共
に、フロントブレーキ側の油圧が万一下がった場合に、
B(バイパス)バルブにより、バイパス回路を通って油
圧をダイレクトにリヤホイールシリンダに送るようにし
ている。加圧室18は、液圧制御弁28とチェンジバル
ブ30とに液通路32、液通路34によって接続されて
いる。
【0033】液圧制御弁28は、液圧源36と、チェン
ジバルブ30とに主液通路38、40によって接続さ
れ、又、リザーバ42に液通路44によって接続されて
いる。
【0034】液圧源36は、ポンプ46及びモータ48
とリリーフバルブ50とを備えており、制御装置22の
指令に基づいて作動するモータ48によってポンプ46
が駆動され、そのポンプ46の吐出圧の上限がリリーフ
バルブ50で規定される。
【0035】又51は、ポンプ46の回転による油液の
脈動を吸収するためのチャンバである。
【0036】液圧制御弁28では、ポンプ46から供給
されるブレーキ液の液圧がマスタシリンダ14の加圧室
18の液圧に応じて制御される。具体的には加圧室18
の液圧より若干高い液圧となるように制御され、チェン
ジバルブ30に伝達される。液圧制御弁28の詳細な構
造は、後述する。
【0037】チェンジバルブ30は加圧室18と液圧制
御弁28とに接続されると共に、主液通路52によって
電磁方向切換弁24及びP&Bバルブ27に接続され、
更に主液通路58を介してフロント側の電磁弁装置60
に接続されている。このチェンジバルブ30は、加圧室
18側の液圧と液圧制御弁28側の液圧とのうちの高い
方の液圧を電磁弁装置60に伝達する。チェンジバルブ
30の詳細な構造も後述する。
【0038】ポンプ46と液圧制御弁28とを接続する
主液通路38の途中からは、液通路56が分岐して、電
磁方向切換弁54に接続されている。
【0039】電磁方向切換弁54は、主液通路58及び
該主液通路58の途中に設けられた電磁弁装置60を介
して後輪64のホイールシリンダ66に接続されてい
る。
【0040】電磁弁装置60は、各ホイールシリンダ6
6に対応して設けられており、主液通路58の途中に設
けられた電磁開閉弁70と、ホイールシリンダ66とリ
ザーバ42とを接続する液通路71の途中に設けられた
電磁開閉弁72とによって構成されている。そして、制
御装置22の指令に従って、チェンジバルブ30あるい
は電磁方向切換弁54とホイールシリンダ66との連通
と、リザーバ42とホイールシリンダ66との連通とが
切換えられる。なお、制御装置22からの指令は、車輪
速センサ74等の情報に基づいて発せられる。
【0041】又、電磁開閉弁70の電磁方向切換弁側と
ホイールシリンダ側との間には、バイパス通路76が設
けられ、ホイールシリンダ側から電磁方向切換弁側への
ブレーキ液の流れを許容する逆止弁78が設けられてブ
レーキ液のホイールシリンダ66からの戻しが速やかに
行われるようにされている。
【0042】電磁方向切換弁54は消磁状態(図1の状
態)で加圧室16と後輪側の電磁開閉弁70とを連通さ
せ、励磁状態でポンプ46と電磁開閉弁70とを連通さ
せるものである。後輪64の駆動力が路面の摩擦係数に
対して過大であり、制御装置22からトラクション制御
の指令が出されると、電磁方向切換弁54が切り換って
ポンプ46と後輪側の電磁開閉弁70とが連通させら
れ、後輪側の電磁開閉弁70、72が開閉されてトラク
ション制御が行われる。
【0043】ブレーキペダル10が踏み込まれると、加
圧室16、18に液圧が発生すると共に、ブレーキスイ
ッチ20の情報に基づいてモータ48が起動させられ、
ポンプ46を駆動する。
【0044】加圧室16に発生した液圧は消磁状態の電
磁方向切換弁24、P&Bバルブ27及び電磁方向切換
弁54を経て後輪64のホイールシリンダ66に伝達さ
れ、加圧室18の液圧は液圧制御弁28とチェンジバル
ブ30とに伝達される。液圧制御弁28では、ポンプ4
6から供給されるブレーキ液の液圧が加圧室18から伝
達される液圧に対応した高さに制御されてチェンジバル
ブ30に伝達され、その伝達された液圧と加圧室18か
ら伝達された液圧とのうちの高い方の液圧がP&Bバル
ブ27を経て前輪62のホイールシリンダ66に伝達さ
れる。
【0045】ここで、液圧制御弁28の構造について説
明する。これは、本出願人による先願、特願平5−35
536で提案したものであり、現在未公知であるので少
し詳しく説明する。
【0046】図4に示すように、液圧制御弁28はハウ
ジング100を備えている。ハウジング100の内部に
は、シリンダボア102と、弁室104とが形成されて
おり、ハウジング100の内側に突出して形成された仕
切壁106で仕切られている。仕切壁106の弁室10
4側の壁面にはテーパが付けられて弁座108とされて
おり、その弁座108の中央に円形断面の貫通孔110
が形成されている。
【0047】シリンダボア102には、加圧室18の液
圧を受ける受圧ピストン112が摺動可能に嵌合されて
おり、シリンダボア102内にマスタシリンダ圧室11
4と制御圧室116とが形成されている。受圧ピストン
112は貫通孔110の方向に付勢手段としてのばね1
18で付勢されており、受圧ピストン112とハウジン
グ110との間の液密はシール部材120によって保た
れている。一方、弁室104には、ばね122で貫通孔
110の方向に付勢された弁子としてのボール124が
備えられている。受圧ピストン112の小径部126の
先端は、ボール124の球面形状に沿って形成されてお
り、その中央部から受圧ピストン112の外周部に形成
された円環溝128に至る液通路130が形成されてい
る。
【0048】シリンダボア102の底壁には加圧室18
とマスタシリンダ圧室114とを連通させるポート13
2が設けられており、側壁にはリザーバ42と円環溝1
28とを連通させるポート134と、チェンジバルブ3
0と制御圧室116とを連通させるポート136とが設
けられており、弁室104にはポンプ46と弁室104
とを連通させるポート138が設けられている。
【0049】ブレーキペダル10が踏み込まれておらず
ポンプ46からのブレーキ液の供給もない状態では、図
4の如く受圧ピストン112がばね118に付勢されて
仕切壁106の型部140に当接するまで前進(図中右
方に移動)して、ばね122の付勢力に抗してボール1
24を弁座108から押し離している。
【0050】ブレーキペダル10の踏み込みが開始され
ると直ちにポンプ46が作動を開始し、ポンプ46から
弁室104にブレーキ液が供給される。又、ブレーキペ
ダル10の踏込みに伴ってマスタシリンダ14に液圧が
発生し、加圧室18の液圧がマスタシリンダ圧室114
に伝達される。
【0051】弁室104内の液圧が上昇し、受圧ピスト
ン112の制御圧室116側に加わる力がマスタシリン
ダ圧室114側に加わる力、即ち、加圧室18から供給
されるブレーキ液の液圧とばね118の付勢力とによる
力より大きくなると、受圧ピストン112が移動し、図
5に示す如く、ボール124が弁座108に着座する。
この際、受圧ピストン112の制御圧室116側に加わ
る力は、マスタシリンダ圧室114側の液圧による力と
ばね118の付勢力との和に等しい大きさとなり、従っ
て、制御圧室116の液圧は、マスタシリンダ圧室11
4の液圧よりばね118の付勢力に対応する分だけ大き
くなる。
【0052】ボール124が弁座108に着座すると、
ポンプ46の吐出圧は受圧ピストン112には作用しな
くなる。従って、マスタシリンダ圧室114側の液圧上
昇が止っている限り、系はそこで動きがなくなり釣合う
が、例えばアンチスキッド制御の実行によってホイール
シリンダ66のブレーキ液の一部がリザーバ42に戻さ
れたりして制御圧室116の液圧が少しでも減少する
と、マスタシリンダ圧室114側の押圧力の方が相対的
に強くなるため、受圧ピストン112は図の右方に移動
して再び図4の状態に戻り、ボール124が弁座108
から離れる。すると再びポンプ46の吐出圧が受圧ピス
トン112に作用するようになり、結局制御圧室116
はマスタシリンダ圧室114の液圧にばね118の付勢
力分だけプラスした液圧に常に調圧されるようになる。
【0053】ブレーキペダル10が緩められてマスタシ
リンダ圧室114の液圧が低下すると、受圧ピストン1
12のマスタシリンダ圧室114側に加わる力の方が制
御圧室116側に加わる力より小さくなるため、図6の
如く受圧ピストン112が後退し、制御圧室116とリ
ザーバ42とが連通させられる。そのため、制御圧室1
16内のブレーキ液が液通路130を経てリザーバ42
に排出され、制御圧室116の液圧が低下し、受圧ピス
トン112の制御圧室116側に加わる力が小さくな
り、受圧ピストン112が再び前進する。そして、受圧
ピストン112の制御圧室116側に加わる力とマスタ
シリンダ圧室114側に加わる力とが等しくなった状態
で小径部126の先端がボール124と当接する。小径
部126の先端がボール124と当接すると制御圧室1
16からリザーバ42への排出が中止され、結局この場
合も制御圧室116はマスタシリンダ圧室114の液圧
にばね118の付勢力分だけプラスした液圧に常に調圧
されるようになる。
【0054】このようにして、制御圧室116の液圧が
マスタシリンダ圧室114の液圧に対応した高さに調整
されてチェンジバルブ30に伝達されるのである。
【0055】以上は、マスタシリンダ圧室114の液圧
にばね118の付勢力を加えた押圧力がポンプ46側の
押圧力より小さい場合の説明であり、これが逆になった
場合には、ポンプ46側の押圧力によって受圧ピストン
112をマスタシリンダ圧室114側へ後退させること
ができず、液圧制御弁28は解放状態となってポンプ4
6からその時吐出されるブレーキ液の全量を通過させ
る。
【0056】次に、比較のために本発明者の先の未公知
改良提案に係るチェンジバルブを図7に示す。
【0057】図7において、チェンジバルブ30のバル
ブハウジング80には、長手方向に貫通する弁孔82が
形成され、スプール84が軸方向の移動可能に嵌め合わ
されている。スプール84の長手方向の中間部にはラン
ド86が形成されて弁孔82に嵌め合わされており、そ
れによりランド86の一方の側に、ポート88によって
マスタシリンダ14の加圧室18に液通路34を介して
連通させられたマスタシリンダ圧室90が形成され、ラ
ンド86の他方の側にポート92により液圧制御弁28
に液通路40を介して連通させられた制御圧室94が形
成されている。
【0058】スプール84には、又、その長手方向の両
端部にゴム製の弁部材96が取付けられると共に、それ
ら弁部材96とランド86との間に大径のガイド98が
形成され、弁孔82に嵌め合わされてスプール84の移
動を案内するようにされている。これらにガイド98の
外周面には軸方向に貫通する溝が複数本形成されてお
り、ブレーキ液の流れが許容されている。
【0059】又、チェンジバルブ30は、マスタシリン
ダ圧室90及び制御圧室94とフロント側の電磁弁装置
60との連通を同時に遮断することはなく、いずれか一
方の連通を許容するか、あるいは両方の連通を許容す
る。チェンジバルブ30は、マスタシリンダ14の加圧
室18から供給されるブレーキ液と液圧制御弁28から
供給されるブレーキ液とのうち、ポート97より主液通
路52を介してフロント側の電磁弁装置60に供給する
ブレーキ液を選択する機能を有する。
【0060】このチェンジバルブ30の働きにより、
(前記液圧制御弁28で発生される液圧がマスタシリン
ダ14で発生される液圧より高くなるように設定されて
いることから)通常はマスタシリンダ14からのブレー
キ液はこのチェンジバルブ30を通過することはなく、
液圧制御弁側(液圧源側)のブレーキ液が通過するよう
になり、ブレーキペダルの踏込量の増加が防止される。
【0061】しかし、ゆっくりとブレーキペダルを踏み
始めるとき、あるいは踏み増すときは、液圧制御弁側の
液圧の立上がりに遅れがあることから、マスタシリンダ
液圧に対して液圧制御弁側の液圧の方が低くなり、この
場合にはチェンジバルブのスプール84は図7に示すよ
うに、右へ移動し、弁部材96がポート92を閉塞し
て、液圧制御弁28とホイールシリンダとの連通が遮断
され、マスタシリンダ14から供給されたブレーキ液が
マスタシリンダ圧室90を経て、ホイールシリンダへ供
給され、このため、ペダルの踏込量が増加する。
【0062】一度、この状態となるとマスタシリンダ1
4のブレーキ液はホイールシリンダ側流れ続けるため、
マスタシリンダ圧室90の圧力は、ペダルが徐々に踏み
込まれてゆくにも拘らず、それほど上昇しなくなり、そ
れに伴って液圧制御弁28で発生される液圧もあまり上
昇しなくなってしまう。かくしてチェンジバルブ30
は、マスタシリンダ側の液圧の方が高い状態が続き、ペ
ダルが踏み込まれ続けるという問題が発生する。又、例
えば図9に示すように、特にマスタシリンダ液圧に対し
て液圧制御弁側の液圧を低く設定したような(制御圧室
116側にばね118を設ける)場合には、ブレーキペ
ダルを離したとき、ホイールシリンダにおける液圧残留
を減少させる効果があるが、上記問題が必ず発生してし
まう。
【0063】そこで、この実施例では、図8に示すよう
にチェンジバルブ30の一方(液圧制御弁側)にスプリ
ング99を掛け、スプール84を左(マスタシリンダ
側)に寄せ、弁部材96によりマスタシリンダ側のポー
ト88を閉塞し、ほぼ同一の液圧が流入した場合には液
圧制御弁側のブレーキ液がホイールシリンダへ流れるよ
うに設定する。
【0064】即ち、αをスプリングセット荷重による差
圧とするとき、 マスタシリンダ側圧力<液圧制御弁側圧力+α の条件が成立している間は、マスタシリンダ側の液圧が
ホイールシリンダに伝達されるないようにする。
【0065】なお、緊急時の急ブレーキ等のような、急
踏み込みが行われたときは、マスシリンダ側圧力の昇圧
速度が速く、マスタシリンダ側液圧が液圧制御弁側圧力
よりも高くなり、それに伴って マスタシリンダ側圧力>液圧制御弁側圧力+α となったときには、チェンジバルブ30が切換わり、マ
スタシリンダ側液圧がホイールシリンダに伝達される。
【0066】ところでこの実施例では、リヤ側の車輪に
対しては、通常時には基本的に液圧源のブレーキ液が入
ることはなく、マスタシリンダ14の加圧室16のブレ
ーキ液が直接入るようになっている。そのため、アンチ
スキッド制御時において、減圧されたブレーキ液が直接
リザーバ42に戻されるとマスタシリンダ内の加圧室1
6のブレーキ液がどんどん減っていきそのため、ペダル
の踏込量の増加が発生し遂にはボトミングを起こす恐れ
がある。
【0067】これに対しては、図1に示すように、電磁
方向切換弁24をマスタシリンダのリヤ側加圧室16と
P&Bバルブ27との間に設け、この電磁方向切換弁2
4を用いて、アンチスキッド制御中はマスタシリンダ側
をカットし、液圧制御弁側のブレーキ液をホイールシリ
ンダに出力することにより、アンチスキッド制御中のペ
ダルの踏込量の増加を防止することができる。
【0068】次この実施例の作用を説明する。ブレーキ
ペダル10の踏み込み力が路面の摩擦係数に対して過大
になり、車輪のスリップ率が大きくなると、制御装置2
2の指令に基づいてアンチスキッド制御が実行される。
アンチスキッド制御時においては電磁方向切換弁24が
励磁され、加圧室16とホイールシリンダ66との連通
がチェンジバルブ30とホイールシリンダ66との連通
に切換えられる。又、スリップ率の変化に応じて電磁開
閉弁70、72の開閉が行われ、スリップ率の制御が行
われる。
【0069】ホイールシリンダ66の液圧が高くなり過
ぎ、スリップ率が適正範囲より大きくなると電磁開閉弁
70が閉じられ、電磁開閉弁72が開かれてホイールシ
リンダ66とリザーバ42とが連通させられる。そし
て、ホイールシリンダ66内のブレーキ液が液通路71
を経てリザーバ42に排出され、ホイールシリンダ66
の液圧が低くなってスリップ率が適正範囲より小さくな
ると、電磁開閉弁72が閉じられ、電磁開閉弁70が開
かれて電磁弁装置60が増圧状態とされ、ブレーキ液が
ホイールシリンダ66に供給される。
【0070】この際には、電磁方向切換弁54は消磁状
態のままで電磁方向切換弁24が励磁状態にされている
ため、前輪62及び後輪64のホイールシリンダ66に
チェンジバルブ30からブレーキ液が供給される。この
チェンジバルブ30から供給されるブレーキ液の主体は
ポンプ46からのブレーキ液であり、それで足りない分
はマスタシリンダ14の加圧室18から補給されるた
め、電磁開閉弁70、72の開閉が繰返されてアンチス
キッド制御が継続されても加圧室18内のブレーキ液の
減少は少なくて済む。又、前述のように、アンチスキッ
ド制御開始以前に加圧室18から供給されるブレーキ液
の量も少なくて済むため、ブレーキ踏み込み量も少なく
て済み、加圧室18のピストンがボトミングする可能性
もほとんどない。
【0071】又、アンチスキッド制御用のポンプと制動
用のポンプを一体化することにより、一層のコンパクト
化を図ることができる。
【0072】図10に本発明の第2実施例を示す。
【0073】図9に示すような、出願人の未公知改良装
置では、繰返し言及しているように、急踏み込み時に、
ペダルストロークが大きくなるという問題がある。即
ち、ポンプ吐出量が足りないので、マスタシリンダ側の
液圧上昇に対し相対的に液圧制御弁側液圧の立上がりが
遅く、チェンジバルブが切換わってしまい、マスタシリ
ンダ側圧力が出力されるという問題がある。この場合、
マスタシリンダ側の昇圧速度が速くなるほどペダルの踏
込量が増加するようになる。
【0074】そこで、本第2実施例では、図10に示す
ように、マスタシリンダ14とチェンジバルブ30との
間にブレーキ液の流量を制御するオリフィス210を設
けて、チェンジバルブ30内のマスタシリンダ側液圧の
立上がりを遅らせることにより、ペダルの踏込量の増加
を防止するようにしている。
【0075】なお、このオリフィス210は、マスタシ
リンダ液圧の過度に早い立上がりを抑制するためのもの
であり、ブレーキの効きの応答性に影響が出るほど流量
を抑制するもでないのは言うまでもない。
【0076】このようにオリフィス210を設けるよう
にすると、ブレーキを踏んだ後、急にペダルを離した場
合には、ホイールシリンダ側の液圧の抜けが遅れ、ブレ
ーキがかかっているようになる。この現象は急解放した
ときほど顕著になる。これは、ペダルストロークとそれ
に対応するブレーキ液圧の時間変化を表わした図11が
示すように、ペダルを離すことにより、マスタシリンダ
側液圧が下がっているにも拘らず、オリフィス210に
よりオリフィス〜チェンジバルブ間の液圧が降下するの
が遅れるためであり、その結果、チェンジバルブが切換
わり、この高い液圧(残圧)がホイールシリンダへ伝達
されるためである。
【0077】そこで、本第2実施例の更なる改良とし
て、図12に示すように、マスタシリンダ14とチェン
ジバルブ30との間に、オリフィス210を経由しない
バイパスを設け、これにペダルを離したときだけ作用す
るようにチェックバルブ120を設ける。これにより、
ペダルを急に離した場合にも、図11に示すオリフィス
〜チェンジバルブ間のブレーキ液圧をチェックバルブ2
20を介してマスタシリンダへ戻し、マスタシリンダ側
液圧と同じように降圧させることができるため、ホイー
ルシリンダに液圧が残ることがない。
【0078】従って、図12に示すようにマスタシリン
ダとチェンジバルブ間に、オリフィスとチェックバルブ
という流量制御手段を設けた構成とすることにより、急
ブレーキ時のペダルの踏込量の増加に対応でき、更にペ
ダルを急に離したときにもマスタシリンダ側の液圧降下
に合わせてスムーズにホイールシリンダのブレーキ液圧
を低下させるように対応できる。
【0079】なお、この流量制御手段として、オリフィ
ス以外にもペダル踏み込み速度を検出して、液通路の開
口面積を可変にすることのできる電磁弁を用いることも
できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、追
い込み制動時においても、急踏み込み時においても、ブ
レーキペダルの踏込量の増加を防止することができ、ブ
レーキ操作性の向上を図ることができる。
【0081】又、ブレーキを踏んだ後、急にペダルを離
した際の、ホイールシリンダにおけるブレーキ液圧残留
を防止し、スムーズな制動を可能にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のチェンジバルブを含む液圧ブレーキ
装置全体構成を表わす回路図
【図2】マスタシリンダ液圧と液圧制御弁液圧の関係を
示す線図
【図3】同じくマスタシリンダ液圧と液圧制御弁液圧の
関係を示す線図
【図4】液圧制御弁の正面断面図
【図5】図4の液圧制御弁の作動状態を示す正面断面図
【図6】図4の液圧制御弁の別の作動状態を示す正面断
面図
【図7】本発明者先願に係るチェンジバルブを表わす正
面断面図
【図8】本実施例に係るチェンジバルブを表わす正面断
面図
【図9】本発明者先願に係るチェンジバルブ周辺の回路
【図10】本実施例に係るチェンジバルブ周辺の回路図
【図11】ペダルストロークとブレーキ液圧の時間変化
を示す線図
【図12】本実施例に係るチェンジバルブ周辺の回路図
【符号の説明】
10…ブレーキペダル 14…マスタシリンダ 24…電磁方向切換弁 28…液圧制御弁 30…チェンジバルブ 36…液圧源 42…リザーバ 46…ポンプ 66…ホイールシリンダ 99…スプリング 210…オリフィス 220…チェックバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキ操作に応じた液圧を加圧室に発生
    させるマスタシリンダと、 ブレーキ液を貯えるリザーバと、 ブレーキ操作に連動するポンプ等からなる液圧源と、 前記液圧源とホイールシリンダとを接続する主液通路
    と、 前記主液通路に設けられ、前記液圧源の液圧を前記ブレ
    ーキ操作に応じた高さに制御する液圧制御弁と、 前記主液通路に前記液圧制御弁と直列に設けられると共
    に前記マスタシリンダの加圧室に接続され、前記液圧源
    側の液圧と前記マスタシリンダ側の液圧とのうち高い液
    圧をホイールシリンダ側に伝達するチェンジバルブと、 電気信号に応じてホイールシリンダをチェンジバルブに
    連通させる状態とリザーバに連通させる状態とに切換え
    が可能な電磁弁装置と、を備え、且つ前記チェンジバル
    ブにおいてマスタシリンダ側の液圧と比較される液圧源
    側の液圧に所定の初期設定圧を付加する初期設定圧付加
    手段を設けたことを特徴とする液圧ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】ブレーキ操作に応じた液圧を加圧室に発生
    させるマスタシリンダと、 ブレーキ液を貯えるリザーバと、 ブレーキ操作に連動するポンプ等からなる液圧源と、 前記液圧源とホイールシリンダとを接続する主液通路
    と、 前記主液通路に設けられ、前記液圧源の液圧を前記ブレ
    ーキ操作に応じた高さに制御する液圧制御弁と、 前記主液通路に前記液圧制御弁と直列に設けられると共
    に前記マスタシリンダの加圧室に接続され、前記液圧源
    側の液圧と前記マスタシリンダ側の液圧とのうち高い液
    圧をホイールシリンダ側に伝達するチェンジバルブと、 電気信号に応じてホイールシリンダをチェンジバルブに
    連通させる状態とリザーバに連通させる状態とに切換え
    が可能な電磁弁装置と、 前記マスタシリンダの加圧室と前記チェンジバルブとを
    接続する液通路に設けられると共に、該液通路における
    ブレーキ液の流量を制御する流量制御手段と、 を備えたことを特徴とする液圧ブレーキ装置。
JP22367994A 1994-09-19 1994-09-19 液圧ブレーキ装置 Pending JPH0885435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22367994A JPH0885435A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 液圧ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22367994A JPH0885435A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 液圧ブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0885435A true JPH0885435A (ja) 1996-04-02

Family

ID=16801955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22367994A Pending JPH0885435A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 液圧ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0885435A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4015881A (en) Brake control device
JPS6320256A (ja) マニユアル・電気二系統ブレ−キ装置
JPS6150860A (ja) 自動車用アンチスキツド型液圧ブレ−キ装置
US4995677A (en) Hydraulic braking pressure control system
US7052094B2 (en) Vehicle brake system
US6196641B1 (en) Fluid pressure boosting device and brake pressure boosting system employing the device
JPH0551500B2 (ja)
US4036534A (en) Anti-skid control apparatus with booster device and pressure reducing device
US6053582A (en) Integrated ABS/TC/VSC braking system with separate boost valve
US5114216A (en) Anti-lock brake system having flow restrictor
US5171073A (en) Hydraulic pressure control system with three port spool valve
US20040183367A1 (en) Hydraulic brake apparatus for a vehicle
JPH0930398A (ja) 車両用ブレーキ制御装置
JPH0885435A (ja) 液圧ブレーキ装置
JPH05139279A (ja) 電子制御ブレーキ装置
KR100235334B1 (ko) 저가형 에이비에스와 티씨에스 통합 모듈레이터
JPH08104217A (ja) ブレーキシステム
JPH076048Y2 (ja) 車両用のアンチロツク装置
JP2627446B2 (ja) 制動油圧制御装置
JP2632222B2 (ja) 比例減圧弁
JPH08282458A (ja) 車両用液圧ブレーキ装置
JP2617353B2 (ja) 制動油圧制御装置
JP3099161B2 (ja) 操作反力発生装置
JPH0423718Y2 (ja)
JPH07232626A (ja) 液圧ブレーキ装置