JPH0884136A - 伝送路遅延補正通信方法と装置 - Google Patents

伝送路遅延補正通信方法と装置

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Publication number
JPH0884136A
JPH0884136A JP24333894A JP24333894A JPH0884136A JP H0884136 A JPH0884136 A JP H0884136A JP 24333894 A JP24333894 A JP 24333894A JP 24333894 A JP24333894 A JP 24333894A JP H0884136 A JPH0884136 A JP H0884136A
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JP
Japan
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delay amount
transmission line
slave station
transmission
delay
Prior art date
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Application number
JP24333894A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Ikeda
和行 池田
Osamu Inota
修 猪田
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Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スター配線した1つの主局と多くの従局との
間の伝送路遅延量を最遠の従局の伝送路遅延量に合わせ
て、各従局(無線基地局)を同期させて、伝送路の有効
利用を計る。 【構成】 主局10は下りバースト59を送出しそれを
受けた従局からの上りバースト119から主局10にお
いて伝送路遅延量79を測定し(60)、これを下りバ
ースト59に伝送路遅延量コードとして送信多重器51
で多重して送出する。従局では、伝送路遅延量コードに
従って最遠の従局からの上りバーストと同じタイミング
で主局10に上りバースト119が届くように遅延補正
を行う。伝送路遅延量79の値は前回の測定値よりも所
定の範囲を越えたときのみ更新するヒステリシス特性を
持たせた。 【効果】 各従局を同期せしめて伝送路を効率よく安定
に利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル・データの従属
同期伝送方式における伝送路遅延補正を行う通信方法と
装置に関する。さらに具体的には1つの主局とスター接
続された複数の従局との間の伝送距離の相違にもかかわ
らずジッタなく遅延補正を行って多くの従局が効率よく
通信することのできる改良された伝送路遅延補正通信方
法と装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】伝送路を介して長距離伝送を行えば伝送
遅延が発生する。一つの主局(たとえば、関門交換機)
に対して複数の従局(たとえば無線基地局)をスター配
線で接続するようなシステムの場合には、主局から同時
に各従局にバーストを送信してもそれぞれの伝送距離が
異なれば各従局にバーストが到達する時間も異なる。従
属同期伝送方式においては、従局は受信したバーストを
基準として各種のタイミングを生成している。
【0003】そのために複数の従局でバーストを受信す
るタイミングが異なれば各従局どうしは非同期となる。
主局と従局の間で単にデータの送受信を行う場合には従
局どうしが非同期であっても何ら問題はない。しかし従
局が、たとえば無線エリアを構成する基地局であった場
合、複数の基地局により1つの無線エリアを構成する場
合がある。デジタル多重の無線システムでは、アクセス
方式にTDMA(時分割マルチチャンネル・アクセス)
方式を採用している。
【0004】図11に4多重の無線区間でのスロット構
成を示す。同図(a)および(b)に示したように基地
局Aと基地局Bが位相同期していれば両局で同じ周波数
のキャリアを使用しても基地局Aではタイム・スロット
SL1を使用し、基地局Bではタイム・スロットSL2
を使用するといった具合に使用するタイム・スロットを
変えることにより正常な通信が可能となる。
【0005】しかし同図(a)と(c)に示すように、
基地局Aと基地局Bが非同期である場合には、タイム・
スロットが重なってしまう。このため同じ周波数のキャ
リアを使用して基地局Aがタイム・スロットSL1を使
用し、基地局Bがタイム・スロットSL2を使用すれば
タイム・スロットが重なっている部分で電波干渉が発生
し正常な通信が行えない。こうした場合にはどちらかの
基地局が周波数の違うキャリアを使用しなければならな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように伝送路の遅
延に対して何の対処もしなければキャリアの有効利用率
は落ちてしまい、その無線エリアで確保できるチャネル
数も減ってしまうという解決されなければならない課題
があった。したがってこの伝送路で生じる遅延を何らか
の方法で補正し、各基地局(従局)を同期させることが
できれば、無線キャリアの有効利用ができ、無線エリア
で確保できるチャネル数が増える。
【0007】本発明の目的は、各基地局(従局)を同期
させ得る通信方法と装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】従属同期伝送方式におい
て、主局側で伝送路遅延量を伝送クロック数換算で測定
する伝送路遅延量測定手段と、測定した伝送路遅延量を
伝送データに多重して従局へ伝送する送信多重手段と、
従局側で受信バーストから受信データと伝送路遅延量を
分離する受信分離手段と、伝送路遅延量に応じて受信デ
ータの遅延補正を行う遅延補正手段よりなる。
【0009】さらに伝送路遅延量測定手段において遅延
量測定に際してヒステリシス処理を行うように構成し
た。
【0010】
【作用】本発明によれば、主局側で伝送路遅延量を測定
し、測定した伝送路遅延量をコードで従局に伝送するこ
とにより従局では受け取ったコードに応じて遅延補正を
行うことができるから、主局側からみると、すべての従
局が最遠端の従局の位置に設けられたのと等価になる。
【0011】また、伝送路遅延量測定に際してヒステリ
シス処理を行うことによって測定値が頻繁に変更される
ことがなくなり、従局での遅延補正後のデータにジッタ
を発生させないようにできる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の主局の一実施例の回路構成図
である。
【0013】主局10は、受信回路20および送信回路
50により構成される。さらに受信回路20は同期回路
21、受信タイミング発生用カウンタ22および受信分
離器23により構成される。同期回路21は上りバース
ト119から受信データに同期したクロックを抽出し、
受信クロック26として出力する。さらにフレーム同
期、マルチフレーム同期検出を行い同期が確立した時点
で同期信号27を出力する。受信タイミング発生用カウ
ンタ22は同期回路21からの受信クロック26により
動作し、さらに同期信号27により受信タイミングの基
準値がセットされる。受信タイミングを受信カウンタ値
28として出力する。受信分離器23では受信カウンタ
値28を用いてフレーム構造からデータを分離し、受信
データ29として出力する。
【0014】一方、送信回路50は、送信タイミング発
生用カウンタ52、伝送路遅延量測定部60および送信
多重器51から構成されている。送信タイミング発生用
カウンタ52は送信クロック13によって動作し、送信
タイミングを送信カウンタ値58として発生する。伝送
路遅延量測定部60では、送信カウンタ値58および受
信カウンタ値28を用いて伝送路の遅延を測定し、伝送
路遅延量79を出力する。送信多重器51では同期パタ
ーン、送信データおよび伝送路遅延量測定部60で測定
された伝送路遅延量79を送信カウンタ値58にしたが
ってフレーム構造に多重化して下りバースト59により
送信する。
【0015】図2は本発明の従局の一実施例の回路構成
図である。
【0016】従局100は送信回路110および受信回
路130より構成されている。受信回路130は同期回
路131、受信タイミング発生用カウンタ132、受信
分離器133、タイミング発生器134、遅延補正器1
35から構成され、送信回路110は送信多重器111
から構成される。同期回路131では下りバースト59
から受信データに同期したクロックを抽出し、受信クロ
ック142として出力する。さらにフレーム同期、マル
チフレーム同期検出を行い、同期が確立した時点で同期
信号141を出力する。
【0017】受信タイミング発生用カウンタ132は同
期回路131からの受信クロック142により動作し、
さらに同期信号141により受信タイミングの基準値が
セットされ、受信タイミングを受信カウンタ値143と
して出力する。受信分離器133では受信カウンタ値1
43を用いてフレーム構造からデータを分離し、受信デ
ータ145と伝送路遅延量144を出力する。遅延補正
器135では受信分離器133で分離した受信データ1
45に対して、同様に分離した伝送路遅延量のコードを
用いて受信データ145を遅延させ、遅延補正データ1
49を出力する。
【0018】タイミング発生器134ではガード・タイ
ムT2の2分の1の値T2/2から伝送路遅延量144
の示す遅延時間T1/2を引いた値T2/2−T1/2
を受信カウンタ値143に加算し、従局タイミング14
8を発生する。送信多重器111では同期パターン11
2および送信データ113を受信カウンタ143に従っ
てフレーム構造に多重し、上りバースト119により送
信する。
【0019】図3に主局から見た、主局と1つの従局と
の間で割当てられたタイム・スロットを1フレームとし
た2線ピンポン伝送のフレーム構成例を示す。同図
(a)の下りバースト59が主局10から従局100に
対して送出されると、伝送路の遅延が全く無い場合に
は、上りバーストの119の位置は同図(b)に示した
最近端の位置になる。ここでFはフレーム同期用ビッ
ト、Mはマルチフレーム同期用ビット、Dは伝送路遅延
量コード、Iは送信すべきデータである。
【0020】しかし実際に伝送路を介してデータ伝送を
行えば必ず遅延が発生し、上りバースト119も遅延す
る。同図(c)のT1が伝送路の往復の遅延時間であ
る。伝送路の遅延は(b)のガード・タイムT2分だけ
許されている。もし遅延時間T1がガード・タイムT2
を超えてしまうと、上りバースト119と下りバースト
59が重なってしまい正常な通信ができなくなる。した
がってガード・タイムT2によって最大伝送距離が決ま
る。(c)の遅延時間T1の伝送路端にある従局100
が、T1=T2となり正常に通信できる最遠端となるか
ら、主局10からT2≧T1の範囲の従局100が通信
可能となる。
【0021】本実施例では主局10側で遅延時間T1を
送信クロック13のクロック数に換算し、さらにその換
算値の2分の1を伝送路遅延量79とし、従局100へ
伝送路遅延量コードDにより伝送する。また伝送路遅延
量79である遅延量T1/2を求める際に、ヒステリシ
ス処理を行うことによって伝送路遅延量79である遅延
量T1/2が頻繁に変化することを防いでいる。従局1
00側では受信した伝送路遅延量コードDを用いて受信
バーストを遅延させ最遠端にある従局に合せる。ガード
・タイムT2が既知であるから、受信バーストをT2/
2−T1/2だけ遅延させる。このようにしてすべての
遅延時間を等しく各々の従局を同期させる。
【0022】図4は図1の伝送路遅延量測定部60の一
実施例の回路構成図である。
【0023】伝送路遅延量測定部60はサンプル信号作
成器61、送信カウンタ値変換器62、遅延カウンタ・
サンプル器63、遅延量算出器64、ヒステリシス処理
器65および伝送路遅延量判定器66から構成される。
サンプル信号作成器61は、受信カウンタ値28のある
特定の値をデコードして遅延カウンタ値72をサンプル
するための遅延カウンタ・サンプル信号71を発生す
る。
【0024】送信カウンタ値変換器62では送信カウン
タ値58を遅延量測定用の遅延カウンタ値72に変換す
る。変換は、伝送路の遅延が全く無い場合に遅延カウン
タ・サンプル信号71で遅延カウンタ値72をサンプル
した結果が“0”になるように変換する。遅延カウンタ
・サンプル器63では遅延カウンタ・サンプル信号71
で遅延カウンタ値72をサンプルする。この値が伝送路
の往復遅延量73となる。遅延量算出器64ではこの往
復遅延量73を2分の1にした値の整数部をとる。これ
が片道遅延量74となる。
【0025】図5,図6および図7は3枚1連となって
図4の伝送路遅延量測定部60の各部のタイム・チャー
トを示している。このタイム・チャートは(a)に送信
クロック13を、(b)に220ビットの下りバースト
59を、(c)に0〜479の値を示す送信カウンタ値
58を、(d)に0〜479の値を示す遅延カウンタ値
72を、(e)に受信クロック26を、(f)に220
ビットの上りバースト119を、(g)に0〜479の
値を示す受信カウンタ値28を、(h)に遅延カウンタ
・サンプル信号71を示し、図3のガード・タイムT2
に相当するガード・ビットとして40ビットの例が示し
てある。図中のFはフレーム同期用ビット、Mはマルチ
フレーム同期用ビット、Dは伝送路遅延量コード、Iは
データ、iはアイドル・ビット(無送出)を示す。
【0026】ここで図5〜図7(b)の下りバースト5
9の220ビットは、(c)の送信カウンタ値58の値
の0から219までの、F,M,D,Iのビットであ
る。(f)の上りバースト119の220ビットは
(g)の受信カウンタ値28の値の0から219(図示
は省略されている)までの、F,M,Iのビットであ
る。(c)の送信カウンタ値58および(g)の受信カ
ウンタ値28の示す値の0〜479の480ビットで1
フレームを構成しているから、この1フレーム分480
ビットから下りバースト59の220ビットと上りバー
スト119の220ビットを引いた残りの40ビットが
ガード・ビットとなっている。
【0027】図5〜図7のタイム・チャートでは(h)
の遅延カウンタ・サンプル信号71は(g)の受信カウ
ンタ値28が0を示したときに出力する。よって(d)
の遅延カウンタ値72は(c)の送信カウンタ値58が
220を示したときに0を示すように送信カウンタ値変
換器62で変換される。このタイム・チャートでは、
(h)の遅延カウンタ・サンプル信号71が“H”にな
ったとき、矢印76の示すように(d)の遅延カウンタ
値72は4を示しているから、この値の2分の1の整数
部つまり“2”が片道遅延量74として遅延量算出器6
4によって算出される。
【0028】図4のヒステリシス処理器65では、今回
受信したフレームで測定した往復遅延量73の値Nに対
して判定値 x=Tm-1−int{(N−1)/2} を求める。ここでint(k)はkの整数部を表わし、T
m-1は前回受信したフレームでの片道遅延量74の値を
表わす。x=0または1のときには遅延量保持信号75
を“H”にし、それ以外のときには“L”にする。伝送
路遅延判定器66では遅延量保持信号75が“H”であ
れば今回測定した片道遅延量74を新たな伝送路遅延量
79として出力し、伝送路遅延量79の更新は行わない
でヒステリシス特性を持たせた。
【0029】図8には伝送路遅延量測定部60における
ヒステリシス処理のフローチャートを示している。
【0030】同図において動作が開始すると、遅延カウ
ンタ・サンプル器63において往復遅延量73の値Nが
測定され(ST1)、ヒステリシス処理器65におい
て、判定値 x=Tm-1−int{(N−1)/2} を計算する(ST2)。このxの値がx=0または1の
ときは(ST3Y)、遅延量保持信号75を“H”にし
て前回測定した片道遅延量をそのまま伝送路遅延量とし
て保持することを伝送路遅延量判定器66に指示し(S
T4)、伝送路遅延量79が伝送路遅延量判定器66か
ら出力される(ST7)。ステップST3においてx=
0または1とはならなかったときには(ST3N)、遅
延量算出器64で算出した片道遅延量を(ST5)、
“L”の遅延量保持信号75により伝送路遅延量判定器
66に伝送路遅延量として格納し(ST6)、それを出
力して動作を終了する(ST7)。
【0031】このようなヒステリシス処理を行うことで
遅延カウンタ・サンプル信号71の位相が遅延カウンタ
の境界付近であっても伝送路遅延量79が頻繁に変化す
ることが防止されるから、その頻繁な変化に起因するジ
ッタを抑えることができる。
【0032】図9にはこのヒステリシス処理の様子を説
明するためのタイム・チャートが示されている。同図
(a)の遅延カウンタ値72と(b)の遅延カウンタ・
サンプル信号71の位相関係が図示された関係にある場
合においては、(b)のヒステリシス処理が無い場合に
は伝送路遅延量79は(b)の遅延カウンタ・サンプル
信号71の立上がり部分が遅延カウンタ・サンプル器6
3において(a)の遅延カウンタ値72の値の2S−1
と2Sの境界付近をサンプルすることになるから、その
サンプル結果である往復遅延量73の2分の1の整数部
を示す片道遅延量74にもとづく伝送路遅延量79の示
す値はS−1とSの間で頻繁に変化することになる。
【0033】これに対して(d)のヒステリシス処理が
有る場合は、(b)の遅延カウンタ・サンプル信号の立
上り部分が(a)の遅延カウンタ値72の2S−1,2
S,2S+1,2S+2のうちのどの部分をサンプルし
たとしても(d)の伝送路遅延量79はSを示すことに
なる。すなわち、ヒステリシス処理器65から出力され
る遅延量保持信号75は、前回の伝送路遅延量79にも
とづく判定値xがx=0または1変化しても伝送路遅延
量79の値を保持するように指示するから、往復遅延量
73において3ビット分以上の変化があったとき、はじ
めて伝送路遅延量79の値は更新される。したがって、
(b)の遅延カウンタ・サンプル信号71で(a)の遅
延カウンタ値72をサンプルしたとき、(d)の伝送路
遅延量79としてその値Sを安定に得る。このようにし
て伝送路遅延量79は安定する。
【0034】図10は図2の遅延補正器135の一実施
例の回路構成図である。
【0035】遅延補正器135は、Dフリップフロップ
DF1〜DFnからなるシフト・レジスタとセレクタ1
51で構成されている。受信データ145は受信クロッ
ク142によって順次シフトされる。セレクタ151は
受信分離器133において、下りバーストの伝送路遅延
量コードDを分離することによって得た伝送路遅延量1
44の指示する値にしたがって各DフリップフロップD
F1〜DFnの出力のうちの1つを選択し、遅延補正デ
ータ149として出力する。この遅延補正データ149
および従局タイミング信号148により図2の従局10
0(無線基地局)では、移動無線機に対して送信する。
【0036】以上の実施例によれば、伝送路の遅延時間
を主局10側で測定し従局100にコードで伝送するこ
とにより、最遠の従局にタイミングを合せるようにする
従局100側での遅延補正が可能となる。また遅延時間
測定の際にヒステリシス処理を行うことによって従局1
00側での遅延補正後のデータにジッタを発生させない
ようにできる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、主局側で伝送路遅延量
を測定し、測定した伝送路遅延量をコードで従局に伝送
することにより、従局側では受け取ったコードに応じて
遅延補正を行うことができるようになり、その結果、複
数の従局でデジタル無線エリアを構成する場合に確保で
きるチャネル数が増える。
【0038】また伝送路遅延測定に際してヒステリシス
処理を行うことによって、従局での遅延補正後のデータ
にジッタを発生させないようにすることができる。した
がって本発明の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による主局の一実施例の回路構成図であ
る。
【図2】本発明による従局の一実施例の回路構成図であ
る。
【図3】本発明において使用される2線ピンポン伝送の
フレーム構成図である。
【図4】図1の構成要素である伝送路遅延量測定部の回
路構成図である。
【図5】図4の各部のタイムチャートである。
【図6】図5とともに図4の各部のタイムチャートであ
る。
【図7】図5および図6とともに図4の各部のタイムチ
ャートである。
【図8】図4におけるヒステリシス処理の動作の流れを
示すフローチャートである。
【図9】本発明のヒステリシス処理のタイムチャートで
ある。
【図10】図2の構成要素である遅延補正器の回路構成
図である。
【図11】従来の無線区間のスロット構成図である。
【符号の説明】
10 主局 11 同期パターン 12 送信データ 13 送信クロック 20 受信回路 21 同期回路 22 受信タイミング発生用カウンタ 23 受信分離器 26 受信クロック 27 同期信号 28 受信カウンタ値 29 受信データ 50 送信回路 51 送信多重器 52 送信タイミング発生用カウンタ 58 送信カウンタ値 59 下りバースト 60 伝送路遅延量測定部 61 サンプル信号作成器 62 送信カウンタ値変換器 63 遅延カウンタ・サンプル器 64 遅延量算出器 65 ヒステリシス処理器 66 伝送路遅延量判定器 71 遅延カウンタ・サンプル信号 72 遅延カウンタ値 73 往復遅延量 74 片道遅延量 75 遅延量保持信号 76 矢印 79 伝送路遅延量 100 従局 110 送信回路 111 送信多重器 112 同期パターン 113 送信データ 119 上りバースト 130 受信回路 131 同期回路 132 受信タイミング発生用カウンタ 133 受信分離器 134 タイミング発生器 135 遅延補正器 141 同期信号 142 受信クロック 143 受信カウンタ値 144 伝送路遅延量 145 受信データ 148 従局タイミング信号 149 遅延補正データ 151 セレクタ A,B 基地局 D 伝送路遅延量コード DF1〜DFn Dフリップフロップ F フレーム同期用ビット I データ i アイドル・ビット M マルチフレーム同期用ビット SL スロット番号 ST ステップ T1 遅延時間 T2 ガード・タイム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの主局(10)と伝送路によりスタ
    ー配線された複数の従局とがあり、前記主局(10)か
    らはデータを送信するための下りバースト(59)を送
    出し、これを受信した前記複数の従局のうちの1つの従
    局(100)は前記受信したデータからタイミング(1
    41,142)を抽出し、このタイミングに同期して前
    記1つの従局(100)から前記主局(10)にデータ
    を上りバースト(119)により送出する場合に、 前記主局(10)において、 前記下りバースト(59)と前記上りバースト(11
    9)の時間関係から、前記1つの従局(100)への伝
    送路による遅延量を測定して伝送路遅延量(79)とし
    て出力するための伝送路遅延量測定処理(60)をし、 前記伝送路遅延量(79)を前記下りバースト(59)
    に多重して前記1つの従局(100)へ送信するための
    送信多重処理(51)をし、 前記1つの従局(100)において、 受信した前記下りバースト(59)から前記下りバース
    ト(59)に多重された伝送路遅延量(79)を分離し
    て分離後の伝送路遅延量(144)を得るための受信分
    離処理(133)をし、 前記分離後の伝送路遅延量(144)の値に応じて前記
    下りバースト(59)を遅延せしめ遅延補正データ(1
    49)とし、さらに前記伝送路遅延量(144)の値に
    応じて受信カウンタ値(143)を遅延せしめ従局タイ
    ミング信号(148)とし、前記遅延補正データ(14
    9)と前記従局タイミング信号(148)を後段の処理
    部に送出することによってこの後段の処理部において
    は、前記主局(10)からの下りバースト(59)の受
    信タイミングが前記複数の従局のうちの最遠の従局の受
    信タイミングと実質的に一致するように遅延補正処理
    (134,135)をする伝送路遅延補正通信方法。
  2. 【請求項2】 前記伝送路遅延量測定処理(60)にお
    いて、 前記1つの従局(100)への伝送路による今回測定し
    た遅延量と前回測定した遅延量との差が所定値内である
    ときには前記1つの従局(100)へ送信される前記伝
    送路遅延量(79)の値を変更せず保持したままにする
    ヒステリシス処理(65,66)をする請求項1の伝送
    路遅延補正通信方法。
  3. 【請求項3】 1つの主局(10)と伝送路によりスタ
    ー配線された複数の従局とがあり、前記主局(10)か
    らはデータを送信するための下りバースト(59)を送
    出し、これを受信した前記複数の従局のうちの1つの従
    局(100)は前記受信したデータからタイミング(1
    41,142)を抽出し、このタイミングに同期して前
    記1つの従局(100)から前記主局(10)にデータ
    を上りバースト(119)により送出する通信装置にお
    いて、 前記主局(10)が、 前記下りバースト(59)と前記上りバースト(11
    9)の時間関係から、前記1つの従局(100)への伝
    送路による遅延量を測定して伝送路遅延量(79)とし
    て出力するための伝送路遅延量測定手段(60)と、 前記伝送路遅延量(79)を前記下りバースト(59)
    に多重して前記1つの従局(100)へ送信するための
    送信多重手段(51)とを含み、 前記1つの従局(100)が、 受信した前記下りバースト(59)から前記下りバース
    ト(59)に多重された伝送路遅延量(79)を分離し
    て分離後の伝送路遅延量(144)を得るための受信分
    離手段(133)と、 前記分離後の伝送路遅延量(144)の値に応じて前記
    下りバースト(59)を遅延せしめ遅延補正データ(1
    49)とし、さらに前記伝送路遅延量(144)の値に
    応じて受信カウンタ値(143)を遅延せしめ従局タイ
    ミング信号(148)とし、前記遅延補正データ(14
    9)と前記従局タイミング信号(148)を後段の処理
    部に送出することによってこの後段の処理部において
    は、前記主局(10)からの下りバースト(59)の受
    信タイミングが前記複数の従局のうちの最遠の従局の受
    信タイミングと実質的に一致するようにする遅延補正手
    段(134,135)とを含む伝送路遅延補正通信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記伝送路遅延量測定手段(60)が、 前記1つの従局(100)への伝送路による今回測定し
    た遅延量と前回測定した遅延量との差が所定値内である
    ときには前記1つの従局(100)へ送信される前記伝
    送路遅延量(79)の値を変更せず保持したままにする
    ヒステリシス手段(65,66)を含んでいる請求項3
    の伝送路遅延補正通信装置。
JP24333894A 1994-09-12 1994-09-12 伝送路遅延補正通信方法と装置 Pending JPH0884136A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015162835A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 アイホン株式会社 インターホンシステム

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