JPH0880535A - ポリウレタン複合シートの製造方法 - Google Patents
ポリウレタン複合シートの製造方法Info
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- JPH0880535A JPH0880535A JP21707394A JP21707394A JPH0880535A JP H0880535 A JPH0880535 A JP H0880535A JP 21707394 A JP21707394 A JP 21707394A JP 21707394 A JP21707394 A JP 21707394A JP H0880535 A JPH0880535 A JP H0880535A
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- Japan
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- polyurethane composite
- sheet
- composite sheet
- mixed
- porous sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、防水性,吸音性に優れ、熱成形加
工が可能で、かつ生産性が良くキュア時間が短いことを
主要な目的とする。 【構成】ポリオール,有機イソシアネート,シリコーン
油,あるいはこれらに更に感熱触媒,顔料その他添加剤
を撹拌混合した混合原液を離型紙(2) 上に吐出し一定厚
さにシーティングした後、上面より多孔質シート(8) を
積層し加熱,キュアしてポリウレタン複合シートを製造
する方法において、前記多孔質シート(8)を積層する前
に、多孔質シート(8) の積層面側表面に錫触媒溶液(13)
を塗布することを特徴とするポリウレタン複合シートの
製造方法。
工が可能で、かつ生産性が良くキュア時間が短いことを
主要な目的とする。 【構成】ポリオール,有機イソシアネート,シリコーン
油,あるいはこれらに更に感熱触媒,顔料その他添加剤
を撹拌混合した混合原液を離型紙(2) 上に吐出し一定厚
さにシーティングした後、上面より多孔質シート(8) を
積層し加熱,キュアしてポリウレタン複合シートを製造
する方法において、前記多孔質シート(8)を積層する前
に、多孔質シート(8) の積層面側表面に錫触媒溶液(13)
を塗布することを特徴とするポリウレタン複合シートの
製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポリウレタン複合シー
トの製造方法に関し、特に建材用,床材用緩衝シート,
内装材,吸音材等として適用可能なポリウレタン複合シ
ートを製造する方法に関する。
トの製造方法に関し、特に建材用,床材用緩衝シート,
内装材,吸音材等として適用可能なポリウレタン複合シ
ートを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建材用,床材用緩衝シート,内装
材,吸音材等として、ポリウレタンフォームシート,フ
ェルト等の多孔質シートの片面にポリウレタン皮膜を一
体成形した複合シートが使用されている。こうした複合
シートは、例えばポリオール,イソシアネート,シリコ
ーン油,錫触媒その他必要に応じて顔料等を撹拌混合し
て離型基材上に吐出し、ドクターナイフ等により一定厚
さにシーテシングした後、上面よりポリウレタンフォー
ム等の多孔質シートを積層,押圧して加熱ゾーンに搬送
し、加熱,キュアさせることにより製造される。
材,吸音材等として、ポリウレタンフォームシート,フ
ェルト等の多孔質シートの片面にポリウレタン皮膜を一
体成形した複合シートが使用されている。こうした複合
シートは、例えばポリオール,イソシアネート,シリコ
ーン油,錫触媒その他必要に応じて顔料等を撹拌混合し
て離型基材上に吐出し、ドクターナイフ等により一定厚
さにシーテシングした後、上面よりポリウレタンフォー
ム等の多孔質シートを積層,押圧して加熱ゾーンに搬送
し、加熱,キュアさせることにより製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によれば、錫触媒を当初から原料中に混合しているた
め、ドクターナイフの手前のバンクに溜まった混合原液
が経時的に反応を起し、十数分後に部分的にゲル化が発
生し、ドクターナイフと混合原液を供給されるコンベア
ベルト間の隙間を防ぐ等の不具合が発生する。このた
め、錫触媒の代替に感熱触媒(加熱されると効果を発揮
する)を使用することも考えられる。しかし、この場合
は常温で反応することはないが、キュア時間が非常に長
くなり、生産性が低下するという問題点が生じる。
術によれば、錫触媒を当初から原料中に混合しているた
め、ドクターナイフの手前のバンクに溜まった混合原液
が経時的に反応を起し、十数分後に部分的にゲル化が発
生し、ドクターナイフと混合原液を供給されるコンベア
ベルト間の隙間を防ぐ等の不具合が発生する。このた
め、錫触媒の代替に感熱触媒(加熱されると効果を発揮
する)を使用することも考えられる。しかし、この場合
は常温で反応することはないが、キュア時間が非常に長
くなり、生産性が低下するという問題点が生じる。
【0004】この発明はこうした事情を考慮してなされ
たもので、ゲル化の発生に起因してドクターナイフと混
合原液を供給されるコンベアベルト間の隙間を防ぐ等の
不具合の発生を阻止するとともに、キュア時間を短くし
て生産性を向上できるポリウレタン複合シートの製造方
法を提供することを目的とする。
たもので、ゲル化の発生に起因してドクターナイフと混
合原液を供給されるコンベアベルト間の隙間を防ぐ等の
不具合の発生を阻止するとともに、キュア時間を短くし
て生産性を向上できるポリウレタン複合シートの製造方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポリオー
ル,有機イソシアネート,シリコーン油,あるいはこれ
らに更に感熱触媒,顔料その他添加剤を撹拌混合した混
合原液を離型基材上に吐出し一定厚さにシーティングし
た後、上面より多孔質シートを積層し加熱,キュアして
ポリウレタン複合シートを製造する方法において、前記
多孔質シートを積層する前に、多孔質シートの積層面側
表面に錫触媒の水溶液又は溶剤溶液を塗布することを特
徴とするポリウレタン複合シートの製造方法である。
ル,有機イソシアネート,シリコーン油,あるいはこれ
らに更に感熱触媒,顔料その他添加剤を撹拌混合した混
合原液を離型基材上に吐出し一定厚さにシーティングし
た後、上面より多孔質シートを積層し加熱,キュアして
ポリウレタン複合シートを製造する方法において、前記
多孔質シートを積層する前に、多孔質シートの積層面側
表面に錫触媒の水溶液又は溶剤溶液を塗布することを特
徴とするポリウレタン複合シートの製造方法である。
【0006】この発明において、ポリオールとしては、
例えばポリオキシプロピレンエーテルポリオール、ポリ
オキシエチレンエーテルポリオール、ポリマーポリオー
ル、ポリエステルポリオールが知られている。この発明
において、有機イソシアネートとしては、例えばトリレ
ンジイソシアネート、変成MDI、4,4´−ジフェニ
ルメタンジイソシアネートが挙げられる。
例えばポリオキシプロピレンエーテルポリオール、ポリ
オキシエチレンエーテルポリオール、ポリマーポリオー
ル、ポリエステルポリオールが知られている。この発明
において、有機イソシアネートとしては、例えばトリレ
ンジイソシアネート、変成MDI、4,4´−ジフェニ
ルメタンジイソシアネートが挙げられる。
【0007】この発明において、錫触媒は、スターナス
オクトエート,ジブチルチンジラウレート等をポリオー
ル,DOP,DBP等の可塑剤、アルコール、メチレン
クロライド等の溶剤に溶かして溶剤溶液とするか、又は
水性分散液とする。いずれの溶液にしても公知のスプレ
ー法,転写法等により、多孔質シート(軟質,半硬質ポ
リウレタンフォームシート,フェルト,織布,不織布
等)の表面に塗布する。ここで、塗布量は、錫触媒量で
0.4〜1.5g/m2 になる様調整することが好まし
い。この理由は、0.4g/m2 未満ではキュアが遅
れ、1.5g/m2 を越えると効果は変わらず錫が無駄
になるからである。
オクトエート,ジブチルチンジラウレート等をポリオー
ル,DOP,DBP等の可塑剤、アルコール、メチレン
クロライド等の溶剤に溶かして溶剤溶液とするか、又は
水性分散液とする。いずれの溶液にしても公知のスプレ
ー法,転写法等により、多孔質シート(軟質,半硬質ポ
リウレタンフォームシート,フェルト,織布,不織布
等)の表面に塗布する。ここで、塗布量は、錫触媒量で
0.4〜1.5g/m2 になる様調整することが好まし
い。この理由は、0.4g/m2 未満ではキュアが遅
れ、1.5g/m2 を越えると効果は変わらず錫が無駄
になるからである。
【0008】この発明において、混合原液のシーティン
グの厚さは使用目的により任意に設定する。また、シー
ティングの方法としては、ドクターナイフ法,2段ドル
ター法,ロールクォーター法等公知の手段でよい。更
に、シーティングし易くするために混合原液の粘度を調
整することが好ましい。例えば、炭酸カルシウム,水酸
化アルミニウム,クレー等の無機粉末等の増粘剤を混合
することができる。この発明において、離型基材として
は、例えばステンレスベルト,離型紙が挙げられる。
グの厚さは使用目的により任意に設定する。また、シー
ティングの方法としては、ドクターナイフ法,2段ドル
ター法,ロールクォーター法等公知の手段でよい。更
に、シーティングし易くするために混合原液の粘度を調
整することが好ましい。例えば、炭酸カルシウム,水酸
化アルミニウム,クレー等の無機粉末等の増粘剤を混合
することができる。この発明において、離型基材として
は、例えばステンレスベルト,離型紙が挙げられる。
【0009】
【作用】この発明によれば、防水性,吸音性に優れ、熱
成形加工が可能で、かつキュア時間が短く生産性が良い
高信頼性のポリウレタン複合シートを製造できる。
成形加工が可能で、かつキュア時間が短く生産性が良い
高信頼性のポリウレタン複合シートを製造できる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について説明す
る。まず、この発明に使用されるポリウレタン複合シー
トを製造する装置について図1を参照して簡単に説明す
る。図中の符号1は、無端ベルトである。この無端ベル
トの1の長手方向に沿う一端側には離型紙2を巻いた離
型紙送りロール3が配置され、他端側には製品を巻き取
る巻取りロール4が配置されている。ここで、前記離型
紙2は前記送りローラ3から無端ベルト1上に送られる
が、途中で後述する混合原液5がノズル6より無端ベル
ト1上に塗布される。そして、混合原液5は、ドクター
ナイフ7により掻きとらえて一定の厚さにシーティング
される。前記ドクターナイフ7の後段側には、多孔質シ
ート8を巻いた巻取りロール9から送られる多孔質シー
ト8を支持する支持ロール10,多孔質シート8をシーテ
ィングされた混合原液5上に押しつける押圧ロール11が
配置されている。また、前記支持ロール9の上段側で
は、巻取りロールラ9から贈られる多孔質シート8の積
層面側表面に錫触媒溶液12を塗布するようになってい
る。このように混合原液5上に錫触媒溶液12が塗布さ
れ,更にこの上に多孔質シート8が積層され、この状態
で加熱オーブン13により加熱され発泡されて、図2に示
すようにポリウレタンフォームシート21上にポリウレタ
ン皮膜22を積層したポリウレタン複合シート23が製造さ
れる。このシート23は前記巻取りローラ4により製品と
して巻き取られる。
る。まず、この発明に使用されるポリウレタン複合シー
トを製造する装置について図1を参照して簡単に説明す
る。図中の符号1は、無端ベルトである。この無端ベル
トの1の長手方向に沿う一端側には離型紙2を巻いた離
型紙送りロール3が配置され、他端側には製品を巻き取
る巻取りロール4が配置されている。ここで、前記離型
紙2は前記送りローラ3から無端ベルト1上に送られる
が、途中で後述する混合原液5がノズル6より無端ベル
ト1上に塗布される。そして、混合原液5は、ドクター
ナイフ7により掻きとらえて一定の厚さにシーティング
される。前記ドクターナイフ7の後段側には、多孔質シ
ート8を巻いた巻取りロール9から送られる多孔質シー
ト8を支持する支持ロール10,多孔質シート8をシーテ
ィングされた混合原液5上に押しつける押圧ロール11が
配置されている。また、前記支持ロール9の上段側で
は、巻取りロールラ9から贈られる多孔質シート8の積
層面側表面に錫触媒溶液12を塗布するようになってい
る。このように混合原液5上に錫触媒溶液12が塗布さ
れ,更にこの上に多孔質シート8が積層され、この状態
で加熱オーブン13により加熱され発泡されて、図2に示
すようにポリウレタンフォームシート21上にポリウレタ
ン皮膜22を積層したポリウレタン複合シート23が製造さ
れる。このシート23は前記巻取りローラ4により製品と
して巻き取られる。
【0011】次に、上記した製造装置を用いてポリウレ
タン複合シートを製造する実施例について、比較例1,
2とともに説明する。 (実施例) ポリマーポリオール(商品名:POP34/25、三井東圧化学社製) …100重量部 変性MDI(商品名:PZ-601、三井東圧化学社製) …25重量部 シリコーン油 …2.0重量部 炭酸カルシウム …50重量部 顔料 …1.0重量部 感熱触媒 …1.5重量部 上記原料を撹拌混合した後、混合原液を無端ベルト1上
に離型紙2を敷き、ドクターナイフ7により厚さ0.2
mmにシーティングした。一方、厚さ10mmの軟質ポリウ
レタンフォームシートの積層面に、ジブチルチンジラウ
レート10gをポリオール150gに溶かした錫触媒溶
液13を、ロールによる転写法により0.7g/cm2 の錫
触媒量になるように塗布させた。そして、シーティング
後の混合原液上部から錫触媒溶液を塗布した前記軟質ポ
リウレタンフォームシートを積層し、押圧ロール12にて
押圧して加熱オーブン(温度110℃に設定)に導入
し、キュア後の製品を巻取りロール4に巻き取った。
タン複合シートを製造する実施例について、比較例1,
2とともに説明する。 (実施例) ポリマーポリオール(商品名:POP34/25、三井東圧化学社製) …100重量部 変性MDI(商品名:PZ-601、三井東圧化学社製) …25重量部 シリコーン油 …2.0重量部 炭酸カルシウム …50重量部 顔料 …1.0重量部 感熱触媒 …1.5重量部 上記原料を撹拌混合した後、混合原液を無端ベルト1上
に離型紙2を敷き、ドクターナイフ7により厚さ0.2
mmにシーティングした。一方、厚さ10mmの軟質ポリウ
レタンフォームシートの積層面に、ジブチルチンジラウ
レート10gをポリオール150gに溶かした錫触媒溶
液13を、ロールによる転写法により0.7g/cm2 の錫
触媒量になるように塗布させた。そして、シーティング
後の混合原液上部から錫触媒溶液を塗布した前記軟質ポ
リウレタンフォームシートを積層し、押圧ロール12にて
押圧して加熱オーブン(温度110℃に設定)に導入
し、キュア後の製品を巻取りロール4に巻き取った。
【0012】(比較例1)比較例1では、錫触媒溶液を
用いた以外は、上記実施例と同様な条件で混合原液のシ
ーティング,軟質ポリウレタンフォームシートの積層,
製品の巻き取りを行なった。
用いた以外は、上記実施例と同様な条件で混合原液のシ
ーティング,軟質ポリウレタンフォームシートの積層,
製品の巻き取りを行なった。
【0013】(比較例2)比較例2では、実施例の中で
錫触媒溶液及び感熱触媒だけを除き他は同様な条件で混
合原液のシーティング,軟質ポリウレタンフォームシー
トの積層,製品の巻き取りを行なった。
錫触媒溶液及び感熱触媒だけを除き他は同様な条件で混
合原液のシーティング,軟質ポリウレタンフォームシー
トの積層,製品の巻き取りを行なった。
【0014】上記実施例によれば、ドクターナイフ7に
より混合原液を厚さ0.2mmにシーティングすると一方
で、厚さ10mmの軟質ポリウレタンフォームシートの積
層面に、ジブチルチンジラウレート10gをポリオール
150gに溶かした錫触媒溶液13をロールによる転写法
により0.7g/cm2 の錫触媒量になるように塗布さ
せ、シーティング後の混合原液上部から錫触媒溶液13を
塗布した前記軟質ポリウレタンフォームシートを積層す
るため、従来と比べ、防水性,吸音性に優れ、熱成形加
工が可能で、かつキュア時間が短く生産性が良いポリウ
レタン複合シートを得ることができる。
より混合原液を厚さ0.2mmにシーティングすると一方
で、厚さ10mmの軟質ポリウレタンフォームシートの積
層面に、ジブチルチンジラウレート10gをポリオール
150gに溶かした錫触媒溶液13をロールによる転写法
により0.7g/cm2 の錫触媒量になるように塗布さ
せ、シーティング後の混合原液上部から錫触媒溶液13を
塗布した前記軟質ポリウレタンフォームシートを積層す
るため、従来と比べ、防水性,吸音性に優れ、熱成形加
工が可能で、かつキュア時間が短く生産性が良いポリウ
レタン複合シートを得ることができる。
【0015】事実、上記比較例1,2の場合キュア時間
がそれぞれ7.5分,4分であったが、実施例によれば
キュア時間が4分と、比較例1と比べて向上できた。ま
た、比較例2の場合製品の表面にスジが発生したが、実
施例によればスジの発生がなく、加工に優れていること
が確認された。
がそれぞれ7.5分,4分であったが、実施例によれば
キュア時間が4分と、比較例1と比べて向上できた。ま
た、比較例2の場合製品の表面にスジが発生したが、実
施例によればスジの発生がなく、加工に優れていること
が確認された。
【0016】なお、上記実施例では、錫触媒を水に溶か
した錫触媒溶液を用いた場合について述べたが、これに
限らず、錫触媒を溶剤に溶かした錫溶剤溶液を用いても
上記実施例と同様な効果が得られる。また、上記実施例
では、混合原液中に増粘剤を添加,混合しない場合につ
いて述べたが、炭酸カルシウム,水酸化アルミニウム,
クレー等の無機粉末等の増粘剤を混合することにより原
液が粘性をもち原液が無端ベルトの幅方向へ広がること
を抑制できる。
した錫触媒溶液を用いた場合について述べたが、これに
限らず、錫触媒を溶剤に溶かした錫溶剤溶液を用いても
上記実施例と同様な効果が得られる。また、上記実施例
では、混合原液中に増粘剤を添加,混合しない場合につ
いて述べたが、炭酸カルシウム,水酸化アルミニウム,
クレー等の無機粉末等の増粘剤を混合することにより原
液が粘性をもち原液が無端ベルトの幅方向へ広がること
を抑制できる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
従来と比べ、防水性,吸音性に優れ、熱成形加工が可能
で、かつキュア時間が短く生産性が良い高信頼性のポリ
ウレタン複合シートを製造する方法を提供できる。
従来と比べ、防水性,吸音性に優れ、熱成形加工が可能
で、かつキュア時間が短く生産性が良い高信頼性のポリ
ウレタン複合シートを製造する方法を提供できる。
【図1】この発明に係るポリウレタン複合シートを製造
する装置の説明図。
する装置の説明図。
【図2】図1の装置により得られたポリウレタン複合シ
ートの断面図。
ートの断面図。
1…無端ベルト、 2…離型紙、 3
…離型紙送りロール、4,9…巻取りロール、 5…混
合原液、 6…ノズル、7…ドクターナイフ、
8…多孔質シート、 10…支持ロール、11…押
圧ロール、 12…錫触媒溶液、 13…加熱
オーブン、21…ポリウレタン皮膜、 22…ポリウレタン
フォームシート、23…ポリウレタン複合シート。
…離型紙送りロール、4,9…巻取りロール、 5…混
合原液、 6…ノズル、7…ドクターナイフ、
8…多孔質シート、 10…支持ロール、11…押
圧ロール、 12…錫触媒溶液、 13…加熱
オーブン、21…ポリウレタン皮膜、 22…ポリウレタン
フォームシート、23…ポリウレタン複合シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 7:00
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリオール,有機イソシアネート,シリ
コーン油,あるいはこれらに更に感熱触媒,顔料その他
添加剤を撹拌混合した混合原液を離型基材上に吐出し一
定厚さにシーティングした後、上面より多孔質シートを
積層し加熱,キュアしてポリウレタン複合シートを製造
する方法において、 前記多孔質シートを積層する前に、多孔質シートの積層
面側表面に錫触媒の水溶液又は溶剤溶液を塗布すること
を特徴とするポリウレタン複合シートの製造方法。 - 【請求項2】 前記混合原液に増粘剤を添加,混合する
ことを特徴とする請求項1記載のポリウレタン複合シー
トの製造方法。 - 【請求項3】 前記水溶液又は溶剤溶液中の錫触媒の濃
度を、錫触媒が多孔質シート表面に0.4〜1.5g/
m2 となるように設定することを特徴とする請求項1あ
るいは請求項2記載のポリウレタン複合シートの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21707394A JPH0880535A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | ポリウレタン複合シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21707394A JPH0880535A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | ポリウレタン複合シートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0880535A true JPH0880535A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16698416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21707394A Pending JPH0880535A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | ポリウレタン複合シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0880535A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009029954A3 (en) * | 2007-09-01 | 2009-07-23 | Yann Roussillon | Improved solution deposition assembly |
WO2009075944A3 (en) * | 2007-10-17 | 2009-10-22 | Yann Roussillon | Improved solution deposition assembly |
JP2018520277A (ja) * | 2015-04-27 | 2018-07-26 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company | 防水膜 |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP21707394A patent/JPH0880535A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009029954A3 (en) * | 2007-09-01 | 2009-07-23 | Yann Roussillon | Improved solution deposition assembly |
WO2009075944A3 (en) * | 2007-10-17 | 2009-10-22 | Yann Roussillon | Improved solution deposition assembly |
JP2018520277A (ja) * | 2015-04-27 | 2018-07-26 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company | 防水膜 |
JP2022008667A (ja) * | 2015-04-27 | 2022-01-13 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 防水膜 |
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