JPH0881213A - 水熱安定性の向上した層間架橋粘土の合成法 - Google Patents
水熱安定性の向上した層間架橋粘土の合成法Info
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- JPH0881213A JPH0881213A JP24685294A JP24685294A JPH0881213A JP H0881213 A JPH0881213 A JP H0881213A JP 24685294 A JP24685294 A JP 24685294A JP 24685294 A JP24685294 A JP 24685294A JP H0881213 A JPH0881213 A JP H0881213A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、水熱安定性の向上した層間架橋粘
土の合成法を提供することを目的とする。 【構成】 層間架橋粘土は水熱処理により層間隔が減少
する。層間架橋粘土の使用に当たり、水熱条件下におい
ても層間隔が減少することなく保持されることが望まれ
る。しかるに、本発明は、水熱条件下に層間架橋粘土を
放置しても層間隔を広いまま保持し続ける層間架橋粘土
の合成法を提供するものである。具体的には、炭素の付
着した層間架橋粘土を合成することであり、その合成法
は層間架橋粘土と有機物の懸濁液に水熱処理を施すこと
である。水熱安定性は、付着した炭素量に影響され、炭
素付着量が多いほど高い。
土の合成法を提供することを目的とする。 【構成】 層間架橋粘土は水熱処理により層間隔が減少
する。層間架橋粘土の使用に当たり、水熱条件下におい
ても層間隔が減少することなく保持されることが望まれ
る。しかるに、本発明は、水熱条件下に層間架橋粘土を
放置しても層間隔を広いまま保持し続ける層間架橋粘土
の合成法を提供するものである。具体的には、炭素の付
着した層間架橋粘土を合成することであり、その合成法
は層間架橋粘土と有機物の懸濁液に水熱処理を施すこと
である。水熱安定性は、付着した炭素量に影響され、炭
素付着量が多いほど高い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水熱安定性の向上した
層間架橋粘土の合成法を提供するものであり、層間架橋
粘土の水熱条件下での使用に際し非常に有効である。
層間架橋粘土の合成法を提供するものであり、層間架橋
粘土の水熱条件下での使用に際し非常に有効である。
【0002】
【従来の技術】従来、水熱安定性の向上した層間架橋粘
土の合成法については知られていない。
土の合成法については知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】層間架橋粘土は、膨潤
性粘土鉱物のシリケ−ト層間にアルミナやジルコニア等
の無機酸化物のピラ−を導入することにより合成され
る。細孔径に相当する層間隔は、ピラ−の大きさに相当
し、数〜数十オングストロ−ムである。層間架橋粘土
は、ゼオライトと細孔径の大きさや化学的性質が似てい
ることから、ゼオライトが使用されている触媒や触媒担
体、あるいは分離材、吸着材等に利用することが試みら
れている。層間架橋粘土の利用に際しては種々の雰囲気
が想定され、層間架橋粘土を冷却したり加熱したり、あ
るいは水熱条件下での利用等もある。層間架橋粘土を高
温下あるいは水熱条件下に放置すると層間隔が収縮し、
表面積や細孔容積が極度に減少し、利用に際し重大な支
障を来すことがしばしば起きる。しかるに、本発明は、
水熱条件下に放置しても層間隔の収縮が小さい水熱安定
性の向上した層間架橋粘土の合成法を提供するものであ
る。
性粘土鉱物のシリケ−ト層間にアルミナやジルコニア等
の無機酸化物のピラ−を導入することにより合成され
る。細孔径に相当する層間隔は、ピラ−の大きさに相当
し、数〜数十オングストロ−ムである。層間架橋粘土
は、ゼオライトと細孔径の大きさや化学的性質が似てい
ることから、ゼオライトが使用されている触媒や触媒担
体、あるいは分離材、吸着材等に利用することが試みら
れている。層間架橋粘土の利用に際しては種々の雰囲気
が想定され、層間架橋粘土を冷却したり加熱したり、あ
るいは水熱条件下での利用等もある。層間架橋粘土を高
温下あるいは水熱条件下に放置すると層間隔が収縮し、
表面積や細孔容積が極度に減少し、利用に際し重大な支
障を来すことがしばしば起きる。しかるに、本発明は、
水熱条件下に放置しても層間隔の収縮が小さい水熱安定
性の向上した層間架橋粘土の合成法を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】層間架橋粘土は、モンモ
リロナイトやヘクトライト等の膨潤性粘土鉱物のシリケ
−ト層間にアルミナやジルコニア等の極微粒子を導入す
ることにより合成される。シリケ−ト層間には、アルミ
ナやジルコニア等の極微粒子の存在により層空間が構築
される。シリケ−ト層間の距離は層間隔と呼ばれ、アル
ミナやジルコニア等の大きさに相当し、その大きさは調
製条件により数〜数十オングストロ−ムの範囲で制御す
ることができる。層間架橋粘土は、その層空間を活用す
ることにより触媒や触媒担体、分離材、吸着材等に利用
することが試みられている。また、利用に際しての雰囲
気は、低温や高温、あるいは水熱条件下等であり、利用
に際して層間隔や比表面積、細孔容積等の変化ができる
限り小さいことが望ましい。ところが、層間架橋粘土を
水熱条件下に放置すると、層間隔の極度の減少が認めら
れる。層間架橋粘土の層間隔が極度に減少すると、各種
機能が発現しなくなるという重大な問題が発生する。し
かるに、本発明者は、鋭意研究の結果、水熱条件下に放
置しても層間隔の収縮が小さい水熱安定性の向上した層
間架橋粘土の合成法を見出し、本発明を成すに至った。
リロナイトやヘクトライト等の膨潤性粘土鉱物のシリケ
−ト層間にアルミナやジルコニア等の極微粒子を導入す
ることにより合成される。シリケ−ト層間には、アルミ
ナやジルコニア等の極微粒子の存在により層空間が構築
される。シリケ−ト層間の距離は層間隔と呼ばれ、アル
ミナやジルコニア等の大きさに相当し、その大きさは調
製条件により数〜数十オングストロ−ムの範囲で制御す
ることができる。層間架橋粘土は、その層空間を活用す
ることにより触媒や触媒担体、分離材、吸着材等に利用
することが試みられている。また、利用に際しての雰囲
気は、低温や高温、あるいは水熱条件下等であり、利用
に際して層間隔や比表面積、細孔容積等の変化ができる
限り小さいことが望ましい。ところが、層間架橋粘土を
水熱条件下に放置すると、層間隔の極度の減少が認めら
れる。層間架橋粘土の層間隔が極度に減少すると、各種
機能が発現しなくなるという重大な問題が発生する。し
かるに、本発明者は、鋭意研究の結果、水熱条件下に放
置しても層間隔の収縮が小さい水熱安定性の向上した層
間架橋粘土の合成法を見出し、本発明を成すに至った。
【0005】層間架橋粘土について詳しく説明する。母
材粘土鉱物には、陽イオン交換能および膨潤性質を有す
るスメクタイトが主として利用される。スメクタイトに
は多くの粘土鉱物が含まれるが、その一種であるモンモ
リロナイトは、シリケ−ト層が幾層にも積層した状態で
存在する。シリケ−ト層は、アルミナ八面体層の両側を
シリカ四面体層により挟まれた3層構造で出来ている。
アルミナ八面体の中心金属イオンであるAl3+の一部が
電荷量の少ないMg2+等に同型置換されており、そのた
めにシリケ−ト層は電荷の不足を生じている。また、シ
リカ四面体の中心金属イオンであるSi4+の一部がAl
3+等の電荷量の少ない陽イオンと同型置換している。シ
リケ−ト層は、電荷の異なる陽イオン同士の同型置換が
起きていることにより負の電荷を帯びている。一般に同
型置換の程度により陽イオン交換容量が決定する。すな
わち、同型置換量の多いスメクタイトの陽イオン交換容
量は大きく、同型置換量の少ないスメクタイトのそれは
小さい。モンモリロナイトは、シリケ−ト層の負電荷を
キャンセルするために層間にNa+ やCa2+、K+、M
g2+等の陽イオンを含有しており、これらの陽イオンは
他の陽イオンと交換可能である。また、シリケ−ト層同
士の結合力が弱いことから、モンモリロナイトは水中に
おいて膨潤する。
材粘土鉱物には、陽イオン交換能および膨潤性質を有す
るスメクタイトが主として利用される。スメクタイトに
は多くの粘土鉱物が含まれるが、その一種であるモンモ
リロナイトは、シリケ−ト層が幾層にも積層した状態で
存在する。シリケ−ト層は、アルミナ八面体層の両側を
シリカ四面体層により挟まれた3層構造で出来ている。
アルミナ八面体の中心金属イオンであるAl3+の一部が
電荷量の少ないMg2+等に同型置換されており、そのた
めにシリケ−ト層は電荷の不足を生じている。また、シ
リカ四面体の中心金属イオンであるSi4+の一部がAl
3+等の電荷量の少ない陽イオンと同型置換している。シ
リケ−ト層は、電荷の異なる陽イオン同士の同型置換が
起きていることにより負の電荷を帯びている。一般に同
型置換の程度により陽イオン交換容量が決定する。すな
わち、同型置換量の多いスメクタイトの陽イオン交換容
量は大きく、同型置換量の少ないスメクタイトのそれは
小さい。モンモリロナイトは、シリケ−ト層の負電荷を
キャンセルするために層間にNa+ やCa2+、K+、M
g2+等の陽イオンを含有しており、これらの陽イオンは
他の陽イオンと交換可能である。また、シリケ−ト層同
士の結合力が弱いことから、モンモリロナイトは水中に
おいて膨潤する。
【0006】層間架橋粘土は、水に懸濁し、膨潤させた
スメクタイトのシリケ−ト層間にピラ−前駆体を導入す
ることにより合成される。合成に際しては粘土鉱物の陽
イオン交換特性を利用することから、ピラ−前駆体は陽
イオン性であることが必要である。ピラ−前駆体に成り
得る陽イオン性無機オリゴマ−は各種知られている。例
えば、ピラ−がアルミナの場合は[Al13O4(OH)
24(H2O)12]7+(G.Johansson,Act
a Chem. Scand.,Vol.14,p.7
71(1960))、ピラ−がジルコニアの場合は[Z
r4(OH)14(H2O)10]2+(S.Yamanaka
and G.W.Brindley, Clays
Clay Miner.,Vol.27,p.119
(1979))がそれぞれ用いられる。これらの陽イオ
ンは、シリケ−ト層間にイオン交換で導入、固定された
後、加水分解が進み、水酸化物に成る。その後、水洗、
乾燥、加熱等の操作により、アルミナやジルコニア等の
酸化物をピラ−に有する層間架橋粘土が合成される。層
間架橋粘土の層間隔および比表面積は、合成法により若
干異なるが、層間隔は約8オングストロ−ム、比表面積
は300〜500m2/gである。
スメクタイトのシリケ−ト層間にピラ−前駆体を導入す
ることにより合成される。合成に際しては粘土鉱物の陽
イオン交換特性を利用することから、ピラ−前駆体は陽
イオン性であることが必要である。ピラ−前駆体に成り
得る陽イオン性無機オリゴマ−は各種知られている。例
えば、ピラ−がアルミナの場合は[Al13O4(OH)
24(H2O)12]7+(G.Johansson,Act
a Chem. Scand.,Vol.14,p.7
71(1960))、ピラ−がジルコニアの場合は[Z
r4(OH)14(H2O)10]2+(S.Yamanaka
and G.W.Brindley, Clays
Clay Miner.,Vol.27,p.119
(1979))がそれぞれ用いられる。これらの陽イオ
ンは、シリケ−ト層間にイオン交換で導入、固定された
後、加水分解が進み、水酸化物に成る。その後、水洗、
乾燥、加熱等の操作により、アルミナやジルコニア等の
酸化物をピラ−に有する層間架橋粘土が合成される。層
間架橋粘土の層間隔および比表面積は、合成法により若
干異なるが、層間隔は約8オングストロ−ム、比表面積
は300〜500m2/gである。
【0007】層間架橋粘土の水熱安定性は、層間架橋粘
土の水熱処理前後における層間隔を調べることにより評
価することができる。すなわち、水熱安定性の低い層間
架橋粘土は、水熱処理後の層間隔が水熱処理前のそれに
比べて極度に小さい。一方、水熱安定性の高い層間架橋
粘土は、水熱処理後の層間隔が処理前のそれに比べて僅
かに小さい程度でほぼ同じである。水熱安定性の試験
は、水に懸濁した層間架橋粘土をオ−トクレ−ブ中で、
180℃で24時間処理し、放冷後回収、乾燥し、粉末
X線回折法で層間隔を調べることにより行う。層間隔
は、粉末X線回折法で得られるd(001)値からシリ
ケ−ト層一枚の厚みである9.6オングストロ−ムを差
し引くことにより求められる。
土の水熱処理前後における層間隔を調べることにより評
価することができる。すなわち、水熱安定性の低い層間
架橋粘土は、水熱処理後の層間隔が水熱処理前のそれに
比べて極度に小さい。一方、水熱安定性の高い層間架橋
粘土は、水熱処理後の層間隔が処理前のそれに比べて僅
かに小さい程度でほぼ同じである。水熱安定性の試験
は、水に懸濁した層間架橋粘土をオ−トクレ−ブ中で、
180℃で24時間処理し、放冷後回収、乾燥し、粉末
X線回折法で層間隔を調べることにより行う。層間隔
は、粉末X線回折法で得られるd(001)値からシリ
ケ−ト層一枚の厚みである9.6オングストロ−ムを差
し引くことにより求められる。
【0008】本発明の炭素を付着して水熱安定性の向上
した層間架橋粘土の合成法をアルミナ架橋モンモリロナ
イトについて説明する。アルミナ架橋モンモリロナイト
は、モンモリロナイトのシリケ−ト層間にアルミナを導
入した層間架橋粘土である。炭素を付着しないアルミナ
架橋モンモリロナイトの水熱処理前の層間隔は8.2オ
ングストロ−ムであり、180℃、24時間水熱処理後
の層間隔は4.7オングストロ−ムに減少した。このこ
とは炭素を付着しないアルミナ架橋モンモリロナイトは
水熱安定性が低いと見なすことができる。この水熱安定
性の低いアルミナ架橋モンモリロナイトに水熱安定性を
付与する方法を鋭意研究した結果、見出されたのが本発
明である。すなわち、層間架橋粘土の水熱安定性は、層
間架橋粘土に炭素を付着することにより向上することが
見出された。有機物は、水熱処理により簡単に炭化する
ことが知られていることから、層間架橋粘土に炭素を付
着する方法は、以下の通り行う。最初に、水を溶媒とし
て層間架橋粘土と有機物の懸濁液を調製する。調製した
懸濁液にオ−トクレ−ブを用いて水熱処理を施す。処理
条件は、有機物が炭化する条件を選ぶことが大切であ
る。本発明では、水熱温度180℃、処理時間24時間
を選んで説明するが、有機物が炭化する条件であればこ
れ以外の水熱条件でも構わない。ただし、水熱温度が高
くなるとスメクタイトの構造変化が生じるため、水熱温
度は300℃以下が望ましい。水熱処理後、水洗、乾燥
して回収した粘土が本発明品の炭素の付着した層間架橋
粘土である。なお、有機物を炭化する方法は、水熱処理
による方法以外の方法であっても有機物が炭化する手段
であれば使用することができる。本発明で用いる有機物
は、糖類およびそれらの誘導体、アミノ酸およびそれら
の誘導体、タンパク質および親水性有機ポリマ−から選
ばれた1種あるいは混合物である。親水性有機ポリマ−
は、水中で分子量あるいは濃度に由来するいろいろな大
きさを有するので、その大きさが層間架橋粘土の層間に
入り切れる程度のものであれば用いることが出来る。層
間架橋粘土に添加する有機物の量は、層間架橋粘土と同
量以上が望ましいが、使用する水熱条件によっては同量
以下であっても構わない。
した層間架橋粘土の合成法をアルミナ架橋モンモリロナ
イトについて説明する。アルミナ架橋モンモリロナイト
は、モンモリロナイトのシリケ−ト層間にアルミナを導
入した層間架橋粘土である。炭素を付着しないアルミナ
架橋モンモリロナイトの水熱処理前の層間隔は8.2オ
ングストロ−ムであり、180℃、24時間水熱処理後
の層間隔は4.7オングストロ−ムに減少した。このこ
とは炭素を付着しないアルミナ架橋モンモリロナイトは
水熱安定性が低いと見なすことができる。この水熱安定
性の低いアルミナ架橋モンモリロナイトに水熱安定性を
付与する方法を鋭意研究した結果、見出されたのが本発
明である。すなわち、層間架橋粘土の水熱安定性は、層
間架橋粘土に炭素を付着することにより向上することが
見出された。有機物は、水熱処理により簡単に炭化する
ことが知られていることから、層間架橋粘土に炭素を付
着する方法は、以下の通り行う。最初に、水を溶媒とし
て層間架橋粘土と有機物の懸濁液を調製する。調製した
懸濁液にオ−トクレ−ブを用いて水熱処理を施す。処理
条件は、有機物が炭化する条件を選ぶことが大切であ
る。本発明では、水熱温度180℃、処理時間24時間
を選んで説明するが、有機物が炭化する条件であればこ
れ以外の水熱条件でも構わない。ただし、水熱温度が高
くなるとスメクタイトの構造変化が生じるため、水熱温
度は300℃以下が望ましい。水熱処理後、水洗、乾燥
して回収した粘土が本発明品の炭素の付着した層間架橋
粘土である。なお、有機物を炭化する方法は、水熱処理
による方法以外の方法であっても有機物が炭化する手段
であれば使用することができる。本発明で用いる有機物
は、糖類およびそれらの誘導体、アミノ酸およびそれら
の誘導体、タンパク質および親水性有機ポリマ−から選
ばれた1種あるいは混合物である。親水性有機ポリマ−
は、水中で分子量あるいは濃度に由来するいろいろな大
きさを有するので、その大きさが層間架橋粘土の層間に
入り切れる程度のものであれば用いることが出来る。層
間架橋粘土に添加する有機物の量は、層間架橋粘土と同
量以上が望ましいが、使用する水熱条件によっては同量
以下であっても構わない。
【0009】以下、実施例において本発明をさらに詳し
く説明する。
く説明する。
【0010】
【実施例】蒸溜水200mlにNa‐モンモリロナイト
20gを添加し、撹拌、混合し懸濁液を調製した。次に
懸濁液を撹拌しながら10wt%Al2(OH)5Cl・
2.4H2O水溶液100mlを少しづつ添加し、添加
終了後室温で5日間静置した。ろ過して得られた粘土を
水洗後、60℃で乾燥し、次いで500℃、1時間加熱
してアルミナ架橋モンモリロナイトを合成した。合成し
たアルミナ架橋モンモリロナイトの層間隔は8.2オン
グストロ−ムであった。本アルミナ架橋モンモリロナイ
ト0.50gと最高20wt%までの各種濃度のショ糖
水溶液10mlを混合して懸濁液を調製し、オ−トクレ
−ブにて水熱処理を行った。水熱処理条件は水熱温度1
80℃、処理時間24時間であった。水熱処理終了後、
ろ別し、回収したアルミナ架橋モンモリロナイトを蒸溜
水で水洗し、60℃で乾燥した。以上の操作にて炭素の
付着したアルミナ架橋モンモリロナイトを合成した。
20gを添加し、撹拌、混合し懸濁液を調製した。次に
懸濁液を撹拌しながら10wt%Al2(OH)5Cl・
2.4H2O水溶液100mlを少しづつ添加し、添加
終了後室温で5日間静置した。ろ過して得られた粘土を
水洗後、60℃で乾燥し、次いで500℃、1時間加熱
してアルミナ架橋モンモリロナイトを合成した。合成し
たアルミナ架橋モンモリロナイトの層間隔は8.2オン
グストロ−ムであった。本アルミナ架橋モンモリロナイ
ト0.50gと最高20wt%までの各種濃度のショ糖
水溶液10mlを混合して懸濁液を調製し、オ−トクレ
−ブにて水熱処理を行った。水熱処理条件は水熱温度1
80℃、処理時間24時間であった。水熱処理終了後、
ろ別し、回収したアルミナ架橋モンモリロナイトを蒸溜
水で水洗し、60℃で乾燥した。以上の操作にて炭素の
付着したアルミナ架橋モンモリロナイトを合成した。
【0011】以下、各種濃度のショ糖で炭素の付着した
アルミナ架橋モンモリロナイトの水熱安定性を実施例1
から8までに説明する。水熱安定性の評価は、炭素の付
着したアルミナ架橋モンモリロナイトと蒸溜水の懸濁液
10mlを内容積30mlのテフロン製容器に入れ、密
封し、水熱温度180℃、処理時間24時間で水熱処理
を施し、水熱処理後の炭素の付着したアルミナ架橋モン
モリロナイトの層間隔を調べることにより行った。ま
た、炭素の付着していないアルミナ架橋モンモリロナイ
トの水熱処理後の層間隔を比較例として示す。
アルミナ架橋モンモリロナイトの水熱安定性を実施例1
から8までに説明する。水熱安定性の評価は、炭素の付
着したアルミナ架橋モンモリロナイトと蒸溜水の懸濁液
10mlを内容積30mlのテフロン製容器に入れ、密
封し、水熱温度180℃、処理時間24時間で水熱処理
を施し、水熱処理後の炭素の付着したアルミナ架橋モン
モリロナイトの層間隔を調べることにより行った。ま
た、炭素の付着していないアルミナ架橋モンモリロナイ
トの水熱処理後の層間隔を比較例として示す。
【0012】実施例 1 アルミナ架橋モンモリロナイト0.50gと2wt%シ
ョ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理を
施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリロ
ナイト(層間架橋粘土A)を合成した。60℃乾燥後の
層間隔は7.2オングストロ−ムであった。層間架橋粘
土Aの0.51gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液を
調製し、水熱処理を施した後の層間隔は6.5オングス
トロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.7オング
ストロ−ム収縮した。
ョ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理を
施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリロ
ナイト(層間架橋粘土A)を合成した。60℃乾燥後の
層間隔は7.2オングストロ−ムであった。層間架橋粘
土Aの0.51gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液を
調製し、水熱処理を施した後の層間隔は6.5オングス
トロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.7オング
ストロ−ム収縮した。
【0013】実施例 2 アルミナ架橋モンモリロナイト0.50gと4wt%シ
ョ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理を
施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリロ
ナイト(層間架橋粘土B)を合成した。60℃乾燥後の
層間隔は8.2オングストロ−ムであった。層間架橋粘
土Bの0.56gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液を
調製し、水熱処理を施した後の層間隔は7.4オングス
トロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.8オング
ストロ−ム収縮した。
ョ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理を
施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリロ
ナイト(層間架橋粘土B)を合成した。60℃乾燥後の
層間隔は8.2オングストロ−ムであった。層間架橋粘
土Bの0.56gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液を
調製し、水熱処理を施した後の層間隔は7.4オングス
トロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.8オング
ストロ−ム収縮した。
【0014】実施例 3 アルミナ架橋モンモリロナイト0.50gと6wt%シ
ョ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理を
施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリロ
ナイト(層間架橋粘土C)を合成した。60℃乾燥後の
層間隔は8.7オングストロ−ムであった。層間架橋粘
土Cの0.62gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液を
調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.4オングス
トロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.3オング
ストロ−ム収縮した。
ョ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理を
施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリロ
ナイト(層間架橋粘土C)を合成した。60℃乾燥後の
層間隔は8.7オングストロ−ムであった。層間架橋粘
土Cの0.62gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液を
調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.4オングス
トロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.3オング
ストロ−ム収縮した。
【0015】実施例 4 アルミナ架橋モンモリロナイト0.50gと8wt%シ
ョ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理を
施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリロ
ナイト(層間架橋粘土D)を合成した。60℃乾燥後の
層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋粘
土Dの0.71gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液を
調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.5オングス
トロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.4オング
ストロ−ム収縮した。
ョ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理を
施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリロ
ナイト(層間架橋粘土D)を合成した。60℃乾燥後の
層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋粘
土Dの0.71gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液を
調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.5オングス
トロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.4オング
ストロ−ム収縮した。
【0016】実施例 5 アルミナ架橋モンモリロナイト0.50gと10wt%
ショ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理
を施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリ
ロナイト(層間架橋粘土E)を合成した。60℃乾燥後
の層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋
粘土Eの0.82gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液
を調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.6オング
ストロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.3オン
グストロ−ム収縮した。
ショ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理
を施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリ
ロナイト(層間架橋粘土E)を合成した。60℃乾燥後
の層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋
粘土Eの0.82gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液
を調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.6オング
ストロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.3オン
グストロ−ム収縮した。
【0017】実施例 6 アルミナ架橋モンモリロナイト0.50gと12wt%
ショ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理
を施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリ
ロナイト(層間架橋粘土F)を合成した。60℃乾燥後
の層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋
粘土Fの0.90gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液
を調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.8オング
ストロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.1オン
グストロ−ム収縮した。
ショ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理
を施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリ
ロナイト(層間架橋粘土F)を合成した。60℃乾燥後
の層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋
粘土Fの0.90gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液
を調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.8オング
ストロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.1オン
グストロ−ム収縮した。
【0018】実施例 7 アルミナ架橋モンモリロナイト0.50gと16wt%
ショ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理
を施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリ
ロナイト(層間架橋粘土G)を合成した。60℃乾燥後
の層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋
粘土Gの1.07gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液
を調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.8オング
ストロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.1オン
グストロ−ム収縮した。
ショ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理
を施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリ
ロナイト(層間架橋粘土G)を合成した。60℃乾燥後
の層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋
粘土Gの1.07gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液
を調製し、水熱処理を施した後の層間隔は8.8オング
ストロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.1オン
グストロ−ム収縮した。
【0019】実施例 8 アルミナ架橋モンモリロナイト0.50gと20wt%
ショ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理
を施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリ
ロナイト(層間架橋粘土H)を合成した。60℃乾燥後
の層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋
粘土Hの1.27gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液
を調製し、水熱処理を施した後の層間隔は9.0オング
ストロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.1オン
グストロ−ム拡大した。
ショ糖水溶液10mlから調製された懸濁液に水熱処理
を施すことにより炭素の付着したアルミナ架橋モンモリ
ロナイト(層間架橋粘土H)を合成した。60℃乾燥後
の層間隔は8.9オングストロ−ムであった。層間架橋
粘土Hの1.27gに蒸溜水10mlを添加して懸濁液
を調製し、水熱処理を施した後の層間隔は9.0オング
ストロ−ムであった。水熱処理後の層間隔は0.1オン
グストロ−ム拡大した。
【0020】比較例 1 8.2オングストロ−ムの層間隔を有する炭素の付着し
ていないアルミナ架橋モンモリロナイト0.50gに蒸
溜水10mlを添加して懸濁液を調製し、水熱処理を施
した後の層間隔は約1/2の4.7オングストロ−ムで
あった。水熱処理後の層間隔は3.5オングストロ−ム
収縮した。
ていないアルミナ架橋モンモリロナイト0.50gに蒸
溜水10mlを添加して懸濁液を調製し、水熱処理を施
した後の層間隔は約1/2の4.7オングストロ−ムで
あった。水熱処理後の層間隔は3.5オングストロ−ム
収縮した。
【0021】
【発明の効果】本発明は、水熱条件下でも使用すること
ができる層間架橋粘土を提供するものであり、層間架橋
粘土の使用雰囲気の制限を緩和するものである。
ができる層間架橋粘土を提供するものであり、層間架橋
粘土の使用雰囲気の制限を緩和するものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 炭素を付着させることによる水熱安定性
の向上した層間架橋粘土の合成法。 - 【請求項2】 該炭素の付着は層間架橋粘土に糖類およ
びそれらの誘導体、アミノ酸およびそれらの誘導体、タ
ンパク質および親水性有機ポリマ−から選ばれた1種あ
るいは混合物を共存させて水熱処理を行う、請求項1に
記載された水熱安定性の向上した層間架橋粘土の合成
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24685294A JP2636183B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 水熱安定性の向上した層間架橋粘土の合成法 |
US08/521,589 US5612269A (en) | 1994-09-13 | 1995-08-30 | Method for stably retaining an interlayer cross-linked clay under hydrothermal reaction and method for production of a stable interlayer cross-linked |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24685294A JP2636183B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 水熱安定性の向上した層間架橋粘土の合成法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881213A true JPH0881213A (ja) | 1996-03-26 |
JP2636183B2 JP2636183B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=17154678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24685294A Expired - Lifetime JP2636183B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 水熱安定性の向上した層間架橋粘土の合成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2636183B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008019161A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Haldor Topsoe As | 階層型ゼオライトの製造 |
JP2008532911A (ja) * | 2005-03-18 | 2008-08-21 | ジュート−ヒェミー アクチェンゲゼルシャフト | 天然の層状鉱物からなる粒質材ならびにその製造方法 |
JP2015017032A (ja) * | 2013-06-12 | 2015-01-29 | 日立化成株式会社 | アルミニウムケイ酸塩複合体 |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP24685294A patent/JP2636183B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008532911A (ja) * | 2005-03-18 | 2008-08-21 | ジュート−ヒェミー アクチェンゲゼルシャフト | 天然の層状鉱物からなる粒質材ならびにその製造方法 |
JP2008019161A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Haldor Topsoe As | 階層型ゼオライトの製造 |
JP2015017032A (ja) * | 2013-06-12 | 2015-01-29 | 日立化成株式会社 | アルミニウムケイ酸塩複合体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2636183B2 (ja) | 1997-07-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |