JPH0882311A - リベット - Google Patents

リベット

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Publication number
JPH0882311A
JPH0882311A JP21878494A JP21878494A JPH0882311A JP H0882311 A JPH0882311 A JP H0882311A JP 21878494 A JP21878494 A JP 21878494A JP 21878494 A JP21878494 A JP 21878494A JP H0882311 A JPH0882311 A JP H0882311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rivet
base end
rivet body
neck portion
pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP21878494A
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English (en)
Inventor
Yosuke Yoshino
洋右 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHINO SEIKI KK
Original Assignee
YOSHINO SEIKI KK
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Publication date
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Publication of JPH0882311A publication Critical patent/JPH0882311A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被締結部材の板厚や枚数に拘わらず単一の構成
で締結することができ、よって生産性並びに使用性の向
上を図る。 【構成】リベット2には、パイプ状のリベット本体4
と、このリベット本体4の基端側から打ち込まれるピン
6と、スプリングワッシャ32とが備えられている。リ
ベット本体4には、外径と内径とが共に減径された首部
8,9,10が軸方向に間隔をおいて形成されていると
ともに、先端から基端側近傍において軸方向に延びるス
リット11が径方向に対向する位置をもって形成されて
いる。また、基端には鍔部12が形成されており、各首
部8,9,10の外周端にはエッジ8a,9a,10a
が形成されている。ピン6は、各首部の内径より大きい
軸外径を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の部材を締結する
のに用いられるリベットに関し、詳しくは、片側からの
施工操作のみでリベットのかしめ状態を得る、いわゆる
ブラインドリベットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のブラインドリベットは、中空状
のリベット本体をシャフトやピン等の拡張部材で拡張し
てかしめるもので、拡張部材の使用形態により、押込み
拡張式リベットと、引抜き拡張式リベットに大別されて
いる。
【0003】押込み拡張タイプとしては、例えば実開昭
49ー91659号公報所載のものが知られている。こ
れは、割溝付中空部材の外面に先端側へ先細りとなるテ
ーパ状の突起を軸方向に複数形成し、ピンの打込みで中
空部材を拡開させて突起の押圧摩擦による係止を得る構
成となっている。引抜き拡張タイプとしては、例えば実
公昭49ー40213号公報所載のものが知られてい
る。これは、中空部材へ挿入された引抜き棒の先端に膨
出リングが一体に形成されており、引抜き棒が引抜かれ
た時に膨出リングが中空部材の先端部を拡張し、拡張後
膨出リングは引抜き棒から分離される構成となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実開昭49
ー91659号公報所載のものは、凹凸の無い内面を有
する中空孔にピンを打ち込んで拡開させる構成であるた
め、拡開パターンが一定であり、このため、リベットす
る長さ(グリップレングス)の画一化を避けられず、締
結できる板厚、板枚数が限定されていた。従って、各種
の厚みに対応できるサイズのものを個別に用意しなけれ
ばならず、製造コスト、部品管理の観点から問題があっ
た。
【0005】また、実公昭49ー40213号公報所載
のものにおいても、使用性の観点から膨出リングの分離
圧を一定にしなければならないために、上記と同様のグ
リップレングスの画一化による問題を抱えていた。
【0006】そこで、本発明は、単一の構成で種々のグ
リップレングスに対応でき、よって生産性並びに使用性
の向上を図れるリベットの提供をその目的とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記目的を
達成すべく創案されたもので、その特徴は、外径及び内
径が共に減径された首部が軸方向に間隔をおいて複数形
成されているとともに基端には鍔部が形成され且つ先端
から基端側へ向けて軸方向に延びるスリットが形成され
てなるパイプ状のリベット本体と、上記首部の内径より
大きな軸外径を有し上記リベット本体内を基端側から軸
方向へ打ち込まれるピンとが備えられている構成にあ
る。
【0008】また、上記首部の外周端にエッジが形成さ
れている構成とすることができる。
【0009】また、上記リベット本体を波形管状に形成
し、当該波形の谷部を上記首部とする構成とすることが
できる。
【0010】また、リベット固定面と上記鍔部との間に
介在されるスプリングワッシャを備えた構成とすること
もできる。
【0011】
【作用】本発明によれば、締結部材に形成された孔にリ
ベット本体が挿入され、締結部材の表面に鍔部が当接し
た状態で基端側からピンが打ち込まれる。ピンが首部に
当接すると、スリットの存在によってリベット本体の拡
開が誘発され、これによって部材間の締結がなされる。
仮に締結部材内で最初の首部による拡開が抑制されて
も、締結部材内での拘束を受けない次の首部によって拡
開が生じ、締結がなされる。
【0012】請求項2のリベットによれば、締結部材の
表面にエッジが位置した場合、エッジによる係止力によ
って締結力が増大する。
【0013】請求項4のリベットによれば、スプリング
ワッシャの弾性力が締結部材全体に軸方向に作用し、こ
れによって拡開による締結力の減衰が抑制される。
【0014】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例を示す。リ
ベット2には、図2に示すように、パイプ状のリベット
本体4と、このリベット本体4の基端側から打ち込まれ
るピン6と、スプリングワッシャ32とが備えられてい
る。
【0015】リベット本体41は、外径と内径が共に減
径された首部8,9,10が軸方向に略等間隔に形成さ
れているとともに、先端から基端側近傍において軸方向
に延びるスリット11が径方向に対向する2箇所の位置
をもって形成されている。また、基端には鍔部12が形
成されている。各首部8,9,10は絞り加工によって
形成されており、その外周端にはエッジ8a,9a,1
0aが形成されている。
【0016】ピン6は、各首部8,9,10の内径より
大きい外径を有する軸部14と、基端に形成される鍔部
16とから構成されており、先端部にはリベット本体4
との一体流通を図るための縦ローレット18が形成され
ている。なお、本例におけるリベット2は、リベット本
体4がステンレス材で形成され、ピン6が鉄材で形成さ
れている。
【0017】次にリベット2の使用動作を説明する。図
1に示すように、例えば、固定面20に硬質の断熱板2
2,24を締結する場合、三部材を貫通して形成された
連通孔26にピン6が一体に組み込まれたリベット2が
その鍔部12が固定面20の外面20aに当接するまで
挿入される。かかる状態でピン6が二点鎖線で示す位置
から打ち込まれると、ピン6の軸部14が最初の首部8
の内面を押圧し、これにより拡開が生じる。最奥部の断
熱板24の表面に首部8のエッジ8aが係止状態に引っ
掛かるので、これにより固定面20に断熱板22,24
の三部材が一体に締結される。
【0018】断熱板22,24は、首部8と首部9間の
平坦面4aに位置した場合でも拡開による押圧摩擦で締
結されるが、本例のようにエッジ8bに係止される場合
には、係止力によって全体の締結力が増大する。なお、
絞り加工による加工硬化後の拡開変形であるので、エッ
ジ8bは断熱板24に対して弾性抗力を及ぼし、これに
よって緩みの無い締結状態が得られる。また、本例で
は、特に、固定面20と鍔部12との間にスプリングワ
ッシャ32が設けられており、これによって軸方向の弾
性力が発現し、締結力の緩み止めにさらに寄与してい
る。なお、スプリングワッシャ32を設けた場合、断熱
板24にエッジ8aが引っ掛かり易くなる。また、平坦
面4aに位置した場合の締結力を増加させるために平坦
面4aにローレット加工を施すこもできる。
【0019】図3は、本例におけるリベット2の引抜強
度を示すグラフである。最初の首部8での引抜によって
連通孔26の若干削がれるため、段階的に引抜強度は低
下する。
【0020】また、図4に示すように、硬質材で形成さ
れた断熱板26,28,30を固定面20に締結する場
合、連通孔26内に位置する首部8,9は拘束されるた
め大きな拡開は生じないが、開放域にある首部10によ
って拡開が生じ、首部10のエッジ10aが断熱板30
の表面に引っ掛かり、これによって各断熱板26,2
8,30は一体に強力に締結されることになる。この場
合にもエッジ10aは弾性抗力を発揮するので、長期的
に信頼性の高い締結が維持される。
【0021】なお、上記例では断熱板22,24等の締
結例を示したが、例えば、図5に示すように、軟質のレ
ンガないしコンクリートブロック34を締結することも
できる。この例の場合、リベット本体4の凹凸外面が軟
質のレンガないしコンクリートブロック34内にめり込
むことによって締結力が得られる。なお、このような締
結の場合、図6に示すように、例えば4つのスリット1
1を形成する構成とすれば拡開が円形状になり、締結力
が増大する。
【0022】また、図7に示すように、リベット本体4
を波形管状に形成することもできる。この場合、波形の
谷部36がが首部としての機能を呈する。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、軸方向に間隔をおいて
複数形成された首部がそれぞれ拡開を誘発する要因とし
て存在するので、これによって段階的な拡開機能が潜在
し、よって板厚や枚数に拘束されることなく単一の構造
で対応でき、生産性並びに使用性の向上を図ることがで
きる。
【0024】請求項2のリベットによれば、エッジによ
る係止によって締結力の増大を図ることができ、施工後
の長期的信頼性を得ることができる。
【0025】請求項4のリベットによれば、スプリング
ワッシャによる軸方向の弾性力を得ることができるの
で、拡開による締結力の減衰を抑制でき、よって施工後
の長期的信頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリベットの一実施例を示す使用状
態の縦断面図である。
【図2】リベットの分解斜視図である。
【図3】引抜強度の実験データを示すグラフである。
【図4】首部が締結部材内で拘束された場合の使用状態
の縦断面図である。
【図5】軟質レンガ等への適用例を示す縦断面図であ
る。
【図6】スリットを4箇所に形成した場合のリベット本
体の斜視図である。
【図7】波形管状に形成したリベット本体の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
4 リベット本体 6 ピン 8,9,10 首部 8a,9a,10a エッジ 11 スリット 12 鍔部 32 スプリングワッシャ 36 谷部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外径及び内径が共に減径された首部が軸方
    向に間隔をおいて複数形成されているとともに基端には
    鍔部が形成され且つ先端から基端側へ向けて軸方向に延
    びるスリットが形成されてなるパイプ状のリベット本体
    と、上記首部の内径より大きな軸外径を有し上記リベッ
    ト本体内を基端側から軸方向へ打ち込まれるピンとが備
    えられているリベット。
  2. 【請求項2】上記首部の外周端にエッジが形成されてい
    る請求項1記載のリベット。
  3. 【請求項3】上記リベット本体が波形管状に形成され、
    当該波形の谷部が上記首部としてなる請求項1記載のリ
    ベット。
  4. 【請求項4】リベット固定面と上記鍔部との間に介在さ
    れるスプリングワッシャを備えてなる請求項1,2又は
    3記載のリベット。
JP21878494A 1994-09-13 1994-09-13 リベット Pending JPH0882311A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100270987B1 (ko) * 1997-10-10 2000-12-01 임채왕 드라이브 리벳
CN114060380A (zh) * 2020-12-21 2022-02-18 孔永峰 一种自膨胀半实心安装铆钉

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