JPH0884131A - 符号分割多重通信装置 - Google Patents
符号分割多重通信装置Info
- Publication number
- JPH0884131A JPH0884131A JP6241955A JP24195594A JPH0884131A JP H0884131 A JPH0884131 A JP H0884131A JP 6241955 A JP6241955 A JP 6241955A JP 24195594 A JP24195594 A JP 24195594A JP H0884131 A JPH0884131 A JP H0884131A
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- JP
- Japan
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- code
- signal
- code division
- memory
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多重化数に応じた符号発生器やSS変換器を
必要とせず、装置の簡易、小型化を達成できる符号分割
多重通信装置を提供することを目的とする。 【構成】 各チャネルの伝送情報信号を各拡散符号で拡
散し、符号多重の加算を行った値をメモリ23に格納
し、このメモリ23のアドレスを参照して直接符号分割
多重信号26が得られる構成とした。
必要とせず、装置の簡易、小型化を達成できる符号分割
多重通信装置を提供することを目的とする。 【構成】 各チャネルの伝送情報信号を各拡散符号で拡
散し、符号多重の加算を行った値をメモリ23に格納
し、このメモリ23のアドレスを参照して直接符号分割
多重信号26が得られる構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散通信
を用いた符号分割多重通信装置に関する。
を用いた符号分割多重通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信方式は、耐干渉性
や通信の秘匿性などの特徴から、現在最も関心の高い通
信方式の一種である。従来の狭帯域通信では、情報伝送
速度を高速化するために、FDM(周波数分割多重)や
TDM(時分割多重)が主であったが、このスペクトラ
ム拡散通信方式では、低い相互相関特性をもつ擬似ラン
ダム拡散符号を利用して、同じ帯域で複数のチャネルを
多重化することにより、高速化を行うことができる。
や通信の秘匿性などの特徴から、現在最も関心の高い通
信方式の一種である。従来の狭帯域通信では、情報伝送
速度を高速化するために、FDM(周波数分割多重)や
TDM(時分割多重)が主であったが、このスペクトラ
ム拡散通信方式では、低い相互相関特性をもつ擬似ラン
ダム拡散符号を利用して、同じ帯域で複数のチャネルを
多重化することにより、高速化を行うことができる。
【0003】図3は、従来の符号分割多重通信装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【0004】図において、情報伝送速度Abpsで送ら
れたデータ1は、S/P(直列−並列)変換器2によ
り、n個の各情報伝送速度がB(=A/n)bpsで送
られたデータ3に分けられる。それぞれのデータ3に対
し、SS変調器5では、B×L(Lは拡散符号の符号
長)のチップ速度をもつ拡散符号4により、スペクトラ
ム拡散が行われ、出力として各チャネルのスペクトラム
拡散されたデータ6が得られる。これらのデータ6を加
算器7により総和を求め、符号分割多重信号8が得られ
る。
れたデータ1は、S/P(直列−並列)変換器2によ
り、n個の各情報伝送速度がB(=A/n)bpsで送
られたデータ3に分けられる。それぞれのデータ3に対
し、SS変調器5では、B×L(Lは拡散符号の符号
長)のチップ速度をもつ拡散符号4により、スペクトラ
ム拡散が行われ、出力として各チャネルのスペクトラム
拡散されたデータ6が得られる。これらのデータ6を加
算器7により総和を求め、符号分割多重信号8が得られ
る。
【0005】また、図4は、ディジタル回路(フリップ
フロップ10)により構成されるシフトレジスタを用い
た単純線形符号発生器(simple linear
code sequence generator)の
一般的構成例を示すブロック図である。
フロップ10)により構成されるシフトレジスタを用い
た単純線形符号発生器(simple linear
code sequence generator)の
一般的構成例を示すブロック図である。
【0006】加算器11により最後の段のフリップフロ
ップDn の出力と中途の段のフリップフロップDk との
出力の和が初段のフリップフロップの入力に帰還され
る。このような構成により、n段のフリップフロップで
構成されたシフトレジスタを用いると、最長2n −1の
符号系列を得ることができる。
ップDn の出力と中途の段のフリップフロップDk との
出力の和が初段のフリップフロップの入力に帰還され
る。このような構成により、n段のフリップフロップで
構成されたシフトレジスタを用いると、最長2n −1の
符号系列を得ることができる。
【0007】しかしながら、低い相互相関をもつ複数の
拡散符号を生成するためには、それぞれの拡散符号ごと
に拡散符号発生器を用意する必要があるため、小型化を
行う際の弊害になる。
拡散符号を生成するためには、それぞれの拡散符号ごと
に拡散符号発生器を用意する必要があるため、小型化を
行う際の弊害になる。
【0008】また、シフトレジスタの初期値として、全
てが0では符号発生器自体が動作しないため、適当な初
期値を与える必要がある。そして、この符号発生器の構
成が繁雑になる傾向は、符号数が増大するに従って顕著
になる。すなわち、各チャネルをそれぞれの拡散符号に
よりスペクトラム拡散を行い、加算器を用いて符号分割
多重を行うと、多重化するチャネル数の増加に従い変調
装置も大きくなってしまう。
てが0では符号発生器自体が動作しないため、適当な初
期値を与える必要がある。そして、この符号発生器の構
成が繁雑になる傾向は、符号数が増大するに従って顕著
になる。すなわち、各チャネルをそれぞれの拡散符号に
よりスペクトラム拡散を行い、加算器を用いて符号分割
多重を行うと、多重化するチャネル数の増加に従い変調
装置も大きくなってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の符
号分割多重通信装置では、多重化数を増やし情報伝送速
度を高速化すると装置が大きくなり、小型化の妨げとな
っていた。また、符号発生器をデジタル信号で初期化す
る必要があり、発生した拡散符号でスペクトラム拡散を
行う際もデジタル信号で処理するため、変調装置全体を
みると回路構成が複雑である。
号分割多重通信装置では、多重化数を増やし情報伝送速
度を高速化すると装置が大きくなり、小型化の妨げとな
っていた。また、符号発生器をデジタル信号で初期化す
る必要があり、発生した拡散符号でスペクトラム拡散を
行う際もデジタル信号で処理するため、変調装置全体を
みると回路構成が複雑である。
【0010】本発明は、多重化数に応じた符号発生器や
SS変換器を必要とせず、装置の簡易化、小型化を達成
できる符号分割多重通信装置を提供することを目的とす
るものである。
SS変換器を必要とせず、装置の簡易化、小型化を達成
できる符号分割多重通信装置を提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、各
チャネルの伝送情報信号を各拡散符号で拡散し、符号多
重の加算を行った値をメモリに格納し、このメモリのア
ドレスを参照して直接符号分割多重信号が得られる構成
とすることにより、各チャネルを拡散符号で拡散する個
々の装置が不用になり、装置の小型化を行うことができ
る。
チャネルの伝送情報信号を各拡散符号で拡散し、符号多
重の加算を行った値をメモリに格納し、このメモリのア
ドレスを参照して直接符号分割多重信号が得られる構成
とすることにより、各チャネルを拡散符号で拡散する個
々の装置が不用になり、装置の小型化を行うことができ
る。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【0013】図において、まず、伝送情報20は、アド
レス指定回路21の一方の入力端に入力される。アドレ
ス指定回路21は、もう一方の入力端よりアドレス制御
信号27を受け取り、先の伝送情報20と、このアドレ
ス制御信号27より、メモリ23のアドレス指定を行
う。
レス指定回路21の一方の入力端に入力される。アドレ
ス指定回路21は、もう一方の入力端よりアドレス制御
信号27を受け取り、先の伝送情報20と、このアドレ
ス制御信号27より、メモリ23のアドレス指定を行
う。
【0014】メモリ23の出力データ24は、デジタル
値で伝送情報20を各拡散符号でスペクトラム拡散した
後、加算を行ったデータを表す。この出力データ24
を、D/A(デジタル/アナログ)変換器25によりア
ナログ値に変換することにより符号分割多重信号を得る
ことができる。
値で伝送情報20を各拡散符号でスペクトラム拡散した
後、加算を行ったデータを表す。この出力データ24
を、D/A(デジタル/アナログ)変換器25によりア
ナログ値に変換することにより符号分割多重信号を得る
ことができる。
【0015】図2は、本発明の第2実施例の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【0016】ここでは、具体的な値として、データが4
ビットの並列信号であり、拡散符号長が32の場合につ
いて説明する。なお、これらの設定値は、多重化数や拡
散比に応じて適宜変更が可能である。
ビットの並列信号であり、拡散符号長が32の場合につ
いて説明する。なお、これらの設定値は、多重化数や拡
散比に応じて適宜変更が可能である。
【0017】この場合、4つのチャネルが存在するた
め、符号長が32の4つの擬似ランダム拡散符号を用い
て各チャネルのデータに対応して計算した結果が、4つ
のメモリ32に格納されている。なお、このメモリ数も
各条件により適宜変更し得るものである。
め、符号長が32の4つの擬似ランダム拡散符号を用い
て各チャネルのデータに対応して計算した結果が、4つ
のメモリ32に格納されている。なお、このメモリ数も
各条件により適宜変更し得るものである。
【0018】クロック33は、5ビットの32進カウン
タ34に入力され、例えば1ずつ値を増やす。この信号
は、4つのメモリ32の例えば下位5ビットのアドレス
35にそれぞれ接続されている。また、4つチャネルに
送られたデータ31は、4つのメモリ32の例えば上位
1ビットのアドレス31に接続されている。
タ34に入力され、例えば1ずつ値を増やす。この信号
は、4つのメモリ32の例えば下位5ビットのアドレス
35にそれぞれ接続されている。また、4つチャネルに
送られたデータ31は、4つのメモリ32の例えば上位
1ビットのアドレス31に接続されている。
【0019】このようにして、6ビットのアドレスで指
定されたメモリの内容が、この場合は、4ビットのデー
タ36として出力される。この4ビットのデータ36
は、符号分割多重された値をデジタルで表すように、予
めメモリに格納されているので、D/A(デジタル/ア
ナログ)変換器37によってアナログの符号分割多重信
号38を得ることができる。
定されたメモリの内容が、この場合は、4ビットのデー
タ36として出力される。この4ビットのデータ36
は、符号分割多重された値をデジタルで表すように、予
めメモリに格納されているので、D/A(デジタル/ア
ナログ)変換器37によってアナログの符号分割多重信
号38を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、従来の符号分割多
重通信方式では、多重化数が増加するに従い、符号発生
器の数が増え、SS変換器はチャネル数分必要になり、
加算するビット数が増加して装置が大型化していたが、
本発明によれば、メモリへのアクセスによって直接符号
分割多重信号を得ることができるので、変調部が小型化
され、多重化数を増やすことが容易になり、スペクトラ
ム拡散通信方式おいて符号分割多重通信方式を用いて高
速な情報伝送が実現できるようになる。
重通信方式では、多重化数が増加するに従い、符号発生
器の数が増え、SS変換器はチャネル数分必要になり、
加算するビット数が増加して装置が大型化していたが、
本発明によれば、メモリへのアクセスによって直接符号
分割多重信号を得ることができるので、変調部が小型化
され、多重化数を増やすことが容易になり、スペクトラ
ム拡散通信方式おいて符号分割多重通信方式を用いて高
速な情報伝送が実現できるようになる。
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【図4】上記従来例における符号発生器を示すブロック
図である。
図である。
21…アドレス指定回路、 23、32…メモリ、 25、37…D/A変換器、 34…32進カウンタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 スペクトラム拡散通信方式を用いた符号
分割多重通信装置において、 多重化される各チャネルの伝送情報信号に対して予めス
ペクトラム拡散符号処理を行い、各チャネルの拡散信号
の加算を行った符号分割多重信号の値をメモリに格納
し、各チャネルの伝送情報信号と拡散符号のチップ速度
の信号に基づいて、上記メモリのアドレスを指定するこ
とにより、符号分割多重された信号を取り出すことを特
徴とする符号分割多重通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6241955A JPH0884131A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 符号分割多重通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6241955A JPH0884131A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 符号分割多重通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0884131A true JPH0884131A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17082065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6241955A Pending JPH0884131A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 符号分割多重通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0884131A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10164015A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-19 | Nec Corp | スペクトラム拡散用符号発生装置 |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP6241955A patent/JPH0884131A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10164015A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-19 | Nec Corp | スペクトラム拡散用符号発生装置 |
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