JPH087944B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH087944B2
JPH087944B2 JP19941490A JP19941490A JPH087944B2 JP H087944 B2 JPH087944 B2 JP H087944B2 JP 19941490 A JP19941490 A JP 19941490A JP 19941490 A JP19941490 A JP 19941490A JP H087944 B2 JPH087944 B2 JP H087944B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は圧縮された音声データや画像データが離散的
に記録されたディスクを早送り再生するディスク再生装
置に関するものである。
従来の技術 近年、コンパクトディスク(以下、CDと略記する。)
は広く普及し、CDの新たな展開としてコンパクトディス
ク・リード・オンリ・メモリ(以下、CD-ROMと略記す
る。)も普及し始めている。CDは標本化周波数44.1KHz,
量子化ビット数16でデジタル信号に変換されたステレオ
1チャンネルの音声(以下CD-DAデータと略記する。)
を記録するものであり、CD-ROMは、このCD-DAデータの
代わりに画像データやコンピュータプログラム,音声デ
ータなどを構造化して記録する。
以下に、従来のディスク再生装置について図面を参照
しながら説明する。
まず、CDおよびCD-ROMのデータフォーマットについて
第8図、第9図を用いて説明する。
第8図はCDに記録されるデータのフォーマットを示す
模式図であり、(a)は記憶の最小単位であるデータフ
レームの模式図、(b)はサブコードフレームの模式
図、(c)はプログラム領域におけるQチャンネルのデ
ータフォーマットの模式図である。第9図はCD-ROMに記
録されるデータのフォーマットを示す模式図であり、
(a)はCD-ROMのモード2で記録される音声ブロックの
データフォーマットの模式図、(b)はCD-ROMのモード
2のサブヘッダの模式図、(c)はCD-ROM内に記録され
る音声ブロックの配置を示した模式図である。
CDにはディスクの内周から外周に向かって、リードイ
ン領域,プログラム領域,ディスクの終端を示すリード
アウト領域が存在し、実際のデータが記録されるのはプ
ログラム領域である。
一つのデータフレームにはサブチャンネル2とメイン
チャンネル1が存在し、CDに時分割で記録される。サブ
チャンネル2には1バイトのデータ記録域があり、メイ
ンチャンネル1には24バイトのデータ3と8バイトの誤
り検出訂正符号4の合計32バイトのデータの記録域があ
る。
CDではデータ3の領域にCD-DAデータが記録される。C
Dにはこのデータフレームが7350データフレーム/秒の
割合で記録される。誤り検出訂正符号4はメインチャン
ネル1のデータのデータ誤りを検出訂正するための符号
である。
これらのデータをCDに記録する前に、EFM(Eight−to
−Fourteen−Modulation)変調や、データフレームの境
界を識別するためのデータフレーム同期信号の付加作業
などが行われる。その結果1データフレームは588ビッ
トとなり、CDに記録される際のビットレートは588×735
0=4.3218Mbit/secとなる。このデータはNRZi信号の形
式で速度一定(約1.25m/sec)で、内周から外周に向か
って螺旋状に記録される。
連続する98データフレーム分のサブチャンネル2でサ
ブコードフレームを構成する。したがって、サブコード
フレームは1秒間に75個存在する。この様子を第8図
(b)に示す。最初の2データフレーム分のサブチャン
ネル2でサブコードフレーム同期7を構成し、残りの96
データフレーム分のサブチャンネル2でサブコードと呼
ばれるデータを記録する。サブコードの1バイトは各ビ
ットがそれぞれチャンネルに対応しており、これらのチ
ャンネルをPチャンネル,Qチャンネル,…,Wチャンネル
と呼んでいる。
Qチャンネル9にはアドレスが記録されている(第8
図(c)参照)。アドレスにはプログラム領域の先頭を
0分0秒0フレームとして外周にいくに従って増大する
絶対時間(AMIN,ASEC,AFRAME)と、各トラックの先頭を
0分0秒0フレームとする相対時間(MIN,SEC,FRAME)
と、トラックナンバ,インデックスが存在し、それぞれ
がBCDコード(2進化10進数)で記録されている。ここ
でいうフレームとは時間の単位で75フレームが1秒に相
当する。すなわち時間の単位としてのフレームは1サブ
コードフレームの時間長に等しい。
CD-ROMでは、この1サブコードフレームの長さに相当
する98データフレーム分のデータ98×24=2352バイトを
1ブロックとして構造化が行われる(第9図(a)参
照)。各ブロックはその先頭にブロックの区切りを識別
するための12バイトの同期信号があり、同期信号に引き
続いて4バイトのヘッダがある。ヘッダの先頭の3バイ
トは物理ブロックアドレスと呼ばれ、プログラム領域の
先頭を0分0秒0ブロックとした絶対アドレスが記録さ
れる。この絶対アドレスは第8図(c)で説明した絶対
時間(AMIN,ASEC,AFRAME)と等しい値となっている。ヘ
ッダの最終のバイトはモードを示し、この値によって残
りの2336バイトの記録内容が異なる。
すなわち、CD-ROMではCD-DAデータの代わりに第9図
に示した同期信号やヘッダ,ザブヘッダ,ユーザデータ
などが記録される。
第9図(a)はモード2の音声ブロックのデータフォ
ーマットを示す模式図である。モード2ではヘッダに続
いて8バイトのサブヘッダが記録される(第9図(b)
参照)。第0バイトと第4バイトにはファイルを識別す
るためのファイルナンバが記録される。第1バイトと第
5バイトには同一ファイル内をさらに細かく規定するた
めのチャンネルナンバが記録される。第2バイトと第6
バイトにはサブモードが記録される。このサブモードバ
イトはビットエンコードされており、このブロック内に
記録されるデータの種類などが記録される。たとえば、
このブロック内に記録されているデータが画像データ
か、音声データかなどを識別するためのコードがサブモ
ードバイトに記録される。ユーザーデータの位置に画像
データが記録されたブロックを、以下、画像ブロックと
略記する。また、音声データが記録されたブロックを、
以下、音声ブロックと略記する。第3バイトと第7バイ
トに記録されるコーディングインフォメーションはサブ
モードバイトの値によって異なる。音声ブロックのコー
ディングインフォメーションバイトには音声データの音
質を示す音声レベルやモノラル/ステレオの区別などが
記録される。画像ブロックのコーディングインフォメー
ションは画像データのフォーマットを示す識別するため
のコードが記録される。
音声ブロックの2324バイトのユーザデータ領域は128
バイトのサウンドグループが18個記録され、残りの20バ
イトには0が記録される。各サウンドグループは、デコ
ード処理に用いる音声データのパラメータである16バイ
トのサウンドパラメータSPと、実際の音声データである
112バイトのサウンドデータSDが記録される。このサウ
ンドグループを全て占有して音声データを収納すること
ができるが、他に圧縮して収納することもできる。
圧縮の手法には標本化周波数とビット数の違いによっ
てレベルA,レベルB,レベルCの3種類が存在し、各レベ
ルにはモノラル/ステレオの区別があるため全部で6種
類の圧縮音程フォーマットが存在する。レベルAのステ
レオはCDの音声に比べてそのデータ量は約1/2に圧縮さ
れている。レベルAのモノラルとレベルBのステレオは
CDの音声に比べてそのデータ量は約1/4に圧縮されてい
る。レベルBのモノラルとレベルCのステレオはCDの音
声に比べてそのデータ量は約1/8に圧縮されている。レ
ベルCのモノラルはCDの音声に比べてそのデータ量は約
1/16に圧縮されている。したがって、レベルBのステレ
オであれば4チャンネル分のステレオ音声をCD-ROMに記
録することができる。また、音声ブロックと画像ブロッ
クを時間軸多重して記録することも可能である。この様
子を第9図(c)に示す。図において、たとえば、レベ
ルCのモノラルであれば、データ量が約1/16に圧縮され
ているため、16ブロックに1ブロックの割合で音声ブロ
ックを記録し、残りの15ブロックに画像データを記録し
て、音声を出力しながら画像を切り替える電子紙芝居を
実現したりできる。また、音声だけでなく画像にもチャ
ンネルの概念を導入し、複数チャンネルの画像をCD-ROM
に記録することもできる。
このように、CD-ROMに音声ブロックや画像ブロックを
記録する場合には、同一チャンネルに属する音声ブロッ
クが一定間隔で配置されるように時分割に記録する。再
生時にはファイルナンバとチャンネルナンバの両方が指
定された値と一致したブロック内を抽出し、このブロッ
クが音声ブロックであれば音声データに対してデコード
処理を行って音声として出力し、画像ブロックであれば
画像処理回路で映像信号に変換して出力する(たとえ
ば、エレクトロニクス昭和61年12月号55ページ〜60ペー
ジ)。
次に、従来のディスク再生装置の例としてCDプレーヤ
が早送り再生を行う場合の動作について第5図,第6図
を参照しながら説明する。
上記した音声ブロックや画像ブロックを離散的に記録
したCD-ROMの早送り再生を行っている例はないので、市
販されているCDプレーヤの早送り再生について説明す
る。
第5図は従来のディスク再生装置であるCDプレーヤの
内部構成を示すブロック図である。図において、スピン
ドルモータ61はCD59を線速度一定で回転させ、ピックア
ップ62がCD59に記録された信号を読みとる。読みとられ
た信号はCD信号処理回路63でデジタル信号に変換された
後、誤り検出訂正処理が施される。モータ制御回路98は
スピンドルモータ61の回転を制御するCLV(Constant Li
near Velocity)サーボを行う。このCLVサーボはCD信号
処理回路63内で抽出された再生クロックが、発振器97の
出力する4.3218MHzの基準クロックと一致するように行
われる。ピックアップ制御回路66はCD59に読みとりレー
ザ光のフォーカスを合わせるフォーカスサーボと、CD59
上に螺旋状に形成された記録トラックに読みとりレーザ
光を追従させるトラッキングサーボと、ピックアップ62
を内外周方向に移動させるトラバースサーボを行う。CD
信号処理回路63から出力されたCD-DAデータはDA変換回
路80とローパスフィルタ81を介してアナログ音声信号に
変換されて出力される。許可手段85はトラックジャンプ
の可否を決定し、再生速度制御手段83はトラックジャン
プ命令をピックアップ制御回路66に出力する。再生手法
指定手段75はCDプレーヤの操作部で早送り再生などの再
生手法を指定する。再生速度制御手段83と許可手段85が
行う動作は具体的にはマイクロプロセッサ84が実行する
プログラムで実現されている。
第6図はCD信号処理回路63がサブコードフレーム同期
7を検出したときに、マイクロプロセッサ84が行うイン
タラプト処理ルーチンのフローチャートである。()内
の数値は、それを実行する手段の番号を示している。た
とえば、ステップ200の内部カウンタをインクリメント
する動作は許可手段85によって行われる。
上記構成のディスク再生装置について、以下その動作
を説明する。
まず、CD59の再生中にCD信号処理回路63がサブコード
フレーム同期を検出すると、マイクロプロセッサ84に対
してインタラプト信号を発生する。マイクロプロセッサ
84はインタラプト信号を受信すると第6図のフローチャ
ートに従って許可手段85と再生速度制御手段83が動作す
る。まずステップ200で許可手段85は内部カウンタをイ
ンクリメントする。次に、ステップ201で再生速度制御
手段83が再生手法指定手段75の状態を判別する。いま、
再生手法指定手段75の早送り再生スイッチが押されてい
ないとするとインタラプト処理ルーチンは終了する。す
なわち、通常の再生が行われている間は許可手段85によ
る内部カウンタのインクリメント作業のみが行われてい
る。
早送り再生のスイッチが押された状態でインタラプト
処理ルーチンが実行されると、ステップ202へ進み、ス
テップ202で再生速度制御手段83は許可手段85内のカウ
ンタの値をチェックし所定値以上かどうかを判断する。
所定値より大きい場合には再生速度制御手段83はステッ
プ203でピックアップ制御回路66に対してトラックジャ
ンプ命令を出力し、その後、許可手段85はステップ204
で内部カウンタをクリアしてインタラプト処理ルーチン
は終了する。この所定値を、たとえば、10とすると約10
/75秒ごとにトラックジャンプ命令が出力されることに
なる。
ピックアップ制御回路66はトラックジャンプ命令を受
信すると外周方向に再生位置をジャンプさせるようにピ
ックアップ62を制御する。たとえば、外周に向かって1
本トラックジャンプするようにピックアップ制御回路66
がピックアップ62を制御すると、ピックアップ62は外側
の隣のトラックに再生位置を移動させる。CD59は内周か
ら外周に向かって信号が記録されているため、以上の操
作で再生位置が進み、その結果、早送り再生が実現され
る。
ピックアップ62がトラックジャンプを行うと再生デー
タの連続性が失われるため音声出力が一瞬途切れること
になる。
発明が解決しようとする課題 CDにはCD-DAデータが連続的に記録されているため、C
Dプレーヤで早送り再生を行う場合には、上述した手法
で再生してもトラックジャンプによる音声の途切れる時
間は非常に短い。しかしながら、上述の手法を音声ブロ
ックと画像ブロックが離散的に記録されたディスクの再
生装置にそのまま適応した場合、トラックジャンプによ
る音声の途切れる時間が長くなるという課題を有してい
る。すなわち、トラックジャンプを一定時間間隔で行っ
ていたのではトラックジャンプによる無音期間が長くな
る。また、1画面を構成する画像データは複数の画像ブ
ロックに分散されて記録されているため、画面を構成す
る画像ブロックの一部が再生されず、表示画面が乱れる
という課題も有している。
この課題について第7図を参照しながら説明する。第
7図は音声ブロックと画像ブロックが記録されたCD-ROM
の再生の動作を示すタイミングチャートである。このCD
-ROMには音声ブロックと画像ブロックが1対3の割合で
記録されている。各音声ブロックには4/75秒の音声デー
タが圧縮して記録されている。A1,A2,A3,…は音声ブロ
ックを示しており、V1,V2,V3,…は画像ブロックを示し
ている。このディスクを通常再生する場合には第7図
(a)に示すようにA1ブロックをCD-ROMから読みだした
後、その音声データの伸張処理を行って4/75秒分の音声
出力を行う。A1ブロックの伸張処理が終了する時間まで
には次のA2ブロックがディスクから再生されており、音
声が途切れることなく再生される。また、画像ブロック
は画像メモリに送られ、複数の画像ブロック内の画像デ
ータで1枚の表示画面が表示される。ここで、早送り再
生を従来のCDプレーヤと同じ手法で行った場合について
考える。この場合、トラックジャンプのタイミングは前
回のトラックジャンプからの経過時間によって行われる
ため、ディスクから読み出されるデータの種類とは無関
係に行われる。したがって、たとえば、第7図(d)で
示すようにV5の画像ブロックを読みだした後、時刻t41
でトラックジャンプ動作が行われてV11のブロックから
再生が再開されるとA5ブロックのデータが伸張処理され
て出力されるまでは無音期間となる。トラックジャンプ
によってデータがディスクから読み出せない時間をTjと
し、1ブロック時間長をTsとし、nブロックごとに音声
データが時分割に記録されているとすれば、任意のタイ
ミングでトラックジャンプを行うと無音期間Tmは Tm<(n+1)Ts+Tj の関係が成り立つ。たとえば、上述したモードCモノラ
ルの場合n=16であるため、仮に、Tj=0であったとし
ても、最大で約0.2秒の無音期間が発生することにな
る。また、V6からV10までの画像ブロックは再生されな
いため、一部が欠落した画面が表示されることになる。
本発明は上記課題を解決するもので、音声ブロックと
画像ブロックが離散的に記録されたディスクを早送り再
生するときに、音声が途切れず、かつ、常に完全な画像
が表示される再生装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、 (1)本発明の第1の課題解決の手段は、操作者が再生
手法を指定する再生手法指定手段と、前記再生手法指定
手段の指定に対応してディスクを所定の回転速度に回転
駆動し、早送り再生の指定に対応して記録速度を実現す
る回転より所定の倍数だけ速い回転速度でディスクを駆
動する駆動手段と、回転する前記ディスクからデータを
読み出して各ブロックに対応するデータを出力する読み
出し手段と、前記読み出し手段の出力するデータを入力
して音声ブロックの音声データと他のブロックのデータ
とを分離して出力する分離手段と、前記音声データを入
力して一時的に記憶するメモリ回路と、前記メモリ回路
の音声データを逐次読み出し、ブロック単位で所定倍数
の時間軸伸張処理を行って無音期間なく音声信号を再生
する音声処理出力手段と、前記メモリ回路の音声データ
において前記音声処理出力手段の処理が未処理であるブ
ロック数に対応して制御信号を出力する未処理制御手段
と、前記制御信号の制御で前記分離回路の出力する音声
データの前記メモリ回路への入力をブロック単位でオン
−オフする選択手段と、前記分離手段の出力する音声デ
ータ以外のデータを入力してデータを再生するデータ処
理手段とを設け、前記未処理制御手段は早送り再生する
ときに、前記メモリ回路の音声データにおいて前記音声
処理出力手段での処理が未処理として残ったデータのブ
ロック数が、所定の上限数を越えたときから処理動作で
所定の下限数に減少するまでの間、前記制御信号を前記
選択手段に出力することで前記メモリ回路への音声デー
タ入力をオフするものとするディスク再生装置とする。
(2)本発明の第2の課題解決の手段は、操作者が再生
手法を指定する再生手法指定手段と、前記再生手法指定
手段の指定に対応してディスクを所定の回転速度に回転
駆動し、早送り再生の指定に対応して記録速度を実現す
る回転より所定の倍数だけ速い回転速度でディスクを駆
動する駆動手段と、回転する前記ディスクからデータを
読み出して各ブロックに対応するデータを出力する読み
出し手段と、前記読み出し手段の出力するデータを入力
して音声ブロックの音声データと他のブロックのデータ
とを分離して出力する分離手段と、前記音声データを入
力して一時的に記憶するメモリ回路と、前記メモリ回路
の音声データを逐次読み出し、ブロック単位で所定倍数
の時間軸伸張処理を行って無音期間なく音声信号を再生
する音声処理出力手段と、前記音声処理出力手段を制御
する音声制御手段と、前記分離手段の出力する音声デー
タ以外のデータを入力してデータを再生するデータ処理
手段とを設け、前記音声制御手段は早送り再生するとき
に、前記分離手段が前記メモリ回路に音声データをブロ
ック単位で書き込むごとに前記音声処理出力手段が処理
中の音声データ処理を中断して新しく書き込まれた音声
ブロックの音声データの処理に移行するように制御する
ものとするディスク再生装置とする。
作用 本発明は上記第1の課題解決の手段により、早送り再
生時において、駆動手段がディスクを記録速度より所定
の倍数だけ速く回転させ、分離手段が読み出し手段の出
力するデータから音声ブロックの音声データを分離し、
選択手段を介してメモリ回路に一時的に記憶される。音
声処理出力手段で前記音声データを逐次読み出して所定
倍数の時間軸伸張処理で無信号期間なく音声信号に再生
される。前記メモリ回路に所定数以上の音声データが未
処理で残るときには未処理手段が前記選択手段を制御し
て分離手段からメモリ回路へのデータ入力を切断して音
声データを廃棄することで、未処理データの蓄積を排除
する。
また、本発明は上記第2の課題解決の手段により、駆
動手段がディスクを記録速度より所定の倍数だけ速く回
転させ、分離手段が読み出し手段の出力するデータから
音声ブロックの音声データを分離し、メモリ回路に一時
的に記憶される。音声処理出力手段で前記音声データを
逐次読み出して所定倍数の時間軸伸張処理で無信号期間
なく音声信号に再生される。音声処理制御手段はメモリ
回路に音声データが書き込まれるごとに音声処理出力手
段を制御して、処理中のデタ処理を中断して前記新しい
音声ブロックのデータ処理に移行させ、メモリ回路の未
処理データ蓄積を排除する。
実施例 以下、本発明の第1の課題解決手段の一実施例のディ
スク再生装置について、第1図,第2図および第7図を
参照しながら説明する。なお、本実施例は本発明の請求
項1と請求項2に対応している。第1図は本発明の第1
の課題解決手段の一実施例のディスク再生装置の構成を
示すブロック図である。
図において、CD-ROM60は従来例で説明した音声ブロッ
クと画像ブロックが時分割に記録されたディスクであ
る。読み出し手段67はピックアップ62とCD信号処理回路
63とCD-ROM信号処理回路64およびピックアップ制御回路
66から構成される。分離手段70はスイッチ回路93とサブ
ヘッダ判別手段69から構成される。音声処理出力手段82
は伸張回路79とDA変換回路80およびローパスフィルタ81
から構成される。モータ制御手段91はモータ制御回路65
と発信器90から構成される。また、サブヘッダ判別手段
69と選択制御手段74および検出手段71はマイクロプロセ
ッサ77が実行するプログラムで実現している。スピンド
ルモータ61はCD-ROM60を回転させ、ピックアップ62がCD
-ROM60に記録された信号を読みとる。読みとられた信号
はCD信号処理回路63でデジタル信号に変換された後、誤
り検出訂正処理が施される。その後、CD-ROM信号処理回
路64でCD-ROMフォーマットの同期信号の検出などの処理
が施される。モータ制御回路65はスピンドルモータ61の
回転を制御するCLV(Constant Linear Velocity)サー
ボを行う。このCLVサーボはCD信号処理回路63内で抽出
された再生クロックが、発信器90の出力する基準クロッ
クと一致するように行われる。ピックアップ制御回路66
はCD-ROM60に読みとりレーザ光のフォーカスを合わせる
フォーカスサーボと、CD-ROM60上に螺旋状に形成された
記録トラックに読みとりレーザ光を追従させるトラッキ
ングサーボと、ピックアップ62を内外周方向に移動させ
るトラバースサーボを行う。CD-ROM信号処理回路64がCD
-ROMの同期信号を検出すると、サブヘッダ判別手段69が
サブヘッダを判別し、画像ブロックまたは音声ブロック
に対応してスイッチ回路93を制御して信号処理回路64の
出力を切り替える。記憶手段であるメモリ回路78に蓄え
られた音声データは伸張回路79で伸張処理が行われた
後、DA変換回路80とローパスフィルタ81を介してアナロ
グ音声信号に変換されて出力される。検出手段71は、メ
モリ回路78内に蓄えられている音声ブロックの数を検出
し、選択制御手段74はこの検出結果に基づいて選択手段
であるスイッチ回路94の開閉を制御する。再生手法指定
手段75はディスク再生装置の操作部であり、早送り再生
などの再生手法を指定する。再生手法指定手段75が早送
り再生を指示すると発信器90は基準クロックの周波数を
上げる。
上記構成において、以下、その動作を説明する。
第2図(a)はCD-ROM信号処理回路64がCD-ROM60のブ
ロックを検出したときに、マイクロプロセッサ77が行う
インタラプト処理ルーチンのフローチャートであ
る。()内の数値は、それを実行する手段の番号を示し
ている。たとえば、ステップ100のサブヘッダをチェッ
クするのは69のサブヘッダ判別手段である。第2図
(b)は伸張回路79が1ブロックの音声ブロックの伸張
処理を開始するときに、マイクロプロセッサ77が行うイ
ンタラプト処理ルーチンのフローチャートである。
第7図は前述のように音声ブロックA1,A2,…と画像ブ
ロックD1,D2,…が1対3の割合で記録されたCD-ROM60の
再生の動作を示すタイミングチャートで、CD-ROM60から
読み出される再生データとディスク再生装置から出力さ
れる音声の時間的対応関係を示している。図において、
(a)はCD-ROM60が第1の手段のディスク再生装置で通
常再生が行われる場合、(b)は第1の手段のディスク
再生装置で早送り再生が行われる場合、(c)は第2の
手段のディスク再生装置で早送り再生が行われる場合、
(d)は従来のCDプレーヤで行われている早送り再生と
同様の手法を用いてCD-ROM60を早送り再生した場合のデ
ィスクから読み出される再生データと音声出力の関係を
示している。
まず、通常再生が行われる場合の動作について説明す
る。
通常再生が再生手法指定手段75から指定されると、発
信器90は4.3218MHzの基準クロックを発生する。モータ
制御回路65は基準クロックとCD信号処理回路63が出力す
る再生クロックが一致するようにスピンドルモータ61を
回転させるので、CD-ROM60は記録速度と同じ速度、すな
わち、線速度約1.25m/secで回転する。その結果、CD-RO
M信号処理回路64からは75ブロック/秒の割合で画像ブ
ロックと音声ブロックが出力される。したがって、マイ
クロプロセッサ77は1/75秒に1回の割合で第2図(a)
のフローチャートに従った動作を行う。CD-ROM信号処理
回路64がCD-ROMのブロックを検出すると、マイクロプロ
セッサ77に対して、インタラプト信号を発生する。マイ
クロプロセッサ77はインタラプト信号を受信すると第2
図(a)のフローチャートに従ってサブヘッダ判別手段
69と選択制御手段74および検出手段71が動作する。
まず、ステップ100でサブヘッダ判別手段69はサブヘ
ッダのチェックを行う。すなわち、サブヘッダ判別手段
69はサブヘッダをCD-ROM信号処理回路64から読み出し、
画像ブロックか音声ブロックかの判定を行う。画像ブロ
ックだった場合、ステップ110へ進み、サブヘッダ判別
手段69はスイッチ回路93を画像処理出力手段92側に設定
した後、ステップ107でCD-ROM信号処理回路64に1ブロ
ックのデータを出力するように指示し、ステップ108でC
D-ROM信号処理回路64のデータ転送が終了するのを待っ
てインタラプト処理ルーチンは終了する。
いま、読み出し手段67がA1の音声ブロックからデータ
を読みだしたとする。A1の音声ブロックが再生される
と、サブヘッダ判別手段69はステップ100で音声ブロッ
クであると判定し、ステップ101でスイッチ回路93をス
イッチ回路(選択手段)94側に設定する。その後、ステ
ップ102で選択制御手段74が下記の転送中断フラグの値
をチェックする。この転送中断フラグはメモリ回路78内
の未処理の音声ブロックの数が既定の上限(本実施例で
はこの上限を2とする。)に達した場合にステップ106
で1に設定されるフラグである。通常再生時には第7図
(a)で示したように、CD-ROM60からは4/75秒間隔で音
声ブロックが出力され、各音声ブロックには4/75秒分の
音声データが含まれているため未処理は発生せず、未処
理データブロックの数は2にはならない。したがって、
通常再生中は転送中断ブラグは0のままであるためステ
ップ109は実行されず、常に、ステップ103で選択制御手
段74によってスイッチ回路94が閉じられる。その後、ス
テップ104で検出手段71によって下記のブロックカウン
タがインクリメントされる。A1の音声ブロックが再生さ
れる以前はメモリ回路78内には音声データがないため、
この時点でブロックカウンタの値は1となる(第7図
(a)時刻t0)。前記ブロックカウンタは検出手段71が
管理するソフトウェアで実現されたカウンタで、メモリ
回路78内の未処理データのブロック数をカウントするカ
ウンタである。続いて、ステップ105で選択制御手段74
によってブロックカウンタの値がチェックされる。この
値は既定の上限である2に達していないため、ステップ
107,ステップ108が実行されてメモリ回路78に音声デー
タが書き込まれる。
時刻t1で伸張回路79がA1の音声ブロックの伸張処理を
開始すると、伸張回路79はマイクロプロセッサ77に対し
て、インタラプト信号を発生する(時刻t1)。マイクロ
プロセッサ77は第2図(b)で示したインタラプト処理
ルーチンを実行する。ステップ111で検出手段71は前記
ブロックカウンタをデクリメントし、その結果ブロック
カウンタの値は0となる(時刻t1)。本実施例ではブロ
ックカウンタの既定の下限は0である。その後、選択制
御手段74によってステップ112,ステップ113が実行され
てインタラプト処理ルーチンは終了する。
以降、音声ブロックが読み出されるごとに(時刻T2,T
4,T6,…)、ステップ104が実行されてブロックカウンタ
の値は1となり、伸張回路79が新たな音声ブロックの伸
張処理を開始するごとに(時刻t3,t5,t7,…)、ブロッ
クカウンタの値は0になる。
次に、早送り再生が行われる場合の動作について説明
する。
早送り再生が再生手法指定手段75から指定されると、
発信器90は基準クロックの周波数を4.3218MHzよりも高
い周波数に変更する。本実施例では5/3倍の7.203MHzの
基準クロックを発生する。モータ制御回路65は、上述し
たように、基準クロックとCD信号処理回路63が出力する
再生クロックが一致するようにスピンドルモータ61を回
転させて、CD−ROM60は記録速度の5/3倍の速度で回転す
る。その結果、CD-ROM信号処理回路64からは125ブロッ
ク/秒の割合で画像ブロックと音声ブロックが出力され
る。したがって、マイクロプロセッサ77は1/125秒に1
回の割合で第2図(a)のフローチャートに従った動作
を第7図(b)のタイミングで行う。
V1,V2,…の画像ブロックがCD-ROM60から読み出される
と、通常再生の場合と同じように、全ての画像ブロック
のデータは画像処理出力手段92へ送られる。画像処理出
力手段92では送られてきた画像データを内部の画像メモ
リ(図示せず)内に取り込み、映像信号に変換して外部
に出力する。
いま、読み出し手段67がA1の音声ブロックから通常の
速度の5/3倍の速度でデータを読みだしたとする。A1の
音声ブロックが再生されると、ステップ100,101,102,10
3および104を経てブロックカウンタの値が1に設定され
(時刻t21)、ステップ105,107および108を経てA1の音
声ブロックがメモリ回路78に書き込まれる。
その後、時刻t22で伸張回路79が音声ブロックの伸張
処理を開始すると、インタラプト信号を受信したマイク
ロプロセッサ77は第2図(b)で示したインタラプト処
理ルーチンを実行する。ステップ111で検出手段71はブ
ロックカウンタをデクリメントし、その結果、ブロック
カウンタの値は0となる。その後、選択制御手段74によ
ってステップ112,113が実行されてインタラプト処理ル
ーチンは終了する。
時刻t23でA2の音声ブロックが再生された場合と、時
刻t25でA3の音声ブロックが再生された場合もA1の音声
ブロックが再生された場合と同様の操作が行われる。ま
た、時刻t24でA2の音声ブロックの伸張処理が開始され
た時点では時刻t22と同様の処理が行われる。この伸張
処理の過程で、再生データに対する遅れが発生してく
る。
再生データA2の処理中の時刻t26でA4の音声ブロック
が再生されるので、ステップ104でA2の未処理に対しブ
ロックカウンタが2となり、ステップ105でチェックし
た結果、ステップ106が実行され転送中断フラグに1が
設定される。その後、時刻t27でステップ111が実行され
るがブロックカウンタはデクリメントされて1になるだ
けで、下限(0)には達しないため、ステップ113は実
行されない。すなわち、時刻t27以降も転送中断フラグ
は1に保持される。
この状態で、A5の音声ブロックが再生され、第2図
(a)のフローチャートが実行されると、ステップ102
で転送中断フラグをチェックした結果、1であるのでス
テップ109が実行され、選択制御手段74によってスイッ
チ回路94が開かれる。この状態で、ステップ107,108が
実行されるため、A5の音声ブロックはメモリ回路78に書
き込まれることなく廃棄される。A6の音声ブロックが再
生された場合でも同様の処理が行われ、A6の音声ブロッ
クは廃棄される。
続いて、時刻t28で第2図(b)のフローチャートが
実行されると、ステップ111でブロックカウンタの値が
0となり、ステップ112,113が実行されて転送中断フラ
グに0が設定される。したがって、その後、時刻t29お
よびt31では再び時刻t21と同様の手順が実行され、A7と
A8の音声ブロックはメモリ回路78に転送される。
時刻t32ではふたたびブロックカウンタが2となるの
で転送中断フラグが1に設定される。以降、A9の音声ブ
ロックの伸張処理が開始され、ステップ113で転送中断
フラグが0に設定されるまで音声ブロックは廃棄され
る。
このように本発明の第1の課題解決手段の実施例のデ
ィスク再生装置によれば、読み出し手段が出力したデー
タからブロックごとに分離して出力する分離手段と、分
離手段から出力された音声ブロックを、次段に送ること
を制御する選択手段と、選択手段から出力された音声ブ
ロックを一時的に蓄える記憶手段と、記憶手段に蓄えら
れた音声ブロックを逐次読みだし、伸張処理を行った
後、アナログ音声信号に変換して出力する音声処理出力
手段と、再生手法指定手段が早送り再生を指示している
場合に、記録速度を実現する回転速度よりも速い回転速
度でモータを回転させるモータ制御手段と、記憶手段内
に蓄えられた音声ブロックのブロック数を検出する検出
手段と、ブロック数が所定の上限に達した後、所定の下
限に減少するまで分離手段から出力された音声ブロック
を次段へ送らないように選択手段を制御する選択制御手
段とを設けることにより、早送り再生時にはトラックジ
ャンプを行わずに高速にディスクを回転させ全てのデー
タを高速に読み出し、余分な音声ブロックを適応的に廃
棄するため、早送り再生時における無音期間が0にな
る。また、画像ブロックに関しては全ての画像ブロック
が画像処理出力手段に送られるため、早送り再生時に一
部が欠落した画面が表示されることはない。
音声ブロックの廃棄は、上述したようにメモリ回路78
内のデータブロック数が上限に達するまでは全ての音声
ブロックがメモリ回路78内に書き込まれ、上限に達した
後は下限に達するまで全ての音声ブロックが廃棄するよ
うに行われる。
なお、この上限値,下限値は本実施例ではそれぞれ2,
0としたが、メモリ回路78の容量によっていかなる値を
とることもできる。
次に、本発明の第2の課題解決手段の実施例のディス
ク再生装置について第3図,第4図および第7図を用い
て説明する。なお、本実施例は本発明の請求項3,4に対
応している。
第3図は本発明の第2の課題解決手段の一実施例のデ
ィスク再生装置の構成を示したブロック図である。
図において、CD-ROM60は第1の課題解決手段の実施例
と同じである。また、モータ制御手段91,スピンドルモ
ータ61,読み出し手段67,再生手法指定手段75,メモリ回
路78,DA変換回路80,ローパスフィルタ81および画像処理
出力手段92は第1の課題解決手段の実施例と同じである
ので、その動作説明は省略する。スイッチ回路93はサブ
ヘッダ判別手段69の指示に従って、CD-ROM信号処理回路
64が出力した画像ブロックと音声ブロックをそれぞれ画
像処理出力手段92とメモリ回路78に振り分ける。音声制
御手段95は早送り再生中に分離手段70から記憶手段であ
るメモリ回路78に音声ブロックが書き込まれると伸張処
理変更命令を出力する。伸張回路79は伸張処理変更命令
を受け取ると現在処理中の音声ブロックの伸張処理を中
止し、中止した音声ブロックより後にメモリ回路78に書
き込まれた音声ブロックの伸張処理を再開するように制
御するものである。
第4図はCD-ROM信号処理回路64がCD-ROMのブロックを
検出したときに、マイクロプロセッサ96が行うインタラ
プト処理ルーチンのフローチャートである。( )内の
数値は、それを実行する手段の番号を示している。
以上のように構成されたディスク再生装置について、
以下、構成要素の関連と動作を説明する。
まず、通常再生が行われる場合の動作について説明す
る。この場合はマイクロプロセッサ96以外の部分の動作
は第1の課題解決手段の実施例と同じである。マイクロ
プロセッサ96は1/75秒に1回の割合で第4図のフローチ
ャートに従った動作を行う。CD-ROM信号処理回路64がCD
-ROMのブロックを検出するとマイクロプロセッサ96に対
して、インタラプト信号を発生する。マイクロプロセッ
サ96はインタラプト信号を受信すると、まず、ステップ
120でサブヘッダ判別手段69がサブヘッダのチェックを
行う。すなわち、サブヘッダ判別手段69はサブヘッダを
CD-ROM信号処理回路64から読み出し、画像ブロックか音
声ブロックかの判定を行う。画像ブロックだった場合、
ステップ126へ進み、サブヘッダ判別手段69はスイッチ
回路93を画像処理出力手段92側に設定した後、ステップ
127でCD-ROM信号処理回路64に1ブロックのデータを出
力するように指示し、ステップ128でCD-ROM信号処理回
路64のデータ転送が終了するのを待ってインタラプト処
理ルーチンは終了する。読み出し手段67が音声ブロック
を読みだすと、サブヘッダ判別手段69はステップ100で
音声ブロックであると判定し、サブヘッダ判別手段69は
ステップ121でスイッチ回路93をスイッチ回路94側に設
定する。その後、ステップ122と123を経て音声ブロック
はメモリ回路78に書き込まれる。次に、音声制御手段95
がステップ124で再生手法指定手段75の状態を判定す
る。通常再生の場合は何もせずインタラプト処理ルーチ
ンを終了する。伸張回路79はメモリ回路78に書き込まれ
た音声ブロックを順次伸張し、伸張された音声データは
DA変換回路80,ローパスフィルタ81を介してアナログ音
声信号に変換されて出力される(第7図(a))。
次に、早送り再生が行われる場合の動作について説明
する。
早送り再生が再生手法指定手段75から指定されると、
第1の課題解決手段の施例と同様に、発信器90は基準ク
ロックの周波数を通常再生時の5/3倍の7.203MHzに変更
する。その結果、CD-ROM60は記録速度の5/3倍の速度で
回転し、CD-ROM信号処理回路64からは125ブロック/秒
の割合で画像ブロックと音声ブロックが出力される。し
たがって、マイクロプロセッサ77は1/125秒に1回の割
合で第2図(a)のフローチャートに従った動作を行
う。本発明の第2の課題解決手段の実施例で早送り再生
が行われる場合に、読み出し手段67によってCD-ROM60か
ら読み出される再生データと音声出力の関係を第7図
(c)に示す。
第7図(c)においてV1,V2,…の画像ブロックがCD-R
OM60から読み出されると、通常再生の場合と同じよう
に、全ての画像ブロックのデータは画像処理出力手段92
へ送られる。画像処理出力手段92では送られてきた画像
データを内部の画像メモリ(図示せず)内に取り込み、
映像信号に変換して外部に出力する。
いま、読み出し手段67がA1の音声ブロックから通常の
速度の5/3倍の速度でデータを読みだしたとする。A1の
音声ブロックが再生されると、ステップ120,121,122お
よび123を経てA1の音声ブロックがメモリ回路78に書き
込まれる。ステップ124で音声制御手段95が再生手法指
定手段75の状態をチェックし、早送り再生を指示してい
ればステップ125が実行される。ステップ125では音声制
御手段95は伸張回路79に対して伸張処理変更命令を出力
し、インタラプト処理を終了する。A1の音声ブロックが
メモリ回路78に書き込まれる前は伸張回路79は伸張処理
を行っていない。したがって、伸張回路79は伸張処理変
更命令を受け取ると、A1の音声ブロックの伸張処理を開
始し、その結果、アナログ音声信号の出力が開始され
る。
A1の音声ブロックがディスクから読み出し始めてから
4/125秒後にA2の音声ブロックがディスクから読み出し
完了すると、A1の音声ブロックの場合と同様にステップ
120,121,122および123が実行されてA2の音声ブロックが
メモリ回路78に書き込まれる。ステップ124で早送り再
生であると判断した音声制御手段95は、ステップ125で
伸張回路79に対して伸張処理変更命令を出力する。この
時点では、伸張回路79はA1の音声ブロックの伸張処理を
行っている。伸張回路79は伸張処理変更命令を受け取る
とA1の音声ブロックの伸張処理を中止し、新たにメモリ
回路78に書き込まれたA2ブロックの伸張処理を開始す
る。各音声ブロックには4/75秒分の音声データが含まれ
ているが、CD-ROM60からは音声ブロックが4/125秒ごと
に読み出されるため、各音声ブロック内の約2/5のデー
タは伸張処理が行われずに廃棄される。
このように本発明の第2の課題解決手段の実施例によ
れば、読み出し手段が出力したデータをブロックごとに
分離して出力する分離手段と、分離手段から出力された
音声ブロックを一時的に蓄える記憶手段と、記憶手段に
蓄えられた音声ブロックを逐次読みだし、伸張処理を行
った後、アナログ音声信号に変換して出力する音声処理
出力手段と、早送り再生時には通常再生時よりも速い回
転速度でモータを回転させるモータ制御手段と、早送り
再生時に記憶手段に音声ブロックが書き込まれると伸張
処理変更命令を出力する音声制御手段とを具備し、音声
処理出力手段は伸張処理変更命令を受信すると、第1の
音声ブロックより後で記憶手段内に書き込まれた音声ブ
ロックの伸張処理を開始することにより、早送り再生時
にはトラックジャンプを行わずに高速にディスクを回転
させ全てのデータを高速に読み出し、音声ブロックが記
憶手段に書き込まれる度に伸張処理の対象となる音声ブ
ロックを変更するため、早送り再生時における無音期間
が0になる。また、画像ブロックに関しては全ての画像
ブロックが画像処理出力手段に送られるため、早送り再
生時に一部が欠落した画面が表示されることはない。
なお、上述した第1の課題解決手段の実施例および第
2の課題解決手段の実施例では早送り再生時のディスク
の回転速度を5/3倍としたが、通常再生時の回転速度よ
り速ければいかなる値をとることもできる。
また、第1の課題解決手段の実施例および第2の課題
解決手段の実施例では説明を簡単にするために、CD-ROM
に記録されている画像ブロックと音声ブロックのチャン
ネル数は1として動作説明を行ったが、複数のチャンネ
ルの音声ブロックと複数チャンネルの画像ブロックが記
録されたCD-ROMディスクでもよい。この場合には、サブ
ヘッダ判別手段69がファイルナンバやチャンネルナンバ
をチェックし、所望のチャンネル以外のブロックは廃棄
するようにすれば良い。
また、第1の課題解決手段の実施例および第2の課題
解決手段の実施例ではディスクとしてCD-ROMディスクを
例に説明したが、時間軸圧縮された音声データを含む音
声ブロックが所定の記録速度で記録できるディスクであ
ればどのようなディスクでも良い。たとえば、書き込み
可能なCD-ROMや光磁気ディスクなど種々のディスクに応
用できる。。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明の第1の課題
解決手段によれば、操作者が再生手法を指定する再生手
法指定手段と、前記再生手法指定手段の指定に対応して
ディスクを所定の回転速度に回転駆動し、早送り再生の
指定に対応して記録速度を実現する回転より所定の倍数
だけ速い回転速度でディスクを駆動する駆動手段と、回
転する前記ディスクからデータを読み出して各ブロック
に対応するデータを出力する読み出し手段と、前記読み
出し手段の出力するデータを入力して音声ブロックの音
声データと他のブロックのデータとを分離して出力する
分離手段と、前記音声データを入力して一時的に記憶す
るメモリ回路と、前記メモリ回路の音声データを逐次読
み出し、ブロック単位で所定倍数の時間軸伸張処理を行
って無音期間なく音声信号を再生する音声処理出力信号
を再生する音声処理出力手段と、前記メモリ回路の音声
データにおいて前記音声処理出力手段の処理が未処理で
あるブロック数に対応して制御信号を出力する未処理制
御手段と、前記制御信号の制御で前記分離回路の出力す
る音声データの前記メモリ回路への入力をブロック単位
でオン−オフする選択手段と、前記分離手段の出力する
音声データ以外のデータを入力してデータを再生するデ
ータ処理手段とを設け、前記未処理制御手段は早送り再
生するときに、前記メモリ回路の音声データにおいて前
記音声処理出力手段での処理が未処理として残ったデー
タのブロック数が、所定の上限数を越えたときから処理
動作で所定の下限数に減少するまでの間、前記制御信号
を前記選択手段に出力することで前記メモリ回路への音
声データ入力をオフするものとするディスク再生装置と
することにより、トラックジャンプを行わない早送り再
生とするため、無音期間が発生せず、また、画像ブロッ
クの画像信号は全て画像処理出力手段で処理されて画像
信号に変換されるので、画面が欠落表示されることがな
い。
また、本発明の第2の課題解決手段によれば、操作者
が再生手法を指定する再生手法指定手段と、前記再生手
法指定手段の指定に対応してディスクを所定の回転速度
に回転駆動し、早送り再生の指定に対応して記録速度を
実現する回転より所定の倍数だけ速い回転速度でディス
クを駆動する駆動手段と、回転する前記ディスクからデ
ータを読み出して各ブロックに対応するデータを出力す
る読み出し手段と、前記読み出し手段の出力するデータ
を入力して音声ブロックの音声データと他のブロックの
データとを分離して出力する分離手段と、前記音声デー
タを入力して一時的に記憶するメモリ回路と、前記メモ
リ回路の音声データを逐次読み出し、ブロック単位で所
定倍数の時間軸伸張処理を行って無音期間なく音声信号
を再生する音声処理出力手段と、前記音声処理出力手段
を制御する音声制御手段と、前記分離手段の出力する音
声データ以外のデータを入力してデータを再生するデー
タ処理手段とを設け、前記音声制御手段は早送り再生す
るときに、前記分離手段が前記メモリ回路に音声データ
をブロック単位で書き込むごとに前記音声処理出力手段
が処理中の音声データ処理を中断して新しく書き込まれ
た音声ブロックの音声データの処理に移行するように制
御するものとするディスク再生装置とすることにより、
第1の課題解決手段と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の課題解決手段の一実施例のディ
スク再生装置の構成を示すブロック図、第2図は本発明
の第1の課題解決手段の一実施例のディスク再生装置に
おいて、マイクロプロセッサが未処理制御手段と分離制
御手段とを含むインタラプト処理を行う動作を示すフロ
ーチャート、第3図は本発明の第2の課題解決手段の一
実施例のディスク再生装置の構成を示すブロック図、第
4図は本発明の第2の課題解決手段の一実施例のディス
ク再生装置において、マイクロプロセッサが音声制御手
段と分離制御手段を行う動作を示すフローチャート、第
5図は従来のディスク再生装置の構成を示すブロック
図、第6図は従来のディスク再生装置におけるマイクロ
プロセッサが再生速度制御手段と許可手段の処理を行う
動作を示すフローチャート、第7図は従来および本発明
の実施例における早送り再生の動作を示すタイミングチ
ャート、第8図および第9図はCDに記憶されたデータの
フォーマットを示す模式図である。 60……CD-ROM(ディスク)、61……モータ(駆動手
段)、67……読み出し手段、70……分離手段、71……検
出手段(未処理制御手段)、74……選択制御手段(未処
理制御手段)、75……再生手法指定手段、78……メモリ
回路、82……音声処理出力手段、91……モータ制御手段
(駆動手段)、92……画像処理出力手段(音声以外のブ
ロックのデータ処理手段)、94……選択手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号の時間軸圧縮された音声データを
    備えた音声ブロックを少なくとも含むブロック群がデー
    タとして所定の記録速度で記録されたディスクから情報
    を再生するディスク再生装置において、操作者が再生手
    法を指定する再生手法指定手段と、前記再生手法指定手
    段の指定に対応してディスクを所定の回転速度に回転駆
    動し、早送り再生の指定に対応して記録速度を実現する
    回転より所定の倍数だけ速い回転速度でディスクを駆動
    する駆動手段と、回転する前記ディスクからデータを読
    み出して各ブロックに対応するデータを出力する読み出
    し手段と、前記読み出し手段の出力するデータを入力し
    て音声ブロックの音声データと他のブロックのデータと
    を分離して出力する分離手段と、前記音声データを入力
    して一時的に記憶するメモリ回路と、前記メモリ回路の
    音声データを逐次読み出し、ブロック単位で所定倍増の
    時間軸伸張処理を行って無音時間なく音声信号を再生す
    る音声処理出力手段と、前記メモリ回路の音声データに
    おいて前記音声処理出力手段の処理が未処理であるブロ
    ック数に対応して制御信号を出力する未処理制御手段
    と、前記制御信号の制御で前記分離回路の出力する音声
    データの前記メモリ回路への入力をブロック単位でオン
    −オフする選択手段と、前記分離手段の出力する音声デ
    ータ以外のデータを入力してデータを再生するデータ処
    理手段とを設け、前記未処理制御手段は早送り再生する
    ときに前記メモリ回路の音声データにおいて前記音声処
    理出力手段での処理が未処理として残ったデータのブロ
    ック数が所定の上限数を越えたときから処理動作で所定
    の下限数に減少するまでの間、前記制御信号を前記選択
    手段に出力することで前記メモリ回路への音声データ入
    力をオフするようにしてなるディスク再生装置。
  2. 【請求項2】ディスクが音声信号の時間軸圧縮された音
    声データを含む音声ブロックと画像信号の画像データを
    含む画像ブロックとを時間軸多重で所定の記録速度で記
    録されてなり、音声以外のデータ処理手段が画像データ
    から画像信号を再生する画像処理出力手段を備えた請求
    項1記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】音声信号の時間軸圧縮された音声データを
    備えた音声ブロックを少なくとも含むブロック群がデー
    タとして所定の記録速度で記録されたディスクから情報
    を再生するディスク再生装置において、操作者が再生手
    法を指定する再生手法指定手段と、前記再生手法指定手
    段の指定に対応してディスクを所定の回転速度に回転駆
    動し、早送り再生の指定に対応して記録速度を実現する
    回転より所定の倍数だけ速い回転速度でディスクを駆動
    する駆動手段と、回転する前記ディスクからデータを読
    み出して各ブロックに対応するデータを出力する読み出
    し手段と、前記読み出し手段の出力するデータを入力し
    て音声ブロックの音声データと他のブロックのデータと
    を分離して出力する分離手段と、前記音声データを入力
    して一時的に記憶するメモリ回路と、前記メモリ回路の
    音声データを逐次読み出し、ブロック単位で所定倍数の
    時間軸伸張処理を行って無音期間なく音声信号を再生す
    る音声処理出力手段と、前記音声処理出力手段を制御す
    る音声制御手段と、前記分離手段の出力する音声データ
    以外のデータを入力してデータを再生するデータ処理手
    段とを設け、前記音声制御手段は早送り再生するとき
    に、前記分離手段が前記メモリ回路に音声データをブロ
    ック単位で書き込むごとに前記音声処理出力手段が処理
    中の音声データ処理を中断して新しく書き込まれた音声
    ブロックの音声データの処理に移行するように制御する
    ようにしてなるディスク再生装置。
  4. 【請求項4】ディスクが音声信号の時間圧縮された音声
    データを含む音声ブロックと画像信号の画像データを含
    む画像ブロックとを時間軸多重で所定の記録速度で記録
    されてなり、音声以外のデータ処理手段が画像データか
    ら画像信号を再生する画像処理出力手段を備えた請求項
    3記載のディスク再生装置。
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