JPH0885156A - コンパウンド材料およびその製造方法 - Google Patents
コンパウンド材料およびその製造方法Info
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- JPH0885156A JPH0885156A JP7036954A JP3695495A JPH0885156A JP H0885156 A JPH0885156 A JP H0885156A JP 7036954 A JP7036954 A JP 7036954A JP 3695495 A JP3695495 A JP 3695495A JP H0885156 A JPH0885156 A JP H0885156A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
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- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
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- C08J9/228—Forming foamed products
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- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンパウンド材料の成形品及びその製造方法
を提供する。 【構成】 キャリア材料(2)が、ポリマーの粒子フォ
ーム(5)に接合した成形品(1)である。方法の第1
の工程では、キャリア材料(2)に少なくとも1つの結
合層(12)が与えられる。第2の工程では、粒子が発泡
するためのキャビティに結合層(12)が向くように、キ
ャリア材料(2)と結合層(12)との予備製造されたコ
ンパウンドを発泡装置内に導く。その後、結合層(12)
と同様のポリマーマトリックス材料からなる粒子(3)
をキャビティ内で発泡させる。キャリア材料(2)と粒
子フォーム(5)との間には、殆ど分離しない接合が形
成される。結合層は、発泡粒子(3)又は再生粒子(1
3)を含む。キャリア材料(2)は、少なくとも一方の
面を接着性とされ、これによって、発泡粒子(3)又は
再生粒子(13)が埋め込まれた接着層(11)が形成され
る。
を提供する。 【構成】 キャリア材料(2)が、ポリマーの粒子フォ
ーム(5)に接合した成形品(1)である。方法の第1
の工程では、キャリア材料(2)に少なくとも1つの結
合層(12)が与えられる。第2の工程では、粒子が発泡
するためのキャビティに結合層(12)が向くように、キ
ャリア材料(2)と結合層(12)との予備製造されたコ
ンパウンドを発泡装置内に導く。その後、結合層(12)
と同様のポリマーマトリックス材料からなる粒子(3)
をキャビティ内で発泡させる。キャリア材料(2)と粒
子フォーム(5)との間には、殆ど分離しない接合が形
成される。結合層は、発泡粒子(3)又は再生粒子(1
3)を含む。キャリア材料(2)は、少なくとも一方の
面を接着性とされ、これによって、発泡粒子(3)又は
再生粒子(13)が埋め込まれた接着層(11)が形成され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1つのキャ
リア材料とポリマーの粒子フォームとを含むコンパウン
ド材料の成形品、及びそのような成形品の製造方法に関
する。
リア材料とポリマーの粒子フォームとを含むコンパウン
ド材料の成形品、及びそのような成形品の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ポリマーのコンパウンド材料自体は知ら
れており、多種多様な目的のために使用されている。好
ましい利用は、軽い発泡成形品を、より固くより機械的
強度の高い被覆層に密着することである。包装業界にお
いては、使い捨て発泡パッケージの処分の費用が、最大
となるのを避けることができる。
れており、多種多様な目的のために使用されている。好
ましい利用は、軽い発泡成形品を、より固くより機械的
強度の高い被覆層に密着することである。包装業界にお
いては、使い捨て発泡パッケージの処分の費用が、最大
となるのを避けることができる。
【0003】DE−AS 2622777B2には、発
泡粒子を含有する積層された材料の連続製造のための方
法及び装置が記載されている。プラスチック薄膜から構
成することができる任意のキャリアバンドの表面は、ま
ず、加熱によって粘着性とされた後、発泡粒子を塗布し
てプレスされる。この目的のために使用される発泡粒子
は、コンパウンドを加工するプロセスの間にもはや事実
上発泡しない。より厚い積層を形成するために、発泡粒
子は、それぞれの最終層の表面を加熱することによって
互いに連続的に密着される。その上に接着されなかった
発泡粒子を除去し、発泡粒子の塗布を層状に繰り返した
場合には、層中に残留した全ての発泡粒子の接合が確実
となる。この方法は、帯状の材料のみの製造を可能にす
る。発泡粒子が層状に塗布されるので、この方法を用い
て成形品を製造することができない。
泡粒子を含有する積層された材料の連続製造のための方
法及び装置が記載されている。プラスチック薄膜から構
成することができる任意のキャリアバンドの表面は、ま
ず、加熱によって粘着性とされた後、発泡粒子を塗布し
てプレスされる。この目的のために使用される発泡粒子
は、コンパウンドを加工するプロセスの間にもはや事実
上発泡しない。より厚い積層を形成するために、発泡粒
子は、それぞれの最終層の表面を加熱することによって
互いに連続的に密着される。その上に接着されなかった
発泡粒子を除去し、発泡粒子の塗布を層状に繰り返した
場合には、層中に残留した全ての発泡粒子の接合が確実
となる。この方法は、帯状の材料のみの製造を可能にす
る。発泡粒子が層状に塗布されるので、この方法を用い
て成形品を製造することができない。
【0004】また、USP328559には、帯状材料
の製造方法が記載されており、プラスチック粒子は、加
熱されたローラ上又はキャリア薄膜の上に振り掛けられ
る。後者の場合には、発泡粒子が単層のみを形成する2
層の材料が得られる。双方の層の膨張係数の差に起因し
て、この帯状材料から、例えば中空品を製造することが
できる。
の製造方法が記載されており、プラスチック粒子は、加
熱されたローラ上又はキャリア薄膜の上に振り掛けられ
る。後者の場合には、発泡粒子が単層のみを形成する2
層の材料が得られる。双方の層の膨張係数の差に起因し
て、この帯状材料から、例えば中空品を製造することが
できる。
【0005】一方、コンパウンド材料の成形品の製造方
法が知られており、この方法においては、キャリア材料
(薄膜)は発泡装置の発泡道具内に導入される。その
後、後面から薄膜を発泡させ、又は薄膜は別の操作にお
いて製造されたフォーム成形品の外側に焼き付けられ
る。
法が知られており、この方法においては、キャリア材料
(薄膜)は発泡装置の発泡道具内に導入される。その
後、後面から薄膜を発泡させ、又は薄膜は別の操作にお
いて製造されたフォーム成形品の外側に焼き付けられ
る。
【0006】例えば、AT235563には、発泡可能
なプラスチック成形品の製造方法が記載されており、こ
の方法においては、膨張し得るポリスチロール(exp
andable polystyrol EPS)から
なる粒子が型の中に満たされて、熱可塑性材料の板が頂
部に配置される。板は、まず、加熱によって軟化し、機
械的圧力及びさらなる熱の効果により、EPS粒子は、
粒子同士で、及び板に対して接合する。
なプラスチック成形品の製造方法が記載されており、こ
の方法においては、膨張し得るポリスチロール(exp
andable polystyrol EPS)から
なる粒子が型の中に満たされて、熱可塑性材料の板が頂
部に配置される。板は、まず、加熱によって軟化し、機
械的圧力及びさらなる熱の効果により、EPS粒子は、
粒子同士で、及び板に対して接合する。
【0007】EP0231727に知られているのは、
まず、発泡部分を型の中で製造して型から取り出し、同
様の型の中にプラスチック薄膜を挿入した後、予備製造
された発泡部分に薄膜を密着する、成形品の製造方法で
ある。
まず、発泡部分を型の中で製造して型から取り出し、同
様の型の中にプラスチック薄膜を挿入した後、予備製造
された発泡部分に薄膜を密着する、成形品の製造方法で
ある。
【0008】もう1つの既知の可能性は、真空成形によ
って型内での薄膜の変形を達成した後、薄膜を粒子フォ
ームに密着することである。
って型内での薄膜の変形を達成した後、薄膜を粒子フォ
ームに密着することである。
【0009】しかしながら、上述の方法で製造された成
形品においては、キャリア材料の粒子フォームへの不十
分な接着しか得られないという欠点がある。このこと
は、最終生成物の安定性及び耐久性を著しく低下させ
る。
形品においては、キャリア材料の粒子フォームへの不十
分な接着しか得られないという欠点がある。このこと
は、最終生成物の安定性及び耐久性を著しく低下させ
る。
【0010】均一な又は同一の材料を用いることによっ
て、例えば、粒子フォームとしてEPSを使用し、キャ
リア材料としてポリスチロールを使用することによっ
て、これらの問題を克服することが試みられてきた。し
かしながら、そのような材料の列挙は、適用範囲を決定
的に限定してしまう。例えば、コンパウンド材料が12
0〜130℃の温度での蒸気殺菌を必要とされる場合、
ポリスチロールは、キャリア材料として不適切である。
て、例えば、粒子フォームとしてEPSを使用し、キャ
リア材料としてポリスチロールを使用することによっ
て、これらの問題を克服することが試みられてきた。し
かしながら、そのような材料の列挙は、適用範囲を決定
的に限定してしまう。例えば、コンパウンド材料が12
0〜130℃の温度での蒸気殺菌を必要とされる場合、
ポリスチロールは、キャリア材料として不適切である。
【0011】自動車産業においては、薄膜をフレーム積
層する前に、例えば、EVA−改質PP又はPEの押出
し成形されたフォームとともに、又はこれを伴わずに改
質されたポリプロピレン軟質薄膜の挿入によって、最終
粒子フォームコンパウンド品を得る可能性が知られてい
る。実質的な欠点は、加熱下での形状保持性が乏しいこ
と、及びこれらの生成物のコンパウンド接着性が不十分
なことである。これに加えて、窪んだ又は型抜きされた
薄膜は、自動深絞り装置内で処理される際に、その型抜
きの輪郭を完全に又は部分的に失い、これは視覚的な欠
点に導く。
層する前に、例えば、EVA−改質PP又はPEの押出
し成形されたフォームとともに、又はこれを伴わずに改
質されたポリプロピレン軟質薄膜の挿入によって、最終
粒子フォームコンパウンド品を得る可能性が知られてい
る。実質的な欠点は、加熱下での形状保持性が乏しいこ
と、及びこれらの生成物のコンパウンド接着性が不十分
なことである。これに加えて、窪んだ又は型抜きされた
薄膜は、自動深絞り装置内で処理される際に、その型抜
きの輪郭を完全に又は部分的に失い、これは視覚的な欠
点に導く。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の欠点がなく、特に、発泡した部分に対してキャリア材
料が良好に接着し、装飾的な表面を与えることができ、
キャリア材料と発泡材料とを異なる材料で構成できるこ
とを特徴とする成形品を提供することにある。また、本
発明の目的は、そのような成形品の製造方法を提供する
ことにある。
の欠点がなく、特に、発泡した部分に対してキャリア材
料が良好に接着し、装飾的な表面を与えることができ、
キャリア材料と発泡材料とを異なる材料で構成できるこ
とを特徴とする成形品を提供することにある。また、本
発明の目的は、そのような成形品の製造方法を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】この課題は、請
求項1の特徴部の方法によって解決される。成形品は、
請求項12の対象である。都合のよい態様は、サブクレ
ームの対象である。
求項1の特徴部の方法によって解決される。成形品は、
請求項12の対象である。都合のよい態様は、サブクレ
ームの対象である。
【0014】本発明の方法は、発泡が行なわれるキャビ
ティに接合層を向けるような、キャリア材料と接合層と
を含む予備成形コンパウンドの発泡装置内への導入を具
備する。その後、キャビティは、成形品の製造のために
発泡した粒子でいっぱいに満たされる。
ティに接合層を向けるような、キャリア材料と接合層と
を含む予備成形コンパウンドの発泡装置内への導入を具
備する。その後、キャビティは、成形品の製造のために
発泡した粒子でいっぱいに満たされる。
【0015】本発明の1つの本質的な態様は、用いられ
る材料が互いに適合することである。驚くべきことに、
別個の工程でキャリア材料に塗布された結合層が、発泡
粒子と同様のポリマーマトリックス材料から構成される
ならば、発泡装置の中でキャリア材料に密着した発泡粒
子は、より密接にキャリア材料に接着することがわかっ
た。
る材料が互いに適合することである。驚くべきことに、
別個の工程でキャリア材料に塗布された結合層が、発泡
粒子と同様のポリマーマトリックス材料から構成される
ならば、発泡装置の中でキャリア材料に密着した発泡粒
子は、より密接にキャリア材料に接着することがわかっ
た。
【0016】予備製造された、キャリア材料と結合層と
のコンパウンドは、キャリア材料が結合層に与えられる
先立った工程で製造される。
のコンパウンドは、キャリア材料が結合層に与えられる
先立った工程で製造される。
【0017】結合層は、種々の方法で製造することがで
きる。1つの好ましい態様によれば、結合層は、後の発
泡プロセス中と同様の発泡粒子から作られる。異なる方
法によれば、方法の第1の工程中にキャリア材料の少な
くとも一方の表面を接着状態(接着層)とした後、発泡
粒子を好ましくは単一層で塗布する。
きる。1つの好ましい態様によれば、結合層は、後の発
泡プロセス中と同様の発泡粒子から作られる。異なる方
法によれば、方法の第1の工程中にキャリア材料の少な
くとも一方の表面を接着状態(接着層)とした後、発泡
粒子を好ましくは単一層で塗布する。
【0018】キャリア材料への発泡粒子の接着作用は、
キャリア材料の接着層に発泡層を部分的に押し込むこと
によっても、改善することができる。一方、既知の方法
においては、発泡粒子は、キャリア材料にたんに半融
(sinter)させるのみであり、キャリア材料と発
泡粒子との密接な接着は、第1の方法の工程で得られ
る。第2の方法の工程において、キャリア材料上に位置
する発泡粒子は、その後、発泡装置のキャビティ中に移
動したその他の発泡粒子に密着する。成形キャビティ内
における発泡粒子の接合は、これらの発泡粒子それ自体
の間の相互接合と同程度に良好であることがわかった。
それゆえ、もはや発泡した部分からキャリア材料を分離
できないような成形品が得られる。
キャリア材料の接着層に発泡層を部分的に押し込むこと
によっても、改善することができる。一方、既知の方法
においては、発泡粒子は、キャリア材料にたんに半融
(sinter)させるのみであり、キャリア材料と発
泡粒子との密接な接着は、第1の方法の工程で得られ
る。第2の方法の工程において、キャリア材料上に位置
する発泡粒子は、その後、発泡装置のキャビティ中に移
動したその他の発泡粒子に密着する。成形キャビティ内
における発泡粒子の接合は、これらの発泡粒子それ自体
の間の相互接合と同程度に良好であることがわかった。
それゆえ、もはや発泡した部分からキャリア材料を分離
できないような成形品が得られる。
【0019】型の中における発泡プロセス中に、個々の
発泡粒子の間に必然的に存在する中空空間は、型の中空
に存在する発泡粒子で満たされ、粒子層に存在するそれ
ぞれの発泡粒子は、ある程度まで圧縮される。発泡プロ
セスの間、キャリア材料中の発泡材料の埋め込みに関し
ては、何等変化がない。
発泡粒子の間に必然的に存在する中空空間は、型の中空
に存在する発泡粒子で満たされ、粒子層に存在するそれ
ぞれの発泡粒子は、ある程度まで圧縮される。発泡プロ
セスの間、キャリア材料中の発泡材料の埋め込みに関し
ては、何等変化がない。
【0020】キャリア材料が薄い場合には、結合層の発
泡粒子は、押し付けの状況におかれるので、それ自体を
外表面に刻み込んで跡を付けるおそれがあり、キャリア
材料の意図されない表面改善に導く。結合層、好ましく
は被覆を具備する結合層を形成することで、これを避け
ることができる。この被覆は、キャリア材料から離間し
て対向する側に粗い表面を有し、これによって方法の第
2の方法の工程中に発泡する発泡粒子の優れた接着性が
達成される。この粗い表面のコーティングは、スプレー
によって、又はローラ、ドクターブレード等の方法によ
って塗布することができる。
泡粒子は、押し付けの状況におかれるので、それ自体を
外表面に刻み込んで跡を付けるおそれがあり、キャリア
材料の意図されない表面改善に導く。結合層、好ましく
は被覆を具備する結合層を形成することで、これを避け
ることができる。この被覆は、キャリア材料から離間し
て対向する側に粗い表面を有し、これによって方法の第
2の方法の工程中に発泡する発泡粒子の優れた接着性が
達成される。この粗い表面のコーティングは、スプレー
によって、又はローラ、ドクターブレード等の方法によ
って塗布することができる。
【0021】他の態様によれば、結合層の発泡粒子の代
わりに、再生粒子をキャリア材料上に塗布することがで
きる。再生粒子は、すでに使用された成形品を、ダスト
又は小さな不要粒子まで機械的に粉砕することによっ
て、再生工程の間に形成された粒子であると理解されて
いる。
わりに、再生粒子をキャリア材料上に塗布することがで
きる。再生粒子は、すでに使用された成形品を、ダスト
又は小さな不要粒子まで機械的に粉砕することによっ
て、再生工程の間に形成された粒子であると理解されて
いる。
【0022】円形の発泡粒子と比較すると、これらの粒
子は、好ましくは1.6mm2 までのサイズであり、所
望の接着効果を改善する、非常に不規則な形状の表面を
有する。これ以外にも、粒子の構造が最終コンパウンド
品の表面に反映されないならば、キャリア層をかなり薄
くすることができる。
子は、好ましくは1.6mm2 までのサイズであり、所
望の接着効果を改善する、非常に不規則な形状の表面を
有する。これ以外にも、粒子の構造が最終コンパウンド
品の表面に反映されないならば、キャリア層をかなり薄
くすることができる。
【0023】また、接着層は、キャリア材料の少なくと
も一方の表面を改質することによって、又は、接着層を
塗布することによって製造することができ、この場合、
再生粒子は、好ましくは接着層中に押し込まれる。
も一方の表面を改質することによって、又は、接着層を
塗布することによって製造することができ、この場合、
再生粒子は、好ましくは接着層中に押し込まれる。
【0024】その特性のためにキャリア材料が適合しな
かった、外見、抵抗値、殺菌剤の浸透性等の与えられた
特性に成形品の外側を適合させるため、好ましくは結合
層の適用前に結合層に離間して対向する側において、キ
ャリア材料を少なくとも1つの他の層に接合することが
できる。
かった、外見、抵抗値、殺菌剤の浸透性等の与えられた
特性に成形品の外側を適合させるため、好ましくは結合
層の適用前に結合層に離間して対向する側において、キ
ャリア材料を少なくとも1つの他の層に接合することが
できる。
【0025】キャリア材料は、好ましくは熱可塑性、又
は熱的に形成可能なポリマーフィルムから構成すること
ができる。それは、押し出し成形、共有押し出し成形、
ブロー成形又はブロー押し出し成形によって製造するこ
とができる。
は熱的に形成可能なポリマーフィルムから構成すること
ができる。それは、押し出し成形、共有押し出し成形、
ブロー成形又はブロー押し出し成形によって製造するこ
とができる。
【0026】押出し成形によってポリマーの形を成形す
る場合には、その後、ポリマーフィルムが可塑状態とな
り、ポリマー表面を加熱する必要がなくなるので、発泡
粒子又は再生粒子の塗布を押し出し成形後に1回行なう
だけでよいという点で有利なものである。
る場合には、その後、ポリマーフィルムが可塑状態とな
り、ポリマー表面を加熱する必要がなくなるので、発泡
粒子又は再生粒子の塗布を押し出し成形後に1回行なう
だけでよいという点で有利なものである。
【0027】ポリマー薄膜の代わりに、その他のキャリ
ア材料を使用してもよい。その材料は、ラテックス又は
PE粉末の接着フィルムを具備する支持材料であり、接
着剤として作用するこれらの材料は、発泡粒子の塗布の
前に接着状態を現わす。
ア材料を使用してもよい。その材料は、ラテックス又は
PE粉末の接着フィルムを具備する支持材料であり、接
着剤として作用するこれらの材料は、発泡粒子の塗布の
前に接着状態を現わす。
【0028】片面及び両面が結合層で被覆されたキャリ
ア材料のいずれも、使用することができる。両面が被覆
される場合、それぞれのキャリア材料表面層を適切に加
熱した後、まず一方の面に、ついで他方の面に連続して
発泡又は再生粒子を与えることができる。しかしなが
ら、キャリア材料を垂直に導くこともでき、発泡粒子又
は再生粒子をキャリア材料の両面に同時に塗布してもよ
い。
ア材料のいずれも、使用することができる。両面が被覆
される場合、それぞれのキャリア材料表面層を適切に加
熱した後、まず一方の面に、ついで他方の面に連続して
発泡又は再生粒子を与えることができる。しかしなが
ら、キャリア材料を垂直に導くこともでき、発泡粒子又
は再生粒子をキャリア材料の両面に同時に塗布してもよ
い。
【0029】キャリア材料と結合層との予備製造された
コンパウンドが発泡装置型内に導入されると、キャリア
材料のコインニング、痕跡の形成、又はライティングの
適用が、発泡と同時に起こり得る。
コンパウンドが発泡装置型内に導入されると、キャリア
材料のコインニング、痕跡の形成、又はライティングの
適用が、発泡と同時に起こり得る。
【0030】予備製造されたコンパウンド材料は、ロー
ルから、又は個々に切断された形状で発泡装置内に導く
ことができる。成形品を製造する場合、予備成形された
コンパウンドは、発泡プロセスの間に適切に変形され
る。
ルから、又は個々に切断された形状で発泡装置内に導く
ことができる。成形品を製造する場合、予備成形された
コンパウンドは、発泡プロセスの間に適切に変形され
る。
【0031】成形品は、発泡粒子が、少なくとも1つの
結合層を介してキャリアに接合されており、これらの発
泡粒子は、結合層と同一のマトリックスポリマー材料か
らなることを特徴とする。結合層は、また、発泡粒子を
含むことができ、残りの発泡粒子とともに粒子フォーム
を発生する。
結合層を介してキャリアに接合されており、これらの発
泡粒子は、結合層と同一のマトリックスポリマー材料か
らなることを特徴とする。結合層は、また、発泡粒子を
含むことができ、残りの発泡粒子とともに粒子フォーム
を発生する。
【0032】また、結合層は、再生粒子で構成してもよ
く、又は粗い表面を有する被覆で形成することもでき
る。好ましくは、発泡粒子又は再生粒子は、接着層中に
埋め込まれ、それによって、ほとんど分離しないコンパ
ウンドを形成する。接着層は、キャリア材料の表面層、
又は粘着性の層とすることができる。
く、又は粗い表面を有する被覆で形成することもでき
る。好ましくは、発泡粒子又は再生粒子は、接着層中に
埋め込まれ、それによって、ほとんど分離しないコンパ
ウンドを形成する。接着層は、キャリア材料の表面層、
又は粘着性の層とすることができる。
【0033】いずれの成形品が含まれるか、又はいずれ
の用途が成形品に意図されるかによって、同一の又は異
なる材料をキャリア材料として使用することができる。
種々の材料の相互関係は、材料の組合せが含まれる際に
考察しなければならない。
の用途が成形品に意図されるかによって、同一の又は異
なる材料をキャリア材料として使用することができる。
種々の材料の相互関係は、材料の組合せが含まれる際に
考察しなければならない。
【0034】第1の態様によれば、キャリア材料は、改
質された熱可塑性の単層又は多層のポリマー薄膜であ
り、その表面フィルムは、発泡又は再生粒子が埋め込ま
れた接着層を形成する。キャリア材料は、充填剤を含ま
ない、又は改質されたホモPP、ブロックPP、又はラ
ンダムPPを含む。この材料は、EPE製の発泡又は再
生粒子、又はポリストルールを伴うLDPE及び/又は
MDPE及び/又はHDPEの発泡又は再生粒子と容易
に組み合わせることができる。また、EPE、EPS、
EPP、又はEPMMA発泡粒子又はこれらの材料の混
合物もまた、使用することができる。
質された熱可塑性の単層又は多層のポリマー薄膜であ
り、その表面フィルムは、発泡又は再生粒子が埋め込ま
れた接着層を形成する。キャリア材料は、充填剤を含ま
ない、又は改質されたホモPP、ブロックPP、又はラ
ンダムPPを含む。この材料は、EPE製の発泡又は再
生粒子、又はポリストルールを伴うLDPE及び/又は
MDPE及び/又はHDPEの発泡又は再生粒子と容易
に組み合わせることができる。また、EPE、EPS、
EPP、又はEPMMA発泡粒子又はこれらの材料の混
合物もまた、使用することができる。
【0035】他の態様によれば、キャリア材料は、ポリ
プロピレン/ポリエチレン混合物を含み、ポリエチレン
は、HDPE、MDPE、LDPE、又はEVA−LD
PEであり、粒子フォームは、EPE又はEPMMAか
ら構成される。
プロピレン/ポリエチレン混合物を含み、ポリエチレン
は、HDPE、MDPE、LDPE、又はEVA−LD
PEであり、粒子フォームは、EPE又はEPMMAか
ら構成される。
【0036】共有押出し成形された薄膜が、その外側に
ポリプロピレンを有し、そして発泡粒子に向いた側面
が、MSAグラフト又はアクリレートグラフトLDPE
等の改質されたポリオレフィンを含むならば、EPS発
泡粒子及び外側ポリプロピレン層への十分な親和力は、
ポリプロピレン含有量によって保証される。
ポリプロピレンを有し、そして発泡粒子に向いた側面
が、MSAグラフト又はアクリレートグラフトLDPE
等の改質されたポリオレフィンを含むならば、EPS発
泡粒子及び外側ポリプロピレン層への十分な親和力は、
ポリプロピレン含有量によって保証される。
【0037】もう1つの態様によれば、キャリア材料
は、ラテックス又は散在させたポリエチレン粉末の接着
層を有する支持材料とすることができる。その後、支持
材料は、モノファイル、マルチファイル、又はタフト状
の織物に織ることができる。
は、ラテックス又は散在させたポリエチレン粉末の接着
層を有する支持材料とすることができる。その後、支持
材料は、モノファイル、マルチファイル、又はタフト状
の織物に織ることができる。
【0038】また、問題となっている支持材料として、
織られたテープ、又はニードルフェルトが挙げられる。
織られたモノファイルは、好ましくは、バンパーの外層
として、又は、多用容器として使用することができ、モ
ノファイルの織物は、粒子フォームのための保護のみで
はなく、多用容器の可動部分のちょうつがい機能もま
た、有することができる。
織られたテープ、又はニードルフェルトが挙げられる。
織られたモノファイルは、好ましくは、バンパーの外層
として、又は、多用容器として使用することができ、モ
ノファイルの織物は、粒子フォームのための保護のみで
はなく、多用容器の可動部分のちょうつがい機能もま
た、有することができる。
【0039】好ましくは、支持材料は、発泡粒子から離
れた対向する面において、アルミニウム又は銅のような
金属箔を支えることができる。そのような場合、成形品
は、移動家屋又は熱容器に適切である。銅箔は、電気的
遮蔽を達成するための成形品に適切である。
れた対向する面において、アルミニウム又は銅のような
金属箔を支えることができる。そのような場合、成形品
は、移動家屋又は熱容器に適切である。銅箔は、電気的
遮蔽を達成するための成形品に適切である。
【0040】キャリア材料に付加的に塗布された箔は、
また、金属充填剤入りのホモPPからなるポリマー薄膜
とすることができる。そのようなポリマー薄膜は、装飾
用薄膜、特に、木製品の又は木目調の装飾用薄膜とする
ことができ、あるいは、支持材料は、成形品をテーブル
板として又は家具製造において使用するための木製化粧
板を支持することができる。
また、金属充填剤入りのホモPPからなるポリマー薄膜
とすることができる。そのようなポリマー薄膜は、装飾
用薄膜、特に、木製品の又は木目調の装飾用薄膜とする
ことができ、あるいは、支持材料は、成形品をテーブル
板として又は家具製造において使用するための木製化粧
板を支持することができる。
【0041】成形品の安定性を向上させるために、強化
材料を粒子フォーム中に埋め込んでもよい。適切な解決
を有するプラスチック板は、この目的のために好ましく
使用される。
材料を粒子フォーム中に埋め込んでもよい。適切な解決
を有するプラスチック板は、この目的のために好ましく
使用される。
【0042】しかしながら、任意の強化形材を粒子フォ
ーム中に組み入れることの可能性もまた存在する。
ーム中に組み入れることの可能性もまた存在する。
【0043】強化形材の代わりに、織物を粒子フォーム
の内側に存在させてもよい。
の内側に存在させてもよい。
【0044】成形品を製造するために両面被覆された支
持材料が使用される場合には、支持材料は成形品の内側
に位置する。
持材料が使用される場合には、支持材料は成形品の内側
に位置する。
【0045】本発明の方法は、多用包装、例えば、特に
食品産業において使用できるような成形品の製造を可能
にし、この成形品は、適切な支持材料を使用することに
よって、EPS又はその他の感熱性粒子フォームの部分
を、使い捨て包装用に殺菌することができる。その有用
性がなくなった際に、価値ある材料を有用な粒子に再生
し、注入成形又は加圧方法を用いて再加工できるよう
に、粒子フォーム上のキャリア材料の選択によって、コ
ンパウンド材料を調節することができる。
食品産業において使用できるような成形品の製造を可能
にし、この成形品は、適切な支持材料を使用することに
よって、EPS又はその他の感熱性粒子フォームの部分
を、使い捨て包装用に殺菌することができる。その有用
性がなくなった際に、価値ある材料を有用な粒子に再生
し、注入成形又は加圧方法を用いて再加工できるよう
に、粒子フォーム上のキャリア材料の選択によって、コ
ンパウンド材料を調節することができる。
【0046】
【実施例】典型的な態様を、図面によって以下により詳
細に説明する。
細に説明する。
【0047】図1に示されるのは、その外側にはキャリ
ア材料2としてのポリマー薄膜を有し、他方の側には粒
子フォーム5を有する成形品1の断面図である。ポリマ
ー薄膜2に隣接しているのは、発泡粒子3の単層4であ
り、結合層12を形成している。図2に示すように、結
合層2の発泡粒子3は、少なくとも部分的にポリマー薄
膜中に埋め込まれている。単層4の発泡粒子3がポリマ
ー薄膜中に埋め込まれた領域は、キャリア材料2の接着
層11を形成する。
ア材料2としてのポリマー薄膜を有し、他方の側には粒
子フォーム5を有する成形品1の断面図である。ポリマ
ー薄膜2に隣接しているのは、発泡粒子3の単層4であ
り、結合層12を形成している。図2に示すように、結
合層2の発泡粒子3は、少なくとも部分的にポリマー薄
膜中に埋め込まれている。単層4の発泡粒子3がポリマ
ー薄膜中に埋め込まれた領域は、キャリア材料2の接着
層11を形成する。
【0048】単層4の発泡粒子3は、発泡装置内で通常
の方法により、発泡粒子3の残部に結合される。一般的
に、単層4の発泡粒子は、粒子フォーム5の残部の発泡
粒子と同等の寸法である。単層4の空隙は、隣接する発
泡粒子3によっていっぱいに満たされている。
の方法により、発泡粒子3の残部に結合される。一般的
に、単層4の発泡粒子は、粒子フォーム5の残部の発泡
粒子と同等の寸法である。単層4の空隙は、隣接する発
泡粒子3によっていっぱいに満たされている。
【0049】図3において、結合層12を形成する再生
粒子3がその中に埋め混まれた接着層は、接着層11と
してキャリア材料に塗布される。再生粒子13は、粒子
フォーム5の発泡粒子3と同様のポリマーマトリックス
材料からなる。
粒子3がその中に埋め混まれた接着層は、接着層11と
してキャリア材料に塗布される。再生粒子13は、粒子
フォーム5の発泡粒子3と同様のポリマーマトリックス
材料からなる。
【0050】図4には、粗い表面を有する被覆14を含
む結合層12の態様を示す。
む結合層12の態様を示す。
【0051】図5は、もう1つの態様を示し、これにお
いては、キャリア材料を形成するポリマー薄膜の外側に
外部層6が塗布されている。ポリマー薄膜と外部層6と
は、粒子被覆が塗布される前に互いに密着されている。
外部層6は、例えば、装飾用薄膜又は金属フィルムを含
んでもよい。
いては、キャリア材料を形成するポリマー薄膜の外側に
外部層6が塗布されている。ポリマー薄膜と外部層6と
は、粒子被覆が塗布される前に互いに密着されている。
外部層6は、例えば、装飾用薄膜又は金属フィルムを含
んでもよい。
【0052】図6に示す態様において、成形品は、3つ
の層2,5及び7全てを有する。この態様において、キ
ャリア材料2は、その外側で、2つの付加的な層6,7
に密合されており、これらの層は、図5の場合のよう
に、粒子コーティングの前にキャリア材料2に密着され
ている。層2,6及び7は、共有押出し成形された薄膜
を含んでもよく、個々の層2,6及び7は、異なる材料
で形成されてもよい。しかしながら、層2と7を共有押
出し成形された薄膜とし、層6を金属フィルムとするこ
とも可能である。もう1つの可能性は、共有押出し成形
された薄膜としての層6及び7を、ポリマー薄膜又は織
物から構成し得るキャリア材料2に塗布することであ
る。種々の材料の組み合わせがあり、全てのコンパウン
ド材料の適切な接着が得られるように、結合層12の材
料と、層7及び6それぞれとに対して、キャリア材料2
が適切な親和性を有するよう注意を払わなければならな
い。
の層2,5及び7全てを有する。この態様において、キ
ャリア材料2は、その外側で、2つの付加的な層6,7
に密合されており、これらの層は、図5の場合のよう
に、粒子コーティングの前にキャリア材料2に密着され
ている。層2,6及び7は、共有押出し成形された薄膜
を含んでもよく、個々の層2,6及び7は、異なる材料
で形成されてもよい。しかしながら、層2と7を共有押
出し成形された薄膜とし、層6を金属フィルムとするこ
とも可能である。もう1つの可能性は、共有押出し成形
された薄膜としての層6及び7を、ポリマー薄膜又は織
物から構成し得るキャリア材料2に塗布することであ
る。種々の材料の組み合わせがあり、全てのコンパウン
ド材料の適切な接着が得られるように、結合層12の材
料と、層7及び6それぞれとに対して、キャリア材料2
が適切な親和性を有するよう注意を払わなければならな
い。
【0053】図7は、もう1つの態様を示し、ここで
は、開孔9を有するプラスチック板8の形状の強化材料
が粒子フォーム中に配置されている。
は、開孔9を有するプラスチック板8の形状の強化材料
が粒子フォーム中に配置されている。
【0054】図8には、クレート(crate)の断面
が示されており、キャリア材料2は、例えば殺菌された
外部層6をその外側に具備している。これは、感熱性粒
子フォーム材料5にも拘らず、適切な外部層6を提供し
たことに起因して、蒸気殺菌し得る成形品の製造を可能
にする。
が示されており、キャリア材料2は、例えば殺菌された
外部層6をその外側に具備している。これは、感熱性粒
子フォーム材料5にも拘らず、適切な外部層6を提供し
たことに起因して、蒸気殺菌し得る成形品の製造を可能
にする。
【図1】コンパウンド材料の断面図。
【図2】図1におけるXの拡大図。
【図3】他の態様のコンパウンド材料の断面図。
【図4】他の態様のコンパウンド材料の断面図。
【図5】他の態様のコンパウンド材料の断面図。
【図6】他の態様のコンパウンド材料の断面図。
【図7】他の態様のコンパウンド材料の断面図。
【図8】クレートの断面図。
Claims (22)
- 【請求項1】 キャリア材料にポリマーの粒子フォーム
が密着された成形品の製造方法であって、 キャリア材料(2)と結合層(12)とを含む予備成形
されたコンパウンドを発泡装置内に導入し、結合層(1
2)を発泡が行なわれるキャビティに向けた後、キャビ
ティは結合層(12)と同様のポリマーマトリックス材
料からなる発泡粒子(3)が発泡して満たされる方法。 - 【請求項2】 結合層(12)を形成するために、発泡
粒子(3)又は再生粒子(13)をキャリア材料(2)
に塗布する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 接着層(11)を製造するために、キャ
リア材料(2)を少なくとも表面において接着状態に変
化させる、又は、結合層(12)の発泡粒子(3)又は
再生粒子(13)が塗布された接着層をキャリア材料
(2)に与える請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 結合層(12)の発泡粒子(3)が単層
(4)で塗布される請求項2又は3に記載の方法。 - 【請求項5】 結合層の発泡粒子(3)又は再生粒子
(13)が、キャリア材料(2)又は接着層の中に部分
的に押し込まれている請求項2ないし4のいずれか1項
に記載の方法。 - 【請求項6】 接着層がラテックス又はPE粉末で形成
され、ラテックス層又はPE粉末層が、発泡粒子(3)
を塗布する前に接着状態にされる請求項2ないし5のい
ずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 キャリア材料(2)が、結合層(12)
の塗布に先だって、結合層(12)に離間して対向する
側で少なくとも1つの層材料(6,7)と密着される請
求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項8】 キャリア材料(2)が、熱可塑性又は熱
的に変形可能なポリマーフィルムを含む請求項1又は7
に記載の方法。 - 【請求項9】 ポリマーフィルムが、押出し成形、共有
押出し成形、ブロー成形、又はブロー押出し成形によっ
て製造される請求項1ないし8のいずれか1項に記載の
方法。 - 【請求項10】 ポリマーフィルムが、押出し成形後、
まだ可塑状態にあるときに、発泡粒子(3)又は再生粒
子(13)を与えられる請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 キャリア材料から離間して対向する側
に粗い表面を有する被覆(14)が、結合層(12)と
してキャリア材料に塗布される請求項1に記載の方法。 - 【請求項12】 少なくとも1つのキャリア材料(2)
とポリマーの粒子フォーム(5)とを含む成形品であっ
て、 発泡粒子(3)が少なくとも1層の結合層(12)を介
してキャリア材料(2)に接合されており、この発泡粒
子(3)は、結合層(12)と同様のマトリックスポリ
マー材料からなることを特徴とする成形品。 - 【請求項13】 結合層(12)が発泡粒子(3)を含
み、この発泡粒子は発泡粒子の残部とともに粒子フォー
ム(5)を形成する請求項12に記載の成形品。 - 【請求項14】 発泡粒子(3)が接着層(11)内に
埋め込まれた請求項12又は13に記載の成形品。 - 【請求項15】 接着層(11)が、キャリア材料
(2)の表面層又は接着フィルムである請求項14に記
載の成形品。 - 【請求項16】 結合層(12)が、再生粒子(13)
から、又は粗い表面を有する被覆(14)から形成され
た請求項12に記載の成形品。 - 【請求項17】 キャリア材料が、改質された熱可塑性
の単層又は多層ポリマー薄膜である請求項12ないし1
6のいずれか1項に記載の成形品。 - 【請求項18】 キャリア材料(2)が、充填された、
充填されない又は改質された状態のホモPP、ブロック
PP、又はランダムPP、ポリプロピレンを含むMSA
グラフト又はアクリレートグラフトLDPE、又はポリ
プロピレン/ポリエチレンの混合物を含有し、ポリエチ
レンがHDPE、MDPE、LDPE又はEVA−LD
PEである請求項12ないし17のいずれか1項に記載
の成形品。 - 【請求項19】 発泡材料(3)が、EPE、EPS、
EPP、又はEPMMA又はこれらの材料の混合物、又
はポリスチロールを含むLDPE及び/又はMDPE及
び/又はHDPEの混合物を含有する、請求項13ない
し18のいずれか1項に記載の成形品。 - 【請求項20】 キャリア材料(2)が、発泡粒子
(3)から離間して対向する側において、金属箔、付加
的なポリマー薄膜(6,7)、又は木製板材を支持す
る、請求項12ないし19のいずれか1項に記載の成形
品。 - 【請求項21】 付加的なポリマー薄膜(6,7)が、
ミネラルフィラーを含むホモPP、又は木製品の装飾用
薄膜である請求項20に記載の成形品。 - 【請求項22】 強化材料(8)が粒子フォーム(5)
中に組み入れられている請求項12ないし21のいずれ
か1項に記載の成形品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4406039A DE4406039C1 (de) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | Formkörper aus Verbundmaterial und Verfahren zur Herstellung eines solchen Verbundmaterials |
DE4406039.4 | 1994-02-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0885156A true JPH0885156A (ja) | 1996-04-02 |
JP2685420B2 JP2685420B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=6511133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7036954A Expired - Lifetime JP2685420B2 (ja) | 1994-02-24 | 1995-02-24 | コンパウンド材料の製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0669195B1 (ja) |
JP (1) | JP2685420B2 (ja) |
AT (1) | ATE181013T1 (ja) |
DE (2) | DE4406039C1 (ja) |
ES (1) | ES2132446T3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019059142A1 (ja) * | 2017-09-25 | 2019-03-28 | 株式会社ジェイエスピー | 表皮材付発泡成形体 |
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- 1995-02-18 EP EP95102247A patent/EP0669195B1/de not_active Expired - Lifetime
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- 1995-02-18 ES ES95102247T patent/ES2132446T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-02-18 DE DE59506130T patent/DE59506130D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-24 JP JP7036954A patent/JP2685420B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2685420B2 (ja) | 1997-12-03 |
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