JPH088038B2 - 過電流検出装置 - Google Patents

過電流検出装置

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JPH088038B2
JPH088038B2 JP61135616A JP13561686A JPH088038B2 JP H088038 B2 JPH088038 B2 JP H088038B2 JP 61135616 A JP61135616 A JP 61135616A JP 13561686 A JP13561686 A JP 13561686A JP H088038 B2 JPH088038 B2 JP H088038B2
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鋼三 前西
裕行 西
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、例えばモータと電源との間に配備され、
過電流によるモータの焼損を防止する過電流検出装置で
あって、動力用端子の導線の絶縁性と電磁接触器端子と
の接続の適性化を図った過電流検出装置に関する。
(ロ)従来の技術 通常、モータに電源を供給する場合には、過電流によ
るモータの焼損を防止するために、モータと電源との間
に過電流検出装置が配備されている。
従来、この過電流検出装置として、サーマルリレー
(熱動形過電流リレー)が使用されていた。
ところが、このサーマルリレーは、その構造上、振動
衝撃等に起因して誤動作を生じさせる虞れがある許かり
でなく、実際上、電流調整範囲が狭い等の問題点があっ
た。
そこで、近年、変流器とリレーとを一体に備える電子
化された過電流検出装置が提案され、実施されている。
この電子化された過電流リレーでは、従来のサーマルリ
レーの欠点が解消される許かりでなく、装置自体がコン
パクトになり、使用上の便宜が実現できる。
現在一般に使用されている過電流リレーは、通常、筺
体ケース体(過電流リレー収納ケース)の外部に、過電
流リレーのリード端子と、モータ等の負荷に電源を供給
するための動力用端子とを臨出配置した構造である。そ
して、この動力用端子に接続するリード線は、ケース体
に内装される過電流リレーの変流器内を挿通させてケー
ス体外部(動力用端子と対向側)に引き出し、この引き
出したリード線の先端部を電磁接触器の端子と接続させ
るようにしている。
仮に、モータに過電流が流れた場合、リード線の挿通
する変流器が過電流を検出することで、リレーが働き電
磁接触器をOFFし、モータへの電源供給を停止してモー
タの焼損を防止する。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記従来の過電流リレー収納ケースは、ケース本体の
一端外部に複数(例えば4つ)の動力用端子を並列配置
し、この各端子にそれぞれ比較的長尺なリード線を接続
し、このリード線をケース本体内の変流器に挿通させて
ケース外部にまで引き出し、この引き出したリード線の
先端部に端子金具を取付けている。そして、この端子金
具を電磁接触器の端子と接続することで、モータの焼損
保護を図る構造となっている。
この従来の構造では、動力用端子とリード線とを接続
し、更に、このリード線と端子金具とを接続しなければ
ならず接続作業が手間であり、一旦、接続した後に過電
流リレー本体の修理作業等を行う場合は、多くの接続個
所が作業を困難にする不利がある。また、4本の長尺な
リード線には、それぞれのリード線を区画する区画配置
手段が施されていないため、外部衝撃等によりリード線
が相互に位置ずれして絡み合う等の虞れがあった。
更に、リード線先端の端子金具には、金具外面を保護
する保護手段が施されていないため、取扱中に、この端
子金具に直接触れたりする虞れがある。また外部から導
体的異物がこの端子金具に付着する結果、ショートを招
く等の虞れがある許かりでなく、この端子金具には、端
子金具を保護し支承する支承部材がないために、僅かな
外部衝撃で変形し、電磁接触器との接続の際、接続位置
のずれが生じる等の欠点があった。
この発明は、従来のものが持つ、以上のような問題点
を解消させ、動力用端子から一体に突出する複数のリー
ド線がそれぞれ区画分離され、且つ外周部が完全に支承
保護され、リード線の先端が直接電磁接触器と接続でき
るようにした絶縁性の高い過電流検出装置を提供するこ
とを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この目的を達成するために、この発明の過電流検出装
置は、次のような構成としている。
過電流検出装置は、負荷に電源を供給するための動力
用端子を備えるとともに、この動力用端子に接続される
導体の負荷電流を検出する変流器とこの変流器と接続さ
れる回路基板からなる過電流リレー本体を、ケース本体
およびケースカバーに収納してなるものにおいて、前記
ケース本体に設けた絶縁壁の一方側に前記動力用端子を
配置するとともに、他方側に前記導体を挿通する絶縁用
スリーブを一体成形し、この絶縁用スリーブの端部をケ
ースカバーに貫通させてなることを特徴とする。
このような構成を有する過電流検出装置では、ケース
本体の絶縁壁(直交壁)の一方側に複数の動力用端子が
並列配置され、この動力用端子に一体に接続される導体
(導線)が絶縁用スリーブ内を挿通し、絶縁用スリーブ
の端部がケースカバーを貫通しケースカバー(即ちケー
ス本体)の外部に突出している。従って、スリーブによ
り導線がガイドされる許かりでなく、導線の先端を直
接、電磁接触器の端子に接続することができ、従来導線
(リード線)の先端に別途、接続していた端子金具を接
続する作業が省略でき、組み立てが簡易となる。
しかも、長尺な複数の導線は、それぞれスリーブに挿
通されて、ケース本体を貫通する構造であるため、絶縁
性が完全となる許かりでなく、リード線が相互に位置ず
れする虞れがない。従って、電磁接触器の端子との接続
位置決めも一層簡易に実行できる。
(ホ)実施例 第2図は、実施例過電流検出装置から突出する導線41
の先端部を、電磁接触器7の端子71に接続する状況を示
す斜視図である。
電磁接触器7の前面壁72の上部に複数の端子71が並列
状に配置され、下部には過電流リレー収納ケースの前面
壁(スリーブ5及び導線41が突出する面)31の下部に備
える係合部35に対応する係合受部73が設けてあり、この
係合部35と係合受部73とを係合した状態で、接触器7の
前面壁72とケースの前面壁31とが接面し、複数の導線41
と端子71とが敵対応して接続できるようになっている。
第1図は、実施例過電流リレー収納ケースを示す分解
斜視図である。
過電流検出装置は、ケース本体1と、ケース本体1の
上開口面を覆う上面カバー2と、ケース本体1の前面側
を覆う前面側カバー3とからなり、ケース本体1に対し
上面カバー2及び前面側カバー3と組合わせて構成され
る収容空間に過電流リレー本体6が収納されるようにな
っている。
ケース本体1は、ケース基板11の両側辺上部に対向す
る側板12、12を設け、この側板12、12間のほぼ幅中央
に、側板に対して直交方向に配置した直交壁(絶縁隔
壁)13を設けている。
この直交壁13の一端側には、直交壁13の幅方向へ一定
間隔を開いた4枚の隔壁14を設け、この隔壁14内に4つ
の動力用端子4をそれぞれ分断配置し、この動力用端子
4をモータの導線と接続する(図示せず)ように設定し
ている。
そして、この直交壁13の他端部側に前記隔壁14間の中
央部に対応して本発明の特徴である4本の絶縁用スリー
ブ5を突設している。
このスリーブ5には、前記各動力用端子4の先端に接
続される導線41が、直交壁13を介して(貫通して)挿通
するように設定されている。
更に、ケース本体1の側板12には、その内面適所にス
リーブ5に対し平行する3本の溝条15を凹設して、後述
する上面カバー2及び前面側カバー3をケース本体1に
対し嵌着するようになすと共に、この溝状15の更に下方
に溝状17を形勢して、この溝状17に後述する過電流リレ
ー本体6を嵌着するようにしている。
また、前記隔壁14には、溝条15に対し直交方向の係合
溝16を凹設して、上面カバー2の屈曲壁(後述する)を
嵌着するように設定している。
更に、このケース本体1(ケース基板11)の下部には
複数の貫通孔18を形成し、この貫通孔18の内壁にスライ
ド溝19を形成して、後述する過電流リレー本体6のリー
ド端子(電源端子及び出力端子)69をケース内部からケ
ース基板11の外部へ臨出配置している。
前記上面カバー2は、ケース本体1の両側板12、12間
の幅に対応した幅を有する水平基板21の両端部を内向き
に折り曲げて対向する折り曲げ辺部22、23を設け、一方
の折り曲げ辺部22に前記隔壁14の溝条16に対応する溝を
設けて嵌合し、この折り曲げ辺部22にて前記動力端子4
と導線41の接続部(ハンダ部)を囲撓して外部から遮断
保護するようにしている。更に、他の折り曲げ辺部23
は、その先端部を水平に折り曲げて水平辺部24を形成
し、この水平辺部24の先端を下降傾斜させて傾斜部25を
設け、この傾斜部25に前記スリーブ5の上半周を抱く
(支承する)半円状の切欠部26を設けている。
上記前面側カバー3は、前記ケース基板11の下辺中央
に突設した係合突子に係合する係合孔を備えた底板の前
辺に前面壁31を立設し、この前面壁31の両側辺から前記
側板12の下端と適当接する側壁32を対向突設している。
この側壁32の先端部には、前記ケース基板11の側部に設
けた係合受部と係合する係合部33を設けている。
更に、前面壁31の上辺には、前記スリーブ5の下半周
を抱く半円状の切欠部34を設け、ケース本体1への嵌着
状態において、前記上面カバー2と前面側カバー3によ
ってスリーブ5を支承し且つ突出スリーブ5の突出適性
位置を保持する。また、この前面壁31の下部中央には、
係合部35を設け、電磁接触器7の係合受部73と係合する
ように設定している。
前記過電流リレー本体6は、前記対向する側板12、12
の開き間隔に対応する幅を有する上下2枚のプリント基
板61、62間に電子部品を実装し、この上下プリント基板
61、62をフレキシブルライン63で接続している。上部プ
リント基板61の上面には、スプール64を囲むヨーク65を
備えたトランス(変流器)66を固定している。また、こ
の上部プリント基板61には、前記上面カバー2の水平基
板21に開口された貫通孔27に臨出する電流設定ボリュー
ム67、LED発光部68及びリセットボタンが装備されてい
る。これにより、上面カバー2の上方から電流設定、リ
セットボタン操作が可能とされている。
また、下部プリント基板62からは電源端子及び出力端
子69が突出され、この端子69が前記ケース基板11の貫通
孔18(溝19)よりケース1外部へ挿通配置される。この
過電流リレー本体6は、ケース本体1と上面カバー2と
前面側カバー3により完全に囲撓されて、収納ケース内
に内装される。この内装状態において、前記スリーブ5
の内、2本のスリーブが前記変流器66のヨーク65を挿通
するように設定されている。
尚、実施例では、収納ケースを貫通するスリーブ5を
上面カバー2と前面カバー3とにより上下から支承する
例を示したが、実施に際しては、例えば上面カバー2の
傾斜部25に貫通孔を開口し、この貫通孔にスリーブ5を
挿通させ、上面カバー2のみでスリーブ5を支承するよ
うに設定しても良い。
このような構成を有する過電流検出装置では、ケース
本体の両側壁12、12間に対し直交方向に配備された直交
壁13の一端側に、複数の動力用端子4が並列配置され、
この動力用端子4に一体に接続する導線41が絶縁用スリ
ーブ5内を挿通して、収納ケースの外部へ突設されてい
る。従って、この絶縁スリーブ5により導線41がガイド
される許かりでなく、導線41の先端を直接、電磁接触器
7の端子71に接続することが出来る。かくして、従来、
導線(リード線)の先端に別途、接続していた端子金具
を接続する作業が省略でき、組み立てが簡易となる。
しかも、長尺な複数の導線41は、それぞれスリーブ5
に挿通され被覆された状態で、収納ケースを貫通する構
造であるため、絶縁性が完全となる許かりでなく、導線
41が相互に位置ずれする虞れがない。従って、電磁接触
器7の端子71との接続位置決めも一層簡易に実行でき
る。
(ヘ)発明の効果 この発明では、以上のように、内部に過電流リレー本
体を収納するケース本体に絶縁壁(直交壁)を配置し、
この絶縁壁の一方側に動力用端子を配置し、他方側に導
体(導線)を挿通する絶縁用スリーブを一体成形し、絶
縁用スリーブの端部をケースカバーに貫通させることと
した。
この発明によれば、動力用端子の導線はスリーブ内を
挿通して収納ケース外部へ突出する。従って、導線の先
端を直接、電磁接触器の端子に接続することが出来、従
来のように電磁接触器の端子に接続する端子金具を、別
途、導線の先端に接続する作業が省略できる許かりでな
く、接続個所が少なくて済み、過電流リレー本体の修理
が簡易に実行できる。
更に、この発明では、変流器内を挿通するスリーブに
導線を挿通させることとしたから、複数の導線がスリー
ブによって完全に絶縁され、且つ導線の相互位置ずれも
解消できる許かりでなく、導線がスリーブによりガイド
されるから、過電流リレー装置としての組立てが容易と
なる等、発明目的を達成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例過電流検出装置を示す分解斜視図、第
2図は、検出装置から突出する導線を電磁接触器の端子
に接続する状態を示す斜視図である。 1:ケース本体、2:上面カバー、 3:前面側カバー、4:動力用端子、 5:絶縁スリーブ、6:過電流リレー本体、 41:導線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷に電源を供給するための動力用端子を
    備えるとともに、この動力用端子に接続される導体の負
    荷電流を検出する変流器とこの変流器と接続される回路
    基板からなる過電流リレー本体を、ケース本体およびケ
    ースカバーに収納してなる過電流検出装置において、 前記ケース本体に設けた絶縁壁の一方側に前記動力用端
    子を配置するとともに、他方側に前記導体を挿通する絶
    縁用スリーブを一体成形し、この絶縁用スリーブの端部
    をケースカバーに貫通させてなることを特徴とする過電
    流検出装置。
  2. 【請求項2】前記絶縁用スリーブの端部をケースカバー
    面から突出させたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の過電流検出装置。
JP61135616A 1986-06-10 1986-06-10 過電流検出装置 Expired - Lifetime JPH088038B2 (ja)

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JP61135616A JPH088038B2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10 過電流検出装置

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JPS62291829A JPS62291829A (ja) 1987-12-18
JPH088038B2 true JPH088038B2 (ja) 1996-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53160766U (ja) * 1977-05-25 1978-12-16
JPS5628431A (en) * 1979-08-17 1981-03-20 Hitachi Ltd Wiring breaker
JPS6059336U (ja) * 1983-09-29 1985-04-25 松下電工株式会社 プリント板用リレ−

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JPS62291829A (ja) 1987-12-18

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