JPH087970B2 - 小型テープカセット - Google Patents

小型テープカセット

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JPH087970B2
JPH087970B2 JP22980490A JP22980490A JPH087970B2 JP H087970 B2 JPH087970 B2 JP H087970B2 JP 22980490 A JP22980490 A JP 22980490A JP 22980490 A JP22980490 A JP 22980490A JP H087970 B2 JPH087970 B2 JP H087970B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば標準テープカセット専用ビデオテープ
レコーダ(以下VTRと略記する)等の記録再生装置に直
接装着するには小型で、しかもこのVTRで使用するには
テープカセットアダプタ等を必要とする小型テープカセ
ットに係り、特に供給側リールハブ及び巻取側リールハ
ブの各ブレーキ解除動作を連動して確実に行える小型テ
ープカセットに関する。
(従来の技術) 一般に、VTRには標準タイプの大きさの標準テープカ
セットが使用されていることは周知のことであり、また
この標準テープカセットを使用する標準テープカセット
専用VTRとの互換性を保ちながら記録再生を可能とした
標準テープカセットより小型の小型テープカセットが開
発されていることも周知のことである。
さて、この小型テープカセットは小型テープカセット
専用VTRによって記録再生できる一方、標準テープカセ
ット専用VTRにて使用する場合には、標準テープカセッ
トと略同一形状のテープカセットアダプタにこの小型テ
ープカセットを収納することにより、標準テープカセッ
トと同等に使用できるものである。
また、この標準テープカセット専用VTRの普及と共
に、最近ではビデオカメラと小型テープカセット専用VT
Rとが一体になった、いわゆるカメラ一体型VTRが製作さ
れており、このカメラ一体型VTRでは携帯撮影に適する
よう標準テープカセットよりも小型な小型テープカセッ
トを使用して装置の小型化を図っている。
第5図は一般的な小型テープカセットの外観斜視図で
あり、同図は開蓋状態を示している。
同図に示すように、小型テープカセット1は、大略、
磁気テープ2を収納して上ハーフ3Aと下ハーフ3Bとを蓋
合せの状態で構成されるカセット筐体3と、このカセッ
ト筐体3の左右両側面に枢支され、軸(ピン)10により
回動自在に軸支されカセット筐体3の前面側開口を開閉
する蓋体4とを有する構成のものである。
下ハーフ3Bには巻取側リールハブ7の下フランジ外周
面に形成された歯車7aをカセット筐体3の同図中右側面
に臨ませるための切欠部3dが形成されている。この切欠
部3dは上下ハーフ3A,3Bを組立てた時に区画形成され
る。12は切欠部3dの後部側にて上下ハーフ3A,3Bを貫い
て形成された誤挿入防止用の溝である。磁気テープ2は
通常、前面側開口を横切るように左右のガイドローラ5.
5により案内された状態で張架されており、蓋体4が閉
蓋することにより保護されている。蓋体4はカセット筐
体3の右側面前面側に形成されたU字状の凹部9内に嵌
挿した板ばね11により前面側への摺動力が付与された摺
動片8によってクリック的に開蓋及び閉蓋位置に保持さ
れる。13はブレーキ解除ピン挿入口である。
さて、上述した構成の小型テープカセット1を図示せ
ぬ小型テープカセット専用VTRに装着して使用する場合
は、小型テープカセット1をVTRのテープカセット挿入
口から所定位置まで挿入することにより、蓋体4を第5
図に図示の如く略水平位置まで回動させて開蓋し、しか
る後この小型テープカセット1を例えば下降させること
により、供給側リールハブ6がVTRの供給側リールディ
スク(図示せず)に嵌合し、巻取側リールハブ7の下フ
ランジ外周面に形成された歯車7aがVTRの駆動歯車(図
示せず)に噛合し、かつカセット筐体3内の前面側開口
の凹部3a,3b,3c内にそれぞれVTRの垂直及び傾斜ローデ
ィング、そしてキャプスタン(いずれも図示せず)が侵
入した状態でVTRに装着される。
こうして、小型テープカセット専用VTRによる記録再
生が可能となる。
また、この小型テープカセット1を図示せぬ標準テー
プカセット専用VTRに装着して使用する場合には、例え
ば実公昭60−37739号公報に記載される如くの標準テー
プカセットと同一形状のテープカセットアダプタ、ある
いは標準テープカセットと小型テープカセットとが共に
収納可能な収納トレイの小型テープカセットの収納部内
に収納した状態でVTRに装着される。
ところで、VTRに使用される標準テープカセットや小
型テープカセットでは、カセット筐体内に磁気テープを
巻回する一対のリールハブが収納されており、記録再生
時、供給側リールハブに巻回された磁気テープが前面側
開口より繰り出されてVTRの磁気ヘッドと摺動し、この
後、前面側開口から再びその内部に戻り、巻取側リール
ハブに巻回される。また巻戻し時、磁気テープは巻取側
リールハブから直接供給側リールハブに移送される。
こうした磁気テープ供給巻戻しを行う供給側リールハ
ブ及び巻取側リールハブにはそれぞれブレーキ機構が設
けられており、このブレーキ機構の動作によって、供給
側リールハブ及び巻取側リールハブの不要な回動が防止
されている。これは小型テープカセット持ち運び等で外
部からハーフに衝撃が加えられた場合、供給側リールハ
ブあるいは巻取側リールハブが不要に回動して磁気テー
プに緩みが生じ、これによって回転ムラや磁気テープの
折れ曲り、さらには切断といったトラブルが生じる虞れ
があることを回避するため備えられている。
第6図は第5図に示した小型テープカセットの上ハー
フ3Aを外した状態の外観斜視図であり、これは図示の都
合上磁気テープ2の張架状態は示していない。
同図に示すように、下ハーフ3B内には供給側リールハ
ブ6及び巻取側リールハブ7がそれぞれ収納されてお
り、このリールハブ6,7間には磁気テープ2が張架され
る(図示せず)。供給側リールハブ6及び巻取側リール
ハブ7にはそれぞれブレーキ機構が設けられている。14
は歯車7aとの間でブレーキ動作が行われる。巻取側リー
ルストッパである。
第7図は供給側リールハブのブレーキ機構を示す図で
ある。
同図に示すように、供給側リールハブ6の下フランジ
6aには断面台形状の複数のリブ6bが放射状に設けられて
いる。そしてこの複数のリブ6bに対向するように、下ハ
ーフ3B内面上方に複数のリブ6bと類似形状の複数のリブ
3Bcが形成されている。供給側リールハブ6は第5図に
示す状態において、上ハーフ3Aに固定されたリールスプ
リング(図示せず)により、上ハーフ3A方から下ハーフ
3B内面に向って押圧される。この時、供給側リールハブ
6に設けられた複数のリブ6bは下ハーフ3B内面に設けら
れた複数のリブ3Bcと互いに係合することによりブレー
キ動作が得られるから、供給側リールハブ6の不要な回
動を常時防止できる。
従って、供給側リールハブ6のブレーキ機構は複数の
リブ6b及び複数のリブ3Bcから成る。
このブレーキ解除動作は、小型テープカセットのVTR
への装着後、VTRあるいはテープカセットアダプタの供
給側ディスク軸が小型テープカセット1の供給側リール
ハブ6の下方からその内方に挿入され、供給側リールハ
ブ6が下ハーフ3B内面より若干上方に押し上げられ、上
記した複数のリブ6b及び複数のリブ3Bcの係合が外れる
ことによって行われる。
第8図は巻取側リールハブのブレーキ機構を示す図で
ある。
同図に示すように、巻取側リールハブ7の下フランジ
7bの端面に形成された歯車7aに対向した位置に、巻取側
リールハブ7の近傍であって下ハーフ3B内面に突設され
た支持軸3Baに回動自在に軸支されたリールストッパ14
の下方に山形の歯14aが数個設けられており、スプリン
グ(図示せず)によって、リールストッパ14の歯14aは
巻取側リールハブ7の歯車7aに付勢されて噛合されるこ
とによりブレーキ動作が得られるから、巻取側リールハ
ブ7の不要な回動を常時防止してできる。
従って、巻取側リールハブ7のブレーキ機構はスプリ
ング、山形の歯14a、そして歯車7aから成る。
このブレーキ解除動作は、小型テープカセット1のVT
Rへの装着後、VTRのリールブレーキ解除ピン(図示せ
ず)が下ハーフ3Bに穿設されているブレーキ解除ピン挿
入口13の下方からその内方に挿入され、リールストッパ
14が下ハーフ3B内面より上方に押し上げられ、リールス
トッパ14の歯14aと巻取側リールハブ7の歯車7aとの噛
合が外れることによって行われる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述したカメラ一体型VTRの普及につれ
て、小型テープカセットを持ち運ぶ機会の増加、長
時間撮影可能な小型テープカセットへの要求が生じてい
る。
このため、上記したについては、外部から衝撃が加
えられても収納されている磁気テープに損傷を与えない
ような構成の小型テープカセットを得ること、また、上
記したについては、小型テープカセット筐体の寸法上
の制約から従来より薄いベースフィルムの磁気テープを
用いると共に、外部から衝撃が加えられても収納されて
いる薄い磁気テープに損傷を与えないような構成の小型
テープカセットを得ることが望まれている。
しかしながら、前述した第5図〜第8図に図示した小
型テープカセット1に備えられているブレーキ機構は、
供給側及び巻取側共にスプリングの付勢力に頼っている
から、外部からの衝撃が小型テープカセット1に加えら
れた場合、この一対のリールハブ6,7の回動を確実に係
止できない課題がある。
また、このブレーキ機構では、小型テープカセット1
の自在に開閉可能である蓋体4を開蓋して磁気テープ2
を外部へ引き出し際の制止ができない課題がある。
(課題を解決するための手段) 上記した課題を解決するために、本発明は下記の構成
になる小型テープカセットを提供する。
磁気テープが張架された一対のリールハブと、この一
対のリールハブの不要な回動をそれぞれ防止する一対の
ブレーキ機構とを有する小型テープカセットであって、 一方のブレーキ機構のブレーキ解除動作を他方のブレ
ーキ機構に伝達し前記一対のブレーキ機構のブレーキ解
除動作が連動して行なえるように前記一方のブレーキ機
構とを前記他方のブレーキ機構とを連結したことを特徴
とする小型テープカセット。
(実施例) 以下、本発明になる小型テープカセットについて、第
1図〜第4図に沿って説明する。
第1図は本発明になる小型テープカセットの上ハーフ
を外した一実施例の要部外観斜視図、第2図,第3図は
本発明の要部である巻取側リールハブのブレーキ機構を
それぞれ示す図、第4図は本発明の他の要部である供給
側リールハブのブレーキ機構を示す図である。前述した
ものと同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
本発明になる小型テープカセットは、後述すように、
磁気テープ2が張架された供給側リールハブ及び巻取側
リールハブ(一対のリールハブ)6,7と、この供給側リ
ールハブ及び巻取側リールハブ(一対のリールハブ)6,
7の不要な回動をそれぞれ防止する一対のブレーキ機構
B,Aとを有する小型テープカセット20であって、一方の
ブレーキ機構Aのブレーキ解除動作を他方のブレーキ機
構Bに伝達し一対のブレーキ機構A,Bのブレーキ解除動
作が連動して行なえるように一方のブレーキ機構Aと他
方のブレーキ機構Bとを連結したことを特徴とするもの
である。
本発明の一実施例になるになる小型テープカセット20
は、第1図に示すように、大略前述した小型テープカセ
ット1からリールストッパ14を外し後述するブレーキ機
構A,Bを付加して得た構成の小型テープカセットであ
り、磁気テープ2、カセット筐体3(上下ハーフ3A,3
B)、凹部3a〜3c、支持軸3Ba,3Bb、切欠部3d、蓋体4、
ガイドローラ5、供給側リールハブ6、巻取側リールハ
ブ7、歯車7a,摺動片8、U字状の凹部9、ピン10、板
ばね11、誤挿入防止用の溝12、ブレーキ解除ピン挿入口
13、ブレーキ機構A,Bを有しており、そして供給側リー
ルハブ6の下フランジ外周面には凹凸状の歯溝6cが形成
されている(ここでは凹凸状の歯溝6cが示されている
が、これ以外の形状でも良い)。
上記した巻取側リールハブ7のブレーキ機構Aはブレ
ーキアーム21及びスプリング22から成る。
ブレーキアーム21は、第1図,第2図に示すように、
巻取側リールハブ7の近傍の下ハーフ3B内面に突設され
た支持軸3Baに回動自在に軸支されており、この下方に
取り付けられたスプリング22の付勢力によって同図中矢
印a方向に常時付勢される。
従って、巻取側リールハブ7に巻回された磁気テープ
2はこれに常時巻取られ得る状態となる。
このブレーキアーム21は、同図中矢印a方向に常時付
勢される巻取側リールハブ7の歯車7aに係合する爪部21
a、VTRのリールブレーキ解除ピン23によって同図中矢印
b方向に回動されるブレーキ解除ピン受け21b、その先
端にピン21dが設けられ上記した爪部21aの動きを後述す
る供給側リールハブ6のブレーキ機構B(ブレーキ片24
の受け24b)に伝達するアーム21cから構成される。21e
はブレーキ解除ピン受け21bの端面である。
上記した支持軸3Baは、第3図に示すように、巻取側
リールハブ7の略接線方向の下ハーフ3B内面上に突設さ
れていることから、この支持軸3Baに軸支されたブレー
キアーム21の先端に設けられた爪部21aの形状を巻取側
リールハブ7の歯車7aの歯面と密に係合するように選択
することにより、同図中矢印b方向(巻取側リールハブ
7に巻回された磁気テープ2が緩む方向)への巻取側リ
ールハブ7の回動を常時確実に係止でき、また、同図中
矢印a方向(巻取側リールハブ7に巻回された磁気テー
プ2がここで巻取られる方向)への巻取側リールハブ7
の回動が常時可能とすることができる。
このブレーキ機構Aのブレーキ解除動作は、小型テー
プカセット20のVTRへの装着後、VTRのリールブレーキ解
除ピン23が小型テープカセット20の下ハーフ3Bに穿設さ
れているブレーキ解除ピン挿入口13の下方から下ハーフ
3B内方に挿入されると、リールブレーキ解除ピン23はブ
レーキアーム21のブレーキ解除ピン受け21bの端面21eに
当接しこれを矢印b方向へ押圧することによって、ブレ
ーキアーム21は支持軸3Baを軸芯として矢印b方向へ回
動する結果、上記したブレーキアーム21の爪部21aと巻
取側リールハブ7の歯車7aと係合が解除されることによ
って行われる。なお、端面21eは斜面として示している
がブレーキ解除ピン受け21bの形状によっては、この形
状は斜面以外のものであっても良い。
さて、供給側リールハブ6のブレーキ機構Bは、第1
図,第4図に示すように、ブレーキ片24及びスプリング
25から成る。
ブレーキ片24は供給側リールハブ6の近傍の下ハーフ
3B内面に突設された支持軸3Bbに回動自在に軸支されて
おり、この下方に取り付けられたスプリング25の付勢力
によって同図中矢印b方向に常時付勢される。
従って、供給側リールハブ6に巻回された磁気テープ
2はここに常時巻取られ得る状態となる。
このブレーキ片24は、同図中矢印b方向に常時付勢さ
れ供給側リールハブ6の歯溝6cに係合する爪部24a、前
述した巻取側リールハブ7のブレーキ機構Aのピン21d
に係合し、ピン21dによって矢印a方向に回動される受
け24bから構成される。
このピン21dに係合している受け24bには常時矢印b方
向の付勢が加わっているが、この付勢力はピン21dによ
り伝達される爪部21aの矢印b方向の付勢力によって容
易に無とすることができるから、爪部24aは容易に矢印
a方向に回動される。
上記した支持軸3Bbは、第4図に示すように、供給側
リールハブ6の略接線方向の下ハーフ3B内面上に突設さ
れていることから、この支持軸3Bbに軸支されたブレー
キ片24の先端に設けられた爪部24aの形状を供給側リー
ルハブ6の歯溝6cに密に係合するように選択することに
より、同図中矢印a方向(供給側リールハブ6に巻回さ
れた磁気テープ2が緩む方向)への供給側リールハブ6
の回動を常時確実に係止でき、また、同図中矢印b方向
(供給側リールハブ6に巻回された磁気テープ2がここ
で巻取られる向)への供給側リールハブ6の回動を常時
可能とすることができる。
上記したようにブレーキ機構Aはブレーキ機構Bに連
結(ピン21dと受け24bとの係合)しているから、このブ
レーキ機構Bのブレーキ解除動作はブレーキ機構Aのブ
レーキ解除動作に連動して行われる。
即ち、小型テープカセット20のVTRへの装着後、VTRの
リールブレーキ解除ピン23が小型テープカセット20の下
ハーフ3Bに穿設されているブレーキ解除ピン挿入口13の
下方から下ハーフ3Bに挿入されると、VTRのリールブレ
ーキ解除ピン23はブレーキ機構Aのブレーキ解除ピン受
け21bの端面21eに当接しこれを矢印b方向向)へ押圧す
ることによって、ブレーキアーム21は支持軸3Baを軸芯
として矢印b方向へ回動し、上記したブレーキアーム21
の爪部21aと巻取側リールハブ7の歯車7aと係合が解除
される。そしてこれと同時に、ブレーキアーム21の爪部
21aの動きはアーム21cの先端に設けられたパン21dを介
して、このピン21dに係合するブレーキ機構Bの受け24b
に伝達され、この受け24bを矢印a方向へ押圧すること
によって、ブレーキ片24は支持軸3Bbを軸芯として矢印
a方向へ回動し、第4図中破線で示す状態のように、上
記したブレーキ片24の爪部24aと供給側リールハブ6の
歯溝6cと係合が解除される。
上述したように、ブレーキ機構Aによるブレーキ解除
動作(ブレーキアーム21の爪部21aと巻取側リールハブ
7の歯車7aとの係合解除)に連動して、ブレーキ機構B
によるブレーキ解除動作(ブレーキ片24の爪部24aと供
給側リールハブ6の歯溝6cとの係合解除)が連動して行
えるため、従って、供給側リールハブ6及び巻取側リー
ルハブ7のそれぞれのブレーヘキ作動及びブレーキ解除
を確実に精度良く行うことができ、また供給側リールハ
ブ6及び巻取側リールハブ7双方に巻回された磁気テー
プ2をそれぞれ巻取る方向に常時回転可能にできるか
ら、磁気テープ2を常時緩みや弛みなく張架することが
できる。また、蓋体4を開蓋して磁気テープ2を外部へ
引き出すことを防止できる。
上記したのはVTRに使用される小型テープカセットに
ついて述べたが、VTR以外の技術分野においても本発明
になる小型テープカセットを適用できることは勿論であ
る。
(発明の効果) 上記したように、本発明は、特に一方のブレーキ機構
のブレーキ解除動作を他方のブレーキ機構に伝達し一対
のブレーキ機構のブレーキ解除動作が連動して行なえる
ように一方のブレーキ機構と他方のブレーキ機構とを連
結した構成としたから、一対のリールハブの両方に確実
にブレーキ及びブレーキ解除を確実に行うことができ、
外部からの衝撃が加えられても一対のリールハブに張架
される磁気テープの緩みを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる小型テープカセットの上ハーフを
外した一実施例要部外観斜視図、第2図,第3図は本発
明の要部である巻取側リールハブのブレーキ機構をそれ
ぞれ示す図、第4図は本発明の他の要部である供給側リ
ールハブのブレーキ機構を示す図、第5図は一般的な小
型テープカセットの外観斜視図、第6図は第5図に示し
た小型テープカセットの上ハーフを外した状態の外観斜
視図、第7図は供給側リールハブのブレーキ機構を示す
図、第8図は巻取側リールハブのブレーキ機構を示す図
である。 1,20……小型テープカセット、 2……磁気テープ、3……カセット筐体、 3a〜3c……凹部、3d……切欠部、 3A……上ハーフ、3B……下ハーフ、 3Ba,3Bb……支持軸、4……蓋体、 5……ガイドローラ、6……供給側リールハブ、 6c……歯溝、7……巻取側リールハブ、7a……歯車、 8……摺動片、9……U字状の凹部、10……ピン、 11……板ばね、12……誤挿入防止用の溝、 13……ブレーキ解除ピン挿入口、 21……ブレーキアーム、21a,24a……爪部、 21b……ブレーキ解除ピン受け、21c……アーム、 21d……ピン、21e……端面、 22,25……スプリング、 23……リールブレーキ解除ピン、 24……ブレーキ片、24b……受け、 A,B……ブレーキ機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープが張架された一対のリールハブ
    と、 この一対のリールハブの不要な回動をそれぞれ防止する
    一対のブレーキ機構とを有する小型テープカセットであ
    って、 一方のブレーキ機構のブレーキ解除動作を他方のブレー
    キ機構に伝達し前記一対のブレーキ機構のブレーキ解除
    動作が連動して行なえるように前記一方のブレーキ機構
    とを前記他方のブレーキ機構とを連結したことを特徴と
    する小型テープカセット。
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