JPH0883405A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH0883405A JPH0883405A JP24236294A JP24236294A JPH0883405A JP H0883405 A JPH0883405 A JP H0883405A JP 24236294 A JP24236294 A JP 24236294A JP 24236294 A JP24236294 A JP 24236294A JP H0883405 A JPH0883405 A JP H0883405A
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- core
- back core
- clip
- magnetic
- magnetic head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フロントコア端部側面にバックコアを正確に
かつ確実に接合し、磁気特性のばらつきの解消、接合作
業の簡素化を図る。 【構成】 バックコアクリップ5として、フロントコア
2及びバックコア4にそれぞれ圧接するように相互に対
向するコア押さえ部36と、両方のコア押さえ部36を
連絡する背面部37とを有する断面略コ字状ばね部材で
あって、前記背面部37に前記フロントコア2とバック
コア4との対接部分を露出させる窓部38を設けたもの
を用い、スライダ1に固定されたフロントコア2に、バ
ックコア4を前記バックコアクリップ5で挟持して接合
する構成である。
かつ確実に接合し、磁気特性のばらつきの解消、接合作
業の簡素化を図る。 【構成】 バックコアクリップ5として、フロントコア
2及びバックコア4にそれぞれ圧接するように相互に対
向するコア押さえ部36と、両方のコア押さえ部36を
連絡する背面部37とを有する断面略コ字状ばね部材で
あって、前記背面部37に前記フロントコア2とバック
コア4との対接部分を露出させる窓部38を設けたもの
を用い、スライダ1に固定されたフロントコア2に、バ
ックコア4を前記バックコアクリップ5で挟持して接合
する構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体に対し、
記録、再生、消去を行う磁気ヘッドに係り、電子計算機
の外部記憶装置として用いられるフロッピーディスク装
置用フロッピーヘッド、あるいはその他の用途に使用可
能な磁気ヘッドに関する。
記録、再生、消去を行う磁気ヘッドに係り、電子計算機
の外部記憶装置として用いられるフロッピーディスク装
置用フロッピーヘッド、あるいはその他の用途に使用可
能な磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロッピーディスク装置用フロッ
ピーヘッド等に用いられている磁気ヘッドとしてフロン
トコアにバックコアを接合した構造が知られている。こ
のような構造の磁気ヘッドの組立では、コイルを挿入す
るためにフロントコアの磁気回路が開いており、コイル
挿入後にバックコアをフロントコアに接合して磁気回路
を閉じている。この種のフロントコアにバックコアを接
合する構成の従来の磁気ヘッドとしては以下に示すもの
が知られている。
ピーヘッド等に用いられている磁気ヘッドとしてフロン
トコアにバックコアを接合した構造が知られている。こ
のような構造の磁気ヘッドの組立では、コイルを挿入す
るためにフロントコアの磁気回路が開いており、コイル
挿入後にバックコアをフロントコアに接合して磁気回路
を閉じている。この種のフロントコアにバックコアを接
合する構成の従来の磁気ヘッドとしては以下に示すもの
が知られている。
【0003】実開昭62−171003号では、図11
に示すように、フロントコア81とバックコア82の接
合部分に、樹脂等の基材に磁性粉を混入した磁性接着剤
83を塗布することによりフロントコアとバックコアと
を接合した磁気ヘッドが開示されている。
に示すように、フロントコア81とバックコア82の接
合部分に、樹脂等の基材に磁性粉を混入した磁性接着剤
83を塗布することによりフロントコアとバックコアと
を接合した磁気ヘッドが開示されている。
【0004】また、図12及び図13に示すように、相
互に対向するコア押さえ部92,93とこれらを連絡す
る背面部91とを有する断面略コ字状ばね部材であって
片側のコア押さえ部92のみを内向きに凸となる湾曲面
とした導電性かつ非磁性のバックコアクリップ94を用
い、フロントコア2にバックコア4を圧接接合する磁気
ヘッドが従来知られている。この場合、フロントコア2
の上端部側面にバックコア4の側面を接面し、クリップ
94の開放している側を下向きにして上方から両コア
2,4を挟み込む如くクリップ94を嵌めることで、フ
ロントコア2に対してバックコア4を接合している。ま
た、図13に示すように、クリップ94の両側から露出
しているフロントコア2とバックコア4の接合部分に非
磁性の補強樹脂(UV樹脂)95を塗布し接合を補強す
るとともに、導電性かつ非磁性であり磁気ヘッドを支持
固定しているスライダ支持体(ジンバルプレート)41
とフロントコア2との導通を得るために導電性接着剤
(導電性樹脂)43をクリップ94とスライダ支持体4
1間に塗布してスライダ支持体41とクリップ94(ひ
いてはフロントコア2)を電気的に接続している。この
導電性接着剤の塗布によりクリップ94はスライダ支持
体41に固定される。
互に対向するコア押さえ部92,93とこれらを連絡す
る背面部91とを有する断面略コ字状ばね部材であって
片側のコア押さえ部92のみを内向きに凸となる湾曲面
とした導電性かつ非磁性のバックコアクリップ94を用
い、フロントコア2にバックコア4を圧接接合する磁気
ヘッドが従来知られている。この場合、フロントコア2
の上端部側面にバックコア4の側面を接面し、クリップ
94の開放している側を下向きにして上方から両コア
2,4を挟み込む如くクリップ94を嵌めることで、フ
ロントコア2に対してバックコア4を接合している。ま
た、図13に示すように、クリップ94の両側から露出
しているフロントコア2とバックコア4の接合部分に非
磁性の補強樹脂(UV樹脂)95を塗布し接合を補強す
るとともに、導電性かつ非磁性であり磁気ヘッドを支持
固定しているスライダ支持体(ジンバルプレート)41
とフロントコア2との導通を得るために導電性接着剤
(導電性樹脂)43をクリップ94とスライダ支持体4
1間に塗布してスライダ支持体41とクリップ94(ひ
いてはフロントコア2)を電気的に接続している。この
導電性接着剤の塗布によりクリップ94はスライダ支持
体41に固定される。
【0005】また、特開平4−170710号及び特開
平5−46913号において、側面から見た形状が略コ
字状(略U字型)でフロントコアの3本脚の間を通る底
面部(底板)に上方に開放する如くコア押さえ片を折り
曲げ形成し、片側のコア押さえ片のみを内側に凸となる
ように折り曲げた形状の弾性片(押圧片)としたバック
コアクリップ(スプリング)を用い、フロントコアにバ
ックコアを圧接接合する磁気ヘッドが開示されている。
これらの磁気ヘッドでは、フロントコアのコイルから突
出した部分の基部に上方が開らいたバックコアクリップ
を配設し、上方からフロントコア側面と弾性片との間に
バックコアを嵌め込む構成としている。
平5−46913号において、側面から見た形状が略コ
字状(略U字型)でフロントコアの3本脚の間を通る底
面部(底板)に上方に開放する如くコア押さえ片を折り
曲げ形成し、片側のコア押さえ片のみを内側に凸となる
ように折り曲げた形状の弾性片(押圧片)としたバック
コアクリップ(スプリング)を用い、フロントコアにバ
ックコアを圧接接合する磁気ヘッドが開示されている。
これらの磁気ヘッドでは、フロントコアのコイルから突
出した部分の基部に上方が開らいたバックコアクリップ
を配設し、上方からフロントコア側面と弾性片との間に
バックコアを嵌め込む構成としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
した磁気ヘッドの場合、フロントコア81とバックコア
82を磁性接着剤(樹脂)83のみで接合しているた
め、接合時にバックコア82を治具等で支持する必要が
あり作業性が悪く、組立精度の信頼性も低いので特性上
無視し得ない影響を与える恐れがある。また、完全に接
合させるために、樹脂を塗布する接合箇所が数カ所以上
となり生産性においても問題となっている。
した磁気ヘッドの場合、フロントコア81とバックコア
82を磁性接着剤(樹脂)83のみで接合しているた
め、接合時にバックコア82を治具等で支持する必要が
あり作業性が悪く、組立精度の信頼性も低いので特性上
無視し得ない影響を与える恐れがある。また、完全に接
合させるために、樹脂を塗布する接合箇所が数カ所以上
となり生産性においても問題となっている。
【0007】また、図12及び図13に示した構成の場
合、フロントコア2の上端部側面にバックコア4の側面
を接面し、バックコアクリップ94の開放している側を
下向きにして上方から両コア2,4を挟み込む如くクリ
ップ94を嵌めることで、フロントコア2に対してバッ
クコア4を接合している。しかし、クリップ94による
挟持が点接触(弾性片であるコア押さえ部92側)と面
接触(平板状のコア押さえ部93側)になっているた
め、図14に示すように、残留応力でクリップ94に反
りが発生してバックコア4が浮いてしまうことが多くあ
る。
合、フロントコア2の上端部側面にバックコア4の側面
を接面し、バックコアクリップ94の開放している側を
下向きにして上方から両コア2,4を挟み込む如くクリ
ップ94を嵌めることで、フロントコア2に対してバッ
クコア4を接合している。しかし、クリップ94による
挟持が点接触(弾性片であるコア押さえ部92側)と面
接触(平板状のコア押さえ部93側)になっているた
め、図14に示すように、残留応力でクリップ94に反
りが発生してバックコア4が浮いてしまうことが多くあ
る。
【0008】また、クリップ94のみによる接合の場
合、磁気ヘッドに強い振動や衝撃が加わった際にクリッ
プ94にずれが生じ、フロントコア2とバックコア4の
接合が不安定となり、フロントコア2とバックコア4と
の間の閉磁路が分断されて磁気特性が著しく劣化してし
まう恐れがある。このようなフロントコア2とバックコ
ア4の接合不良が生じるのを防ぐため、この構成では、
図13に示すように、クリップ94の両側から露出して
いるフロントコア2とバックコア4の接合部分に非磁性
の補強樹脂(UV樹脂)95を塗布し接合を補強してい
る。しかしながら、図14に示したようなバックコア4
の浮きがあると、バックコア4とフロントコア2の隙間
に補強樹脂95が入り込み不確かな接合のまま固着され
て不良品となってしまう場合があった。
合、磁気ヘッドに強い振動や衝撃が加わった際にクリッ
プ94にずれが生じ、フロントコア2とバックコア4の
接合が不安定となり、フロントコア2とバックコア4と
の間の閉磁路が分断されて磁気特性が著しく劣化してし
まう恐れがある。このようなフロントコア2とバックコ
ア4の接合不良が生じるのを防ぐため、この構成では、
図13に示すように、クリップ94の両側から露出して
いるフロントコア2とバックコア4の接合部分に非磁性
の補強樹脂(UV樹脂)95を塗布し接合を補強してい
る。しかしながら、図14に示したようなバックコア4
の浮きがあると、バックコア4とフロントコア2の隙間
に補強樹脂95が入り込み不確かな接合のまま固着され
て不良品となってしまう場合があった。
【0009】なお、図13の如く、導電性かつ非磁性で
あり磁気ヘッドを支持固定しているスライダ支持体41
とフロントコア2との導通を得るために導電性接着剤
(導電性樹脂)43を塗布してスライダ支持体41とバ
ックコアクリップ94とを電気的に接続することが普通
であるが、フロントコア2とバックコア4の接合を補強
する補強樹脂95と、スライダ支持体41とバックコア
クリップ94との導通のための導電性接着剤43とを塗
布するために、それぞれ塗布、硬化の工程が必要とな
り、工程数が多く、生産性が低くなる嫌いがある。
あり磁気ヘッドを支持固定しているスライダ支持体41
とフロントコア2との導通を得るために導電性接着剤
(導電性樹脂)43を塗布してスライダ支持体41とバ
ックコアクリップ94とを電気的に接続することが普通
であるが、フロントコア2とバックコア4の接合を補強
する補強樹脂95と、スライダ支持体41とバックコア
クリップ94との導通のための導電性接着剤43とを塗
布するために、それぞれ塗布、硬化の工程が必要とな
り、工程数が多く、生産性が低くなる嫌いがある。
【0010】さらに、この図12及び図13に示す構成
において、図12に示すように、複数(記録再生側と消
去側)の磁気回路を分離するための非磁性層をフロント
コア2及びバックコア4のそれぞれに設ける構造の場合
(図3のフロントコア2の構成を参照)、互いの磁気回
路の干渉を防ぎ、それぞれの磁気効率を確かなものとす
るために、フロントコア2の非磁性層18とバックコア
4の非磁性層32の位置を正確に合わせなければならな
い。しかし、フロントコア2とバックコア4の接合の
際、クリップ94の嵌め込み時にフロントコア2とバッ
クコア4の非磁性層18,32の接合部を外部から観察
することは困難であり、フロントコア2とバックコア4
の寸法関係から位置決めして取り付けを行うしかない。
従って、コアの寸法誤差や位置決めミス等があった場
合、クリップ94装着後は非磁性層18,32の位置ず
れを発見するのは困難であり、不良品の発生や歩留まり
の低下につながっていた。
において、図12に示すように、複数(記録再生側と消
去側)の磁気回路を分離するための非磁性層をフロント
コア2及びバックコア4のそれぞれに設ける構造の場合
(図3のフロントコア2の構成を参照)、互いの磁気回
路の干渉を防ぎ、それぞれの磁気効率を確かなものとす
るために、フロントコア2の非磁性層18とバックコア
4の非磁性層32の位置を正確に合わせなければならな
い。しかし、フロントコア2とバックコア4の接合の
際、クリップ94の嵌め込み時にフロントコア2とバッ
クコア4の非磁性層18,32の接合部を外部から観察
することは困難であり、フロントコア2とバックコア4
の寸法関係から位置決めして取り付けを行うしかない。
従って、コアの寸法誤差や位置決めミス等があった場
合、クリップ94装着後は非磁性層18,32の位置ず
れを発見するのは困難であり、不良品の発生や歩留まり
の低下につながっていた。
【0011】また、特開平4−170710号及び特開
平5−46913号において示された磁気ヘッドの場
合、上方に開いたコア押さえ片を有するバックコアクリ
ップ(スプリング)を用い、フロントコアのボビンから
突出している部分の基部にバックコアクリップを配設
後、バックコアを嵌め込んで接合しているが、バックコ
アとコイルとの間にバックコアクリップの底面部(底
板)が存在するため、磁気回路が長くなってしまい、磁
気効率が劣化する恐れがある。
平5−46913号において示された磁気ヘッドの場
合、上方に開いたコア押さえ片を有するバックコアクリ
ップ(スプリング)を用い、フロントコアのボビンから
突出している部分の基部にバックコアクリップを配設
後、バックコアを嵌め込んで接合しているが、バックコ
アとコイルとの間にバックコアクリップの底面部(底
板)が存在するため、磁気回路が長くなってしまい、磁
気効率が劣化する恐れがある。
【0012】本発明は、上記の点に鑑み、フロントコア
端部側面にバックコアを正確にかつ確実に接合させるこ
とが可能で、磁気特性のばらつきの解消、接合作業の簡
素化を図った磁気ヘッドを提供することを目的とする。
端部側面にバックコアを正確にかつ確実に接合させるこ
とが可能で、磁気特性のばらつきの解消、接合作業の簡
素化を図った磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0013】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
の実施例において明らかにする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、スライダに固定されたフロントコアに、
バックコアをバックコアクリップで挟持して接合する磁
気ヘッドにおいて、前記バックコアクリップは、前記フ
ロントコア及びバックコアにそれぞれ圧接するように相
互に対向するコア押さえ部と、両方のコア押さえ部を連
絡する背面部とを有する略コ字状ばね部材であって、前
記背面部に前記フロントコアとバックコアとの対接部分
を露出させる窓部を設けた構成としている。
に、本発明は、スライダに固定されたフロントコアに、
バックコアをバックコアクリップで挟持して接合する磁
気ヘッドにおいて、前記バックコアクリップは、前記フ
ロントコア及びバックコアにそれぞれ圧接するように相
互に対向するコア押さえ部と、両方のコア押さえ部を連
絡する背面部とを有する略コ字状ばね部材であって、前
記背面部に前記フロントコアとバックコアとの対接部分
を露出させる窓部を設けた構成としている。
【0015】また、相互に対向する前記コア押さえ部
は、前記フロントコア及びバックコアにそれぞれ圧接す
る内向きに凸となった湾曲面を成すものであってもよ
い。
は、前記フロントコア及びバックコアにそれぞれ圧接す
る内向きに凸となった湾曲面を成すものであってもよ
い。
【0016】また、前記フロントコア及びバックコアが
それぞれ中間位置に非磁性層を有しており、前記窓部が
それぞれの非磁性層を露出させている構成としてもよ
い。
それぞれ中間位置に非磁性層を有しており、前記窓部が
それぞれの非磁性層を露出させている構成としてもよ
い。
【0017】さらに、前記窓部に導電性接着剤を設けて
前記フロントコア、バックコア及びバックコアクリップ
の3者を相互に接着するとともに電気的に接続してもよ
い。
前記フロントコア、バックコア及びバックコアクリップ
の3者を相互に接着するとともに電気的に接続してもよ
い。
【0018】
【作用】本発明の磁気ヘッドにおいては、フロントコア
及びバックコアにそれぞれ圧接するように相互に対向す
るコア押さえ部を連絡する背面部に、前記フロントコア
とバックコアとの対接部分を露出させる窓部を設けてい
るので、該窓部からフロントコアに対するバックコアの
取り付け位置を容易かつ確実に確認できる。従って、バ
ックコアクリップ装着後も取り付けミスを発見し取り付
け位置を正しく調整することができ、事前に不良品を良
品として組み立て直すことが可能になり、歩留まりの向
上、ひいてはコスト低減が図れる。
及びバックコアにそれぞれ圧接するように相互に対向す
るコア押さえ部を連絡する背面部に、前記フロントコア
とバックコアとの対接部分を露出させる窓部を設けてい
るので、該窓部からフロントコアに対するバックコアの
取り付け位置を容易かつ確実に確認できる。従って、バ
ックコアクリップ装着後も取り付けミスを発見し取り付
け位置を正しく調整することができ、事前に不良品を良
品として組み立て直すことが可能になり、歩留まりの向
上、ひいてはコスト低減が図れる。
【0019】また、相互に対向する前記コア押さえ部
に、前記フロントコア及びバックコアにそれぞれ圧接す
る内向きに凸となった湾曲面を形成する場合、バックコ
アクリップでフロントコアとバックコアを挟持して接合
する際に、該湾曲面で両側から均等に加圧でき、湾曲面
の凸部分先端による点接触で圧接できるため、バックコ
アクリップに残留応力による反り等の変形が生じてもバ
ックコアの浮きは発生せず、磁気ヘッドに振動や衝撃が
加わってもずれにくく、安定して確実にフロントコアと
バックコアとを圧接接合できる。
に、前記フロントコア及びバックコアにそれぞれ圧接す
る内向きに凸となった湾曲面を形成する場合、バックコ
アクリップでフロントコアとバックコアを挟持して接合
する際に、該湾曲面で両側から均等に加圧でき、湾曲面
の凸部分先端による点接触で圧接できるため、バックコ
アクリップに残留応力による反り等の変形が生じてもバ
ックコアの浮きは発生せず、磁気ヘッドに振動や衝撃が
加わってもずれにくく、安定して確実にフロントコアと
バックコアとを圧接接合できる。
【0020】また、前記フロントコア及びバックコアが
それぞれ中間位置に非磁性層を有し、前記窓部がそれぞ
れの非磁性層を露出させる構成の場合、フロントコアに
対するバックコアの取り付けの際に、窓部からフロント
コア及びバックコアのそれぞれの非磁性層の位置関係を
観察しながら作業が可能になり、正確さが要求される非
磁性層同士の位置決めを確実に行うことができ、製品の
信頼性及び歩留まりの向上が図れる。
それぞれ中間位置に非磁性層を有し、前記窓部がそれぞ
れの非磁性層を露出させる構成の場合、フロントコアに
対するバックコアの取り付けの際に、窓部からフロント
コア及びバックコアのそれぞれの非磁性層の位置関係を
観察しながら作業が可能になり、正確さが要求される非
磁性層同士の位置決めを確実に行うことができ、製品の
信頼性及び歩留まりの向上が図れる。
【0021】また、前記窓部に導電性接着剤を設けて前
記フロントコア、バックコア及びバックコアクリップの
3者を相互に接着するとともに電気的に接続する場合、
フロントコア及びバックコアに導電性接着剤を直接塗布
でき、導通が安定してS/Nの改善に寄与するととも
に、フロントコアとバックコアの接合が補強され、バッ
クコアクリップがずれるのを防ぐことができる。従っ
て、従来、フロントコアとバックコアの接合補強のため
併用していた補強樹脂が不要になり、工程の簡素化及び
コスト低減を図ることができる。
記フロントコア、バックコア及びバックコアクリップの
3者を相互に接着するとともに電気的に接続する場合、
フロントコア及びバックコアに導電性接着剤を直接塗布
でき、導通が安定してS/Nの改善に寄与するととも
に、フロントコアとバックコアの接合が補強され、バッ
クコアクリップがずれるのを防ぐことができる。従っ
て、従来、フロントコアとバックコアの接合補強のため
併用していた補強樹脂が不要になり、工程の簡素化及び
コスト低減を図ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る磁気ヘッドの実施例を図
面に従って説明する。
面に従って説明する。
【0023】図1乃至図6は本発明の第1実施例を示し
ており、これらの図において、1は非磁性セラミック等
で分割形成されているスライダであり、2は該スライダ
1に固定されているフェライトコア等のフロントコア、
3A,3Bはフロントコア2の脚部に装着する一対のコ
イル、4はフェライトコア等のバックコア、そして5は
前記フロントコア2にバックコア4を接合するためのバ
ックコアクリップである。
ており、これらの図において、1は非磁性セラミック等
で分割形成されているスライダであり、2は該スライダ
1に固定されているフェライトコア等のフロントコア、
3A,3Bはフロントコア2の脚部に装着する一対のコ
イル、4はフェライトコア等のバックコア、そして5は
前記フロントコア2にバックコア4を接合するためのバ
ックコアクリップである。
【0024】図1の如く、前記スライダ1は分割形成し
たものの間に前記フロントコア2を挟んでガラス等で固
着し一体化したものであり、フロントコア2にコイル3
A,3Bを装着するための窪み11を有し、図3のよう
に磁気記録媒体としてのフロッピーディスクに対面する
底面12にはフロントコア2の底面が露出している。前
記フロントコア2は、一対のI型コア15A,15Bを
ガラス等で接合したセンターコア部(I型コア部)16
と、一対のサイドコア部(L型コア部)17A,17B
をガラス等で接合したもので、図3のように接合部分は
スライダ1の底面12に露出している。センターコア部
16を構成するI型コア15A,15Bの間には所定の
厚みでガラスを充填し、記録再生側と消去側の磁気回路
を分離する非磁性層18を設けている。また、磁気ギャ
ップのトラック幅を規制する如くガラス19が所要部分
に充填され、センターコア部16とサイドコア部17A
間に記録再生ギャップGr、センターコア部16とサイ
ドコア部17B間に消去ギャップGeがそれぞれ形成さ
れている。
たものの間に前記フロントコア2を挟んでガラス等で固
着し一体化したものであり、フロントコア2にコイル3
A,3Bを装着するための窪み11を有し、図3のよう
に磁気記録媒体としてのフロッピーディスクに対面する
底面12にはフロントコア2の底面が露出している。前
記フロントコア2は、一対のI型コア15A,15Bを
ガラス等で接合したセンターコア部(I型コア部)16
と、一対のサイドコア部(L型コア部)17A,17B
をガラス等で接合したもので、図3のように接合部分は
スライダ1の底面12に露出している。センターコア部
16を構成するI型コア15A,15Bの間には所定の
厚みでガラスを充填し、記録再生側と消去側の磁気回路
を分離する非磁性層18を設けている。また、磁気ギャ
ップのトラック幅を規制する如くガラス19が所要部分
に充填され、センターコア部16とサイドコア部17A
間に記録再生ギャップGr、センターコア部16とサイ
ドコア部17B間に消去ギャップGeがそれぞれ形成さ
れている。
【0025】前記一対のコイル3A,3Bのボビン20
A,20Bは、図1のように中央部に前記サイドコア部
17A,17Bを挿通するための方形状の挿入穴21が
形成され、それぞれサイドコア部17A,17Bに嵌め
込まれ、スライダ1の窪み11に納められている。該挿
入穴21は、挿通しているサイドコア部17A,17B
の外周よりもやや大きく形成されている。そして、ボビ
ン20A,20Bにはそれぞれ記録再生用巻線22、消
去用巻線23が巻回されており、その両巻線の各引き出
し端部が、ボビン20A,20Bの上面端部にそれぞれ
一体に設けられている端子ピン24に接続されて、コイ
ル3A,3Bがそれぞれ構成されている。なお、ボビン
20A,20Bの上面の高さは、組立時にバックコア4
を該ボビン20A,20B上面に載置することでフロン
トコア2とバックコア4の上面を面一に規定できる寸法
にするのが好ましい。
A,20Bは、図1のように中央部に前記サイドコア部
17A,17Bを挿通するための方形状の挿入穴21が
形成され、それぞれサイドコア部17A,17Bに嵌め
込まれ、スライダ1の窪み11に納められている。該挿
入穴21は、挿通しているサイドコア部17A,17B
の外周よりもやや大きく形成されている。そして、ボビ
ン20A,20Bにはそれぞれ記録再生用巻線22、消
去用巻線23が巻回されており、その両巻線の各引き出
し端部が、ボビン20A,20Bの上面端部にそれぞれ
一体に設けられている端子ピン24に接続されて、コイ
ル3A,3Bがそれぞれ構成されている。なお、ボビン
20A,20Bの上面の高さは、組立時にバックコア4
を該ボビン20A,20B上面に載置することでフロン
トコア2とバックコア4の上面を面一に規定できる寸法
にするのが好ましい。
【0026】前記バックコア4は、一対の角棒状フェラ
イトコア31A,31Bの端面同士をガラスで接合した
ものであり、該角棒状コア31A,31Bの間は所定の
厚みでガラスが充填された非磁性層32が設けられてい
る。後述する如く、バックコア4は、フロントコア2の
上端部側面にバックコアクリップ5により挟持され圧接
接合されるようになっている。
イトコア31A,31Bの端面同士をガラスで接合した
ものであり、該角棒状コア31A,31Bの間は所定の
厚みでガラスが充填された非磁性層32が設けられてい
る。後述する如く、バックコア4は、フロントコア2の
上端部側面にバックコアクリップ5により挟持され圧接
接合されるようになっている。
【0027】前記バックコアクリップ5は、非磁性かつ
導電性を有する弾性材質(例えば、Be−Cu合金、ステ
ンレス鋼、その他の銅合金)を折り曲げ加工して形成さ
れており、図4に示すように、フロントコア2及びバッ
クコア4にそれぞれ圧接するように相互に対向し、内向
きに凸となった湾曲面35を有するコア押さえ部36
と、両方のコア押さえ部36を連絡する背面部37とを
有する断面略コ字状ばね部材である。また、図5のよう
に前記背面部37の中間部には円形状窓部38が形成さ
れている。
導電性を有する弾性材質(例えば、Be−Cu合金、ステ
ンレス鋼、その他の銅合金)を折り曲げ加工して形成さ
れており、図4に示すように、フロントコア2及びバッ
クコア4にそれぞれ圧接するように相互に対向し、内向
きに凸となった湾曲面35を有するコア押さえ部36
と、両方のコア押さえ部36を連絡する背面部37とを
有する断面略コ字状ばね部材である。また、図5のよう
に前記背面部37の中間部には円形状窓部38が形成さ
れている。
【0028】フロントコア2へのバックコア4の接合
は、バックコア4をボビン20A,20B上面に載置
し、フロントコア2とバックコア4の上面が面一になる
ようにフロントコア2の上端部側面にバックコア4の側
面を接面し、フロントコア2の非磁性層18とバックコ
ア4の非磁性層32の位置を合わせた状態で、上方から
一対のコア押さえ部36で両コア2,4を挟み込む如く
バックコアクリップ5を嵌める。フロントコア2及びバ
ックコア4の外側の側面に接するコア押さえ部36はそ
の湾曲面35の弾性力によりフロントコア2及びバック
コア4を圧接、挟持し、両者は密接された状態で保持さ
れる。この取り付け作業は、図5に示すように、背面部
37に形成された円形状窓部38からフロントコア2と
バックコア4との対接部分の中間部が露出しているの
で、両コア2,4の非磁性層18,32の接合部を顕微
鏡等を通して観察しながら取り付け位置を正しく調整し
て行うことができる。
は、バックコア4をボビン20A,20B上面に載置
し、フロントコア2とバックコア4の上面が面一になる
ようにフロントコア2の上端部側面にバックコア4の側
面を接面し、フロントコア2の非磁性層18とバックコ
ア4の非磁性層32の位置を合わせた状態で、上方から
一対のコア押さえ部36で両コア2,4を挟み込む如く
バックコアクリップ5を嵌める。フロントコア2及びバ
ックコア4の外側の側面に接するコア押さえ部36はそ
の湾曲面35の弾性力によりフロントコア2及びバック
コア4を圧接、挟持し、両者は密接された状態で保持さ
れる。この取り付け作業は、図5に示すように、背面部
37に形成された円形状窓部38からフロントコア2と
バックコア4との対接部分の中間部が露出しているの
で、両コア2,4の非磁性層18,32の接合部を顕微
鏡等を通して観察しながら取り付け位置を正しく調整し
て行うことができる。
【0029】以上のように組み立てられた磁気ヘッド
は、図6に示すように、導電性かつ非磁性の金属等で形
成され、磁気ヘッドを支持、駆動するためのスライダ支
持体41に固定される。磁気ヘッドのスライダ支持体4
1への固定は、スライダ1とスライダ支持体41とを接
着剤で固着することで行われる。スライダ支持体41に
は取付窓42が形成されており、スライダ1とスライダ
支持体41との固定の際に、該取付窓42の枠内にバッ
クコアクリップ5で接合されたフロントコア2及びバッ
クコア4の上端部が位置するように固定する。そして、
導電性接着剤43(導電性樹脂;銀ペースト、金ペース
ト、銅ペースト、カーボンペースト等の導電性ペースト
材を含み、樹脂は例えば加熱硬化型である。)を取付窓
42の周縁部からバックコアクリップ5の円形状窓部3
8に至るまで塗布し、硬化させる。
は、図6に示すように、導電性かつ非磁性の金属等で形
成され、磁気ヘッドを支持、駆動するためのスライダ支
持体41に固定される。磁気ヘッドのスライダ支持体4
1への固定は、スライダ1とスライダ支持体41とを接
着剤で固着することで行われる。スライダ支持体41に
は取付窓42が形成されており、スライダ1とスライダ
支持体41との固定の際に、該取付窓42の枠内にバッ
クコアクリップ5で接合されたフロントコア2及びバッ
クコア4の上端部が位置するように固定する。そして、
導電性接着剤43(導電性樹脂;銀ペースト、金ペース
ト、銅ペースト、カーボンペースト等の導電性ペースト
材を含み、樹脂は例えば加熱硬化型である。)を取付窓
42の周縁部からバックコアクリップ5の円形状窓部3
8に至るまで塗布し、硬化させる。
【0030】このように円形状窓部38に導電性接着剤
43を設けた結果、バックコアクリップ5の円形状窓部
38においてフロントコア2とバックコア4の接合が補
強されるとともに、バックコアクリップ5がフロントコ
ア2及びバックコア4に固着され、さらにフロントコア
2、バックコア4及びバックコアクリップ5とスライダ
支持体41とが電気的に接続される。なお、図示しない
が、スライダ支持体41は磁気ヘッドに接続した増幅器
のアースに接続されている。このように、導電性接着剤
43を設けることでフロントコア2、バックコア4、バ
ックコアクリップ5及びスライダ支持体41の導通を図
っていることにより、磁気ヘッドが磁気記録媒体に対し
て摺動する際に発生する静電気をアース(接地)に逃が
すことができるとともに、フロントコア2、バックコア
4及びバックコアクリップ5とスライダ支持体41のそ
れぞれの接地電位が一定になりS/Nが向上しノイズ低
減の効果が得られる。
43を設けた結果、バックコアクリップ5の円形状窓部
38においてフロントコア2とバックコア4の接合が補
強されるとともに、バックコアクリップ5がフロントコ
ア2及びバックコア4に固着され、さらにフロントコア
2、バックコア4及びバックコアクリップ5とスライダ
支持体41とが電気的に接続される。なお、図示しない
が、スライダ支持体41は磁気ヘッドに接続した増幅器
のアースに接続されている。このように、導電性接着剤
43を設けることでフロントコア2、バックコア4、バ
ックコアクリップ5及びスライダ支持体41の導通を図
っていることにより、磁気ヘッドが磁気記録媒体に対し
て摺動する際に発生する静電気をアース(接地)に逃が
すことができるとともに、フロントコア2、バックコア
4及びバックコアクリップ5とスライダ支持体41のそ
れぞれの接地電位が一定になりS/Nが向上しノイズ低
減の効果が得られる。
【0031】ここで、図15において、上記第1実施例
で示した前記バックコアクリップ5を用いた構成の磁気
ヘッド(イ)と、前記図12及び図13の従来例で示し
たクリップ94を用いた構成の磁気ヘッド(ロ)の完成
品のインダクタンス分布図を示す。なお、それぞれ完成
品のインダクタンスが700〜750μH前後となるよ
うに設計、製造したものとする。図からわかるように、
片側のコア押さえ片92のみを内側に凸となるように湾
曲させた形状の弾性片としたクリップ94を用いた従来
例の磁気ヘッド(ロ)では、クリップ94に反り等が発
生し、バックコア4が浮いたりして磁気回路が不完全な
ものが発生し、インダクタンスが所望の値より大きく外
れた(600μH未満)ものがみられるが、バックコア
クリップ5を用いた第1実施例の磁気ヘッド(イ)で
は、インダクタンスが所望の値より大きく外れることな
く所望の値を中心に分布しており、所望特性の製品が多
く得られることがわかる。
で示した前記バックコアクリップ5を用いた構成の磁気
ヘッド(イ)と、前記図12及び図13の従来例で示し
たクリップ94を用いた構成の磁気ヘッド(ロ)の完成
品のインダクタンス分布図を示す。なお、それぞれ完成
品のインダクタンスが700〜750μH前後となるよ
うに設計、製造したものとする。図からわかるように、
片側のコア押さえ片92のみを内側に凸となるように湾
曲させた形状の弾性片としたクリップ94を用いた従来
例の磁気ヘッド(ロ)では、クリップ94に反り等が発
生し、バックコア4が浮いたりして磁気回路が不完全な
ものが発生し、インダクタンスが所望の値より大きく外
れた(600μH未満)ものがみられるが、バックコア
クリップ5を用いた第1実施例の磁気ヘッド(イ)で
は、インダクタンスが所望の値より大きく外れることな
く所望の値を中心に分布しており、所望特性の製品が多
く得られることがわかる。
【0032】この第1実施例によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
を得ることができる。
【0033】(1) バックコアクリップ5の相互に対向
するコア押さえ部36が、それぞれ内向きに凸となった
湾曲面35を有する形状に形成されているため、バック
コアクリップ5でフロントコア2とバックコア4を挟持
して接合する際に、該湾曲面35で両側から均等に加圧
でき、湾曲面35の凸部分先端による点接触で圧接でき
るため、残留応力によるバックコアクリップの反り等の
悪影響を受けることが無く、磁気ヘッドに振動や衝撃が
加わってもずれにくく、安定して確実にフロントコア2
とバックコア4とを圧接接合できる。従って、製品のば
らつきが少なく、歩留まりの向上を図ることができ、ひ
いてはコスト低減が実現できる。また、バックコアクリ
ップ5のフロントコア2及びバックコア4への取り付け
方向が、コア押さえ部36が下方に開放した向きである
ため、バックコア4とボビン20A,20Bすなわちコ
イル3A,3Bとの間にバックコアクリップが存在せ
ず、フロントコア2の脚部の寸法をバックコアクリップ
5の配置を考慮して長くする必要がないため、磁気特性
の劣化がなく、バックコア4の取り付け作業も簡単に行
うことができる。
するコア押さえ部36が、それぞれ内向きに凸となった
湾曲面35を有する形状に形成されているため、バック
コアクリップ5でフロントコア2とバックコア4を挟持
して接合する際に、該湾曲面35で両側から均等に加圧
でき、湾曲面35の凸部分先端による点接触で圧接でき
るため、残留応力によるバックコアクリップの反り等の
悪影響を受けることが無く、磁気ヘッドに振動や衝撃が
加わってもずれにくく、安定して確実にフロントコア2
とバックコア4とを圧接接合できる。従って、製品のば
らつきが少なく、歩留まりの向上を図ることができ、ひ
いてはコスト低減が実現できる。また、バックコアクリ
ップ5のフロントコア2及びバックコア4への取り付け
方向が、コア押さえ部36が下方に開放した向きである
ため、バックコア4とボビン20A,20Bすなわちコ
イル3A,3Bとの間にバックコアクリップが存在せ
ず、フロントコア2の脚部の寸法をバックコアクリップ
5の配置を考慮して長くする必要がないため、磁気特性
の劣化がなく、バックコア4の取り付け作業も簡単に行
うことができる。
【0034】(2) バックコアクリップ5の背面部37
に形成された円形状窓部38からフロントコア2とバッ
クコア4との対接部分の中間部が露出しているので、位
置決めに正確さが要求される両コア2,4の非磁性層1
8,32の接合部が観察でき、このバックコア4の取付
作業の際に顕微鏡等を通して観察することによってバッ
クコア4の取付位置を容易に確実に確認でき、取り付け
ミスを発見し取り付け位置を正しく調整することが可能
になる。従って、歩留まりの向上、ひいてはコスト低減
が図れる。
に形成された円形状窓部38からフロントコア2とバッ
クコア4との対接部分の中間部が露出しているので、位
置決めに正確さが要求される両コア2,4の非磁性層1
8,32の接合部が観察でき、このバックコア4の取付
作業の際に顕微鏡等を通して観察することによってバッ
クコア4の取付位置を容易に確実に確認でき、取り付け
ミスを発見し取り付け位置を正しく調整することが可能
になる。従って、歩留まりの向上、ひいてはコスト低減
が図れる。
【0035】(3) バックコアクリップ5の背面部37
に円形状窓部38を設け、該円形状窓部38にスライダ
支持体41に電気的に接続させるための導電性接着剤4
3を設けることにより、フロントコア2及びバックコア
4に直接導電性接着剤43を塗布でき、導通が安定する
とともに、フロントコア2、バックコア4及びバックコ
アクリップ5とが固着され、フロントコア2とバックコ
ア4の接合が補強され、バックコアクリップ5がずれる
のを防ぐことができる。従って、従来、フロントコア2
とバックコア4の接合補強のため併用していた補強樹脂
が不要になり、工程の簡素化及びコスト低減を図ること
ができる。
に円形状窓部38を設け、該円形状窓部38にスライダ
支持体41に電気的に接続させるための導電性接着剤4
3を設けることにより、フロントコア2及びバックコア
4に直接導電性接着剤43を塗布でき、導通が安定する
とともに、フロントコア2、バックコア4及びバックコ
アクリップ5とが固着され、フロントコア2とバックコ
ア4の接合が補強され、バックコアクリップ5がずれる
のを防ぐことができる。従って、従来、フロントコア2
とバックコア4の接合補強のため併用していた補強樹脂
が不要になり、工程の簡素化及びコスト低減を図ること
ができる。
【0036】図7は本発明の第2実施例におけるバック
コアクリップ51を示す。この第2実施例は、背面部5
2に3個の円形状窓部53A,53B,53Cを形成し
たバックコアクリップ51を用いる構成である。この場
合、図1のバックコアクリップ5の代わりにバックコア
クリップ51を用いてフロントコア2とバックコア4と
を接合させるように装着することにより、左側の円形状
窓部53Aからフロントコア2の左側のサイドコア部1
7Aとバックコア4との接合部分、中央の円形状窓部5
3Bから非磁性層18,32を含むセンターコア部16
とバックコア4との接合部分、そして右側の円形状窓部
53Cから右側のサイドコア部17Bとバックコア4と
の接合部分をそれぞれ露出させることができる。この構
成では、左右の円形状窓部53A,53Cからフロント
コア2とバックコア4の左右両端の接合状態が確認でき
る。また、中央の円形状窓部53Aに加えて、左右の円
形状窓部53A,53Cにも導電性接着剤43を塗布
し、接合の補強及び導通性の向上(バックコア4とサイ
ドコア部17A,17Bとの導通を確実に取ること等)
を図ることもできる。なお、その他の構成及び作用効果
は前述の第1実施例と同様である。
コアクリップ51を示す。この第2実施例は、背面部5
2に3個の円形状窓部53A,53B,53Cを形成し
たバックコアクリップ51を用いる構成である。この場
合、図1のバックコアクリップ5の代わりにバックコア
クリップ51を用いてフロントコア2とバックコア4と
を接合させるように装着することにより、左側の円形状
窓部53Aからフロントコア2の左側のサイドコア部1
7Aとバックコア4との接合部分、中央の円形状窓部5
3Bから非磁性層18,32を含むセンターコア部16
とバックコア4との接合部分、そして右側の円形状窓部
53Cから右側のサイドコア部17Bとバックコア4と
の接合部分をそれぞれ露出させることができる。この構
成では、左右の円形状窓部53A,53Cからフロント
コア2とバックコア4の左右両端の接合状態が確認でき
る。また、中央の円形状窓部53Aに加えて、左右の円
形状窓部53A,53Cにも導電性接着剤43を塗布
し、接合の補強及び導通性の向上(バックコア4とサイ
ドコア部17A,17Bとの導通を確実に取ること等)
を図ることもできる。なお、その他の構成及び作用効果
は前述の第1実施例と同様である。
【0037】図8において、前記第1及び第2実施例で
示したバックコアクリップ5,51の窓部形状の変形例
を示す。同図(A)はバックコアクリップ5,51に楕
円状(もしくは長円状)窓部55を形成した例である。
同図(B)はバックコアクリップ5,51に方形状窓部
56を形成した例である。これらの場合、楕円状窓部5
5又は方形状窓部56の形成により視野性の向上を図っ
たものである。同図(C)はバックコアクリップ5,5
1に、方形の4隅に渡し部58を形成した格子状窓部5
7を形成した例であり、この場合、渡し部58を含む窓
部57に導電性接着剤を塗布することにより接着強度を
向上させることができる。
示したバックコアクリップ5,51の窓部形状の変形例
を示す。同図(A)はバックコアクリップ5,51に楕
円状(もしくは長円状)窓部55を形成した例である。
同図(B)はバックコアクリップ5,51に方形状窓部
56を形成した例である。これらの場合、楕円状窓部5
5又は方形状窓部56の形成により視野性の向上を図っ
たものである。同図(C)はバックコアクリップ5,5
1に、方形の4隅に渡し部58を形成した格子状窓部5
7を形成した例であり、この場合、渡し部58を含む窓
部57に導電性接着剤を塗布することにより接着強度を
向上させることができる。
【0038】図9は本発明の第3実施例におけるバック
コアクリップ61を示す。この第3実施例は、背面部6
2の中間部に両側のコア押さえ部63の一部まで切り欠
く如く方形状窓部64を形成したバックコアクリップ6
1を用いる構成である。この場合、図1のバックコアク
リップ5の代わりにバックコアクリップ61を用いてフ
ロントコア2とバックコア4とを接合させるように装着
することにより、方形状窓部64から非磁性層18,3
2を含むセンターコア部16とバックコア4との接合部
分を露出させることができる。また、方形状窓部64の
長手方向の幅が大きい程、両側のコア押さえ部63の湾
曲面65が挟み込む力、すなわちクリップ圧が小さくな
ることから、設計時に方形状窓部64の幅を変えること
でバックコアクリップ61のクリップ圧を調整できる。
なお、その他の構成及び作用効果は前述の第1実施例と
同様である。
コアクリップ61を示す。この第3実施例は、背面部6
2の中間部に両側のコア押さえ部63の一部まで切り欠
く如く方形状窓部64を形成したバックコアクリップ6
1を用いる構成である。この場合、図1のバックコアク
リップ5の代わりにバックコアクリップ61を用いてフ
ロントコア2とバックコア4とを接合させるように装着
することにより、方形状窓部64から非磁性層18,3
2を含むセンターコア部16とバックコア4との接合部
分を露出させることができる。また、方形状窓部64の
長手方向の幅が大きい程、両側のコア押さえ部63の湾
曲面65が挟み込む力、すなわちクリップ圧が小さくな
ることから、設計時に方形状窓部64の幅を変えること
でバックコアクリップ61のクリップ圧を調整できる。
なお、その他の構成及び作用効果は前述の第1実施例と
同様である。
【0039】図10は本発明の第4実施例であり、前記
第1実施例におけるバックコアクリップ5の代わりにバ
ックコアクリップ71を用いた構成を示している。該バ
ックコアクリップ71には、背面部72の中間部に両側
のコア押さえ部73の一部まで切り欠き、長手方向の長
さがセンターコア部16の幅よりやや大きな方形状窓部
74が形成され、背面部72の両端側に両側のコア押さ
え部73の一部まで切り欠き、長手方向端部からそれぞ
れサイドコア部17A,17Bの内側面より中央寄りに
切り欠いた切欠窓部75A,75Bが形成されている。
この場合、バックコアクリップ71を装着する際に、中
央の方形状窓部74をセンターコア部16上端面と位置
を合わせて嵌め込む。
第1実施例におけるバックコアクリップ5の代わりにバ
ックコアクリップ71を用いた構成を示している。該バ
ックコアクリップ71には、背面部72の中間部に両側
のコア押さえ部73の一部まで切り欠き、長手方向の長
さがセンターコア部16の幅よりやや大きな方形状窓部
74が形成され、背面部72の両端側に両側のコア押さ
え部73の一部まで切り欠き、長手方向端部からそれぞ
れサイドコア部17A,17Bの内側面より中央寄りに
切り欠いた切欠窓部75A,75Bが形成されている。
この場合、バックコアクリップ71を装着する際に、中
央の方形状窓部74をセンターコア部16上端面と位置
を合わせて嵌め込む。
【0040】図10に示すように、フロントコア2のボ
ビン20A,20B上面からの突出部分(センターコア
部16,サイドコア部17A,17Bの上部)がバック
コア4の高さよりやや高くなっているときでも、バック
コア4底面がボビン20A,20B上面に接するまでバ
ックコアクリップ71を押し下げて嵌めることにより、
センターコア部16は方形状窓部74から、サイドコア
部17A,17Bは切欠窓部75A,75Bからそれぞ
れ上方に突き抜けた状態で装着される。従って、この第
4実施例によると、フロントコア2が余分な長さを有し
ている場合でも常に最短磁気回路を得ることができると
ともに、フロントコア2の上端面にバックコアクリップ
71の背面部72が覆い被さらないのでその分高さを低
くできる。なお、その他の構成及び作用効果は前述の第
1実施例と同様である。
ビン20A,20B上面からの突出部分(センターコア
部16,サイドコア部17A,17Bの上部)がバック
コア4の高さよりやや高くなっているときでも、バック
コア4底面がボビン20A,20B上面に接するまでバ
ックコアクリップ71を押し下げて嵌めることにより、
センターコア部16は方形状窓部74から、サイドコア
部17A,17Bは切欠窓部75A,75Bからそれぞ
れ上方に突き抜けた状態で装着される。従って、この第
4実施例によると、フロントコア2が余分な長さを有し
ている場合でも常に最短磁気回路を得ることができると
ともに、フロントコア2の上端面にバックコアクリップ
71の背面部72が覆い被さらないのでその分高さを低
くできる。なお、その他の構成及び作用効果は前述の第
1実施例と同様である。
【0041】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ヘッ
ドによれば、フロントコア及びバックコアを圧接接合す
るバックコアクリップの背面部に前記フロントコアとバ
ックコアとの対接部分を露出させる窓部を設けているの
で、該窓部からフロントコアに対するバックコアの取り
付け位置を容易に確実に確認できる。また、バックコア
クリップでフロントコアとバックコアを挟持して接合す
る際に、相互に対向する前記コア押さえ部により、それ
ぞれ内向きに均等に圧接する如く挟持できるため、残留
応力によるバックコアクリップの反り等の影響を受け
ず、磁気ヘッドに振動や衝撃が加わってもずれにくく、
安定して確実にフロントコアとバックコアとを圧接接合
できる。また、バックコアクリップの窓部を利用してバ
ックコアクリップ装着後も取り付けミスを発見し取り付
け位置を正しく調整することができ、事前にバックコア
クリップ位置を修正して良品として組み立て直すことが
可能であるとともに、バックコアクリップによる圧接接
合が安定しているので磁気特性の精度の向上と安定が図
れ、製品の信頼性及び歩留まりの向上、ひいてはコスト
低減が図れる。
ドによれば、フロントコア及びバックコアを圧接接合す
るバックコアクリップの背面部に前記フロントコアとバ
ックコアとの対接部分を露出させる窓部を設けているの
で、該窓部からフロントコアに対するバックコアの取り
付け位置を容易に確実に確認できる。また、バックコア
クリップでフロントコアとバックコアを挟持して接合す
る際に、相互に対向する前記コア押さえ部により、それ
ぞれ内向きに均等に圧接する如く挟持できるため、残留
応力によるバックコアクリップの反り等の影響を受け
ず、磁気ヘッドに振動や衝撃が加わってもずれにくく、
安定して確実にフロントコアとバックコアとを圧接接合
できる。また、バックコアクリップの窓部を利用してバ
ックコアクリップ装着後も取り付けミスを発見し取り付
け位置を正しく調整することができ、事前にバックコア
クリップ位置を修正して良品として組み立て直すことが
可能であるとともに、バックコアクリップによる圧接接
合が安定しているので磁気特性の精度の向上と安定が図
れ、製品の信頼性及び歩留まりの向上、ひいてはコスト
低減が図れる。
【図1】本発明に係る磁気ヘッドの第1実施例を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】第1実施例における磁気ヘッドの磁気ギャップ
を示す部分底面図である。
を示す部分底面図である。
【図4】第1実施例におけるフロントコアとバックコア
の接合状態を示す部分側断面図である。
の接合状態を示す部分側断面図である。
【図5】同部分平面図である。
【図6】第1実施例の磁気ヘッドをスライダ支持体に固
定した状態を示す要部斜視図である。
定した状態を示す要部斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例におけるバックコアクリッ
プを示す平面図である。
プを示す平面図である。
【図8】本発明の第1及び第2実施例におけるバックコ
アクリップの窓部形状の変形例を示す部分平面図であ
る。
アクリップの窓部形状の変形例を示す部分平面図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例におけるバックコアクリッ
プを示す斜視図である。
プを示す斜視図である。
【図10】本発明の第4実施例の磁気ヘッドを示す斜視
図である。
図である。
【図11】フロントコアにバックコアを磁性接着剤で接
合した構造の磁気ヘッドの従来例を示す斜視図である。
合した構造の磁気ヘッドの従来例を示す斜視図である。
【図12】フロントコアにバックコアをバックコアクリ
ップで接合した磁気ヘッドの他の従来例を示す要部分解
斜視図である。
ップで接合した磁気ヘッドの他の従来例を示す要部分解
斜視図である。
【図13】図12に示した他の従来例の磁気ヘッドをス
ライダ支持体に固定した状態を示す要部斜視図である。
ライダ支持体に固定した状態を示す要部斜視図である。
【図14】バックコアの装着不良が発生したときの同要
部側断面図である。
部側断面図である。
【図15】第1実施例の磁気ヘッドと図12に示す他の
従来例の磁気ヘッドのそれぞれの完成品のインダクタン
ス分布図である。
従来例の磁気ヘッドのそれぞれの完成品のインダクタン
ス分布図である。
1 スライダ 2 フロントコア 3A,3B コイル 4 バックコア 5,51,61,71 バックコアクリップ 16 センターコア部 17A,17B サイドコア部 18,32 非磁性層 20A,20B ボビン 35,65 湾曲面 36,63,73 コア押さえ部 37,52,62,72 背面部 38,53A,53B,53C 円形状窓部 41 スライダ支持体 43 導電性接着剤 55 楕円状窓部 56 方形状窓部 57 格子状窓部 75A,75B 切欠窓部
Claims (4)
- 【請求項1】 スライダに固定されたフロントコアに、
バックコアをバックコアクリップで挟持して接合する磁
気ヘッドにおいて、 前記バックコアクリップは、前記フロントコア及びバッ
クコアにそれぞれ圧接するように相互に対向するコア押
さえ部と、両方のコア押さえ部を連絡する背面部とを有
する断面略コ字状ばね部材であって、前記背面部に前記
フロントコアとバックコアとの対接部分を露出させる窓
部を設けたことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 相互に対向する前記コア押さえ部は、前
記フロントコア及びバックコアにそれぞれ圧接する内向
きに凸となった湾曲面を成している請求項1記載の磁気
ヘッド。 - 【請求項3】 前記フロントコア及びバックコアがそれ
ぞれ中間位置に非磁性層を有しており、前記窓部がそれ
ぞれの非磁性層を露出させている請求項1又は2記載の
磁気ヘッド。 - 【請求項4】 前記窓部に導電性接着剤を設けて前記フ
ロントコア、バックコア及びバックコアクリップの3者
を相互に接着するとともに電気的に接続する請求項1,
2又は3記載の磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24236294A JPH0883405A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24236294A JPH0883405A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0883405A true JPH0883405A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17088060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24236294A Withdrawn JPH0883405A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0883405A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019070578A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 株式会社タムラ製作所 | 電流検出器 |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP24236294A patent/JPH0883405A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019070578A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 株式会社タムラ製作所 | 電流検出器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |