JPH0882291A - スクリューポンプの軸受構造 - Google Patents
スクリューポンプの軸受構造Info
- Publication number
- JPH0882291A JPH0882291A JP21776994A JP21776994A JPH0882291A JP H0882291 A JPH0882291 A JP H0882291A JP 21776994 A JP21776994 A JP 21776994A JP 21776994 A JP21776994 A JP 21776994A JP H0882291 A JPH0882291 A JP H0882291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- shaft
- screw
- screw pump
- rotates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸受用ブッシュの寿命が長くなるスクリュー
ポンプの軸受構造を提供する。 【構成】 傾斜配置されたスクリュー軸本体１を回転し
て被搬送体を連続的に搬送するスクリューポンプにおい
て、スクリュー軸本体１の下端側に一体化された筒軸部
２１と、筒軸部２１に挿入された固定軸２５と、固定軸
２５と筒軸部２１との間に嵌挿された軸受用ブッシュ１
３とを備えた。
ポンプの軸受構造を提供する。 【構成】 傾斜配置されたスクリュー軸本体１を回転し
て被搬送体を連続的に搬送するスクリューポンプにおい
て、スクリュー軸本体１の下端側に一体化された筒軸部
２１と、筒軸部２１に挿入された固定軸２５と、固定軸
２５と筒軸部２１との間に嵌挿された軸受用ブッシュ１
３とを備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は排水、揚水ポンプ場、下
水処理場、または河川等において揚水に用いられるスク
リューポンプの軸受構造に関する。
水処理場、または河川等において揚水に用いられるスク
リューポンプの軸受構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、例えば下水処理場において揚水
に用いられる従来のスクリューポンプの側面図、図４は
図３の一部を拡大して示す一部断面図である。図３にお
いて、１はスクリュー軸本体、３はスクリュー軸本体１
の下端側の軸を回転自在に支持する下部軸受部であり、
下水中に設置された基礎盤４に固定されている。５はス
クリュー軸本体１の上端側の軸を回転自在に支持する上
部軸受部、７はスクリュー軸本体１の上端側の回転軸に
連結されてこれを回転駆動する電動機である。図４にお
いて、９はスクリュー軸本体１の下端にフランジ１１を
介して取り付けられた回転軸、１３は下部軸受部３に嵌
挿された軸受用ブッシュ、１５はオイルシールである。
に用いられる従来のスクリューポンプの側面図、図４は
図３の一部を拡大して示す一部断面図である。図３にお
いて、１はスクリュー軸本体、３はスクリュー軸本体１
の下端側の軸を回転自在に支持する下部軸受部であり、
下水中に設置された基礎盤４に固定されている。５はス
クリュー軸本体１の上端側の軸を回転自在に支持する上
部軸受部、７はスクリュー軸本体１の上端側の回転軸に
連結されてこれを回転駆動する電動機である。図４にお
いて、９はスクリュー軸本体１の下端にフランジ１１を
介して取り付けられた回転軸、１３は下部軸受部３に嵌
挿された軸受用ブッシュ、１５はオイルシールである。
【０００３】図５は、図４のＡ−Ａ線矢視断面図であ
る。但し、説明を判り易くするために軸受用ブッシュ１
３と軸９との隙間は実際よりも極端に大きく表わしてい
る。スクリュー軸本体１は上端側が上部軸受で支持さ
れ、下端側の自由端を下部軸受部３で支持する構造であ
る。そのため、重力によってスクリュー軸本体１の下端
側に取り付けられた軸９が下部軸受部３の軸受用ブッシ
ュ１３に押し付けられ、軸９と軸受用ブッシュ１３は、
図５に示すように、軸受用ブッシュ１３の図中下部の一
部分で接触することになる。
る。但し、説明を判り易くするために軸受用ブッシュ１
３と軸９との隙間は実際よりも極端に大きく表わしてい
る。スクリュー軸本体１は上端側が上部軸受で支持さ
れ、下端側の自由端を下部軸受部３で支持する構造であ
る。そのため、重力によってスクリュー軸本体１の下端
側に取り付けられた軸９が下部軸受部３の軸受用ブッシ
ュ１３に押し付けられ、軸９と軸受用ブッシュ１３は、
図５に示すように、軸受用ブッシュ１３の図中下部の一
部分で接触することになる。
【０００４】次に、上記のように構成された従来のスク
リューポンプの動作について説明する。電動機７の駆動
が開始されると、スクリュー軸本体１が回転し、これに
伴って下水が連続的に揚水される。
リューポンプの動作について説明する。電動機７の駆動
が開始されると、スクリュー軸本体１が回転し、これに
伴って下水が連続的に揚水される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のス
クリューポンプでは、軸９と軸受用ブッシュ１３は軸受
用ブッシュ１３の下部の一部分で接触しているので、軸
受用ブッシュ１３は、当接部において局部的な磨耗を受
け、ついには長円形の軸穴になってしまい、寿命が短く
なるという問題点があった。また、下部軸受部３は開口
側を上方に向けて配置され、これに軸９が挿入される構
造であるため、水中のゴミ、特に下水中の砂、汚泥等が
侵入し易く、軸９及び軸受用ブッシュ１３の摩耗が早く
なるという問題点もあった。
クリューポンプでは、軸９と軸受用ブッシュ１３は軸受
用ブッシュ１３の下部の一部分で接触しているので、軸
受用ブッシュ１３は、当接部において局部的な磨耗を受
け、ついには長円形の軸穴になってしまい、寿命が短く
なるという問題点があった。また、下部軸受部３は開口
側を上方に向けて配置され、これに軸９が挿入される構
造であるため、水中のゴミ、特に下水中の砂、汚泥等が
侵入し易く、軸９及び軸受用ブッシュ１３の摩耗が早く
なるという問題点もあった。
【０００６】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたもので、軸受用ブッシュの寿命が長くなるスク
リューポンプの軸受構造を提供することを目的としてい
る。
なされたもので、軸受用ブッシュの寿命が長くなるスク
リューポンプの軸受構造を提供することを目的としてい
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクリュー
ポンプの軸受構造は、傾斜配置されたスクリュー軸本体
の下端側に一体化された筒軸部と、該筒軸部に挿入され
た固定軸と、該固定軸と前記筒軸部の間に嵌挿されたブ
ッシュとを備えたものである。
ポンプの軸受構造は、傾斜配置されたスクリュー軸本体
の下端側に一体化された筒軸部と、該筒軸部に挿入され
た固定軸と、該固定軸と前記筒軸部の間に嵌挿されたブ
ッシュとを備えたものである。
【０００８】
【作用】上記のように構成されたスクリューポンプの軸
受構造においては、スクリューポンプが駆動されてスク
リュー軸本体が回転すると、これに一体化された筒軸部
が同時に回転し、筒軸部に嵌挿されたブッシュの内面は
全周に亘って固定軸に接触する。
受構造においては、スクリューポンプが駆動されてスク
リュー軸本体が回転すると、これに一体化された筒軸部
が同時に回転し、筒軸部に嵌挿されたブッシュの内面は
全周に亘って固定軸に接触する。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例であるスクリューポ
ンプの下部軸受部を一部断面表示を含めて示す側面図で
ある。図において、従来例と同一部分には同一符号を付
して説明を省略する。２１はスクリュー軸本体１にフラ
ンジ１１を介して接続された筒状の軸受部、２３は軸受
２１の下端側の内面に設置されたオイルシール、２５は
基礎盤４に設置されてその上端側を軸受２１に嵌挿され
た固定軸である。
ンプの下部軸受部を一部断面表示を含めて示す側面図で
ある。図において、従来例と同一部分には同一符号を付
して説明を省略する。２１はスクリュー軸本体１にフラ
ンジ１１を介して接続された筒状の軸受部、２３は軸受
２１の下端側の内面に設置されたオイルシール、２５は
基礎盤４に設置されてその上端側を軸受２１に嵌挿され
た固定軸である。
【００１０】図２は図１のＢ−Ｂ線矢視断面図である。
図に示すように、ポンプ設置時において、従来例で説明
したのと同様にスクリュー軸本体１が重力によって軸受
部２１が固定軸２５の上面に押し付けられる。このと
き、軸受部２１がスクリュー軸本体１側に形成されてい
るため、軸受用ブッシュ１３と固定軸２５は軸受用ブッ
シュ１３の上部の一部分で接触することになる。
図に示すように、ポンプ設置時において、従来例で説明
したのと同様にスクリュー軸本体１が重力によって軸受
部２１が固定軸２５の上面に押し付けられる。このと
き、軸受部２１がスクリュー軸本体１側に形成されてい
るため、軸受用ブッシュ１３と固定軸２５は軸受用ブッ
シュ１３の上部の一部分で接触することになる。
【００１１】上記のように構成されたスクリューポンプ
においては、スクリュー軸本体１が回転すると、軸受部
２１が回転し、軸受部２１の内面に嵌挿された軸受用ブ
ッシュ１３はその内周面の全周に亘って固定軸２５の図
中上部の一部分に接触しながら回転する。このため、軸
受用ブッシュ１３の内周面は均等に磨耗し、特定部分の
みが摩耗する従来例に比べるとその寿命は著しく長くな
る。また、軸受部２１はその開口部側を下方に向けて配
置されているので、ゴミ、下水中の砂等が内部へ侵入す
るためには上方に向けて逆登りしなければならないこと
になり、非常に侵入しにくく、このことが内部の摩耗の
防止に寄与することになる。
においては、スクリュー軸本体１が回転すると、軸受部
２１が回転し、軸受部２１の内面に嵌挿された軸受用ブ
ッシュ１３はその内周面の全周に亘って固定軸２５の図
中上部の一部分に接触しながら回転する。このため、軸
受用ブッシュ１３の内周面は均等に磨耗し、特定部分の
みが摩耗する従来例に比べるとその寿命は著しく長くな
る。また、軸受部２１はその開口部側を下方に向けて配
置されているので、ゴミ、下水中の砂等が内部へ侵入す
るためには上方に向けて逆登りしなければならないこと
になり、非常に侵入しにくく、このことが内部の摩耗の
防止に寄与することになる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、スクリュー軸本体の下端側に筒軸部を一体化し、こ
れに固定軸が挿入される構造にしたので、ブッシュの内
面は全周に亘って固定軸に接触することになり、ブッシ
ュの磨耗が均等になるので、ブッシュの寿命が長くな
る。
は、スクリュー軸本体の下端側に筒軸部を一体化し、こ
れに固定軸が挿入される構造にしたので、ブッシュの内
面は全周に亘って固定軸に接触することになり、ブッシ
ュの磨耗が均等になるので、ブッシュの寿命が長くな
る。
【００１３】また、筒軸部の開口側が下方に向けて配置
されているので、ゴミ、下水中の砂等が筒軸部内へ侵入
しにくく、軸受部の摩耗の防止に寄与することになる。
されているので、ゴミ、下水中の砂等が筒軸部内へ侵入
しにくく、軸受部の摩耗の防止に寄与することになる。
【図１】本発明の一実施例であるスクリューポンプの軸
受部を一部断面表示を含めて示す側面図である。
受部を一部断面表示を含めて示す側面図である。
【図２】図１のＢ−Ｂ線矢視断面図である。
【図３】従来のスクリューポンプの側面図である。
【図４】従来のスクリューポンプの軸受部を一部断面表
示を含めて示す側面図である。
示を含めて示す側面図である。
【図５】図４のＡ−Ａ線矢視断面図である。
１ スクリュー軸本体 ３ 下部軸受部 ５ 上部軸受部 ７ 電動機 １３ 軸受用ブッシュ １５，２３ オイルシール ２１ 軸受部 ２５ 固定軸
Claims (1)
- 【請求項１】 傾斜配置されたスクリュー軸本体を回転
して被搬送体を連続的に搬送するスクリューポンプにお
いて、 前記スクリュー軸本体の下端側に一体化された筒軸部
と、 該筒軸部に挿入された固定軸と、 該固定軸と前記筒軸部の間に嵌挿されたブッシュとを備
えたことを特徴とするスクリューポンプの軸受構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21776994A JPH0882291A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | スクリューポンプの軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21776994A JPH0882291A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | スクリューポンプの軸受構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0882291A true JPH0882291A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16709449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21776994A Pending JPH0882291A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | スクリューポンプの軸受構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0882291A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100835854B1 (ko) * | 2008-03-19 | 2008-06-05 | 배용순 | 스크류펌프의 하부축 지지장치 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50111502A (ja) * | 1974-02-14 | 1975-09-02 |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP21776994A patent/JPH0882291A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50111502A (ja) * | 1974-02-14 | 1975-09-02 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100835854B1 (ko) * | 2008-03-19 | 2008-06-05 | 배용순 | 스크류펌프의 하부축 지지장치 |
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