JPH0884047A - ディジタル信号復号装置およびディジタル信号復号方法 - Google Patents

ディジタル信号復号装置およびディジタル信号復号方法

Info

Publication number
JPH0884047A
JPH0884047A JP21965794A JP21965794A JPH0884047A JP H0884047 A JPH0884047 A JP H0884047A JP 21965794 A JP21965794 A JP 21965794A JP 21965794 A JP21965794 A JP 21965794A JP H0884047 A JPH0884047 A JP H0884047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decoding
reference value
signal
digital signal
waveform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21965794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Kitaori
昌司 北折
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21965794A priority Critical patent/JPH0884047A/ja
Priority to US08/426,077 priority patent/US5602858A/en
Publication of JPH0884047A publication Critical patent/JPH0884047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数特性の瞬時の変化が予測される、ディ
ジタル記録再生装置あるいはディジタル信号伝送装置に
おいて、復号信頼性を向上させる。 【構成】 再生あるいは送信された信号を等化した後、
ディジタル情報の時間間隔より狭いタイミングで複数の
信号振幅情報を抽出し、復号ディジタルデータと共に、
所定の演算により最尤復号器の基準レベルを制御する。 【効果】 VTRのスペーシング変動といった瞬時の周
波数変動にも影響を受け難く、常に適切な復号を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工衛星や光海底ケー
ブルを使ったディジタル通信装置や、ディジタルVTR
あるいはディジタルビデオディスクなどのディジタル記
録再生装置の復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビタビ復号は、信号に含まれる情報を最
大限に生かして復号を行う最尤復号の一つの方法であ
り、従来はおもに通信衛星や光海底ケーブルなどを使っ
たディジタル通信分野でさまざまな研究が行われていた
検出方法である。
【0003】また一方では、最近研究開発が盛んなディ
ジタルVTRあるいはディジタルビデオディスクは従来
のアナログ信号に比較して数倍の情報量を持つディジタ
ルテレビジョン信号を記録しなければならないため、そ
の記録密度を非常に高くする必要がある。このような高
度な通信装置あるいは記録再生装置では、受信あるいは
再生された信号のS/N比は相当に低くなり、従来行わ
れていたビット毎の復号は著しく困難になっている。
【0004】そこで、このような低S/N再生信号に含
まれる情報を少しでも有効に活用して復号を行うことが
求められている。中でもビタビ復号は、S/Nを実効的
に向上させることが理論的に明かであるため、注目を集
めている復号法である。以下にビタビ復号の最も簡単な
適用として、NRZIの復号に用いる場合を説明する。
【0005】NRZIは図13に示したプリコードブロ
ックで表すように入力信号akと遅延信号bk−1との
排他的論理和演算でbkを作り、これを磁気記録装置に
記録する。
【0006】
【数1】 これを再生すると、磁気記録系は微分特性を持っている
ため、再生信号zkはbk−bk−1となり、したがっ
てこの信号系は2つの状態Sk={+1、−1}を持っ
ていることになる。
【0007】
【数2】 これを状態遷移図で表すと図14となり、再生信号zが
+2のとき状態Sは−1から+1に遷移し、−2のとき
状態Sは+1から−1に遷移し、また0のときは状態の
遷移は起こらない。再生信号に雑音が含まれないときは
検出される信号はzk={−2,0,+2}のいずれか
であるため、状態遷移は一意に定まるが、実際に検出さ
れる信号ykは雑音nkを含んでいる。
【0008】
【数3】 ここで雑音がガウス分布するならば、ykとzkのユー
クリッド距離、すなわち(yk−zk)2が最小となる
zkが送信されたと推定することによって最尤復号を行
うことができる。時刻kにおける状態jまでの{−(ユ
ークリッド距離)}の和の最大値は状態jのメトリック
(尤度)と呼ばれ、これをLkjで表す。時刻k−1に
おける状態iのメトリックがLk−1iであったとき、
時刻kにおける状態jのメトリックLkjは次数で表さ
れる。
【0009】
【数4】 このときLkjを与える、時刻k−1の状態iから時刻
kの状態jへの唯一の遷移は尤度が最も高い、すなわち
「確からしさ」が最も高い「生き残りパス」として保存
し、これを各時間kの各状態jにおいて巡回的に行うの
がビタビ復号である。NRZIの場合、さきに述べたよ
うに状態数は2であるので、i(またはj)={+1,
−1}であり、また基準となるzkij={+2,0,
−2}である。これをトレリス線図で示すと図15のよ
うになる。
【0010】このようにビタビ復号は、検出した信号系
列に対して距離の最も小さい、したがって最も確からし
い信号系列に復号することができる最尤復号であるの
で、雑音に影響されにくい復号を行うことができる。し
たがって、ディジタル記録再生装置などのS/Nの低い
機器において、大きな効果が期待できる。
【0011】パスを決定するために使われるパスメトリ
ックは逐次変更され保存されて、また次のパスの決定に
利用される。これによりビタビ検出は、特定時刻の振幅
情報だけを復号に用いる従来の検出方式と異なり、ある
時系列上で最も確からしい符号系列を選択できる。
【0012】図16は従来のビタビ復号のブロック図で
ある。再生(受信)信号は適当に増幅された後等化、サ
ンプリングされてディジタル値となる。この値と基準値
によってパスメトリックが計算される。そして、加算比
較選択器(ACS)はこれを基にメトリックを計算して
生き残りパスを選択し、その結果をパスメモリーに記録
する。このパスメモリーから状態遷移を決定することで
復号ビットを得ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このようにビタビ復号
は各サンプル点での振幅情報から受信データ系列の尤度
を計算し、最も尤度の高いデータ系列を出力する。しか
し、サンプル点での振幅情報のみを使用しているため、
一般的なノイズ以外に起因する信号振幅レベルの変化に
は非常に影響を受け易いことは容易に想像できる。この
現象については「ディジタルビデオ記録技術」(日刊工
業新聞社)81ページに詳しく述べられている。
【0014】VTRは特に再生信号レベルの変動が大き
なシステムである。再生信号レベル変動の主な発生要因
には、ひとつにはトラックズレがある。これは記録時に
ヘッドがテープ上を走査した軌跡と再生時に走査した軌
跡が一致しないことによって発生するもので、記録に使
用した装置と再生に使用した装置が異なる場合や経時変
化を起こしたテープを再生した場合などによく発生す
る。しかしこれによる再生振幅レベルの変化はヘッドの
回転にともなった比較的長い周期で変化するため、AG
C(自動利得制御回路)などによって容易に取り除くこ
とができる。
【0015】もうひとつの再生信号レベル変動要因はテ
ープとヘッドの隙間、すなわちスペーシングの変動があ
る。VTRではヘッドがテープに接触した状態で走査
し、信号を再生するが、実際はテープの表面荒さによ
り、ヘッドとテープの間には僅かなスペーシングが存在
する。これはテープおよびヘッドの表面状態や振動状況
によって敏感に変化し、信号振幅に決定的な影響を与え
る。スペーシングによる再生信号振幅の低下は分離損失
(spacing loss)と呼ばれ、次式に従うことが知られて
いる。
【0016】
【数5】 (dはスペーシング、λは記録波長:「磁気記録の理
論」朝倉書店より引用)すなわち、信号振幅の低下はス
ペーシングの指数関数であり、また記録波長が短い高密
度記録を行う場合(λが小さい)ほどその影響を大きく
受けることがわかる。また、この分離損失に起因する変
動が非常に早い周期で現れることはその原因から明かで
あり、したがって、トラックズレによる振幅変動を除く
のに用いるAGCのように長い収束時間を必要とするフ
ィードバック回路では、分離損失変動による早い振幅変
動を取り除くことは不可能である。
【0017】また、スペーシングの変動は周波数特性の
変化をもたらす。周波数特性の変化は等化誤差を増大さ
せ、エラーの要因となる。これについて従来、等化誤差
を最小に収束させるように自動的に等化特性を変化させ
る自動等化回路も種々開発されてきた。これらの自動等
化回路をもちろんビタビ検出回路と共に用いることがで
き、この場合には振幅変動も自動的に補正することもで
きる。しかし、この自動等化もまたフィードバック回路
であるため収束に必要な時間より短い周波数特性変化に
追随して機能することはできないのである。本発明はこ
の方式の適用能力を広げ、さらに有効なものとすること
によって高密度ディジタルVTRを実現しようとするも
のである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明では以上の課題を
解決するために、ディジタル信号に所定の等化を行う等
化手段と、この等化手段で等化されたディジタル信号の
時間間隔より狭いタイミングでタイミングで複数の信号
振幅情報を抽出するサンプリング手段と、このサンプリ
ング手段により抽出された信号振幅情報からディジタル
信号を復号する復号手段と、この復号手段で復号された
デジタルデータ信号から等化誤差を推定して所定の演算
を行い、前記復号手段の基準レベルを制御する制御手段
を具備することを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明の手段によれば、所定の等化方式に従っ
て等化した再生信号から、情報ビットにあたる振幅を取
り出すと共に、情報ビット間隔より狭い近傍の信号振幅
も取り出し、さらに既に復号したディジタル信号列情報
をもとに、両者の間で既知となる相関関係を用いて、周
波数特性変化の補正を瞬時に行う。
【0020】従って、従来、AGC回路や自動等化回路
といった長い時定数を持つフィードバック回路では不可
能であった周波数特性の瞬時の変化の補正を行い、適正
な最尤復号を行うことができる復号器を提供することが
できる。
【0021】
【実施例】まず、本発明の原理から説明する。再生ヘッ
ドにより再生された信号は等化器により符号間干渉を抑
圧した後に、復号器に入力される。図2は孤立再生波が
本発明による復号器に入力されるときの波形を示してい
る。横軸の時間は情報ビット間隔で規格化されている。
通常の等化器では孤立再生波の識別点nT(nは0でな
い整数)でほぼ0になり、時刻0の再生波が他の識別時
刻に干渉しないように等化を行う。しかし、本発明の復
号器に入力される波形では、図2に明らかなように時刻
0および時刻±T/2の識別点で0でない値をとり、か
つ他の識別点nT/2(nは0および±1で無い)では
ほぼ0となっている。
【0022】このように本来の識別点(時刻0)以外に
0でない特定の値をもつ位置が、情報ビット間隔より狭
い間隔で存在するのがこの等化後孤立再生波形の特徴で
ある。このような等化にはこれ以外にも種々の方式が考
えられ、本発明による復号器に適用することができる。
【0023】図3は本発明による復号器に入力可能な別
の等化方式による等化後孤立再生波形を示している。こ
の波形は図2の波形とは異なり、識別点時刻0およびT
/2で同じ波高となり、それ以外のT/2間隔の識別点
ではほとんど0となっている。このような等化方式によ
る波形の違いは本発明の原理に影響を与えるものではな
いため、記録再生系の特性に適した等化方式を選択すれ
ば良い。本実施例では等化器にトランスバーサルフィル
ターを用いた。このブロック図を図4に示す。
【0024】トランスバーサルフィルターは複数の遅延
素子17とその間の信号を取り出しそれぞれの信号をタ
ップ係数と呼ばれるある係数で乗算を行う素子18とこ
れらの信号を加算する加算器19からなる。先に取り上
げた2つの等化方式のどちらもこのトランスバーサルフ
ィルターのタップ係数を調整することによって実現する
ことができる。トランスバーサルフィルターの応答Zを
演算で表すと式6になる。
【0025】
【数6】 ここでa0〜a6はタップ係数。f0〜f6は時間Dづ
つ遅延された再生信号の振幅値である。この式に等化条
件を代入し、タップ係数を求めれば所望の条件を満足す
る等化器を実現することができる。
【0026】さて、本発明の実施例による復号器では本
来の検出位置(時刻0)の振幅だけでなく、次の(また
は前の)検出位置(時刻Tまたは時刻−T)との間の隣
接する位置(例では時刻T/2あるいは−T/2)での
振幅情報も同時に用いて復号を行う。
【0027】これには図6に示す3種類の構成がある。
いずれも再生信号を増幅器20で増幅した後にサンプリ
ング器21によってディジタルデータとしてサンプリン
グされるまでは同じである。図6(a)は等化器22を
2つ利用したもので一方からは時刻0での振幅を取り出
し、他方からは時刻2/Tでの振幅を取り出す。これら
を適当なタイミングで周波数特性補償回路25が読みと
り、後に詳しく説明する方法で基準レベル信号を作り、
これを最尤復号器26に出力する。
【0028】この構成では2つの等化器が必要となり回
路規模は比較的大きくなるが、本来の検出位置である時
刻0での振幅を得るための等化方式と、周波数特性補償
のための振幅を取り出すための等化方式を別に設定でき
るという利点が生じる。従って、各等化器の遅延素子の
遅延量は従来の等化器同様にTで済む。(ただし、2つ
の等化器への入力あるいは等化器からの出力はTより小
さい時間だけずれている必要がある。) 図6(b)は1つの等化器23から異なる検出時刻の振
幅を取り出す方法である。これを実現する等化器は例え
ば図5のように構成することができる。
【0029】この等化器は遅延素子1の遅延量はT/2
であり、各タップから取り出された信号が2系統のタッ
プ係数群(aおよびb)によるトランスバーサルフィル
ターによってタイミングがずれた形で等化される。これ
によって本来の検出位置(時刻0)とそれより少しずれ
た検出位置(時刻T/2)での振幅情報を同時に出力す
ることができる。
【0030】この構成の利点は遅延素子を共有している
ことによって特性のばらつきを抑えられることと実際の
等化特性はタップ係数を設定することによって変化させ
ることができることである。ただし、回路規模は大きく
実装しずらい点がある。
【0031】図6(c)は1つの等化器6からの信号を
所定時間遅らせる遅延回路27を使用することで本来の
検出位置とずれた位置での振幅情報を得るものである。
最も単純な回路構成で達成することができるが、等化方
式/等化特性は全く同一であり、別の選択を行うことが
できない。
【0032】等化器の構成については他にも考えられる
が、要点は本来の検出位置における振幅と、この位置か
ら情報ビット間隔Tより近い時間だけずれた検出位置に
おける振幅を取り出すことができ、かつ、それぞれに適
した等化が行われることによって、それぞれの検出点に
おいて一定の振幅が期待できるという点である。次にこ
の2つの振幅を用いて最尤復号器の補正を行う方法につ
いて説明する。再生波形は次の7式に示すローレンツ波
形で近似することができる。
【0033】
【数7】 ここでD50は再生振幅の1/2となる時間間隔を示
し、記録再生系の周波数特性を代表するパラメータとな
っている。本発明で克服しようとする課題は周波数特性
の瞬時の変動であり、ここではD50の変化としてとら
えることができる。ある周波数特性(D50=D0)の
状況で最適化された等化器のタップ係数aは次の8式を
満たす。
【0034】
【数8】
【0035】ここでは簡単のため等化器の構成は図6
(c)に従うものとした。右辺は2つの検出点で期待で
きる一定の振幅値である。さて、先に述べたようにスペ
ーシング変動による周波数特性変化により再生波形のD
50が変化した時、検出する振幅はもはや右辺の定数で
はない。このときの再生波形をgとすれば検出される振
幅xは9式を満たす。
【0036】
【数9】
【0037】従来の只一つの検出点による振幅情報のみ
を取り出す場合、振幅の変化が雑音によるものであるの
かあるいは別の要因による変化であるのかを区別する方
法は全く無い。したがって、振幅変化はすべて雑音であ
るとして最尤復号を行っていたため、雑音以外のスペー
シング変動なとに起因する振幅変動が直接に最尤復号を
妨害してエラーを発生させることになっていた。ところ
が、本発明によれば振幅情報を本来の検出位置とそれか
らずれた検出位置の少なくとも2ヶ所で検出している。
もちろん、どの検出点でもノイズの影響を受けるが、も
し振幅変動がスペーシング変動に起因したものであった
ならば2ヶ所の振幅情報は周波数特性変動に従って特徴
的な強い相関を持つことになる。この相関関係を用いれ
ば周波数特性変動に基づく振幅変動を補正し、雑音のみ
による正しい最尤復号を行うことができるのである。
【0038】図7は固定されたある等化器において、記
録再生系の周波数特性すなわちD50を変化させたとき
の、本来の検出位置における振幅の変化率p(x0)
と、それからT/2だけずれた検出位置における振幅の
変化率q(2*x1)との関係を示したグラフである。
このように2ヶ所で検出できる振幅の変化率には一定の
関係があり、この変化率から逆にD50を求め、これに
より周波数変動を補正することができるのである。
【0039】一方、この2ヶ所の検出間隔に比較して低
い周波数で帯域制限された雑音による振幅変化率の関係
はほとんど一定であり、また増加方向にも減少方向にも
当分に確率的分布をするため、平均化すれば影響を取り
除くことができる。したがって、このような2検出点で
の振幅変化率による補正を行う場合でも雑音の影響を最
小にとどめておくことが可能となる。
【0040】
【数10】
【0041】この10式で定義される波形歪率ξによる
検出時刻0での振幅低下率ηの関係を、関数fを使って
η = f(ξ) と表せば、そこから推定される適
切な基準値はx0*ηとなる。したがって最尤復号を行
う上で確からしさとなる尤度をこの修正された基準レベ
ルとすればスペーシング変動などによる瞬時の周波数変
動を補正することができる。
【0042】また、補正尤度の計算は雑音によるゆらぎ
を平均化する意味で或重みnによる漸化式を用いるのが
適切な場合もある。すなわち、補正基準値s’を以前の
補正基準値sを用いてs’=n*s+(1−n)*η*
sとなる演算により更新する。
【0043】このような波形歪率ξと振幅低下率ηの関
係fを用いた基準レベルの修正やその更新は図6の基準
レベル修正回路により計算され、ここで得た修正基準レ
ベルに基づき最尤復号器にて復号が行われる。
【0044】さて、実際にこの方式を採用するとき、残
留等化誤差が大きな影響を及ぼす場合がある。すなわ
ち、スペーシングの変動により再生系の周波数特性が変
化することにより等化にズレが生じて等化誤差が大きく
なり、これが基準レベルの補正に影響を及ぼす。この現
象は線記録密度が高くなるほど顕著に現れるため、高密
度記録が要求されるディジタルVTRでは問題となる場
合が大きい。
【0045】従って、本発明では既に復号したディジタ
ル信号列により図7で説明した再生波形を特徴づけるp
とqの相関関係を選択することによって、この問題を解
決した。
【0046】つまり、既に復号したディジタル信号列に
より、復号点での等化誤差による再生波形の影響は既知
であり、それに応じて複数の相関テーブルを用意すれば
基準レベルの正しい推定は容易となる。また、仮に既に
復号したディジタル信号列に誤りが生じていたことによ
り基準レベルの補正が正しくない場合も起こり得るが、
この場合でも最尤復号により正しいディジタル信号列に
修正できる。
【0047】以下、図1のブロック図を用いて本発明に
よる実施例をまとめると、再生ヘッド1で生じた電気信
号は増幅器2で必要な振幅に増幅された後にAGC(自
動利得制御回路)3によって一定振幅に整形される。こ
こで大きな振幅の変動を取り除くことが出来る。
【0048】次に、等化器4で波形等化され波形干渉は
基本的に取り除かれる。この等化後の信号からクロック
検出器5によって信号クロックが検出され、以後のディ
ジタル回路の動作クロックをつくる。等化後のアナログ
信号はアナログ/ディジタル変換器6で信号に同期した
クロックでサンプリングされ離散的ディジタルデータと
なる。この実施例では波形情報を得るために信号クロッ
クの2倍のクロックでサンプリングを行っている。
【0049】さて、次にディジタルデータはビタビ検出
器7と波形検出器8に送られる。ビタビ検出器7内では
ブランチメトリック計算器9、パスメトリックメモリ1
0、加算比較選択器11で生き残りパスが決定されパス
メモリ12に記憶され、これを順次読み出すことによっ
て復号信号13を作ることが出来る。一方、波形検出器
8はオーバーサンプルされたディジタル信号データから
波形パラメータξを計算する。
【0050】また、パスメモリ12に記憶された復号デ
ィジタルデータから図7に相当する相関テーブルメモリ
14から予測される相関テーブルを選択する。そして、
これらにより基準値演算器15は現在の基準値レベルを
予測し、これと基準値メモリ16に記憶していたこれま
での基準値レベルとの演算によって次の基準値レベルを
更新する。ビタビ検出器7ではこの基準値メモリ16か
ら読みだした基準値によってブランチメトリックを計算
する。
【0051】以下に、本願発明の一実施例をさらに具体
的に示す。図8は本発明の実施例のブロック図である。
アナログ信号81は増幅器82で適当に増幅されて、等
化およびサンプリング器83でディジタル値に変換され
る。この値は一旦波形データ84に蓄えられる。この波
形データ列とあらかじめ用意されている推定波形テーブ
ル85との間でマッチングを行い、最も類似したパター
ンを探し、そのデータに対応した妨害レベル86を推定
する。この妨害レベルからビタビ検出に用いる基準値メ
モリー87を計算する。一方波形信号ディジタル値はパ
スメトリック計算器88に入力され、先の基準値を用い
てパスメトリックを計算する。これに基づき加算比較選
択器(ACS)89が生き残りパスを決定してパスメモ
リー810にその結果を記録する。これをたどることで
復号ビット811を得ることができる。このとき、パス
メモリーの様子から推定ビットパターン812を作り、
これに基づいて先のマッチングを行うことで効率よく復
号を行うことができる。
【0052】図9は本発明の実施例のアルゴリズムを示
すチャートである。信号波形データ SigPtr[AREA] はサ
ンプリングされた信号波形が記憶されている。AREAはパ
ターン照合に用いるサンプリング数である。推定波形テ
ーブル BitPtr[DO_LEVEL][PATTERN][AREA] は推定範囲
の妨害(すなわち周波数特性変動レベル)に対応し、か
つ記録されたビットパターンに対応した、信号波形が記
録されている。この両者を照合することによって、妨害
を推定することができる。パスメモリーPath[SIZE]は生
き残りパスを記憶する大きさ SIZE のメモリーであり、
0から SIZE-1 までを循環する(<cyclic 0 and SIZE+1
> はincrement(SIZE-1)= 0かつ decrement(0) = SIZE-1
であることを表す。)ポインターによって参照される。
SIZEはビタビ復号に十分な大きさがとられると共に、ド
ロップアウト推定にも支障の無い大きさが必要となる。
【0053】静的変数として、ドロップアウトレベル D
O _は現在のドロップアウト妨害レベルを表し、ビタビ
復号基準レベル Criterion はビタビ復号に用いる基準
レベルを記憶している。このアルゴリズムでは妨害の推
定によりこの基準レベルを設定するものである。
【0054】まず、生き残りパスpath[]を調べて参照パ
ターンtest_ptr を設定する。point は次に記憶するポ
イントを示しているので、point0 = point -1 から、遷
移が起こらない状態(NO_TRANSITON )で無くなる ま
で、path[] を逆向き decrement ( point0 ) に調べる
ことで、最後に遷移が起きたポイントが point0 とな
る。このポイント以前のパスは確定しているので、ここ
までは復号することが可能である。そこで、ChangToPtr
()関数にパスメモリー Path[] と復号ポイント point0
を渡して、それ以前の数ビット(実施例では8ビット)
を復号してビットパターンを作り、これを test _ptr
に代入して参照パターンとする。
【0055】つぎに、参照するドロップアウト妨害レベ
ルの範囲を決定する。これには現在のドロップアウトレ
ベル DO _ の±2の範囲で下限値 do _min と上限値
do_max が決定される。もちろんこれらの値は0から
DO _LEVEL までの推定波形テーブルで想定した範囲の
中にあるように規制される。参照レベル範囲は±2に限
定されない。もっと広い範囲を参照した方が有効な場合
があるが、実行速度などを考慮してこの実施例では±2
とした。
【0056】そして、最小自乗法によるマッチングを行
う。参照する推定波形テーブルの範囲はドロップアウト
レベルが do _min から do _max まである。また、テ
ストするビットパターンは test _ptr に確定してい
る。このように参照範囲を絞ることで、波形解析能力を
損なうこと無く実用的な復号速度と小さな回路規模を得
ることができる。波形を解析する範囲は推定波形テーブ
ルのサンプル数 AREA である。もちろん、これ以下でも
良い。この範囲で信号波形データと推定波形データの差
分の自乗を累積加算して、それが最も小さいパターンお
よびドロップアウトレベルを再び DO _ として保存す
ることで、ドロップアウトレベルの推定を行うことがで
きる。マッチングにはこの他に重みをつけた最小自乗法
など種々のほうほうを用いることができる。
【0057】最後に、推定したドロップアウト妨害レベ
ルからビタビ復号に用いる基準レベルを決定する関数 C
hangToCriterion(_DO) によって、基準レベルの補正が
行われる。この関数は記録信号波形がドロップアウト
(周波数特性変動)によって歪んだ場合における検出点
での雑音の無い信号振幅レベルをビタビ検出の基準レベ
ルを決める。このとき、妨害推定に用いた推定波形テー
ブルを再び用いることができる。次の図10は、この関
数 ChangToCriterion() のアルゴリズムを示すチャート
である。
【0058】外部定義された SigPtr[AREA] は信号波形
データを記憶するメモリーであるが、これは復号時点の
データから、AREA だけ過去の波形データである。ま
ず、このデータを ShiftSignal() で AREA/2 だけシフ
トさせる。そして、そこに AREA/2 だけ先行した波形デ
ータを ReadSignal() で読み込む。
【0059】次に照合するビットパターンを設定する。
AREA 内の照合するビットパターンはnビット長の場合
2n個存在するが、生き残りパスを検索することによ
り、既に確定しているビットが存在する場合もある。ま
た、未確定ビットは次の遷移の方向により連続した0ま
たは1というパターンになる。SetPtr() は確定ビット
を固定して未確定のビットに対して連続した0または1
とし、さらに AREA/2 だけの未検出ビットをそれぞれ0
または1とすることでテストビットパターンを作り、配
列 test _ptr[] に格納すると共にその数を num_ptr
に返す。
【0060】照合するテストビットパターンはそれほど
多くならない。たとえば、8ビットのパターンを作ると
する。(n=8)このとき、ビットパターンとしては2
56通り存在する。しかし、既に検出した4ビットにつ
いては、それが未決定であっても2通りしかありえな
い。まだ検出を行っていない4ビットについてはすべて
の場合が考えられるため24=16通り存在する。した
がって、照合するテストビットパターンはせいぜい32
通りである。また、検出ビット6個、未検出ビット2個
という構成にすれば、テストビットパターンは8通りと
なり、十分に実現可能となる。
【0061】そして、推定波形テーブル BitPtr を用い
た、最小自乗法によるマッチングを行う。このときドロ
ップアウト妨害レベルは既に推定した DO _ を用い
る。そしてもっとも類似した信号パターンの中央の値 B
itPtr[DO_][pattern][AREA/2]が推定された最適な基準
レベルであるとして、ビタビ検出の基準レベル Criteri
on へ代入してこれを返す。マッチングにはこの実施例
のような単純最小自乗法の他に重みをつけたものもな
ど、種々の方法が考えられる。
【0062】次にビタビ復号を省略した復号法について
述べる。図11は本発明の第2の実施例のブロック図で
ある。これは、第1の実施例とは異なり、マッチングで
推定波形テーブルから妨害レベルと共に復号ビットをそ
のまま返す方法である。第1の実施例ほど復号能力は高
くないが、構成が簡単でまた、推定された妨害レベルは
等化器などの特性制御に使うこともできる。
【0063】図12はこの第2の実施例のアルゴリズム
を示すチャートである。信号波形データ SigPtr[AREA]
と推定波形テーブル BitPtr[DO_LEVEL][PATTERN] [ARE
A] は第1の実施例と同じである。
【0064】静的変数として定義されている、ドロップ
アウトレベル DO _ と ptr_ には現在の推定ドロッ
プアウトレベルと復号ビットパターンが記憶されてい
る。まず、2つのテストビットパターン test _ptr[2]
を設定する。これはそれぞれ次のビットが0のパター
ンと1のパターンである。ここでは、既に復号されてい
るビットパターンの変数 ptr_ を1ビットシフトし
て、それに0ビットと1ビットをそれぞれ加えて推定パ
ターンを作っている。bit _pattern() 関数は与えられ
た2進ビットを数値化する関数で、ここに与えているビ
ットパターンが1ではなく (MSB)10000000(LSB) である
のは、 ptr _ が8ビットでLSBから復号されて、
MSBが次のビットの位置だからである。
【0065】もっとも、ドロップアウト妨害の推定のみ
を行う場合、既に復号により決定したビットパターンだ
けを用いる方法も考えられる。そして、第1の実施例と
同様にテストドロップアウトレベルを設定して最小自乗
法によってマッチングを行い、ドロップアウト妨害レベ
ルを推定する。このとき最も類似した推定波形を与える
パターンが ptr_ に記憶される。したがって、これを
参照することで直ちに復号ビットを得ることができる。
【0066】
【発明の効果】このように、所定の等化方式に従って等
化した再生信号から、情報ビットにあたる振幅を取り出
すと共に、情報ビット間隔より狭い近傍の信号振幅も取
り出し、さらにパスメモリに記憶された復号ディジタル
データをもとに、両者の間で既知となる相関関係を用い
て、周波数特性変化の補正を瞬時に行うことで、ディジ
タルVTRのスペーシング変動に見られるような瞬時の
周波数変化の影響を受けない最尤復号器を実現させるこ
とができる。また、この発明はディジタルVTRに限ら
ず、他のディジタル信号記録再生装置あるいは通信装置
に適用可能なことは言うまでもあるまい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る再生系のブロックを示
す図。
【図2】本発明の一実施例に係る等化特性の一例を示す
図。
【図3】本発明の一実施例に係る等化特性の別の一例を
示す図。
【図4】本発明の一実施例に係るトランスバーサルフィ
ルターの構成を示す図。
【図5】本発明の一実施例に係る等化回路の構成ブロッ
クを示す図。
【図6】本発明の一実施例に係る等化回路で用いられる
トランスバーサルフィルターを示す図。
【図7】本発明の一実施例に係るふたつの検出点での振
幅変化率の相関関係を示す図。
【図8】本発明の第1の実施例に係るブロック図。
【図9】本発明の第1の実施例のアルゴリズムのチャー
トを示す図。
【図10】本発明の第1の実施例の基準レベルを補正す
るアルゴリズムのチャートを示す図。
【図11】本発明の第2の実施例によるブロック図。
【図12】本発明の第2の実施例のアルゴリズムのチャ
ートを示す図。
【図13】本発明の一実施例に係るNRZIプリコード
のブロックを示す図。
【図14】本発明の一実施例に係るNRZIの状態遷移
を示す図。
【図15】本発明の一実施例に係るトレリス線図。
【図16】従来のディジタル信号複号装置の構成を示し
た図。
【符号の説明】
1...再生ヘッド、2...増幅器、3...AG
C、4...等化器、5...クロック検出器、
6...アナログ/ディジタル変換器、7..ビタビ検
出器、8...波形検出器、9...ブランチメトリッ
ク計算器、10...メトリックメモリ、11...加
算比較選択器、12...パスメモリ、13...復号
信号、14...相関テーブルメモリ、15...基準
値演算器、16...基準値メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 13/12 8730−5K H04L 25/03 C 9199−5K 25/08 B 9199−5K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル信号に所定の等化を行う等化手
    段と、 この等化手段で等化されたディジタル信号の時間間隔よ
    り狭いタイミングで複数の信号振幅情報を抽出するサン
    プリング手段と、 このサンプリング手段により抽出された信号振幅情報か
    らディジタル信号を復号する復号手段と、 この復号手段で復号されたディジタル信号を修正するた
    めの基準値を記憶する基準値記憶手段と、 この復号手段で復号されたディジタル信号を検出し前記
    基準値記憶手段に記憶された基準値を基に生き残りパス
    を記憶するビタビ検出記憶手段と、 このビタビ検出記憶手段に記憶された生き残りパスから
    復号すべきディジタル信号の周波数特性の基準値を予測
    するための相関テーブルを記憶する記憶手段と、 前記復号手段で復号されたディジタル信号を検出し波形
    パラメータを生成する波形検出手段と、 この波形検出手段により生成された波形パラメータおよ
    び前記記憶手段に記憶された相関テーブルとから等化誤
    差を推定して所定の演算を行い、前記復号手段の基準値
    を設定する設定手段と、 この設定手段により設定された基準値を更新して前記基
    準値記憶手段に記憶させる制御手段と、を具備すること
    を特徴とするディジタル信号復号装置。
  2. 【請求項2】ディジタル記録再生装置あるいはディジタ
    ル伝送装置により再生あるいは伝送された信号を等化す
    る等化器、特定のタイミングで信号振幅情報を抽出する
    サンプリング器、既信号情報からディジタル信号を復号
    するディジタル信号復号方法において、 復号ビットもしくはビタビ復号器のパスメモリから予想
    されるビットパターンをもとに、受信データを記録した
    波形データメモリと複数の推定波形を記録した推定波形
    テーブルとを比較推定し、再生または受信状態に関する
    情報を得て、再生または受信状態に関する前記情報に基
    づいてビタビ復号器の基準値メモリを補正更新する、あ
    るいは等化器の特性を制御することを特徴とすることを
    ディジタル信号復号方法。
JP21965794A 1993-09-20 1994-09-14 ディジタル信号復号装置およびディジタル信号復号方法 Pending JPH0884047A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21965794A JPH0884047A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 ディジタル信号復号装置およびディジタル信号復号方法
US08/426,077 US5602858A (en) 1993-09-20 1995-04-21 Digital signal decoding apparatus having a plurality of correlation tables and a method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21965794A JPH0884047A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 ディジタル信号復号装置およびディジタル信号復号方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0884047A true JPH0884047A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16738939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21965794A Pending JPH0884047A (ja) 1993-09-20 1994-09-14 ディジタル信号復号装置およびディジタル信号復号方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0884047A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0844379A2 (en) 1996-11-19 1998-05-27 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of judging deterioration of catalytic converter for purifying exhaust gas
EP0878797A1 (en) * 1997-05-08 1998-11-18 Sony Corporation Information reproducing apparatus and reproducing method
US7349498B2 (en) 2002-10-07 2008-03-25 International Business Machines Corporation Method and system for data and edge detection with correlation tables

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0844379A2 (en) 1996-11-19 1998-05-27 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of judging deterioration of catalytic converter for purifying exhaust gas
EP0878797A1 (en) * 1997-05-08 1998-11-18 Sony Corporation Information reproducing apparatus and reproducing method
US7349498B2 (en) 2002-10-07 2008-03-25 International Business Machines Corporation Method and system for data and edge detection with correlation tables

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6201832B1 (en) Synchronous/asynchronous data detection apparatus for use in a magnetic recording/playback system
JP3638093B2 (ja) 光ディスクの復号装置
US6963528B2 (en) Digital data reproduction apparatus
EP1039463B1 (en) Signal processing apparatus
JPH1021651A (ja) 情報記録再生装置の余裕度検出装置
US6535345B1 (en) Signal processing apparatus and signal processing method
US6980385B2 (en) Apparatus for information recording and reproducing
US5602858A (en) Digital signal decoding apparatus having a plurality of correlation tables and a method thereof
US6324225B1 (en) Timing recovery for data sampling of a detector
US5440572A (en) Digital signal decoding apparatus and a method thereof having a function of initializing a pass metric for at least one compression block
US5805478A (en) Data detection method and apparatus in data storage device
US6842303B2 (en) Magnetic recording and/ or reproducing apparatus
JPH0884047A (ja) ディジタル信号復号装置およびディジタル信号復号方法
KR100709291B1 (ko) 부분 응답 최대 가능성(피.알.엠.엘.) 비트 검출장치
JP3331818B2 (ja) ディジタル情報再生装置
JPH1166757A (ja) データ検出器及びその方法
JPH09330564A (ja) ディジタル情報再生装置
JPH11203795A (ja) 光ディスクの復号装置
JP2824473B2 (ja) データ検出装置
JP3258081B2 (ja) ビタビ復号器
KR100253735B1 (ko) 디지탈 자기 기록/재생 시스템의 동기식 부분 응답 채널 데이터 검출기
JPH0997476A (ja) 自動等化器及びディジタル信号再生装置
KR0156190B1 (ko) 기록매체의 재생신호 판정회로 및 그 방법
JP3301691B2 (ja) デジタル情報再生装置
JP3277451B2 (ja) ビタビ復号装置