JPH088379Y2 - 可撓性ホース - Google Patents
可撓性ホースInfo
- Publication number
- JPH088379Y2 JPH088379Y2 JP1989068775U JP6877589U JPH088379Y2 JP H088379 Y2 JPH088379 Y2 JP H088379Y2 JP 1989068775 U JP1989068775 U JP 1989068775U JP 6877589 U JP6877589 U JP 6877589U JP H088379 Y2 JPH088379 Y2 JP H088379Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- flexible hose
- elastomer layer
- fluorine
- elastomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は耐薬品性に優れた可撓性ホースに関するもの
である。
である。
[従来の技術] ふつ素系樹脂の特性を活かし耐薬品性を持たせた可撓
性ホースとしては、実公昭57−38272号公報に見られる
ように、エチレン・四フツ化エチレン共重合樹脂または
フツ化ビニリデン樹脂を内貼したゴム管、実公昭49−79
38号公報に見られるようにテトラフルオロエチレンを内
管としたゴムホースあるいは特開昭49−120221号公報の
中の1例として見られるようにテトラフルオロエチレン
を内層とした合成ホースなどがある。
性ホースとしては、実公昭57−38272号公報に見られる
ように、エチレン・四フツ化エチレン共重合樹脂または
フツ化ビニリデン樹脂を内貼したゴム管、実公昭49−79
38号公報に見られるようにテトラフルオロエチレンを内
管としたゴムホースあるいは特開昭49−120221号公報の
中の1例として見られるようにテトラフルオロエチレン
を内層とした合成ホースなどがある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このようなふつ素樹脂は他の樹脂等と
の接着が困難であり、前記実公昭57−38272号公報や実
公昭49−7938号公報の記載によれば、ふつ素樹脂とのゴ
ム層を接着するに際してふつ素樹脂表面を金属ナトリウ
ム処理、コロナ放電処理あるいは物理的にエツチングの
処理等を行い、さらに接着剤を使用したり、加硫操作を
行うなどの複雑な処理をしなければならない。また、前
記特開昭49−120221号公報に記載のものは、ふつ素系樹
脂内層と外層樹脂とは実質的に接着していないものであ
るから、ホース強度の点では弱くなる。
の接着が困難であり、前記実公昭57−38272号公報や実
公昭49−7938号公報の記載によれば、ふつ素樹脂とのゴ
ム層を接着するに際してふつ素樹脂表面を金属ナトリウ
ム処理、コロナ放電処理あるいは物理的にエツチングの
処理等を行い、さらに接着剤を使用したり、加硫操作を
行うなどの複雑な処理をしなければならない。また、前
記特開昭49−120221号公報に記載のものは、ふつ素系樹
脂内層と外層樹脂とは実質的に接着していないものであ
るから、ホース強度の点では弱くなる。
本考案は耐薬品性に優れ、加工が容易であり、しかも
ホース強度の優れた可撓性ホースを提供するものであ
る。
ホース強度の優れた可撓性ホースを提供するものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ふつ素ゴムを幹ポリマーとし、結晶性ふつ
素樹脂を枝ポリマーとしたグラフト重合体のふつ素エラ
ストマーからなる内面層とその外面のウレタンエラスト
マーで形成され、両者が熱融着している可撓性ホースで
ある。
素樹脂を枝ポリマーとしたグラフト重合体のふつ素エラ
ストマーからなる内面層とその外面のウレタンエラスト
マーで形成され、両者が熱融着している可撓性ホースで
ある。
耐薬品性の優れたふつ素系の樹脂としては、四ふつ化
エチレン樹脂、四ふつ化エチレン・パーフルオロアルキ
ルビニルエーテル共重合樹脂、四ふつ化エチレン・六ふ
つ化プロピレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合樹脂、三ふつ化塩化エチレン樹脂、三ふつ化エチ
レン・エチレン共重合樹脂、ふつ化ビニリデン樹脂など
多くのものが知られている。
エチレン樹脂、四ふつ化エチレン・パーフルオロアルキ
ルビニルエーテル共重合樹脂、四ふつ化エチレン・六ふ
つ化プロピレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合樹脂、三ふつ化塩化エチレン樹脂、三ふつ化エチ
レン・エチレン共重合樹脂、ふつ化ビニリデン樹脂など
多くのものが知られている。
しかしながら、これらは融点が高くて加工性に劣つた
り、機械的強度とか硬さの点で問題があつたり、異種材
料と接着するに際して特別な処理をしなければならない
などの欠点がある。
り、機械的強度とか硬さの点で問題があつたり、異種材
料と接着するに際して特別な処理をしなければならない
などの欠点がある。
本考案に使用するふつ素ゴムを幹ポリマーとし、結晶
性ふつ素樹脂を枝ポリマーとしたグラフト重合体のふつ
素エラストマー、例えば商品名セフラルソフト(セント
ラル硝子(株))は柔軟にして耐衝性に優れ、また融点
が低く加工性にも優れるもので、特に熱可塑性のポリウ
レタンエラストマーと熱融着させて一体化し得るという
性質を有するものである。
性ふつ素樹脂を枝ポリマーとしたグラフト重合体のふつ
素エラストマー、例えば商品名セフラルソフト(セント
ラル硝子(株))は柔軟にして耐衝性に優れ、また融点
が低く加工性にも優れるもので、特に熱可塑性のポリウ
レタンエラストマーと熱融着させて一体化し得るという
性質を有するものである。
しかも、このグラフト重合体は、35%塩酸、97%硫
酸、発煙硫酸、70%硝酸、燐酸、50%ふつ酸、30%水酸
化ナトリウム、10%次亜塩素酸ナトリウムなどの高濃度
の無機酸に対して非常に優れた耐薬品性を有している。
酸、発煙硫酸、70%硝酸、燐酸、50%ふつ酸、30%水酸
化ナトリウム、10%次亜塩素酸ナトリウムなどの高濃度
の無機酸に対して非常に優れた耐薬品性を有している。
本考案のホースは、前記グラフト重合体より成形され
た薄肉の内管に対してポリウレタンエラストマーからな
る外管を装着し、加熱あるいは加熱加圧することによつ
て簡単に製造される。
た薄肉の内管に対してポリウレタンエラストマーからな
る外管を装着し、加熱あるいは加熱加圧することによつ
て簡単に製造される。
以下、図面により本考案の可撓性ホースの構造例を説
明する。
明する。
第1図は、薄肉の前記グラフト重合体のふつ素エラス
トマー層からなる内面層11にウレタンエラストマー層12
が熱融着した本考案のホース1の部分断面図である。
トマー層からなる内面層11にウレタンエラストマー層12
が熱融着した本考案のホース1の部分断面図である。
第2図は、薄肉の前記ふつ素材エラストマー層からな
る内面層21にウレタンエラストマー層22が熱融着され、
さらにその外面にウレタンエラストマーなどの熱可塑性
エラストマー26を熱融着し、層22と26との間に硬質の補
強芯27を螺旋状に巻回一体化した本考案のホース2の部
分断面図である。硬質補強芯27は鋼線、合成樹脂を被覆
した鋼線、FRP、ポリフエニレンサルフアイドとかポリ
エーテルエーテルケトンなどの高剛性耐熱性樹脂などの
ものからなる。
る内面層21にウレタンエラストマー層22が熱融着され、
さらにその外面にウレタンエラストマーなどの熱可塑性
エラストマー26を熱融着し、層22と26との間に硬質の補
強芯27を螺旋状に巻回一体化した本考案のホース2の部
分断面図である。硬質補強芯27は鋼線、合成樹脂を被覆
した鋼線、FRP、ポリフエニレンサルフアイドとかポリ
エーテルエーテルケトンなどの高剛性耐熱性樹脂などの
ものからなる。
第3図は、薄肉の前記ふつ素エラストマー層からなる
内面層31にウレタンエラストマー層32が熱融着され、補
強布層33の間隙を通してウレタンエラストマーからなる
中間層35が熱融着し、さらに外面のウレタンエラストマ
ー層36と熱融着しており、層35と36の間に硬質の補強芯
37を螺旋状に巻回一体化した本考案のホース3の部分断
面図である。中間層35や外面層36はふつ素エラストマ
ー、塩化ビニル樹脂、ポリアミドなどのウレタンエラス
トマー層と熱融着できる樹脂にしてもよい。必要によ
り、中間層35を省いてもよい。
内面層31にウレタンエラストマー層32が熱融着され、補
強布層33の間隙を通してウレタンエラストマーからなる
中間層35が熱融着し、さらに外面のウレタンエラストマ
ー層36と熱融着しており、層35と36の間に硬質の補強芯
37を螺旋状に巻回一体化した本考案のホース3の部分断
面図である。中間層35や外面層36はふつ素エラストマ
ー、塩化ビニル樹脂、ポリアミドなどのウレタンエラス
トマー層と熱融着できる樹脂にしてもよい。必要によ
り、中間層35を省いてもよい。
第4図は、前記ふつ素エラストマー層からなる内面層
41にウレタンエラストマー層42が熱融着し、編組あるい
は巻回によつて繊維補強層44を構成し、外面をウレタン
エラストマーなどのエラストマー層46で構成した本考案
のホース4の部分断面図である。
41にウレタンエラストマー層42が熱融着し、編組あるい
は巻回によつて繊維補強層44を構成し、外面をウレタン
エラストマーなどのエラストマー層46で構成した本考案
のホース4の部分断面図である。
ふつ素エラストマー層は、ウレタンエラストマー層や
補強層、硬質補強芯などによつて管全体が補強されるか
ら薄肉のもので十分である。ウレタンエラストマー、補
強布、補強繊維、硬質補強芯、外面層は可撓性ホースに
要求される性能によつて、その種類などを適宜選択すれ
ばよい。
補強層、硬質補強芯などによつて管全体が補強されるか
ら薄肉のもので十分である。ウレタンエラストマー、補
強布、補強繊維、硬質補強芯、外面層は可撓性ホースに
要求される性能によつて、その種類などを適宜選択すれ
ばよい。
[考案の効果] 以上のように、本考案のホースは、内面層が融点が低
く加工性、可撓性に富む前記ふつ素系エラストマーから
なり、該内面層のふつ素エラストマー層がその外面層の
ウレタンエラストマー層と容易に熱融着するものである
から、金属ナトリウムとかコロナ放電処理とか機械的エ
ツチングなどの面倒な処理を必要とせず、製造が簡単か
つ安価である。しかも両層の接合は強力で品質も安定し
ており、使用中に両層がはがれることもない。また、内
面層のふつ素エラストマーは耐薬品性に優れるため各種
の流体の移送に適しかつ不純物を含まないため、清浄な
ガス体を供給するのにも適している。
く加工性、可撓性に富む前記ふつ素系エラストマーから
なり、該内面層のふつ素エラストマー層がその外面層の
ウレタンエラストマー層と容易に熱融着するものである
から、金属ナトリウムとかコロナ放電処理とか機械的エ
ツチングなどの面倒な処理を必要とせず、製造が簡単か
つ安価である。しかも両層の接合は強力で品質も安定し
ており、使用中に両層がはがれることもない。また、内
面層のふつ素エラストマーは耐薬品性に優れるため各種
の流体の移送に適しかつ不純物を含まないため、清浄な
ガス体を供給するのにも適している。
第1図、第2図、第3図、第4図は何れも本考案のホー
スの例を示す部分断面図である。 1,2,3,4:可撓性ホース 11,21,31,41:ふつ素エラストマー層 12,22,32,42:ウレタンエラストマー層 33:補強布層 44:繊維補強層 35:中間層 26,36,37:外面層 27,37:螺旋状補強芯
スの例を示す部分断面図である。 1,2,3,4:可撓性ホース 11,21,31,41:ふつ素エラストマー層 12,22,32,42:ウレタンエラストマー層 33:補強布層 44:繊維補強層 35:中間層 26,36,37:外面層 27,37:螺旋状補強芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 19:00 75:00
Claims (4)
- 【請求項1】ふつ素ゴムを幹ポリマーとし結晶性ふつ素
樹脂を枝ポリマーとしたグラフト重合体のエラストマー
からなる内面層とその外面のポリウレタンエラストマー
層とが熱融着してなることを特徴とする可撓性ホース。 - 【請求項2】ポリウレタンエラストマー層の外面に螺旋
状補強芯と熱可塑性エラストマー層を有することを特徴
とする請求項1に記載の可撓性ホース。 - 【請求項3】ポリウレタンエラストマー層の外面に補強
布、螺旋状補強芯および熱可塑性エラストマーを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の可撓性ホース。 - 【請求項4】ポリウレタンエラストマー層の外面に繊維
補強層と熱可塑性エラストマー層を有することを特徴と
する請求項1に記載の可撓性ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989068775U JPH088379Y2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 可撓性ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989068775U JPH088379Y2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 可撓性ホース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH037590U JPH037590U (ja) | 1991-01-24 |
JPH088379Y2 true JPH088379Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31603501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989068775U Expired - Lifetime JPH088379Y2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 可撓性ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088379Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49129857U (ja) * | 1973-03-06 | 1974-11-07 | ||
JPS50130423U (ja) * | 1974-04-09 | 1975-10-27 | ||
CA2610272A1 (en) * | 2005-06-14 | 2006-12-21 | Asahi Glass Company, Limited | Multilayer laminate of fluororesin |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61171982A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-08-02 | 東海ゴム工業株式会社 | ガソリン循環用管接続用ホ−ス |
JPH01159245U (ja) * | 1988-04-19 | 1989-11-02 |
-
1989
- 1989-06-12 JP JP1989068775U patent/JPH088379Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH037590U (ja) | 1991-01-24 |
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