JPH0878569A - 電子部品用パッケージ - Google Patents

電子部品用パッケージ

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JPH0878569A
JPH0878569A JP21311694A JP21311694A JPH0878569A JP H0878569 A JPH0878569 A JP H0878569A JP 21311694 A JP21311694 A JP 21311694A JP 21311694 A JP21311694 A JP 21311694A JP H0878569 A JPH0878569 A JP H0878569A
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JP
Japan
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substrate
moisture
package
lid
electronic component
Prior art date
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Pending
Application number
JP21311694A
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English (en)
Inventor
Suketsugu Funato
祐嗣 舩戸
Naohito Mizuno
直仁 水野
Shinichi Hirose
伸一 広瀬
Akihiro Niimi
新美  彰浩
Shoji Ozoe
祥司 尾添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPH0878569A publication Critical patent/JPH0878569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板に蓋を設けて中空部を形成する電子部品
パッケージにおいて、基板に蓋を固定する際のシール機
能と外部から侵入する湿気に対する吸湿機能とを同時に
達成する。 【構成】 カンチレバーを用いた半導体加速度センサ1
を基板11に搭載し、この基板11に蓋14を取り付け
固定する際に、接着性を有する吸湿材15を用いて行
う。このような構成により、シール部16におけるシー
ルと吸湿の作用を、接着性を有する吸湿材15により同
時に達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品を搭載する基
板と蓋部とにより中空部を形成してなる中空構造の電子
部品用パッケージに関し、例えばカンチレバーを用いた
半導体式加速度センサを電子部品としたものに適用する
ことができる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品用パッケージと
しては、シリコン等の単結晶から成るカンチレバーを用
いた半導体式の加速度センサをパッケージ化したものが
ある。このようにパッケージ化して中空構造とすること
により、外部環境からの保護を図ることができる。
【0003】このものを自動車等に搭載する場合、湿気
がその中空構造内に混入すると、センサ機能を劣化させ
てしまう。例えば、カンチレバーは半導体基板との間で
数μmの間隔を隔てて作動するため、その可動箇所に水
分が付着すると誤動作が生じる。従って、従来では、例
えば金属パッケージを、加速度センサを搭載する基板に
溶接して、密閉した中空構造とすることにより、湿気に
対して対処するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合においても、金属パッケージ溶接時の雰囲気中の湿気
および溶接部(シール部)から侵入した湿気があるた
め、この湿気に対して何らかの対策を行う必要がある。
そこで、吸湿剤(防湿剤)を、金属パッケージによる中
空部内に設けるようにすることが考えられる。このもの
の構成を図3に示す。
【0005】この図3において、加速度を検出するカン
チレバー式の半導体式加速度センサ1(以下、単にセン
サ1という)は、金属基板2にダイボンディング材3に
より実装されている。また、金属パッケージ4が金属基
板2にシール部10において溶接されている。この金属
パッケージ4および金属基板2により中空部5が形成さ
れる。この中空部5内において、金属パッケージ4の内
面に吸湿材6が取り付けれており、中空部5内の湿気を
取り除くようにしている。なお、センサ1からの信号
は、ボンディングワイヤ7およびピン8を介して外部の
信号処理装置に送出される。また、ピン8と金属基板2
間は、低融点ガラス9によりハーメチックシールされて
いる。
【0006】上記のような構成により、湿気対策を十分
に行うことができる。しかしながら、上記の構成におい
ては、金属パッケージ4と金属基板2を溶接してシール
する工程と、金属パッケージ4内に吸湿材6を設ける工
程が必要になる。本発明は上記問題に鑑みてなされたも
ので、上記吸湿材に接着性を持たせることにより、上記
吸湿機能だけでなく、構造上のシール機能をも併せて持
たせるようにすることをを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1に記載の発明においては、電子部品
(1)を搭載する基板(11)と、この基板(11)に
取り付けられる蓋部(14)とにより中空部(5)を形
成してなる中空構造の電子部品用パッケージにおいて、
少なくとも前記蓋部(14)と前記基板(11)との間
に、接着性を有する吸湿材(15,18)を介在させて
前記蓋部(14)を前記基板(11)に取り付け固定し
たことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記接着性を有する吸湿材(15,
18)は、前記中空部(5)内にも設けられていること
を特徴としている。請求項3に記載の発明では、請求項
1又は2に記載の発明において、前記電子部品は、加速
度を検出するカンチレバーを用いた半導体式加速度セン
サ(1)であることを特徴としている。
【0009】なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後
述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0010】
【発明の作用効果】請求項1に記載の発明によれば、少
なくとも蓋部と基板との間に、接着性を有する吸湿材を
介在させて蓋部を基板に取り付け固定しているから、そ
の接着性を有する吸湿材により、蓋部の基板への固定に
よるシール機能と外部から侵入する湿気に対する吸湿機
能とを同時に行うことができる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、蓋部と基
板とによる中空部内の湿気、例えば蓋部を基板に取り付
ける時の雰囲気中の湿気等を取り除くことができる。請
求項3に記載の発明によれば、電子部品として、加速度
を検出するカンチレバーを用いた半導体式加速度センサ
としている。このようなカンチレバーにおいてはその可
動箇所に水分が付着すると誤動作が生じてセンサ機能が
損なわれてしまうため、このような加速度センサに請求
項1又は2に記載の発明を適用することにより、センサ
の防湿に対する大きな効果を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す半導体式加速度
センサパッケージの断面図である。この図1において、
セラミック材料を用いて構成されたケース上の基板11
にセンサ1がダイボンディング材3を介して実装されて
いる。この基板11には、スルーホール12が形成され
ており、その内部および基板11に図に示すように導体
13が形成されている。そして、センサ1へからの信号
はワイヤボンディング7および導体13を介して外部の
図示しない信号処理装置に送出される。これらのワイヤ
ボンディング7および導体13は、センサ1からの信号
を外部へ導出する信号伝達手段として把握することがで
きる。
【0013】基板11には、基板11と同一材料で構成
された蓋14が取り付け固定されており、この蓋14と
基板11により中空部5が形成されている。蓋14を基
板11に装着するに当たっては、蓋14の全面あるいは
外周部に接着性を有する吸湿材15を印刷あるいは塗布
等により充填させ、その後基板11に取り付ける。この
接着性を有する吸湿材15を介在させることにより、中
空部5の気密性を確保することができる。
【0014】ここでいう接着性を有する吸湿材15とし
ては、例えば以下ようにして作製することができる。ア
クリル酸を中和させてアクリル酸ナトリウムを合成し、
水溶性重合法によって重合、架橋を進行させると重合物
が含水ゲル状になる。これを接着性を有する吸湿材15
として用いる。これは、本来の接着剤ではないが、本件
のような使用においては、その必要強度が低いため、十
分な接着強度を得ることができる。具体的に言うなら
ば、図1の構造において、蓋14の重さを0.1グラム
とすれば、100Gの衝撃が加わっても10グラム重の
強度があれば十分であり、上記のような接着性を有する
吸湿材15でも十分な接着強度を得ることができる。こ
の場合、接合当接面の面積を増やすとか、蓋14に基板
圧入部を設けるなどの補助手段を講ずれば、確実に十分
な強度を得ることができる。
【0015】また、接着性を有する吸湿材15は、接着
材の中に吸湿材を混入したものと同等に考えることがで
きる。この接着材の中に吸湿材を混入したものとして
は、例えば、シリカゲルや吸水ポリマー等の吸湿材をシ
リコーン系樹脂等のゲルに混入させたものを用いること
ができる。上記のような構成としたことにより、以下の
ような効果を奏する。
【0016】1)接着性を有する吸湿材15を用いて蓋
14を基板11に装着することにより、図3に示すシー
ル部10での溶接工程と吸湿剤6の塗布工程が同時にで
き、従って工程数を低減することができる。 2)シール部16に湿気のパスが有ったとしても、接着
剤自身が吸湿剤であるため、中空部5への湿気侵入を防
止できる。従って、気密の確保を図ることができる。
【0017】3)蓋14および基板11の当接面の平面
性が悪くても、吸湿剤(接着剤)の充填性により解消す
ることができる。従って、信頼性の向上を図ることがで
きる。また、図1に示す構造以外に、図2に示すような
パッケージ構造を用いるようにしてもよい。すなわち、
基板11に溝17を設け、この溝17に、上述した吸湿
剤を含むゲル状の接着剤18を充填し、これにより基板
11と蓋14とを接着固定する。この場合には、吸湿剤
を含むゲル状の接着剤18により、蓋14を基板11に
接着固定するとともに、外部からの湿気の侵入を防止す
る。また、中空部5内にもその吸湿剤を含むゲル状の接
着剤18が露出しているため、中空部5内の湿気を取り
除くこともできる。なお、図には基板11と蓋14の構
成部分のみ示し、センサ1等は省略されている。
【0018】また、基板11、蓋14としては、セラミ
ック材以外に他の材料を用いて構成するようにしてもよ
い。さらに、本発明を加速度センサに適用するものを示
したが、他のセンサあるいはセンサ以外の電子部品を内
蔵するパッケージに本発明を適用するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す半導体式加速度センサ
パッケージの断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す部分断面図である。
【図3】本発明の前提となる金属パッケージを用いた構
成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体式加速度センサ 5 中空部 11 基板 14 蓋 15 接着性を有する吸湿材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新美 彰浩 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 尾添 祥司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を搭載する基板と、この基板に
    取り付けられる蓋部とにより中空部を形成してなる中空
    構造の電子部品用パッケージにおいて、 少なくとも前記蓋部と前記基板との間に、接着性を有す
    る吸湿材を介在させて前記蓋部を前記基板に取り付け固
    定したことを特徴とする電子部品用パッケージ。
  2. 【請求項2】 前記接着性を有する吸湿材は、前記中空
    部内にも設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の電子部品用パッケージ。
  3. 【請求項3】 前記電子部品は、加速度を検出するカン
    チレバーを用いた半導体式加速度センサであることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の電子部品用パッケー
    ジ。
JP21311694A 1994-09-07 1994-09-07 電子部品用パッケージ Pending JPH0878569A (ja)

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Cited By (4)

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