JPH06504979A - 柱で支えた層状酸化物物質の製造法 - Google Patents

柱で支えた層状酸化物物質の製造法

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JPH06504979A JP4505298A JP50529892A JPH06504979A JP H06504979 A JPH06504979 A JP H06504979A JP 4505298 A JP4505298 A JP 4505298A JP 50529892 A JP50529892 A JP 50529892A JP H06504979 A JPH06504979 A JP H06504979A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 柱で支えた層状酸化物物質の製造法 技術分野 本発明は、柱で支えた(pillared)層状(layered)酸化物物質 の製造法に関する。
背景技術 二次元のみにそれらの最強の化学結合を示す三次元構造を有する多くの多層物質 は、周知である。これらの物質において、最強の化学結合は、二次元の平面に形 成され、そして三次元の固体は、これらの平面を互いにその上に積み重ねること により形成される。しかし、平面間の相互作用は、個々の平面を互いに保持する 化学結合より弱い。弱い結合は、一般に眉間の引力例えばファン・デル・ワール ス力、静電性相互作用及び水素結合から生ずる。多層構造がファン・デル・ワー ルスカによってのみ互いに相互作用する電気的に中性のシートを有するこれらの 場合において、平面が強い眉間の結合により生ずるエネルギーバリヤーに出会う ことなく互いに滑るとき、高度の潤滑性が現れる。グラファイトは、この物質の 例である。多数の粘土物質の珪酸塩層は、層の間に位置するイオンにより仲介さ れる静電性の引力により互いに保持される。さらに、水素結合の相互作用は、隣 接する層の相補的部位の間に直接生ずるか、又はラメラ間の橋かけ分子により仲 介される。
ラミネートされた物質例えば粘土は、それらの表面積を増大させるように修飾で きる。特に、層の間の距離は、ラメラ間の空間に入りそして層を押し隔てる種々 の膨張側例えば水、エチレングリコール、アミン及びケトンの吸収により実質的 に増大できる。しかし、これら多層物質のラメラ間の空間は、空間を占める分子 が、例えば粘土を高温度に曝すことにより除かれるとき、崩壊しがちである。従 って、表面積の増加したこれらの多層物質は、やや厳しい条件を含む化学的方法 に使用されるのに適していない。
眉間の分離の程度は、標準の技術例えばX線回折を使用することにより評価して 、又「繰返し距離」又は「d−面間隔」とも知られている基本的な間隔を決定す ることが出来る。これらの値は、例えば1つの層の最上の縁とその隣接する層の 最上の縁との間の距離を示す。もし層の厚さが周知ならば、眉間の面間隔は、基 本的な面間隔から層の厚さを減することにより決定できる。
種々のアプローチが採用されて、熱安定性を有する増加した眉間の距離の多層物 質が提供されてきた。多くの技術は、多層物質の層の間への無機「支柱」剤の導 入に依存する0例えば米国特許第4216188号は、コロイド状金属水酸化物 溶液を含む橋かけ剤並びに十分に離れた単位層を含む非常に希薄なコロイド状溶 液から製造される金属水酸化物により橋かけ結合された粘土を開示している。米 国特許第4248739号は、金属例えばアルミニウム及びジルコニウムの陽イ オン性金属複合体と反応したスメクタイト粘土から製造された安定な且つ眉間が 柱で支えられた粘土に関する。得られた生成物は、高い眉間の分離及び熱安定性 を示す。
米国特許第4176090号は、金属例えばアルミニウム、ジルコニウム及びチ タンの重合性の陽イオン性ヒドロキシ金属複合体が層の間に存在する粘土組成物 を開示している。16Aまでの眉間の距離といわれているが、約9Aに制限され た距離のみが、か焼されたサンプルについて例示されている。これらの距離は、 本質的に変化できず、そしてヒドロキシ金属複合体の特定のサイズに関する。
ケイ素含有物質は、それらの高い熱安定性の特徴のために、非常に望ましい種類 の眉間剤と思われる。米国特許第4367163号は、ケイ素含有反応剤例えば イオン性ケイ素アセチルアセトネート、又は中性の物質例えばSiC1mにより 粘土基体を含浸することによりシリカを眉間に含ませた粘土を記述している。粘 土は、好適な極性l媒例えば塩化メチレン、アセトン、ベンズアルデヒド、トリ ー又はテトラアルキルアンモニウムイオン、又はジメチルスルホキシドによるケ イ素含浸前又は中膨張できる。しかし、この方法は、眉間の小さい面間隔即ちX 線回折により決定されて約2−3Aの生成物を得る、眉間のシリカの単層を提供 するに過ぎないように見える。
米国特許第4859648号は、眉間の重合性酸化物例えば重合性シリカを含む 高い熱安定性及び表面積の多層成化物生成物を記述している。これらの生成物は 、有機陽イオンにより多層金属酸化物例えば多層酸化チタンをイオン交換するこ とにより製造されて、層を互いに離して広げる0重合性酸化物を形成できるテト ラエチルオルトシリケートのような化合物は、次に層の間に導入される。得られ た生成物は、例えば加水分解により処理されて重合性酸化物を形成して多層酸化 物の生成物を生成する。得られた生成物は、炭化水素の転換に触媒物質として使 用できる。
ゼオライトは、天然でも合成でも、多層物質と異なり、三つの方向に整列されそ して強固に結合している結晶性の酸化物である。従って、ゼオライトの構造は、 網の頂点にT原子そして接続線の中点にO原子を有する三次元の4個の接続した 網を有する角を共有する四面体を含むものとして記述できる。成るゼオライトの 他の特徴は、Roland von Ballmoos r Co11ecti on of Simulated XRDPowder Pattern fo r zeolites J Butterworth 5cienti−fic  Lim1ted 、1984に記載されている。
合成ゼオライトは、しばしば適切な酸化物の源を含む水性の反応混合物から製造 される。有機指向剤は、又所望の構造を有するゼオライトの製造に影響する目的 で反応混合物に含まれてもよい。反応混合物の成分が適切に互いに混合された後 に、反応混合物は、適切な結晶化条件にかけられ、その条件は、反応混合物を恐 らく攪拌しつつ高温度に加熱することを含む0反応混合物の結晶化が完了した後 、結晶性生成物は、反応混合物の残り特にその液体の内容物から採取される。こ の採取は、結晶の濾過及びそれらの水洗を含む。しかし、結晶から反応混合物の 望ましくない残留物の全てを取り除くために、結晶を、恐らく酸素の存在下高温 のか焼例えば500℃にかけることが、しばしば必要である。二のか焼処理は、 結晶から水を除くばかりでなく、恐らくその中のイオン交換部位を占める結晶の 穴に吸蔵される有機指向剤の残留物の分解及び/又は酸化に働く。
成る合成の結晶性ゼオライトが、その合成中、中間の膨潤可能な層状態から三次 元に順序を有する膨潤不可能の最後の状態への変換を行い、層は、順序立ったや り方で互いに積み重ねられることを見出した。この変換は、たとえ中程度の温度 例えば110°C以上でも、未採取の結晶の乾燥中生ずる。最終のか焼前の合成 を中断し、それによりその膨潤可能な中間の状態に物質を止めることにより、物 質が膨潤不可能な状態に変換される前に、物質の層の間に膨潤剤を挟ませること が出来る。膨潤したが柱で支えられていない形の物質がか焼されるとき、物質は 、互いに層が無秩序に積み重なったために、層の面に垂直な軸に無秩序である生 成物に変換される。
本発明は柱で支えた層状(即ちピラード・レイヤード)結晶性酸化物の製造法を 提供するものであり、該方法は、(i)ゼオライト反応混合物を形成しそしてこ の混合物の結晶化を行ない; (if)段階(i)の結晶性生成物を、膨潤性の層状結晶性酸化物である中間状 態で中断し又は中間状態にかえ;(iit)段階(it)の膨潤性の層状結晶性 酸化物を膨潤剤と接触させて膨潤した層状結晶性酸化物を生成させ;(iv)膨 潤した層状結晶性酸化物を支柱剤で支柱化して膨潤した層状結晶性酸化物の層間 に葉片間(inLerspa−thic)酸化物を挿入し;次いで (v)この柱で支えた層状結晶性酸化物をか焼することからなる。
この方法で製造した柱で支えた層状結晶性酸化物は少なくとも10、たとえば5 0以上のアルファー値をもちうる。
この物質の個々の層はたとえば少なくとも8、たとえば10、の酸素原子で形成 された開孔をもつ多孔質でありうる。この層の孔は少なくとも5オングストロー ムの直径をもちうる。
以下図面を用いて本発明を更に詳しく説明する。
図1は、膨潤し柱で支えられる層状物質の合成したままの形のX線回折像である 。
図2は、図1に示されるX線回折像を有する物質の膨潤した形のX線回折像であ る。
図3は、図1に示されるX線回折像を存する物質の柱で支えられた形のX線回折 像である。
図4は、図2に示されるX線回折像を有する膨潤した物質のか焼した形のX線回 折像である。
本発明の−の態様において、柱で支えた層状酸化物物質は、ゼオライトMCM− 22の合成をか焼の前、好ましくは結晶生成物の乾燥の前に中断することによっ て製造される。MCM−22は米国特許第4,954.325号に記載されてお り、一般的なか焼した状態(本発明の膨潤及び支柱化に供していない)で表1の X線回折像を有する。
この表及び以下に示される同様な表の値は、標準の技術により決定された。放射 は、銅のに一αダブレットであり、シンチレーシ町ン計数器を備えた回折計及び 付属のコンピュータを使用した。ピークの高さ■及びシータがブラッグ角である 2シータの関数としての位置は、回折計に付属したコンピュータのアルゴリズム を使用して決定した。これらから、相対強度100 I/I。
(toは最強の線又はピークの強度である)並びにd(obs、)(記録された 線に相当するオングストローム単位(A)の格子間の面間隔)を決定した0表1 −8では、相対強度は、記号W=弱い、m=中間、S=強いそしてVS−非常に 強いにより示される0強度では、これらは、一般に以下のように表示される。
w=0−20 m丑2O−40 s=40−60 vs=60−100 表1のX線回折像を存する物質は、MCM−22として知られており、米国特許 第4954325号に記載されている。この物質は、アルカリ又はアルカリ土類 金属(M)例えばナトリウム又はカリウムの陽イオンの源、三価元素X例えばア ルミニウムの酸化物、四価元素Y例えばケイ素、有機指向剤(R)及び水を含む 反応混合物から製造され、該反応混合物は、以下の範囲内の組成(酸化物のモル 比により)を有する。
表1のX線回折像を有する物質を製造する合成法では、YOzの源は、所望の結 晶生成物を得るために、主として固体のYO,例えば少なくとも約30重量%の 固体のYO□を含まねばならない。YO□がシリカの場合、少なくとも約30重 量%の固体のシリカを含むシリカ源例えばUltrasil (約90重量%の シリカを含む沈降スプレィドライシリカ)又は旧Sil (約87重量%のシリ カ、約6重量%の遊離のH,O及び約4.5重量%の水和の結合HtOを含みそ して約0.02ミクロンの粒径を有する沈降水和5ift )の使用が、上記の 混合物からMCM−22を形成するのに好ましい。もしケイ素の酸化物の他の源 例えばQ Brand (約28.8重量%のSing、8,9重量%のNa* 0及び62.3重量%の)liOを含む珪酸ナトリウム)が使用されるならば、 結晶化は、他の結晶の構造例えばZSM−12の不純な相を生ずる。好ましくは 、それ故、YOt例えばシリカの源は、少なくとも約30重量%の固体Y08例 えばシリカを含み、そしてさらに好ましくは少なくとも約40重量%の固体YO □例えばシリカを含む。
表1のX線回折像を有する結晶性物質の結晶化は、好適な反応容器例えばポリプ ロピレンジャー又はテフロン被覆或はステンレス鋼のオートクレーブ中で静置又 は攪拌の何れかの条件で行うことができる。結晶化は、一般に24時間−60日 間80−225℃の温度で行われる。
次に、結晶は、液体から分離されそして採取される。
上記の反応混合物から本発明の結晶性物質を合成するのに使用される有機指向剤 は、好ましくはへキサメチレンイミンであるが、使用できる他のものは、1,4 −ジアゾシクロへブタン、アザシクロオクタン、アミノシクロヘキサン、アミノ シクロへブタン、アミノシクロペンタン、N、N、N−トI7メチルー1−アダ マンクンアンモニウムイオン、及びN、N、N−トリメチル−2−アダマンクン アンモニウムイオンを含む。一般に、有機指向剤は、複素環式イミン、シクロア ルキルアミン及びアダマンタン第四級アンモニウムイオンよりなる群から選ばれ ることができる。
結晶の合成は、少なくとも0.01%例えば0.1θ%又は1%の結晶性生成物 の種結晶(全重量に基づいて)の存在により促進される。
合成中、表1のX線回折像を有する結晶性物質は、中間の段階を通り、その際、 物質は、表1に示されたのとは異なるX線回折像を有する。この中間の物質が、 好適な膨張剤例えばセチルトリメチルアンモニウム化合物例えばセチルトリメチ ルアンモニウムヒドロオキシドの使用により膨潤可能であることが分った。しか し、もしこの中間の物質が、合成されたまま又は膨潤した形の何れかでも、たと え温和な条件下ですら、か焼されたならば、物質は、もはやこの膨潤剤により膨 潤できないことが分った。対照のために、種々の層状ケイ酸塩例えばmagad −iite及びkenyaiteが、温和なか焼化前及び後の両者でセチルトリ メチルアンモニウム化合物により膨張可能であることを注意する必要がある。
膨潤した中間の物質は、比較的高い格子間距離(d−面間隔)例えば6オングス トロ一ム以上例えば10オングストローム以上そして30オングストロームも超 える距離を有する。さらに、膨潤した物質は、柱で支えられた生成物に転換され る。得られた柱で支えられた生成物は、特に柱がシリカを含むとき、が焼条件、 例えば眉間の距離を顕著に低下例えば約10%以下にすることなく、窒素又は空 気中で、約2時間以上例えば4時間の間約450°Cの温度に曝されることがで きる。
表1のX線回折像を有する物質は、膨潤可能な中間の段階でしかも最終のか焼化 前で途中で止めるとき、表2に示されるX線回折像を有する。
この合成したままの膨潤可能な物質の例に関するX線回折像のトレースは、図1 に示される。この合成したままの膨潤可能な物質の特別な例は、前記の米国特許 第4954325号の例1の物質である。米国特許第4954325号の例1の この物質は、以下の表3に示されたX線回折像を有する。
成る修飾を考慮に入れて、この膨潤可能な物質は、上記の米国特許第48596 48号に一般に論じられた方法により膨潤されそして柱で支えられる。これらの 修飾は、以後に記載されそして適切な膨潤pi及び膨潤剤の選択を含む。
好適な膨潤剤例えばセチルトリメチルアンモニウム化合物により膨潤されると、 膨潤した物質は、表4に示されるX線回折像を有する。
この膨潤した物質のX線回折像は、12.41±0.25の線板下のd (A) 面間隔を有する追加の線を有するが、この追加の線のどれも、その何れかがさら に強(でも、12.41 ±0.25(7)d (A) 面間隔又は3.44  ±0.07の線のそれより大きい強度を有しない、さらに詳細には、この膨潤し た物質のX線回折像は、以下の表5に示される線を有する。
他の線でも、X線回折像のさらに良好な分解により明らかにされる0例えば、X 線回折像は、以下のd (A)面間隔(強度は括弧で示される)の追加の線を有 する。
16.7±4.0 (w−m) 、 6.11±0.24(W)。
4.05±0.08(W)及び3.80±0.08(W)。
d<9Aの領域では、膨潤した物質の像は、膨潤していない物質に関する表2で 示されたものに本質的に同じであるが、ピークの拡大の可能性がある。
この膨潤した物質の例のX線回折像のトレースは、図2に示される。上方のプロ フィルは、図2の下方の10倍の拡大である。
好適な重合性酸化物例えば重合性シリカにより柱で支えられると、表4に示され るX線回折像を有する膨潤した物質は、表6に示されるX線回折像を有する物質 に転換される。
この柱で支えられた物質のX線回折像は、12.38±0.25の線より小さい d (A)面間隔を有する追加の線を有するが、これらの追加の線のどれも、何 れががさらに強くても、12.38±0.25又は3.42±0.07のd ( A)面間隔の線のそれより大きい強度を有しない、さらに詳細には、この柱で支 えられた物質のX線回折像は、以下の表7に示される線を有する。
他の線でも、X線回折像のさらに良好な分解により明らかにされる。Nえば、X 線回折像は、以下のd (A)面間隔(強度は括弧で示される)の追加の線を有 する。
5.59±0.11 (w) 、 4.42±0.09 (w) 、 4.11 ±0.08 (w) 、 4.04±0.08(W)及び3.76±0.08( wン 。
この柱で支えられた物質の例のX線回折像のトレースは、図3に示される。上方 のプロフィルは、図3の下方のプロフィルの10倍の拡大である。
もし好適な膨潤剤により膨潤された物質が、その前の柱で支えることなく、か焼 されるならば、他の物質が生成される0例えば、もし膨潤されるがしかし柱で支 えられていない物質が、540°Cで6時間空気中でか焼されるならば、32. 2より大きいd (A)面間隔の非常に強い線は、もはや観察されない。対照と して、膨潤されたしかも柱で支えられた物質が、540°Cで6時間空気中でか 焼されるとき、32.2より大きいd (A)面間隔の非常に強い線が、たとえ 線の正確な位置がシフトしても、なお観察される。
か焼された膨潤し且つ柱で支えられていない物質は、表8に示されているような 像を有する。
表8に示されているX線回折像は、表1に示されているそれに似ているが、但し 表8のピークの殆どは、表1のそれらより温かにブロードである。
表8に相当するか焼した物質の例のX線回折像のトレースは、図4に示される。
前述したように、表1のX線回折像に相当するか焼した物質は、MCM−22と 呼ばれる。この記述のために、表6のX線回折像に相当する柱で支えた物質は、 ここではMCM−26と呼ばれる0表4のX線回折像に相当する膨潤した物質は 、ここでは膨潤したMCM−22前駆物質と呼ばれる0表2のX線回折像に相当 する合成したままの物質は、ここでは簡単にMCM−22前駆物質と呼ばれる。
膨潤したMCM−22前駆物質の層は、以下のモルの関係 X! Ox : (n)yO□ (式中、Xは、三価の元素例えばアルミニウム、ホウ素、鉄及び/又はガリウム 好ましくはアルミニウムであり、Yは、四価の元素例えばケイ素及び/又はゲル マニウム好ましくはケイ素であり、そしてnは、少なくとも5、通常10−15 0、より通常では10−60そしてさらに通常では10−40である)を含む組 成を有することができる。
MCM−22前駆物質はか焼前に中断され、そして膨潤されそれて支柱化(MC M−36)されてこの層状の酸化物がゼオライ) (MCM−22)に変換する のを防ぐことのできる層状結晶性酸化物の一例である。このような層状結晶性物 質の他の例はMCM−39である。
MCM−22前駆物質はNu−6(1)として知られる物質からつくることがで きる。この合成;組成及びX線回折像の詳細な米国特許第4,397.825号 に記載されている。Nu−6(1)は酸処理によってMCM−39に変換しうる 。MCM−39は表9に示すX線回折像をもつ。
ある変性(修飾)を考慮に入れて、この膨潤性物質は前記の米国特許第4,85 9,648号に記載された方法によって膨潤化及び支柱化しうる9本発明の変性 は以下に論するが、適正な膨潤pHと膨潤剤の選択を含んでいる。
セチルトリメチルアンモニウム化合物等の適切な膨潤剤で膨潤すると、膨潤した MCM−30は表10に示すX線回折像をもつ。
重合体シリカ等の適切な重合体酸化物で支柱化すると、表10に示すX線回折像 をもつ膨潤したMCM−39は表11に示すX線回折像をもつ物質に変換されう る。
本発明の膨潤生成物は比較的高い格子面間隔(d−間隔)、たとえば約6オング ストロームより大、たとえば約6オングストロームより大、さらには30オング ストロームより大といった高い面間隔をもちうる。これらの膨潤した物質は支柱 化した物質に変換されうる。これらの柱で支えた物質、特にシリカ支柱化物質は 厳しい条件にさらされうる。たとえば約450°Cで2時間以上、たとえば4時 間、窒素又は空気中で、格子面間隔の大きな減少なしにたとえば約10%未満で 、か焼しうる。
もし膨潤したMCM−39を予め支柱化せずにか焼するとNu−6(2)と称す る別の物質が生成する。Nu−6(2)は前記の米国特許第4,397.825 号に記載されている。
Nu−6(1)は酸化物YO□、たとえばシリカ、の少なくとも1の源、酸化物 X!O3、たとえばアルミナ、の少なくともlの源、及び4.4′−ビピリジル 化合物を含有する水性反応混合物から製造されうる。この反応混合物は次のモル 組成を有しうる。
Yon /XzOs 10〜5000 、好ましくハ20〜3000MOR/Y Ot O〜0.1.好ましくは0.01〜0.3Z −/XzOz l O〜5 000 、好ましくは10〜100Q/X5(h o、 1〜5000 、好ま しくは1〜500HgO/YO110〜500.好ましくはO−1000BoH /X1Oi O〜500,000 、好ましくは0〜1000ここでYはケイ素 及び/又はゲルマニウム、Xはアルミニウム、ガリウム、鉄、クロム、バナジウ ム、モリブデン、アンチモン、ヒ素、マンガン又は硼素の1又は2以上であり、 Mはアルカリ金属又はアンモニウムであり、Qは前記の4.4′−ビピリジル化 合物であり、Z−はMの塩として存在する強酸基であり遊離のOH−濃度を所望 の値に低下させるために遊離の酸として添加しうる。
M及び/又はQは、Mo1t /YO□の要求を満す限りにおいて水酸化物又は 塩又は無機又は有機の酸として存在しうる。BOHは脂肪族又は芳香族アルコー ルであり、好ましくはアルカノールである。本質的ではないが、アルコールは粘 性な反応混合物の結晶化を促進する。
ビピリジルは部分的又は完全にアルキレート化、たとえばメチレート化されうる 。好ましいビピリジル化合物は4.4′−ビピリジル自身である。
好ましいアルコール(BOH)はメタノールである。
好ましいアルキル金属(M)はナトリウムとカリウムである。
好ましい酸化物Y08はシリカ(Sift)であり、好ましい酸化物x!03は アルミナ(AlI3.)である。
シリカ源はゼオライトの合成に一般的に用いられることが知られた遠足のもので よく、たとえば粉末化した固体シリカ、ケイ酸、コロイド状シリカ又は溶解シリ カ等がなる。粉末化シリカのなかでは沈降シリカ、特にアルカリ金属ケイ酸塩溶 液から沈澱させてつくったもの、たとえばアクゾ社製の”KS300”として知 られるタイプやその類似物、アエロゾルシリカ、ヒユームシリカ、シリカゲル等 ゴムやシリコーンラバー用の強化剤として用いる級のもの等が好ましい0種々の 粒径、たとえばl〇−15又は40−50ミクロン、のコロイド状シリカを用い うる。これらにはたとえば登録商標rLUDOX、。
rNALcOAG、、rsYTONJがある。有用な溶解シリカには、アルカリ 金属酸化物の1モル当り0.5〜6.0、特に2.0〜4.0モルのSiO□を 含有する市販の水ガラスケイ酸塩、英国特許第1.193.254号記載の「活 性」アルカリ金属ケイ酸塩及び水酸化アルカリ金属又は水酸化4級アンモニウム 又はそれらの混合物中にシリカを溶解してつ(ったケイ酸塩がある。
アルミナ源として最も好ましいのはアルミン酸ナトリウムだがアルミニウムやア ルミニウム塩を含むもの、たとえば塩化物、硫酸塩又は硫酸塩、アルミニウムア ルコキシド又はアルミナ自身も用いうる。これらはコロイド状アルミナ、プソイ ドベーマイト、ベーマイト、ガンマアルミナ又はアルファもしくはベータトリハ イドレート等の水和水もしくは水和しうる形でなることが好ましい。
反応混合物は通常、自生圧下で、所望により窒素等のガスを加え、85°から2 50℃の間の温度でNu−6(1)の結晶が形成するまで(時間は反応剤の組成 と操作強度により1時間ないしかなりの月数に及びうる)反応させる。攪拌は任 意だが、反応時間を短くする上で好ましい。
反応の終期に、固体相をフィルター上に集め洗浄し、次段階用に用意する。
Nu−6(1)はXl(h : YOiが少なくとも10のモル比組成を有しう る。Nu−6(1)のこの部分が負の電荷となる範囲にてNu−6(1)はまた この負電荷とバランスする陽イオンを有する。より具体的には、Nu−6(1) は0.5 1.5 RzO: Xz(h、但しRは一価のカチオン又は原子価m のカチオンの1/mである、のモル比を持ちうる。Nu−6(1)はまたRがH の場合水に加え水和水をもちうる。前記米国特許第4,397,825号に示さ れるように、この追加の水(n、o)はモル比でXz(h 二〇−200Ont oの量でありうる。
新しく製造したNu−6(1)はまた前記の0.5−1、5 RzO: XtC hの比でのべた1、5モル過剰で窒素含有化合物を含有しうる。これらの窒素含 有化合物(Q)は熱分解、酸化分解又は適度に小さい分までの置換によって除去 しうる。物理的に捕捉された窒素含有化合物は前記したR陽イオンの一部を構成 するものではない、従って合成された状態のNu−6(1)は次のモル組成をも つ:0−1.8 M、0:0.1−400Q:X、0.: 10−5000Y、 O: 0−200011□0 ここでMはアルカリ金属及び/又はアンモニウムであるが水素も含有しうる、ま たM、O+Qは1.0以上である。
Nu−6(1)の構造はYO,のモル当り0.1〜0.15モルのQを保持しう る、この場合のQは4.4−ビピリジル化合物である。
新しく製造したゼオライトのHtO含量は合成後の乾燥条件に依存する。事実2 00°C以上の強度で乾燥した場合はゼオライトNu−6(2)に変換する。
Nu−6(1)はX線回折像で認知しうる。前記米国特許第4.397.825 号によると合成したNu−6(1)は次表に示すX線回折像をもつ: Nu−6(1)は酸処理によってMCM−39に変換できる。Nu−6(1)の 処理に用いる酸としては塩酸、硫酸、硝酸又はトリフルオロ酢酸等の鉱酸その他 の強酸でありうる。これらの酸は0.1M−10M、たとえば0.5M−2,0 Mのモル濃度で溶液、好ましくは水溶液として用いうる。酸との接触時間は1− 48時間、酸処理特表千6−504979 (9) 強度は室温から100°C1たとえば90°C1でありうる。
Nu−6(1)をより完全にMCM−39に変換するために同−又は異なる条件 下1回以上酸処理を繰返すことが好ましい。
MCM−39の層はそれのもとであるNu−6(L)と同じモル比のXJz:Y (h比を持ちうる。より具体的には、たとえばMCM−39の層はXtOs :  (n)YOi−ここでXはアルミニウム、硼素、鉄及び/又はガリウム等の三 価の元素であり、アルミニウムが特に好ましく、Yはケイ素及び/又はゲルマニ ウム等の四価の元素であり、ケイ素が特に好ましく、nは少なくとも10、通常 的20−約1000、より好ましくは約20−約70である、のモル関係をもつ 組成物でありうる。
MCM−36及びMCM−39の層が負の電荷をもつ範囲で、これら負の電荷は 陽イオンでバランスされる。
たとえば酸化物のモルで表わして、MCM−36とMCM−39の層は0.5− 1.5RtO:X=01の比をもつ、但しRは一価の陽イオン又は原子価mの陽 イオンの17mである。
本発明の膨潤した物質を形成するのに使用される膨潤可能な物質は、最初膨潤剤 により処理される。この膨潤剤は、これらの層の葉片間の領域中に挿入されるよ うになることにより層を分離させる物質である。膨潤剤は、好ましくは酸化性雰 囲気下でか焼によって分解及び/又は酸化されて除去されうる。
好適な膨潤剤は、葉片間の陽イオンの交換を行うために、有機陽イオンの源例え ば第四級有機アンモニウム又は有機ホスホニウム陽イオンを含む。有機アンモニ ウム陽イオン例えばn−オクチルアンモニウムは、−IIに、例えばセチルトリ メチルアンモニウムより有効性の低い膨潤剤であることが分った。MCM−22 前駆物質には11−14のpFl範囲が、またMC,M−39には10−14の 範囲が、またMCM−22前駆物質及びMCM−39の両者にとって好ましくは 12.5−13.5の範囲が通常膨潤剤で処理期間中用いられる。
膨潤性の物質は好ましくは膨潤前には乾燥しない。この膨潤性物質は30重量% 未満、たとえば25重量%以下の固体含量をもつ湿潤ケーキの形でありうる。
前記の膨潤処理は、導入された有機陽イオンのサイズに依存して、眉間の分離が 増大した層状酸化物の形成をもたらす。一つのn様では、一連の有機陽イオン交 換が実施できる。例えば、有機陽イオンは、大きなサイズの有機陽イオンにより 交換でき、従って段階によるやり方で眉間の分離を増大させる。膨潤剤による層 状酸化物の接触が、水性の媒体で行われるとき、水は、膨潤した物質の層の間に 捕捉される。
有機の膨潤した物質は、例えば加水分解及び/又はか焼による転換のできる化合 物により処理されて、酸化物の柱好ましくは重合性酸化物になる。処理が加水分 解を含むとき、この処理は、有機の膨潤した物質に既に存在する水を使用して実 施できる。この場合、加水分解の程度は、有機の膨潤した物質が、重合性酸化物 前駆物質の添加前に乾燥される程度を変化することにより、修飾される。
眉間に沈着された有機陽イオンが、葉片間の重合性酸化物の実質的な混乱又は除 去なしに、柱で支えられた物質から除去されることができることが、好ましい。
例えば、有機陽イオン例えばセチルトリメチルアンモニウムは、窒素又は空気中 で高温に曝すこと例えばか焼により、又は好ましくは葉片間の重合性酸化物前駆 物質が、柱で支えられた層状生成物を形成するために、重合性酸化物の柱に転換 された後の化学的酸化により、除去できる。
これらの柱で支えられた層状生成物は、特にか焼されたとき、大きな表面積例え ば500m”7g以上、並びに熱及び熱水の安定性を示し、それらを炭化水素転 換法例えばアルキル化用の触媒又は触媒支持体として非常に有用にする。
隣接する眉間への有機陽イオンの挿入は、重合性酸化物前駆物質の眉間の添加を 受容するように多層物質をするようなやり方で、層を物理的に分離するのに働く 。特に、セチルトリメチルアンモニウム陽イオンは、有用であることが分った。
これらの陽イオンは、層状酸化物の眉間の空間内に容易に組み入れられ、重合性 酸化物前駆物質の組み入れを行わせるやり方で、層を支柱で開けるように働く、 眉間の面間隔の程度は、使用する有機アンモニウムイオンのサイズによりコント ロールできる。
柱で支えられた又は膨潤された酸化物物質の層の間に形成される、葉片間の酸化 物の柱は、好ましくはジルコニウム又はチタンの重合性酸化物又はさらに好まし くは炭素以外の周期律表(Fischer 5ientific Compan y Cat。
No、 5−702−10 、1978 )のIVB族から選ばれる元素即ちケ イ素、ゲルマニウム、錫及び鉛の重合性酸化物を含むことができる。他の好適な 酸化物は、VA族のもの例えばV、Nb及びTa、IIA族のもの例えばMg又 はIIB族のもの例えばBを含む、最も好ましくは、柱は、重合性シリカを含む 、さらに、酸化物の柱は、柱に触媒的に活性な酸の部位を提供する元素好ましく はアルミニウムを含む。
酸化物の柱は、所望の元素例えばIVB族のもののイオン性又は電気的に中性の 化合物として有機の「支えられた(propped) J物質の層の間に導入で きる前駆物質から形成される。前駆物質は、外界条件下液体である有機金属化合 物である。特に、柱の所望の元素の加水分解可能な化合物例えばアルコキシドは 、前駆物質として利用できる。好適な重合性シリカ前駆物質は、テトラアルキル シリケート例えばテトラプロピルオルトシリケート、テトラメチルオルトシリケ ートそして最も好ましくはテトラエチルオルトシリケートを含む。好適な重合性 シリカ前駆物質も又第四級アンモニウムシリケート例えばテトラアンモニウムシ リケート(即ちTMAシリケート)を含む。柱が又重合性アルミナを含むとき、 加水分解可能なアルミニウム化合物は、ケイ素化合物による支えられた多層酸化 物の接触前、後又はそれと同時に、有機の「支えられた」物質と接触できる。好 ましくは、使用される加水分解可能なアルミニろム化合物は、アルミニウムアル コキシド例えばアルミニウムイソプロポキシドである。もし柱がチタニアを含む ならば、加水分解可能なチタン化合物例えばチタンアルコキシド例えばチタンイ ソプロポキシドが使用できる。
有機支柱剤を除くためのか焼抜、最後の柱で支えられた生成物は、残存する交換 可能な陽イオンを含むことができる0層状物質中のこの残存する陽イオンは、他 の陽イオン性物質により周知の方法によってイオン交換できて、柱で支えられた 生成物の触媒活性をもたらすか又は変更する。好適な置換陽イオンは、セシウム 、セリウム、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、マンガン、白金、ランタン、アル ミニウム、アンモニウム、ヒドロニウム及びこれらの混合物を含む。
金属酸化物の柱による層状物質の層の間に差し込むための特別のやり方は、米国 特許第4831005.4831006及び4929587号に記載されている 。米国特許第4831005号は、柱前駆物質による複数の処理を記載している 。米国特許第4929587号は、柱前駆物質との接触中層外の重合性酸化物の 形成を最小にするために、不活性雰囲気例えば窒素の使用を記載している。米国 特許第4831006号は、柱前駆物質の形成中高温の使用を記載している。
得られた柱で支えられた生成物は、実質的な収着容量(Cm炭化水素について約 17−40重量%)とともに450°C又はそれ以上の温度で熱安定性を示す、 柱で支えられた生成物は、少なくとも32.2Aの基本的面間隔及び500m” /gより大きい表面積を有する。
MCM−36、特にシリカの柱で支えられた物質の吸着容量は室温で以下の範囲 に及ぶ。
シクロヘキサン及びn−ヘキサンの吸着は、20トルで測定され、そして水の吸 着は、12トルで測定される。
柱で支えられたMCM−39、特にシリカの柱で支えられた物質の吸着容量は、 室温で以下の範囲に及ぶ。
ここに記載された柱で支えられた層状物質は、任意に、水素化成分例えばタング ステン、バナジウム、モリブデン、レニウム、ニッケル、コバルト、クロム、マ ンガン、又は貴金属例えば白金又はパラジウム(水素化−脱水素化の機能が行わ れるとき)との緊密な組合せで使用できる。この成分は、組成物中に交換され、 その中に含浸され、又はそれと緊密に物理的に混合される。この成分は、例えば 白金の場合、層状物質を白金金属含有イオンを含む溶液により処理することによ り、層状物質中又は上に含浸される。従って、この目的のための好適な白金化合 物は、クロロ白金酸、塩化第−白金及び白金アミン複合体を含む種々の化合物を 含む。
柱で支えられた層状物質はたとえば有機アンモニウムイオンの分解のために、熱 処理に供しうる。この熱処理は一般にこれらの形のいづれかを少なくとも約37 0°Cで少なくとも約1分間、通常20時間以内にて加熱することによって行な われる。熱処理には減圧も用いうるが、便利である点で大気圧が好ましい。
本発明の柱で支えられた層状物質、特にMCM−36、より特にはシリカの柱で 支えられたMCM−36、は種々の有機物、たとえば炭化水素類、の変換用触媒 成分として有用である。
この転換法は、300−700°Cの温度、i 0−3000kPa(0,1− 30気圧)の圧力及び0.1−20の重量毎時空間速度を含む反応条件による炭 化水素のクラッキング、300−700℃の温度、10−1000 kPa ( 0,1−10気圧)の圧力及び0.1−20の重量毎時空間速度を含む反応条件 による炭化水素の脱水素、100−700℃の温度、10−6000 kPa  (0,1−60気圧)の圧力、0.5−400の重量毎時空間速度及び0−20 の水素/炭化水素モル比を含む反応条件による芳香族へのパラフィンの転換、1 00−700℃の温度、10 6000 kPa(0,1−60気圧)の圧力、 0.5−400の重量毎時空間速度及び0−20の水素/炭化水素モル比を含む 反応条件による芳香族例えばベンゼン、トルエン及びキシレンへのオレフィンの 転換、300−550°Cより好ましくは370−500℃の温度、70 14 000 kPa(0,012000psi)より好ましくは700−3500  kPa (0,1−500psi)の圧力及び0.5−100の重量毎時空間速 度を含む反応条件による芳香族を含む炭化水素へのアルコール例えばメタノール 又はエーテル例えばジメチルエーテル又はこの混合物の転換、230−510″ Cの温度、300−3500 kPa (3−35気圧)の圧力、0.1−20 0の重量毎時空間速度及びo−1ooの水素/炭化水素のモル比を含む反応条件 によるキシレン原料成分の異性化、200−760°Cの温度、100−600 0 kPa (160気圧)の圧力及び0.08−20の重量毎時空間速度を含 む反応条件によるトルエンの不均化、−25−400°C例えば75−200° Cの温度、大気圧以下−35000kPa(5000psig )例えば100 −7000 kPa (1−1000psig)の圧力、オレフィジに基づ<0 .01−100例えば0.1−20の重量毎時空間速度及びi : 2−100  : i例えば3:1−30:1の全イソアルカン対全オレフィンのモル比を含 む反応条件によるオレフィン例えば2−ブテンによるイソアルカン例えばイソブ タンのアルキル化、340−500°Cの温度、100−2000 kPa ( 1−200気圧)の圧力、2−2000の重量毎時空間速度及び1/1−20/ 1の芳香族炭化水素/アルキル化剤のモル比を含む反応条件によるアルキル化剤 例えばオレフィン、ホルムアルデヒド、ハロゲン化アルキル及びアルコールの存 在下の芳香族炭化水素例えばベンゼン及びアルキルベンゼンのアルキル化、並び に340−500°Cの温度、100−2000 kPa (1−200気圧) の圧力、10−1000の重量毎時空間速度及びl/1−16/1の芳香族炭化 水素/ポリアルキル芳香族炭化水素のモル比を含む反応条件によるポリアルキル 芳香族炭化水素の存在下の芳香族炭化水素のトランスアルキル化を含む。
本発明の柱で支えた層状酸化物に、ここで記載された触媒法で使用される温度及 び他の条件に抵抗する他の物質を配合することは、望ましいことである。これら の物質は、活性及び不活性の物質並びに合成又は天然のゼオライト、並びに無機 の物質例えば粘土、シリカ及び/又は金属酸化物例えばアルミナを含む。後者は 、天然のままか、又はシリカ及び金属酸化物の混合物を含むゼラチン状の沈降物 或はゲルの形の何れかである0層状酸化物と関連する物質即ちそれと組み合せた 又はその合成中存在するもの(それ自体触媒的に活性である)の使用は、転換及 び/又は触媒の選択性を変化する。不活性物質は、好適には、転換の量をコント ロールするために希釈剤として働き、生成物は、反応の速度をコントロールする ための他の手段を使用することなく、経済的にしかも順序良く得ることができる 。これらの物質は、天然の粘土例えばベントナイト及びカオリン中に配合されて 、工業的に操作する条件下で触媒の粉砕強さを改善する。該物質即ち粘土、酸化 物などは、触媒の結合剤として機能する。
工業的な使用では、触媒が粉末状の物質に破壊されるのを防ぐことが望ましいの で、良好な粉砕強さを有する触媒を提供することが望ましい、これらの粘土結合 剤は、触媒の粉砕強さを改善する目的でのみ通常使用されてきた。
本発明の層状酸化物に含まれる天然の粘土は、モンモリロナイト及びカオリンの 群を含み、これら群は、サブベントナイト、並びに主な鉱物成分がハロイサイト 、カオリナイト、ディックカイト、ナタライト又はアノキサイドであるディキシ −、マクナミー、ジョーシア及びフロリダ粘土として通常知られているカオリン を含む。これら粘土は、元来埋蔵された原料の状態で、又は先ずか焼、酸処理或 は化学的修飾に曝されて使用できる。層状物質に含まれるのに有用な結合剤は、 又無機の酸化初生としてアルミナを含む。
前記の物質に加えて、層状酸化物は、多孔性のマトリックス物質例えばシリカ− アルミナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ −ベリリア、シリカ−チタニア並びに三元組成物例えばシリカ−アルミナ−トリ ア、シリカ−アルミナ−ジルコニア、シリカ−アルミナ−マグネシア及びシリカ −マグネシア−ジルコニアを含むことができる。
細かく粉砕した柱に支えられた層状酸化物及び無機酸化物マトリックスの相対的 割合は、広く変化し、層状酸化物の含量は、通常1−90重重量又はそれ以上で あり、特に複合物がビーズの形で製造されるとき、複合物の2−80重量%に及 ぶ。
アルファ価(Alpha Value)は、以下に種々の物質について報告され る。アルファ価は、標準の触媒に比較して触媒の触媒的クランキング活性の大体 の表示でありそしてそれは相対的速度の定数(単位時間当り触媒の容積当りの正 へキサンの転換の速度)を与えることを注意すべきである。それは、アルファ工 とする非常に活性なシリカ−アルミナクランキング触媒の活性に基づく(速度定 数=0.016秒−1)。アルファテストは、米国特許第3354078号、J ournal of Catalysis 、 vol、 4 、 p、527 (1965) 、vol、 6 、 p、278 (1966)及びvol、  61 + p。
395 (1980)に記載されており、それぞれは、その記述に関し参考文献 として引用される。テストの実験条件は、好ましくはJournal of C atalysis 、 vol、 61 + p、 395に詳細に記載されて いるように、538°Cの一定温度及び可変の流速を含む。
MCM−36は、特にその層がアルミノシリケートから形成されているとき、非 常に触媒的に活性な物質である。対照のために、他の層状物質例えば柱の形の粘 土、マガダイト、ケニャイト及びチタネートは、非常に触媒的に活性な形の柱で 支えられた層状酸化物MCM−36より迩かに触媒的に活性がない。MCM−3 6の触媒的活性の一つの目安は、MCM−36のアルファ価である。
種々の触媒的に活性な形のMCM−36は、10以上例えば50以上のアルファ 価を有する。特に触媒的に活性な形のMCM−36は、アルミノシリケート層を 有するものを含み、これらの層は、300以下のシリカ対アルミナのモル比を有 する。
他の柱で支えられた層状酸化物に比べて、MCM−36の他の優れた特徴は、M CM−36の層の多孔度である。
前記の米国特許第4859648号に記載された他の柱で支えられた酸化物物質 例えば柱で支えられた粘土及び柱で支えられた物質例えば柱で支えられたシリケ ート及びチタネートは、開いた葉片間の領域の結果としてかなりの多孔度を有す るが、これらの物質の個々の層は、比較的厚(,8個以上の酸素原子により形成 される孔の窓を欠いている。一方、MCM−36の層は、少なくとも8個の酸素 原子の環により形成される孔の窓を有する連続したチャンネルを有するように見 える。さらに詳細に、MC)1−36の層のこれらの孔の窓は、10個の酸素原 子の環により形成されるように見える。アルゴン物理収着測定により示されるよ うに、MCM−36の層のチャンネルは、約5オングストロームより大きい有効 孔直径を有する。
次の実施例からの種々のクリスタリットを転移電子顕微鏡(TEM)でテストし た。
実施例1 この実施例は、膨張した且つ柱で支えられる物質の合成を記述する。水、水酸化 ナトリウム、アルミン酸ナトリウム、シリカ(Ultrasil)及びヘキサメ チレンイミン(HMI)を、以下のモル比で組み合せた。
2.5 NazO: Al!03 : 30 Sing : 10 HMI :  580 HtO反応混合物は、オートクレーブ中で96時間143°Cに加熱 された。この物質のX線回折像は、図1に図示される。
実施例2 それぞれ相対的重量比105:33:27のセチルトリメチルアンモニウム(N 、N、N−トリメチル−1−ヘキサデカンアンモニウム)ヒドロキシドの29% 溶液、40%テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド及び実施例1の湿潤ケー キ(20%固体)の混合物は、42時間攪拌しつつ105°Cでオートクレーブ 中で加熱された。固体生成物は、デカンテーション及び濾過により単離され、そ して湿潤ケーキは、水による混合及び濾過により2回洗浄された。膨張した物質 は、以下の表12に示される実施例3 実施例2の生成物(24%固体)は、重量比l:15の水性テトラメチルアンモ ニウムヒドロキシド(モル比T M A : Sing = 0.5 )中のシ リカの10%溶液と組み合わされた。混合物をスチームボックス中で20時間加 熱し、漉遇しそして風乾した。固体を1M硝酸アンモニウム(固体1mL当り1 0mL)と3回接触させ、そして最後の生成物は、540℃でのか焼により得ら れた。柱で支えられ且つか焼した物質は、以下の表13に示されるX線回折像を 有した。
実施例4 この場合、膨潤剤は、ハライドに対するヒドロキシド交換樹脂にセチルトリメチ ルアンモニウム(N、N、N−)ジメチル−1−ヘキサデカンアンモニウム)ク ロリドの29%溶液を接触させることにより、製造した(溶液3L当り1.4ミ リ当量/ m L交換容量を有する湿潤樹脂IL)、それは、29%CTMA− OHト呼バレル。
30gの実施例1の湿潤ケーキ(30%固体)及び150gの29%CTMA− OFI溶液の混合物を、65時間スチームボックス中で反応させた。生成物を濾 過により単離し、50mLの水により2回洗浄しそして一晩風乾して、10.6 gの膨潤した生成物を得た。この膨潤した物質のX線回折像は、図2に図示され る。この膨張した物質のX線回折像は、又以下の表14に示される。
実施例5 この実施例は、実施例4の膨潤した物質を柱で支えることを記述する。膨潤した 物質(8,6g )を、50gのテトラエチルオルトシリケート(TEOS)に よりスラリー化し、そして窒素の流れの下で24時間80°Cで加熱した。:a 過及び−晩の乾燥後、生成物(7,15g )を5時間水中で加水分解して、4 50℃のか焼により68%の固体を含む柱で支えた物質(6,6g )を得た。
この柱で支えられた物質のX線回折像は、図3に図示される。結晶体のTEM分 析は、層がこの支柱操作後も分れたままでいるこ止を明らかにした。この柱で支 えられ且つか焼された物質のX線回折像は、又以下の表15に示される。
実施例に の実施例は、異なる膨潤媒体を使用して実施例1の物質を膨潤させる他の態様を 記載している。膨潤剤は、50%のセチルトリメチルアンモニウム(N、N、N −トリメチル−1−ヘキサデカンアンモニウム)クロリド、35%の2−プロパ ツール及び15%の水よりなる前者の溶液を、ハライドに対するヒドロキシド交 換樹脂に接触させることにより、製造した(溶液IL当り1.4ミリ当量/ m  L交換容量を有する湿潤樹脂1/2Lを使用する2回の交換、200mLのエ タノールも又加えた)、それは、50%CTMA−OHと呼ばれる。
実施例1の物質の約20%を含むスラリー300mLを、300mLの50%C TMA−OH溶液と混合した。混合物を、攪拌しつつ150 ”Cで24時間I Lオートクレーブ中で加熱した。生成物を濾過により単離し、400mLの水に より2回洗い、−晩風乾して、約140gの膨潤した生成物を得た。この膨潤し た物質のX線回折像は、下記の表16に示される。
実施例7 この実施例は、96時間よりむしろ48時間(以下を参照)結晶化した実施例1 の合成混合物から製造された物質の膨潤を記載する。
504gの水、11.4gの50%水酸化ナトリウム、11.4gのアルミン酸 ナトリウム(43,5%AbOs 。
30%NazO) 、 64.9 gのシリカ(旧trasil)及び34.2 gのへキサメチレンイミンの組合せを、攪拌しつつ48時間143℃でオートク レーブ中で反応させた。
生成物を漉遇し、水により完全に洗浄した。
500gの上記の湿潤ケーキ物質(24%固体)を3Lの29%CTMA−OH 溶液と混合し、室温で48時間攪拌した。膨潤した生成物を濾過により単離し、 500mLの水により2回洗い、そして−晩風乾した。この膨潤した物質のX線 回折像は、表17に示される。
実施例8 この実施例は、実施例7の膨潤した物質を柱で支えることを記述している。23 5gの生成物を砕き、そして1.4LのTEOSと組合せ、実施例5に似たやり 方により処理した。生成物は、540 ’Cのか焼に基づいて65%の固体を含 んだ、か焼した生成物のサンプルは、6.3オングストローム及び約28オング ストロームの直径を有する二つの孔のシステムを明らかにするアルゴン物理収着 により調べられた。
孔の直径を調べるために、実施例8の生成物の0.2gのサンプルは、ガラス製 サンプル管に入れ、米国特許第4762010号に記載されたような物理収着装 置に取り付けた。
サンプルを真空中で3時間300°Cに加熱して吸着された水を除いた0次に、 サンプルを、液体アルゴン中へのサンプル管の浸漬により87°Kに冷却した。
計量された量の気体状のアルゴンを、次に米国特許第4762010号の20欄 に記載されたような段階毎のやり方でサンプルに加えた。サンプルに加えられた アルゴンの量、並びにサンプルの上の気体空間に残されたアルゴンの量から、吸 着されたアルゴンの量が計算できる。この計算について、理想気体の法則及び補 正されたサンプルの容積が使用された。(又、S、J、Gregg ら、「Ad sorption 、 5ur−face Area and Porosit y」第2版、Academic Press +1982を参照)。各偶におい て、吸着された量対サンプル上の相対圧のグラフは、平衡で、吸着等温線を構成 する。等温線が測定される温度で、吸着物の蒸気圧P0及び平衡圧の比を形成す ることにより得られる相対圧を使用することが普通である。十分に少ない量のア ルゴンが、各段階で加えられて、O−0,6の相対圧の範囲の168箇所のデー タポイントを生ずる。少なくとも約100箇所のポイントが、十分に詳細に等温 線に規定するのに必要である。
等温線のステップ(変曲)は、孔システムの充填を示す、ステップのサイズは吸 着された量を示すが、一方P/ p oによるステップの位置は、吸着が生ずる 孔のサイズを示す、大きな孔は、高いP / P Oで充填される0等温線でス テップの位置をより良く位置させるために、log(P/Pa )に関する導関 数を形成する。吸着ピーク(log(P / P o )により示される)は、 以下の式による物理的孔直径(A)に関する。
log(P / P o ) = 0[/d−0,38) ((S’/3(L− D/2)’−(S”/9(L−D/2)”) −(S’/3(D/2)’)+( SI0/9(D/2)’) ] 式中、d一孔の直径(ナノメーター)、K−32,17、S=0.2446、L =d+0.19及びD=0.57゜この式は、l1orvath及びにawaz oeの方法(G、1orvathら、J、Che+m、Eng、 Japan  、 16(6) 、 470(1983))から誘導される。この式の計算に必 要な定数は、AIPO,−5の測定された等温線及びその周知の孔のサイズから 決定された。
この方法は、直径約60オングストロームまでの孔を有する微孔性の物質に特に 有用である。
実施例8のこの柱で支えられ且つか焼された物質のX線回折像は、表18に示さ れる。
実施例9 この実施例は、実施例3に先に規定されたテトラメチルアンモニウムシリケート TMA−Stの水溶液及びアルミナ結合触媒の処方により柱で支えられることを 含む製造を記述する。
膨潤した生成物は、スチームボックス中で48時間330gの実施例1の湿潤ケ ーキ(42%固体)及び2700mLの29%CTMA−OHを反応させること により得られた。固体を濾過により単離し、0.5Lの水との接触により洗いそ して風乾した。この膨潤した物質のX線回折像は、表19に示される。
25gの上記の膨潤した物質を、150gのTMA−3i溶液とスラリー化し、 20時間スチームボックス中で加熱した。固体の生成物を漉遇しそして風乾した (収量31g)。少量のサンプルをか焼して、柱で支えることが成功したことを 立証した。生成物の残りをアルミナアルファー水和物(Kaiserアルミナ) (固体比65:35)と混合し、1M硝酸アンモニウムと3回接触させることに よりイオン交換した。乾燥後、固体をペレット化し、そしてハイブリッド法即ち 450 ’Cで窒素中で3時間、次に6時間540°Cで空気の遅い流れ且つ十 分な空気か焼により、か焼した。
実施例1O この実施例は、実施例1のそれに関する物質の製造、膨張及び支柱を記載するが 、アルミナの含量は多い(St/A1:比的18)。
258gの水、6gの50%水酸化ナトリウム、13.4gのアルミン酸ナトリ ウム(25%AbOs 、19%Na1l)。
51.4gのシリカ(Ultrasil)及び27.1gのへキサメチレンイミ ンの組合せを、攪拌しつつ34時間143℃でオートクレーブ中で反応させた。
固体生成物を濾過により単離しそして水洗した。
70gの上記の膨潤ケーキ(約20%固体)を、攪拌しつつ室温で43時間29 %CTMA−OH300m Lと接触させることにより膨潤させた。生成物を濾 過により単離し、水洗し、風乾した。それを、次にTMA−3i(113g)と 混合しそして20時間スチームボックス中で加熱することにより柱で支えた(1 9g)、アルミナとの結合、交換及びか焼を含む処理を実施例9におけるように 行った。この柱で支えられ且つか焼された物質のX線回折像を、表20に示す。
実施例11 この実施例は、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド/ヒドロキシドによる 実施例1の物質の膨潤を記述している。
膨潤剤は、ドデシルトリメチルアンモニウム(N、N、N−トリメチル−1−ド デカンアルミニウム)クロリドの33%溶液をハライドに対するヒドロキシド樹 脂(溶液2L当り1.4ミリ当量/ m L交換容量を有する湿潤樹脂IL)に 接触させることにより製造した。
実施例1の湿潤ケーキ(50g、約20%固体)を500mLのDOTMA−O Hと混合し、48時間スチームボックス中で加熱した。固体を濾過により単離し 、そして水洗した。風乾した生成物は、図2のそれに似たX線回折像を示すが、 非常に強い低アングルの線を有した。この膨潤した物質のX線回折像は、表21 に示される。
膨潤した生成物の一部を、それぞれ重量比1:10で上記(実施例3)のTMA −シリケート溶液と混合した。
スチームボックス中の20時間の反応後、固体を濾過により採取し、風乾しそし て1M硝酸アンモニウムと3回接触した。540℃のか焼により得られる最後の 生成物は、表4に記載したのと本質的に同じ像を有した。さらに詳細には、この 柱で支えられ且つか焼された物質のX線回折像は、表22に示される。
実施例12 実施例3及び9からの生成物のアルファ価は、それぞれ75及び116であると 測定された。
以下の表23は、前記の2.4,6,7.9及び11の膨潤した物質のX線回折 (XRD)像で観察される共通のピークを示す。
注1:ピークは、実施例7のXRD像では分解されない。
注2:ビークは、実施例7及び11のXRD像では分解されない。
注3:ビークは、実施例2及び9のXRD像では見ることができない。
以下の表24は、前記の実施例3,5,8.10及び11の柱で支えられ且つか 焼した物質のX線回折像で観察された共通のピークを示す。
注l:ビークは、実施例8及び1oOXRD像で分解されない。
実施例13 米国特許第4.397,825号に記載された、湿潤Nu−6(1)物質120 g(固形公約24g)を2M IIcI 1.251と90°Cで2.5時間接 触させた。この固体をCヒがなくされるまで水洗し、−夜乾燥して表25に示す X線粉末回折像をもつ固体(MCM−39)を25g得た。
この固体試料の9gを450°Cで20時間か焼した。
このBET表面積は49m”7g、吸着容量は水2.9重量%、シクロヘキサン 2.6重量%、n−ヘキサン3.3重量%だった。
実施例14 この例は膨潤した1柱で支えられたMCM−39の製造を示す、実施例13から の固体24gを29%CTMA−OH150+j!と混合した。スラリーを一夜 室温でしずかに攪拌し、濾過し、水洗し、6時間空気乾燥した。この膨潤した固 体をテトラエチルオルソシリケート216gと80−115℃で24時間接触さ せた。濾過し、水(固体75g、水100sfりで4時間加水分解し、再度濾過 した。柱で支えられた生成物65gを得た。これは450℃で12時間か焼(3 3g)した後に、BET表面積が650+*”/g、vi着着量量水、シクロヘ キサン及びn−ヘキサンに対しそれぞれ25.8.18.9及び17.6%だっ た。この柱で支えられた生成物は表26に示すX線回折像をもっていた。
日01 0G、2 日03 日α4 国際調査報告 フロントページの続き (51)Int、 C1,S 識別記号 庁内整理番号C07C5/41 9/16 9280−4H 151089280−4H CLOG 3100 A 2115−4H111056958−4H 3510956958−4H 491082115−4H //C07B61100 300 (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、 SE)、 AU、  BG、 BR,CA、 C3,HU、JP、KR,PL、RO,RU I (72)発明者 サイモンズ、 ケネス グレゴリ−アメリカ合衆国ニューシャ ーシー州 08094−1464 ウィリアムスタウン エヌメイン ストリート401  アパートメント #183ディー (72)発明者 バーチユリ、 ジェームズ クラークアメリカ合衆国ペンシル ベニア州 19380ウエスト チェスター モースティン ロード 1346

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (i)ゼオライト反応混合物を形成しそしてこの混合物の結晶化を行ない; (ii)段階(i)の結晶性生成物を、膨潤性の層状結晶性酸化物である中間状 態で中断し又は中間状態にかえ;(iii)段階(ii)の膨潤性の層状結晶性 酸化物を膨潤剤と接触させて膨潤した層状結晶性酸化物を生成させ;(iv)膨 潤した層状結晶性酸化物を支柱剤で支柱化して膨潤した層状結晶性酸化物の層間 に葉片間化合物を挿入し:次いで (v)この柱で支えられた層状結晶性酸化物をか焼することを特徴とする柱で支 えられた層状結晶性酸化物の製造法。
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