JPH0878097A - 分割コネクタ - Google Patents

分割コネクタ

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JPH0878097A
JPH0878097A JP23948894A JP23948894A JPH0878097A JP H0878097 A JPH0878097 A JP H0878097A JP 23948894 A JP23948894 A JP 23948894A JP 23948894 A JP23948894 A JP 23948894A JP H0878097 A JPH0878097 A JP H0878097A
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JP
Japan
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male
female
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frame
sub
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JP23948894A
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Satoru Nishide
悟 西出
Yuichi Nanko
勇一 南光
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 対応する雌雄のサブコネクタ同士を互いに真
直方向に嵌合させて、雌雄の端子金具同士を正確に接続
する。 【構成】 雄フレーム1に形成された収容孔2には、雄
サブコネクタ3がその四隅の係止部11の下面をランス
13で係止されて収容されている。雌フレーム21に形
成された収容孔22には、雌サブコネクタ23がその四
隅の係止部31の上面をランス33で係止されて収容さ
れている。雄フレーム1の上面の全周には、雌フレーム
21が内側に緊密に嵌合する案内壁部15が設けられて
いる。雌フレーム21は、その前後の面に突設した鈎部
56を案内壁部15の縦溝57の上端に嵌めて仮組みさ
れる。レバー40を揺動操作すると、雌フレーム21が
案内壁部15の内面に沿って案内されて、雄フレーム1
側に真直に引き寄せられ、対応する雌雄のサブコネクタ
3、23同士が真直方向に嵌合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分割コネクタの改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば端子が数十極に及ぶような多極コ
ネクタでは、端子金具をコネクタへ挿入する際の誤挿入
を防止するという理由等から、分割式のコネクタが一部
で使用されている。この分割コネクタの一例を示すと、
雌雄のコネクタがそれぞれ少数ずつの端子金具を装着す
る複数個のサブコネクタに分割して設けられるととも
に、それらの分割された雌雄のサブコネクタが各別に収
容される複数の収容孔を形成した雌雄一対のフレームを
備えている。各サブコネクタは、対応するフレームの収
容孔内に挿入されて、その前面側が収容孔の内面に形成
された突当部に突き当てられるとともに、後面側が収容
孔の内面に突設された弾性係止片で係止されて収容孔内
に脱外不能に収容される。そして、円弧形のカム溝を形
成したレバーを一方のフレームに軸支して、そのカム溝
内に他方のフレームに突設したフォロワピンを嵌合し、
レバーを回動してそれに伴うてこ作用により一方のフレ
ームに他方のフレームを引き寄せて、対応する雌雄のサ
ブコネクタ同士を一括して嵌合接続するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
分割コネクタでは、対応する相手のサブコネクタとの間
の公差内での位置ずれを吸収するために、各サブコネク
タを収容孔内に一定のクリアランスを持って収容するの
が一般的である。一方、上記のようにレバーにより両フ
レームを結合するものでは、引き寄せられる側のフレー
ムに対して、相手のフレームに接近する方向と直角方向
の横荷重が作用する。そのため、上記のようにクリアラ
ンスが設けられていると、引き寄せられる側のサブコネ
クタが相手のサブコネクタに対してそれを横方向に移動
させつつこじられた状態で嵌合されることになり、それ
らに装着された雌雄の端子金具同士が片当たりをする等
により電気的接触において信頼性に欠けるきらいがあっ
た。
【0004】また、サブコネクタの後面に弾性係止片を
係止して収容孔内に収容する部分の構造については、従
来は、一対の弾性係止片をサブコネクタの対応する二辺
の長さ方向の中央部に配したものが一般的であった。し
たがって、上記のように引き寄せられる側のサブコネク
タが横荷重を作用させつつ嵌合されると、相手のサブコ
ネクタが係止部分を支点として傾きつつこじられて嵌合
され、同じく雌雄の端子金具同士の電気的接触が確実に
なされないおそれがあった。
【0005】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、その目的は、対応する雌雄のサブ
コネクタ同士を互いに真直方向に嵌合させて、それらに
装着された雌雄の端子金具同士を正確に接続し得るよう
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに対をなす雄
フレームと雌フレームとを備え、その各フレームに対応
して形成された複数個ずつの収容孔に、それぞれ雄形端
子金具が装着された雄サブコネクタと雌形端子金具が装
着された雌サブコネクタとを挿入係止し、両フレームを
その間に設けられた結合部材により互いに接近する方向
に変位させて、対応する雌雄のサブコネクタ同士を嵌合
接続するようにした分割コネクタにおいて、雄フレーム
と雌フレームのいずれか一方の対向する面の周縁に、相
手側のフレームを内側に嵌めて両フレームの接近変位を
案内する案内壁部を設けた構成としたところに特徴を有
する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、雄サブコネクタと雌サブコネクタとは、それぞれ対
応する収容孔に挿入されてその挿入方向の前面側が収容
孔の内面に突設された突当部に突き当てられるととも
に、挿入方向の後面の四隅がその収容孔の内面に設けら
れた弾性係止片で係止されて収容孔内に収容される構成
としたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、結合部材を介して
両フレームが接近変位される場合に、一方のフレームが
他方のフレームの案内壁部の内側に嵌まってそれで案内
されることによって、両フレームが真直な方向に接近変
位され、それに伴って対応する雌雄のサブコネクタ同士
が真直方向に嵌合される。請求項2の発明では、サブコ
ネクタの後面の四隅を弾性係止片で係止するようにした
から、サブコネクタが収容孔内で傾動することが有効に
阻止される。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、両フレーム同
士、すなわち対応する雌雄のサブコネクタ同士をこじる
ことなく真直方向に嵌合することができるから、それぞ
れに装着された雌雄の端子金具同士を正確に接続するこ
とが可能となり、電気的接触における信頼性を高めるこ
とができる。しかも、一方のフレームに案内壁部を設け
ただけの簡単な構造であるから、安価に対応することが
できる効果がある。請求項2の発明によれば、上記の効
果に加え、サブコネクタが傾動することに伴うこじりが
確実に防止され、端子金具の電気的接触の信頼性をより
高めることができる効果がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図8に基
づいて説明する。本実施例では、図1に示すように、互
いに結合される雄側の分割コネクタMと雌側の分割コネ
クタFとを備えている。
【0011】まず、雄側の分割コネクタを主に図1〜図
4によって説明する。この分割コネクタMは外形略直方
体をなす雄フレーム1を備えている。この雄フレーム1
には、図2に示すように、平面略長方形をなして上下両
面に開口する収容孔2が複数個形成されている。本実施
例では一側に2個、他側に3個と合計5個形成されてい
る。各収容孔2内には、雄形端子金具を装着する雄サブ
コネクタ3が各別に収容されるようになっている。な
お、収容孔2並びに雄サブコネクタ3はそれぞれ形状を
異にするが、基本的な形状並びに機能は同じであるの
で、その収容孔2と雄サブコネクタ3、ならびに雄サブ
コネクタ3の収容構造に関する付設部材については、す
べて同一の符号を付して説明する。
【0012】これらの雄サブコネクタ3は、図3および
図6に示すように、上記の各収容孔2内の略全高さにわ
たって収容される外形略直方体状をなしており、その外
側面と収容孔2の内側面との間には一定のクリアランス
が設けられている。また、雄サブコネクタ3の上面に
は、後記する相手の雌サブコネクタ23の嵌合突部24
が嵌合される嵌合凹部4が形成されている。各雄サブコ
ネクタ3内には、それぞれ図示しないキャビティが整列
して形成され、各キャビティ内に、雄形端子金具がその
タブを上記の嵌合凹部4内に突出させた状態で装着され
るようになっている。
【0013】各収容孔2の上面の口縁には、内向きに突
出した突当壁6が形成されている。各雄サブコネクタ3
は、その側面に突設した突部7を収容孔2に設けたガイ
ド溝8に沿わせつつ収容孔2内に下面側から挿入され、
嵌合凹部4の周縁が上記の突当壁6に突き当てられたと
ころでその挿入が停止され、その位置が雄サブコネクタ
3の完全挿入位置となっている。
【0014】図2に示すように、各収容孔2の互いに対
応する長辺側の側壁には、それぞれの両端部において、
下面から上面に達する縦溝10が都合4本ずつ穿設され
ている。一方、各収容孔2に収容される雄サブコネクタ
3の上記した縦溝10の内方に対応する位置の外面に
は、図6に示すように、それぞれ所定高さ位置に被係止
部11が突設されている。各被係止部11は上端側が先
下がりの傾斜面となっている。各縦溝10の底面から
は、ランス13が一体的に突設されている。このランス
13は、図3に示すように、自然状態において、上方を
向きかつ斜め内方を向いた姿勢で形成されており、雄サ
ブコネクタ3が収容孔2内に完全に挿入された場合に、
対応する被係止部11の下面に係止可能に形成されてい
る。また、このランス13は、それ自体の持つ弾性力に
より外方への撓み変形可能となっている。
【0015】この雄側の分割コネクタMの雄フレーム1
には、雌フレーム21との接合面となる上面の周縁の全
周にわたり、所定高さの案内壁部15が突設されてい
る。
【0016】次に、雌側の分割コネクタFを図1及び図
3、4によって説明する。この分割コネクタFは雌フレ
ーム21を備えている。この雌フレーム21は、上記し
た雄フレーム1に設けられた案内壁部15と略同一高さ
で、かつ、案内壁部15内に緊密に嵌合する外形形状を
なしている。この雌フレーム21にも、同様に上下両面
に開口した合計5個の収容孔22が、上記した雄フレー
ム1の収容孔2と対応して形成されている。各収容孔2
2内には、雌形端子金具を装着する雌サブコネクタ23
が各別に収容されるようになっている。なお、既述した
雄側の分割コネクタMと同様に、収容孔22並びに雌サ
ブコネクタ23はそれぞれ形状を異にするが、基本的な
形状並びに機能は同じであるので、その収容孔22と雌
サブコネクタ23、ならびに雌サブコネクタ23の収容
構造に関する付設部材については、すべて同一の符号を
付して説明する。
【0017】これらの雌サブコネクタ23は、図3、6
に示すように、下面側に上記の雄サブコネクタ3の嵌合
凹部4内に嵌合する嵌合突部24を備えており、上面側
の本体部23aの外側面と収容孔22の内側面との間に
は一定のクリアランスが設けられている。この雌サブコ
ネクタ23内にも、それぞれ図示しないキャビティが整
列して形成され、各キャビティ内に雌形端子金具が装着
されるようになっている。各雌サブコネクタ23は、本
体部23aの側面に突設した突部27を収容孔22に設
けたガイド溝28に沿わせつつ、収容孔22内に上面側
から挿入され、突部27がガイド溝28の下端に設けら
れた突当部26に突き当てられたところでその挿入が停
止され、その位置が雌サブコネクタ23の完全挿入位置
となっている。
【0018】この雌サブコネクタ23が完全に挿入され
た場合には、図6に示すように、嵌合突部24が雌フレ
ーム21の下面から突出した状態となる。この雌サブコ
ネクタ23の嵌合突部24が雄サブコネクタ3の嵌合凹
部4内に嵌合されると、雄サブコネクタ3に装着された
雄形端子金具のタブが雌サブコネクタ23のキャビティ
内に進入して、その中に装着された雌形端子金具と接続
されるようになっている。
【0019】雌フレーム21の各収容孔22の互いに対
応する長辺側の側壁にも、それぞれの両端部において、
上面から下面に達する縦溝30が都合4本ずつ穿設され
ている。各収容孔22に収容される雌サブコネクタ23
の本体部23aにおける上記した縦溝30の内方に対応
する位置の外面には、図6に示すように、その所定位置
に被係止部31が突設され、各被係止部31は下端側が
先下がりの傾斜面となっている。各縦溝30の底面から
は、ランス33が一体的に突設され、このランス33
は、図3に示すように、自然状態において、下方を向き
かつ斜め内方を向いた姿勢で形成されており、雌サブコ
ネクタ23が収容孔22内に完全に挿入された場合に、
対応する被係止部31の上面に係止可能に形成されてい
る。また、このランス33も、それ自体の持つ弾性力に
より外方への撓み変形可能となっている。
【0020】この雌フレーム21の上面には、各雌サブ
コネクタ23から引き出された図示しない電線を被って
保護するためのカバー36が設けられている。このカバ
ー36は、前面側(図1の左側)が後記するレバー40
の逃がし用に斜めに形成されているとともに、後面側が
開口されており、両側面の下縁に形成された弾性ロック
脚37を雌フレーム21の側面に突設された係止突部3
8に嵌め込んで取り付けられるようになっている。
【0021】また、雄フレーム1にはレバー40が軸4
3によって揺動自由に支持されている。このレバー40
は、一対の脚部41の先端側を連結部42で連結して雄
フレーム1を跨ぐような二脚状に形成されており、雄フ
レーム1の側面との間に間隔を開けて設けられたカバー
板45によって脚部41の外面の一部が被われてその中
に収納されている。このレバー40の脚部41には、雌
フレーム21の側面に突設されたフォロワピン46が嵌
合する略円弧形のカム溝47が形成されている。そして
レバー40は、カム溝47とフォロワピン46とが嵌合
した状態において、図5に示す「開放位置」から図7に
示す「結合位置」に向けて揺動操作され、それに伴うて
こ作用によって雌フレーム21を雄フレーム1側に引き
寄せる周知の機能を有する。なおレバー40は、レバー
40に突設されたピン49が雄フレーム1のカバー板4
5に穿設された係止孔50に嵌まることによって「開放
位置」に保持され、また、ピン49の側方に開口された
係止孔51が雌フレーム21に突設されたロック突部5
2に嵌まることによって「結合位置」に保持されるよう
になっている。
【0022】なお、図1に示すように、レバー40が上
記した「開放位置」にある場合には、カム溝47の始端
47aが雄フレーム1の上方に位置するようになってお
り、脚部41のカム溝47の始端47aから上方の部分
の裏面側が薄肉に削成されて、雌フレーム21のフォロ
ワピン46が進入可能な進入路54が形成されている。
【0023】また、雌フレーム21のフォロワピン46
が上記の進入路54を通って、「開放位置」にあるレバ
ー40のカム溝47の始端47aに嵌合された場合に
は、雌フレーム21の下端が、雄フレーム1の案内壁部
15内に一定寸法嵌入するようになっている。そして、
雄フレーム1の前後両面の下縁の中央部には、図4に示
すように、それぞれ外方に突出した鈎部56が形成され
ている。一方、雄フレーム1の案内壁部15の前後両面
の中央部には、その上端の少し下方位置から下端にわた
って、上記の鈎部56が嵌まってその上下動を許容する
縦溝57が切られている。この縦溝57の上縁が鈎部5
6に対する係止部58となっている。
【0024】本実施例は上記のような構造であって、続
いてその組付手順を説明する。まず、雄フレーム1の収
容孔2に、雄形端子金具を装着した雄サブコネクタ3を
それぞれ挿入する。雄サブコネクタ3が挿入されると、
その挿入の終端付近で4個の被係止部11がそれぞれラ
ンス13と係合して、それらのランス13を弾力に抗し
て外方に撓ませて逃がしつつ押し込まれる。雄サブコネ
クタ3の上面が突当壁6に突き当たるまで完全挿入され
ると、被係止部11がランス13を通り過ぎ、ランス1
3が復元弾性力により内方に開いて被係止部11の下面
に係止する。すなわち、各雄サブコネクタ3は、略四隅
に設けられた被係止部11にそれぞれランス13が係止
することにより対応する収容孔2内に脱外不能に収容さ
れる。
【0025】次に、同様して、雌フレーム21の各収容
孔22に、雌形端子金具を装着した雌サブコネクタ23
をそれぞれ挿入する。雌サブコネクタ23が挿入される
と、同じようにその挿入の終端付近で4個の被係止部3
1がランス33と係合して外方に撓ませて逃がしつつ押
し込まれ、雌サブコネクタ23が完全に挿入されると、
被係止部31がランス33を通り過ぎ、ランス33が復
元弾性力により内方に開いて被係止部31の上面に係止
する。各雌サブコネクタ23は、略四隅に設けられた被
係止部31にそれぞれランス33が係止することによ
り、その嵌合突部24を雌フレーム21の下面に突出さ
せた状態で収容孔22内に脱外不能に収容される。ま
た、各雌サブコネクタ23から引き出された電線はまと
められて一方向に流され、その電線を被うようにしたカ
バー36が取り付けられる。
【0026】続いて、レバー40を図1に示すように
「開放位置」に保持しておいて、雄フレーム1と雌フレ
ーム21を互いに向き合わせ、雌フレーム21に設けら
れたフォロワピン46を、レバー40を弾性的に外方に
広げつつ進入路54を通してカム溝47の始端47aに
嵌合する。その際、図5、6に示すように、雌フレーム
21の下端部が雄フレーム1の案内壁部15の上端部内
に一定寸法嵌入され、雌フレーム21の前後の鈎部56
は案内壁部15の内面に乗り上げたのち案内壁部15の
縦溝57の上端に嵌め込まれる。すなわち、鈎部56が
係止部58で係止されることにより、雌フレーム21が
雄フレーム1の案内壁部15の上端部に脱外不能に仮組
みされる。また、このとき、雌フレーム21に収容され
た各雌サブコネクタ23の嵌合突部24の下端が、雄フ
レーム1に収容された対応する雄サブコネクタ3の嵌合
凹部4の直上に臨むかあるいは少し嵌合した状態とな
る。
【0027】続いてレバー40を、保持用のピン49を
係止孔50から外しつつ「開放位置」から「結合位置」
に向けて揺動操作する。この場合、雌フレーム21は雄
フレーム1に仮組みされているから、雌フレーム21を
もはや手で持って保持する必要はなく、今度はその手の
指をレバー40の連結部42に掛けて引き起こすことに
よって、引き続きレバー40の揺動操作が行える。
【0028】このようにレバー40を「結合位置」側に
揺動させると、フォロワピン46がレバー40のカム溝
47によって図5の下向きに押し付けられ、図7、8に
示すように、雌フレーム21は、鈎部56を縦溝57に
沿って下動させつつ案内壁部15内を雄フレーム1側に
引き寄せられる。この際、カム溝47の形状の影響を受
けて、雌フレーム21には雄フレーム1に接近する方向
と直角方向の横荷重が作用するが、雌フレーム21は案
内壁部15に緊密に嵌合される形状であるから、雌フレ
ーム21は案内壁部15の内面に沿って案内されて雄フ
レーム1に向けて真直に引き寄せられる。それに伴い、
雌フレーム21に収容された雌サブコネクタ23の嵌合
突部24が、雄フレーム1に収容された対応する雄サブ
コネクタ3の嵌合凹部4内にこじることなく真直に嵌合
される。仮に、対応する雌雄のサブコネクタ3、23の
間に公差内での位置ずれがあったとしても、その誤差が
クリアランスにより吸収されつつ同じく雄サブコネクタ
3と雌サブコネクタ23とは真直に嵌合される。それに
より、雌雄の端子金具同士が正確に接続される。
【0029】また、雄サブコネクタ3と雌サブコネクタ
23は、それぞれその四隅においてランス13または3
3で係止されて収容孔2または22内に収容されてお
り、収容孔2、22内で傾動するおそれがないから、雌
雄の対応するサブコネクタ3、23同士がこじって嵌合
することがより確実に防止される。なお、「結合位置」
に揺動されたレバー40は、係止孔51がロック突部5
2に嵌まることによってその位置に保持される。
【0030】このように本実施例では、雌フレーム21
が雄フレーム1に設けられた案内壁部15の内側に嵌ま
って、それで案内されつつ雄フレーム1側に引き寄せら
れる構造としたから、雌フレーム21に対して雄フレー
ム1に接近する方向と直角方向の横荷重が作用したとし
ても、雌フレーム21を雄フレーム1側に真直に引き寄
せることができる。そのため、対応する雌雄のサブコネ
クタ3、23同士がこじることなく真直に嵌合されるこ
とになって、それぞれに装着された雌雄の端子金具同士
を正確に接続させることができ、電気的接触における信
頼性を高めることができる。しかも、雄フレーム1に案
内壁部15を設けただけの簡単な構造であるから、製造
上も安価に対応することができる。
【0031】また、サブコネクタ3、23の後面にラン
スを係止して収容孔2、22内に収容する部分の構造に
ついては、サブコネクタ3、23の後面の略四隅をラン
ス13、33で係止するようにしたから、雌雄のサブコ
ネクタ3、23が嵌合する際にそれらが傾動することが
有効に阻止され、傾動に伴うこじりを確実に防止するこ
とができる。
【0032】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0033】(1)上記実施例では案内壁部15を雄フ
レーム1に設けたが、逆に雌フレーム21側に設けても
良い。 (2)また、本発明はレバー式に限らず、ボルトにより
締結する形式の分割コネクタにも同様に適用することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る分割コネクタの組み
付け前の状態の正面図である。
【図2】 雄側の分割コネクタの平面図である。
【図3】 図2のX−X線で切断した仮組み状態におけ
る分解断面図である。
【図4】 図2のY−Y線で切断したサブコネクタの除
去された仮組み状態の断面図である。
【図5】 分割コネクタの仮組み状態の正面図である。
【図6】 その縦断面図である。
【図7】 分割コネクタの本組み状態の正面図である。
【図8】 その縦断面図である。
【符号の説明】
M…雄側の分割コネクタ F…雌側の分割コネクタ 1…雄フレーム 2…収容孔 3…雄サブコネクタ 6…突当壁(突当部) 11…被係止部 13…ランス(弾性係止片) 15…案内壁部 21…雌フレーム 22…収容孔 23…雌サブコネクタ 26…突当部 31…被係止部 33…ランス(弾性係止片) 40…レバー(結合部材) 46…フォロワピン 47…カム溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対をなす雄フレームと雌フレーム
    とを備え、その各フレームに対応して形成された複数個
    ずつの収容孔に、それぞれ雄形端子金具が装着された雄
    サブコネクタと雌形端子金具が装着された雌サブコネク
    タとを挿入係止し、前記両フレームをその間に設けられ
    た結合部材により互いに接近する方向に変位させて、対
    応する雌雄のサブコネクタ同士を嵌合接続するようにし
    た分割コネクタにおいて、 前記雄フレームと雌フレームのいずれか一方の対向する
    面の周縁に、相手側のフレームを内側に嵌めて両フレー
    ムの接近変位を案内する案内壁部を設けたことを特徴と
    する分割コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記雄サブコネクタと雌サブコネクタと
    は、それぞれ対応する前記収容孔に挿入されてその挿入
    方向の前面側が収容孔の内面に突設された突当部に突き
    当てられるとともに、挿入方向の後面の四隅がその収容
    孔の内面に設けられた弾性係止片で係止されて前記収容
    孔内に収容されることを特徴とする請求項1記載の分割
    コネクタ。
JP23948894A 1994-09-06 1994-09-06 分割コネクタ Pending JPH0878097A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23948894A JPH0878097A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 分割コネクタ
GB9515673A GB2293053B (en) 1994-09-06 1995-07-31 Divisional connector
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