JPH088227A - 半導体製造方法および装置 - Google Patents
半導体製造方法および装置Info
- Publication number
- JPH088227A JPH088227A JP13477494A JP13477494A JPH088227A JP H088227 A JPH088227 A JP H088227A JP 13477494 A JP13477494 A JP 13477494A JP 13477494 A JP13477494 A JP 13477494A JP H088227 A JPH088227 A JP H088227A
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- Japan
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- etching
- wafer
- ultraviolet light
- pretreatment
- semiconductor manufacturing
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- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 価格を低減し、プラズマエッチングとその前
処理とを行うことができる半導体製造方法および装置を
提供する。 【構成】 ウェハ7を載置するエッチング電極2aおよ
びプラズマ12を発生させる高周波電源2cからなるエ
ッチング機構2と、エッチングの前処理である紫外光ベ
ーク処理を行う前処理機構3と、プラズマ12から放出
される紫外光13を選択的に透過させる光学フィルタ6
aと、紫外光13を集める集光ミラー6bと、チャンバ
1に反応ガスを供給するガス供給機構4と、チャンバ1
から真空を排気する真空排気装置5とから構成され、エ
ッチング機構2と前処理機構3とが同一のチャンバ1内
に設置されているものであり、チャンバ1内において、
ウェハ7のエッチングとその前処理とを行う。
処理とを行うことができる半導体製造方法および装置を
提供する。 【構成】 ウェハ7を載置するエッチング電極2aおよ
びプラズマ12を発生させる高周波電源2cからなるエ
ッチング機構2と、エッチングの前処理である紫外光ベ
ーク処理を行う前処理機構3と、プラズマ12から放出
される紫外光13を選択的に透過させる光学フィルタ6
aと、紫外光13を集める集光ミラー6bと、チャンバ
1に反応ガスを供給するガス供給機構4と、チャンバ1
から真空を排気する真空排気装置5とから構成され、エ
ッチング機構2と前処理機構3とが同一のチャンバ1内
に設置されているものであり、チャンバ1内において、
ウェハ7のエッチングとその前処理とを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造技術におい
て、半導体ウェハ(以降、単にウェハという)に行うエ
ッチングとその前処理に関し、特に同一の処理室内でエ
ッチングとその前処理とを行う半導体製造方法および装
置に関するものである。
て、半導体ウェハ(以降、単にウェハという)に行うエ
ッチングとその前処理に関し、特に同一の処理室内でエ
ッチングとその前処理とを行う半導体製造方法および装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を開発す
るに際し、本発明者によって検討されたものであり、そ
の概要は次のとおりである。
るに際し、本発明者によって検討されたものであり、そ
の概要は次のとおりである。
【0003】プラズマを利用してウェハのエッチングを
行うと、前記プラズマ中から供給される熱のため、ウェ
ハの表面温度は上昇する。そこで、前記ウェハ上に形成
されたレジスト膜がその耐熱性を越えると、前記レジス
ト膜が変質したり、パターンの変形を起こすことがあ
る。このレジスト膜の耐熱性を向上させるために、紫外
光を用いた前処理が行われている。
行うと、前記プラズマ中から供給される熱のため、ウェ
ハの表面温度は上昇する。そこで、前記ウェハ上に形成
されたレジスト膜がその耐熱性を越えると、前記レジス
ト膜が変質したり、パターンの変形を起こすことがあ
る。このレジスト膜の耐熱性を向上させるために、紫外
光を用いた前処理が行われている。
【0004】ここで、一般的に紫外光を用いたエッチン
グの前処理には専用の半導体製造装置が使用され、その
構成はプラズマを用いるエッチング装置とほぼ同じであ
り、紫外光照射系、真空排気系、ガス供給系および高周
波電源などである。
グの前処理には専用の半導体製造装置が使用され、その
構成はプラズマを用いるエッチング装置とほぼ同じであ
り、紫外光照射系、真空排気系、ガス供給系および高周
波電源などである。
【0005】なお、エッチングの前処理の技術について
は、産業図書株式会社発行「半導体ドライエッチング技
術」平成4年10月6日発行、徳山巍(編著)、186
頁〜194頁に紹介されている。
は、産業図書株式会社発行「半導体ドライエッチング技
術」平成4年10月6日発行、徳山巍(編著)、186
頁〜194頁に紹介されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術において、エッチングとその前処理の両方のプロセス
処理を別々の半導体製造装置を用いて行う場合に、以下
のような問題点が考えられる。
術において、エッチングとその前処理の両方のプロセス
処理を別々の半導体製造装置を用いて行う場合に、以下
のような問題点が考えられる。
【0007】まず、前処理を必要としない場合(通常の
プラズマエッチング装置だけを用いた場合)に比べ、使
用する半導体製造装置の価格が高くなる。さらに、ウェ
ハに付着する異物の量が増加し、また、処理時間も長く
なることにより、作業の効率向上に悪影響を及ぼす。
プラズマエッチング装置だけを用いた場合)に比べ、使
用する半導体製造装置の価格が高くなる。さらに、ウェ
ハに付着する異物の量が増加し、また、処理時間も長く
なることにより、作業の効率向上に悪影響を及ぼす。
【0008】そこで、本発明の目的は、価格を低減し、
プラズマエッチングとその前処理とを行うことができる
半導体製造方法および装置を提供することである。
プラズマエッチングとその前処理とを行うことができる
半導体製造方法および装置を提供することである。
【0009】また、本発明の他の目的は、ウェハへの付
着異物を低減し、さらに、ウェハの処理時間を低減する
ことである。
着異物を低減し、さらに、ウェハの処理時間を低減する
ことである。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0012】すなわち、本発明による半導体製造方法
は、同一の処理室内において、ウェハに対して、プラズ
マから放出される紫外光による紫外光ベークと、エッチ
ングとを行うことである。
は、同一の処理室内において、ウェハに対して、プラズ
マから放出される紫外光による紫外光ベークと、エッチ
ングとを行うことである。
【0013】また、本発明による半導体製造装置は、ウ
ェハを載置するエッチング電極およびプラズマを発生さ
せる高周波電源からなるエッチング機構と、エッチング
前にその前処理を行う前処理機構と、前記プラズマから
放出される紫外光を前記ウェハに照射する紫外光照射手
段と、処理室内の浮遊物の移動を遮断する浮遊物遮断手
段とから構成され、前記エッチング機構と前記前処理機
構とが同一の処理室内に設置されているものである。
ェハを載置するエッチング電極およびプラズマを発生さ
せる高周波電源からなるエッチング機構と、エッチング
前にその前処理を行う前処理機構と、前記プラズマから
放出される紫外光を前記ウェハに照射する紫外光照射手
段と、処理室内の浮遊物の移動を遮断する浮遊物遮断手
段とから構成され、前記エッチング機構と前記前処理機
構とが同一の処理室内に設置されているものである。
【0014】さらに、前記紫外光照射手段は、紫外光を
選択的に透過させる光学的フィルタと、前記紫外光を反
射させてウェハ上に集める集光ミラーとからなり、また
前記ウェハを載置する前処理ステージが回転式であり、
該前処理ステージのウェハ載置面が前記エッチング機構
側に向けられた状態で斜めに設置されているものであ
る。
選択的に透過させる光学的フィルタと、前記紫外光を反
射させてウェハ上に集める集光ミラーとからなり、また
前記ウェハを載置する前処理ステージが回転式であり、
該前処理ステージのウェハ載置面が前記エッチング機構
側に向けられた状態で斜めに設置されているものであ
る。
【0015】なお、前記前処理機構は、前処理時にウェ
ハを載置する前処理ステージと、該前処理ステージを加
熱する加熱手段とからなるものである。
ハを載置する前処理ステージと、該前処理ステージを加
熱する加熱手段とからなるものである。
【0016】また、前記浮遊物遮断手段は、前記光学的
フィルタを金属メッシュ式にするか、あるいは、エッチ
ング電極の前処理ステージ寄りの端と、該前処理ステー
ジの該エッチング電極寄りの端とが、処理室内の浮遊物
の平均自由行程より離れて配置されているものである。
フィルタを金属メッシュ式にするか、あるいは、エッチ
ング電極の前処理ステージ寄りの端と、該前処理ステー
ジの該エッチング電極寄りの端とが、処理室内の浮遊物
の平均自由行程より離れて配置されているものである。
【0017】
【作用】上記した手段によれば、半導体製造装置のエッ
チング機構と前処理機構とが同一の処理室内に設置され
ていることにより、エッチングの前処理である紫外光ベ
ークと、エッチングとを同一の処理室内で行うことがで
き、紫外光照射系、真空排気装置、ガス供給系および高
周波電源などが1式で済む。その結果、前記半導体製造
装置の価格を低減することができる。
チング機構と前処理機構とが同一の処理室内に設置され
ていることにより、エッチングの前処理である紫外光ベ
ークと、エッチングとを同一の処理室内で行うことがで
き、紫外光照射系、真空排気装置、ガス供給系および高
周波電源などが1式で済む。その結果、前記半導体製造
装置の価格を低減することができる。
【0018】さらに、前記紫外光照射手段が、紫外光を
選択的に透過させる光学的フィルタと、紫外光を反射さ
せてウェハ上に集める集光ミラーとからなり、またウェ
ハを載置する前処理ステージが回転式で、かつそのウェ
ハ載置面が前記エッチング機構側に向けられた状態で斜
めに設置されていることにより、前記紫外光だけを透過
させた後、該紫外光を反射させ集めて、ウェハ上に均一
に照射することができる。
選択的に透過させる光学的フィルタと、紫外光を反射さ
せてウェハ上に集める集光ミラーとからなり、またウェ
ハを載置する前処理ステージが回転式で、かつそのウェ
ハ載置面が前記エッチング機構側に向けられた状態で斜
めに設置されていることにより、前記紫外光だけを透過
させた後、該紫外光を反射させ集めて、ウェハ上に均一
に照射することができる。
【0019】なお、前記前処理機構が、ウェハを載置す
る前処理ステージと、該前処理ステージを加熱する加熱
手段とからなることにより、前処理時に前記前処理ステ
ージを加熱し、その温度を調節することができる。
る前処理ステージと、該前処理ステージを加熱する加熱
手段とからなることにより、前処理時に前記前処理ステ
ージを加熱し、その温度を調節することができる。
【0020】また、前記浮遊物遮断手段として、光学的
フィルタを金属メッシュ式にするか、あるいは、エッチ
ング電極の前処理ステージ寄りの端と、該前処理ステー
ジの該エッチング電極寄りの端とを、処理室内の浮遊物
の平均自由行程より離して配置することにより、プラズ
マ中から発生したイオンやラジカルなどの浮遊物を前処
理ステージ上へ流さないように遮断することができる。
フィルタを金属メッシュ式にするか、あるいは、エッチ
ング電極の前処理ステージ寄りの端と、該前処理ステー
ジの該エッチング電極寄りの端とを、処理室内の浮遊物
の平均自由行程より離して配置することにより、プラズ
マ中から発生したイオンやラジカルなどの浮遊物を前処
理ステージ上へ流さないように遮断することができる。
【0021】これらによって、紫外光ベーク処理による
前処理特性を均一化することができる。
前処理特性を均一化することができる。
【0022】また、エッチングとその前処理とを同一の
処理室で行い、さらに、前記前処理特性を均一化するこ
とにより、ウェハの動作(雰囲気)の数(大気+真空+
処理+処理+搬送+大気)を減らすことができる。
処理室で行い、さらに、前記前処理特性を均一化するこ
とにより、ウェハの動作(雰囲気)の数(大気+真空+
処理+処理+搬送+大気)を減らすことができる。
【0023】さらに、ウェハの前記動作(雰囲気)の数
を減らすことができるため、ウェハ1枚あたりの処理に
要する時間を短縮することができる。
を減らすことができるため、ウェハ1枚あたりの処理に
要する時間を短縮することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0025】(実施例1)図1は本発明の半導体製造装
置の構造の一実施例を示す部分断面図、図2は本発明の
半導体製造装置によるプロセス処理後のウェハの状態の
一実施例を示す図であり、(a) はフォトレジスト現像
後、(b) は紫外光ベーク後、(c) はエッチング後におけ
るそれぞれウェハの部分断面図である。
置の構造の一実施例を示す部分断面図、図2は本発明の
半導体製造装置によるプロセス処理後のウェハの状態の
一実施例を示す図であり、(a) はフォトレジスト現像
後、(b) は紫外光ベーク後、(c) はエッチング後におけ
るそれぞれウェハの部分断面図である。
【0026】まず、本実施例1の半導体製造装置の構成
について説明すると、ウェハ7を載置するエッチング電
極2aおよびプラズマ12を発生させる高周波電源2c
からなるエッチング機構2と、エッチング前にその前処
理を行う前処理機構3と、プラズマ12から放出される
紫外光13をウェハ7に照射する紫外光照射手段と、処
理室であるチャンバ1内の浮遊物の移動を遮断する浮遊
物遮断手段と、チャンバ1に反応ガスを供給するガス供
給機構4と、チャンバ1から真空を排気する真空排気装
置5とから構成され、エッチング機構2と前処理機構3
とが同一のチャンバ1内に設置されているものである。
について説明すると、ウェハ7を載置するエッチング電
極2aおよびプラズマ12を発生させる高周波電源2c
からなるエッチング機構2と、エッチング前にその前処
理を行う前処理機構3と、プラズマ12から放出される
紫外光13をウェハ7に照射する紫外光照射手段と、処
理室であるチャンバ1内の浮遊物の移動を遮断する浮遊
物遮断手段と、チャンバ1に反応ガスを供給するガス供
給機構4と、チャンバ1から真空を排気する真空排気装
置5とから構成され、エッチング機構2と前処理機構3
とが同一のチャンバ1内に設置されているものである。
【0027】つまり、本実施例1による半導体製造装置
は、同一のチャンバ1内において、ウェハ7に対して、
エッチングの前処理である紫外光ベークと、エッチング
とを行うものである。
は、同一のチャンバ1内において、ウェハ7に対して、
エッチングの前処理である紫外光ベークと、エッチング
とを行うものである。
【0028】ここで、前記エッチング機構2は、平行平
板形ドライエッチング装置に設けられるエッチング機構
部と同様のものであり、ウェハ7を載置するステージ形
状を有したエッチング電極2aと、その対向電極である
アノード電極2bと、前記エッチング電極2aを絶縁さ
せる絶縁板2eと、プラズマ12を発生させる高周波電
源2cなどから構成されている。
板形ドライエッチング装置に設けられるエッチング機構
部と同様のものであり、ウェハ7を載置するステージ形
状を有したエッチング電極2aと、その対向電極である
アノード電極2bと、前記エッチング電極2aを絶縁さ
せる絶縁板2eと、プラズマ12を発生させる高周波電
源2cなどから構成されている。
【0029】また、紫外光ベークを行う前処理機構3
は、ウェハ7を載置する電極である前処理ステージ3a
と、ヒータ用電源3cにより前処理ステージ3aを加熱
する加熱手段である加熱ヒータ3bとから構成されてい
る。
は、ウェハ7を載置する電極である前処理ステージ3a
と、ヒータ用電源3cにより前処理ステージ3aを加熱
する加熱手段である加熱ヒータ3bとから構成されてい
る。
【0030】なお、真空排気装置5は真空ポンプなどに
よるものであり、エッチング機構2の近傍に設置されて
いる。
よるものであり、エッチング機構2の近傍に設置されて
いる。
【0031】さらに、前記半導体製造装置には、前記紫
外光照射手段と前記浮遊物遮断手段とが設けられてい
る。
外光照射手段と前記浮遊物遮断手段とが設けられてい
る。
【0032】ここで、前記紫外光照射手段は、紫外光1
3だけを選択的に透過させる光学的フィルタ6aと、紫
外光13を反射させてウェハ7上に集める集光ミラー6
bとからなり、さらに、前処理ステージ3aを回転式と
するものであり、前処理ステージ3aが、そのウェハ載
置面3dをエッチング機構2側に向けた状態で斜めに設
置されている。なお、前記光学的フィルタ6aは石英な
どによって形成されるものである。
3だけを選択的に透過させる光学的フィルタ6aと、紫
外光13を反射させてウェハ7上に集める集光ミラー6
bとからなり、さらに、前処理ステージ3aを回転式と
するものであり、前処理ステージ3aが、そのウェハ載
置面3dをエッチング機構2側に向けた状態で斜めに設
置されている。なお、前記光学的フィルタ6aは石英な
どによって形成されるものである。
【0033】また、前記浮遊物遮断手段は、前記光学的
フィルタ6aを、該光学的フィルタ6aにアルミニウム
などの金属をメッシュ状に蒸着させた金属メッシュ式に
するか、あるいは、エッチング電極2aの前処理ステー
ジ3a寄りの端と、前処理ステージ3aのエッチング電
極2a寄りの端とを、チャンバ1内に存在するイオン8
やラジカル9などの浮遊物の平均自由行程(分子などが
飛び出してから次の分子などに衝突するまでの距離)よ
り離した状態で配置することである。
フィルタ6aを、該光学的フィルタ6aにアルミニウム
などの金属をメッシュ状に蒸着させた金属メッシュ式に
するか、あるいは、エッチング電極2aの前処理ステー
ジ3a寄りの端と、前処理ステージ3aのエッチング電
極2a寄りの端とを、チャンバ1内に存在するイオン8
やラジカル9などの浮遊物の平均自由行程(分子などが
飛び出してから次の分子などに衝突するまでの距離)よ
り離した状態で配置することである。
【0034】次に、本実施例1による半導体製造装置を
用いてウェハ7のエッチングとその前処理を行う半導体
製造方法について説明する。
用いてウェハ7のエッチングとその前処理を行う半導体
製造方法について説明する。
【0035】まず、フォトレジスト膜14が形成された
ウェハ7を現像した後(図2(a)参照)、ウェハ7を
図示しない搬送装置によってゲートバルブ1aを介し、
前処理時の電極である前処理ステージ3a上に搬送し、
そこでエッチングの前処理である紫外光ベーク処理を行
う。
ウェハ7を現像した後(図2(a)参照)、ウェハ7を
図示しない搬送装置によってゲートバルブ1aを介し、
前処理時の電極である前処理ステージ3a上に搬送し、
そこでエッチングの前処理である紫外光ベーク処理を行
う。
【0036】これは、プラズマ12から放出される紫外
光13を用いて行う処理である。なお、前記半導体製造
装置には、紫外光照射手段である光学的フィルタ6aと
集光ミラー6bとが設けられている。これにより、光学
的フィルタ6aは紫外光13だけを選択的に透過させ、
その後、集光ミラー6bによって紫外光13を反射させ
てウェハ7の上部付近に収集する。
光13を用いて行う処理である。なお、前記半導体製造
装置には、紫外光照射手段である光学的フィルタ6aと
集光ミラー6bとが設けられている。これにより、光学
的フィルタ6aは紫外光13だけを選択的に透過させ、
その後、集光ミラー6bによって紫外光13を反射させ
てウェハ7の上部付近に収集する。
【0037】この時、集光ミラー6bの反射面が湾曲し
ているため、反射した紫外光13をウェハ7上に集める
ことができる。
ているため、反射した紫外光13をウェハ7上に集める
ことができる。
【0038】さらに、ウェハ7が載置される前処理ステ
ージ3aが回転式であり、前処理ステージ3aのウェハ
載置面3dがエッチング機構2側に向けられた状態で斜
めに設置されていることにより、前処理時に前処理ステ
ージ3aを回転させれば、ウェハ7上に紫外光13を均
一に照射することができる。
ージ3aが回転式であり、前処理ステージ3aのウェハ
載置面3dがエッチング機構2側に向けられた状態で斜
めに設置されていることにより、前処理時に前処理ステ
ージ3aを回転させれば、ウェハ7上に紫外光13を均
一に照射することができる。
【0039】また、紫外光ベーク特性を向上させるため
に、加熱手段である加熱ヒータ3bによって前処理ステ
ージ3aを加熱し、これにより、ウェハ7の裏面を10
0〜250℃程度に加熱する。
に、加熱手段である加熱ヒータ3bによって前処理ステ
ージ3aを加熱し、これにより、ウェハ7の裏面を10
0〜250℃程度に加熱する。
【0040】なお、プラズマ12中には、エッチングに
寄与するCFx+ などのイオン8やCFx* などの化学
的に活性なラジカル9や電子10などの浮遊物が存在す
るため、アルミニウムなどの金属をメッシュ状に蒸着さ
せた光学的フィルタ6aを用いて、紫外光ベーク処理に
不要な前記浮遊物の移動を遮断する。
寄与するCFx+ などのイオン8やCFx* などの化学
的に活性なラジカル9や電子10などの浮遊物が存在す
るため、アルミニウムなどの金属をメッシュ状に蒸着さ
せた光学的フィルタ6aを用いて、紫外光ベーク処理に
不要な前記浮遊物の移動を遮断する。
【0041】また、前記金属メッシュ方式の光学的フィ
ルタ6aを用いる代わりに、エッチング電極2aの前処
理ステージ3a寄りの端と、前処理ステージ3aのエッ
チング電極2a寄りの端とを、チャンバ1内の前記浮遊
物の平均自由行程より離して配置しておけば、前記浮遊
物が前処理ステージ3a上へ移動するのを防止すること
ができる。
ルタ6aを用いる代わりに、エッチング電極2aの前処
理ステージ3a寄りの端と、前処理ステージ3aのエッ
チング電極2a寄りの端とを、チャンバ1内の前記浮遊
物の平均自由行程より離して配置しておけば、前記浮遊
物が前処理ステージ3a上へ移動するのを防止すること
ができる。
【0042】これによって、ウェハ7に対して、エッチ
ングの前処理である紫外光ベーク処理を終了する。ここ
で、前記ウェハ7は、フォトレジスト膜14が硬化され
た状態になっている(図2(b)参照)。
ングの前処理である紫外光ベーク処理を終了する。ここ
で、前記ウェハ7は、フォトレジスト膜14が硬化され
た状態になっている(図2(b)参照)。
【0043】続いて、前処理が終了したウェハ7を図示
しない搬送装置によってステージでもあるエッチング電
極2a上に搬送し、そこでウェハ7のエッチングを行
う。
しない搬送装置によってステージでもあるエッチング電
極2a上に搬送し、そこでウェハ7のエッチングを行
う。
【0044】この時、チャンバ1内は真空ポンプなどの
真空排気装置5によって真空が排気された状態であり、
さらに、ガス供給機構4によって、エッチングに必要な
反応ガスをチャンバ1内に導入する。なお、前記反応ガ
スとしては、CF4 、CF3などのフレオンガスを使用
する。
真空排気装置5によって真空が排気された状態であり、
さらに、ガス供給機構4によって、エッチングに必要な
反応ガスをチャンバ1内に導入する。なお、前記反応ガ
スとしては、CF4 、CF3などのフレオンガスを使用
する。
【0045】また、プラズマ12を発生させるための高
周波電力は、高周波電源2cからブロッキングコンデン
サ2dを通じて、エッチング電極2aへ伝搬され、これ
によって、チャンバ1内にプラズマ12が発生する。こ
のプラズマ12中には、前記したように、エッチングに
寄与するCFx+ などのイオン8やCFx* などの化学
的に活性なラジカル9や電子10などが存在し、これら
がエッチング電極2a上のウェハ7をエッチングする。
周波電力は、高周波電源2cからブロッキングコンデン
サ2dを通じて、エッチング電極2aへ伝搬され、これ
によって、チャンバ1内にプラズマ12が発生する。こ
のプラズマ12中には、前記したように、エッチングに
寄与するCFx+ などのイオン8やCFx* などの化学
的に活性なラジカル9や電子10などが存在し、これら
がエッチング電極2a上のウェハ7をエッチングする。
【0046】さらに、エッチング時、ウェハ7を冷却す
るためのヘリウムガスなどの冷却媒体が、ヘリウム供給
管2fを介して、ウェハ7の裏面あるいはエッチング電
極2aの表面に供給され、ウェハ7を冷却し、その温度
を調整することができる。
るためのヘリウムガスなどの冷却媒体が、ヘリウム供給
管2fを介して、ウェハ7の裏面あるいはエッチング電
極2aの表面に供給され、ウェハ7を冷却し、その温度
を調整することができる。
【0047】これによって、ウェハ7のエッチング処理
が終了する。この時のウェハ7は、SiO2 などの被エ
ッチング膜15が除去され、Siなどの下地膜16が露
出した状態となっている(図2(c)参照)。
が終了する。この時のウェハ7は、SiO2 などの被エ
ッチング膜15が除去され、Siなどの下地膜16が露
出した状態となっている(図2(c)参照)。
【0048】なお、エッチングの前処理およびエッチン
グを終了したウェハ7は、図示しない搬送装置によって
ゲートバルブ1aを介してチャンバ1の外部へ搬送され
る。
グを終了したウェハ7は、図示しない搬送装置によって
ゲートバルブ1aを介してチャンバ1の外部へ搬送され
る。
【0049】次に、本実施例1の半導体製造方法および
装置によれば、以下のような効果が得られる。
装置によれば、以下のような効果が得られる。
【0050】すなわち、エッチング機構2と前処理機構
3とが同一のチャンバ1内に設置されていることによ
り、ガス供給機構4、真空排気装置5、および高周波電
源2cなどが1式で済む。その結果、前記半導体製造装
置の価格を低減することができる。
3とが同一のチャンバ1内に設置されていることによ
り、ガス供給機構4、真空排気装置5、および高周波電
源2cなどが1式で済む。その結果、前記半導体製造装
置の価格を低減することができる。
【0051】また、ランプを用いた場合の紫外光13は
その経時変化によって劣化するが、本実施例1による紫
外光13は、プラズマ12から放出されるものであるた
め、劣化することがなく、常に安定した紫外光13をウ
ェハ7上に照射することができる。したがって、ランプ
を使用しない分の価格も低減することができる。
その経時変化によって劣化するが、本実施例1による紫
外光13は、プラズマ12から放出されるものであるた
め、劣化することがなく、常に安定した紫外光13をウ
ェハ7上に照射することができる。したがって、ランプ
を使用しない分の価格も低減することができる。
【0052】なお、紫外光照射手段である光学的フィル
タ6aと集光ミラー6bとが設けられたことにより、紫
外光13だけを透過させた後、該紫外光13を反射させ
て集め、ウェハ7上に均一に照射することができる。
タ6aと集光ミラー6bとが設けられたことにより、紫
外光13だけを透過させた後、該紫外光13を反射させ
て集め、ウェハ7上に均一に照射することができる。
【0053】また、前処理時に前処理ステージ3aをそ
の加熱手段である加熱ヒータ3bによって加熱し、その
温度を調節することができる。
の加熱手段である加熱ヒータ3bによって加熱し、その
温度を調節することができる。
【0054】さらに、金属メッシュ式の光学的フィルタ
6aを用いるか、あるいは、エッチング電極2aの前処
理ステージ3a寄りの端と、前処理ステージ3aのエッ
チング電極2a寄りの端とを、チャンバ1内の浮遊物の
平均自由行程より離して配置することにより、プラズマ
12中から発生したイオン8やラジカル9などの浮遊物
を前処理ステージ3a上へ流さないように遮断すること
ができる。
6aを用いるか、あるいは、エッチング電極2aの前処
理ステージ3a寄りの端と、前処理ステージ3aのエッ
チング電極2a寄りの端とを、チャンバ1内の浮遊物の
平均自由行程より離して配置することにより、プラズマ
12中から発生したイオン8やラジカル9などの浮遊物
を前処理ステージ3a上へ流さないように遮断すること
ができる。
【0055】これらによって、紫外光ベーク処理による
前処理特性を均一化することができる。
前処理特性を均一化することができる。
【0056】また、エッチングとその前処理とを同一の
チャンバ1内で行い、さらに、前記前処理特性を均一化
することができるため、ウェハ7の動作(雰囲気)の数
(大気+真空+処理+処理+搬送+大気)を減らすこと
ができる。これによって、前処理からエッチングまでに
ウェハ7に付着する異物量を低減させることができ、さ
らに、製品の歩留りを向上させることができる。
チャンバ1内で行い、さらに、前記前処理特性を均一化
することができるため、ウェハ7の動作(雰囲気)の数
(大気+真空+処理+処理+搬送+大気)を減らすこと
ができる。これによって、前処理からエッチングまでに
ウェハ7に付着する異物量を低減させることができ、さ
らに、製品の歩留りを向上させることができる。
【0057】また、ウェハ7の前記動作(雰囲気)の数
を減らすことができるため、ウェハ7の1枚あたりの処
理に要する時間を短縮することができる。その結果、前
処理からエッチングまでにかかる処理全体の時間を短縮
することができる。
を減らすことができるため、ウェハ7の1枚あたりの処
理に要する時間を短縮することができる。その結果、前
処理からエッチングまでにかかる処理全体の時間を短縮
することができる。
【0058】なお、前処理特性を均一化することができ
ることにより、前処理時間を制御して、前処理の時間と
エッチングの時間とを同じにすれば、異なった2枚のウ
ェハ7の前処理とエッチングとを同時に行うことが可能
になる。これによって、ウェハ7の処理能力を約2倍に
することができる。
ることにより、前処理時間を制御して、前処理の時間と
エッチングの時間とを同じにすれば、異なった2枚のウ
ェハ7の前処理とエッチングとを同時に行うことが可能
になる。これによって、ウェハ7の処理能力を約2倍に
することができる。
【0059】(実施例2)図3は本発明の他の実施例で
ある半導体製造装置の構造の一例を示す部分断面図であ
る。
ある半導体製造装置の構造の一例を示す部分断面図であ
る。
【0060】まず、本実施例2の半導体製造装置の構成
について説明すると、ウェハ7を載置するエッチング電
極2aおよびプラズマ12を発生させる高周波電源2c
からなるエッチング機構2と、エッチング前にその前処
理を行う前処理機構3と、プラズマ12から放出される
紫外光13をウェハ7に照射する紫外光照射手段と、処
理室であるチャンバ1内の浮遊物の移動を遮断する浮遊
物遮断手段と、チャンバ1にマイクロ波を導入するマイ
クロ波導入機構11と、チャンバ1に反応ガスを供給す
るガス供給機構4と、チャンバ1から真空を排気する真
空排気装置5とから構成され、エッチング機構2と前処
理機構3とが同一のチャンバ1内に設置されているもの
である。
について説明すると、ウェハ7を載置するエッチング電
極2aおよびプラズマ12を発生させる高周波電源2c
からなるエッチング機構2と、エッチング前にその前処
理を行う前処理機構3と、プラズマ12から放出される
紫外光13をウェハ7に照射する紫外光照射手段と、処
理室であるチャンバ1内の浮遊物の移動を遮断する浮遊
物遮断手段と、チャンバ1にマイクロ波を導入するマイ
クロ波導入機構11と、チャンバ1に反応ガスを供給す
るガス供給機構4と、チャンバ1から真空を排気する真
空排気装置5とから構成され、エッチング機構2と前処
理機構3とが同一のチャンバ1内に設置されているもの
である。
【0061】つまり、本実施例2による半導体製造装置
は、マイクロ波ドライエッチング装置で設けられている
機構を応用するものであり、実施例1の半導体製造装置
同様、同一のチャンバ1内において、ウェハ7のエッチ
ングとその前処理である紫外光ベーク処理とを行うもの
である。なお、前記チャンバ1が石英などによって形成
されることで、金属元素による汚染を減らし、マイクロ
波を透過させることができる。
は、マイクロ波ドライエッチング装置で設けられている
機構を応用するものであり、実施例1の半導体製造装置
同様、同一のチャンバ1内において、ウェハ7のエッチ
ングとその前処理である紫外光ベーク処理とを行うもの
である。なお、前記チャンバ1が石英などによって形成
されることで、金属元素による汚染を減らし、マイクロ
波を透過させることができる。
【0062】さらに、マイクロ波導入機構11によって
マイクロ波をチャンバ1内に導入することにより、プラ
ズマ11の生成効率を高めるものであり、高濃度のイオ
ン8やラジカル9を形成することが可能である。前記マ
イクロ波導入機構11は、マイクロ波を発生させるマイ
クロ波発振器11aと、前記マイクロ波をチャンバ1内
に導入する導波管11bとから構成されている。
マイクロ波をチャンバ1内に導入することにより、プラ
ズマ11の生成効率を高めるものであり、高濃度のイオ
ン8やラジカル9を形成することが可能である。前記マ
イクロ波導入機構11は、マイクロ波を発生させるマイ
クロ波発振器11aと、前記マイクロ波をチャンバ1内
に導入する導波管11bとから構成されている。
【0063】また、エッチング機構2はウェハ7を載置
するステージ形状を有するエッチング電極2aと、エッ
チング電極2aを絶縁させる絶縁板2eと、プラズマ1
2を発生させる高周波電源2cなどから構成されてい
る。
するステージ形状を有するエッチング電極2aと、エッ
チング電極2aを絶縁させる絶縁板2eと、プラズマ1
2を発生させる高周波電源2cなどから構成されてい
る。
【0064】なお、エッチングの前処理である紫外光ベ
ークを行う前処理機構3は、ウェハ7を載置する電極で
ある前処理ステージ3aと、ヒータ用電源3cにより前
処理ステージ3aを加熱する加熱手段である加熱ヒータ
3bとから構成されている。
ークを行う前処理機構3は、ウェハ7を載置する電極で
ある前処理ステージ3aと、ヒータ用電源3cにより前
処理ステージ3aを加熱する加熱手段である加熱ヒータ
3bとから構成されている。
【0065】また、真空排気装置5は真空ポンプなどに
よるものであり、エッチング機構2の近傍に設置されて
いる。
よるものであり、エッチング機構2の近傍に設置されて
いる。
【0066】ここで、前記半導体製造装置には、前記紫
外光照射手段と前記浮遊物遮断手段とが設けられてい
る。前記紫外光照射手段は、プラズマ12から放出され
た紫外光13を導く光ファイバ6cと、前記紫外光13
をウェハ7上に拡散させて照射する光拡散板6dとから
なるものである。
外光照射手段と前記浮遊物遮断手段とが設けられてい
る。前記紫外光照射手段は、プラズマ12から放出され
た紫外光13を導く光ファイバ6cと、前記紫外光13
をウェハ7上に拡散させて照射する光拡散板6dとから
なるものである。
【0067】さらに、前記浮遊物遮断手段は、エッチン
グ電極2aの前処理ステージ3a寄りの端と、前処理ス
テージ3aのエッチング電極2a寄りの端とを、チャン
バ1内に存在するイオン8やラジカル9などの浮遊物の
平均自由行程(分子などが飛び出してから次の分子など
に衝突するまでの距離)より離した状態で配置すること
である。
グ電極2aの前処理ステージ3a寄りの端と、前処理ス
テージ3aのエッチング電極2a寄りの端とを、チャン
バ1内に存在するイオン8やラジカル9などの浮遊物の
平均自由行程(分子などが飛び出してから次の分子など
に衝突するまでの距離)より離した状態で配置すること
である。
【0068】次に、本実施例2による半導体製造装置を
用いてウェハ7のエッチングとその前処理を行う半導体
製造方法について説明する。
用いてウェハ7のエッチングとその前処理を行う半導体
製造方法について説明する。
【0069】まず、フォトレジスト膜14が形成された
ウェハ7を現像した後(図2(a)参照)、ウェハ7を
図示しない搬送装置によってゲートバルブ1aを介し、
前処理時の電極である前処理ステージ3a上に搬送し、
そこでエッチングの前処理である紫外光ベーク処理を行
う。
ウェハ7を現像した後(図2(a)参照)、ウェハ7を
図示しない搬送装置によってゲートバルブ1aを介し、
前処理時の電極である前処理ステージ3a上に搬送し、
そこでエッチングの前処理である紫外光ベーク処理を行
う。
【0070】これは、プラズマ12から放出される紫外
光13を用いて行う処理である。なお、前記半導体製造
装置には、紫外光照射手段である光ファイバ6cと光拡
散板6dとが設けられている。これによって、前記紫外
光13を光ファイバ6cを介してウェハ7上に導き、さ
らに、光拡散板6dにより、紫外光13をウェハ7上に
拡散させて均一に照射する。
光13を用いて行う処理である。なお、前記半導体製造
装置には、紫外光照射手段である光ファイバ6cと光拡
散板6dとが設けられている。これによって、前記紫外
光13を光ファイバ6cを介してウェハ7上に導き、さ
らに、光拡散板6dにより、紫外光13をウェハ7上に
拡散させて均一に照射する。
【0071】また、紫外光ベーク特性を向上させるため
に、加熱手段である加熱ヒータ3bによって前処理ステ
ージ3aを加熱し、これにより、ウェハ7の裏面を10
0〜250℃程度に加熱する。
に、加熱手段である加熱ヒータ3bによって前処理ステ
ージ3aを加熱し、これにより、ウェハ7の裏面を10
0〜250℃程度に加熱する。
【0072】なお、プラズマ12中には、エッチングに
寄与するCFx+ などのイオン8やCFx* などの化学
的に活性なラジカル9や電子10などの浮遊物が存在す
るため、エッチング電極2aの前処理ステージ3a寄り
の端と、前処理ステージ3aのエッチング電極2a寄り
の端とを、チャンバ1内の前記浮遊物の平均自由行程よ
り離して配置しておくことにより、前記浮遊物がエネル
ギーを保有した状態で前処理ステージ3a上へ移動する
のを防止することができる。
寄与するCFx+ などのイオン8やCFx* などの化学
的に活性なラジカル9や電子10などの浮遊物が存在す
るため、エッチング電極2aの前処理ステージ3a寄り
の端と、前処理ステージ3aのエッチング電極2a寄り
の端とを、チャンバ1内の前記浮遊物の平均自由行程よ
り離して配置しておくことにより、前記浮遊物がエネル
ギーを保有した状態で前処理ステージ3a上へ移動する
のを防止することができる。
【0073】これによって、ウェハ7に対して、エッチ
ングの前処理である紫外光ベーク処理を終了する。ここ
で、前記ウェハ7は、フォトレジスト膜14が硬化され
た状態になっている(図2(b)参照)。
ングの前処理である紫外光ベーク処理を終了する。ここ
で、前記ウェハ7は、フォトレジスト膜14が硬化され
た状態になっている(図2(b)参照)。
【0074】続いて、前処理が終了したウェハ7を図示
しない搬送装置によってステージでもあるエッチング電
極2a上に搬送し、そこでウェハ7のエッチングを行
う。
しない搬送装置によってステージでもあるエッチング電
極2a上に搬送し、そこでウェハ7のエッチングを行
う。
【0075】なお、本実施例2による半導体製造装置
は、マイクロ波発振器11aによって発生したマイクロ
波を、導波管11bおよび導入部11cを介してチャン
バ1内に導入し、高密度のプラズマ12を発生させるも
のである。したがって、前記プラズマ12中より発生す
る紫外光13も強力なものである。
は、マイクロ波発振器11aによって発生したマイクロ
波を、導波管11bおよび導入部11cを介してチャン
バ1内に導入し、高密度のプラズマ12を発生させるも
のである。したがって、前記プラズマ12中より発生す
る紫外光13も強力なものである。
【0076】ここで、チャンバ1内は真空ポンプなどの
真空排気装置5によって真空が排気された状態であり、
さらに、ガス供給機構4によって、エッチングに必要な
反応ガスをチャンバ1内に導入する。なお、前記反応ガ
スとしては、CF4 、CF3などのフレオンガスを使用
する。
真空排気装置5によって真空が排気された状態であり、
さらに、ガス供給機構4によって、エッチングに必要な
反応ガスをチャンバ1内に導入する。なお、前記反応ガ
スとしては、CF4 、CF3などのフレオンガスを使用
する。
【0077】また、プラズマ12を発生させるための高
周波電力は、高周波電源2cからブロッキングコンデン
サ2dを通じて、エッチング電極2aへ伝搬され、これ
によって、チャンバ1内にプラズマ12が発生する。こ
のプラズマ12中には、前記したように、エッチングに
寄与するCFx+ などのイオン8やCFx* などの化学
的に活性なラジカル9や電子10などが存在し、これら
がエッチング電極2a上のウェハ7をエッチングする。
周波電力は、高周波電源2cからブロッキングコンデン
サ2dを通じて、エッチング電極2aへ伝搬され、これ
によって、チャンバ1内にプラズマ12が発生する。こ
のプラズマ12中には、前記したように、エッチングに
寄与するCFx+ などのイオン8やCFx* などの化学
的に活性なラジカル9や電子10などが存在し、これら
がエッチング電極2a上のウェハ7をエッチングする。
【0078】さらに、エッチング時、ウェハ7を冷却す
るためのヘリウムガスなどの冷却媒体が、ヘリウム供給
管2fを介して、ウェハ7の裏面あるいはエッチング電
極2aの表面に供給され、ウェハ7を冷却し、その温度
を調整することができる。
るためのヘリウムガスなどの冷却媒体が、ヘリウム供給
管2fを介して、ウェハ7の裏面あるいはエッチング電
極2aの表面に供給され、ウェハ7を冷却し、その温度
を調整することができる。
【0079】これによって、ウェハ7のエッチング処理
が終了する。この時のウェハ7は、SiO2 などの被エ
ッチング膜15が除去され、Siなどの下地膜16が露
出した状態となっている(図2(c)参照)。
が終了する。この時のウェハ7は、SiO2 などの被エ
ッチング膜15が除去され、Siなどの下地膜16が露
出した状態となっている(図2(c)参照)。
【0080】なお、エッチングの前処理およびエッチン
グを終了したウェハ7は、図示しない搬送装置によっ
て、ゲートバルブ1aを介してチャンバ1の外部へ搬送
される。
グを終了したウェハ7は、図示しない搬送装置によっ
て、ゲートバルブ1aを介してチャンバ1の外部へ搬送
される。
【0081】次に、本実施例2の半導体製造方法および
装置によれば、以下のような効果が得られる。
装置によれば、以下のような効果が得られる。
【0082】すなわち、本実施例2による半導体製造装
置は、マイクロ波を発生させるマイクロ波発振器11a
と、前記マイクロ波をチャンバ1内に導入する導波管1
1bとが設置されていることにより、チャンバ1内に前
記マイクロ波を導入することができる。したがって、高
密度のプラズマ12を発生させることができる。
置は、マイクロ波を発生させるマイクロ波発振器11a
と、前記マイクロ波をチャンバ1内に導入する導波管1
1bとが設置されていることにより、チャンバ1内に前
記マイクロ波を導入することができる。したがって、高
密度のプラズマ12を発生させることができる。
【0083】その結果、強力な紫外光13を放出するこ
とができるため、エッチングの前処理である紫外光ベー
ク処理において、フォトレジスト膜14をより硬化させ
ることができる。
とができるため、エッチングの前処理である紫外光ベー
ク処理において、フォトレジスト膜14をより硬化させ
ることができる。
【0084】また、紫外光照射手段として光ファイバ6
cと、光拡散板6dとが設けられたことによって、紫外
光13をウェハ7上に拡散させて均一に照射することが
できる。これによって、紫外光ベーク処理による前処理
特性を均一化することができる。
cと、光拡散板6dとが設けられたことによって、紫外
光13をウェハ7上に拡散させて均一に照射することが
できる。これによって、紫外光ベーク処理による前処理
特性を均一化することができる。
【0085】なお、本実施例2の半導体製造方法および
装置によるその他の効果については、実施例1で説明し
たものと同様であるため、その重複説明は省略する。
装置によるその他の効果については、実施例1で説明し
たものと同様であるため、その重複説明は省略する。
【0086】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0087】例えば、実施例1および実施例2で説明し
た処理室内の浮遊物の移動を遮断する浮遊物遮断手段
は、光学的フィルタを設置するか、または、エッチング
電極と前処理ステージの配置を前記浮遊物の平均自由行
程より離すことであったが、これらはどちらか片方を行
ってもよいし、その両方を同時に行ってもよい。
た処理室内の浮遊物の移動を遮断する浮遊物遮断手段
は、光学的フィルタを設置するか、または、エッチング
電極と前処理ステージの配置を前記浮遊物の平均自由行
程より離すことであったが、これらはどちらか片方を行
ってもよいし、その両方を同時に行ってもよい。
【0088】また、前記光学フィルタは、石英によるも
のだけではなく、ガラス板や該ガラス板の表裏両面にア
ルミニウムなどの汚染になりにくい金属を蒸着させたも
のでもよい。
のだけではなく、ガラス板や該ガラス板の表裏両面にア
ルミニウムなどの汚染になりにくい金属を蒸着させたも
のでもよい。
【0089】つまり、ガラス板を間に挟むことにより、
紫外光を選択的に透過し、さらに、アルミニウムなどの
金属をメッシュ状に蒸着させることにより、前記浮遊物
の移動を遮断することができる。
紫外光を選択的に透過し、さらに、アルミニウムなどの
金属をメッシュ状に蒸着させることにより、前記浮遊物
の移動を遮断することができる。
【0090】なお、本実施例1および本実施例2による
半導体製造装置は、レジスト膜の耐熱性が強く要求され
るSiO2 酸化膜のドライエッチング装置に利用すると
特に有効と思われるが、イオン打ち込み処理とその前処
理である紫外光ベーク処理とを同一の処理室で行う半導
体製造装置などにも利用できる。
半導体製造装置は、レジスト膜の耐熱性が強く要求され
るSiO2 酸化膜のドライエッチング装置に利用すると
特に有効と思われるが、イオン打ち込み処理とその前処
理である紫外光ベーク処理とを同一の処理室で行う半導
体製造装置などにも利用できる。
【0091】この場合、前記レジスト膜の劣化を防ぎ、
イオン打ち込み後のレジスト膜除去を容易にすることが
できる。
イオン打ち込み後のレジスト膜除去を容易にすることが
できる。
【0092】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0093】(1).本発明による半導体製造装置に設
置される前処理機構とエッチング機構とが同一の処理室
内に設置されているため、真空排気装置、ガス供給機
構、および高周波電源などが1式で済む。その結果、前
記半導体製造装置の価格を低減することができる。
置される前処理機構とエッチング機構とが同一の処理室
内に設置されているため、真空排気装置、ガス供給機
構、および高周波電源などが1式で済む。その結果、前
記半導体製造装置の価格を低減することができる。
【0094】さらに、プラズマから放出される紫外光を
用いることにより、前記紫外光が劣化することなく、常
に安定した紫外光を照射することができる。したがっ
て、ランプを使用しない分の価格も低減することができ
る。
用いることにより、前記紫外光が劣化することなく、常
に安定した紫外光を照射することができる。したがっ
て、ランプを使用しない分の価格も低減することができ
る。
【0095】(2).本発明による半導体製造装置は、
マイクロ波を発生させるマイクロ波発振器と前記マイク
ロ波を処理室内に導入する導波管とが設置されているこ
とにより、前記処理室内にマイクロ波を導入することが
でき、高密度のプラズマを発生させることができる。そ
の結果、強力な紫外光を放出することができるため、紫
外光ベーク処理において、レジスト膜をより硬化させる
ことができる。
マイクロ波を発生させるマイクロ波発振器と前記マイク
ロ波を処理室内に導入する導波管とが設置されているこ
とにより、前記処理室内にマイクロ波を導入することが
でき、高密度のプラズマを発生させることができる。そ
の結果、強力な紫外光を放出することができるため、紫
外光ベーク処理において、レジスト膜をより硬化させる
ことができる。
【0096】(3).前記半導体製造装置に紫外光照射
手段である光学的フィルタと集光ミラーとが設けられた
ことにより、紫外光をウェハ上に均一に照射することが
できる。さらに、前処理時に前処理ステージをその加熱
手段である加熱ヒータによって加熱し、その温度を調節
することができる。
手段である光学的フィルタと集光ミラーとが設けられた
ことにより、紫外光をウェハ上に均一に照射することが
できる。さらに、前処理時に前処理ステージをその加熱
手段である加熱ヒータによって加熱し、その温度を調節
することができる。
【0097】また、浮遊物遮断手段として、金属メッシ
ュ式の光学的フィルタを用いるか、あるいは、エッチン
グ電極の前処理ステージ寄りの端と、該前処理ステージ
のエッチング電極寄りの端とを、処理室内の浮遊物の平
均自由行程より離して配置することにより、前記浮遊物
を前処理ステージ上へ移動させないように遮断すること
ができる。
ュ式の光学的フィルタを用いるか、あるいは、エッチン
グ電極の前処理ステージ寄りの端と、該前処理ステージ
のエッチング電極寄りの端とを、処理室内の浮遊物の平
均自由行程より離して配置することにより、前記浮遊物
を前処理ステージ上へ移動させないように遮断すること
ができる。
【0098】これらによって、紫外光ベーク処理による
前処理特性を均一化することができる。
前処理特性を均一化することができる。
【0099】(4).エッチングとその前処理とを同一
のチャンバ1内で行い、さらに、前記前処理特性を均一
化することができるため、ウェハの動作(雰囲気)の数
(大気+真空+処理+処理+搬送+大気)を減らすこと
ができる。これによって、前処理からエッチングまでに
ウェハに付着する異物量を低減させることができ、さら
に、製品の歩留りを向上させることができる。
のチャンバ1内で行い、さらに、前記前処理特性を均一
化することができるため、ウェハの動作(雰囲気)の数
(大気+真空+処理+処理+搬送+大気)を減らすこと
ができる。これによって、前処理からエッチングまでに
ウェハに付着する異物量を低減させることができ、さら
に、製品の歩留りを向上させることができる。
【0100】(5).ウェハの前記動作(雰囲気)の数
を減らすことができるため、ウェハの1枚あたりの処理
に要する時間を短縮することができる。その結果、前処
理からエッチングまでにかかる処理全体の時間を短縮す
ることができる。
を減らすことができるため、ウェハの1枚あたりの処理
に要する時間を短縮することができる。その結果、前処
理からエッチングまでにかかる処理全体の時間を短縮す
ることができる。
【0101】(6).前処理特性を均一化することがで
きることにより、前処理時間を制御して、前処理の時間
とエッチングの時間とを同じにすれば、異なった2枚の
ウェハの前処理とエッチングとを同時に行うことが可能
になる。これによって、ウェハの処理能力を約2倍にす
ることができる。
きることにより、前処理時間を制御して、前処理の時間
とエッチングの時間とを同じにすれば、異なった2枚の
ウェハの前処理とエッチングとを同時に行うことが可能
になる。これによって、ウェハの処理能力を約2倍にす
ることができる。
【図1】本発明の半導体製造装置の構造の一実施例を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図2】本発明の半導体製造装置によるプロセス処理後
のウェハの状態の一実施例を示す図であり、(a) はフォ
トレジスト現像後、(b) は紫外光ベーク後、(c) はエッ
チング後におけるそれぞれウェハの部分断面図である。
のウェハの状態の一実施例を示す図であり、(a) はフォ
トレジスト現像後、(b) は紫外光ベーク後、(c) はエッ
チング後におけるそれぞれウェハの部分断面図である。
【図3】本発明の他の実施例である半導体製造装置の構
造の一例を示す部分断面図である。
造の一例を示す部分断面図である。
1 チャンバ(処理室) 1a ゲートバルブ 2 エッチング機構 2a エッチング電極 2b アノード電極 2c 高周波電源 2d ブロッキングコンデンサ 2e 絶縁板 2f ヘリウム供給管 3 前処理機構 3a 前処理ステージ 3b 加熱ヒータ(加熱手段) 3c ヒータ用電源 3d ウェハ載置面 4 ガス供給機構 5 真空排気装置 6a 光学的フィルタ 6b 集光ミラー 6c 光ファイバ 6d 光拡散板 7 ウェハ 8 イオン 9 ラジカル 10 電子 11 マイクロ波導入機構 11a マイクロ波発振器 11b 導波管 11c 導入部 12 プラズマ 13 紫外光 14 フォトレジスト膜 15 被エッチング膜 16 下地膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/302 H Z
Claims (8)
- 【請求項1】 プラズマを利用してウェハのエッチング
とその前処理である紫外光ベークとを行う半導体製造方
法であって、同一の処理室内において、前記ウェハに対
して、前記プラズマから放出される紫外光による紫外光
ベークと、エッチングとを行うことを特徴とする半導体
製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体製造方法であっ
て、光学的フィルタによって、前記紫外光を選択的に透
過させ、該紫外光を前記ウェハ上に均一に照射すること
を特徴とする半導体製造方法。 - 【請求項3】 プラズマを利用してウェハにエッチング
とその前処理である紫外光ベークとを行う半導体製造装
置であって、前記ウェハを載置するエッチング電極およ
び前記プラズマを発生させる高周波電源からなるエッチ
ング機構と、エッチング前にその前処理を行う前処理機
構と、前記プラズマから放出される紫外光を前記ウェハ
に照射する紫外光照射手段と、処理室内の浮遊物の移動
を遮断する浮遊物遮断手段と、前記処理室に反応ガスを
供給するガス供給機構と、前記処理室から真空を排気す
る真空排気装置とから構成され、前記エッチング機構と
前記前処理機構とが同一の前記処理室内に設置されてい
ることを特徴とする半導体製造装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体製造装置であっ
て、前記紫外光照射手段は、前記紫外光を選択的に透過
させる光学的フィルタと、前記紫外光を反射させて前記
ウェハ上に集める集光ミラーとからなり、また前記ウェ
ハを載置する前処理ステージが回転式であり、該前処理
ステージのウェハ載置面が前記エッチング機構側に向け
られた状態で斜めに設置されていることを特徴とする半
導体製造装置。 - 【請求項5】 プラズマを利用してウェハにエッチング
とその前処理である紫外光ベークとを行う半導体製造装
置であって、マイクロ波を発生させるマイクロ波発振器
と、前記マイクロ波を処理室内に導入する導波管と、前
記ウェハを載置するエッチング電極および前記プラズマ
を発生させる高周波電源からなるエッチング機構と、エ
ッチング前にその前処理を行う前処理機構と、前記プラ
ズマから放出される紫外光を前記ウェハに照射する紫外
光照射手段と、処理室内の浮遊物の移動を遮断する浮遊
物遮断手段と、前記処理室に反応ガスを供給するガス供
給機構と、前記処理室から真空を排気する真空排気装置
とから構成され、前記エッチング機構と前記前処理機構
とが同一の前記処理室内に設置されていることを特徴と
する半導体製造装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の半導体製造装置であっ
て、前記紫外光照射手段が前記紫外光を導く光ファイバ
と、前記紫外光を前記ウェハ上に拡散させる光拡散板と
からなることを特徴とする半導体製造装置。 - 【請求項7】 請求項3,4,5または6記載の半導体
製造装置であって、前記前処理機構が前記前処理ステー
ジと、該前処理ステージを加熱する加熱手段とからなる
ことを特徴とする半導体製造装置。 - 【請求項8】 請求項3,4,5,6または7記載の半
導体製造装置であって、前記浮遊物遮断手段は、前記光
学的フィルタを金属メッシュ式にするか、あるいは、前
記エッチング電極の前処理ステージ寄りの端と、該前処
理ステージの該エッチング電極寄りの端とが、前記処理
室内の浮遊物の平均自由行程より離れて配置されている
ことを特徴とする半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13477494A JPH088227A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 半導体製造方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13477494A JPH088227A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 半導体製造方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH088227A true JPH088227A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15136255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13477494A Pending JPH088227A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 半導体製造方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088227A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009540372A (ja) * | 2006-06-05 | 2009-11-19 | エリコン ユーエスエイ、インコーポレイテッド | 光リソグラフィ基板の温度制御方法 |
KR101353012B1 (ko) * | 2009-11-17 | 2014-01-22 | 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 | 시료 처리 장치, 시료 처리 시스템 및 시료의 처리 방법 |
CN111477537A (zh) * | 2020-04-07 | 2020-07-31 | 北京烁科精微电子装备有限公司 | 一种晶圆清洗方法及晶圆清洗设备 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13477494A patent/JPH088227A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009540372A (ja) * | 2006-06-05 | 2009-11-19 | エリコン ユーエスエイ、インコーポレイテッド | 光リソグラフィ基板の温度制御方法 |
KR101353012B1 (ko) * | 2009-11-17 | 2014-01-22 | 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 | 시료 처리 장치, 시료 처리 시스템 및 시료의 처리 방법 |
CN111477537A (zh) * | 2020-04-07 | 2020-07-31 | 北京烁科精微电子装备有限公司 | 一种晶圆清洗方法及晶圆清洗设备 |
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