JPH08851Y2 - 釣り竿の口栓 - Google Patents

釣り竿の口栓

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JPH08851Y2
JPH08851Y2 JP1989127977U JP12797789U JPH08851Y2 JP H08851 Y2 JPH08851 Y2 JP H08851Y2 JP 1989127977 U JP1989127977 U JP 1989127977U JP 12797789 U JP12797789 U JP 12797789U JP H08851 Y2 JPH08851 Y2 JP H08851Y2
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JP
Japan
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rod
tubular member
tip
fishing rod
fitted
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JP1989127977U
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JPH0367558U (ja
Inventor
俊行 南
Original Assignee
島野工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は釣り竿の口栓に関し、詳しくは、渓流竿、あ
るいは鮎竿のように、竿を収縮させた際に、全ての竿が
元竿の内部に収められるよう構成された竿に対し、この
収縮時において元竿の先端を閉じるために用いられるも
のに関する。
〔従来の技術〕
従来から用いられている口栓について考えるに、従来
からの口栓は、第6図、あるいは第7図のように構成さ
れており、これらの口栓のうち第6図に示すものでは全
体がゴム間の柔軟な素材で製作され、この口栓(11)で
は元竿(1)に内嵌する挿入部(11a)を、その下部に
形成すると共に、上部に下部より大径の握り部(11b)
を形成して成り、又、第7図に示すものでは、全体がゴ
ム等の柔軟な素材で製作され、この口栓(12)では元竿
(1)に外嵌するスリーブ部(12a)を、その外部に形
成すると共に、上部にスリーブ部(12a)を閉塞するよ
う上部壁部(12b)を形成してある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前述した2種の口栓はいずれのものも、元竿
の内部に収められた竿材の抜け出しを阻止する機能は有
するものの、第6図に示す構造のものでは、その口栓を
装着した状態で、元竿(1)の先端部の外面が露出する
ため、例えば持ち運び時において、この先端側を下方に
して岩場等に誤って落下させた場合には、この元竿
(1)の先端部を傷めてしまうこともある。又、第7図
に示す構造のものでは、スリーブ部(12a)が元竿
(1)の先端部を覆うことになるので、このスリーブ部
(12a)を指先で摘んで抜き取る際には、指先に加えら
れた力でスリーブ部(12a)を元竿(1)の先端部の外
周に圧接させてしまうことから抜き取り難い面もある。
更に、夫々のものも、元竿(1)の先端部の開口を完
全に密封する構造であるため元竿の内部に収められる竿
に付着した水分の蒸発を妨げやすく、このように竿に水
分を付着させた状態では、水分で竿の塗装等を傷めるこ
とにも繋がりやすく改善の余地がある。
本考案の目的は、収縮状態を竿を、その先端側を下方
にして誤って落下させた場合にも元竿を傷め難く、抜き
取りが楽で、しかも、元竿に収められた竿を水分によっ
て傷め難い口栓を合理的に構成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、軟質素材の筒状部材の内部空間
に、その内部空間を軸芯方向で二つに区画する壁部を形
成するとともに、前記壁部に区画された空間同士を連通
する連通部を形成し、一方の内部空間を有する筒状部材
の一部を元竿の先端部に外嵌可能に構成し、他方の内部
空間に、開口を有し前記筒状部材より硬質な保形部材を
内嵌してある点にあり、その作用、及び、効果は次の通
りである。
〔作用〕
元竿に対して口栓を装着した場合には、筒状部材の一
部が元竿の先端部の外周部を覆うことになり、元竿の先
端部を保護する。
壁部によって、元竿に収められた竿の抜け出しは阻止
される。
口栓を指先で摘む際には、保形部材を内嵌する周壁部
を摘むことになるので、周壁部が軟質性である分滑り難
く摘み易い。しかも、内部においては保形部材が形成さ
れているので、口栓自体が形崩れせずしっかり摘め、か
つ、筒状部材における元竿の先端部に外嵌した部分より
さらに先端側に位置する部分を掴むことになるので、元
竿の先端部に口栓を圧接することにはならず、却って、
元竿の先端部に外嵌した部分を開き気味にすることにな
り、口栓を取り外しやすい。
筒状部材の内部に連通部を形成し、保形部材に開口を
形成しているので、元竿に収められた竿に付着した水分
は、連通部及び開口を流れる空気とともに、竿の外部に
送り出されることになる。
〔考案の効果〕
従って、収縮状態の竿を、その先端側を下方にして誤
って落下させた場合にも元竿を傷め難く、又、抜き取り
が楽で、しかも、元竿に収められた竿の水分を無理なく
乾燥させ得るので、水分によって竿を傷め難い口栓が合
理的に構成されたのである。
〔その他の目的・構成・作用・効果〕
(1)請求項2における発明の目的は、口栓の取り外し
をより容易に行えるようにする点にあり、 この為に採られた構成は、請求項1における構成にお
いて、前記保形部材を内嵌する周壁部の外面に、溝部を
形成してある点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。
つまり、筒状部材を摘むと、溝部がスベリ止めとな
り、摘み易い。
(2)請求項3における発明の目的は、口栓の取り外し
をより容易に行えるようにする点にあり、 この為に採られた構成は、請求項1における構成におい
て、前記一方の内部空間を形成する周壁部の内面に、溝
を形成してある点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。
つまり、溝の形成によって元竿の先端部への接触面積
を小さくし、装着又は取り外し時の操作抵抗を低減でき
るので、操作が容易である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には、収縮させた状態の渓流竿の元竿(1)の
先端部に口栓を装着した状態の断面を表してあり、この
口栓は以下のように構成されている。
つまり、第1図乃至第3図に示すように、口栓は、元
竿(1)の先端部を上方に向けた状態で、その口栓の一
部を形成する下端部(2)の内部空間が元竿(1)の先
端部に外嵌するよう、ゴム等の柔軟な素材を成形して成
る筒状部材(A)と、この筒状部材(A)上部(3)の
内部空間に内嵌するよう、アルミ材等、筒状部材(A)
より硬質の素材で成る保形部材(B)との2部材で成る
と共に、筒状部材(A)の内部に、下端部(2)の内部
空間と上部(3)の内部空間とを区画する壁部を形成し
て、元竿(1)に収められた竿(1a)の抜け出し方向へ
の移動を阻止する規制部(4)となすとともに、規制部
(4)に筒状部材(A)の内部空間を上下方向に連通さ
せる通気用の連通部(5)とを形成する。保形部材
(B)は、その下部に筒状部材(A)の上部(3)に密
嵌合する筒状部(6)と、この筒状部(6)の上方に配
置された壁部(7)とでなり、この壁部(7)に、筒状
部材(A)の内部と外部との通気を許すようスリット状
の開口(8)を有している。
口栓は、元竿(1)に装着した状態で筒状部材(A)
の下端部(2)が元竿(1)の先端部の外周部を覆うの
で、元竿先端部の保護になると同時に、規制部(4)に
よって、元竿(1)に収めた竿(1a)‥の抜け出しを阻
止し、又、元竿(1)に収めた竿(1a)‥に水滴が付着
していても、連通部(5)、及び、開口(8)夫々を介
して水分の蒸発を促進するようになっている。
口栓では、筒状部材(A)に硬質の部材を嵌め込んで
いるので、指先に力を込めて口栓を抜き取る際にも、筒
状部材(A)の変形によって筒状部材(A)を元竿
(1)に圧接させることが無く、容易に抜き取れるよう
になっている。
尚、口栓では筒状部材(A)の下端部(2)の内面に
複数条の溝(9)‥を形成して、元竿(1)に挿抜する
際の操作抵抗の低減を図ってあり、又、筒状部材(A)
の上部(3)には、元竿(1)に挿抜する際に指の滑り
を防止するための溝部(10)を複数本形成してある。
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に例えば、第4図、あるい
は、第5図に示すように、筒状部材(A)の径の大径
化、小径化も可能であり、又、保形部材(B)に形成す
る開口(8)‥の数も適当な値に設定することも可能で
ある(前記実施例と等しい機能を有するものには共通の
番号、符号を附する)。
又、本考案では保形部材に硬質の樹脂材を用いる等、
素材に様々なものを用いることが可能であり、又、筒状
部材の内面を粗面に仕上げることにより、元竿に対する
口栓の挿抜を容易にするよう実施することも可能であ
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る釣り竿の口栓の実施例を示し、第1
図は釣り竿、及び、口栓の断面図、第2図は口栓の分解
斜視図、第3図は口栓の横断面図であり、第4図、及
び、第5図は口栓の別実施例を表す斜視図、第6図、及
び、第7図は従来の口栓を表す断面図である。 (1)……元竿、(1a)……竿、(2)……筒状部材の
一部、(4)……規制部、(5)……連通部、(8)…
…溝部、(10)……溝、(A)……筒状部材、(B)…
…保形部材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質素材の筒状部材(A)の内部空間内
    に、その内部空間を軸芯方向で二つに区画する規制部
    (4)を形成するとともに、前記規制部(4)に区画さ
    れた空間同士を連通する連通部(5)を形成し、一方の
    内部空間を有する筒状部材(A)の一部(2)を元竿
    (1)の先端部に外嵌可能に構成し、他方の内部空間
    に、開口(8)を有し前記筒状部材(A)より硬質な保
    形部材(B)を内嵌してある釣り竿の口栓。
  2. 【請求項2】前記保形部材(B)を内嵌する周壁部の外
    面に、溝部(10)を形成してある請求項1記載の釣り竿
    の口栓。
  3. 【請求項3】前記一方の内部空間を形成する周壁部の内
    面に、溝(9)を形成してある請求項1記載の釣り竿の
    口栓。
JP1989127977U 1989-10-31 1989-10-31 釣り竿の口栓 Expired - Lifetime JPH08851Y2 (ja)

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JPH0367558U JPH0367558U (ja) 1991-07-02
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5621958B2 (ja) * 1973-08-24 1981-05-22

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6033830Y2 (ja) * 1979-07-27 1985-10-08 ダイワ精工株式会社 振出釣竿の尻栓嵌着装置

Patent Citations (1)

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JPS5621958B2 (ja) * 1973-08-24 1981-05-22

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