JPH0878307A - 露光条件及び投影光学系の収差測定方法 - Google Patents
露光条件及び投影光学系の収差測定方法Info
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- JPH0878307A JPH0878307A JP6209800A JP20980094A JPH0878307A JP H0878307 A JPH0878307 A JP H0878307A JP 6209800 A JP6209800 A JP 6209800A JP 20980094 A JP20980094 A JP 20980094A JP H0878307 A JPH0878307 A JP H0878307A
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Abstract
た最適露光条件を測定する方法及び投影光学系の収差を
測定する方法を提供することを目的とする。 【構成】 パターンを互いに異なる露光条件で感光基盤
上に転写して複数の感光パターンを形成する工程と、前
記複数の感光パターンを撮像する工程と、前記撮像工程
によって得られる画像信号から前記各感光パターンの周
波数成分を算出する工程と、前記各感光パターンの周波
数成分のに基づいて前記パターンを前記感光基盤に転写
する際の最適露光条件を決定する工程とを有する。
Description
場合、特にリソグラフィー工程において使用される露光
装置の露光条件もしくは露光装置の投影光学系の収差を
測定する方法に関するものである。
ンの集積度が高まり、転写すべきパターンの線幅もサブ
ミクロンの領域になり、その投影レンズの解像力を安定
して維持していくためには露光量条件とフォーカス条件
を正確に設定することが重要になる。
フォーカス位置と露光量( シャッター時間) の少なくと
も一方を変えながら、感光基板に焼き付け後感光基板を
現像して直線上のパターンの線幅を光学顕微鏡や線幅測
定装置で計測することで最適な露光条件を決定してい
る。
装置においては、ウェハー上のショット領域の配列の横
方向についてはフォーカス値を一定にして露光量( シャ
ッター時間) を一定量ずつ変えて露光を行ないショット
配列の縦方向については、露光量を一定にしてフォーカ
ス値を一定量ずつ変えて露光する。
アンドスペースのレジストパターンの線幅を走査型電子
顕微鏡によるSEM測長等により検出し、投影レンズの
最適焦点位置と最適露光量が算出される。
術においては、レジストパターンの線幅をSEM等で計
測するため処理速度が極めて遅いし、装置価格が極めて
高価であるという問題があった。
で、高精度および高速にレジストの種類に対応した最適
露光条件を測定する方法及び投影光学系の収差を測定す
る方法を提供することを目的とする。
L&Sのパターンを転写した場合 (1)最適フォーカ
ス位置(2)最適露光量におけるレジストパターンのデ
ューティ(ラインとスペースの長さの比率)が1:1に
なる原理を利用している。
に一方向に周期性をもつ(L&Sデューティ1:1)露
光条件測定用パターンを形成したマスクを用いて、その
基準パターンの像をウェハー(W)への露光量とフォー
カス位置の少なくとも一方の条件を変えてウェハー上に
順次露光する。
で撮像し、その画像信号の一方向への積算により得られ
る1次元信号を空間周波数領域に変換し、その領域でパ
ターンから生ずる空間周波数の強度を算出することでL
&Sのレジスト像のデューティを検出し、投影光学系の
最適フォーカス位置と最適露光量を高精度、高速に算出
することができる。
パターンを互いに異なる露光条件で感光基盤上に転写し
て複数の感光パターンを形成する工程と、前記複数の感
光パターンを撮像する工程と、前記撮像工程によって得
られる画像信号から前記各感光パターンの周波数成分を
算出する工程と、前記各感光パターンの周波数成分に基
づいて前記パターンを前記感光基盤に転写する際の最適
露光条件を決定する工程とを有することを特徴とする。
クル上のパターンを投影光学系を介して感光基盤上に転
写して感光パターンを形成する工程と、前記感光パター
ンを撮像する工程と、前記撮像工程によって得られる画
像信号から前記感光パターンの周波数成分を算出する工
程と、前記感光パターンの周波数成分に基づいて前記投
影光学系の収差を決定する工程とを有することを特徴と
する。
詳細に説明する。図1は本発明が適用された露光条件測
定を行なう装置を備えた露光装置の第1実施例を示すも
のである。
ありレチクルR面上の回路パターンをウェハW上に投影
する。その光軸は図中AXで示されている。また光軸A
Xは図中のZ方向と平行な関係にある。100はウェハ
Wを吸着し、x,y方向およびz方向に移動させるウェ
ハステージである。
御装置及び露光量制御装置を備えている。図2はフォー
カス位置制御装置及び露光量制御装置の部分的概略図で
ある。まずフォーカス位置制御について説明する。
204は照明光学系である。光源から射出した光は照明
用光学系よりピンホールを通過し、その光束は折り曲げ
ミラー205で方向を変えられた後、ウェハーWの表面
に入射する。ウェハーWの測定点で反射した光束は折り
曲げミラー206で方向を変えられた後、位置検出光学
系207を介して2次元位置検出素子208に入射す
る。2次元位置検出素子208はCCDなどからなり、
入射位置を検知することが可能である。ウェハーWの投
影レンズ101の光軸AX方向の位置変化は、2次元位
置検出素子208上で入射位置のずれとして検出できる
ため光軸AX方向の位置が2次元位置検出素子208か
らの出力信号に基づいてウエハーステージの位置を制御
している。次に露光量制御について説明する。215は
水銀ランプなどの光源で、214はシャッターで開閉可
能である。213は照度を検出するためのセンサーであ
り、このセンサーで露光光の照度を測定し、露光量が一
定となるように、積算露光制御装置がシャッターの開閉
時間を制御する。
Mを形成したレチクルRを露光装置にセットして、ポジ
型のレジストを塗布したウェハをセットし、パターンM
をステップアンドリピート方式でウエハ上に順次露光し
ていく。このとき前述したフォーカス制御装置及び露光
量制御装置を用いて、x方向のショット位置に応じて露
光量を変えて設定しy方向のショットに対しては、フォ
ーカスオフセットを一定量ずつ変えながら露光してい
く。
の断面図を示す。(A)〜(C)はベストフォーカス位
置で露光量を変えた場合で、(D)〜(F)はデフォー
カスした位置で露光量を変えた場合である。
00に載置し、照明系103によって、ウエハW上のパ
ターンMのレジストパターンを照明する。102はハー
フミラー、104は検出光学系であり所定の倍率でパタ
ーンMのレジストパターンを撮像装置105の撮像面に
結像させる。
イメージセンサ等の光電変換装置であり撮像した像を2
次元の電気信号に変換するものである。
定用パターンであり、クロムで形成された同一の線幅を
有する矩形パターンをそれぞれx方向およびy方向に伸
びて平行に配列されたものとなっている。
に変換されたパターン像は、106のA/D変換装置に
よって、投影光学系101と検出光学系104の光学倍
率および撮像面の画素ピッチにより定まるサンプリング
ピッチλsにより2次元の装置上の画素のXY方向のア
ドレスに対応した2次元離散電気信号列に変換される。
107は投影積算装置であり、図5で示すパターン(M
x)のレジストパターンを含むような所定の2次元のウ
ィンドウを設定した後に、図5で示すy方向にウィンド
ウWx内で画素積算を行ない、図6に示すx方向に離散
的な電気信号列S(x)を出力する。108はFFT演
算装置であり、入力した電気信号列s(x)を離散フー
リエ変換し、s(x)を空間周波数領域に変換しそのフ
ーリエ係数を高速に演算するものである。その手法は公
知のN点(N=2r)の高速フーリエ変換(FFT)によ
るものであり、サンプリング周波数を fs=1とした
ときに周波数fk=k/Nの複素フーリエ係数をXkで
表せば、
きの空間周波数fkの強度をpkとすれば、
実部および虚部を表す)
λpとすれば空間周波数f1p=λs/λpの強度は大
きくなり、また、f1pの第n高調波 fnp=n・f
1p(n=2,3,4,....)の強度も大きくなる
関係がある。
パターンをCCDカメラで撮像した投影積算信号の1例
を示すもので、図7〜図9はその信号をFFT演算装置
で離散フーリエ変換したものである。最適焦点位置で
は、ラインとスペースの比率即ちレチクル(R)に構成
されているL&Sパターンのデューティーが1:1であ
るならば、レジストパターンにおいても空間周波数g1
p=2λs/λpのパワーが大きくなり、gnp=n・
g1p(n=2,3,4,・・・)のパワーも大きくな
る。ただし、デフォーカス状態では、ラインアンドスペ
ースのデューティーが1:1でなくなるため基本周波数
f1pのn倍、この場合だとf3pでの周波数のパワー
が大きくなり、最適焦点位置で最小となる。
の中からを任意に選択しその周波数のパワーが最小とな
るフォーカス位置を検出することで最適焦点位置が検出
できる。図14に示すようにフォーカス位置と周波数強
度(f3p)の関係が得られ、このときの周波数強度の
最小値に対応したフォーカス位置が最適焦点位置とな
る。
のパワーのその時の他の基本周波数のパワー(例えばg
1pやg2p)に対する比率が最小となる時を最適焦点
位置としても良い。このように各シヨツトで他の基本周
波数のパワーで規格化することにより、シヨツト間の違
い例えば照明光量やレジスト厚さの違いによる反射光量
の差による誤差を低減できる。
ターンをCCDカメラで撮像した投影積算信号を示すも
ので図11〜図13はその信号をFFT演算装置で離散
フーリエ変換したものである。フォーカスの場合と同様
にf1p、f2pの基本周波数強度については露光量に
かかわらず大きくなることが分かる。
と同様に、ラインアンドスペースのデューティが1:1
に最も近づいた状態すなわちf3pの周波数成分のパワ
ーが最小となる露光量として定義できる。図15は露光
量を変えたときの、周波数強度(f3p)を示したもの
であり、周波数強度の最小値に対応する露光量が最適露
光量となる。もちろん前述したように各シヨツトにおい
て他の基本周波数のパワーで規格化しても良い。
合は、ラインアンドスペースのデューティが1:1にな
るため基本周波数g1p、g2pの周波数強度が最大と
なるので、g1pまたはg2pの周波数強度が最大とな
るフォーカス位置および露光量として定義してもよい
し、基本周波数同士のパワーのを比較して、例えば、g
1pとg2pとを比較し、ある所望の関係になった時を
最適焦点位置または最適露光量として定義しても良い。
ォーカス制御装置にフィードバックすることによりウェ
ハー(W)を常にベストフォーカス位置に設定すること
ができる。露光量についても図2における積算露光制御
装置にフィードバックすることで最適露光量に設定可能
である。
が算出されレジスト種類、膜厚の変化に応じて、上の処
理を繰り返し行なうことで常に最適露光条件が算出され
る。第1の実施例においては、現像後のウエハののレジ
ストパターンを検出するようにしたが、現像前の潜像を
検出するようにしても最適焦点位置および最適露光量を
決定できる。潜像を検出するようにすれば現像工程を省
くことができるので、投影露光装置上で露光条件が自動
測定できセットアップタイムを大幅に短縮できる。
向およびy方向に配列しているので、同一位置でx方向
とy方向の最適フォーカス位置を検出することで投影光
学系の非点収差を計測できる。すなわち、図5で示すパ
ターン(My)のレジストパターンを含むような所定の
2次元のウィンドウを設定した後に、図5で示すx方向
にウィンドウWy内で画素積算を行ない、y方向に離散
的な電気信号列s(y)を出力する。同様に入力した電
気信号列s(y)を離散フーリエ変換し、s(y)を空
間周波数領域に変換し、そのフーリエ係数を算出するこ
とでy方向のフォーカス検出ができるようにして、互い
に方向が異なるパターンの最適焦点位置を検出して投影
レンズのレジストプロセスを介した際の実際の非点収差
が計測できる。
位置に測定用パターンを設けることで投影レンズのレジ
ストプロセスを介した差異の実際の像面湾曲と像面傾き
を検出することができる。 ただし、精度向上の点でL
&Sのマーク本数はFFT処理をする上でも多い方が望
ましく、少なくとも10本は必要である。
を評価したが、その位相を検出すればレジストパターン
の非対称性も検知でき投影レンズの露光量域内の各位置
におけるコマ収差も計測できる。
は、回路パターンを実際に露光するレジストでなくても
良く感光する材料であれば良い。例えば光磁気材やフォ
トクロ材であっても良い。
を露光する際も、またレジストパターンを検出する際も
縮小投影レンズもしくは露光装置を用いたが、レジスト
パターンを検出する際は別の観察光学系で行っても良
い。それにより計測結果に対する投影レンズ自体の収差
の影響を低減できる。
時の露光条件を求めたが投影光学系を用いないプロミキ
シティ露光の時の露光条件でも良く、その時は焦点位置
の代わりにマスクとウエハとの間隔を変える。
例えばL&Sパターンをレチクルに構成した露光条件測
定用レチクルを用いて、このパターンのレジスト像のL
&SのデューティをFFTを算出することで最適露光条
件を測定している。このため、露光条件を高精度、短時
間に測定することができる。また、レチクルの複数位置
に露光条件測定用パターンを構成すれば、簡単に投影光
学系の収差例えば像面湾曲や像面傾き、または、非点収
差、コマ収差を求めることができる。
図。
の部分的概略図。
スクに構成するパターンを示す図。
インドウの関係を示す図。
CDカメラで撮像した投影積算信号の一例を示す図。
ンの投影積算信号をFFT演算装置で離散フーリエ変換
して、縦軸を周波数強度、横軸に空間周波数をプロット
した図。
ンの投影積算信号をFFT演算装置で離散フーリエ変換
して、縦軸を周波数強度、横軸に空間周波数をプロット
した図。
号をFFT演算装置で離散フーリエ変換して、縦軸を周
波数強度、横軸に空間周波数をプロットした図。
メラで撮像した投影積算信号の一例を示す図。
号をFFT演算装置で離散フーリエ変換して、縦軸を周
波数強度、横軸に空間周波数をプロットした図。
をFFT演算装置で離散フーリエ変換して、縦軸を周波
数強度、横軸に空間周波数をプロットした図。
で離散フーリエ変換して、縦軸を周波数強度、横軸に空
間周波数をプロットした図。
プロットした図。
した図。
Claims (16)
- 【請求項1】 パターンを互いに異なる露光条件で感光
基盤上に転写して複数の感光パターンを形成する工程
と、 前記複数の感光パターンを撮像する工程と、 前記撮像工程によって得られる画像信号から前記各感光
パターンの周波数成分を算出する工程と、 前記各感光パターンの周波数成分のに基づいて前記パタ
ーンを前記感光基盤に転写する際の最適露光条件を決定
する工程とを有することを特徴とする露光条件測定方
法。 - 【請求項2】 前記感光基盤は、レジストが塗布された
ウエハであることを特徴とする請求項1記載の露光条件
測定方法。 - 【請求項3】 前記感光パターンは、現像工程後に形成
されるレジストパターンであることを特徴とする請求項
2記載の露光条件測定方法。 - 【請求項4】 前記感光パターンは、現像工程前にレジ
スト層に形成される潜像であることを特徴とする請求項
2記載の露光条件測定方法。 - 【請求項5】 前記パターンは、周期性を有するパター
ンであることを特徴とする請求項1、2に記載の露光条
件測定方法。 - 【請求項6】 前記各感光パターンの周波数成分のうち
前記周期性パターンで決まる基本周波数のパワーに基づ
いて前記最適露光条件を決定することを特徴とする請求
項5記載の露光条件測定方法。 - 【請求項7】 前記露光条件は露光量であることを特徴
とする請求項1記載の露光条件測定方法。 - 【請求項8】 レチクル上のパターンを投影光学系を介
して感光基盤上に転写して感光パターンを形成する工程
と、 前記感光パターンを撮像する工程と、 前記撮像工程によって得られる画像信号から前記感光パ
ターンの周波数成分を算出する工程と、 前記感光パターンの周波数成分に基づいて前記投影光学
系の収差を決定する工程とを有することを特徴とする収
差測定方法。 - 【請求項9】 前記感光基盤は、レジストが塗布された
ウエハであることを特徴とする請求項8記載の収差測定
方法。 - 【請求項10】 前記感光パターンは、現像工程後に形
成されるレジストパターンであることを特徴とする請求
項9記載の収差測定方法。 - 【請求項11】 前記感光パターンは、現像工程前にレ
ジスト層に形成される潜像であることを特徴とする請求
項9記載の収差測定方法。 - 【請求項12】 前記パターンは、レチクル上の複数の
位置に配置されていることを特徴とする請求項8、9記
載の収差測定方法。 - 【請求項13】 前記感光パターンの周波数成分の位相
に基づいて前記投影光学系の収差を決定することを特徴
とする請求項8の収差測定方法。 - 【請求項14】 前記投影光学系の光軸方向の異なる位
置で前記感光基盤上に前記複数のパターンをそれぞれ転
写して複数の前記感光パターンを形成することを特徴と
する請求項8記載の収差測定方法。 - 【請求項15】 前記パターンは、周期性を有するパタ
ーンであることを特徴とする請求項14記載の収差測定
方法。 - 【請求項16】 前記各感光パターンの周波数成分のう
ち前記周期性パターンで決まる基本周波数のパワーに基
づいて前記投影光学系の像面位置を決定することを特徴
とする請求項15記載の収差測定方法。
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