JPH087775B2 - 光学文字読取装置 - Google Patents

光学文字読取装置

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JPH087775B2
JPH087775B2 JP63000534A JP53488A JPH087775B2 JP H087775 B2 JPH087775 B2 JP H087775B2 JP 63000534 A JP63000534 A JP 63000534A JP 53488 A JP53488 A JP 53488A JP H087775 B2 JPH087775 B2 JP H087775B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、手持ち式のスキャナで原稿上を走査するこ
とにより文字・記号等(以下代表して文字のみに関して
述べるが記号に関しても全く同様である)を読み取る光
学文字読取装置に関するものである。
〔従来の技術〕
スーパーマーケットや百貨店等で、単品毎の売り上げ
情報を収集して在庫管理を行なうPOS(Point Of Sale
s)システムが普及している。このPOSシステムでは手持
ち式の光学文字読取装置がよく使用される。
このような装置として、手持ち式の光学文字読取装置
の代表的な構成を第2図に示す。
第2図において、1はスキャナであり、手2で、原稿
3に当てがうだけで原稿3に記載された文字を読み取る
ものである。原稿3はたとえば、POSシステムで用いる
値札の用紙である。4は光源であり、5はレンズ系、6
はイメージセンサであり、少なくとも用紙3に記載され
た文字の一フィールドの視野が必要であり、第2図では
横は一フィールド+数文字分、縦は一文字の3倍くらい
としている。フィールドとは、値札への記載単位であ
り、たとえばファンクションコードと定めた英字「C」
の後に、データキャラクタと定めた数字が10桁続くこと
で、1フィールドを構成する。7は制御二値化回路であ
り、イメージセンサ6の出力信号であるアナログ信号を
文字領域及び背景領域のおのおの対応する二値化信号に
変換し、画面メモリ8に送る。
9から13は、画面メモリ8の中の各文字を認識する手
段である。
画面メモリ8はイメージセンサ6の視野のほぼ全体の
二値化データを格納する。第3図(a)にイメージセン
サ6の二値化データの説明を示している。横(X)×縦
(Y)の大きさがp×q画素のイメージセンサであり、
視野の中の文字を写し込んでいる。
文字、記号は文字識別回路13で認識されるが、文字識
別回路13は1文字ずつ認識するものであるで、画面メモ
リ8からは1文字分のデータを取り出す必要がある。一
桁切り出し回路9は画面メモリ8から一文字切り出し回
路11の処理能力であるm×q画素相当分のデータを取り
出し一桁メモリ10に格納する。一文字切り出し回路11は
一桁メモリから文字識別回路13の処理能力であるm×n
画素相当分のデータを取り出し、一文字メモリ12に格納
するものである。
第3図(a)において、まず一桁切り出し回路9はX
=1からX=m、Y=1からY=q迄のデータを画面メ
モリ8から取り出し、一桁メモリ10に転送する(第3図
(b1))。一文字切り出し回路11は一桁メモリ10の内容を
見て文字像を含む範囲(この例ではY=11からY=11+
n−1)のn行分を一文字メモリ12に転送する(第3図
(c1))。一文字メモリ12に文字が入っているときは文字
識別回路13により文字が認識される。次にX=2からX
=m+1、Y=1からY=q迄のデータを画面メモリ8
から取り出し、一桁メモリ10に転送する(第3図
(b2))。そして文字像を含む範囲の画像を一文字メモリ
12に転送する。以下、同様にして、画面メモリ8から取
り出す位置を順にずらして一桁メモリ10に転送し、文字
像を含む画像を一文字メモリ12に転送し、文字識別回路
13で処理を行うことで視野内の全文字の認識を行う。
一桁メモリ10から一文字メモリ12に転送する範囲の求
め方を第4図に示す。先ず一桁メモリ10の各行に対して
横ORを求める。
横ORとは横方向の一行に注目してその行に黒画素があ
れば1とし、黒画素がなければ0とする演算である。い
まセンサの黒出力を1とし、白出力を0として表現する
と、横ORの結果とはすなわち一行の各画素の論理和を取
った結果にほかならない。そこでこの演算を横ORとよん
でいる。そして文字がある部分では第4図(b)に示す
ように、その範囲だけ横ORの結果は黒になる。一桁メモ
リから一文字メモリに転送する範囲は、たとえばY=13
から横ORが黒になったとすると、文字の上方の白を含め
てY=11からn画素とする。
以上の処理によって、イメージセンサ6の視野のなか
に含まれる、文字、記号を読み取ることができる。
第2図の14から18は原稿上の一つのフィールドに対し
て正しく読み取れた認識結果を1回だけ出力するための
手段である。フィールドが視野の中に在るかぎり、文字
が繰り返されて認識され、文字識別回路13から認識結果
が繰り返し出力される。スキャナ1を「C1234567890」
のフィールドに当てがいながら上から下に動かしたとき
の、視野の動きと、認識結果の変化を第5図に示す。(a
1)の位置では、認識結果(b1)はすべてリジェクト(認識
不能:?で表している)になっている。(a2)(a3)の位置で
は、全ての文字が視野に入って、正しく認識され、(b2)
(b3)の認識結果が得られる。
文字識別回路13からは、(b1)(b2)(b3)が遂次出力され
る。14はフォーマットチェック部で、文字識別回路13か
ら得られる認識結果が予め定めてある所定のフォーマッ
ト(たとえば、Cで始まるフィールドはCの後にデータ
キャラクタの数字が10文字続かなければならない)を満
たしているかどうかを判定する。タイマー15は文字識別
回路13から認識結果が得られてからの経過時間を測定す
る。所定のフォーマットを満たす認識結果Riが得られた
なら、前回レジスタ16、比較器17、出力制御部18は、次
のように動作する。
まず比較器17において、Riと前回レジスタ16に記憶さ
れている内容Ri-1とが比較される。RiとRi-1の内容が一
致しなければ比較器17からはNEWの信号が出て出力制御
部18はRiをそのフィールドの認識結果ROUTとして出力す
る。RiとRi-1の内容が一致すれば、比較器17からはNEW
の信号が出ず、出力制御部18はRiを出力しない(読み捨
てる)。一方、前回レジスタ16はRi-1を比較器17に送っ
た後は、Riを記憶する。タイマー15は文字識別回路13か
ら認識結果が得られてからの時間を測定し、あらかじめ
定めた一定時間TCLR経過後に前回レジスタ16の内容を消
去する。電源を入れた直後の前回レジスタの状態は消去
状態である。TCLRは値札を持ち換えるのに必要な時間
(たとえば1秒)よりも短く、たとえば0.6秒程度に設
定しておく。
なお、フィールドが視野の中にあって文字識別回路13
から繰り返し認識結果が得られるときの繰り返しの周期
はたとえば0.2秒程度である。
第5図、第6図を用いて、値札を読み取るときの14か
ら18の動作を説明する。(b1)の認識結果「??????????
?」は所定のフォーマットを満たしていないので、フォ
ーマットチェック部14からは何も出力されない。スキャ
ナを上から下に動かして(b2)の認識結果「C123456789
0」が得られると、これは所定のフォーマットを満たす
のでフォーマットチェック部14からはこの認識結果が出
力Riされる。比較器17ではRiと前回レジスタの内容Ri-1
が比較されるが、電源を入れた直後は前回レジスタの内
容は消去されているので、RiとRi-1の内容は必ず一致し
ない。そのため比較器17からはNEWの信号が出力制御部1
8に出て、出力制御部18からは「C1234567890」が、認識
結果ROUTとして出力される。一方、前回レジスタ16には
「C1234567890」が記憶される。次に(b3)の認識結果「C
1234567890」が得られるが、(b2)の時と同様にフォーマ
ットチェック部を経て、比較器17に送られる。しかし、
前回レジスタ16の内容Ri-1が「C1234567890」になって
おりRiと一致するので、比較器からはもはやNEWの信号
がでず、出力制御部18からはROUTとして出力されない。
以上の様にして、視野に入った一つのフィールドに対し
ては一回だけ認識結果ROUTを出力する。
スキャナを動かして複数行に分かれて記載されたフィ
ールドを読み取るときの動作を第6図を用いて説明す
る。フォーマットチェック部14にはC、N、 で始まる各フィールドのフォーマットが登録されている
とする。まず(a)の値札で「C1234567890」の行にス
キャナを当てがったときは先程説明した通り、一回だけ
認識結果ROUTとして出力される。次にスキャナを下に動
かして「N1234567890」の行にスキャナを当てがったと
き、視野に「N1234567890」のフィールドが入って、文
字識別回路13から初めて「N1234567890」の認識結果が
得られたときは、前回レジスタの内容Ri-1は「C1234567
890」になっているので、比較器17からはNEWの信号がで
て、「N1234567890」が認識結果ROUTとして出力され
る。それ以降は繰り返して「N1234567890」が文字識別
回路13から出力されても前回レジスタの内容と一致する
ため、ROUTとして出力されない。すなわち、「N1234567
890」は一回だけ出力される。同様にして、「 123456」の行が視野に入ったときは、認識結果ROUTとし
て「 123456」が出力される。なお、JIS B9551によるPOS用値
札では、一つの値札の中の各フィールドは、異なる内容
になっている。このため、比較器17で前回認識した結果
Ri-1と今回認識した結果Riを比較することで、同じフィ
ールドを読んだか否かが判別できるのである。
値札を(a)から(b)に持ち換える間は、視野には
文字が入ってない。このときは、文字識別回路13からは
何も出力が得られない。タイマー15は文字識別回路13が
認識結果を出力してからの経過時間を測定しており、値
札を持ち換えたために、TCLR以上文字識別回路13から出
力が得られない状態が続くと、前回レジスタ16の内容を
消去する。したがって、値札を(b)に持ち換えて「 123456」のフィールドにスキャナを当てがうと「 123456」は出力される。すなわち、同じ内容のフィール
ドであっても異なる値札ならば続けて読み取ることがで
きる。以上の説明から判るように、タイマー15は原稿
(値札)の交換を検出する機能をもっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第6図(a)の値札では、一行にはC、N、 の各文字で始まるフィールドが一つずつ記載されてい
る。
第7図(a)に、複数フィールドが一行に記載されて
いる(マルチフィールドと呼ぶ)値札71を示す。複数フ
ィールドが一行に記載されているため、各フィールドの
幅(文字数)はイメージセンサの視野の幅よりも小さい
が、行全体の幅はイメージセンサの視野幅よりも大きく
なっている。従来技術による光学文字読取装置では、こ
の様な場合、第7図(b)の様に中央のNで始まるフィ
ールドを読み取ろうと意図してスキャナを当てがって
も、Nのフィールドを読みとることはできない。なぜな
ら、文字識別回路13からは第7図(b)のイメージセン
サの視野30の中の文字を認識して、第7図(c)の認識
結果が得られるが、視野30に完全には入っていないフィ
ールドによる認識結果(c1)、(c3)は正しいフォーマット
ではないので、フォーマットチェック部14はフォーマッ
トエラーと判定し、(c2)の部分の認識結果だけがフォー
マットチェック部14から出力Riされることはない。
以上のように、従来技術の光学文字読取装置では、マ
ルチフィールドの行が読み取れない場合があった。
本発明はこの欠点を解消するために案出されたもの
で、イメージセンサの視野幅より長いマルチフィールド
の行を読み取れる光学文字読取装置を実現することを目
的としている。
〔本発明の構成〕
第1図に本発明の構成を示す。1から7までの符号を
記した部分は第2図における同符号の部分と同じ機能構
成である。イメージセンサ6の視野は、横は少なくとも
一フィールドの文字数分必要であり、縦は少なくとも一
文字分は必要である。
21は各文字認識手段であり、イメージセンサの捉えた
画像の中の各文字を認識し、その文字の視野内における
位置を示す位置情報と認識結果を出力する手段である。
22はフィールド選択手段であり、文字の位置情報と認識
結果を基にして、視野の中に完全に入ったフィールドの
認識結果だけを選択して出力する手段である。23はフォ
ーマットチェック手段であり、22から得られた認識結果
が所定のフォーマットを満たしているか否かを判定する
手段である。24は出力判定手段であり、所定のフォーマ
ットを満たす認識結果を1回だけ出力する手段である。
〔作用〕
スキャナ1を手2でもって原稿3に当てがうことで、
原稿上の文字は光源4で照明され、レンズ系5によりイ
メージセンサ6上に結像され、制御二値化回路7によ
り、白/黒を示す電気信号に変換される。
イメージセンサの捉えた画像の中の各文字は各文字認
識手段21で認識され、文字の位置情報と認識結果がフィ
ールド選択手段22に与えられる。
フィールド選択手段22は、位置情報を利用して視野の
端に隣接していて、視野に不完全に入ったフィールドが
あれば、そのフィールドを削除し、視野に完全に入って
いるフィールドの認識結果のみをフォーマットチェック
手段23に渡す。
第7図の場合を例として説明すると、各文字認識手段
21からは文字の認識結果として第7図(c)が得られる
が、フィールド選択手段22により、視野の端に隣接し、
不完全に視野に入っている(全体が入ってない)フィー
ルド(c1)、(c3)は削除され、視野の中に完全に入ってい
るフィールド(c2)だけがフォーマットチェック手段23に
渡される(第7図(d))。
フォーマットチェック手段23は、フィールド選択手段
22から渡される認識結果が所定のフォーマットを満たし
ているか否かを判定し、所定のフォーマットを満たして
いるなら、その認識結果を出力判定手段24に渡す。
以上の処理はスキャナ1を原稿3に記載された行に当
てがっている間は繰り返し行われるが、出力判定手段24
は、フォーマットチェック手段23から繰り返して得られ
る同一フィールドの認識結果に関しては,その認識結果
を一回だけ出力する。
〔第1実施例〕 本発明の第1の実施例を第8図に示す。図中1から18
までの符号を記した部分は第2図における同符号の部分
と同じ機能構成である。ただし、9′の一桁切り出し回
路は一桁メモリに切り出すときのx座標を文字のx座標
として出力する。イメージセンサ6の視野は、横は少な
くともフィールドの最大文字数分が必要であり、フィー
ルドの構成形式によってはフィールドの最大文字数+2
文字分必要である。一フィールドを容易に視野に納める
ためには、視野は横・縦とも余裕が有ったほうが望まし
く、第8図では横は16文字分(一フィールドの最大文字
数11文字+5文字)、縦は一文字の3倍くらいとしてい
る。第8図においては、8から13までが、第1図の各文
字認識手段21の実施例になっている。14のフォーマット
チェック部は、第1図23のフォーマットチェック手段の
実施例であり、15から18は、第1図の出力判定手段24の
実施例となっている。81から83が、第1図のフィールド
選択手段22の実施例である。
スキャナ1を手2で持って原稿3に当てがうことで、
原稿3上の文字像はイメージセンサで捉えられ、イメー
ジセンサの視野に入った各文字は文字認識回路13で認識
される。フィールド分割部81へは、文字の認識結果が文
字識別回路13から与えられ、文字のx座標が一桁切り出
し回路9′から与えられる。
81はフィールド分割部であり、文字識別回路13から得
られる文字認識結果をフィールド毎に分割する。第7図
の値札の場合、一つのフィールドはファンクションコー
ドとそれに続くデータキャラクタから成り立っているの
で、認識結果の中にファンクションコードがあれば、そ
のファンクションコードがフィールドの先頭であること
が判る。この性質を利用してフィールド分割部は文字の
認識結果と、認識結果と対になって得られる文字のx座
標をフィールド毎に分割する。
フィールド位置判定部82は一つのフィールドの左端の
文字のx座標XLと右端の文字のx座標XRに関して、 Lth≦XLかつXR≦Rth …(1) が成り立つか否かを判定する。Lth、Rthは視野の端に隣
接しているか否かを判定するための閾値で、Lthは視野
の左端から2文字目の位置のx座標、Rthは視野の右端
から2文字目の位置のx座標とする。空白文字はフィー
ルドを構成する各文字の間に入らないとすると、(1)
が成り立つフィールドは、視野の両端に隣接していな
い、すなわち視野に完全に入ったフィールドとなる。
フィールド取り出し部83は、フィールド位置判定部82
が(1)が成り立つことを検出したフィールドの認識結
果だけをフォーマットチェック部14に送る。フィールド
分割部81からフィールド取り出し部83へは、(1)が成
り立たないフィールド(視野の端に隣接しているフィー
ルド)も送られてくるが、これらのフィールドはフィー
ルド取り出し83で捨てられ、フォーマットチェック部14
へは送られない。
以上の処理により、視野に完全に入ったフィールドだ
けが,フォーマットチェック部14に送られる。
フォーマットチェック部14は、フィールド取り出し部
83から送られてくるフィールドのフォーマットチェック
を行い、所定のフォーマットを満たしていれば、そのフ
ィールドを前回レジスタ16、比較器17、出力制御部18に
送る。
タイマー15、前回レジスタ16、比較器17、出力制御部
18は、第1図の出力判定部24の実施例である。イメージ
センサを走査して視野の中の各文字を認識し、視野に完
全に入ったフィールドだけを取り出してフォーマットチ
ェックを行うことは繰り返して行われるが、従来技術の
項で説明したのと同様にして、同一フィールドにスキャ
ナを当てがっていてフォーマットチェックを通った同一
フィールドが繰り返し得られるときは、一度だけ出力R
outする。
〔第2実施例〕 本発明の第2実施例を第9図に示す。図中1から18ま
での符号を付した部分は第8図における同符号の部分と
同じ機能構成である。
第9図においては、端隣接判定部91、フィールド境界
検出部92、端フィールド削除部93が第1図のフィールド
選択手段22の実施例となっている。
端隣接判定部91は認識した文字のx座標を検査するこ
とにより、認識した文字が視野の端に隣接しているか否
かを判定する。認識した文字のなかで、左端の文字のx
座標XLとし、 XL<Lth …(2) が成り立てば、イメージセンサの視野に入った文字列は
視野の左端に隣接していると判断する。認識した文字の
なかで、右端の文字のx座標をXRとし、 Rth<XR …(3) が成り立てば、イメージセンサの視野に入った文字列は
視野の右端に隣接していると判断する。ここで、Lth、R
thは視野の端に隣接しているか否かを判断するための閾
値で、Lthは視野の左端から2文字目の位置のx座標、R
thは視野の右端から2文字目の位置のx座標とする。空
白文字はフィールドを構成する各文字の間に入らないと
すると、フィールドが視野の左端または右端からのはみ
出していればそれぞれ(2)または(3)が成り立って
いる。端隣接判定部91は(2)または(3)が成り立て
ばその旨を端フィールド削除部93に伝える。
フィールド境界検出部92は、文字認識結果を利用して
フィールド境界を捜し、端フィールド削除部93に、フィ
ールド境界と共に文字認識結果を伝える。フィールド境
界は例えば第7図(c)の例では、「0」と「N」の
間、「0」と「 」の間にある。
端フィールド削除部93は、端隣接判定部91が(2)が
成り立つことを検出したときは、認識した文字列を左端
から最初のフィールド境界まで削除する。また、端隣接
判定部91が(3)が成り立つことを検出した時は、認識
した文字列を右端から最初のフィールド境界まで削除す
る。そして、削除した残りの部分の認識結果をフォーマ
ットチェック部14に出力する。
以上の端隣接判定部91、フィールド境界検出部92、端
フィールド削除部93によって、視野に完全に入ったフィ
ールドのみが取り出され、フォーマットチェック部14に
送られる。フォーマットチェック部14以降の処理は第8
図の第1実施例の場合と同じである。
〔第3実施例〕 本発明をマイクロプロセッサで実現したときの実施例
を第10図に示す。第10図において、1から18までの符号
を記した部分は第8図における同符号の部分と同じ機能
構成である。8から13までが、第1図における各文字認
識手段21の実施例となっており、14がフォーマットチェ
ック手段23の実施例に、15から18までが、出力判定手段
24の実施例になっている。1から18までの部分の動作は
第1実施例で説明した動作と同じである。フィールド選
択手段22は、ROM102に格納されたプログラムと定数によ
りマイクロプロセッサ101がRAM103を使って処理を行う
ことで実施される。マイクロプロセッサの処理のフロー
チャートを第11図に示す。
第11図のフローチャートは第8図におけるフィールド
選択手段の実施例をマイクロプロセッサで実現したもの
である。は文字識別回路13と一桁切り出し回路9′か
ら、イメージセンサ6の視野に入った文字の認識結果と
x座標を読み込む処理である。はで得た内容をフィ
ールド毎に分割する処理である。で分割したフィール
ド数をMとすると、は各フィールドに対して
の処理を行うための繰り返し処理である。は処理対象
としているm番目のフィールド視野の中に完全に入って
いるか、すなわち(1)式が成立するか否かを判定する
処理である。もし、(1)式が成立すれば、でそのフ
ィールドの文字をフォーマットチェック部14へ出力す
る。以上の処理により、視野の端に隣接しているフィー
ルドを取り除き、視野の中に完全に入ったフィールドの
みをフォーマットチェック部14に送ることができる。
第11図のフローチャートにおいては、第8図のフィー
ルド分割部81はの処理で、フィールド位置判定部82は
の処理で、フィールド取り出し部83はの処理で、実
現されている。
〔第4実施例〕 第3実施例は、第1実施例と同等の処理をマイクロプ
ロセッサを用いて行った実施例であった。第2実施例と
同等の処理をマイクロプロセッサで行うときの実施例を
第4実施例として示す。マイクロプロセッサの処理のフ
ローチャート以外の部分は第3実施例の第10図の場合と
同じである。
フィールド選択手段22をマイクロプロセッサで実現す
るためのフローチャートを第12図に示す。は、文字識
別回路13から文字認識結果CIを、一桁切り出し回路9′
から文字のx座標XIを受け取る処理である(I=1,2,…
N:視野内の文字数はNとする)。は左端の文字のx座
標XIに関して(2)式が成立するか否かの判定であり、
(2)式が成立するならば、で視野の左端に隣接する
フィールドを削除する。の処理後も文字が残っている
ことをで判定した後は、で右端の文字のx座標XN
関して(3)式が成立するか否かの判定を行い、(3)
式が成立するならば、で視野の右端に隣接するフィー
ルドを削除する。からの処理によって視野の両端に
隣接するフィールドが削除され、残りのフィールドが有
ることをで判定したのちはでフォーマットチェック
部14にその残りのフィールドの文字を送る。
第12図の左端フィールド削除処理の詳細フローチャ
ートを第13図に示す。第13図において、はの判
定処理を左の文字から順に行うための繰り返し処理であ
る。は着目している文字CIがファンクションコードで
あるか否かの判定である。CIがファンクションコードで
あれば、CIは次のフィールドの始まりを示しているの
で、CIより左の部分をの処理によって削除す
る。は削除後の文字数N−I+1を登録する処理であ
る。
第12図の右端フィールド削除処理の詳細フローチャ
ートを第14図に示す。第14図において、はの判定
処理を右の文字から順に行うための繰り返し処理であ
る。は着目している文字CNがファンクションコードで
あるか否かの判定である。CNがファンクションコードで
あれば、CN-1番目の文字がフィールドの最後の文字なの
で、CN以降の文字を削除した後の文字数N−1をで登
録する処理を行う。
以上の説明から判るように、第9図の端隣接判定部91
は第12図とで、第9図のフィールド境界検出部92は
第13図と第14図で、第9図の端フィールド削除部93
は第13図からまでと第14図のNの減数処理との
Nの値の再設定処理で実現されている。
第13図のフローチャートにおいては、視野の左端に隣
接する文字がファンクションコードならば、視野の左端
に隣接するそのフィールドは削除されない。このため、
本実施例においては、イメージセンサの横幅は少なくと
も最大フィールドの文字数+1文字あればよい。
本実施例においては、フィールドがファンクションコ
ードとデータキャラクタだけで構成され、フィールドの
境界がファンクションコードで示される場合を示した。
フィールドが他の種類の文字からも構成され、フィール
ドの境界が本実施例と異なる場合は、フィールド境界の
判定方法をそのフィールド境界の成立条件を合わせれ
ば、本発明は適用できる。たとえば、フィールドの終わ
りに必ず「E」の文字を記載する値札の場合は第12図
の右端フィールド削除処理として第15図の詳細フローチ
ャートの処理を行えばよい。第15図においては、は
の判定処理を視野の右端の文字から順に行うための繰
り返し処理である。で着目している文字が「E」であ
れば、フィールドの境界を検出したとして、全体の文字
数Nを「E」の文字を含めた文字数にしたまま処理を終
える。第15図の判定の場合、視野の右端に隣接する文字
が「E」であれば、視野の右端に隣接するそのフィール
ドは削除されない。このため、第13図と第15図の判定を
用いるフィールドからなる値札の場合は、イメージセン
サの横幅は少なくとも最大フィールドの文字数あればよ
い。
〔第5実施例〕 第1実施例においては、視野幅より2文字以上短いフ
ィールドしか読み取れない。たとえば、視野が18桁分し
かないとすると(1)式が成り立つフィールドは16桁幅
までに限られる。視野が18桁分あるにも拘らず16桁のフ
ィールドまでしか読み取れないのは、視野幅の有効利用
という観点からみてもったいない。そこで、視野幅一杯
の長さのフィールドをも読み取ることを可能にする実施
例を第16図に示す。第16図におけるフィールド選択手段
以外の実施形態は第8図の場合と同じである。
161はフィールド長判定部であり、フィールド分割部8
1から取り出されたフィールドの左端の文字のX座標XL
と右端の文字の座標XRに関して、 XR−XL>Rth−Lth …(4) が成り立つか否かを判定する。ここでLthとRthは(1)
式の同符号と同じ値である。オアーゲート162はフィー
ルド位置判定部82によって(1)式が成り立つかフィー
ルド長判定部161によって(4)式が成り立つかを検査
し、どちらかが成り立てばフィールド取り出し部83に指
令を与えてそのフィールドをフォーマットチェック部14
に送出させる。以上の処理により、(4)式が成り立た
ない短いフィールドは完全に視野に入った場合だけフォ
ーマットチェック部14で処理されるが、(4)が成り立
つ長いフィールドはそのままフォーマットチェック部14
で処理されるので、読取が可能になる。
なお、丁度XR−XL=Rth−Lthになるフィールドは、
(4)式は成り立たず、(1)式が成り立つようにスキ
ャナを当てがうことは困難なので、より実用的には
(4)式の判定条件を多少緩めて、 XR−XL>Rth−Lth−ε …(5) としてもよい。但し、εは例えば1桁分の幅である。
以上の実施例では、視野に一行しか入らない場合の処
理を示したが、視野の高さが複数行分あり、視野に複数
行入りうる場合は、各行毎に、前記実施例で説明したよ
うにしてフィールドを取り出してフォーマットチェック
を行えば、本発明は適用可能である。
〔発明の効果〕
本発明によって、視野幅よりも長いマルチフィールド
の行を読みとることのできる光学文字読取装置が実現で
きる。
これにより、光学文字読取装置の読取対象を広げるこ
とができ、本装置の利用範囲が広がる。
あるいは、値札へのフィールドの記載方法の選択の余
地が増える。たとえば、横長の商品に第7図(a)の様
な横長の値札を貼り付けて読ませることができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を使用した光学文字読取装置の構成例 第2図は、従来技術による光学文字読取装置 第3図は、一文字切り出し処理までの説明図 第4図は、一文字切り出し方法の説明図 第5図は、視野内の行の動きと文字認識結果の説明図 第6図は、値札の読み取り説明図 第7図は、マルチフィールドの値札の読取説明図 第8図は、本発明の第1実施例図 第9図は、本発明の第2実施例図 第10図は、本発明の第3実施例図 第11図は、本発明の第3実施例におけるマイクロプロセ
ッサの処理のフローチャート 第12図は、本発明の第4実施例におけるマイクロプロセ
ッサの処理のフローチャート 第13図は、左端フィールド削除処理の詳細フローチャー
ト 第14図は、右端フィールド削除処理の詳細フローチャー
ト(その1) 第15図は、右端フィールド削除処理の詳細フローチャー
ト(その2) 第16図は、本発明の第5実施例図である。 1……スキャナ、2……手 3……原稿、4……光源 5……レンズ系、6……イメージセンサ 7……制御二値化回路、8……画面メモリ 9、9′……一桁切り出し回路 10……一桁メモリ 11……一文字切り出し回路 12……一文字メモリ、13……文字識別回路 14……フォーマットチェック部 15……タイマー、16……前回レジスタ 17……比較器、18……出力制御部 21……各文字認識手段 22……フィールド選択手段 23……フォーマットチェック手段 24……出力判定手段 30……イメージセンサの視野 71……マルチフィールドの値札 81……フィールド分割部 82……フィールド位置判定部 83……フィールド取り出し部 91……端隣接判定部 92……フィールド境界検出部 93……端フィールド削除部 101……マイクロプロセッサ 102……ROM、103……RAM 161……フィールド長判定部 162……オアーゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の文字・記号等(以下、単に文字とい
    う)からなる所定の記載単位(以下、フィールドとい
    う)を認識対象とし、複数、たとえば、1フィールド分
    の文字を視野内に納めるイメージセンサとイメージセン
    サの捉えた画面の中の各文字を認識する手段を有し、イ
    メージセンサ筐体(スキャナ)を手で持って原稿に当て
    がうことで、その原稿上のマルチフィールド(複数のフ
    ィールドを1行に記載した行)の文字を読み取る光学文
    字読取装置において、 視野の中の各文字を認識し、認識結果と視野内における
    位置情報を出力する各文字認識手段と、 視野に入ったマルチフィールドの一部からその視野に完
    全に入っているフィールドを選び出すフィールド選択手
    段と フォーマットチェック手段と があり、 各文字認識手段から得られた認識結果の中から、位置情
    報を利用して視野に完全に入ったフィールドを選び出
    し、そのフィールドに対してのみ実質的にフォーマット
    チェックを行う事を特徴とする光学文字読取装置。
  2. 【請求項2】特許請求範囲第1項記載の光学文字読取装
    置において、 フィールド選択手段が主として 認識結果とその文字位置情報をフィールド毎の分割する
    フィールド分割部と 分割された各フィールドが視野の端に隣接しているか否
    かを判定するフィールド位置判定部と フィールドを選択して取り出すフィールド取り出し部と から成り立ち 認識結果とその文字位置情報をフィールド毎に分割し、
    分割された各フィールドに関して視野の端に隣接してい
    ないものだけを取り出すこと により、 視野に完全に入ったフィールドを選び出すことを特徴と
    する光学文字読取装置。
  3. 【請求項3】特許請求範囲第1項記載の光学文字読取装
    置において、 フィールド選択手段が主として 視野の端に認識した文字が隣接していることを判定する
    端隣接判定部と、 フィールドの境界を検出するフィールド境界検出部と 視野の端から最初のフィールド境界まで認識した文字を
    削除する端フィールド削除部とから成り立ち 端隣接判定手段が文字の視野端への隣接を検出すると、
    その端に最も近いフィールド境界まで認識した文字を削
    除すること により、 視野に完全に入ったフィールドを選び出すことを特徴と
    する光学文字読取装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項記載の光学文字読取
    装置において、 さらに、分割された各フィールドが所定長さ以上である
    か否かを判定するフィールド長判定部を有し、 認識結果とその文字位置情報をフィールド毎に分割し、
    分割された各フィールドに関して視野の端に隣接してい
    ないものまたは所定長さ以上の長さを持つものだけを取
    り出し、そのフィールドに対して実質的にフォーマット
    チェックを行うこと を特徴とする光学文字読取装置。
JP63000534A 1987-10-30 1988-01-04 光学文字読取装置 Expired - Lifetime JPH087775B2 (ja)

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JP62-276599 1987-10-30
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JPS5836391A (ja) * 1981-08-07 1983-03-03 Sankyo Co Ltd 新生理活性物質アンジオスタチン
JPS57118465U (ja) * 1981-12-28 1982-07-22
JPS6278685A (ja) * 1985-10-02 1987-04-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 光学式文字読取装置

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