JPH0881497A - カチオン系生体異物および/または薬物の輸送を行う輸送タンパク質、それをコードするdna、およびそれらの用途 - Google Patents
カチオン系生体異物および/または薬物の輸送を行う輸送タンパク質、それをコードするdna、およびそれらの用途Info
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Abstract
に存在して、カチオン系薬物および/または生体異物を
輸送することに関与する輸送タンパク質のクローニン
グ。 【解決手段】 この輸送タンパク質はそのDNAおよび
アミノ酸配列により具体的に記載されている。
Description
子構造のカチオン系薬物および生体異物、更にカテコー
ルアミンや他の内因性カチオンは、管腔および基底外側
原形質膜に存在する多特異性輸送タンパク質により、腎
臓および肝臓によって排出される。これらの輸送タンパ
ク質は、神経原形質膜およびシナプス小胞中の既知モノ
アミン輸送タンパク質と、疎水性薬物を輸出するATP
依存性タンパク質(多剤輸送タンパク質)とは、それら
の機能の点で異なる。
列がラット腎臓から最初に単離されたが、その配列は長
さが556アミノ酸の膜タンパク質をコードしており、
以下でOCT1と呼ぶこととする。この輸送タンパク質
は近位尿細管の基底外側膜および肝細胞で様々な標的分
子のカチオン輸送体として作用する。
かなる他の既知タンパク質とも相同的ではなく、疎水性
および負荷電アミノ酸のこれまでにない独特な分布を示
し、もっぱら腎臓、肝臓および腸でみられる。OCT1
輸送タンパク質は様々な構造のカチオンを輸送し、異な
る疎水性の多数のカチオン系物質により阻害され、非常
に疎水性の物質だけを輸送できる既知多特異性輸送タン
パク質(多剤輸送体)の場合とは異なる機能的性質を有
する。輸送タンパク質OCT1は哺乳動物で多特異性輸
送タンパク質の新規原型として考えられる。
ピエート、利尿剤、静細胞剤および抗生物質のような汎
用薬物を含めた多数の有機カチオンは、腎臓上皮細胞お
よび肝細胞から能動輸送されることで尿および胆汁中に
排出される。腎臓で能動的に分泌されたとき、カチオン
は近位尿細管の基底外側および管腔原形質膜で多特異性
輸送系により輸送される。2つの系はそれらの機能的に
異なる。基底外側膜の輸送タンパク質は、テトラエチル
アンモニウム(TEA)、N1‐メチルニコチンアミド
(NMN)およびN‐メチル‐4‐フェニルピリジニウ
ム(MPP)のような構造的に異なるカチオンを輸送す
ることができるが、異なる構造の多数の細胞外カチオン
により阻害される。これらの輸送タンパク質は内部が負
の膜電位と細胞内基質の反対方向輸送により駆動させる
ことができる。外部方向プロトン勾配により駆動される
が、膜電位により影響されない、2つの輸送系が管腔膜
において報告されている。これら輸送系のうち1つは近
位尿細管の基底外側膜におけるカチオン輸送系の場合に
匹敵する広い基質特異性を有している。機能的類似性の
ために、管腔膜のこの多特異性輸送系は心臓におけるノ
ルアドレナリンの神経外輸送系と同一であると思われ
る。
肝臓または腎臓の上皮細胞中にカチオン系生体異物およ
び/または薬物を輸送するか、あるいは腸から血液循環
中にカチオン系生体異物または薬物を輸送することに関
与する輸送タンパク質に関する。
〜12、および図13〜15に示されたアミノ酸配列か
ら選択される、少くとも7つのアミノ酸の構成配列を示
す。好ましい態様において、図7〜9、図10〜12、
および図13〜15からの構成配列は、少くとも10の
アミノ酸の長さ、特に好ましい態様において少くとも1
4のアミノ酸の長さを有する。
るDNA配列にも関する。新規DNA配列は図7〜9、
図10〜12、および図13〜15に示された配列から
選択される、少くとも21の塩基の構成配列を示す。特
に好ましい態様において、構成配列は少くとも30の塩
基の長さ、非常に特に好ましい態様において少くとも4
2の塩基の長さを有する。
医学的および薬理学的研究で特に重要である。新規DN
A配列は、例えば新規輸送タンパク質を永続的に発現す
る上皮細胞系を作るために使用できる。この目的のた
め、輸送タンパク質をコードするDNA配列はそれ自体
公知の遺伝子操作方法を用いて適切なベクター中に組み
込まれ、これが輸送タンパク質を以前発現しなかった適
切な上皮細胞系を形質転換するために用いられる。こう
して、新規輸送タンパク質を常に発現する細胞系が得ら
れる。
の上皮細胞系は、予想されるカチオン系薬物および/ま
たは生体異物の腎臓および胆汁排出と更に腸吸収を試験
するためにインビトロで用いることができる。このた
め、このような細胞系は、薬物と更に他の生物活性化合
物が腸から血液循環中に排出または吸収されるかどう
か、そうであるとすればその程度について、入念な動物
実験なしに、インビトロ段階で調べるために使用でき
る。
相同的な輸送タンパク質を単離するために用いることが
できる。したがって、本発明による輸送タンパク質と相
同的な対応輸送タンパク質は、すべての哺乳動物種およ
びヒトから単離できる。2つの対応ヒト配列が既に決定
されている。このような単離を行う1つの可能な手段
は、現在周知のポリメラーゼ連鎖反応法を用いることで
ある。これをするためには、ポリメラーゼ連鎖反応法用
のプライマーとしての図7〜9、図10〜12、および
図13〜15に示された配列から適切なDNA配列を選
択することが必要となる。これらのプライマーは相同的
輸送タンパク質を単離する上で特に困難性なく使用でき
る。
皮細胞系の更に可能な使用法は、腎臓および胆汁排出ま
たは腸吸収を変えるために、薬物のような生物活性化合
物に結合できるカチオン系シグナル分子の開発を行うた
めに用いることである。こうして、異なる化学構造につ
いて試験を行い、それらが結合する分子の腎臓または肝
臓からの排出を有利にして、しかも腸から血液循環中へ
の吸収を促進するかどうか、あるいはそれらが各場合に
反対の作用を生じるかどうかについてみることができ
る。
腎毒性を減少させるために、尿細管細胞中への薬物の取
込みを阻止する上で使用できる抗体、特にモノクローナ
ル抗体を作る上でも特に使用できる。
系薬物および/または生体異物の排出に影響を与える特
異的薬物を開発する上で基礎として使用できる。こうし
て、他の活性化合物の取込みに影響を与えうる薬理活性
物質を開発することができる。この性質の影響は、腸か
らの活性化合物の取込みを促進または防止するか、ある
いは腎臓および肝臓で活性化合物の排出を促進または防
止することからなる。
は、アンチセンスヌクレオチド配列を開発する場合であ
る。この関係において、対応する天然相補的ヌクレオチ
ド配列と結合することで対応遺伝子の転写および/また
は翻訳を防止するヌクレオチド配列が開発できる。
は、腎臓および/または胆汁カチオン排出メカニズムに
おいてゲノムレベルで分子欠陥を診断するための分子試
験キットにおけるそれらの使用である。この性質の分子
試験キットにおいて、DNA配列は特に好ましい態様で
ポリメラーゼ連鎖反応法を行うために使用できる。この
場合に、公知のDNA配列は、カチオン輸送体をコード
する各患者からの遺伝子を増幅させて、この遺伝子を遺
伝子変異について調べるために、ポリメラーゼ連鎖反応
法において使用できるプライマー配列を選択および合成
する上で基礎として用いられる。
れるが、しかしながらそれは発明を制限するためではな
い。
ために、平滑末端化二本鎖cDNAを、第一鎖を合成す
るためのNotIオリゴ(dT)プライマーを用いてラ
ット腎臓ポリ(A)+RNAから最初に調製した。SP
6 RNAポリメラーゼプロモーターを含むEcoRI
アダプターがcDNAに結合された後、後者をNotI
で切断し、得られた断片を大きさで分別し(1.5〜
2.3kb)、ベクターpBluescript(stratagene)のEc
oRI制限部位に挿入した。次いで組換えベクターを大
腸菌株DH10B中にエレクトロポレーションした。プ
ラスミドDNAを形質転換株のプールから単離し、No
tIで直鎖化し、SP6 RNAポリメラーゼを用いて
転写した。
し、卵母細胞当たり20〜40ngの濃度で注入した。卵
母細胞をインキュベートし、NMN阻害性14C‐TEA
取込みを測定した。標的化スクリーニング法を用いて、
腎臓カチオン輸送体をコードする遺伝子を含んだ単一ク
ローンを遺伝子ライブラリーから単離した。用いた方法
を最適化および部分的に修正した後にのみ、このクロー
ンを単離することができた。同定されたDNAを配列決
定するために、OCT1の重複制限断片をサブクローニ
ングし、双方の鎖で完全に配列決定した。
鎖長1882塩基対のcDNA断片からなるOCT1遺
伝子を、Xenopus laevis卵母細胞で発現させた。この目
的のため、卵母細胞を5mM Hepes-Tris 緩衝液、pH
7.5、110mMNaCl、3mMKCl、2mMCaCl
2、1mMMgCl2(以下でORiと称される)中で3
日間、RNA注入後にインキュベートした。輸送はOR
i(22℃)に溶解された14C‐TEA(テトラエチル
アンモニウム)と共に卵母細胞をインキュベートするこ
とにより測定した。更に、実験は異なる濃度のNa+お
よびK+を用いて、実験中Ba++の存在はそのままで、
異なるpH値および異なる阻害剤の存在下で行った。用
いられた14C‐TEA濃度において、発現されたOCT
1タンパク質により生じる取込みは90分間以上にわた
りORi緩衝液で直線的であったため、取込み率は90
分間のインキュベート後に決定した。測定を異なる濃度
のNa+、K+およびH+で阻害剤の存在下において行
ったとき、卵母細胞は最初に適切な緩衝液条件下で30
分間インキュベートし、取込み率を14C‐TEAと30
分間のインキュベート中に決定した。14C‐TEAとイ
ンキュベート後、取込みを止め、卵母細胞を洗浄し、そ
れらが取り込んだ放射能の量について調べた。
(前記のように)Xenopus laevis卵母細胞を用いて発現
させた。こうして発現されたOCT1タンパク質は、N
MN(N1‐メチルニコチンアミド)が阻害できる14C
‐テトラエチルアンモニウム(14C‐TEA)の取込み
を誘導し、その取込みは卵母細胞に水を注入したコント
ロールで得られる値の250倍以上であった。結果は図
1にグラフ化されている。
アミノ酸を有する膜タンパク質をコードするオープン読
取枠を含んでいる。アミノ酸配列は図7〜9に示されて
いる。それはデータバンクのタンパク質と類似性を示さ
ない。
OCT1 cRNAの量に依存していた。これらの結果
は図2に示されている。発現された取込みのcRNA依
存性はn=約2であるHill式により記載することができ
る。
C‐TEA取込みの基質依存性は、Michaelis Menten式
に従った。これらの結果は図3に示されている。95±
μMの評価Km値は、初期実験で決定されたラット近位
尿細管の基底外側膜からのカチオン輸送に関するKm値
(160μM)と似ていた。それはラット近位尿細管の
刷子縁膜における多特異性H+カチオン対向輸送体に関
する大体のKm値の1/14であった。
存性多特異性カチオン輸送系または刷子縁膜の電位依存
性多特異性H+カチオン対向輸送系を表すかどうかにつ
いて確定するために、OCT1輸送タンパク質による取
込みが膜電位または膜全体のタンパク質勾配に依存して
いるかどうかを調べる試験を行った。発現される14C‐
TEA取込みを阻害する異なる阻害剤の能力も研究し
た。
により媒介される14C‐TEAの取込みが膜電位に依存
しているが、pH単位で1の内部方向または外部方向タ
ンパク質勾配が適用されたときにさほど変わらないこと
を明らかにしている。したがって、OCT1輸送タンパ
ク質は近位尿細管の基底外側膜全体で測定されたカチオ
ン輸送と同様の基本的特徴を有している。
TEAの取込みが異なる分子構造の有機カチオンにより
阻害されることを明らかにしている。これらの構造に
は、キニン、デシプラミン、プロカインアミドおよびO
‐メチルイソプレナリンのようないくつかの汎用薬物が
ある。評価Ki値は1‐エチル‐2‐〔(1,4‐ジメ
チル‐2‐フェニル‐6‐ピリミジニリデン)メチル〕
キノリニウムクロリド(シアニン863)の0.13μ
Mとテトラメチルアンモニウム(TMA)の1mMとの間
である。
RNAを注入したXenopus laevis卵母細胞における14C
‐TEA取込みの感受性を示している。
細胞にOCT1 cRNA5ngを注入し、表1で示され
た阻害剤の5〜8つの異なる濃度の効果を卵母細胞中9
5μM取込みで測定した。その値も図6に示されてい
る。阻害曲線を非直線回帰分析により適合させ、Ki値
(±SD)を決定した。
に、疎水性物質のみにより阻害されるいわゆる多剤輸送
体、新規OCT1輸送タンパク質はTMAおよびNMN
のような親水性化合物によっても阻害された。デシプラ
ミンは、神経細胞の原形質膜で神経ノルアドレナリン輸
送を阻害する場合よりも700倍大きなKi値で、OC
T1による輸送を阻害した。5μMレセルピンはOCT
1誘導輸送に効果を有しないが、シナプス小胞の神経モ
ノアミン輸送タンパク質はナノモル濃度以下のレセルピ
ンで阻害される。
細胞を用いた測定から既に得られた機能データとOCT
1 Ki値を比較することにより、基底外側カチオン系
輸送タンパク質と同一であることを確認することができ
た。このような比較をする上では、カチオン輸送におけ
る種依存性差異と、カチオン輸送の阻害を測定するため
の異なる方法の方法論的制限に関する考慮が払われねば
ならない。以前の研究において、ラット腎臓におけるカ
チオン輸送は短いインキュベート時間(4秒間)を用い
て行われねばならないミクロ灌流実験により調べた。高
親和性阻害剤に関する拡散非依存性Ki値を調べるため
にこの方法を用いることはできないため、我々は低親和
性阻害剤を比較することに制限した。低親和性阻害剤T
MAおよびNMNの比較において、我々はOCT1発現
輸送タンパク質のKi値(約1mM)がラット近位尿細管
中へのTEAの基底外側取込みに関して測定されたKi
値(TMA1.4mMおよびNMN0.54mM)に相当す
ることを発見した。それらはTEAの管腔取込みに関し
て測定されたKi値(TMA70mMおよびNMN8.3
mM)と明らかに異なる。
1′‐ジエチル‐2,2′‐シアニンヨージド(デシニ
ウム22)によるOCT1誘導性取込みの阻害に関して
得られたKi値(0.4μM)により与えられた。LL
C‐PK1細胞において、5.6nMのKi値が管腔膜を
通るTEAの輸送に関して測定され、一方基底外側膜を
通るTEAの輸送に関するKi値は>0.1μMである
と評価された。OCT1輸送タンパク質を更に特徴付け
るために、TEAよりも約10倍多い親和性を有するM
PPも同様にOCT1により輸送されるかどうかについ
て調べる試験を行った。卵母細胞中へのOCT1 cR
NA8ngの注入後、3H‐MPPの特異的取込みが発現
されたが、これはキニンで阻害された。14C‐TEA
(148±4pmol×卵母細胞-1×h-1)および3H‐M
PP(97±5pmol×卵母細胞-1×h-1)の発現取込み
に関する同様のVmax 値も卵母細胞のサンプルで調べ
た。肝臓細胞中における多特異性カチオン輸送体の存在
が報告されている。培養肝細胞中へのMPPの取込みが
最近測定された。この関係において、OCT1により発
現されるカチオン輸送を阻害する同様の阻害剤を用いて
MPP取込みの約90%を阻害できることがわかった。
肝細胞でMPP取込みについて調べられたKi値(O‐
メチルイソプレナリン78μM、MPP13μM、キニ
ン0.8μM、デシニウム23 0.23μMおよびシ
アニン863 0.10μM)は、Xenopus 卵母細胞に
より発現されたOCT1タンパク質によるTEAの取込
みについて得られた値と事実上同一であった。これらの
データは、OCT1輸送タンパク質または高度に相同的
な輸送タンパク質が肝細胞の原形質膜に存在することを
示唆している。
〜9に示されている。Kozak タイプ(ACGCCAT
G)の停止コドンおよび翻訳開始部位はオープン読取枠
の上流にみられる。
をおそらく横断している11の疎水性α‐ヘリックス領
域を確認した。疎水性/親水性インデックスは図16に
示されている。推定膜貫通領域は長さ17〜27アミノ
酸である。それらは1つの長い、2つの中間長さおよび
7つの短い親水性領域で互いに結合されている。3つの
潜在的N‐グリコシル化部位が最初の2つの膜横断タン
パク質領域間にある親水性領域で予想されたため、図1
7に示されたOCT1の向きが提案された。第一の親水
性領域は14の負荷電アミノ酸を含んでおり、OCT1
のカチオンの結合にとり重要である。
ザンブロットを用いて、OCT1輸送タンパク質特異性
mRNAの局在性について分析した。この目的のため、
全RNAをグアニジニウム/フェノール/クロロホルム
法により単離し、mRNAをオリゴ(dT)‐セルロー
スクロマトグラフィーにより精製した。mRNAをホル
ムアルデヒドアガロースゲル電気泳動により分別し、Hy
bond‐N膜(Amersham)に移し、その後ハイブリッド形成
させた。このために、ラット細胞および細胞系293か
らのmRNA5μgと細胞系Caki‐1およびLLC
‐PKI1からのmRNA1.5μgをホルムアルデヒ
ドアガロースゲル上にのせた。ハイブリッド形成はプラ
スミドpOCT1からの新たなDNA配列の32P‐標識
cDNA断片を用いて行った(ヌクレオチド285〜1
196を用いた)。ハイブリッド形成はハイブリッド用
溶液(50%ホルムアミド、5×SSPE、5×Denhar
dt's溶液、0.5%SDSおよびサケ精子DNA20μ
g)中42℃で18時間行った。膜を60℃で0.25
×SSPE、0.1%SDSの最終厳密さまで数工程で
洗浄した。細胞系LLC‐PK1に関する結果を示すた
めに、フィルムを24時間暴露し、フィルムを他のトラ
ックについて6時間暴露した。RNA標準(GIBCO/BRL
から0.14〜9.5キロ塩基範囲)を用いて、RNA
断片のサイズを調べた。そのサイズは図18に示されて
いる。
ラジオグラフは図18に示されている。1.9キロ塩基
の明確なバントと3.4および4.8キロ塩基の追加バ
ントが腎皮質、腎髄質、肝臓および腸の場合で観察され
た。細胞系LLC‐PK1において、ハイブリッド形成
は3.4キロ塩基領域のみで観察された。逆に、OCT
1シグナルは腎乳頭、骨格筋、心筋、脳またはヒト胚芽
腎細胞系293とCaki‐1細胞で観察された。心臓
およびCaki‐1細胞は管腔腎臓膜のH+カチオン対
向輸送タンパク質とおそらく同一である神経外ノルアド
レナリン輸送タンパク質を含んでいるため、近位尿細管
の基底外側および管腔膜にあるカチオン輸送タンパク質
は異なる遺伝子ファミリーに属するらしい。その場のハ
イブリッド形成では、OCT1輸送タンパク質が近位尿
細管、肝臓の上皮細胞および小腸の腸細胞で発現される
ことを示した。
薬物を除去する上で重要な役割を果たす新規で独特なタ
ンパク質がクローニングされたことを証明している。こ
のタンパク質はおそらく腸からのカチオン系化合物の吸
収にも関与している。カチオン輸送および薬物の排出は
30年以上も研究されてきたが、過去の進歩はわずかで
あった。これに関する理由は、肝臓および腎臓からの薬
物の排出が上皮細胞の基底外側および管腔原形質膜を通
る輸送を含み、これらの輸送プロセスが機能的に異なる
カチオン輸送タンパク質により起こるためである。これ
に加えて、同様の基質特異性を有する異なるカチオン輸
送タンパク質が管腔および基底外側腎臓膜双方に存在す
る可能性が排除しえないからである。カチオン輸送タン
パク質の1つのタイプが新規OCT1輸送タンパク質を
クローニングした結果として確認された。これはカチオ
ン系薬物の排出に関する以後の研究のために多くの選択
肢を与えるものである。
2つのヒト遺伝子をクローニングして、それらを完全に
または部分的に配列決定できることが各々わかった。完
全に配列決定された遺伝子(HOCT1)は1885塩
基からなり、553アミノ酸のタンパク質をコードして
いる。それは図10〜12に示されている。CT1およ
びHOCT1のアミノ酸間には78%の同一率がある。
第二のヒト遺伝子(HOCT2)は1896塩基からな
り、555アミノ酸のタンパク質をコードしている。O
CT2のヌクレオチド配列および演繹されたアミノ酸配
列は図13〜15に示されている。OCT1およびHO
CT2のアミノ酸間には68%の同一率がある。
CT1の発現について示している。示された14C‐TE
A取込み率は10〜20回測定の平均値±標準偏差を表
す。図1は水、ラット腎臓mRNA20ngまたはOCT
1 cRNA10ng注入後に観察された14C‐TEAの
NMN阻害取込みの比較について示している。インキュ
ベート培地中14C‐TEAおよびNMNの濃度は、各々
200μMおよび10mMであった。
M14C‐TEAの取込み率について示している。曲線は
得られたデータにHill式を適合させた後コンピューター
計算した(n=1.9±0.2)。
後に発現された14C‐TEA取込みの基質依存性につい
て示している。連続線は水を注入したコントロール卵母
細胞で測定された飽和性成分および直線的成分を含む全
取込みについて示している。直線的成分は直線的回帰に
より適合させた(点線、30fmol×h-1×卵母細胞-1×
μM-1)。飽和性成分はMichaelis Menten式を用いて適
合させた(Km95±10μM、Vmax 81±5pmol×
h-1×卵母細胞-1)。実線は双方の成分を含んだ式に合
わせることでコンピューター計算した。
おける14C‐TEA取込みの電位依存性について示して
いる。95μM14C‐TEAの取込みを所定濃度のNa
+、K+およびBa++の存在下で測定した。これらの条
件下において、膜電位は−40〜−60mV(100mMN
a+および3mMK+)、0〜−10mV(1mMNa+およ
び102mMK+)および−18〜−22mV(100mMN
a+、3mMK+および10mMBa++)であった。
プロトン勾配の存在および不在下における95μM14C
‐TEAの取込みについて示している。14C‐TEAの
取込みを変える膜電位のプロトン勾配誘導性変化を妨げ
るために、測定をインキュベート培地中102mMK+お
よび1mMNa+の存在下で行った。これにより、膜電位
は約0mVになった。微小電極を用いたpH測定では、p
Hが30分の取込み時間中0.1単位以下で変化するこ
とを示した。
ラミン(□)、プロカインアミド(黒丸)、O‐メチル
イソプレナリン(◇)およびテトラメチルアンモニウム
(黒ひし形)によるOCT1誘導性14C‐TEA取込み
の阻害について示している。卵母細胞にOCT1 cR
NA5ngを注入し、95μM14C‐TEAを用いて測定
を行った。
れたアミノ酸配列について示している。推定貫膜領域に
は下線がひかれ、NXT/Sタイプの潜在的N‐グリコ
シル化部位は星印で示されている。
レオチドおよびアミノ酸配列について示している。示さ
れた遺伝子断片は1885塩基を含み、553アミノ酸
をコードする。
のヌクレオチド配列およびアミノ酸配列について示して
いる。示された遺伝子断片は1856塩基を含み、55
5アミノ酸をコードする。
little疎水性/親水性分析について示している。推定貫
膜領域は番号1〜11である。
Arg、LysおよびHisはプラス記号で示し、アミ
ノ酸残基GluおよびAspはマイナス記号で示してい
る。第一親水性ループにおける潜在的グリコシル化部位
が確認された。
るOCT1特異性mRNAの位置を示している。
Claims (19)
- 【請求項1】血液から肝臓上皮細胞または腎臓上皮細胞
中にカチオン系生体異物および/または薬物を輸送する
か、あるいは腸からカチオン系生体異物および/または
薬物を輸送することに関与する輸送タンパク質であっ
て、 図7〜9、図10〜12、または図13〜15に示され
たアミノ酸配列から選択される少くとも7つのアミノ酸
の構成配列を示す輸送タンパク質。 - 【請求項2】図7〜9、図10〜12、または図13〜
15に示されたアミノ酸配列から選択される少くとも1
0のアミノ酸の構成配列を示す、請求項1に記載の輸送
タンパク質。 - 【請求項3】図7〜9、図10〜12、または図13〜
15に示されたアミノ酸配列から選択される少くとも1
4のアミノ酸の構成配列を示す、請求項1に記載の輸送
タンパク質。 - 【請求項4】図7〜9、図10〜12、または図13〜
15に示されたアミノ酸配列を示す、請求項1に記載の
輸送タンパク質。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一項に記載の輸送
タンパク質をコードするDNA配列。 - 【請求項6】図7〜9、図10〜12、または図13〜
15に示されたDNA配列から少くとも21の塩基の構
成配列を示す、請求項5に記載のDNA配列。 - 【請求項7】図7〜9、図10〜12、または図13〜
15に示されたDNA配列から少くとも30の塩基の構
成配列を示す、請求項5に記載のDNA配列。 - 【請求項8】図7〜9、図10〜12または図13〜1
5に示されたDNA配列から少くとも42の塩基の構成
配列を示す、請求項5に記載のDNA配列。 - 【請求項9】請求項1〜4のいずれか一項に記載の輸送
タンパク質を常に発現する上皮細胞系を調製するため
の、請求項5〜8のいずれか一項に記載のDNA配列の
使用。 - 【請求項10】請求項1〜4のいずれか一項に記載の輸
送タンパク質を常に発現する上皮細胞系。 - 【請求項11】予想されるカチオン系薬物および/また
は生体異物の腎臓および胆汁排出と腸吸収のインビトロ
試験に用いられる、請求項10に記載の上皮細胞系。 - 【請求項12】請求項1〜4のいずれか一項に記載の輸
送タンパク質と相同的な輸送タンパク質を単離するため
の、請求項5〜8のいずれか一項に記載のDNA配列の
使用。 - 【請求項13】単離がポリメラーゼ連鎖反応法を用いて
行われる、請求項12に記載の使用。 - 【請求項14】腎臓および胆汁排出または腸吸収を変え
るために薬物のような生物活性化合物に結合できるカチ
オン系シグナル分子を開発するための、請求項1〜4の
いずれか一項に記載の輸送タンパク質および/または請
求項10または11に記載の上皮細胞系の使用。 - 【請求項15】カチオン系薬物および/または生体異物
の腎毒性を減少させるために尿細管細胞中への薬物の取
込みを阻止する上で使用できる抗体を開発するための、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の輸送タンパク質お
よび/または請求項10または11に記載の上皮細胞系
の使用。 - 【請求項16】カチオン系薬物の腎毒性を減少させるた
めに尿細管細胞中への他の薬物および/または生体異物
の取込みを阻止する上で使用できる特異的薬物を開発す
るための、請求項1〜4のいずれか一項に記載の輸送タ
ンパク質および/または請求項10または11に記載の
上皮細胞系の使用。 - 【請求項17】カチオン系薬物の腎毒性を減少させるた
めに尿細管細胞中への薬物および/または生体異物の取
込みを阻止する上で使用できるアンチセンスヌクレオチ
ド配列を開発するための、請求項5〜8のいずれか一項
に記載のDNA配列の使用。 - 【請求項18】腎臓および胆汁カチオン排出メカニズム
において遺伝子レベルで分子欠陥を診断するための分子
試験キットのための、請求項5〜8のいずれか一項に記
載のDNA配列の使用。 - 【請求項19】分子試験キットがポリメラーゼ連鎖反応
法を行う上で必要な要素を含んでなる、請求項18に記
載の使用。
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