JPH088089B2 - 無電極放電ランプ - Google Patents
無電極放電ランプInfo
- Publication number
- JPH088089B2 JPH088089B2 JP63157698A JP15769888A JPH088089B2 JP H088089 B2 JPH088089 B2 JP H088089B2 JP 63157698 A JP63157698 A JP 63157698A JP 15769888 A JP15769888 A JP 15769888A JP H088089 B2 JPH088089 B2 JP H088089B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bulb
- lamp
- electrodeless discharge
- coil
- discharge lamp
- Prior art date
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- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ランプ内部に電極を持たず、外部からの高
周波電磁界によってランプ内部の希ガスあるいは金属蒸
気を放電発光させる無電極放電ランプに関する。
周波電磁界によってランプ内部の希ガスあるいは金属蒸
気を放電発光させる無電極放電ランプに関する。
［従来の技術］ 従来より、この種のランプは知られており、例えば、
特開昭57-78766号公報に開示されたランプでは、第５図
に示すように、空芯コイル１を被うようなバルブ２を形
成し、この空芯コイル１に高周波電流を流して発生する
電磁界によってバルブ２内の水銀蒸気を放電させるもの
で、ここで使われる円筒形コイルによる磁界は、その内
部で最も強いものであるが、この例ではその部分に放電
空間は存在せず、専らコイル外部の磁界を利用する形で
バルブ２が形成されている。
特開昭57-78766号公報に開示されたランプでは、第５図
に示すように、空芯コイル１を被うようなバルブ２を形
成し、この空芯コイル１に高周波電流を流して発生する
電磁界によってバルブ２内の水銀蒸気を放電させるもの
で、ここで使われる円筒形コイルによる磁界は、その内
部で最も強いものであるが、この例ではその部分に放電
空間は存在せず、専らコイル外部の磁界を利用する形で
バルブ２が形成されている。
高周波発生器とランプとのエネルギー結合を密にする
には、コイル内部にバルブを配置するのが良いが、この
ような構成にすると、バルブで発生する光がバルブの外
周に配設されたコイルに妨げられ、有効に放射されない
ことになる。
には、コイル内部にバルブを配置するのが良いが、この
ような構成にすると、バルブで発生する光がバルブの外
周に配設されたコイルに妨げられ、有効に放射されない
ことになる。
また、実開昭61-71957号公報に開示されたランプで
は、第６図に示すように、上記従来例と同様の原理で放
電発光するものであるが、コイル３を通しての発光、す
なわちバルブ４とコイル３を結んだ方向への光出力が遮
られることになる。
は、第６図に示すように、上記従来例と同様の原理で放
電発光するものであるが、コイル３を通しての発光、す
なわちバルブ４とコイル３を結んだ方向への光出力が遮
られることになる。
［発明が解決しようとする課題］ ところで、高層建造物等に設置が義務付けられている
航空障害灯などのように、その横方向での光出力を必要
とする場合、上記第６図に示す如きランプでは、横方向
の光が充分に得られず、また、上記第５図に示す如きラ
ンプでは、その内部にコイル部を有するため光源部が大
きくなり、レンズ系を通して光出力を得る場合、所望の
配光が得られにくくなるという問題点があった。
航空障害灯などのように、その横方向での光出力を必要
とする場合、上記第６図に示す如きランプでは、横方向
の光が充分に得られず、また、上記第５図に示す如きラ
ンプでは、その内部にコイル部を有するため光源部が大
きくなり、レンズ系を通して光出力を得る場合、所望の
配光が得られにくくなるという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、光源部が比較的小さく、横方向の光出
力の大きな無電極放電ランプを提供するにある。
とするところは、光源部が比較的小さく、横方向の光出
力の大きな無電極放電ランプを提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するため、本発明に係る無電極放電ラ
ンプは、内部に放電するガス体が封入され、中心に円筒
状の中空を有するトロイダル形状のバルブと、その外壁
面に沿って配設された高周波電磁界誘導コイルとから成
る無電極放電ランプにおいて、上記誘導コイルを上記バ
ルブの上部と下部の２ケ所に分割してそれぞれリング状
に配設すると共に、分割された上部コイルと下部の連結
部を上記中空部に配設したことを特徴とする。
ンプは、内部に放電するガス体が封入され、中心に円筒
状の中空を有するトロイダル形状のバルブと、その外壁
面に沿って配設された高周波電磁界誘導コイルとから成
る無電極放電ランプにおいて、上記誘導コイルを上記バ
ルブの上部と下部の２ケ所に分割してそれぞれリング状
に配設すると共に、分割された上部コイルと下部の連結
部を上記中空部に配設したことを特徴とする。
［実施例］ 第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すもので、
10は透光性材料で気密に形成されたバルブであって、そ
の形状は中心に円筒状の中空を有するトロイダル形状で
外形は略円筒状で、その内部には放電ガス体としてのア
ルゴン等の希ガス若しくは希ガスに加えて水銀等の金属
が封入されている。11は前記バルブ10の外壁面に沿って
配設された一連の誘導コイルで、バルブ10の上部と下部
の２ケ所に分割してそれぞれリング状に配設されてお
り、分割された上部コイル11a及び下部11bの連結部11c
は前記中空部を貫通している。コイル11の両端は図示し
ない高周波発生回路に接続され。
10は透光性材料で気密に形成されたバルブであって、そ
の形状は中心に円筒状の中空を有するトロイダル形状で
外形は略円筒状で、その内部には放電ガス体としてのア
ルゴン等の希ガス若しくは希ガスに加えて水銀等の金属
が封入されている。11は前記バルブ10の外壁面に沿って
配設された一連の誘導コイルで、バルブ10の上部と下部
の２ケ所に分割してそれぞれリング状に配設されてお
り、分割された上部コイル11a及び下部11bの連結部11c
は前記中空部を貫通している。コイル11の両端は図示し
ない高周波発生回路に接続され。
本実施例では、誘導コイル11に直径1mmの銅線を用い
ているが、これより太くても細くてもよいし、銅以外の
導電材料でも勿論よい。また、バルブ10の内壁面には必
要に応じて螢光体を塗布してもよい。さらに、バルブ10
の形状は円筒状に限定されず、例えば球状のものでもよ
い。
ているが、これより太くても細くてもよいし、銅以外の
導電材料でも勿論よい。また、バルブ10の内壁面には必
要に応じて螢光体を塗布してもよい。さらに、バルブ10
の形状は円筒状に限定されず、例えば球状のものでもよ
い。
このように構成された無電極放電ランプの誘導コイル
11に高周波電流を通電すると、電磁界が誘導され、バル
ブ10内の放電ガス体が励起され電離される。その際、励
起発光により直接可視光を得るか、若しくはバルブ10の
内壁面に塗布した螢光体により、放電励起で発生した紫
外線を可視光に変換して利用する。誘導コイル11は上下
に分割して配設されているので、横方向への光を遮るこ
となく光出力を有効利用できる。
11に高周波電流を通電すると、電磁界が誘導され、バル
ブ10内の放電ガス体が励起され電離される。その際、励
起発光により直接可視光を得るか、若しくはバルブ10の
内壁面に塗布した螢光体により、放電励起で発生した紫
外線を可視光に変換して利用する。誘導コイル11は上下
に分割して配設されているので、横方向への光を遮るこ
となく光出力を有効利用できる。
第４図は本発明に係る無電極放電ランプの用途例を示
すもので、前述の航空障害灯に利用したものであり、横
方向への光出力を必要とする灯具において有効なものと
なる。なお、図中12は高周波発生回路である。
すもので、前述の航空障害灯に利用したものであり、横
方向への光出力を必要とする灯具において有効なものと
なる。なお、図中12は高周波発生回路である。
［発明の効果］ 本発明は上記のように、内部に放電するガス体が封入
され、中心に円筒状の中空を有するトロイダル形状のバ
ルブと、その外壁面に沿って配設された高周波電磁界誘
導コイルとから成る無電極放電ランプにおいて、上記誘
導コイルを上記バルブの上部と下部の２ケ所に分割して
それぞれリング状に配設すると共に、分割された上部コ
イルと下部の連結部を上記中空部に配設したことを特徴
とするものであり、従って、本発明によればランプ横方
向に有効に光を取り出せると共に、光源部の比較的小さ
な無電極放電ランプを提供できる。
され、中心に円筒状の中空を有するトロイダル形状のバ
ルブと、その外壁面に沿って配設された高周波電磁界誘
導コイルとから成る無電極放電ランプにおいて、上記誘
導コイルを上記バルブの上部と下部の２ケ所に分割して
それぞれリング状に配設すると共に、分割された上部コ
イルと下部の連結部を上記中空部に配設したことを特徴
とするものであり、従って、本発明によればランプ横方
向に有効に光を取り出せると共に、光源部の比較的小さ
な無電極放電ランプを提供できる。
第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は同上
の断面図、第３図は上記実施例に用いる誘導コイルの斜
視図、第４図は本発明に係る無電極放電ランプの用途例
を示す一部断面の正面図、第５図及び第６図はそれぞれ
従来例を示し、第５図は一部断面の正面図、第６図は斜
視図である。 10……バルブ、11……誘導コイル。
の断面図、第３図は上記実施例に用いる誘導コイルの斜
視図、第４図は本発明に係る無電極放電ランプの用途例
を示す一部断面の正面図、第５図及び第６図はそれぞれ
従来例を示し、第５図は一部断面の正面図、第６図は斜
視図である。 10……バルブ、11……誘導コイル。
Claims (1)
- 【請求項１】内部に放電するガス体が封入され、中心に
円筒状の中空を有するトロイダル形状のバルブと、その
外壁面に沿って配設された高周波電磁界誘導コイルとか
ら成る無電極放電ランプにおいて、上記誘導コイルを上
記バルブの上部と下部の２ケ所に分割してそれぞれリン
グ状に配設すると共に、分割された上部コイルと下部の
連結部を上記中空部に配設したことを特徴とする無電極
放電ランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63157698A JPH088089B2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 無電極放電ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63157698A JPH088089B2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 無電極放電ランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH027351A JPH027351A (ja) | 1990-01-11 |
| JPH088089B2 true JPH088089B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=15655428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63157698A Expired - Lifetime JPH088089B2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 無電極放電ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088089B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5340222A (en) * | 1991-11-25 | 1994-08-23 | Seiko Epson Corporation | Ink ribbon with wire lubricant in a wire impact printer |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62150647A (ja) * | 1985-12-24 | 1987-07-04 | Canon Inc | 照明装置 |
| JPS6351095A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-04 | キヤノン株式会社 | 照明装置 |
-
1988
- 1988-06-24 JP JP63157698A patent/JPH088089B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62150647A (ja) * | 1985-12-24 | 1987-07-04 | Canon Inc | 照明装置 |
| JPS6351095A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-04 | キヤノン株式会社 | 照明装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH027351A (ja) | 1990-01-11 |
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