JPH0879331A - 端末装置 - Google Patents
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- JPH0879331A JPH0879331A JP6215875A JP21587594A JPH0879331A JP H0879331 A JPH0879331 A JP H0879331A JP 6215875 A JP6215875 A JP 6215875A JP 21587594 A JP21587594 A JP 21587594A JP H0879331 A JPH0879331 A JP H0879331A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は端末装置に関し、通信障害が発生し
た時、各階層毎にどこが異常なのかの原因を割り出し、
その異常箇所の情報を表示、或いは音声出力することに
より、通信異常になった場合の復旧を容易にすることを
目的とする。 【構成】 OSIプロトコルに準拠して通信を行う端末
装置に、第1層制御部16〜第7層制御部22、階層情
報処理部14、記憶部15、表示部9、音声出力部10
を備えた。第1層制御部16〜第7層制御部22は、通
信障害等により各層のコネクション状態、アソシエーシ
ョン状態等の変化を検出した際、その階層情報を階層情
報処理部14へ通知し、階層情報処理部14は通知され
た階層情報を基に記憶部15をサーチし、階層情報を表
示データや音声データに変換し、そのデータを表示部9
や音声出力部10へ転送する。表示部9、及び音声出力
部10は、転送されたデータを表示、及び音声として出
力するように構成した。
た時、各階層毎にどこが異常なのかの原因を割り出し、
その異常箇所の情報を表示、或いは音声出力することに
より、通信異常になった場合の復旧を容易にすることを
目的とする。 【構成】 OSIプロトコルに準拠して通信を行う端末
装置に、第1層制御部16〜第7層制御部22、階層情
報処理部14、記憶部15、表示部9、音声出力部10
を備えた。第1層制御部16〜第7層制御部22は、通
信障害等により各層のコネクション状態、アソシエーシ
ョン状態等の変化を検出した際、その階層情報を階層情
報処理部14へ通知し、階層情報処理部14は通知され
た階層情報を基に記憶部15をサーチし、階層情報を表
示データや音声データに変換し、そのデータを表示部9
や音声出力部10へ転送する。表示部9、及び音声出力
部10は、転送されたデータを表示、及び音声として出
力するように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OSI(Open System
Interconnection :開放型システム間相互接続)プロト
コルに基づいて通信を行う開放型システムとして利用可
能な端末装置に関する。前記端末装置としては、例え
ば、現金自動取引装置、パソコン、電話機、ファクシミ
リ装置等である。
Interconnection :開放型システム間相互接続)プロト
コルに基づいて通信を行う開放型システムとして利用可
能な端末装置に関する。前記端末装置としては、例え
ば、現金自動取引装置、パソコン、電話機、ファクシミ
リ装置等である。
【0002】特に本発明は、OSI参照モデルにおける
第1層〜第7層の各階層のコネクション状態や、アソシ
エーション状態を知る上で有効なOSIの階層情報を、
文字による表示、或いは言葉による音声で出力し、係員
等に通知できるようにした端末装置に関する。
第1層〜第7層の各階層のコネクション状態や、アソシ
エーション状態を知る上で有効なOSIの階層情報を、
文字による表示、或いは言葉による音声で出力し、係員
等に通知できるようにした端末装置に関する。
【0003】ところで、OSIに準拠した通信を行うた
めには、前記第1層〜第7層全ての層でコネクションが
正常に行われ、かつ第6層〜第7層においてアソシエー
ションの確立が行われなくてはならない。もし、どこか
の階層で設定情報に不一致、または異常があった場合は
通信が成立しない。
めには、前記第1層〜第7層全ての層でコネクションが
正常に行われ、かつ第6層〜第7層においてアソシエー
ションの確立が行われなくてはならない。もし、どこか
の階層で設定情報に不一致、または異常があった場合は
通信が成立しない。
【0004】しかし、従来の技術では、一度どこかの階
層で通信障害等の異常が発生するとその原因を解析する
のが極めて困難である。このため、異常発生時の原因を
容易に、かつ簡単に割り出す技術の開発が要望されてい
た。
層で通信障害等の異常が発生するとその原因を解析する
のが極めて困難である。このため、異常発生時の原因を
容易に、かつ簡単に割り出す技術の開発が要望されてい
た。
【0005】
【従来の技術】図10は、従来例を示した図であり、A
図は正常通信時の説明図、B図は異常発生時の説明図で
ある。図10中、1、2は端末装置、3は通信網、4は
ケーブル、5は測定器を示す。
図は正常通信時の説明図、B図は異常発生時の説明図で
ある。図10中、1、2は端末装置、3は通信網、4は
ケーブル、5は測定器を示す。
【0006】§1:OSIの一般的な説明 OSI(Open System Interconnection :開放型システ
ム間相互接続)プロトコルは、通信の標準的な規約であ
り、例えば、A社のコンピュータシステムと、B社のコ
ンピュータシステムをパケット交換網を介して通信する
ような場合に利用されるものである。
ム間相互接続)プロトコルは、通信の標準的な規約であ
り、例えば、A社のコンピュータシステムと、B社のコ
ンピュータシステムをパケット交換網を介して通信する
ような場合に利用されるものである。
【0007】この場合、OSI参照モデルでは、前記A
社のコンピュータシステムが開放型システムA、B社の
コンピュータシステムが開放型システムB、パケット交
換網が中継システムに対応しており、前記開放型システ
ム間が物理媒体で接続されているとする。なお、OSI
の範囲はシステムの相互接続であり、各システム内のア
プリケーションプロセスが、他のシステムのプロセスと
通信することに限られている。
社のコンピュータシステムが開放型システムA、B社の
コンピュータシステムが開放型システムB、パケット交
換網が中継システムに対応しており、前記開放型システ
ム間が物理媒体で接続されているとする。なお、OSI
の範囲はシステムの相互接続であり、各システム内のア
プリケーションプロセスが、他のシステムのプロセスと
通信することに限られている。
【0008】前記OSI参照モデルは、通信規約そのも
のではなく、通信システムをモデル化したものである。
このOSI参照モデルでは、エンドシステム(実際に通
信するシステム)に対して、通信に必要な機能を7つの
階層(第1層〜第7層)に分けてモデル化している。
のではなく、通信システムをモデル化したものである。
このOSI参照モデルでは、エンドシステム(実際に通
信するシステム)に対して、通信に必要な機能を7つの
階層(第1層〜第7層)に分けてモデル化している。
【0009】前記7つの階層は、第1層が物理層、第2
層がデータリンク層、第3層がネットワーク層、第4層
がトランスポート層、第5層がセション層、第6層がプ
レゼンテーション層、第7層がアプリケーション層(応
用層)である。
層がデータリンク層、第3層がネットワーク層、第4層
がトランスポート層、第5層がセション層、第6層がプ
レゼンテーション層、第7層がアプリケーション層(応
用層)である。
【0010】§2:OSIに準拠して通信を行う場合の
説明 従来、OSIプロトコルに準拠して通信を行う場合、例
えば、A図に示したように、端末装置1と端末装置2
を、それぞれケーブル4により通信網3に接続してい
た。このような接続状態で通信を行うには、相手の端末
装置と通信可能状態にする必要がある。
説明 従来、OSIプロトコルに準拠して通信を行う場合、例
えば、A図に示したように、端末装置1と端末装置2
を、それぞれケーブル4により通信網3に接続してい
た。このような接続状態で通信を行うには、相手の端末
装置と通信可能状態にする必要がある。
【0011】この場合、前記端末装置では、自側アドレ
ス情報、相手側アドレス情報を設定し、両方の設定デー
タが一致し、かつ第1層〜第5層のコネクションが成立
し、第6層、及び第7層のアソシエーションが確立され
て始めて通信可能状態になる。
ス情報、相手側アドレス情報を設定し、両方の設定デー
タが一致し、かつ第1層〜第5層のコネクションが成立
し、第6層、及び第7層のアソシエーションが確立され
て始めて通信可能状態になる。
【0012】前記の通信可能状態から通信を開始し、端
末装置1と端末装置2との間でデータ通信を行う。そし
て、このような端末装置間の通信に異常が発生すると、
保守員等により直ちに異常箇所の点検を行う。
末装置1と端末装置2との間でデータ通信を行う。そし
て、このような端末装置間の通信に異常が発生すると、
保守員等により直ちに異常箇所の点検を行う。
【0013】この異常発生時には、B図に示したよう
に、異常発生時と同じ状態で、例えば、端末装置1と通
信網3の間のケーブル4に測定器5を接続する。この測
定器5としては、通常の場合、コミュニケーションアナ
ライザーを使用する。
に、異常発生時と同じ状態で、例えば、端末装置1と通
信網3の間のケーブル4に測定器5を接続する。この測
定器5としては、通常の場合、コミュニケーションアナ
ライザーを使用する。
【0014】前記測定器(コミュニケーションアナライ
ザー)5は、各階層のコネクション状態を、回線のデー
タをモニターすることで検出するものである。そして、
前記測定器5で測定したデータを人手で解析することに
より、異常箇所の点検を行っていた。
ザー)5は、各階層のコネクション状態を、回線のデー
タをモニターすることで検出するものである。そして、
前記測定器5で測定したデータを人手で解析することに
より、異常箇所の点検を行っていた。
【0015】すなわち、通信異常が発生したら、同じ状
態で回線上に測定器5を設定する。そして、前記測定器
5により回線上のデータを測定し、そのデータを記録し
ておく。その後、前記記録データを出力し、専門家がデ
ータを解析し、第1層から第7層のどの階層で異常が発
生しているかを割り出す。以上のようにして、通信異常
発生時の点検を行う。
態で回線上に測定器5を設定する。そして、前記測定器
5により回線上のデータを測定し、そのデータを記録し
ておく。その後、前記記録データを出力し、専門家がデ
ータを解析し、第1層から第7層のどの階層で異常が発
生しているかを割り出す。以上のようにして、通信異常
発生時の点検を行う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :OSIプロトコルに準拠した通信を行う場合に、
相手と接続するには、自側アドレス情報、相手側アドレ
ス情報を設定し、両方の設定データが一致し、第1層〜
第5層のコネクションが成立し、かつ第6層、及び第7
層のアソシエーションが確立されて初めて通信可能状態
になる。
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :OSIプロトコルに準拠した通信を行う場合に、
相手と接続するには、自側アドレス情報、相手側アドレ
ス情報を設定し、両方の設定データが一致し、第1層〜
第5層のコネクションが成立し、かつ第6層、及び第7
層のアソシエーションが確立されて初めて通信可能状態
になる。
【0017】そのチェックデータは多くの情報量がある
ので、どこか1桁間違っていても容易に発見できない。
また、その間違いを発見するには時間がかかる。従っ
て、通信障害発生時には、障害箇所の点検が極めて困難
であり、かつ点検時間も長くなる。
ので、どこか1桁間違っていても容易に発見できない。
また、その間違いを発見するには時間がかかる。従っ
て、通信障害発生時には、障害箇所の点検が極めて困難
であり、かつ点検時間も長くなる。
【0018】(2) :例えば、コネクション不可などの異
常があった場合、限られた専門家以外は、異常原因を解
析することが出来なかった。 (3) :通信中に異常が発生すると、その原因が簡単に発
見できないため、長時間にわたり通信不能の状態に陥る
ことがある。
常があった場合、限られた専門家以外は、異常原因を解
析することが出来なかった。 (3) :通信中に異常が発生すると、その原因が簡単に発
見できないため、長時間にわたり通信不能の状態に陥る
ことがある。
【0019】本発明は、このような従来の課題を解決
し、通信障害等の異常が発生した場合、各階層毎にどこ
が異常なのかの原因を割り出し、その異常箇所の情報を
表示、或いは音声出力することにより、通信障害になっ
た場合の復旧を容易にすることを目的とする。
し、通信障害等の異常が発生した場合、各階層毎にどこ
が異常なのかの原因を割り出し、その異常箇所の情報を
表示、或いは音声出力することにより、通信障害になっ
た場合の復旧を容易にすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、9は表示部、10は音声出力部、1
1は通信制御部、14は階層情報処理部、15は記憶
部、16は第1層制御部、17は第2層制御部、18は
第3層制御部、19は第4層制御部、20は第5層制御
部、21は第6層制御部、22は第7層制御部を示す。
図であり、図1中、9は表示部、10は音声出力部、1
1は通信制御部、14は階層情報処理部、15は記憶
部、16は第1層制御部、17は第2層制御部、18は
第3層制御部、19は第4層制御部、20は第5層制御
部、21は第6層制御部、22は第7層制御部を示す。
【0021】本発明は上記の課題を解決するため、OS
Iプロトコルに準拠して通信を行う端末装置に、表示部
9と、音声出力部10と、通信制御部11を設け、前記
通信制御部11には、第1層(物理層)の制御を行う第
1層制御部16と、第2層(データリンク層)の制御を
行う第2層制御部17と、第3層(ネットワーク層)の
制御を行う第3層制御部18と、第4層(トランスポー
ト層)の制御を行う第4層制御部19と、第5層(セシ
ョン層)の制御を行う第5層制御部20と、第6層(プ
レゼンテーション層)の制御を行う第6層制御部21
と、第7層(アプリケーション層)の制御を行う第7層
制御部22と、前記各層の制御部16〜22から送られ
た階層情報の処理を行う階層情報処理部14と、予め、
階層情報に対応した表示データ、及び音声データを格納
しておく記憶部15を設けた。
Iプロトコルに準拠して通信を行う端末装置に、表示部
9と、音声出力部10と、通信制御部11を設け、前記
通信制御部11には、第1層(物理層)の制御を行う第
1層制御部16と、第2層(データリンク層)の制御を
行う第2層制御部17と、第3層(ネットワーク層)の
制御を行う第3層制御部18と、第4層(トランスポー
ト層)の制御を行う第4層制御部19と、第5層(セシ
ョン層)の制御を行う第5層制御部20と、第6層(プ
レゼンテーション層)の制御を行う第6層制御部21
と、第7層(アプリケーション層)の制御を行う第7層
制御部22と、前記各層の制御部16〜22から送られ
た階層情報の処理を行う階層情報処理部14と、予め、
階層情報に対応した表示データ、及び音声データを格納
しておく記憶部15を設けた。
【0022】そして、前記各層の制御部16〜22は、
各層のコネクション状態、アソシエーション状態等の異
常による変化を検出した際、その階層情報を階層情報処
理部14へ通知する機能を有する。
各層のコネクション状態、アソシエーション状態等の異
常による変化を検出した際、その階層情報を階層情報処
理部14へ通知する機能を有する。
【0023】また、前記階層情報処理部14は、前記通
知を受けた階層情報を基に、記憶部15のデータを参照
して、前記階層情報を表示データや音声データに変換
し、そのデータを表示部9や音声出力部10へ転送する
機能を有する。
知を受けた階層情報を基に、記憶部15のデータを参照
して、前記階層情報を表示データや音声データに変換
し、そのデータを表示部9や音声出力部10へ転送する
機能を有する。
【0024】更に、前記表示部9、及び音声出力部10
は、階層情報処理部14から転送された表示データや音
声データを、所定の出力信号に変換して出力(文字や言
葉で出力)する機能を有する。
は、階層情報処理部14から転送された表示データや音
声データを、所定の出力信号に変換して出力(文字や言
葉で出力)する機能を有する。
【0025】
【作用】前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。OSIプロトコルに準拠して通信を行う
場合、通信制御部11では、内部の第1層制御部16〜
第5層制御部20の処理で、各階層のコネクションが成
立し、かつ第6層制御部21、及び第7層制御部22の
処理でアソシエーションが確立しているなら、第1層制
御部16に接続されている回線より相手装置に対してデ
ータの送信を行う。
いて説明する。OSIプロトコルに準拠して通信を行う
場合、通信制御部11では、内部の第1層制御部16〜
第5層制御部20の処理で、各階層のコネクションが成
立し、かつ第6層制御部21、及び第7層制御部22の
処理でアソシエーションが確立しているなら、第1層制
御部16に接続されている回線より相手装置に対してデ
ータの送信を行う。
【0026】この場合、通信制御部11では通信障害の
発生を監視しており、第1層制御部16〜第7層制御部
22でコネクション状態やアソシエーション状態の変化
を検知(通信障害による状態変化を検知)したら、前記
各層の制御部16〜22は、通信障害の原因に応じて予
め内部に定義されているコードを選択し、そのコードを
階層情報として階層情報処理部14に通知する。
発生を監視しており、第1層制御部16〜第7層制御部
22でコネクション状態やアソシエーション状態の変化
を検知(通信障害による状態変化を検知)したら、前記
各層の制御部16〜22は、通信障害の原因に応じて予
め内部に定義されているコードを選択し、そのコードを
階層情報として階層情報処理部14に通知する。
【0027】階層情報処理部14は、通知されたコード
(階層情報)を基に、記憶部15を参照し、前記コード
を表示データや音声データに変換する。そして、変換し
た表示データは表示部9へ転送し、音声データは音声出
力部10へ転送する。
(階層情報)を基に、記憶部15を参照し、前記コード
を表示データや音声データに変換する。そして、変換し
た表示データは表示部9へ転送し、音声データは音声出
力部10へ転送する。
【0028】前記転送データを受け取った表示部9で
は、その表示データを表示装置の画面に文字で表示し、
音声出力部10では、受け取った音声データを、音響装
置から音声(言葉)として出力する。
は、その表示データを表示装置の画面に文字で表示し、
音声出力部10では、受け取った音声データを、音響装
置から音声(言葉)として出力する。
【0029】以上のように、OSIプロトコルに準拠し
た通信を行い、異常が発生し、コネクション状態や、ア
ソシエーション状態に変化があると、異常の原因毎に表
示、または音声で係員等に通知する。
た通信を行い、異常が発生し、コネクション状態や、ア
ソシエーション状態に変化があると、異常の原因毎に表
示、または音声で係員等に通知する。
【0030】すなわち、各階層毎に、どこの階層が異常
なのか、その異常原因の階層を割り出し、異常原因を文
字による画面表示、若しくは言葉による音声で係員等へ
通知する。このため、原因の発見を容易にすると共に、
対処方法の手助けとなる。
なのか、その異常原因の階層を割り出し、異常原因を文
字による画面表示、若しくは言葉による音声で係員等へ
通知する。このため、原因の発見を容易にすると共に、
対処方法の手助けとなる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図9は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図9中、図1、及び図10と同じものは、同
一符号で示してある。また、6、7はデータ回線終端装
置、8は主制御部、12は電源部を示す。なお、以下の
実施例では、端末装置と端末装置が通信網を介して、O
SIプロトコルに準拠した通信を行う場合について説明
する。
する。図2〜図9は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図9中、図1、及び図10と同じものは、同
一符号で示してある。また、6、7はデータ回線終端装
置、8は主制御部、12は電源部を示す。なお、以下の
実施例では、端末装置と端末装置が通信網を介して、O
SIプロトコルに準拠した通信を行う場合について説明
する。
【0032】§1:システム接続状態と、OSIの説明
・・・図2参照 図2は実施例のシステム説明図であり、A図はシステム
接続図、B図はOSI参照モデルを示した図である。以
下、図2に基づき、システム接続状態と、OSIについ
て説明する。
・・・図2参照 図2は実施例のシステム説明図であり、A図はシステム
接続図、B図はOSI参照モデルを示した図である。以
下、図2に基づき、システム接続状態と、OSIについ
て説明する。
【0033】実施例では、OSI(開放型システム間相
互接続)プロトコルに準拠して通信を行うが、この場
合、システム接続状態は、例えばA図のようにする。こ
の例では、端末装置1と端末装置2がエンドシステム
(実際に通信を行う装置)であり、端末装置1はデータ
回線終端装置6を介して通信網(例えば、パケット交換
網)3に接続し、端末装置2はデータ回線終端装置7を
介して前記通信網3に接続している。
互接続)プロトコルに準拠して通信を行うが、この場
合、システム接続状態は、例えばA図のようにする。こ
の例では、端末装置1と端末装置2がエンドシステム
(実際に通信を行う装置)であり、端末装置1はデータ
回線終端装置6を介して通信網(例えば、パケット交換
網)3に接続し、端末装置2はデータ回線終端装置7を
介して前記通信網3に接続している。
【0034】また、前記各端末装置とデータ回線終端装
置の間は、例えば、Vインタフェース又はXインタフェ
ース等のケーブル4を使用して接続する。なお、前記構
成において、端末装置1、2をDTE(DTE:Data T
erminal Equipment )、データ回線終端装置6、7をD
CE(Data Circuit Terminating Equipment)とも記
す。
置の間は、例えば、Vインタフェース又はXインタフェ
ース等のケーブル4を使用して接続する。なお、前記構
成において、端末装置1、2をDTE(DTE:Data T
erminal Equipment )、データ回線終端装置6、7をD
CE(Data Circuit Terminating Equipment)とも記
す。
【0035】前記のシステム接続状態において、端末装
置1と端末装置2の間でデータ通信を行うが、この場
合、B図に示したOSI参照モデルでは、端末装置1が
システムA(開放型システム)であり、端末装置2がシ
ステムB(開放型システム)に対応する。
置1と端末装置2の間でデータ通信を行うが、この場
合、B図に示したOSI参照モデルでは、端末装置1が
システムA(開放型システム)であり、端末装置2がシ
ステムB(開放型システム)に対応する。
【0036】このOSI参照モデルでは、前記エンドシ
ステムに対して、通信に必要な機能を7つの階層(第1
層〜第7層)に分けてモデル化している。前記7つの階
層は、第1層が物理層、第2層がデータリンク層、第3
層がネットワーク層、第4層がトランスポート層、第5
層がセション層、第6層がプレゼンテーション層、第7
層がアプリケーション層(応用層)である。
ステムに対して、通信に必要な機能を7つの階層(第1
層〜第7層)に分けてモデル化している。前記7つの階
層は、第1層が物理層、第2層がデータリンク層、第3
層がネットワーク層、第4層がトランスポート層、第5
層がセション層、第6層がプレゼンテーション層、第7
層がアプリケーション層(応用層)である。
【0037】§2:端末装置の構成説明・・・図3参照 図3は端末装置の構成図であり、A図は端末装置全体
図、B図は通信制御部の構成図である。以下、図3に基
づいて、図2に示した端末装置(エンドシステム)の構
成を説明する。
図、B図は通信制御部の構成図である。以下、図3に基
づいて、図2に示した端末装置(エンドシステム)の構
成を説明する。
【0038】図3に示した端末装置は、OSIプロトコ
ルに準拠して通信を行う端末装置の例である。A図に示
したように、この端末装置には、主制御部8、表示部
9、音声出力部10、通信制御部11、電源部12が設
けてある。
ルに準拠して通信を行う端末装置の例である。A図に示
したように、この端末装置には、主制御部8、表示部
9、音声出力部10、通信制御部11、電源部12が設
けてある。
【0039】また、B図に示したように、前記通信制御
部11には、階層情報処理部14、記憶部15、第1層
制御部16、第2層制御部17、第3層制御部18、第
4層制御部19、第5層制御部20、第6層制御部2
1、第7層制御部22が設けてある。前記各部の機能等
は次の通りである。
部11には、階層情報処理部14、記憶部15、第1層
制御部16、第2層制御部17、第3層制御部18、第
4層制御部19、第5層制御部20、第6層制御部2
1、第7層制御部22が設けてある。前記各部の機能等
は次の通りである。
【0040】(1) :主制御部8は、端末装置全体の制御
を行うものである。 (2) :表示部9は、階層情報処理部14から転送された
表示データを表示装置の画面で表示(文字による表示)
するものである。この表示部9には、前記の表示を行う
ため、CRT表示装置、液晶表示装置等の表示装置を備
えている。
を行うものである。 (2) :表示部9は、階層情報処理部14から転送された
表示データを表示装置の画面で表示(文字による表示)
するものである。この表示部9には、前記の表示を行う
ため、CRT表示装置、液晶表示装置等の表示装置を備
えている。
【0041】(3) :音声出力部10は、階層情報処理部
14から転送された音声データを音声(言葉)として出
力するものである。この音声出力部10には、前記音声
出力を行うため、音響装置(アンプ、スピーカ等)を備
えている。
14から転送された音声データを音声(言葉)として出
力するものである。この音声出力部10には、前記音声
出力を行うため、音響装置(アンプ、スピーカ等)を備
えている。
【0042】(4) :通信制御部11は、通信に関する各
種の制御を行うものである。また、この通信制御部11
は、階層情報処理部14、記憶部15、第1層制御部1
6〜第7層制御部22の各種制御を行うものである。
種の制御を行うものである。また、この通信制御部11
は、階層情報処理部14、記憶部15、第1層制御部1
6〜第7層制御部22の各種制御を行うものである。
【0043】(5) :電源部12は、端末装置内の各部に
電源を供給するものである。 (6) :階層情報処理部14は、第1層制御部16〜第7
層制御部22の各制御部から転送された階層情報(異常
原因に対応したコード)の処理等を行うものである。
電源を供給するものである。 (6) :階層情報処理部14は、第1層制御部16〜第7
層制御部22の各制御部から転送された階層情報(異常
原因に対応したコード)の処理等を行うものである。
【0044】例えば、階層情報処理部14は、通信障害
発生時に、第1層制御部16〜第7層制御部22の内、
いずれかの制御部から転送されたコードを、表示デー
タ、または音声データに変換して、表示部9、または音
声出力部10へ転送する処理等を行う(詳細は後述す
る)。
発生時に、第1層制御部16〜第7層制御部22の内、
いずれかの制御部から転送されたコードを、表示デー
タ、または音声データに変換して、表示部9、または音
声出力部10へ転送する処理等を行う(詳細は後述す
る)。
【0045】(7) :記憶部15は、第1層制御部16〜
第7層制御部22の各制御部で発生した異常原因等に対
応したコード毎に、表示データや、音声データを予め記
憶しておくものである。
第7層制御部22の各制御部で発生した異常原因等に対
応したコード毎に、表示データや、音声データを予め記
憶しておくものである。
【0046】この記憶部15は、データを保持する必要
があるため、不揮発性メモリ(半導体メモリ)、磁気デ
ィスク装置、光磁気ディスク装置、磁気テープ装置等を
使用する。
があるため、不揮発性メモリ(半導体メモリ)、磁気デ
ィスク装置、光磁気ディスク装置、磁気テープ装置等を
使用する。
【0047】(8) :第1層制御部16は、OSIの階層
の第1層(物理層)で扱う情報を制御するものである。 (9) :第2層制御部17は、OSIの階層の第2層(デ
ータリンク層)で扱う情報を制御するものである。
の第1層(物理層)で扱う情報を制御するものである。 (9) :第2層制御部17は、OSIの階層の第2層(デ
ータリンク層)で扱う情報を制御するものである。
【0048】(10):第3層制御部18は、OSIの階層
の第3層(ネットワーク層)で扱う情報を制御するもの
である。 (11):第4層制御部19は、OSIの階層の第4層(ト
ランスポート層)で扱う情報を制御するものである。
の第3層(ネットワーク層)で扱う情報を制御するもの
である。 (11):第4層制御部19は、OSIの階層の第4層(ト
ランスポート層)で扱う情報を制御するものである。
【0049】(12):第5層制御部20は、OSIの階層
の第5層(セション層)で扱う情報を制御するものであ
る。 (13):第6層制御部21は、OSIの階層の第6層(プ
レゼンテーション層)で扱う情報を制御するものであ
る。
の第5層(セション層)で扱う情報を制御するものであ
る。 (13):第6層制御部21は、OSIの階層の第6層(プ
レゼンテーション層)で扱う情報を制御するものであ
る。
【0050】(14):第7層制御部22は、OSIの階層
の第7層(アプリケーション層)で扱う情報を制御する
ものである。 なお、第1層制御部16〜第7層制御部22では、通信
障害等の異常によるコネクション状態やアソシエーショ
ン状態の変化を検出した際、その内容を解析し、その内
容に対応したコードを選択(予め内部に設定されている
コード一覧表から選択)して、階層情報処理部14へ転
送する機能を備えている。
の第7層(アプリケーション層)で扱う情報を制御する
ものである。 なお、第1層制御部16〜第7層制御部22では、通信
障害等の異常によるコネクション状態やアソシエーショ
ン状態の変化を検出した際、その内容を解析し、その内
容に対応したコードを選択(予め内部に設定されている
コード一覧表から選択)して、階層情報処理部14へ転
送する機能を備えている。
【0051】また、前記端末装置は、例えば、現金自動
取引装置(ATM)、パソコン、電話機、ファクシミリ
装置(FAX)、その他端末として使用できる全ての装
置が適用可能である。
取引装置(ATM)、パソコン、電話機、ファクシミリ
装置(FAX)、その他端末として使用できる全ての装
置が適用可能である。
【0052】§3:記憶部のデータ例の説明・・・図4
参照 図4は記憶部のデータ例である。以下、図4に基づいて
記憶部のデータ例について説明する。このデータは、予
め作成したデータを、記憶部15に格納しておき、階層
情報処理部14が参照して使用するものである。
参照 図4は記憶部のデータ例である。以下、図4に基づいて
記憶部のデータ例について説明する。このデータは、予
め作成したデータを、記憶部15に格納しておき、階層
情報処理部14が参照して使用するものである。
【0053】前記記憶部15に格納しておくデータは、
異常原因等に対応したコードと、このコードに対応した
表示データまたは音声データで構成される。なお、図4
に示した表示または音声データの項目は、表示データ、
または音声データの内、いずれか一方のデータ例を示し
ている(実際には、表示データと音声データは別々に格
納しておくが、図4はその1例である)。
異常原因等に対応したコードと、このコードに対応した
表示データまたは音声データで構成される。なお、図4
に示した表示または音声データの項目は、表示データ、
または音声データの内、いずれか一方のデータ例を示し
ている(実際には、表示データと音声データは別々に格
納しておくが、図4はその1例である)。
【0054】図示のデータ例では、例えば、コード10
に対応した表示データまたは音声データは「第1層ケー
ブル未接続」であり、コード11に対応した表示データ
または音声データは「第1層ケーブル未接続」である。
また、コード20に対応した表示データまたは音声デー
タは「第2層データリンク異常」であり、コード21に
対応した表示データまたは音声データは「第2層データ
同期異常」である。
に対応した表示データまたは音声データは「第1層ケー
ブル未接続」であり、コード11に対応した表示データ
または音声データは「第1層ケーブル未接続」である。
また、コード20に対応した表示データまたは音声デー
タは「第2層データリンク異常」であり、コード21に
対応した表示データまたは音声データは「第2層データ
同期異常」である。
【0055】更に、コード30に対応した表示データま
たは音声データは「第3層ネットワークコネクション異
常」であり、コード31に対応した表示データまたは音
声データは「第3層NSAP異常」である。
たは音声データは「第3層ネットワークコネクション異
常」であり、コード31に対応した表示データまたは音
声データは「第3層NSAP異常」である。
【0056】以下同様にして、記憶部15には、各コー
ドと、コードに対応した表示データまたは音声データを
格納しておく。そして、異常発生時には、第1層制御部
16〜第7層制御部22から階層情報処理部14へ階層
情報としてコードが送られると、階層情報処理部14
は、記憶部15を参照し、前記コードに対応した表示デ
ータまたは音声データを読み出して、表示部9、及び音
声出力部10へ転送し表示及び音声出力する。
ドと、コードに対応した表示データまたは音声データを
格納しておく。そして、異常発生時には、第1層制御部
16〜第7層制御部22から階層情報処理部14へ階層
情報としてコードが送られると、階層情報処理部14
は、記憶部15を参照し、前記コードに対応した表示デ
ータまたは音声データを読み出して、表示部9、及び音
声出力部10へ転送し表示及び音声出力する。
【0057】例えば、コードが11であれば、階層情報
処理部14は「第1層ケーブル未接続」の表示データ、
または音声データを読み出して表示部9、及び音声出力
部10へ転送し、表示及び音声出力する。
処理部14は「第1層ケーブル未接続」の表示データ、
または音声データを読み出して表示部9、及び音声出力
部10へ転送し、表示及び音声出力する。
【0058】§4:通信シーケンス例の説明・・・図5
参照 図5は通信シーケンス例である。以下、図5に基づいて
通信シーケンス例を説明する。図5では、DTE(端末
装置)とDCE(データ回線終端装置)間の通信シーケ
ンス(通信開始処理時のシーケンス)が示してあり、こ
の通信シーケンスは、例えば、次の〜のシーケンス
により行われる。この通信シーケンス終了後、相手のD
TEとの間が接続状態となり、データ転送が行われる。
参照 図5は通信シーケンス例である。以下、図5に基づいて
通信シーケンス例を説明する。図5では、DTE(端末
装置)とDCE(データ回線終端装置)間の通信シーケ
ンス(通信開始処理時のシーケンス)が示してあり、こ
の通信シーケンスは、例えば、次の〜のシーケンス
により行われる。この通信シーケンス終了後、相手のD
TEとの間が接続状態となり、データ転送が行われる。
【0059】:先ず、DCEは、DTEに対してSA
BM(Set Asynchronous BalancedMode:非同期平衡モ
ード設定)コマンドを送信する。このコマンドを受信し
たDTEは、DCEに対してUA(Unnumbered Acknowl
edgement:非番号制確認)コマンドを返送する。これに
より、DTEは第1層制御部〜第2層制御部でコネクシ
ョン情報を設定する。
BM(Set Asynchronous BalancedMode:非同期平衡モ
ード設定)コマンドを送信する。このコマンドを受信し
たDTEは、DCEに対してUA(Unnumbered Acknowl
edgement:非番号制確認)コマンドを返送する。これに
より、DTEは第1層制御部〜第2層制御部でコネクシ
ョン情報を設定する。
【0060】:DCEは、DTEに対して、CN(In
coming Call :着呼)パケットコマンドを送信する。こ
のコマンドを受信したDTEは、DCEに対してCA
(CallAccepted :着呼受付)パケットコマンドを返送
する。これにより、DTEは第3層制御部でコネクショ
ン情報を設定する。
coming Call :着呼)パケットコマンドを送信する。こ
のコマンドを受信したDTEは、DCEに対してCA
(CallAccepted :着呼受付)パケットコマンドを返送
する。これにより、DTEは第3層制御部でコネクショ
ン情報を設定する。
【0061】:DCEは、DTEに対してCR−TP
DU(Connection Request - Transport Protocol Data
Unit :接続要求・トランスポート・プロトコル・デー
タ単位)コマンドを送信する。このコマンドを受信した
DTEは、DCEに対してCC−TPDU(Connection
Confirm - Transport Protocol Data Unit :接続確認
・トランスポート・プロトコル・データ単位)コマンド
を返送する。これにより、DTEでは第4層制御部でコ
ネクション情報を設定する。
DU(Connection Request - Transport Protocol Data
Unit :接続要求・トランスポート・プロトコル・デー
タ単位)コマンドを送信する。このコマンドを受信した
DTEは、DCEに対してCC−TPDU(Connection
Confirm - Transport Protocol Data Unit :接続確認
・トランスポート・プロトコル・データ単位)コマンド
を返送する。これにより、DTEでは第4層制御部でコ
ネクション情報を設定する。
【0062】:DCEは、DTEに対してDT−TP
DU(Data - Transport ProtocolData Unit :データ
・トランスポート・プロトコル・データ単位)コマンド
を送信する。このコマンドを受信したDTEは、DCE
に対してDT−TPDU(Data - Transport Protocol
Data Unit )コマンドを返送する。これにより、DTE
は第5層制御部でコネクション情報を設定する。
DU(Data - Transport ProtocolData Unit :データ
・トランスポート・プロトコル・データ単位)コマンド
を送信する。このコマンドを受信したDTEは、DCE
に対してDT−TPDU(Data - Transport Protocol
Data Unit )コマンドを返送する。これにより、DTE
は第5層制御部でコネクション情報を設定する。
【0063】:その後、DTEは第6層制御部〜第7
層制御部でコネクション、及びアソシエーション情報を
設定する。 §5:前記端末装置の動作の概要・・・図2、図3参照 図2、図3に示した端末装置において、OSIプロトコ
ルに準拠して通信を行う場合の動作概要は次の通りであ
る。先ず、主制御部8は通信制御部11に対して通信開
始の指示を出す。この指示により、通信制御部11で
は、内部の第1層制御部16〜第5層制御部20の処理
で、各階層のコネクションが成立し、かつ第6層制御部
21、及び第7層制御部22の処理でアソシエーション
が確立しているなら、第1層制御部16に接続されてい
る回線よりデータの送信を行う。
層制御部でコネクション、及びアソシエーション情報を
設定する。 §5:前記端末装置の動作の概要・・・図2、図3参照 図2、図3に示した端末装置において、OSIプロトコ
ルに準拠して通信を行う場合の動作概要は次の通りであ
る。先ず、主制御部8は通信制御部11に対して通信開
始の指示を出す。この指示により、通信制御部11で
は、内部の第1層制御部16〜第5層制御部20の処理
で、各階層のコネクションが成立し、かつ第6層制御部
21、及び第7層制御部22の処理でアソシエーション
が確立しているなら、第1層制御部16に接続されてい
る回線よりデータの送信を行う。
【0064】この場合、通信制御部11では通信障害等
による異常を監視しており、第1層制御部16〜第7層
制御部22でコネクション状態やアソシエーション状態
の変化(通信障害等にる変化)を検知したら、各層の制
御部16〜22は、異常の原因に応じて、予め内部に定
義されている階層情報のコードを選択し、そのコードを
階層情報処理部14に通知する。
による異常を監視しており、第1層制御部16〜第7層
制御部22でコネクション状態やアソシエーション状態
の変化(通信障害等にる変化)を検知したら、各層の制
御部16〜22は、異常の原因に応じて、予め内部に定
義されている階層情報のコードを選択し、そのコードを
階層情報処理部14に通知する。
【0065】階層情報処理部14は、通知された階層情
報のコードを基に、記憶部15に予め格納されている表
示データや音声データを参照し、前記コードを表示デー
タや音声データに変換して表示部9、及び音声出力部1
0に転送する。この場合、表示データは表示部9へ転送
し、音声データは音声出力部10へ転送する。
報のコードを基に、記憶部15に予め格納されている表
示データや音声データを参照し、前記コードを表示デー
タや音声データに変換して表示部9、及び音声出力部1
0に転送する。この場合、表示データは表示部9へ転送
し、音声データは音声出力部10へ転送する。
【0066】前記転送データを受け取った表示部9で
は、その表示データを表示装置の画面に表示(文字によ
る表示)し、音声出力部10では、受け取った音声デー
タを、音声出力装置から音声(言葉)として出力する。
この表示、及び音声出力により異常原因に対応した階層
情報を係員等に通知する。
は、その表示データを表示装置の画面に表示(文字によ
る表示)し、音声出力部10では、受け取った音声デー
タを、音声出力装置から音声(言葉)として出力する。
この表示、及び音声出力により異常原因に対応した階層
情報を係員等に通知する。
【0067】以上のようにしてOSIプロトコルに準拠
した通信を行い、通信開始処理時、或いは通信中に通信
障害等の異常が発生したら、前記異常の原因毎に表示、
または音声で係員等に通知する。すなわち、各階層毎
に、どこの階層が異常なのか、その異常原因の階層を割
り出し、異常原因を文字による画面表示、若しくは言葉
による音声で係員等へ通知する。このため、原因の発見
を容易にすると共に、対処方法の手助けとなる。
した通信を行い、通信開始処理時、或いは通信中に通信
障害等の異常が発生したら、前記異常の原因毎に表示、
または音声で係員等に通知する。すなわち、各階層毎
に、どこの階層が異常なのか、その異常原因の階層を割
り出し、異常原因を文字による画面表示、若しくは言葉
による音声で係員等へ通知する。このため、原因の発見
を容易にすると共に、対処方法の手助けとなる。
【0068】§6:フローチャートによる端末装置の処
理概要説明・・・図6参照 図6は実施例の処理フローチャートである。以下、図6
に基づいて端末装置の処理概要を説明する。なお、S1
〜S5は各処理ステップを示す。
理概要説明・・・図6参照 図6は実施例の処理フローチャートである。以下、図6
に基づいて端末装置の処理概要を説明する。なお、S1
〜S5は各処理ステップを示す。
【0069】先ず、主制御部8により通信制御部11に
対して、通信開始の指示を出す。この指示により、通信
制御部11では、通信開始処理(図5に示した通信シー
ケンス参照)を行う(S1)。
対して、通信開始の指示を出す。この指示により、通信
制御部11では、通信開始処理(図5に示した通信シー
ケンス参照)を行う(S1)。
【0070】そして、通信制御部11内の階層情報処理
部14は、第1層制御部16〜第7層制御部22からの
情報を基に、第1層〜第7層の階層状態の変化(通信障
害等による変化)があるか否かを監視する(S2)。
部14は、第1層制御部16〜第7層制御部22からの
情報を基に、第1層〜第7層の階層状態の変化(通信障
害等による変化)があるか否かを監視する(S2)。
【0071】その結果、階層状態に変化がなければ処理
を終了(異常時の処理を終了)するが、変化があった場
合(通信障害等による異常が発生した場合)には、第1
層制御部16〜第7層制御部22の内、階層状態の変化
があった層の制御部は、異常原因に対応した階層情報を
コードとして階層情報処理部14へ通知する(S3)。
を終了(異常時の処理を終了)するが、変化があった場
合(通信障害等による異常が発生した場合)には、第1
層制御部16〜第7層制御部22の内、階層状態の変化
があった層の制御部は、異常原因に対応した階層情報を
コードとして階層情報処理部14へ通知する(S3)。
【0072】この通知を受けた階層情報処理部14は、
前記通知された階層情報のコードを基に、記憶部15を
参照し、前記コードを表示データや音声データに変換す
る(S4)。
前記通知された階層情報のコードを基に、記憶部15を
参照し、前記コードを表示データや音声データに変換す
る(S4)。
【0073】次に、階層情報処理部14は、前記変換し
た表示データや音声データを、表示部9及び音声出力部
10へ転送する(S5)。表示部9及び音声出力部10
は、前記データを受け取ると、表示、及び音声出力す
る。すなわち、表示部9では、画面に文字による表示を
行い、音声出力部10では、音声(言葉)により出力
し、係員等に通知する。
た表示データや音声データを、表示部9及び音声出力部
10へ転送する(S5)。表示部9及び音声出力部10
は、前記データを受け取ると、表示、及び音声出力す
る。すなわち、表示部9では、画面に文字による表示を
行い、音声出力部10では、音声(言葉)により出力
し、係員等に通知する。
【0074】§7:具体例による障害発生時の処理説明
・・・図7参照 図7は具体例による障害発生時の処理フローチャートで
ある。以下、図7に基づいて具体例による障害発生時の
処理を説明する。この処理は、図6の処理に対応した具
体例であり、特に、第3層で通信障害が発生した場合の
例である。なお、S11〜S16は各処理ステップを示
す。また、以下の説明では、通信障害等による異常の原
因を、単に障害内容とも記す。
・・・図7参照 図7は具体例による障害発生時の処理フローチャートで
ある。以下、図7に基づいて具体例による障害発生時の
処理を説明する。この処理は、図6の処理に対応した具
体例であり、特に、第3層で通信障害が発生した場合の
例である。なお、S11〜S16は各処理ステップを示
す。また、以下の説明では、通信障害等による異常の原
因を、単に障害内容とも記す。
【0075】先ず、通信が開始されると、階層情報処理
部14は通信状態を監視する(S11)。この監視中
に、例えば、第3層で通信障害等による異常が発生し、
この異常を第3層制御部18が検出したとする(S1
2)。
部14は通信状態を監視する(S11)。この監視中
に、例えば、第3層で通信障害等による異常が発生し、
この異常を第3層制御部18が検出したとする(S1
2)。
【0076】この時、第3層制御部18では、第3層で
発生した通信障害等による異常を検出すると、その障害
内容(異常原因)に対応した階層情報のコードを、予め
内部に定義されているコード一覧表から選択し、選択し
たコードを階層情報処理部14へ通知する(S13)。
発生した通信障害等による異常を検出すると、その障害
内容(異常原因)に対応した階層情報のコードを、予め
内部に定義されているコード一覧表から選択し、選択し
たコードを階層情報処理部14へ通知する(S13)。
【0077】すなわち、第3層制御部18では、階層情
報処理部14に対し、障害内容(異常原因)を階層情報
のコードで通知する。階層情報処理部14は、通知され
た階層情報のコード(障害内容に対応したコード)を解
析し(S14)、次の、、の処理を行う。
報処理部14に対し、障害内容(異常原因)を階層情報
のコードで通知する。階層情報処理部14は、通知され
た階層情報のコード(障害内容に対応したコード)を解
析し(S14)、次の、、の処理を行う。
【0078】:先ず、階層情報処理部14は、解析し
た階層情報のコードを、別のHEXデータ(16進数)
に変換し、これを変換後の新たなコードとする。この変
換処理は、同じような障害内容を1つにまとめるための
処理であり、前記解析処理で判明した障害内容に従っ
て、変換処理を行う。
た階層情報のコードを、別のHEXデータ(16進数)
に変換し、これを変換後の新たなコードとする。この変
換処理は、同じような障害内容を1つにまとめるための
処理であり、前記解析処理で判明した障害内容に従っ
て、変換処理を行う。
【0079】この場合、階層情報処理部14は、前記階
層情報のコード(障害内容を示すコード)のデータ範囲
をチェックする。この処理は、階層情報のコードが、対
象としている範囲内のデータか否かをチェックするため
の処理である。
層情報のコード(障害内容を示すコード)のデータ範囲
をチェックする。この処理は、階層情報のコードが、対
象としている範囲内のデータか否かをチェックするため
の処理である。
【0080】その結果、階層情報のコードが、予め決め
た範囲外であれば、対象外のデータであるからエラーと
して処理するが、予め決めた範囲内であれば、正常な階
層情報のコードであるとする。
た範囲外であれば、対象外のデータであるからエラーと
して処理するが、予め決めた範囲内であれば、正常な階
層情報のコードであるとする。
【0081】そして、前記階層情報のコードが、予め決
めた範囲内である場合には、前記のように、階層情報の
コードを、別のHEXデータに変換する処理を行う。こ
の処理では、階層情報処理部14は、次の表1に示した
ように、障害内容を示す階層情報のコードを、障害内容
毎に(原因毎に)幾つかのHEXデータに変換し、この
HEXデータを変換後の新たなコードとする。
めた範囲内である場合には、前記のように、階層情報の
コードを、別のHEXデータに変換する処理を行う。こ
の処理では、階層情報処理部14は、次の表1に示した
ように、障害内容を示す階層情報のコードを、障害内容
毎に(原因毎に)幾つかのHEXデータに変換し、この
HEXデータを変換後の新たなコードとする。
【0082】 前記表1により、例えば、障害内容を示す階層情報のコ
ードが30000000であれば、変換後のHEXデー
タ(変換後のコード)は30となる。このようにして、
階層情報のコードをHEXデータ(変換後のコード)に
変換する。
ードが30000000であれば、変換後のHEXデー
タ(変換後のコード)は30となる。このようにして、
階層情報のコードをHEXデータ(変換後のコード)に
変換する。
【0083】:前記のようにして階層情報のコードを
HEXデータ(変換後のコード)に変換後、階層情報処
理部14は、記憶部15を参照し、該記憶部15に予め
格納されているデータから、表示データ、及び音声デー
タをサーチする。そして、前記HEXデータを表示デー
タ、及び音声データに変換する。
HEXデータ(変換後のコード)に変換後、階層情報処
理部14は、記憶部15を参照し、該記憶部15に予め
格納されているデータから、表示データ、及び音声デー
タをサーチする。そして、前記HEXデータを表示デー
タ、及び音声データに変換する。
【0084】:階層情報処理部14は、変換した表示
データ、及び音声データを、表示部9、及び音声出力部
10へ転送する。 前記、、の処理終了後、表示部9は転送された表
示データを基に、表示画面で文字による表示を行う。こ
の表示画面では、例えば「3000:第3層相手先NS
APアドレスが違います」のように文字により表示する
(S15)。
データ、及び音声データを、表示部9、及び音声出力部
10へ転送する。 前記、、の処理終了後、表示部9は転送された表
示データを基に、表示画面で文字による表示を行う。こ
の表示画面では、例えば「3000:第3層相手先NS
APアドレスが違います」のように文字により表示する
(S15)。
【0085】また、音声出力部10では、前記転送され
た音声データを基に、言葉による音声出力を行う(S1
6)。この場合、例えば、「相手先NSAPアドレスが
違います」のような音声出力を行う。
た音声データを基に、言葉による音声出力を行う(S1
6)。この場合、例えば、「相手先NSAPアドレスが
違います」のような音声出力を行う。
【0086】§8:表示出力時の処理説明・・・図8参
照 図8は表示出力時の処理説明図であり、A図は処理フロ
ーチャート、B図は記憶部のデータ例を示す。以下、図
8に基づいて図7に示した処理の内、表示処理を更に詳
細に説明する。なお、S31〜S34は各処理ステップ
を示す。
照 図8は表示出力時の処理説明図であり、A図は処理フロ
ーチャート、B図は記憶部のデータ例を示す。以下、図
8に基づいて図7に示した処理の内、表示処理を更に詳
細に説明する。なお、S31〜S34は各処理ステップ
を示す。
【0087】図8において、B図に示した記憶部のデー
タ例は、コード(前記変換後のコード)と、該コードに
対応した表示データ例(図4に対応した表示データ例)
である。例えば、コード00に対応した表示データは
「第1層ケーブル未接続」、コード30に対応した表示
データは「第3層相手先NSAPアドレスがちがいま
す」、コードFCに対応した表示データは「第7層アソ
シエーション未確立」のようになっている。
タ例は、コード(前記変換後のコード)と、該コードに
対応した表示データ例(図4に対応した表示データ例)
である。例えば、コード00に対応した表示データは
「第1層ケーブル未接続」、コード30に対応した表示
データは「第3層相手先NSAPアドレスがちがいま
す」、コードFCに対応した表示データは「第7層アソ
シエーション未確立」のようになっている。
【0088】A図のフローチャートにおいて、先ず、階
層情報処理部14は、第3層制御部18から通知された
障害内容を示す階層情報のコードを、例えば、HEXデ
ータ30に変換する。そして、このHEXデータ(変換
後のコード)30と、記憶部のコードの欄を参照し、デ
ータ範囲チェックを行う(S31)。
層情報処理部14は、第3層制御部18から通知された
障害内容を示す階層情報のコードを、例えば、HEXデ
ータ30に変換する。そして、このHEXデータ(変換
後のコード)30と、記憶部のコードの欄を参照し、デ
ータ範囲チェックを行う(S31)。
【0089】この場合、前記HEXデータ(変換後のコ
ード)が対象としているデータの範囲内か否かをチェッ
クする。その結果、前記HEXデータが予め決めた範囲
内のデータでなければ、エラーとして処理するが、予め
決めた範囲内のデータであれば、記憶部のコードの欄よ
り、コード30をサーチする(S32)。
ード)が対象としているデータの範囲内か否かをチェッ
クする。その結果、前記HEXデータが予め決めた範囲
内のデータでなければ、エラーとして処理するが、予め
決めた範囲内のデータであれば、記憶部のコードの欄よ
り、コード30をサーチする(S32)。
【0090】前記サーチにおいて、コードの欄のデータ
とHEXデータ(変換後のコード)30が一致したら、
それに対応する表示データを記憶部のデータよりサーチ
する(S33)。
とHEXデータ(変換後のコード)30が一致したら、
それに対応する表示データを記憶部のデータよりサーチ
する(S33)。
【0091】前記HEXデータ(変換後のコード)30
に対応した表示データがサーチできたら、その表示デー
タを表示部9に転送し、表示部9で文字による表示を行
う(S34)。
に対応した表示データがサーチできたら、その表示デー
タを表示部9に転送し、表示部9で文字による表示を行
う(S34)。
【0092】§9:音声出力時の処理説明・・・図9参
照 図9は音声出力時の処理説明図であり、A図は処理フロ
ーチャート、B図は記憶部のデータ例を示す。以下、図
9に基づいて図7に示した処理の内、音声処理を更に詳
細に説明する。なお、S41〜S44は各処理ステップ
を示す。
照 図9は音声出力時の処理説明図であり、A図は処理フロ
ーチャート、B図は記憶部のデータ例を示す。以下、図
9に基づいて図7に示した処理の内、音声処理を更に詳
細に説明する。なお、S41〜S44は各処理ステップ
を示す。
【0093】図9において、B図に示した記憶部のデー
タ例は、コード(前記変換後のコード)と、該コードに
対応した音声データ例(図4に対応した表示データ例)
である。例えば、コード00に対応した音声データは
「第1層ケーブル未接続」、コード30に対応した音声
データは「第3層相手先NSAPアドレスがちがいま
す」、コードFCに対応した音声データは「第7層アソ
シエーション未確立」のようになっている。
タ例は、コード(前記変換後のコード)と、該コードに
対応した音声データ例(図4に対応した表示データ例)
である。例えば、コード00に対応した音声データは
「第1層ケーブル未接続」、コード30に対応した音声
データは「第3層相手先NSAPアドレスがちがいま
す」、コードFCに対応した音声データは「第7層アソ
シエーション未確立」のようになっている。
【0094】A図のフローチャートにおいて、先ず、階
層情報処理部14は、第3層制御部18から通知された
障害内容を示す階層情報のコードを、例えば、HEXデ
ータ(変換後のコード)30に変換する。
層情報処理部14は、第3層制御部18から通知された
障害内容を示す階層情報のコードを、例えば、HEXデ
ータ(変換後のコード)30に変換する。
【0095】そして、このコード30を基に、記憶部の
コードの欄を参照してデータ範囲チェックを行う(S4
1)。この場合、前記HEXデータ(変換後のコード)
が対象としているデータの範囲内か否かをチェックす
る。
コードの欄を参照してデータ範囲チェックを行う(S4
1)。この場合、前記HEXデータ(変換後のコード)
が対象としているデータの範囲内か否かをチェックす
る。
【0096】その結果、前記HEXデータが予め決めた
範囲内のデータでなければ、エラーとして処理するが、
予め決めた範囲内のデータであれば、記憶部のコードの
欄より、コード30をサーチする(S42)。前記サー
チにおいて、コードの欄のデータとHEXデータ(変換
後のコード)30が一致したら、それに対応する音声デ
ータを記憶部のデータよりサーチする(S43)。
範囲内のデータでなければ、エラーとして処理するが、
予め決めた範囲内のデータであれば、記憶部のコードの
欄より、コード30をサーチする(S42)。前記サー
チにおいて、コードの欄のデータとHEXデータ(変換
後のコード)30が一致したら、それに対応する音声デ
ータを記憶部のデータよりサーチする(S43)。
【0097】前記HEXデータ(変換後のコード)30
に対応した音声データがサーチできたら、その音声デー
タを音声出力部10に転送し、該音声出力部10で言葉
による音声出力を行う(S44)。
に対応した音声データがサーチできたら、その音声デー
タを音声出力部10に転送し、該音声出力部10で言葉
による音声出力を行う(S44)。
【0098】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1) :前記実施例の端末装置は、現金自動取引装置、電
話機、ファクシミリ装置、パソコン、その他端末として
使用できる装置全てに適用可能である。
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1) :前記実施例の端末装置は、現金自動取引装置、電
話機、ファクシミリ装置、パソコン、その他端末として
使用できる装置全てに適用可能である。
【0099】(2) :表示データ、及び音声データは、前
記実施例のデータに限らず、任意のデータが使用可能で
ある。 (3) :前記実施例では、通信障害等の異常が発生した場
合、表示、及び音声の両方で係員等に通知しているが、
このような例に限らず、例えば、表示のみ、或いは音声
のみで通知することも可能である。
記実施例のデータに限らず、任意のデータが使用可能で
ある。 (3) :前記実施例では、通信障害等の異常が発生した場
合、表示、及び音声の両方で係員等に通知しているが、
このような例に限らず、例えば、表示のみ、或いは音声
のみで通知することも可能である。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :通信障害等による異常状態が発生した時、第1層
制御部〜第7層制御部では、コネクション状態や、アソ
シエーション状態に変化があると、各階層毎に、どこの
階層が異常なのかの原因の割り出しを自動的に行い、そ
の原因を、階層情報(コード)として階層情報処理部へ
通知する。
のような効果がある。 (1) :通信障害等による異常状態が発生した時、第1層
制御部〜第7層制御部では、コネクション状態や、アソ
シエーション状態に変化があると、各階層毎に、どこの
階層が異常なのかの原因の割り出しを自動的に行い、そ
の原因を、階層情報(コード)として階層情報処理部へ
通知する。
【0101】そして、階層情報処理部が、通知された前
記階層情報(コード)を、表示データ、及び音声データ
に変換し、表示装置、及び音声出力装置で文字による表
示、及び言葉による音声にて係員等に通知することがで
きる。
記階層情報(コード)を、表示データ、及び音声データ
に変換し、表示装置、及び音声出力装置で文字による表
示、及び言葉による音声にて係員等に通知することがで
きる。
【0102】このため、通信障害等による異常原因(障
害内容)の発見を容易にすると共に、通信障害等に対す
る対処方法の手助けともなる。特に、通信障害発生時の
各層毎のコネクション状態やアソシエーション状態が把
握できるので、異常原因が容易に分かる。
害内容)の発見を容易にすると共に、通信障害等に対す
る対処方法の手助けともなる。特に、通信障害発生時の
各層毎のコネクション状態やアソシエーション状態が把
握できるので、異常原因が容易に分かる。
【0103】前記の効果の外、各請求項の構成によれ
ば、次の効果がある。 (2) :請求項1の構成によれば、通信障害等の異常が発
生した場合、各階層毎にどこが異常なのかの原因を割り
出し、その異常箇所の情報を出力するので、通信障害に
なった場合の復旧を容易にする効果がある。
ば、次の効果がある。 (2) :請求項1の構成によれば、通信障害等の異常が発
生した場合、各階層毎にどこが異常なのかの原因を割り
出し、その異常箇所の情報を出力するので、通信障害に
なった場合の復旧を容易にする効果がある。
【0104】(3) :請求項2の構成によれば、通信障害
発生時の原因等を文字による表示で通知するので、その
内容が極めて分かりやすい。従って、通信障害発生時の
対処が容易になる効果がある。
発生時の原因等を文字による表示で通知するので、その
内容が極めて分かりやすい。従って、通信障害発生時の
対処が容易になる効果がある。
【0105】(4) :請求項3の構成によれば、通信障害
発生時の原因等を言葉による音声で通知するので、その
内容が極めて分かりやすい。従って、通信障害発生時の
対処が容易になる効果がある。
発生時の原因等を言葉による音声で通知するので、その
内容が極めて分かりやすい。従って、通信障害発生時の
対処が容易になる効果がある。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例のシステム説明図である。
【図3】実施例における端末装置の構成図である。
【図4】実施例における記憶部のデータ例である。
【図5】実施例における通信シーケンス例である。
【図6】実施例の処理フローチャートである。
【図7】実施例の具体例による障害発生時の処理フロー
チャートである。
チャートである。
【図8】実施例における表示出力時の処理説明図であ
る。
る。
【図9】実施例における音声出力時の処理説明図であ
る。
る。
【図10】従来技術の説明図である。
9 表示部 10 音声出力部 11 通信制御部 14 階層情報処理部 15 記憶部 16 第1層制御部 17 第2層制御部 18 第3層制御部 19 第4層制御部 20 第5層制御部 21 第6層制御部 22 第7層制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 OSI(開放型システム間相互接続)プ
ロトコルに準拠して通信を行う端末装置において、 第1層(物理層)、第2層(データリンク層)、第3層
(ネットワーク層)、第4層(トランスポート層)、第
5層(セション層)、第6層(プレゼンテーション
層)、及び第7層(アプリケーション層)の各階層制御
を行う階層制御手段と、 前記階層制御手段から転送された階層情報の処理を行う
階層情報処理部と、 予め、前記階層情報に対応する出力データを格納した記
憶部と、 前記出力データを出力する出力手段を備え、 前記階層制御手段は、各層のコネクション状態、アソシ
エーション状態等の異常による変化を検出した際、その
階層情報を階層情報処理部へ通知する機能を有し、 前記階層情報処理部は、前記通知を受けた階層情報を基
に記憶部のデータを参照して、前記階層情報を出力デー
タに変換し、その出力データを出力手段へ転送する機能
を有し、 前記出力手段は、階層情報処理部から転送された出力デ
ータを、所定の出力信号に変換して出力する機能を有す
ることを特徴とした端末装置。 - 【請求項2】 前記出力データが、表示データであり、 前記出力手段が、前記表示データを文字の表示信号に変
換し、画面で文字による表示を行う表示手段であること
を特徴とした請求項1記載の端末装置。 - 【請求項3】 前記出力データが、音声データであり、 前記出力手段が、前記音声データを言葉の音声信号に変
換し、言葉による音声出力を行う音声出力手段であるこ
とを特徴とした請求項1記載の端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215875A JPH0879331A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215875A JPH0879331A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0879331A true JPH0879331A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16679711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6215875A Withdrawn JPH0879331A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0879331A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005004252A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | クライアント装置、サーバ装置および通信システム |
US7995517B2 (en) | 2004-03-24 | 2011-08-09 | Lg Electronics Inc. | System and method for transmitting units of messages in a mobile communication system |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP6215875A patent/JPH0879331A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005004252A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | クライアント装置、サーバ装置および通信システム |
JP4698936B2 (ja) * | 2003-06-09 | 2011-06-08 | 富士フイルム株式会社 | クライアント装置、サーバ装置および通信システム |
US7995517B2 (en) | 2004-03-24 | 2011-08-09 | Lg Electronics Inc. | System and method for transmitting units of messages in a mobile communication system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |