JPH0883342A - 人体照合装置 - Google Patents
人体照合装置Info
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Abstract
特徴点データと登録された人体の特徴点データが不一致
の場合、係員が容易に判断できるようにする。 【構成】 登録/照合モードスイッチ(6)で登録モード
に設定すると、読み取った指紋の特徴点データの判別難
易度をランク分けしてカードライタ(9)を介してIDカ
ードに登録する。上記スイッチ(6)で照合モードに設定
して指紋リーダ(7)に指を置くと、その指紋の特徴点を
読み取り、IDカードに登録されたその人の指紋の特徴
点とを比較し、両データが一致するかを判断する。不一
致の場合はこれに対応する難易度を液晶表示器(10)に表
示し、係員の判断を容易にする。
Description
徴点データと登録された人体の特徴点データとを照合す
る装置に関するものである。
りを禁止するため、特定区域への通路又は出入口に電気
錠によって開閉される扉を設け、この扉の近傍に特定区
域への通行を許可された者か否かを判別する個人識別装
置を設置する場合がある。この個人判別装置として、例
えば特開昭61−255639号公報に示されるよう
に、指紋を検出して個人を判別するようにしたものがあ
る。
面の濃淡を電気信号に変換して指紋情報を出力し、これ
をあらかじめ登録された指紋情報と照合して、両者が一
致するか又は不一致であるかを判断するものである。そ
して、扉が閉じている場合、上記指紋情報の一致が判断
されると、電気錠に解錠信号を出力し、指紋情報の不一
致が判断されると、解錠信号は出力されない。
カード等の識別カード(以下IDカードという)を用い
るものがある。これは、IDカードに指紋情報を登録
し、指紋照合時入力された指紋情報と上記登録された指
紋情報を照合して、両者の一致又は不一致を判別するも
のである。なお、IDカードに対する情報の読取り及び
書込みには、接触式のものと非接触式のものとがある。
紋照合装置では、入力された指紋情報と登録された指紋
情報を照合するようにしているため、登録された指紋情
報が不鮮明のときなどには、正しい指紋情報が入力され
ても照合不一致となることがある。この場合は係員が立
ち会って判断することになるが、ID番号が一致してい
るだけでは、正否の判断ができず、結果的にはその人は
不許可となることが多いという問題点がある。
されたもので、人体情報が不鮮明の場合でも、人体情報
の照合ができ、また、照合不一致により係員が判断する
場合に、係員が容易に判断できるようにした人体照合装
置を提供することを目的とする。
る人体照合装置は、読み取られた人体の特徴点データ
と、あらかじめ登録された人体の特徴点データとを照合
して両者が一致するかを判断する装置において、人体照
合判断の難易度を記憶する難易度記憶手段と、少なくと
も人体照合の結果が不一致のときにこれに対応する難易
度を表示する難易度表示手段とを備えたものである。
体の特徴点データを識別カードに登録し、読み取られた
人体の特徴点データと識別カードから入力された人体の
特徴点データとを照合して両者が一致するかを判断する
装置において、人体照合判断の難易度を識別カードに記
憶させる難易度記憶手段と、少なくとも人体照合の結果
が不一致のときにこれに対応する難易度を表示する難易
度表示手段とを備えたものである。
2発明のものにおいて、難易度記憶手段と、人体照合時
難易度に対応して人体照合の判断基準を変更して再照合
する基準変更手段とを備えたものである。
2及び第3発明のものに加えて、少なくとも人体照合の
結果が不一致のときに、不一致となった人体の特徴点デ
ータと識別カードに登録された人体の特徴点データとを
共に表示する人体表示手段とを備えたものである。
2〜第4発明のものに加えて、識別カード所持者の人体
の特徴点データと履歴とを含む人的特徴点を識別カード
に記憶させる人的特徴点記憶手段と、少なくとも人体照
合の結果が不一致のときに、上記記憶された人的特徴点
を表示する人的特徴点表示手段とを備えたものである。
の難易度を記憶し、読み取られた人体の特徴点データ
と、あらかじめ登録された人体の特徴点データとの照合
が不一致のとき、これに対応する難易度を表示するよう
にしたため、係員は表示された難易度を見て人体照合の
正否を判断することが可能となる。
の難易度を識別カードに記憶し、読み取られた人体の特
徴点データと、識別カードに登録された人体の特徴点デ
ータとの照合が不一致のとき、これに対応する難易度を
表示するようにしたため、係員は表示された難易度を見
て人体照合の正否を判断することが可能となる。
の難易度を識別カードに記憶し、人体照合時難易度に対
応して人体照合の判断基準を変更して再照合するように
したため、人体の特徴点データは変更された判断基準に
より再度正否が判断される。
果が不一致のときに、不一致となった人体の特徴点デー
タと登録された人体の特徴点データとを共に表示するよ
うにしたため、係員は表示された両データを目視比較し
て人体照合の正否を判断することが可能となる。
果が不一致のときに、識別カードに記憶された識別カー
ド所持者の人体の特徴点データと履歴とを含む人的特徴
点を表示するようにしたため、係員は表示された人的特
徴点により人体照合の正否を判断することが可能とな
る。
の一実施例を示す図で、図1はID判別装置のブロック
線図、図2は動作フローチャートである。
CPU、(3)はROM、(4)はRAM、(5)は通行者が所
持するIDカードに記録されたID番号を読み取るカー
ドリーダ、(6)は指紋登録モードと指紋照合モードを切
り換える登録/照合モードスイッチ、(7)は上記IDカ
ードに登録された指紋の特徴点データを読み取る指紋リ
ーダ、(8)は指紋リーダ(7)に接続されアナログ値の指紋
の特徴点データをディジタル値に変換するA/D変換器
である。
及びこの特徴点の判別の難易度をIDカードに書き込む
カードライタ、(10)は照合結果、難易度等を表示する液
晶表示器、(11)は照合結果が正であることを示すOK信
号(11a)を出力するインタフェースであり、上記各機器
(2)〜(11)は互いにバス(12)で接続されている。
明する。まず、ステップ(21)で登録/照合モードスイッ
チ(6)が登録モードになっているかを判断する。登録モ
ードであればステップ(22)へ進み、照合モードであれば
ステップ(27)へ進む。これで、指紋を登録したい人が指
紋リーダ(7)に所定の指を置くと、ステップ(22)で指紋
リーダ(7)は指紋を読み取り、ステップ(23)で指紋リー
ダ(7)の出力をディジタル値に変換する。
を演算処理する。そして、ステップ(25)では演算処理し
た特徴点データの判別の難易度を1、2、3〜N段階に
ランク分け処理する。例えば、特徴点データの多いもの
は照合容易であり、高ランクに設定され、特徴点の少な
いものは照合困難であり、低ランクに設定される。ステ
ップ(26)で上記処理された特徴点データと難易度データ
をカードライタ(9)を介してIDカードに書き込む。こ
れで、指紋登録は終了する。
からステップ(27)へ進み、カードリーダ(5)がIDカー
ドのID番号を読み取るのを待つ。ID番号を読み取っ
たらステップ(28)でそのID番号は正であるかを判断す
る。否であればステップ(29)で液晶表示器(10)によりN
G表示してステップ(21)へ戻る。正であればステップ(3
0)へ進み、液晶表示器(10)に「指を置いてください」と
表示する。この表示に従って通行者が指紋リーダ(7)に
指を置くと、ステップ(31)で指紋リーダ(7)の出力をデ
ィジタル値に変換する。
ら指紋の特徴点データの抽出演算をする。そして、ステ
ップ(33)ではステップ(32)で抽出された特徴点データと
IDカードから読み取ったその人の特徴点データとを照
合し、両者が一致するかを判断する。両者が一致すれば
ステップ(34)で液晶表示器(10)にOK表示し、インタフ
ェース(11)から指紋照合が正であることを示すOK信号
(11a)を出力して処理は終了する。もし、両データが一
致しないときは、ステップ(35)で液晶表示器(10)にNG
表示し、IDカードから読み取ったその人の難易度のラ
ンク分けデータを表示して処理は終了する。
員の立会いを求めることになる。このとき係員は表示さ
れた難易度のランク分けデータを目視して指紋の正否を
判断するが、否となった原因が難易度に起因するもので
あることが分かるので、正しい判断を下すことが可能と
なる。したがって、指紋が正であるのに通行不許可にな
るトラブルを減らすことができ、通行管理業務の円滑な
推進を図ることが可能となる。
め、多数の人の処理に適するものとなる。ここで、ステ
ップ(25)(26)は難易度記憶手段を、ステップ(33)(35)は
難易度表示手段をそれぞれ構成する。
実施例を示す図で、図2の部分図である。実施例2は図
2のステップ(35)をステップ(41)(42)に置き換えたもの
で、指紋照合モード時、ステップ(33)で特徴点データが
不一致と判断されると、ステップ(41)でランクに合わせ
て照合一致の判断基準を変更して再照合し、その結果特
徴点データが一致するかを判断するようにしたものであ
る。これでもなお一致しないときはステップ(42)へ進
み、液晶表示器(10)にNG表示し、かつランクを表示す
る。
でも、判断基準を下げて照合されるので、正しい結果を
得ることが可能となり、照合不一致の度に係員の立会い
を求める機会を減らすことが可能になる。ここで、ステ
ップ(41)は基準変更手段を構成する。
実施例を示す図で、図2の部分図である。実施例2は図
2の動作フローチャートのステップ(25)とステップ(26)
の間にステップ(45)を追加し、かつステップ(35)をステ
ップ(47)に置き換えたものである。
5)で特徴点データの判別の難易度のランクが所定範囲
(例えば、段階3〜段階8の範囲)を超えるときは、ス
テップ(23)で変換したディジタル値をIDカードに書き
込む。そして、指紋照合モード時、ステップ(33)で特徴
点データが不一致と判断されると、ステップ(47)へ進
み、ステップ(45)でIDカードに書き込まれた指紋のデ
ィジタルデータと、ステップ(31)で指紋リーダ(7)が読
み取った指紋のディジタルデータとを共に液晶表示器(1
0)に映像として表示する。
ータと読取りデータとが映像表示されるため、係員の判
断を容易にし、運用を円滑にすることが可能となる。こ
こで、ステップ(47)は人体表示手段を構成する。
実施例を示す図で、図2の部分図である。実施例4は図
2のステップ(35)をステップ(49)に置き換えたもので、
あらかじめIDカードに所持者の指紋以外の人的特徴点
(声紋、網膜パターン、指の長さ、掌形、筆跡、身長、
体重、顔の輪郭、目・鼻・口等の位置及び形、所持者の
履歴・経歴等)を、図示しない人的特徴点記憶手段によ
り記憶させておくものである。
で特徴点データが不一致と判断されると、ステップ(49)
では、IDカードから読み取ったその人の指紋以外の人
的特徴点を液晶表示器(10)に表示する。これにより、照
合不一致時、係員の判断を容易にし、運用を円滑にする
ことが可能となる。ここで、ステップ(49)は人的特徴点
表示手段を構成する。
(49)のデータ表示は、照合一致の場合に実施してもよ
い。また、上記各実施例の外に、次のように実施するこ
とも可能である。 (1) 図1のインタフェース(11)からのOK信号(11a)に
よって、扉などの通行ゲートを制御する。 (2) 指紋照合は1回だけでなく、複数回実施して一致又
は不一致を判断する。 (3) 指紋は1本の指だけでなく、複数本の指について登
録し、照合時1本の指で不一致の場合は、他の指で再照
合するようにする。 (4) 指紋をIDカードでなく、ID判別器(1)に登録す
る。 (5) 人体照合のデータとして、指紋だけでなく、声紋、
網膜パターン、指の長さ、掌形、筆跡、顔の形(輪郭、
目・鼻・耳等の位置及び形等)を用いる。
では、人体照合判断の難易度を記憶し、読み取られた人
体の特徴点データと、あらかじめ登録された人体の特徴
点データとの照合が不一致のとき、これに対応する難易
度を表示するようにしたので、係員は表示された難易度
を見て人体照合の正否を判断することが可能となり、人
体照合が正であるのに通行不許可となるトラブルを減ら
すことができ、通行管理業務の円滑な推進を図ることが
できる効果がある。
度を識別カードに記憶し、読み取られた人体の特徴点デ
ータと、識別カードに登録された人体の特徴点データと
の照合が不一致のとき、これに対応する難易度を表示す
るようにしたので、係員は表示された難易度を見て人体
照合の正否を判断することが可能となり、第1発明と同
様の効果がある。また、人体の特徴点データは識別カー
ドに登録されるので、多数の人の処理に対して好適のも
のにすることができる効果がある。
度を識別カードに記憶し、人体照合時難易度に対応して
人体照合の判断基準を変更して再照合するようにしたの
で、人体の特徴点データは変更された判断基準により再
度正否が判断され、照合不一致の度に係員の立会いを求
める機会を減らすことができる効果がある。
一致のときに、不一致となった人体の特徴点データと登
録された人体の特徴点データとを共に表示するようにし
たので、係員は表示された両データを目視比較して人体
照合の正否を判断することが可能となり、係員の判断を
容易にし、人体照合が正であるのに通行不許可となるト
ラブルを減らすことができ、通行管理業務の円滑な推進
を図ることができる効果がある。
一致のときに、識別カードに記憶された識別カード所持
者の人体の特徴点データと履歴とを含む人的特徴点を表
示するようにしたので、係員は表示された人的特徴点に
より人体照合の正否を判断することが可能となり、係員
の判断を容易にし、人体照合が正であるのに通行不許可
となるトラブルを減らすことができ、通行管理業務の円
滑な推進を図ることができる効果がある。
ック線図。
の部分図。
の部分図。
の部分図。
モードスイッチ、7指紋リーダ、8 A/D変換器、9
カードライタ、10 液晶表示器、11aOK信号、
25,26 難易度記憶手段(ステップ)、33,35
難易度表示手段(ステップ)、41 基準変更手段
(ステップ)、47 指紋表示手段(ステップ)、49
人的特徴点表示手段(ステップ)。
Claims (5)
- 【請求項1】 読み取られた人体の特徴点データと、あ
らかじめ登録された人体の特徴点データとを照合して両
者が一致するかを判断する装置において、上記人体照合
判断の難易度を記憶する難易度記憶手段と、少なくとも
上記人体照合の結果が不一致のときにこれに対応する難
易度を表示する難易度表示手段とを備えたことを特徴と
する人体照合装置。 - 【請求項2】 人体の特徴点データを識別カードに登録
し、読み取られた人体の特徴点データと、上記識別カー
ドから入力された人体の特徴点データとを照合して両者
が一致するかを判断する装置において、上記人体照合判
断の難易度を上記識別カードに記憶させる難易度記憶手
段と、少なくとも上記人体照合の結果が不一致のときに
これに対応する難易度を表示する難易度表示手段とを備
えたことを特徴とする人体照合装置。 - 【請求項3】 人体の特徴点データが識別カードに登録
され、読み取られた人体の特徴点データと、上記識別カ
ードから入力された人体の特徴点データとを照合して両
者が一致するかを判断する装置において、上記人体照合
判断の難易度を上記識別カードに記憶させる難易度記憶
手段と、上記人体照合時上記記憶された難易度に対応し
て上記人体照合の判断基準を変更して再照合する基準変
更手段とを備えたことを特徴とする人体照合装置。 - 【請求項4】 少なくとも人体照合の結果が不一致のと
きに、上記不一致となった人体の特徴点データと、識別
カードに登録された人体の特徴点データとを共に表示す
る人体表示手段とを設けたことを特徴とする請求項2又
は請求項3記載の人体照合装置。 - 【請求項5】 識別カード所持者の人体の特徴点データ
と履歴とを含む人的特徴点を上記識別カードに記憶させ
る人的特徴点記憶手段と、少なくとも人体照合の結果が
不一致のときに上記記憶された人的特徴点を表示する人
的特徴点表示手段とを設けたことを特徴とする請求項2
〜請求項4のいずれかに記載の人体照合装置。
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