JPH0877700A - テープレコーダ用ic - Google Patents

テープレコーダ用ic

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JPH0877700A
JPH0877700A JP17812995A JP17812995A JPH0877700A JP H0877700 A JPH0877700 A JP H0877700A JP 17812995 A JP17812995 A JP 17812995A JP 17812995 A JP17812995 A JP 17812995A JP H0877700 A JPH0877700 A JP H0877700A
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JP
Japan
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amplifier
terminal
audio signal
circuit
supplied
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JP17812995A
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English (en)
Inventor
Takafumi Nanbu
隆文 南部
Kazuaki Suda
一明 須田
Masamichi Kawabe
正道 川辺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープレコーダ用ICにおいて、外付けコン
デンサの数を減らす。 【構成】 再生ヘッドPBHDからのオーディオ信号が供給
される初段のアンプ11を設ける。この初段のアンプ1
1からのオーディオ信号が供給される中間段のアンプ1
2と、再生イコライザ用の抵抗器R18とを設ける。再生
時、初段のアンプ11の出力端に、抵抗器R18と、外付
けされたコンデンサC4との直列回路を接続してCR形
の再生イコライザアンプを構成する。この再生イコライ
ザアンプにより再生ヘッドPBHDからのオーディオ信号の
再生等化を行う。放送の受信時、初段のアンプ11を不
動作状態とする。外部のチューナ回路20からのオーデ
ィオ信号を、コンデンサC4を通じて中間段のアンプ1
2に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラジオ付きのテープ
レコーダに好適なテープレコーダ用ICに関する。
【0002】
【従来の技術】テープレコーダとして、放送の受信回路
を内蔵した、いわゆるラジカセ、すなわち、ラジオ付き
テープレコーダがある。
【0003】このようなテープレコーダにおいては、再
生イコライザアンプからのオーディオ信号と、チューナ
回路からのオーディオ信号とを選択的に出力アンプに供
給すればよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テープレコ
ーダの再生イコライザアンプにおいては、ヘッドにより
再生されたオーディオ信号に対して、所定の特性で低域
の増強を行う必要がある。そして、このため、一般のテ
ープレコーダ用のICにおいては、その再生イコライザ
アンプをNF形に構成している。すなわち、再生イコラ
イザアンプに負帰還をかけるとともに、その負帰還量を
高域では大きくすることにより、結果として、低域の増
強特性を得ている。しかし、そのようにして低域増強特
性を得るためには、コンデンサが必要となる。
【0005】また、一般に、テープレコーダ用のICに
おいては、再生イコライザアンプから出力アンプまでが
一体にIC化されている。したがって、そのようなIC
に外部のチューナ回路から放送のオーディオ信号を供給
する場合には、そのオーディオ信号の直流レベルによ
り、ICの内部の回路の動作点がずれないように、その
オーディオ信号を直流カット用のコンデンサを通じてI
Cに供給する必要がある。
【0006】この発明は、ラジオ付きのテープレコーダ
において、再生イコライザアンプに必要とされるイコラ
イザ用のコンデンサと、チューナ回路を接続するために
必要とされる直流カット用のコンデンサとの一方を省略
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、再生ヘッドPBHDからのオーディオ信号が供給される
初段のアンプ11と、この初段のアンプ11からのオー
ディオ信号が供給される中間段のアンプ12と、再生イ
コライザ用の抵抗器R18とを設ける。そして、再生時、
初段のアンプ11の出力端に、抵抗器R18と、外付けさ
れたコンデンサC4との直列回路が接続されてCR形の
再生イコライザアンプが構成され、この再生イコライザ
アンプにより再生ヘッドPBHDからのオーディオ信号の再
生等化が行われ、放送の受信時、初段のアンプ11が不
動作状態とされるとともに、外部のチューナ回路20か
らのオーディオ信号が、コンデンサC4を通じて中間段
のアンプ12に供給されるようにしたものである。
【0008】
【作用】再生時には、コンデンサC4が、CR形イコラ
イザアンプのイコライザ用コンデンサとして働き、放送
の聴取時には、コンデンサC4が、チューナ回路20と
IC10との間の直流カット用のコンデンサとして働
く。
【0009】
【実施例】図1に示す例においては、この発明を再生専
用機に適用した場合である。そして、参照符号10はテ
ープレコーダの再生用ICを示し、鎖線で囲った部分が
1チップIC化されている。また、T11〜T22は、その
外部接続端子(端子ピン)である。なお、このIC10
はステレオ用であるが、図1においては、紙面の都合に
より、IC10およびその周辺回路は、一方のチャンネ
ルの信号系についてのみ示す。
【0010】また、20は、ラジオ放送を受信するため
のチューナ回路を示し、これも主要部分が1チップIC
化されている。
【0011】そして、IC10は、再生イコライザ用の
アンプ11と、中間段のアンプ12と、出力用のアンプ
13とを有するとともに、アンプ11〜13の動作モー
ドを制御する再生制御回路19を有する。そして、一方
のチャンネルの再生ヘッドPBHDに、ピーキング用のコン
デンサC1が並列接続されるとともに、端子T11、T12
に接続され、端子T11がアンプ11の非反転入力端に接
続され、端子T12がバイパスコンデンサC2を通じて接
地される。
【0012】また、IC10には、例えば1.0Vのバイ
アス電圧を出力するバイアス回路18が設けられるとと
もに、端子T12がバイアス回路18に接続される。さら
に、バイアス回路18と、アンプ11の非反転入力端と
の間に、抵抗器R11が接続され、端子T13がバイパスコ
ンデンサC3を通じて接地され、端子T13とアンプ11
の反転入力端との間に、抵抗器R12が接続される。さら
に、アンプ11の出力端と、反転入力端との間に、負帰
還用の抵抗器R13が接続され、アンプ11の出力端が抵
抗器R14を通じて端子T15に接続されるとともに、アン
プ12の非反転入力端に接続される。
【0013】そして、アンプ12の非反転入力端および
反転入力端が、抵抗器R15、R16を通じてバイアス回路
18に接続され、アンプ12の出力端と反転入力端との
間に、負帰還用の抵抗器R17が接続される。
【0014】また、アンプ12の出力端が端子T17に接
続され、この端子T17が、コンデンサC5および音量調
整用の可変抵抗器R1を通じて接地され、この可変抵抗
器R1の出力端が端子T18に接続される。そして、端子
T18がアンプ13の入力端に接続され、その出力端が端
子T20に接続され、端子T20と接地との間に、ヘッドホ
ンの一方のチャンネルの音響ユニット(あるいはスピー
カ)HDPNが接続される。
【0015】さらに、端子T15と、チューナ回路20の
出力端との間に、コンデンサC4が接続されるととも
に、その出力端が端子T16に接続される。また、IC1
0には、スイッチ回路17が設けられ、端子T16とIC
内部の接地との間に、抵抗器R18およびスイッチ回路1
7が直列接続される。
【0016】そして、参照符号BATTは外部の電源用の電
池、例えば1.5Vの電池を示し、この電池BATTの出力電
圧が、電源端子T22にその動作電圧として供給され、こ
の端子T22に供給された電圧が、IC内部の各回路にそ
れらの動作電圧として供給される。また、電池BATTが、
スイッチSWRXを通じて端子T21に接続されるとともに、
チューナ回路20の電源ラインに接続され、端子T19と
接地との間に、スイッチSWPBが接続される。
【0017】この場合、スイッチSWRXは、放送の受信時
(聴取時)にオンとされ、他のときにはオフとされるも
のである。また、スイッチSWPBは、テープ再生時にオン
とされるものである。
【0018】そして、端子T19、T21の電圧が、スイッ
チSWPB、SWRXのオン・オフ状態を示す検出電圧として制
御回路19に供給され、制御回路19からスイッチ回路
17に制御信号が供給され、スイッチ回路17は、スイ
ッチSWRXがオフのとき、オンとされる。また、制御回路
19からはスイッチSWPB、SWRXのオン・オフにしたがっ
て各種の制御信号が出力され、それぞれの回路に供給さ
れる。なお、端子T14は接地端子である。
【0019】このような構成によれば、それぞれの動作
モードが以下のようにして実現される。
【0020】[テープ再生を行う場合]この場合には、
スイッチSWRXをオフ、スイッチSWPBをオンにする(ある
いは操作ボタンを操作したとき、結果として、そのよう
になるようにする)。
【0021】すると、端子T22に供給された電池電圧が
IC10の各部に供給され、ヘッドPBHDからのオーディ
オ信号が、アンプ11〜13により順に増幅されて音響
ユニットHDPNに供給される。
【0022】そして、この場合、スイッチSWRXがオフ
で、チューナ回路20には動作電圧は供給されていない
ので、チューナ回路20からはオーディオ信号は出力さ
れない。また、チューナ回路20の出力トランジスタ
(図示せず)は、例えばフローティング状態となり、そ
の出力インピーダンスは抵抗器R18に比べて十分に高く
なり、チューナ回路20は、コンデンサC4および端子
T16に対して等価的に接続されていない状態となる。
【0023】さらに、スイッチSWRXがオフなので、制御
回路19により、スイッチ回路17がオンとなる。した
がって、アンプ11の出力端には、抵抗器R14、コンデ
ンサC4および抵抗器R18の直列回路が接続されること
になり、これら素子R14〜R18により決まる特性で、ア
ンプ11から出力されるオーディオ信号の高域が減衰す
る。すなわち、素子R14〜R18により、アンプ11はC
R形のイコライザアンプとして動作する。
【0024】したがって、ヘッドPBHDからのオーディオ
信号は、アンプ11により再生等化が行われ、音響ユニ
ットHDPNには、その再生等化の行われたオーディオ信号
が供給されることになるので、音響ユニットHDPNにより
テープの再生音を聴くことができる。
【0025】[放送の聴取を行う場合]この場合には、
スイッチSWRXをオンにする(あるいは操作ボタンを操作
したとき、結果として、そのようになるようにする)。
なお、スイッチSWPBは、オン・オフのどちらでもよい。
【0026】すると、スイッチSWRXがオンなので、制御
回路19により、端子T22に供給された電池電圧が、ア
ンプ11には供給されなくなり、アンプ11は不動作状
態となる。したがって、アンプ11からは、信号が出力
されないとともに、その出力インピーダンスは十分に高
くなる。
【0027】さらに、スイッチSWRXがオンなので、制御
回路19により、スイッチ回路17がオフとされるとと
もに、スイッチSWRXがオンなので、電池BATTからスイッ
チSWRXを通じてチューナ回路20に動作電圧が供給され
る。
【0028】したがって、チューナ回路20から放送の
オーディオ信号が出力され、このオーディオ信号が、コ
ンデンサC4および端子T15を通じてアンプ12に供給
され、以後、アンプ12、13により増幅されて音響ユ
ニットHDPNに供給される。なお、この場合、スイッチ回
路17はオフなので、チューナ回路20からのオーディ
オ信号が、抵抗器R18およびスイッチ回路17を通じて
バイパスされることはない。
【0029】したがって、音響ユニットHDPNにより放送
を聴取することができる。
【0030】こうして、この再生回路によれば、再生ヘ
ッドPBHDからのオーディオ信号と、チューナ回路20か
らのオーディオ信号とを選択的に増幅してヘッドホンな
どに供給することができるが、この場合、特にこの再生
回路によれば、再生イコライザアンプ11をCR形に構
成するとともに、そのイコライザ用のコンデンサC4
を、IC10にチューナ回路20を接続するときの直流
カット用のコンデンサと兼用している。したがって、I
C10に外付けするコンデンサの数を減らすことができ
るので、結果として、コストダウン、製造工数の縮小、
信頼性の向上などを実現することができる。
【0031】また、IC10の端子T11、T12は、バイ
アス回路18により互いに等しい直流電位とされている
ので、ヘッドPBHDに直流電流の流れることがなく、した
がって、直流カット用のコンデンサを使用しなくても、
ヘッドPBHDをIC10に接続することができ、この点か
らも、コストダウン、製造工数の縮小、信頼性の向上な
どに寄与することができる。
【0032】図2に示す例においては、この発明を録音
再生機に適用した場合である。そして、IC10および
チューナ回路20は上述のとおり構成されている。
【0033】そして、参照符号30は録音用のICを示
し、鎖線で囲った部分が1チップIC化されている。ま
た、T31〜T43は、その外部接続端子(端子ピン)であ
る。なお、このIC30もステレオ用であるが、図2に
おいては、紙面の都合により、図1と同様、IC10、
30およびその周辺回路は、一方のチャンネルの信号系
についてのみ示す。
【0034】そして、IC30は、マイクロフォン用の
入力アンプ31と、出力用のアンプ32と、バイアス発
振回路33と、回路31〜33の動作モードを制御する
録音制御回路39とを有する。そして、バイアス発振回
路33の発振トランスT1の1次コイルL1が、端子T3
1、T32を通じて発振回路33に接続され、その2次コ
イルL2に共振用のコンデンサC6が並列接続される。ま
た、録音再生ヘッドRPHDの一方の端部がIC10の端子
T11に接続され、ヘッドRPHDの他方の端部が、コイルL
2およびコンデンサC6の並列回路を通じてIC10の端
子T12に接続される。
【0035】また、IC10の端子T11〜T13と接地と
の間に、コンデンサC1〜C3がそれぞれ接続され、IC
10の残る端子T14〜T22に対して上述と同様に外部の
回路あるいは素子が接続される。
【0036】さらに、マイクロフォンMICが、コンデン
サC7および端子T37を通じてアンプ31の入力端に接
続され、アンプ31の出力端が、端子T40を通じてIC
10の端子T15に接続されるとともに、端子T40が、コ
ンデンサC8および抵抗器R2の直列回路を通じて端子T
41に接続される。そして、この端子T41が、アンプ32
の非反転入力端に接続され、アンプ32の非反転入力端
および反転入力端が、抵抗器R31、R32を通じて端子T
42に共通に接続され、この端子T42がIC10の端子T
12に接続される。
【0037】また、アンプ32の出力端が端子T33に接
続されるとともに、この出力端にAGC電圧形成回路3
4が接続されてAGC電圧が形成され、このAGC電圧
がアンプ32の非反転入力端に供給される。なお、AG
C電圧形成回路34には、端子T35を通じて平滑用(時
定数用)のコンデンサC10が接続される。
【0038】さらに、端子T33が、録音イコライザ用の
コンデンサC9および抵抗器R3の並列回路を通じてヘッ
ドRPHDのホット側の端部に接続される。また、電池BATT
の電圧が、電源端子T39に動作電圧として供給され、こ
の端子T39に供給された電圧が、IC内部の各回路にそ
れらの動作電圧として供給される。さらに、端子T36、
T38がIC10の端子T19、T21に接続される。また、
端子T43に、録音時にオンとされるスイッチSWRECが接
続される。
【0039】そして、端子T36、T38、T43の電圧が、
スイッチSWPB、SWRX、SWRECのオン・オフ状態を示す検
出電圧として制御回路39に供給され、制御回路39か
らはスイッチSWPB、SWRX、SWRECのオン・オフにしたが
って各種の制御信号が出力され、それぞれの回路に供給
される。なお、端子T34は接地端子である。
【0040】このような構成によれば、それぞれの動作
モードが以下のようにして実現される。
【0041】[テープ再生を行う場合]この場合には、
スイッチSWRXをオフ、スイッチSWPBをオン、スイッチSW
RECをオフにする(あるいは操作ボタンを操作したと
き、結果として、そのようになるようにする)。
【0042】すると、スイッチSWRXがオフなので、チュ
ーナ回路20には、動作電圧は供給されず、チューナ回
路20からはオーディオ信号は出力されなくなる。ま
た、スイッチSWRECがオフなので、IC30は動作しな
い。さらに、端子T22に供給された電池電圧がIC10
の各部に供給され、アンプ11〜13がそれぞれ動作す
るようになる。
【0043】そして、このとき、ヘッドRPHDの、端子T
11とは反対側の端部は、素子L2、C6およびコンデンサ
C2を通じて接地されているので、ヘッドRPHDの出力信
号は、アンプ11に供給される。したがって、ヘッドPB
HDからのオーディオ信号が、アンプ11〜13により順
に増幅されて音響ユニットHDPNに供給される。
【0044】そして、この場合も、抵抗器R14、コンデ
ンサC4および抵抗器R18により、アンプ11はCR形
のイコライザアンプとして動作する。したがって、ヘッ
ドPBHDからのオーディオ信号は、アンプ11により再生
等化が行われ、音響ユニットHDPNには、その再生等化の
行われたオーディオ信号が供給されることになるので、
音響ユニットHDPNによりテープの再生音を聴くことがで
きる。
【0045】[放送の聴取を行う場合]この場合には、
スイッチSWRXをオン、スイッチSWRECをオフにする(あ
るいは操作ボタンを操作したとき、結果として、そのよ
うになるようにする)。なお、スイッチSWPBは、オン・
オフのどちらでもよい。
【0046】すると、スイッチSWRECがオフなので、I
C390が動作しない。また、IC10においては、図
1の例の[放送の聴取を行う場合]と同様の状態とな
る。
【0047】したがって、音響ユニットHDPNにより放送
を聴取することができる。
【0048】[放送の録音を行う場合]この場合には、
スイッチSWRXをオン、スイッチSWRECをオンにする(あ
るいは操作ボタンを操作したとき、結果として、そのよ
うになるようにする)。なお、スイッチSWPBは、オン・
オフのどちらでもよい。
【0049】すると、スイッチSWRXがオンなので、制御
回路19により、端子T22に供給された電池電圧が、ア
ンプ11には供給されなくなり、アンプ11は不動作状
態となる。したがって、アンプ11からは信号が出力さ
れない。
【0050】また、スイッチSWRECがオンなので、制御
回路39により、IC30は動作状態となる。ただし、
このとき、スイッチSWRXがオンなので、アンプ31だけ
は不動作状態とされ、マイクロフォンMICからのオーデ
ィオ信号はアンプ31において遮断される。
【0051】さらに、スイッチSWRXがオンなので、電池
BATTからスイッチSWRXを通じてチューナ回路20に動作
電圧が供給され、チューナ回路20から放送のオーディ
オ信号が出力される。そして、このオーディオ信号が、
コンデンサC4→コンデンサC8→抵抗器R2→端子T41
の信号ラインを通じてアンプ32に供給されて増幅され
る。そして、アンプ32からのオーディオ信号が、素子
C9、R3→ヘッドRPHD→素子L2、C6→コンデンサC2
の信号ラインを通じてヘッドRPHDに供給される。
【0052】また、このとき、発振回路33により交流
バイアス信号が形成され、その交流バイアス信号が、ト
ランスT1→ヘッドRPHD→コンデンサC1→コンデンサC
2→トランスT1の信号ラインを通じてヘッドRPHDに供給
される。
【0053】したがって、チューナ回路20からのオー
ディオ信号は、テープに交流バイアス記録される。な
お、このとき、チューナ回路20からのオーディオ信号
が、コンデンサC4および端子T15を通じてアンプ12
に供給されるので、録音内容をヘッドホンの音響ユニッ
トHDPNによりモニタすることができる。
【0054】[マイクロフォンMICにより録音を行う場
合]この場合には、スイッチSWRXをオフ、スイッチSWPB
をオフ、スイッチSWRECをオンにする(あるいは操作ボ
タンを操作したとき、結果として、そのようになるよう
にする)。
【0055】すると、スイッチSWRXがオンなので、制御
回路19により、端子T22に供給された電池電圧が、ア
ンプ11には供給されなくなり、アンプ11は不動作状
態となる。したがって、アンプ11からは信号は出力さ
れない。
【0056】また、スイッチSWRXがオフなので、チュー
ナ回路20からはオーディオ信号は出力されない。
【0057】さらに、スイッチSWRECがオンなので、制
御回路39により、IC30は動作状態となる。ただ
し、このとき、スイッチSWRXがオフなので、アンプ31
も動作状態とされる。
【0058】したがって、マイクロフォンMICからのオ
ーディオ信号は、アンプ31により増幅され、素子C
8、R2を通じてアンプ32に供給され、以後、放送の録
音の場合と同様にしてテープに交流バイアス記録され
る。なお、このとき、アンプ31からのオーディオ信号
が、端子T40から端子T15を通じてアンプ12に供給さ
れるので、録音内容をヘッドホンの音響ユニットHDPNに
よりモニタすることができる。
【0059】こうして、この回路によれば、放送の録音
やマイクロフォンによる録音を行うことができる。そし
て、この場合、IC10の端子T11、T12は、バイアス
回路18により互いに等しい直流電位となっているが、
端子T12の直流電位が端子T42に供給されるので、端子
T33も端子T12と等しい直流電位となっている。したが
って、端子T33のオーディオ信号を、素子C9、R3を通
じてヘッドRPHDに供給するとき、ヘッドRPHDに直流カッ
ト用のコンデンサを直列接続しなくても、そのオーディ
オ信号をヘッドRPHDに供給することができる。
【0060】したがって、この回路によれば、IC30
に外付けするコンデンサの数も減らすことができるの
で、結果として、さらなるコストダウン、製造工数の縮
小、信頼性の向上などを実現することができる。
【0061】なお、上述において、抵抗器R18の値をス
イッチ回路により切り換えるようにすれば、テープの種
類により再生イコライザ特性を変更することができる。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、再生ヘッドPBHDから
のオーディオ信号と、チューナ回路20からのオーディ
オ信号とを選択的に増幅してヘッドホンなどに供給する
ことができるが、この場合、特にこの発明によれば、再
生イコライザアンプ11をCR形に構成するとともに、
そのイコライザ用のコンデンサC4を、IC10にチュ
ーナ回路20を接続するときの直流カット用のコンデン
サと兼用するようにしている。したがって、IC10に
外付けするコンデンサの数を減らすことができるので、
結果として、コストダウン、製造工数の縮小、信頼性の
向上などを実現することができる。
【0063】また、IC10の端子T11、T12は、バイ
アス回路18により互いに等しい直流電位とされている
ので、ヘッドPBHDに直流電流の流れることがなく、した
がって、直流カット用のコンデンサを使用しなくても、
ヘッドPBHDをIC10に接続することができ、この点か
らも、コストダウン、製造工数の縮小、信頼性の向上な
どに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す接続図である。
【図2】この発明の他の例を示す接続図である。
【符号の説明】
10 再生用IC 11 再生イコライザ用のアンプ 12 中間段のアンプ 13 出力用のアンプ 19 再生制御回路 20 チューナ回路 30 録音用IC 31 マイクロフォン用の入力アンプ 32 出力用のアンプ 33 バイアス発振回路 34 AGC電圧形成回路 39 録音制御回路 HDPN ヘッドホンの音響ユニット MIC マイクロフォン PBHD 再生ヘッド RPHD 録音再生ヘッド SWPB 再生スイッチ SWREC 録音スイッチ SWRX チューナスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生ヘッドからのオーディオ信号が供給さ
    れる初段のアンプと、 この初段のアンプからのオーディオ信号が供給される中
    間段のアンプと、 再生イコライザ用の抵抗器とを有し、 再生時、上記初段のアンプの出力端に、上記抵抗器と、
    外付けされたコンデンサとの直列回路が接続されてCR
    形の再生イコライザアンプが構成され、 この再生イコライザアンプにより上記再生ヘッドからの
    オーディオ信号の再生等化が行われ、 放送の受信時、上記初段のアンプが不動作状態とされる
    とともに、 外部のチューナ回路からのオーディオ信号が、上記コン
    デンサを通じて上記中間段のアンプに供給されるように
    したテープレコーダ用IC。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のテープレコーダ用ICに
    おいて、 上記再生ヘッドの両端がそれぞれ接続される1対の端子
    を有し、 これら1対の端子の直流電位が互いに等しくなるように
    したテープレコーダ用IC。
JP17812995A 1994-06-29 1995-06-21 テープレコーダ用ic Pending JPH0877700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17812995A JPH0877700A (ja) 1994-06-29 1995-06-21 テープレコーダ用ic

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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