JPH0884902A - 沈澱分離装置 - Google Patents
沈澱分離装置Info
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- JPH0884902A JPH0884902A JP24689194A JP24689194A JPH0884902A JP H0884902 A JPH0884902 A JP H0884902A JP 24689194 A JP24689194 A JP 24689194A JP 24689194 A JP24689194 A JP 24689194A JP H0884902 A JPH0884902 A JP H0884902A
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Abstract
る汚泥に対応させて制御する。 【構成】 偏平な底面を有するとともに、その底面の一
部を凹状に形成した汚泥溜を有する沈澱池と、断面形状
が前記汚泥溜側が垂直状で、その汚泥溜側と反対側が下
向きの傾斜面を有し、かつ互いに所定の取付間隔を保っ
て設けられた複数の掻寄板からなる集泥機と、その集泥
機を前記掻寄板の取付間隔よりも大きい距離往復動させ
る駆動部と、前記沈澱池内に導入されて沈澱分離される
不純物の種類、又は前記底面におけるその不純物の堆積
状態に応じて前記駆動部の往復動を制御する制御手段と
からなる。
Description
に、往復動式の集泥機を採用したものに関する。
の底部の一部に凹部を形成して汚泥溜が設けられている
とともに、その沈澱池の底部に汚泥溜に向って移動する
掻寄板が設けられている。
れた下水等の原水が、沈澱池の他方側へ移動する途中、
沈降性の不純物が降下して沈澱池の底面に堆積し、不純
物の分離して得られた処理水は、沈澱池の他方側から流
出することができる。
泥(スラッジ)は、その底面を汚泥溜方向に向って移動
する無端チェーンによって駆動される掻寄板により汚泥
溜に集められた後、ここから排出されて脱水処理等の汚
泥処理が行なわれる(例えば、実開昭62−35609
号公報等)。
いては、掻寄板の断面形状を汚泥溜側を垂直状にすると
ともに、汚泥溜と反対側に向って下方に傾斜した傾斜面
を有するようにし、掻寄板を往復動させて集泥する技術
が提案されている。
設けた掻寄板のように、沈澱池の底面を一方側から他方
側まで全部移動しなくとも掻寄板の取付間隔の距離だけ
往復動するだけで集泥できる特長がある。
来の沈澱分離装置のうち掻寄板を駆動するために無端チ
ェーンを使用するものは、無端チェーンが障害となって
沈澱池内に沈澱効果を高めるための傾斜板分離機を設置
しずらかったり、また、無端チェーンが大気と水中との
間を交互に移動するので、チェーンに腐食がおきやす
く、耐久性が劣るという問題があり、さらに保守点検が
面倒であるという欠点があった。
シリンダー等の往復動の駆動部を沈澱池の上方に配置
し、その駆動部と掻寄板とをワイヤで接続するので、上
述の無端チェーンを用いたときと同様の問題点を有して
いる。
積状態と無関係に駆動されているため、汚泥が堆積して
いないにもかかわらず常時駆動されて消費電力がかさん
だり、汚泥が大量に堆積しているにもかかわらず一定の
速度で駆動されるため、汚泥の移動を十分に行うことが
できないという不都合を生じやすかった。
ためになされたものであって、その目的は、傾斜板分離
機等の設置の障害とならないとともに、汚泥の堆積状態
に対応して掻寄板を駆動させることのできる沈澱分離装
置を提供することにある。
置は、上記目的を達成するために、偏平な底面を有する
とともに、その底面の一部を凹状に形成した汚泥溜を有
する沈澱池と、断面形状が前記汚泥溜側が垂直状で、そ
の汚泥溜側と反対側が下向きの傾斜面を有し、かつ互い
に所定の取付間隔を保って設けられた複数の掻寄板から
なる集泥機と、その集泥機を前記掻寄板の取付間隔より
も大きい距離往復動させる駆動部と、前記沈澱池内に導
入されて沈澱分離される不純物の種類、又は前記底面に
おけるその不純物の堆積状態に応じて前記駆動部の往復
動を制御する制御手段とを有することを特徴としてい
る。また、前記集泥機の復動時の速度はその集泥機の往
動時の速度よりも速くしたことを特徴としている。そし
て、前記沈澱池内には傾斜板分離機が設けられているこ
とを特徴としている。
は沈澱池の底面上に堆積した汚泥の量に応じて集泥機を
駆動させる。
明する。図1は、一実施例に係る沈澱分離装置の概略構
成を示す断面図である。
に下水等の原水を受け入れる原水受入槽2を有し、他端
側に後述する傾斜板分離機のトラフを介して処理水を排
出する、周知の横流式沈澱池の形状を呈している。
位置する沈澱槽3に流出させるに際し、均一に分散させ
るように、多孔板からなる分散板2aと整流板2bとを
有している。
な面に形成されていて、その底面1aの原水受入槽2側
は、凹状に形成されて汚泥溜4が設けられている。
され、複数の掻寄板5a,5a…を互いに等間隔に設け
て構成されている。この掻寄板5aは、周知の掻寄板と
同様に、沈澱池1の幅方向(原水の流れる方向と直交す
る方向)とほぼ等しい長さを有し、その断面形状(原水
の流れる方向と平行、かつ垂直方向の断面形状)は、図
示されるように、汚泥溜4側は垂直状に、その汚泥溜4
側と反対側は下向きの傾斜面を有する三角形状を呈して
いる。そして、各掻寄板5a,5a…は、連結部材5b
を介して一体化されて、集泥機5を構成している。
出側)は、沈澱池1の外に設置された本発明の駆動部の
一部を成す油圧シリンダ6に接続されている。すなわ
ち、油圧シリンダ6の駆動ロッド6a側は、沈澱池1の
側壁1bに設けられた周知のシール部材7を介して連結
部材5bに接続されている。
プ等を含む、油圧シリンダを駆動するときの周知の油圧
ユニットと同様の油圧ユニット6bに接続されている。
そして、この油圧ユニット6bは、図示しない制御器と
接続されていて、油圧シリンダ6を駆動制御できるよう
に構成されている。
汚泥の堆積状態を検出することのできるセンサSの信号
が入力できるように構成されているとともに、その入力
信号に基づいて、油圧シリンダ6を駆動制御できるよう
に構成されている。
動量は、少なくとも掻寄板5aの取付間隔以上となるよ
うに決められている。
と、集泥機5は、底面1a上を図1の矢印に示されるよ
うに左右方向に移動し、掻寄板5aの垂直側が傾斜面側
よりも底面1aに堆積した汚泥に対する抵抗力が大きい
ことにより、底面1a上に堆積した汚泥を汚泥溜4に移
動させることができる。
の上方に配置された周知の構造からなり、80°〜90
°に傾斜した多数の傾斜板8a,8a…を有している。
この範囲の傾斜角であると、広範囲の種類の汚泥に対処
できるとともに、傾斜板8a,8a…上に堆積する汚泥
量を少なくすることができる。そして、この傾斜板分離
機8の上部には、処理水取出部8b,8b…を有してい
て、ここから流出した処理水をトラフ9を介して沈澱槽
3外へ排出するように構成されている。
4の上方の水面近く配置された周知の構造からなり、無
端ベルト10aに所定間隔を保って複数のスクレーパ1
0b,10b…を有した構造を呈している。そして、無
端ベルト10aは、図示しないモータにより、スカムを
掻寄せる側のスクレーパ10b,10b…(下側に位置
するスクレーパ10b,10b…)が、原水供給側に移
動するように構成されている。
3内に原水受入槽2から原水が供給されると、原水中の
沈降性の不純物は底面に降下して堆積し、浮上性の不純
物は水面上に浮上する。
スカム除去機10によりスカム溜11に集められた後、
脱水,焼却等の処理が行なわれる。
過する際に、さらに沈降性の不純物を分離し、処理水取
出部8b及びトラフ9を介して処理水として排出され
る。
底面1a上に堆積した汚泥は、上述したように、油圧シ
リンダ6が往復動することにより汚泥溜4に集められ
る。そして、汚泥溜4内の汚泥は、ここから排出されて
脱水処理等の所定の汚泥処理が行なわれる。
板5aの往復動は、センサSが汚泥の堆積が所定に達し
たときに開始され、その堆積が無くなったときに停止さ
れるように制御器(図示せず)により制御される。ま
た、この往復動は、掻寄板5aが汚泥溜4側に移動する
ときの往動時の速度を1とすると、掻寄板5aが汚泥溜
4側から離れる方向に移動するときの復動時の速度は2
〜5、好ましくは4より大きくなるように設定される。
したがって、汚泥の移動を短時間のうちに効率よく行う
ことができ、消費電力を少なくすることができるととも
に、復動時の速度を速くすることによって汚泥の水分を
効率よく抜くことができ、汚泥の濃縮効果を高めること
ができる。
汚泥の堆積状態が増加傾向を示したときに往復動の頻度
を大きく、さらにその傾向が小さくなったときはその頻
度を小さくして汚泥を効率よく汚泥溜4へ移動させるこ
ともできる。
水に含まれる汚泥(不純物)の種類によって、例えば、
下水、工場排水のような汚水あるいは、上水等の原水の
性質に合わせて、制御器に掻寄板5aの往復動の速度を
設定するようにしてもよい。
を駆動するための機構が沈澱槽3内に存在しないので、
傾斜板分離機8又はスカム除去機10を設置する上で障
害とならない特長を有するとともに、集泥機5は制御器
で効率よく駆動制御される特長を有している。また、集
泥機は、常時、水中に位置していて大気と水中との間を
交互に移動しないので、腐食がおきにくく耐久性がよく
なるという効果がある。
を示すものであって、油圧シリンダ6は、沈澱池1の槽
壁1bの延長上に設けられている。
aは下側に向いていて、その他端部は、本発明のリンク
機構に当るL字状のリンク部材12の一方の端部に回動
自在に接続されている。このL字状のリンク部材12の
両辺の交点部分は、槽壁1bに設けられたフレームFの
支軸12aに回動自在に設けられ、そして、そのリンク
部材12の他方の端部は、集泥機5の一端側と移動自在
に接続されている。
動ロッド6aが上下動すると、集泥機5は、上記図1と
同様に、左右方向へ往復動することができる。
壁1bの上に設けると、槽壁1bを貫通する孔を必要と
しないので、上記シール部材7を必要としない特長があ
る。
の傾斜板8a,8a…は、単に偏平な板を傾斜させた
が、傾斜板をくの字状に配置した宇野式傾斜板等の他の
形式の傾斜板とすることもできる。
溜4側は垂直状を呈しているが、これを汚泥溜4側と反
対側に湾曲するようにして汚泥の移動量を多くできるよ
うにしてもよく、また傾斜面も上方へ多少盛り上った湾
曲面にし、集泥機5の復動時の汚泥の逆移動量を少なく
するようにしてもよい。したがって、本発明の掻寄板5
aの垂直状又は傾斜面は、このように湾曲又は変曲面を
も含んでいる。
圧シリンダを用いたがエアシリンダやモータ等の駆動源
を用いるようにしてもよい。
面を有するとともに、その底面の一部を凹状に形成した
汚泥溜を有する沈澱池と、断面形状が前記汚泥溜側が垂
直状で、その汚泥溜側と反対側が下向きの傾斜面を有
し、かつ互いに所定の取付間隔を保って設けられた複数
の掻寄板からなる集泥機と、その集泥機を前記掻寄板の
取付間隔よりも大きい距離往復動させる駆動部と、前記
沈澱池内に導入されて沈澱分離される不純物の種類、又
は前記底面におけるその不純物の堆積状態に応じて前記
駆動部の往復動を制御する制御手段とからなるので、集
泥機を駆動する機構が、傾斜板分離機等を配置する上で
障害とならない特長があり、さらに、集泥機は制御手段
により効果的に駆動制御される特長がある。また、集泥
機の復動時の速度を往動時よりも速くしたときは、高濃
度の汚泥とすることができる。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 偏平な底面を有するとともに、その底面
の一部を凹状に形成した汚泥溜を有する沈澱池と、 断面形状が前記汚泥溜側が垂直状で、その汚泥溜側と反
対側が下向きの傾斜面を有し、かつ互いに所定の取付間
隔を保って設けられた複数の掻寄板からなる集泥機と、 前記集泥機を前記掻寄板の取付間隔よりも大きい距離往
復動させる駆動部と、 前記沈澱池内に導入されて沈澱分離される不純物の種
類、又は前記底面におけるその不純物の堆積状態に応じ
て前記駆動部の往復動を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする沈澱分離装置。 - 【請求項2】 前記集泥機の復動時の速度はその集泥機
の往動時の速度よりも速くしたことを特徴とする請求項
1記載の沈澱分離装置。 - 【請求項3】 前記沈澱池内には傾斜板分離機が設けら
れていることを特徴とする請求項1又は2記載の沈澱分
離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24689194A JP3485642B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 沈澱分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24689194A JP3485642B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 沈澱分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0884902A true JPH0884902A (ja) | 1996-04-02 |
JP3485642B2 JP3485642B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=17155286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24689194A Expired - Lifetime JP3485642B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 沈澱分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3485642B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001062207A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-13 | Asahi Tec Corp | 沈殿池用排泥装置 |
JP2002219499A (ja) * | 2001-01-25 | 2002-08-06 | Asahi Tec Corp | 汚泥濃縮槽用掻寄機 |
JP2002219310A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Asahi Tec Corp | 掻寄機 |
CN107596739A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-01-19 | 天津科艾福特科技有限公司 | 一种智能自动化的平流式沉淀池 |
CN113368548A (zh) * | 2021-07-15 | 2021-09-10 | 郭顺 | 一种新型高效的全自动斜管沉淀池 |
CN113813654A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-12-21 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 斜板沉淀池刮泥装置及斜板沉淀池 |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP24689194A patent/JP3485642B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002219499A (ja) * | 2001-01-25 | 2002-08-06 | Asahi Tec Corp | 汚泥濃縮槽用掻寄機 |
JP2002219310A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Asahi Tec Corp | 掻寄機 |
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