JPH0877392A - 自動券売装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各自動券売機の制御を駅事務室等に設けられ
ているＭＰＵで一括制御し、設備コストを下げる。 【構成】 自動券売機能を実現するための各種のユニッ
トを含んで構成された自動券売機本体と、その自動券売
機本体の券売制御動作のための演算機能を有する前記券
売機本体と別個に設けられた管理機と、前記自動券売機
本体と前記管理機との間で通信を行う通信手段とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は自動券売機に係り、特
に、複数の自動券売機を中央の制御器で一括制御できる
ようにしたものに関する。

【０００２】

【従来の技術】図２は、自動券売機が複数個（図示の例
ではｎ個）設置されている従来の自動券売装置の概略構
成図である。各自動券売機本体１０ａ〜１０ｎは同一構
成であるので、自動券売機本体１０ａを例に説明する。

【０００３】自動券売機本体１０ａには、自動券売機本
体１０ａから発券される乗車券に運賃等の所定の内容を
印字し、さらに、発行駅や発売日等の所定の内容の磁気
データを書込んで発券する発券ユニット２０ａ、自動券
売機本体１０ａに挿入された金銭（プリペイドカードも
含む）の種別や真偽を判定し、必要に応じて釣銭を排出
する金銭ユニット２０ｂ、選択釦群を駆動表示する表示
ユニット等の各種のユニット（図示の例ではｎ個のユニ
ット）が設けられている。上記各ユニット２０ａ〜２０
ｎは、自動券売機本体１０ａを統括的に制御するマイク
ロコンピュータから形成される制御器（以下、ＭＰＵと
いう）２１で制御されるように構成されている。

【０００４】図中、３０は、駅事務室等の管理室に設け
られた管理機であって、ＭＰＵ３１′と、上記各自動券
売機本体１０ａのＭＰＵ２１を接続するための通信制御
部３２とが設けられている。なお、上記ＭＰＵ３１′に
は、図示しないがテンキー、ディスプレイ及びプリンタ
が接続されていて、係員が、適宜、操作できるように、
例えば各自動券売機本体１０ａ〜１０ｎの売上の集計処
理等ができるように構成されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動券売装置は、大型の駅のように多数の自動券売
機本体が設置される場合、それぞれが独自にＭＰＵを有
して制御するように構成されているので、各自動券売機
本体の単価が高く、全体の設備コストがかさむ欠点があ
った。

【０００６】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、自動券売機本
体の設置台数が増加しても、設備コストを低減すること
のできる自動券売装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係る自動券売装
置は、上記目的を達成するために、運賃等の所定の印字
を行い、又は運賃等の所定のデータを書込んで乗車券を
発券する発券ユニット、あるいは投入された金銭を検銭
し、必要に応じて釣銭を排出する金銭ユニット等の自動
券売機能を実現するための各種のユニットを含んで構成
された自動券売機本体と、その自動券売機本体の券売制
御動作のための演算機能を有する前記券売機本体と別個
に設けられた管理機と、前記自動券売機本体と前記管理
機との間で通信を行う通信手段と、を有することを特徴
としている。また、前記自動券売機本体は複数個である
ことを特徴としている。

【０００８】

【作用】上記構成において、自動券売機能を実現するた
めの各種のユニットを含んで構成された自動券売機本体
と、その自動券売機本体の券売制御動作のための演算機
能を有する管理機とは、通信手段により接続されて通信
ネットワークを形成し、自動券売機は、管理機により制
御される。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、上記図２と同一構成要素については、同一
符号を用いて説明する。

【００１０】図１は、自動券売機が複数個（図示の例で
はｎ個）設置されている一実施例装置の概略構成図であ
る。各自動券売機本体１ａ〜１ｎは同一構成であるの
で、自動券売機本体１ａを例に説明する。

【００１１】自動券売機本体１ａには、自動券売機本体
１ａから発券される乗車券に運賃等の所定の内容を印字
し、さらに、発行駅や発売日等の所定の内容の磁気デー
タを書込んで発券する発券ユニット２ａ、自動券売機本
体１ａに挿入された金銭（プリペイドカードも含む）の
種別や真偽を判定し、必要に応じて釣銭を排出する金銭
ユニット２ｂ、選択釦群を駆動表示する表示ユニット等
の各種のユニット（図示の例ではｎ個のユニット）が設
けられている。

【００１２】上記各ユニット２ａ〜２ｎは、後述の駅事
務室等の管理室に設置された管理機３０と通信するため
の通信制御部３に接続されている。

【００１３】管理室に設けられた管理機３０は、従来の
管理機と同様に、各自動券売機本体１ａ〜１ｎの売上集
計処理等の機能を有している以外に、各自動券売機本体
１ａ〜１ｎの各ユニット２ａ〜２ｎを駆動制御し、所定
の発券処理を行うための機能を有するＭＰＵ３１が設け
られている。また、管理機３０には、自動券売機本体１
ａ側の通信制御部３と接続するための通信制御部３２が
設けられている。すなわち、各自動券売機本体１ａ〜１
ｎと管理機３０とは、一つの通信ネットワーク（ＬＡ
Ｕ）を形成している。なお、上記ＭＰＵ３１には、図示
しないがテンキー、ディスプレイ及びプリンタが接続さ
れていて、係員が、適宜、操作できるように、例えば各
自動券売機本体１ａ〜１ｎの売上の集計処理や各自動券
売機本体１ａ〜１ｎの釣銭硬貨のチェック等ができるよ
うに構成されている。

【００１４】上記構成の本実施例装置においては、各自
動券売機本体１ａ〜１ｎに独自のＭＰＵを持たず、管理
機３０のＭＰＵ３１で一括制御されるので、各自動券売
機本体１ａ〜１ｎのコストを低減でき、全体の設備コス
トを低減することができる。

【００１５】

【発明の効果】本発明に係る自動券売装置は、自動券売
機能を実現するための各種のユニットを含んで構成され
た自動券売機本体と、その自動券売機本体の券売制御動
作のための演算機能を有する前記券売機本体と別個に設
けられた管理機と、前記自動券売機本体と前記管理機と
の間で通信を行う通信手段とからなるので、自動券売機
本体に独自のＭＰＵを持たず、管理機のＭＰＵで一括制
御でき、設備コストを低減することができる。また、自
動券売機本体を複数個としたときは、全体の設備コスト
を低減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例装置の概略構成図である。

【図２】従来の装置の概略構成図である。

【符号の説明】

１ａ〜１ｎ 自動券売機本体 ２ａ〜２ｎ ユニット ３，３２ 通信制御部 ３０ 管理機 ３１ ＭＰＵ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 運賃等の所定の印字を行い、又は運賃等
   の所定のデータを書込んで乗車券を発券する発券ユニッ
   ト、あるいは投入された金銭を検銭し、必要に応じて釣
   銭を排出する金銭ユニット等の自動券売機能を実現する
   ための各種のユニットを含んで構成された自動券売機本
   体と、 前記自動券売機本体の券売制御動作のための演算機能を
   有する前記券売機本体と別個に設けられた管理機と、 前記自動券売機本体と前記管理機との間で通信を行う通
   信手段と、 を有することを特徴とする自動券売装置。
2. 【請求項２】 前記自動券売機本体は複数個であること
   を特徴とする請求項１記載の自動券売装置。